JP2012076785A - 移行中栓付き容器と該容器のリーク検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器体2内へ一部を挿入させて起立する注出筒1内から弱化部11を介して起立する筒状栓体10と、頂壁21から垂下した嵌合筒22を前記筒状栓体10へ抜出し不能にかつ回動自在に嵌合させると共に、前記頂壁21周縁から螺筒23を垂下して、該螺筒23を前記注出筒1外面へ螺合させ、さらに該注出筒1より上方の螺筒23部分を、締込み方向への回動が空転可能な歯車機構Mを介して前記筒状栓体10へ連結させたキャップ20とを備えた移行中栓付き容器において、前記弱化部11の破断前に前記螺筒23の歯車機構Mと前記注出筒1の上端面との間に間隙Gが形成可能に前記キャップ20のねじ込み量を規制可能な規制手段と、前記弱化部11の破断前には前記間隙Gを介して前記注出筒1を外気へ連通させると共に、開封による弱化部の破断後における再栓時には前記注出筒1の外気への連通を遮断する連通開閉手段とを設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、確実なリーク検査が行える移行中栓付き容器と弱化部のリーク検査方法を提供することを目的とする。
頂壁21から垂下した嵌合筒22を前記筒状栓体10へ抜出し不能にかつ回動自在に嵌合させると共に、前記頂壁21周縁から螺筒23を垂下して、該螺筒23を前記注出筒1外面へ螺合させ、さらに該注出筒1より上方の螺筒23部分を、締込み方向への回動が空転可能な歯車機構Mを介して前記筒状栓体10へ連結させたキャップ20とを備えた移行中栓付き容器において、
前記弱化部11の破断前に空気通路Gが形成可能に前記キャップ20のねじ込み量を規制可能な規制手段と、
前記弱化部11の破断前には前記注出筒1を外気へ連通させると共に、開封による弱化部の破断後における再栓時には前記注出筒1の外気への連通を遮断する連通開閉手段とを設けたことを特徴とする。
頂壁21から垂下した嵌合筒22を前記筒状栓体10へ抜出し不能にかつ回動自在に嵌合させると共に、前記頂壁21周縁から螺筒23を垂下して、該螺筒23を前記注出筒1外面へ螺合させ、さらに該注出筒1より上方の螺筒23部分を、締込み方向への回動が空転可能な歯車機構Mを介して前記筒状栓体10へ連結させたキャップ20とを備えた移行中栓付き容器において、
前記注出筒1の外面と前記螺筒23の内面とのいずれか一方に空気路28aを形成すると共に、前記キャップ20のねじ込み量を規制可能な規制手段を設け、
前記弱化部11の破断前には、前記規制手段により前記螺筒23の歯車機構Mと前記注出筒1の上端面との間に空気通路Gが形成可能に設けると共に、前記空気路28aと外気とを連通可能に設けることで、前記空気通路Gと前記空気路28aとを介して前記注出筒1が外気と連通可能に設け、
前記弱化部11の開封による破断後の再栓時には、前記螺筒23が下降して前記空気路28aと外気との連通を遮断可能に設けたことを特徴とする。
開封時における該キャップ20の開栓方向への回動時には、前記歯車機構Mを介して前記筒状栓体10が前記キャップ20と共に回動して前記弱化部11が破断することで前記注出筒1から分離して前記キャップ20へ移行可能に設け、
再栓時における前記キャップ20の締込み方向への回動で前記筒状栓体10が前記注出筒1内へ嵌合可能に設けたことを特徴とする。
前記弱化部11の破断前における前記キャップ20の締込み方向への回動時に、前記バージンリング40が下降して前記第2フランジ6へ係合可能に、かつ開封時における前記キャップ20の開栓方向への回動時に前記破断部41に上方への引張力が作用することで該破断部41が破断してバージンリング40が前記螺筒23から分離可能に設けたことを特徴とする。
前記破断部61を前記螺筒23の下端とバージンリング60の上端とのそれぞれに形成した突部62と、上下に対向する一対の前記突部62どうしを連結する連結帯63で形成し、
前記弱化部11の破断前における前記キャップ20の締込み方向への回動時に、前記バージンリング60が下降して前記第2フランジ6を強制乗越をえして前記第1フランジ5へ当接すると共に前記連結帯63が圧潰することにより前記キャップ20の下降を停止可能に設け、
開封時における前記キャップ20の開栓方向への回動時に、前記第2フランジ6へ係合保持された前記バージンリング60の前記破断部61の連結帯63が破断して該バージンリング60が前記螺筒23から分離可能に設け、
再栓時における前記キャップ20の締込み方向への回動時に、前記螺筒23の突部62が前記バージンリング60の隣接する突部62間のバージンリング部分の上端へ当接可能に形成することで、前記キャップ20の前記下降停止位置よりさらに該キャップ20の下降を許容可能にして、前記空気路28aと外気との連通を遮断可能に設けたことを特徴とする。
頂壁21から垂下した嵌合筒22を前記筒状栓体10へ抜出し不能にかつ回動自在に嵌合させると共に、前記頂壁21周縁から螺筒23を垂下して、該螺筒23を前記注出筒1外面へ螺合させ、さらに該注出筒1より上方の螺筒23部分を、締込み方向への回動が空転可能な歯車機構Mを介して前記筒状栓体10へ連結させたキャップ20と、
前記弱化部11の破断前に前記螺筒23の歯車機構Mと前記注出筒1の上端面との間に空気通路Gが形成可能に前記キャップ20のねじ込み量を規制可能な規制手段と、
前記弱化部11の破断前には前記空気通路Gを介して前記注出筒1を外気へ連通させると共に、開封による弱化部11の破断後における再栓時には前記注出筒1の外気への連通を遮断する連通開閉手段28a、30とを設けておき、
前記弱化部11の破断前に、前記注出筒1内へ検査空気を供給して、成形時に前記弱化部11に発生することがある欠陥部から注出筒1内の検査空気が筒状栓体10の下部外面と注出筒1の上端部内面との隙間、前記空気通路Gおよび前記連通開閉手段28a、30を介して流出する空気を検出して前記弱化部における欠陥部の有無を判断することを特徴とする。
キャップ20を注出筒1へ組付けるには、キャップ20周面に突設された一対の把持板20aを介してキャップ20を締込み方向へ回動させればよい。すると雄ねじと雌ねじとの螺合によりキャップ20は下降する。その間、歯車機構Mとしてのラチェットは空回りするからキャップ20の回転力は筒状栓体10に伝わることがなく、したがって筒状栓体10の弱化部11は破断することがない。
本実施形態では、キャップ螺筒23の下端から垂下するバージンリング60の破断部61は、螺筒23の下端に突設された突部62と、バージンリング60の上端に突設された突部62と、上下に対向する一対の突部62どうしを連結する連結帯63とにより構成される。
前記のようにキャップ20を注出筒1へ組付ける際には、キャップ20を締込み方向へ回動させるが、その際リーク検査のために、キャップ螺筒23の小内径部24下面と注出筒1上面との間に空気通路Gが存在する状態でキャップ20の締込みを停止させる。第1および第2実施形態ではリーク検査後、空気通路Gが存在する状態で流通過程に乗せられるが、本実施形態ではリーク検査後、さらにキャップ20を締込む点で第1及び第2実施形態と相違する。
5 第1フランジ
6 第2フランジ
10 筒状栓体
11 弱化部
14 爪
20 キャップ
21 頂壁
22 嵌合筒
23 螺筒
24 小内径部
25 爪
28a 空気路
30 シール部
40 バージンリング
51 供給装置
52 検出装置
60 バージンリング
62 突部
63 連結帯
G 空気通路
M 歯車機構
Claims (8)
- 容器体(2)内へ一部を挿入させて起立する注出筒(1)内から弱化部(11)を介して起立する筒状栓体(10)と、
頂壁(21)から垂下した嵌合筒(22)を前記筒状栓体(10)へ抜出し不能にかつ回動自在に嵌合させると共に、前記頂壁(21)周縁から螺筒(23)を垂下して、該螺筒(23)を前記注出筒1外面へ螺合させ、さらに該注出筒(1)より上方の螺筒(23)部分を、締込み方向への回動が空転可能な歯車機構(M)を介して前記筒状栓体(10)へ連結させたキャップ(20)とを備えた移行中栓付き容器において、
前記弱化部(11)の破断前に空気通路(G)が形成可能に前記キャップ(20)のねじ込み量を規制可能な規制手段と、
前記弱化部(11)の破断前には前記注出筒(1)を外気へ連通させると共に、開封による弱化部の破断後における再栓時には前記注出筒(1)の外気への連通を遮断する連通開閉手段と
を設けたことを特徴とする移行中栓付き容器。 - 容器体(2)内へ一部を挿入させて起立する注出筒(1)内から弱化部(11)を介して起立する筒状栓体(10)と、
頂壁(21)から垂下した嵌合筒(22)を前記筒状栓体(10)へ抜出し不能にかつ回動自在に嵌合させると共に、前記頂壁(21)周縁から螺筒(23)を垂下して、該螺筒(23)を前記注出筒(1)外面へ螺合させ、さらに該注出筒(1)より上方の螺筒(23)部分を、締込み方向への回動が空転可能な歯車機構(M)を介して前記筒状栓体(10)へ連結させたキャップ(20)とを備えた移行中栓付き容器において、
前記注出筒(1)の外面と前記螺筒(23)の内面とのいずれか一方に空気路(28a)を形成すると共に、前記キャップ(20)のねじ込み量を規制可能な規制手段を設け、
前記弱化部(11)の破断前には、前記規制手段により前記螺筒(23)の歯車機構(M)と前記注出筒(1)の上端面との間に空気通路(G)が形成可能に設けると共に、前記空気路(28a)と外気とを連通可能に設けることで、前記空気通路(G)と前記空気路(28a)とを介して前記注出筒(1)が外気と連通可能に設け、
前記弱化部(11)の開封による破断後の再栓時には、前記螺筒(23)が下降して前記空気路(28a)と外気との連通を遮断可能に設けた
ことを特徴とする移行中栓付き容器。 - 開封前に、キャップ(20)をさらに締込み方向へ回動させることで、歯車機構(M)の外側の爪(25)を締込み方向側の内側の爪(14)へ当接ないし近接可能に設けて、前記螺筒(23)を下降させることで前記空気路(28a)と外気との連通を遮断可能に設けたことを特徴とする請求項2記載の移行中栓付き容器。
- 前記注出筒(1)の外面と前記螺筒(23)の内面とのいずれか他方にシール部(30)を形成し、前記空気路(28a)を凹部で構成すると共に、前記シール部(30)を周方向へ延びる突部で構成し、前記弱化部の破断前には該突部と前記凹部との間に空気の流通を許容する隙間が形成可能に、また再栓時には前記突部が前記凹部から下方へ離間して前記注出筒(1)の外面へ気密に接触可能に設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の移行中栓付き容器。
- 前記弱化部(11)の破断前における前記キャップ(20)の締込み方向への回動時には前記キャップ(20)は下降可能に、
開封時における該キャップ(20)の開栓方向への回動時には、前記歯車機構Mを介して前記筒状栓体(10)が前記キャップ(20)と共に回動して前記弱化部(11)が破断することで前記注出筒1から分離して前記キャップ(20)へ移行可能に設け、
再栓時における前記キャップ(20)の締込み方向への回動で前記筒状栓体(10)が前記注出筒1内へ嵌合可能に設けたことを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の移行中栓付き容器。 - 前記キャップ(20)の螺筒23下端に破断部(41)を介してバージンリング(40)を設けると共に、前記注出筒1に第2フランジ(6)を形成し、
前記弱化部(11)の破断前における前記キャップ(20)の締込み方向への回動時に、前記バージンリング(40)が下降して前記第2フランジ6へ係合可能に、かつ開封時における前記キャップ(20)の開栓方向への回動時に前記破断部(41)に上方への引張力が作用することで該破断部(41)が破断してバージンリング(40)が前記螺筒(23)から分離可能に設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の移行中栓付き容器。 - 前記キャップ(20)の螺筒(23)下端に破断部(61)を介してバージンリング(60)を設けると共に、前記注出筒(1)に第1フランジ5及び第2フランジ(6)を形成し、
前記破断部(61)を前記螺筒(23)の下端とバージンリング(60)の上端とのそれぞれに形成した突部(62)と、上下に対向する一対の前記突部(62)どうしを連結する連結帯(63)で形成し、
前記弱化部(11)の破断前における前記キャップ(20)の締込み方向への回動時に、前記バージンリング(60)が下降して前記第2フランジ6を強制乗越えをして前記第1フランジ(5)へ当接すると共に前記連結帯(63)が圧潰することにより前記キャップ(20)の下降を停止可能に設け、
開封時における前記キャップ(20)の開栓方向への回動時に、前記第2フランジ(6)へ係合保持された前記バージンリング(60)の前記破断部(61)の連結帯(63)が破断して該バージンリング(60)が前記螺筒23から分離可能に設け、
再栓時における前記キャップ(20)の締込み方向への回動時に、前記螺筒(23)の突部(62)が前記バージンリング(60)の隣接する突部(62)間のバージンリング部分の上端へ当接可能に形成することで、前記キャップ(20)の前記下降停止位置よりさらに該キャップ(20)の下降を許容可能にして、前記空気路(28a)と外気との連通を遮断可能に設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の移行中栓付き容器。 - 容器体(2)内へ一部を挿入させて起立する注出筒(1)内から弱化部(11)を介して起立する筒状栓体(10)と、
頂壁(21)から垂下した嵌合筒(22)を前記筒状栓体(10)へ抜出し不能にかつ回動自在に嵌合させると共に、前記頂壁(21)周縁から螺筒(23)を垂下して、該螺筒(23)を前記注出筒1外面へ螺合させ、さらに該注出筒(1)より上方の螺筒(23)部分を、締込み方向への回動が空転可能な歯車機構(M)を介して前記筒状栓体(10)へ連結させたキャップ(20)と
前記弱化部(11)の破断前に前記螺筒23の歯車機構Mと前記注出筒1の上端面との間に空気通路(G)が形成可能に前記キャップ(20)のねじ込み量を規制可能な規制手段と、
前記弱化部(11)の破断前には前記空気通路Gを介して前記注出筒(1)を外気へ連通させると共に、開封による弱化部(11)の破断後における再栓時には前記注出筒(1)の外気への連通を遮断する連通開閉手段(28a、30)とを設けておき、
前記弱化部(11)の破断前に、前記注出筒(1)内へ検査空気を供給して、成形時に前記弱化部(11)に発生することがある欠陥部から注出筒(1)内の検査空気が筒状栓体(10)の下部外面と注出筒(1)の上端部内面との隙間、前記空気通路(G)および前記連通開閉手段(28a、30)を介して流出する空気を検出して前記弱化部における欠陥部の有無を判断することを特徴とする弱化部のリーク検査方法。
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