JP2012075228A - 冷却システムの診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度センサが設けられていない機器を含む複数の機器を冷却する冷却システムの異常を判定する。
【解決手段】第1インバータ210、第2インバータ220およびコンバータ200は、共通の冷却媒体によって冷却される。第1インバータ210、第2インバータ220およびコンバータ200のうち、コンバータ200に対しては温度センサが設けられていない。第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えた場合には、第1インバータ210の温度が上昇し得るように、第1インバータ210の発熱量が増大される。第1インバータ210の温度および第2インバータ220の温度の両方が第2しきい値を超えると、冷却システム300が異常であると判定される。
【選択図】図6

Description

本発明は、冷却システムの診断装置に関し、特に複数の機器を共通の冷却媒体で冷却する冷却システムを診断する技術に関する。
電動モータを駆動源として搭載したハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車などが知られている。これらの車両には、電動モータに電力を供給したり、バッテリに電力を供給したりするためのインバータおよびコンバータなどの複数の電子機器が搭載される。これらの電子機器には電流が流れるため、当然ながら発熱する。したがって、インバータおよびコンバータを冷却するための冷却システムが必要である。たとえば、インバータおよびコンバータの各々を共通の冷却水で冷却するように構成された冷却システムが用いられる。たとえば電動のウォーターポンプが、冷却水を冷却システムの循環経路内で循環させる。
冷却システムの異常などによりインバータおよびコンバータが正常に冷却されない場合には、インバータおよびコンバータの温度上昇を抑制するための何らかの処置が必要である。したがって、インバータおよびコンバータが正常に冷却されないこと、すなわち、冷却システムの異常を検出することが必要である。
特開2010−51040号公報(特許文献1)は、昇圧コンバータ、第1インバータおよび第2インバータがそれぞれ備えるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の測定温度に基づいて冷却系の異常を検出することを開示する。
特開2010−51040号公報
コストの観点からは、車両に搭載する温度センサの数は少ない方が好ましい。したがって、複数の電子機器のうちのいずれかの電子機器の温度センサを削減することが考えられる。しかしながら、いずれかの電子機器の温度センサを削減した場合、特開2010−51040号公報に記載の方法を用いて冷却システムの異常を判定できなくなり得る。特開2010−51040号公報には、いずれかの電子機器の温度センサを削減した場合にどのようにして冷却システムの異常を判定するかについての開示はない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、温度センサが設けられていない機器を含む複数の機器を冷却する冷却システムの異常を判定することである。
第1の発明に係る冷却システムの診断装置は、第1の機器、第2の機器および第3の機器を共通の冷却媒体で冷却する冷却システムの診断装置である。診断装置は、第1の機器の温度を検出する第1の温度センサと、第2の機器の温度を検出する第2の温度センサと、第2の温度センサにより検出される温度が第1のしきい値を超えた場合、第1の機器の発熱量を増大するための増大手段と、第1の機器の発熱量が増大された状態において、第1の温度センサにより検出される温度および第2の温度センサにより検出される温度の両方が第2のしきい値を超えた場合、冷却システムが異常であると判定するための判定手段とを備える。
この構成によると、第1の機器、第2の機器および第3の機器のうち、第3の機器に対して温度センサが設けられていない。第2の機器の温度が第1のしきい値を超えた場合には、第1の機器の温度が上昇し得るように、第1の機器の発熱量が増大される。第2の機器の温度だけが過剰であれば、第2の温度センサが異常である可能性があるため、冷却システムは異常であるとは判定されない。第2の機器の温度だけでなく第1の機器の温度が過剰になると、第2の温度センサではなく冷却システムが異常である可能性が高い。よって、冷却システムが異常であると判定される。これにより、温度センサが設けられていない機器を含む複数の機器を冷却する冷却システムの異常を判定することができる。
第2の発明に係る冷却システムの診断装置は、第2の温度センサにより検出される温度が第1のしきい値を超えた場合、第3の機器の発熱量を低減するための低減手段をさらに備える。
この構成によると、冷却システムが異常である可能性がある場合には、異常を判定する前に、第3の機器の発熱量が低減される。これにより、異常の検出が遅れても、第3の機器の温度の過剰な上昇を防ぐことができる。
第3の発明に係る冷却システムの診断装置においては、第1の機器は、発電機に接続された第1のインバータである。第2の機器は、電動モータに接続された第2のインバータである。第3の機器は、第2のインバータに接続されたコンバータである。増大手段は、第2の温度センサにより検出される温度が第1のしきい値を超えた場合、発電機に発電させる。低減手段は、第2の温度センサにより検出される温度が第1のしきい値を超えた場合、電動モータの出力トルクを低減する。
この構成によると、発電機が発電することにより、第1のインバータが扱う電力が増大する。よって、第1のインバータの発熱量が増大される。電動モータの出力トルクが低減することによって、第2のインバータに接続されたコンバータが扱う電力が減少する。よって、コンバータの発熱量が低減される。
第4の発明に係る冷却システムの診断装置においては、冷却システムは、電動モータおよびエンジンを駆動源として有する車両に搭載される。診断装置は、第2の温度センサにより検出される温度が第1のしきい値を超えた場合、エンジンを駆動するための手段をさらに備える。
この構成によると、電動モータの出力トルクを低減することによって不足し得る駆動力を、エンジンを用いて補うことができる。
第5の発明に係る冷却システムの診断装置は、発電機が発電する状態において、第1の温度センサにより検出される温度および第2の温度センサにより検出される温度の両方が第2のしきい値よりも低いと、発電機の発電量を増大するとともに、電動モータの出力トルクを増大するための手段をさらに備える。
この構成によると、第1のインバータの発熱量および第2のインバータの発熱量の両方が少ないために、冷却システムが異常であっても第1のインバータの温度および第2のインバータの温度が上昇しない場合には、第1インバータの発熱量および第2のインバータの発熱量が増大される。すなわち、冷却システムの異常を判定することができない場合には、第1インバータの発熱量および第2のインバータの発熱量が増大される。これにより、第1のインバータの温度および第2のインバータの温度に基づいて冷却システムの異常を判定できる。
第6の発明に係る冷却システムの診断装置は、第1の機器の発熱量が増大された状態において、第1の温度センサにより検出される温度および第2の温度センサにより検出される温度の両方が第2のしきい値よりも低いと、第1の機器の発熱量をさらに増大するとともに、第2の機器の発熱量を増大するための手段をさらに備える。
この構成によると、第1の機器および第2の機器の発熱量の両方が少ないために、冷却システムが異常であっても第1の機器の温度および第2の機器の温度が上昇しない場合には、第1の機器および第2の機器の発熱量が増大される。すなわち、冷却システムの異常を判定することができない場合には、第1の機器の発熱量および第2の機器の発熱量が増大される。これにより、第1の機器の温度および第2の機器の温度に基づいて冷却システムの異常を判定できる。
第7の発明に係る冷却システムの診断装置は、第3の機器の温度を推定するための第1の推定手段と、冷却システムが異常であると判定されると、第1の推定手段に比べて第3の機器の温度を高く推定するための第2の推定手段とをさらに備える。
この構成によると、冷却システムが異常である場合には、冷却システムが正常である場合に比べて、第3の機器の温度が高くなり得るため、第3の機器の温度が高く推定される。これにより、第3の機器の実際の温度と推定温度との乖離を小さくできる。
ハイブリッド車を示す概略構成図である。 エンジンが駆動する期間および停止する期間を示す図である。 エンジンの動作線と等パワー線とを示す図である。 動力分割機構の共線図を示す図である。 ハイブリッド車の電気システムを示す図である。 冷却システムを示す図である。 ECUの機能ブロック図である。 ECUが実行する処理の制御構造を示すフローチャートである。 リアモータジェネレータを搭載したハイブリッド車を示す概略構成図である。 リアモータジェネレータを搭載したハイブリッド車の電気システムを示す図である。 リアモータジェネレータを搭載したハイブリッド車の冷却システムを示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、ハイブリッド車には、エンジン100と、第1モータジェネレータ110と、第2モータジェネレータ120と、動力分割機構130と、減速機140と、バッテリ150とが搭載される。
エンジン100、第1モータジェネレータ110、第2モータジェネレータ120、バッテリ150は、ECU(Electronic Control Unit)170により制御される。ECU170は複数のECUに分割するようにしてもよい。
エンジン100は、内燃機関である。燃料と空気の混合気が燃焼室内で燃焼することよって、出力軸であるクランクシャフトが回転する。エンジン100から排出される排気ガスは、触媒102によって浄化された後、車外に排出される。触媒102は、特定の温度まで暖機されることによって浄化作用を発揮する。触媒102の暖機は、排気ガスの熱を利用して行なわれる。触媒102は、たとえば三元触媒である。
エンジン100の冷却水は、ハイブリッド車に搭載された空調装置104を通って循環する。空調装置104は、エンジン100の冷却水を用いて車室内の空気を加熱する。より具体的には、ヒータコアに導入された冷却水と空気とが熱交換され、暖められた空気が車室内に送られる。なお、空調装置104には周知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
ハイブリッド車は、エンジン100および第2モータジェネレータ120のうちの少なくともいずれか一方からの駆動力により走行する。すなわち、エンジン100および第2モータジェネレータ120のうちのいずれか一方もしくは両方が、運転状態に応じて駆動源として自動的に選択される。
たとえば、運転者がアクセルペダル172を操作した結果に応じて、エンジン100および第2モータジェネレータ120が制御される。アクセルペダル172の操作量(アクセル開度)は、アクセル開度センサ(図示せず)により検出される。
図2に示すように、ハイブリッド車の出力パワーがエンジン始動しきい値より小さいと、第2モータジェネレータ120の駆動力のみを用いてハイブリッド車が走行する。この場合、エンジン100が停止される。ただし、バッテリ150の残存容量(SOC:State Of Charge)が小さい場合などには、発電などのためにエンジン100が駆動する場合がある。
出力パワーは、ハイブリッド車の走行に用いられるパワーとして設定される。出力パワーは、たとえば、アクセル開度および車速などをパラメータに有するマップに従ってECU170により算出される。なお、出力パワーを算出する方法はこれに限らない。なお、出力パワーの代わりに、トルク、加速度、駆動力およびアクセル開度などを用いるようにしてもよい。
ハイブリッド車の出力パワーがエンジン始動しきい値以上になると、エンジン100が駆動される。これにより、第2モータジェネレータ120の駆動力に加えて、もしくは代わりに、エンジン100の駆動力を用いてハイブリッド車が走行する。また、エンジン100の駆動力を用いて第1モータジェネレータ110が発電した電力が第2モータジェネレータ120に直接供給される。
図3に示すように、エンジン100の動作点、すなわちエンジン回転数NEおよび出力トルクTEは、出力パワーと動作線との交点により定まる。
出力パワーは、等パワー線によって示される。動作線は、実験およびシミュレーションの結果に基づいて、開発者により予め定められる。動作線は、燃費が最適(最小)になるようにエンジン100が駆動することができるように設定される。すなわち、動作線に沿ってエンジン100が駆動することにより、最適な燃費が実現される。ただし、予め定められたトルクTE1から予め定められたトルクTE2までの区間において、動作線は、振動および騒音が減少するように設定される。なお、動作線の設定方法はこれらに限らない。
図1に戻って、エンジン100、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120は、動力分割機構130を介して接続されている。エンジン100が発生する動力は、動力分割機構130により、2経路に分割される。一方は減速機140を介して前輪160を駆動する経路である。もう一方は、第1モータジェネレータ110を駆動させて発電する経路である。
第1モータジェネレータ110は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルを備える、三相交流回転電機である。第1モータジェネレータ110は、動力分割機構130により分割されたエンジン100の動力により発電する。第1モータジェネレータ110により発電された電力は、車両の走行状態や、バッテリ150の残存容量の状態に応じて使い分けられる。たとえば、通常走行時では、第1モータジェネレータ110により発電された電力はそのまま第2モータジェネレータ120を駆動させる電力となる。一方、バッテリ150のSOCが予め定められた値よりも低い場合、第1モータジェネレータ110により発電された電力は、後述するインバータにより交流から直流に変換される。その後、後述するコンバータにより電圧が調整されてバッテリ150に蓄えられる。
第1モータジェネレータ110が発電機として作用している場合、第1モータジェネレータ110は負のトルクを発生している。ここで、負のトルクとは、エンジン100の負荷となるようなトルクをいう。第1モータジェネレータ110が電力の供給を受けてモータとして作用している場合、第1モータジェネレータ110は正のトルクを発生する。ここで、正のトルクとは、エンジン100の負荷とならないようなトルク、すなわち、エンジン100の回転をアシストするようなトルクをいう。なお、第2モータジェネレータ120についても同様である。
第2モータジェネレータ120は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルを備える、三相交流回転電機である。第2モータジェネレータ120は、バッテリ150に蓄えられた電力および第1モータジェネレータ110により発電された電力のうちの少なくともいずれかの電力により駆動する。
第2モータジェネレータ120の駆動力は、減速機140を介して前輪160に伝えられる。これにより、第2モータジェネレータ120はエンジン100をアシストしたり、第2モータジェネレータ120からの駆動力により車両を走行させたりする。なお、前輪160の代わりにもしくは加えて後輪を駆動するようにしてもよい。
ハイブリッド車の回生制動時には、減速機140を介して前輪160により第2モータジェネレータ120が駆動され、第2モータジェネレータ120が発電機として作動する。これにより第2モータジェネレータ120は、制動エネルギを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。第2モータジェネレータ120により発電された電力は、バッテリ150に蓄えられる。
動力分割機構130は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含む遊星歯車から構成される。ピニオンギヤは、サンギヤおよびリングギヤと係合する。キャリアは、ピニオンギヤが自転可能であるように支持する。サンギヤは第1モータジェネレータ110の回転軸に連結される。キャリアはエンジン100のクランクシャフトに連結される。リングギヤは第2モータジェネレータ120の回転軸および減速機140に連結される。
エンジン100、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120が、遊星歯車からなる動力分割機構130を介して連結されることで、エンジン100、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120の回転数は、図4に示すように、共線図において直線で結ばれる関係になる。
図1に戻って、バッテリ150は、複数のバッテリセルを一体化したバッテリモジュールを、さらに複数直列に接続して構成された組電池である。バッテリ150の電圧は、たとえば200V程度である。バッテリ150には、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120の他、車両の外部の電源から供給される電力が充電される。なお、バッテリ150の代わりにもしくは加えてキャパシタを用いるようにしてもよい。
図5を参照して、ハイブリッド車の電気システムについてさらに説明する。ハイブリッド車には、コンバータ200と、第1インバータ210と、第2インバータ220と、システムメインリレー230とが設けられる。
コンバータ200は、リアクトルと、二つのnpn型トランジスタと、二つダイオードとを含む。リアクトルは、各バッテリの正極側に一端が接続され、2つのnpn型トランジスタの接続点に他端が接続される。
2つのnpn型トランジスタは、直列に接続される。npn型トランジスタは、ECU170により制御される。各npn型トランジスタのコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオードがそれぞれ接続される。
なお、npn型トランジスタとして、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。npn型トランジスタに代えて、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)等の電力スイッチング素子を用いることができる。
バッテリ150から放電された電力を第1モータジェネレータ110もしくは第2モータジェネレータ120に供給する際、電圧がコンバータ200により昇圧される。逆に、第1モータジェネレータ110もしくは第2モータジェネレータ120により発電された電力をバッテリ150に充電する際、電圧がコンバータ200により降圧される。
コンバータ200と、各インバータとの間のシステム電圧VHは、電圧センサ180により検出される。電圧センサ180の検出結果は、ECU170に送信される。
第1インバータ210は、U相アーム、V相アームおよびW相アームを含む。U相アーム、V相アームおよびW相アームは並列に接続される。U相アーム、V相アームおよびW相アームは、それぞれ、直列に接続された2つのnpn型トランジスタを有する。各npn型トランジスタのコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードがそれぞれ接続される。そして、各アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、第1モータジェネレータ110の各コイルの中性点112とは異なる端部にそれぞれ接続される。
第1インバータ210は、バッテリ150から供給される直流電流を交流電流に変換し、第1モータジェネレータ110に供給する。また、第1インバータ210は、第1モータジェネレータ110により発電された交流電流を直流電流に変換する。
第2インバータ220は、U相アーム、V相アームおよびW相アームを含む。U相アーム、V相アームおよびW相アームは並列に接続される。U相アーム、V相アームおよびW相アームは、それぞれ、直列に接続された2つのnpn型トランジスタを有する。各npn型トランジスタのコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードがそれぞれ接続される。そして、各アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、第2モータジェネレータ120の各コイルの中性点122とは異なる端部にそれぞれ接続される。
第2インバータ220は、バッテリ150から供給される直流電流を交流電流に変換し、第2モータジェネレータ120に供給する。また、第2インバータ220は、第2モータジェネレータ120により発電された交流電流を直流電流に変換する。
コンバータ200、第1インバータ210および第2インバータ220は、ECU170により制御される。図6に示すように、第1インバータ210、第2インバータ220およびコンバータ200は、冷却システム300により冷却される。冷却システム300は、第1インバータ210、第2インバータ220およびコンバータ200を、共通の冷却媒体(たとえば冷却水)で冷却する。冷却媒体は、第1インバータ210、第2インバータ220およびコンバータ200を通る経路内を循環する。冷却媒体は、ポンプ302によって循環せしめられる。
第1インバータ210の温度は、第1温度センサ310により検出され、検出結果を表す信号がECU170に入力される。第2インバータ220の温度は、第2温度センサ320により検出され、検出結果を表す信号がECU170に入力される。コンバータ200に対しては温度センサは設けられない。コンバータ200の温度はECU170によって推定される。ECU170は、たとえばコンバータ200の作動状態(電圧、電流、作動時間など)に基づいて、コンバータ200の温度が推定される。シミュレーションおよび実験などに基づいて定められたマップなどにより、コンバータ200の温度が推定される。なお、コンバータ200の温度を推定する方法はこれに限らない。
図5に戻って、システムメインリレー230は、バッテリ150とコンバータ200との間に設けられる。システムメインリレー230は、バッテリ150と電気システムとを接続した状態および遮断した状態を切換えるリレーである。システムメインリレー230が開いた状態であると、バッテリ150が電気システムから遮断される。システムメインリレー230が閉じた状態であると、バッテリ150が電気システムに接続される。
システムメインリレー230の状態は、ECU170により制御される。たとえば、ECU170が起動すると、システムメインリレー230が閉じられる。ECU170が停止する際、システムメインリレー230が開かれる。
図7を参照して、本実施の形態におけるECU170の機能について説明する。なお、以下に説明する機能は、ハードウェアにより実現してもよく、ソフトウェアにより実現してもよく、ハードウェアとソフトウェアとの協働によって実現してもよい。
ECU170は、低減部400と、駆動部402と、第1増大部404と、判定部406と、第2増大部408と、第1推定部411と、第2推定部412とを備える。
低減部400は、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えた場合、コンバータ200の発熱量を低減する。より具体的には、低減部400は、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えた場合、第2モータジェネレータ120の出力トルクを低減する。これにより、コンバータ200が扱う電力が低減される。その結果、コンバータ200の発熱量が低減される。出力トルクの低減量および第1しきい値は、開発者によって任意に定められる。
駆動部402は、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えた場合、すなわち第2モータジェネレータ120の出力トルクが低減されると、エンジン100を駆動する。たとえば、第2モータジェネレータ120の出力パワーの低下量と同等のパワーを出力するように、エンジン100が駆動される。これにより、車両全体としてのパワーが維持される。
第1増大部404は、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えた場合、第1インバータ210の発熱量を増大する。より具体的には、第1増大部404は、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えた場合、第1モータジェネレータ110に発電させる。これにより、第1インバータ210が扱う電力が増大する。そのため、第1インバータ210の発熱量が増大される。なお、第1モータジェネレータ110が既に発電している場合には、第1モータジェネレータ110の発電量を増大するようにしてもよい。
判定部406は、第1インバータ210の発熱量が増大された状態において、第1温度センサ310により検出される第1インバータ210の温度および第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度の両方が第2しきい値を超えた場合、冷却システム300が異常であると判定する。たとえば、ポンプ302が故障していると判定される。
第2しきい値は、開発者によって任意に定められる。一例として、第2しきい値は、第1しきい値よりも大きい。第2しきい値と第1しきい値とが同じであってもよい。第2しきい値が第1しきい値より小さくてもよい。
第2増大部408は、第1インバータ210の発熱量が増大された状態において、第1温度センサ310により検出される第1インバータ210の温度および第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度の両方が第2しきい値よりも低いと、第1インバータ210の発熱量をさらに増大するとともに、第2インバータ220の発熱量を増大する。
より具体的には、第2増大部408は、第1モータジェネレータ110が発電する状態において、第1温度センサ310により検出される第1インバータ210の温度および第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度の両方が第2しきい値よりも低いと、第1モータジェネレータ110の発電量を増大するとともに、第2モータジェネレータ120の出力トルクを増大する。
要するに、バッテリ150への充電量が増大される。バッテリ150への充電量を増大するために、第1モータジェネレータ110のトルク(第1モータジェネレータ110を駆動するために必要なトルク)を大きくすることによって第1モータジェネレータ110の発電量が増大される。その結果、エンジン100が出力するトルクのうち、発電に用いられるトルクの割り合いが増大する一方、ハイブリッド車の走行に用いられるトルクの割合が減少する。駆動力の減少を補うべく、第2モータジェネレータ120の出力トルクが増大される。
第1推定部411は、コンバータ200の温度を推定する。より具他的には、第1推定部411は、冷却システム300が正常であると判定されている間(異常であると判定される前)において、コンバータ200の温度を推定する。
第2推定部412は、冷却システム300が異常であると判定されると、第1推定部411に比べてコンバータ200の温度を高く推定する。
図8を参照して、ECU170が実行する処理の制御構造について説明する。
ステップ(以下ステップをSと略す)100にて、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度が第1しきい値以上であるか否かが判断される。
たとえば、ハイブリッド車が第2モータジェネレータ120の駆動力のみにより走行している状態において、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えると(S100にてYES)、第2モータジェネレータ120の出力トルクが低減される(S102)。さらに、エンジン100が駆動され(S104)、第1モータジェネレータ110が発電を開始する(S106)。
その後、第1温度センサ310により検出される第1インバータ210の温度および第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度の両方が第2しきい値よりも低いと(S108にてYES)、第1モータジェネレータ110の発電量および第2モータジェネレータ120の出力トルクが増大される(S110)。すなわち、バッテリ150への充電量が増大される。
この状態において、たとえば、第1温度センサ310により検出される第1インバータ210の温度および第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度のうちの一方のみが第2しきい値以上であると(S112にてNO)、第2しきい値以上の温度を示す温度センサが異常である可能性がある。この場合、冷却システム300自体は異常とは判断されない。したがって、通常時の態様でコンバータ200の温度が推定される(S114)。
第1温度センサ310により検出される第1インバータ210の温度および第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度の両方が第2しきい値より低い場合(S112にてNO)も、通常時の態様でコンバータ200の温度が推定される(S114)。
一方、第1温度センサ310により検出される第1インバータ210の温度および第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度の両方が第2しきい値以上であると(S112にてYES)、すなわち、2つのインバータの温度が同時に高いと、冷却システム300が異常である可能性が高い。よって、冷却システム300が異常であると判定される(S116)。
この場合、コンバータ200は正常に冷却されていないため、コンバータ200の温度が通常時よりも高く推定される(S118)。
以上のように、本実施の形態によると、第1インバータ210、第2インバータ220およびコンバータ200のうち、コンバータ200に対しては温度センサが設けられていない。第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えた場合には、第1インバータ210の温度が上昇し得るように、第1インバータ210の発熱量が増大される。第2インバータ220の温度だけが過剰であれば、第2温度センサ320が異常である可能性があるため、冷却システムは異常であるとは判定されない。第2インバータ220の温度だけでなく第1インバータ210の温度が過剰になると、第2温度センサ320ではなく冷却システム300が異常である可能性が高い。よって、冷却システムが異常であると判定される。これにより、温度センサが設けられていない機器を含む複数の機器を冷却する冷却システムの異常を判定することができる。
<その他の実施の形態>
前述した実施の形態においては、第1インバータ210、第2インバータ220およびコンバータ200のうち、コンバータ200に対しては温度センサを設けていなかったが、第1インバータ210または第2インバータ220に対して温度センサを設けないようにしてもよい。すなわち、第1インバータ210およびコンバータ200に温度センサを設け、第2インバータ220に対して温度センサを設けないようにしてもよい。同様に、第2インバータ220およびコンバータ200に温度センサを設け、第1インバータ210に対して温度センサを設けないようにしてもよい。
第1インバータ210およびコンバータ200に温度センサを設け、第2インバータ220に対して温度センサを設けないようにした場合は、第1インバータ210の温度およびコンバータ200の温度に基づいて冷却システム300を診断するようにしてもよい。すなわち、第1インバータ210の温度およびコンバータ200の温度の両方が第2しきい値を超えると、冷却システム300が異常であると判定するようにしてもよい。
たとえば、第1モータジェネレータ110が発電した電力をコンバータ200を介してバッテリ150に充電している状態において、第1インバータ210の温度およびコンバータ200の温度の両方が第2しきい値を超えると、冷却システム300が異常であると判定するようにしてもよい。
第1インバータ210の温度およびコンバータ200の温度上昇が不十分であり、冷却システム300を診断し得ない場合には、バッテリ150への充電量を増大するようにしてもよい。すなわち、第1インバータ210およびコンバータ200の発熱量を増大するようにしてもよい。
第2インバータ220およびコンバータ200に温度センサを設け、第1インバータ210に対して温度センサを設けないようにした場合は、第2インバータ220の温度およびコンバータ200の温度に基づいて冷却システム300を診断するようにしてもよい。すなわち、第2インバータ220の温度およびコンバータ200の温度の両方が第2しきい値を超えると、冷却システム300が異常であると判定するようにしてもよい。
たとえば、第2モータジェネレータ120の駆動力のみを用いて(エンジン100を停止して)車両が走行している状態において、第2インバータ220の温度およびコンバータ200の温度の両方が第2しきい値を超えると、冷却システム300が異常であると判定するようにしてもよい。
DCDCコンバータおよび空調装置104のインバータなどの機器が、コンバータ200、第1インバータ210および第2インバータ220とともに冷却システム300によって共通の冷却媒体で冷却される場合には、DCDCコンバータまたは空調装置104のインバータの温度を考慮するようにしてもよい。
たとえば、第2モータジェネレータ120の駆動力のみを用いて(エンジン100を停止して)車両が走行している状態において、第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えると空調装置104のインバータの負荷を増大するようにしてもよい。その後、第2温度センサ320によって検出される第2インバータ220の温度および温度センサによって検出される空調装置104のインバータの温度の両方が第2しきい値を超えると、冷却システム300が異常であると判定するようにしてもよい。
同様に、第2モータジェネレータ120の駆動力のみを用いて(エンジン100を停止して)車両が走行している状態において、第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えるとDCDCコンバータの負荷を増大するようにしてもよい。その後、第2温度センサ320によって検出される第2インバータ220の温度および温度センサによって検出されるDCDCコンバータの温度の両方が第2しきい値を超えると、冷却システム300が異常であると判定するようにしてもよい。
図9に示すように、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120に加えて、後輪を駆動するためのリアモータジェネレータ124が搭載されたハイブリッド車に、本発明を適用してもよい。リアモータジェネレータ124の構造は、第1モータジェネレータ110または第2モータジェネレータ120と同じ、または略同じであるため、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
このハイブリッド車の電気システムには、図10に示すように、コンバータ200、第1インバータ210、第2インバータ220に加えて、リアモータジェネレータ124に接続されたリアインバータ222が設けられる。リアインバータ222の構造は、第1インバータ210または第2インバータ220同じであるため、ここではそれらの詳細な説明は繰り返さない。
図11に示すように、冷却システム300は、第1インバータ210、第2インバータ220およびコンバータ200に加えて、リアインバータ222を共通の冷却媒体で冷却する。リアインバータ222の温度は、第3温度センサ330によって検出され、検出結果を表す信号がECU170に入力される。
図9〜11を用いて説明したハイブリッド車においては、第2インバータ220の温度およびリアインバータ222の温度に基づいて、冷却システムを診断するようにしてもよい。
より具体的には、たとえば、ハイブリッド車が第2モータジェネレータ120の駆動力のみにより走行している状態において、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度が第1しきい値を超えると、第2モータジェネレータ120の出力トルクを低減するとともに、リアモータジェネレータ124の出力トルクを増大するようにしてもよい。すなわち、第2インバータ220の発熱量を低減するとともに、リアインバータ222の発熱量を増大するようにしてもよい。
その後、第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度および第3温度センサ330により検出されるリアインバータ222の温度の両方が第2しきい値を超えた場合、冷却システム300が異常であると判定してもよい。
第2温度センサ320により検出される第2インバータ220の温度および第3温度センサ330により検出されるリアインバータ222の温度の少なくともいずれか一方が第2しきい値よりも低い場合、冷却システム300が正常であると判定してもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 エンジン、102 触媒、104 空調装置、110 第1モータジェネレータ、120 第2モータジェネレータ、124 リアモータジェネレータ、130 動力分割機構、140 減速機、150 バッテリ、160 前輪、170 ECU、172 アクセルペダル、200 コンバータ、210 第1インバータ、220 第2インバータ、222 リアインバータ、230 システムメインリレー、300 冷却システム、302 ポンプ、310 第1温度センサ、320 第2温度センサ、330 第3温度センサ、400 低減部、402 駆動部、404 増大部、406 判定部、408 増大部、411 第1推定部、412 第2推定部。

Claims (7)

  1. 第1の機器、第2の機器および第3の機器を共通の冷却媒体で冷却する冷却システムの診断装置であって、
    前記第1の機器の温度を検出する第1の温度センサと、
    前記第2の機器の温度を検出する第2の温度センサと、
    前記第2の温度センサにより検出される温度が第1のしきい値を超えた場合、前記第1の機器の発熱量を増大するための増大手段と、
    前記第1の機器の発熱量が増大された状態において、前記第1の温度センサにより検出される温度および前記第2の温度センサにより検出される温度の両方が第2のしきい値を超えた場合、前記冷却システムが異常であると判定するための判定手段とを備える、冷却システムの診断装置。
  2. 前記第2の温度センサにより検出される温度が前記第1のしきい値を超えた場合、前記第3の機器の発熱量を低減するための低減手段をさらに備える、請求項1に記載の冷却システムの診断装置。
  3. 前記第1の機器は、発電機に接続された第1のインバータであり、
    前記第2の機器は、電動モータに接続された第2のインバータであり、
    前記第3の機器は、前記第2のインバータに接続されたコンバータであり、
    前記増大手段は、前記第2の温度センサにより検出される温度が前記第1のしきい値を超えた場合、前記発電機に発電させ、
    前記低減手段は、前記第2の温度センサにより検出される温度が前記第1のしきい値を超えた場合、前記電動モータの出力トルクを低減する、請求項2に記載の冷却システムの診断装置。
  4. 前記冷却システムは、前記電動モータおよびエンジンを駆動源として有する車両に搭載され、
    前記診断装置は、前記第2の温度センサにより検出される温度が前記第1のしきい値を超えた場合、前記エンジンを駆動するための手段をさらに備える、請求項3に記載の冷却システムの診断装置。
  5. 前記発電機が発電する状態において、前記第1の温度センサにより検出される温度および前記第2の温度センサにより検出される温度の両方が前記第2のしきい値よりも低いと、前記発電機の発電量を増大するとともに、前記電動モータの出力トルクを増大するための手段をさらに備える、請求項3または4に記載の冷却システムの診断装置。
  6. 前記第1の機器の発熱量が増大された状態において、前記第1の温度センサにより検出される温度および前記第2の温度センサにより検出される温度の両方が前記第2のしきい値よりも低いと、前記第1の機器の発熱量をさらに増大するとともに、前記第2の機器の発熱量を増大するための手段をさらに備える、請求項1に記載の冷却システムの診断装置。
  7. 前記第3の機器の温度を推定するための第1の推定手段と、
    前記冷却システムが異常であると判定されると、前記第1の推定手段に比べて前記第3の機器の温度を高く推定するための第2の推定手段とをさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の冷却システムの診断装置。
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