JP2012073562A - センサ装置 - Google Patents

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Yoshinori Takashima
義典 高嶋
Taketoshi Takashima
武利 高島
Motoki Ogata
基樹 緒方
Takeshi Kashiwagi
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Abstract

【課題】本発明は、現像剤等の粉体容器の形状にかかわらず適用可能で、粉体量の測定精度と耐ノイズ性を向上できるセンサ装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】この目的を達成するために本発明のセンサ装置は、第1、第2の検出電極部22,23と、処理回路24とを検出部21の主面に設け、第1の検出電極部22を筺体32の外部に固定するとともに、前記第2の検出電極部23を前記筺体32内に収納したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器内に保管された粉体の量やその成分変化を検出するセンサ装置に関し、特にコピー機の現像剤容器等に収納された現像剤の量や現像剤中のトナーとキャリアの混合比を検出するセンサ装置に関するものである。
図9はコピー機に搭載されるプロセスカートリッジと呼ばれるユニットの側面断面図である。このプロセスカートリッジ1は感光体および感光体に作用するプロセス手段を一体化したものであり、コピー機本体(図示せず)に着脱自在に装着される。図9において、2は感光体ドラムであり、帯電ローラ3によって帯電され、次いでレーザーダイオード、ポリゴンミラー等からなる光学手段(図示せず)から画像情報に応じたレーザー光を照射することによって、感光体ドラム2上に潜像が形成される。この潜像は現像手段4によって現像され、可視像、すなわちトナー像とされる。
前記現像手段4は現像ローラ5を備えた現像室6を有し、この現像室6に隣接して設けられた現像剤容器7内には着色粒子であるトナーと、フェライト等の微粒子磁性粉からなるキャリアとの混合物である現像剤が収納されている。現像剤は現像剤送り部材8の回転によって現像剤容器7から現像室6内の現像ローラ5へと送り出される。前記現像ローラ5は固定磁石を内蔵しており、現像ローラ5を回転することによって現像剤は搬出され、現像ブレード9にて摩擦帯電電荷が付与されるとともに、所定厚の現像剤層とされ、感光体ドラム2の現像領域へと供給される。この現像領域へと供給された現像剤は、前記感光体ドラム2上の潜像へと転移され、トナー像を形成する。次に、トナー像の形成と同期して記録紙等の記録媒体が転写ローラ(図示せず)を配置した転写位置に搬送され、前記感光体ドラム上のトナー像が転写される。トナー像が転写された後の感光体ドラム2に残留した現像剤はクリーニング手段10によって掻き落され廃現像剤溜め11に集められる。
前記現像剤容器7に収納された現像剤の量や廃現像剤溜め11に溜められた現像剤の量を検出するセンサとしては図10に示すようなものが知られている。図10に示すように、このセンサは現像剤と接触して現像剤量に対応する静電容量を検知する第1の測定電極部材12Aと、現像剤と接触することなく大気中の静電容量を検知する第2の測定電極部材12Bとからなる。前記第1の測定電極部材12Aと第2の測定電極部材12Bは1つの基板13上に形成されており、第1の測定電極部材12Aは前記現像剤容器7の内部側面等の現像剤と接触する位置に設けられている。また前記第2の測定電極部材12Bは外方へ折り曲げて第1の測定電極部材12Aが配置された側と同じ側の現像剤容器7内であって、仕切壁14にて区画された、現像剤と接触しない位置に設けられている。前記第1の測定電極部材12Aは所定の間隔で略平行に対峙する分岐部を有する電極15,16からなり、同様にして前記第2の測定電極部材12Bも所定の間隔で略平行に対峙する分岐部を有する電極15,17からなる。現像剤の誘電率は空気よりも大きいために、前記第1の測定電極部材12Aの表面に現像剤が接触することにより電極15,16間の静電容量は増加する。一方、前記第2の測定電極部材12Bは現像剤と接触しない位置に設けられているために、電極15,17間の静電容量は現像剤の量には依存せず周囲の温度や湿度等の雰囲気で決まることになる。したがって、処理回路(図示せず)において、前記第1の測定電極部材12Aの電極15,16間の静電容量と、第2の測定電極部材12Bの電極15,17間の静電容量との差分に対応する電圧を求めることにより、現像剤容器7に収納された現像剤の量を測定することができるものである。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2000−122398号公報
しかしながら、上記した従来のセンサ装置においては、前記第1の測定電極部材12Aの電極15,16間の静電容量値および第2の測定電極部材12Bの電極15,17間の静電容量値の変化の両方を正確に測定する必要があるために、処理回路と第1、第2の測定電極部材12A,12Bとの接続線路長が長い場合には、電極15,16間の静電容量値および電極15,17間の静電容量値に接続線路間の静電容量が付加されることにより測定精度が低下したり、接続線路に電源ノイズ等が乗ることによる誤動作が発生したりするという問題点を有していた。また、従来のセンサ装置においては、現像剤容器7の側面の形状が変更する場合にはそれに対応して基板13の形状を変更する必要があるとともに、現像剤中のキャリアにより前記第1の測定電極部材12Aの電極15,16および第2の測定電極部材12Bの電極15,17が磨耗、損傷することにより、現像剤量の測定が困難になるという問題点をも有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、現像剤容器の形状にかかわらず適用可能で、現像剤量の測定精度と耐ノイズ性を向上できるとともに、測定電極部の電極の磨耗、損傷を防止することで信頼性の高いセンサ装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、可撓性を有する検出部と、第1、第2の検出電極部と、前記第1、第2の検出電極部からの出力を処理して粉体の組成または量に対応する電気的信号を出力する処理回路と、筺体とを備え、前記第1、第2の検出電極部と、処理回路とを前記検出部の主面に設け、前記第1の検出電極部と粉体とが接触できるように前記検出部の一部を前記筺体の外部に固定するとともに、前記第2の検出電極部と粉体とが接触することのないように前記第2の検出電極部を前記筺体内に収納したもので、この構成によれば、処理回路と第1、第2の検出電極部を1つの筺体内にコンパクトに収納しているため、現像剤容器の形状にかかわらず適用可能であるとともに、処理回路と第1、第2の検出電極部との接続線路長をきわめて短くすることができるため、現像剤量の測定精度と耐ノイズ性を向上でき、これにより、小形で信頼性の高いセンサ装置を提供することができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、少なくとも前記第1の検出電極部全体を覆うようにラミネートフィルムを前記検出部の主面に融着させたもので、この構成によれば、第1の検出電極部が現像剤内のキャリアと直接接触することがないため、第1の検出電極部がキャリアにより磨耗、損傷することがなくなり、これにより、さらに信頼性の高いセンサ装置を提供することができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、前記筐体がケースと、ホルダと、少なくとも1つの開口部を有するカバーとから構成され、前記ケース上に前記第2の検出電極部と処理回路が設けられた検出部を載置し、前記検出部上に前記ホルダを載置し、前記ホルダの側面に沿って前記検出部を折り曲げて前記第1の検出電極部を前記ホルダの上面に配置し、さらに前記カバーを前記ケース上に被覆固定してなるセンサ装置において、前記第1の検出電極部は前記カバーの開口部からケース外部に暴露されているとともに、前記第1の検出電極部が設けられた検出部の周辺が前記カバーとホルダで挟持圧接されており、前記第2の検出電極が前記ケースまたはホルダの少なくとも1つに当接していないようにしたもので、この構成によれば、粉体が接触する第1の検出電極部を筐体に固定するのに接着剤を用いる必要がないため、第1の検出電極部周辺に粉体が付着、滞留して測定誤差が発生することがないとともに、ケース、検出部、ホルダ、カバーを順次に載置することにより組立が可能であるため、生産工程を自動化することが容易となり、これにより、粉体の量や組成変化に対する測定精度の高いセンサ装置を生産性よく提供できるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明のセンサ装置は、可撓性を有する検出部と、第1、第2の検出電極部と、前記第1、第2の検出電極部からの出力を処理して粉体の組成または量に対応する電気的信号を出力する処理回路と、筺体とを備え、前記第1、第2の検出電極部と、処理回路とを前記検出部の主面に設け、前記第1の検出電極部と粉体とが接触できるように前記検出部の一部を前記筺体の外部に固定するとともに、前記第2の検出電極部と粉体とが接触することのないように前記第2の検出電極部を前記筺体内に収納しているため、現像剤容器の形状にかかわらず適用可能であるとともに、処理回路と第1、第2の検出電極部との接続線路長をきわめて短くすることができるため、現像剤量の測定精度と耐ノイズ性を向上でき、これにより、小形で信頼性の高いセンサ装置を提供することができるという優れた効果を奏するものである。
(a)本発明の実施の形態1におけるセンサ装置の検出部の正面図、(b)図1(a)のA−A線断面図 (a)本発明の実施の形態1におけるセンサ装置の外観斜視図、(b)図2(a)のB−B線断面図 本発明の実施の形態1におけるセンサ装置を用いて現像剤容器内の現像剤量を検出する方法を示す図 (a)本発明の実施の形態2におけるセンサ装置の斜視図、(b)図4(a)のC−C線断面図 (a)(b)本発明の実施の形態2におけるセンサ装置の製造方法を示す斜視図 (c)(d)本発明の実施の形態2におけるセンサ装置の製造方法を示す斜視図 (e)(f)本発明の実施の形態2におけるセンサ装置の製造方法を示す斜視図 (a)本発明の実施の形態3におけるセンサ装置の斜視図、(b)図8(a)のD−D線断面図 プロセスカートリッジユニットの側面断面図 従来のセンサ装置の斜視図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を用いて、本発明の請求項1、2に記載の発明について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態1におけるセンサ装置の検出部の正面図を示したもので、この図1(a)において、21は厚さが約50μmの左右に延びる長方形状のポリイミドフィルム等からなる検出部で、この検出部21の主面側には右端部から左端部にかけて厚さが約15μmでカーボン、銀等により構成された第1の検出電極部22、第2の検出電極部23および処理回路24が設けられている。前記第1の検出電極部22は所定の間隔で略平行に対峙する櫛歯形状の分岐部を有する電極25,27からなり、同様にして前記第2の検出電極部23も所定の間隔で略平行に対峙する分岐部を有する電極26,27からなる。そして前記第1と第2の検出電極部22,23の検出部21の長手方向に平行な方向の寸法(長さ)はこれに垂直な方向の寸法(幅)よりも大きくしている。前記電極25,27間の静電容量および電極26,27間の静電容量はIC、コンデンサ、抵抗等からなる処理回路24で処理され、現像剤量に対応する電圧信号が出力端子28に出力される。29,30は各々前記処理回路24に電気的に接続された電源端子、グランド端子である。このように第1と第2の検出電極部22,23と処理回路24とを検出部21上に一体に形成することにより、第1と第2の検出電極部22,23と処理回路24との接続線路長をきわめて短くすることができるため、接続線路間の静電容量は第1と第2の検出電極部22,23の静電容量に比べて無視できるほど小さくなって現像剤量の測定精度が向上するとともに、耐ノイズ性能も向上でき、これにより、小形で信頼性の高いセンサ装置を提供することができる。
図1(b)は図1(a)のA−A線断面図を示したもので、ラミネートフィルム31が前記第1の検出電極部22全体を覆うように前記検出部の主面に熱融着されている。これにより、第1の検出電極部22が現像剤中のキャリアと直接接触することがないため、第1の検出電極部22がキャリアにより磨耗、損傷することがなくなり信頼性の高いセンサ装置を提供することができる。本発明の実施の形態1においては、前記第1の検出電極部22全体がラミネートフィルム31で覆われるようにしているが、ラミネートフィルム31が前記第2の検出電極部23および処理回路24全体をも覆うように前記検出部の主面に熱融着することにより、さらに信頼性の高いセンサ装置を提供することができる。なお、前記ラミネートフィルム31に替えて、前記第1の検出電極部22、第2の検出電極部23をエポキシ系等の樹脂で被覆しても同様の効果が得られるものである。
図2(a)は本発明の実施の形態1におけるセンサ装置の外観斜視図である。また、図2(b)は図2(a)のB−B線断面図を示したものである。図2(a)、(b)において、32は前記検出部21を収納する筺体であり、ケース本体32Aとこのケース本体32Aの背面に取付けられる蓋部32Bとからなる。ケース本体32A内部には前記検出部21のうち第2の検出電極部23、処理回路24が収納され、接着剤等にて固定される。ケース本体32Aの前面にはケース本体32A内部と通じた長方形状の貫通孔33が設けられており、前記検出部21の第1の検出電極部22はこの貫通孔33からケース外部に挿通され、ケース前面に接着剤等にて固定された後、前記貫通孔33は接着剤等にて封止される。34はコネクタ端子であり、前記検出部21の出力端子28、電源端子29、グランド端子30に電気的に接続されている。また、35は筺体32を現像剤容器等に固定する際にねじを挿通できる貫通孔である。
図3は本発明の実施の形態1におけるセンサ装置を用いて現像剤容器40内の現像剤量を検出する方法を示す図である。図3において、C部は現像剤容器40の側面にセンサ装置の筺体32を水平方向に配置したもので、現像剤容器40の側面に形成した孔部41を通して現像剤が筺体32の前面に配置した第1の検出電極部22に接触するようになっている。また図3において、D部は現像剤容器40の内側側面に直接、センサ装置の筺体32を水平方向に配置したものである。センサ装置の筺体32をこのように配置することにより、第1の検出電極部22の長手方向と現像剤の表面が略平行となるため、現像剤が現像剤容器40内の所定の深さを越えたか否かを精度よく検出できる。さらに図3において、E部は現像剤容器40の側面にセンサ装置の筺体32を垂直方向に配置したもので、現像剤容器40の側面に形成したスリット42内にセンサ装置の筺体32を収納して現像剤が筺体32の前面に配置した第1の検出電極部22に接触するようになっている。さらにまた、図3においてF部は現像剤容器40の内側側面に直接、センサ装置の筺体32を垂直方向に配置したものである。センサ装置の筺体32をこのように配置することにより、第1の検出電極部22の長手方向と現像剤の表面が略垂直となるため、現像剤容器40内にある現像剤の量を連続的に精度よく検出できる。また、コピー機にキャリアが回収・再利用する機構がある場合には、本発明の実施の形態1におけるセンサ装置を用いて現像剤中のトナーとキャリアの混合比を検出することもできる。
このように、処理回路24と第2の検出電極部23を1つの筺体32内にコンパクトに収納するとともに、前記第1の検出電極部22と現像剤等の粉体とが接触し、かつ前記第2の検出電極部23と現像剤等の粉体とが接触することのないようにしているため、現像剤容器等の形状にかかわらず適用可能であるとともに、処理回路24と第1、第2の検出電極部22,23との接続線路長をきわめて短くすることができるため、粉体の量やその成分変化の測定精度と耐ノイズ性を向上でき、これにより、小形で信頼性の高いセンサ装置を容易に提供することができるという効果を有するものである。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2を用いて、本発明の請求項3に記載の発明について、図面を参照しながら説明する。
図4(a)は本発明の実施の形態2におけるセンサ装置の斜視図、図4(b)は図4(a)におけるC−C線断面図を示す。なお、この本発明の実施の形態2においては、上記した本発明の実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しており、その説明は省略する。図4(a)、図4(b)において、32はケース51aと、ホルダ51bと、カバー51cから構成された筐体であり、ABS等の樹脂を成形してなる。検出部21はケース51aの上面とホルダ51bの側面および上面とカバー51cとの間に挟持されている。検出部21上に形成された第2の検出電極部23はケース51aとホルダ51bとの間に挟持されるとともに、ケース51aには前記第2の検出電極部23に対向する位置に凹部または開口部52が設けられているため、前記第2の検出電極部23は現像剤等の粉体と接触せず、センサ装置が設置される周囲の雰囲気に曝されることになる。これにより、前記第2の検出電極部23で検出される静電容量は現像剤の量には依存せず周囲の温度や湿度等の雰囲気で決まることになる。なお、ホルダ51bの前記第2の検出電極部23に対向する位置に凹部を形成しても、あるいはケース51aおよびホルダ51bの前記第2の検出電極部23に対向する位置に凹部を形成しても同様の効果が得られるものである。また検出部21上に形成された第1の検出電極部22はホルダ51bの上部と、このホルダ51bの上部に伸びるカバー51cの庇部51c1、51c2との間に挟持圧接されるとともに、カバー51cには前記第1の検出電極部22に対向する位置に開口部53が設けられているため、前記第1の検出電極部22は現像剤等の粉体と接触できるようになっている。これにより、前記第1の検出電極部22で検出される静電容量は現像剤の粉体の組成または量で決まることになる。そして、前記第1の検出電極部22および第2の検出電極部23で検出される静電容量はカバー51cとケース51aとで構成される内部空間に収納された処理回路24で処理され、現像剤等の粉体の組成または量に対応する電圧信号が外部端子54に出力される。
次に本発明の実施の形態2におけるセンサ装置の製造方法を図5(a)(b)図6(c)(d)図7(e)(f)を参照しながら詳しく説明する。
図5(a)は前記ケース51aの斜視図である。図5(a)において、ケース51aは前記検出部21の第2の検出電極部23に対向する位置に設けられた凹部または開口部52と、検出部21とホルダ51bおよびカバー51cの位置決めとして機能する突起55と、外部端子54が挿入される貫通孔56とを有す。
図5(b)は前記ケース51a上の前記突起55で位置決めされた位置に検出部21を載置した後、上方より、3つの外部端子54における鳩目58の筒部57を前記検出部21の処理回路24に接続された出力端子28、電源端子29、グランド端子30および前記ケース51aの貫通孔56に挿通し、筒部57の先端をケース51aの下面でカシメることにより、外部端子54および検出部21をケース51aに固着する工程を示している。これにより、ケース51aに、外部端子54および薄いフィルム製の検出部21を確実にかつ容易に取り付けることができる。また、第1の検出電極部22が形成されている検出部21の先端と左右には厚み方向に折り曲げ可能な部位59a、59b、59cが設けられている。
図6(c)は前記ケース51a上の前記突起55を利用して、前記検出部21の第2の検出電極部23上にホルダ51bを位置決めし載置する工程を示している。
図6(d)は前記検出部21をホルダ51bの側面に沿って上方に折り曲げることにより、前記第1の検出電極部22を前記ホルダ51bの上面に配置する工程を示している。この時、前記検出部21の先端と左右に設けた厚み方向に折り曲げ可能な部位59a、59b、59cをホルダ51bの他の側面に沿って下方に折り曲げている。
図7(e)は前記ケース51a上の前記突起55を利用して、前記カバー51cをケース51a上に載置するとともに、前記第1の検出電極部22が設けられた検出部21の周辺をホルダ51bの上部と、このホルダ51bの上部に伸びるカバー51cの庇部51c1、51c2とで挟持圧接して第1の検出電極部22がカバー51cの開口部53を通して現像剤等の粉体と接触できるようにする工程を示している。このとき前記のように、前記検出部21の先端と左右に設けた厚み方向に折り曲げ可能な部位59a、59b、59cをホルダ51bの他の側面に沿って下方に折り曲げているために、現像剤等の粉体が筐体32の内部に進入することを防止できる。
次に図7(f)のように、前記カバー51cとケース51aとを熱溶着等によりあるいは接着剤を用いて固着することにより、本発明の実施の形態2におけるセンサ装置を得る。このセンサ装置は前記第1の検出電極部22が設けられた検出部21の周辺に接着剤を使用していないため、現像剤等の粉体がこの接着剤に付着、滞留して、前記第1の検出電極部22がこれらの滞留した粉体による静電容量を検出することにより現像剤等の粉体の組成または量に関する測定誤差が発生することがないとともに、ケース、検出部、ホルダ、カバーを順次に載置することにより組立が可能であるため、生産工程を自動化することが容易となり、これにより、粉体の量や組成変化に対する測定精度の高いセンサ装置を生産性よく提供できるという作用効果を有するものである。
なお、第1の検出電極部22の周辺と、カバー51cの庇部51c1、51c2との間にゴムシール等を挿入する、あるいはホルダ51bをゴム等の弾性体で構成することにより、前記第1の検出電極部22の周辺をホルダ51bの上部と、カバー51cの庇部51c1、51c2とにより確実に挟持圧接することができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項2に記載の発明について説明する。
図8(a)は本発明の実施の形態3におけるセンサ装置の斜視図、図8(b)は図8(a)におけるD−D線断面図を示す。
なお、この本発明の実施の形態3においては、上記した本発明の実施の形態2の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しており、その説明は省略する。
図8(a)(b)において、本発明の実施の形態3が上記した本発明の実施の形態2と相違する点は、前記カバー51cの庇部51c1、51c2を除去し、前記第1の検出電極部22の周辺をホルダ51bの側面と、ホルダ51bの側面に対向するカバー51cの壁部51c3、51c4、51c5、51c6とにより挟持圧接した点である。
本発明の実施の形態3におけるセンサ検出装置においては、図5(b)に示した前記検出部21を上方に折り曲げた部分と、下方に折り曲げた検出部21の先端と左右に設けた部位59a、59b、59cとがホルダ51bの側面と、ホルダ51bの側面に対向するカバー51cの壁部51c3、51c4、51c5、51c6とにより挟持圧接されているために、カバー51cの開口部53から暴露している第1の検出電極部22の表面を実質的に平坦とすることができる。これにより、本発明の実施の形態3におけるセンサ検出装置は第1の検出電極部22に残留した現像剤等の粉体をスキージ等で容易にクリーニングできるという作用効果をさらに有するものである。
本発明に係るセンサ装置は、現像剤容器の形状にかかわらず適用可能で、現像剤量の測定精度と耐ノイズ性を向上できるという効果を有するものであり、特に、コピー機の現像剤容器等に収納された現像剤の量や現像剤中のトナーとキャリアの混合比を検出するセンサ装置として有用なものである。
21 検出部
22 第1の検出電極部
23 第2の検出電極部
24 処理回路
31 ラミネートフィルム
32 筺体
51a ケース
51b ホルダ
51c カバー

Claims (3)

  1. 可撓性を有する検出部と、第1、第2の検出電極部と、前記第1、第2の検出電極部からの出力を処理して粉体の組成または量に対応する電気的信号を出力する処理回路と、筺体とを備え、前記第1、第2の検出電極部と、処理回路とを前記検出部の主面に設け、前記第1の検出電極部と粉体とが接触できるように前記検出部の一部を前記筺体の外部に固定するとともに、前記第2の検出電極部と粉体とが接触することのないように前記第2の検出電極部を前記筺体内に収納したセンサ装置。
  2. 少なくとも前記第1の検出電極部全体を覆うようにラミネートフィルムを前記検出部の主面に融着させたことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記筐体がケースと、ホルダと、少なくとも1つの開口部を有するカバーとから構成され、前記ケース上に前記第2の検出電極部と処理回路が設けられた検出部を載置し、前記検出部上に前記ホルダを載置し、前記ホルダの側面に沿って前記検出部を折り曲げて前記第1の検出電極部を前記ホルダの上面に配置し、さらに前記カバーを前記ケース上に被覆固定してなるセンサ装置において、前記第1の検出電極部は前記カバーの開口部からケース外部に暴露されているとともに、前記第1の検出電極部が設けられた検出部の周辺が前記カバーとホルダで挟持圧接されており、前記第2の検出電極部が前記ケースまたはホルダの少なくとも1つに当接していないことを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014115232A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Dmt:Kk 磁気検出プローブ及び磁気検出プローブの製造方法

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