JP2012073136A - 核燃料貯蔵用ラック - Google Patents

核燃料貯蔵用ラック Download PDF

Info

Publication number
JP2012073136A
JP2012073136A JP2010218635A JP2010218635A JP2012073136A JP 2012073136 A JP2012073136 A JP 2012073136A JP 2010218635 A JP2010218635 A JP 2010218635A JP 2010218635 A JP2010218635 A JP 2010218635A JP 2012073136 A JP2012073136 A JP 2012073136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nuclear fuel
fuel storage
pedestal
rack
storage rack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010218635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5610960B2 (ja
Inventor
Yoshitsugu Nekomoto
善続 猫本
Hideyuki Morita
英之 森田
Akihisa Iwasaki
晃久 岩崎
Masahiro Yoshioka
正博 吉岡
Daisaku Okuno
大作 奥野
Katsuhiko Taniguchi
勝彦 谷口
Atsushi Ochiai
篤 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010218635A priority Critical patent/JP5610960B2/ja
Publication of JP2012073136A publication Critical patent/JP2012073136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5610960B2 publication Critical patent/JP5610960B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

【課題】貯蔵ピットの底面に作用する面圧を低減することが可能になるとともに、地震時に支持脚部を確実に滑動させて免震効果を発揮させることを可能にする核燃料貯蔵用ラックを提供する。
【解決手段】核燃料集合体を収納した状態で貯蔵ピット3内の水中に設置される核燃料貯蔵用ラックBであって、核燃料集合体を収納するラック本体6と、ラック本体6の下部に設けられてラック本体6を支持する複数の支持脚部5と、貯蔵ピット3の底面3bに載置されて支持脚部5を滑動可能に支持するとともに、ラック本体6と相対移動可能に接続された台座10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、核燃料貯蔵施設の貯蔵ピット内の水中に、核燃料集合体を収納した状態で貯蔵される核燃料貯蔵用ラックに関する。
例えば原子力発電所で発生した使用済み核燃料(使用済み核燃料棒)は、核燃料貯蔵施設に貯蔵して保管される。また、使用済み核燃料は、図4に示すように、核燃料集合体として角管内に収容した状態で燃料貯蔵用ラックAの鉛直セル(ラックセル)1中に収納し、核燃料貯蔵施設2の貯蔵ピット3内に貯蔵される。このとき、貯蔵ピット3には、水が貯留されており、複数の核燃料貯蔵用ラックA(核燃料集合体)を整列配置して水中に貯蔵することで、崩壊熱を冷却除去して臨界未満で保持し、また、放射線を遮蔽するようにしている。
さらに、従来、核燃料貯蔵用ラックAは、サポート(アンカー)を介して貯蔵ピット3の側壁3aに固定し、サポート及び貯蔵ピット3で支持した状態で貯蔵されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このように核燃料貯蔵用ラックAを貯蔵ピット3に固設した場合には、地震発生時に水の流体付加減衰効果によってある程度免震効果を得ることが可能であるが、大地震時にはサポート荷重が大きくなって核燃料貯蔵用ラックAを支持しきれなくなるおそれがある。
このため、核燃料貯蔵用ラックAを貯蔵ピット3の側壁3aや底部(底面)3bに固定せずに貯蔵する方法が提案、実用化されている(例えば、特許文献2参照)。この貯蔵ピット3の側壁3aや底部3bに固定せずに核燃料貯蔵用ラックAを貯蔵した核燃料貯蔵施設2では、核燃料貯蔵用ラックAが貯蔵ピット3の底面3bに相対的に滑動可能に載置され(滑り機構を設けて相対的に滑動可能に載置され)、地震発生時に作用する水平力(地震力)を水の流体付加減衰効果とともに核燃料貯蔵用ラックAの滑動によって吸収する。
そして、このように核燃料貯蔵用ラックAを地震時に滑動させるように構成する場合(すなわち、核燃料貯蔵用ラックAを自立型ラック(フリースタンディングラック)として構成する場合)、核燃料貯蔵用ラックAは、例えば図5、図6、図7に示すように、ベースプレート4と、ベースプレート4の4つのコーナー部側に配設され、下方に突設された4つの支持脚部5と、ベースプレート4の上方に設けられ、複数の鉛直セル(ラックセル)1を収容して保持するラック本体(セル格納部)6とを備えて略方形箱状に形成される。また、支持脚部5は、図7に示すように、上下方向に延びる脚部7と、脚部7の下端に一体に固設された支持盤部(台座部)8とを備えて形成されている。さらに、ラック本体6は、図5に示すように支柱6aと横材6bと斜材(ステー)6cを組み付けて形成したり、図6に示すように支柱6aと横材6bで囲まれた面内に外周板6dを設けるなどして形成される。
特開昭62−190494号公報 特開2006−162595号公報
しかしながら、上記のように核燃料貯蔵用ラックを地震時に滑動させるように構成した場合には、核燃料貯蔵用ラックと核燃料集合体の荷重が4つの支持脚部から貯蔵ピットの底面(底盤)に大きな面圧が作用することになる。そして、従来、貯蔵ピットの底盤がコンクリートスラブ上にステンレス製のライナーを敷設して形成されているため、この底盤のコンクリートスラブに破損が生じないように面圧を低減することが強く望まれていた。
また、貯蔵ピットの底盤は、核燃料貯蔵用ラックを設置する底面(接地面)が湾曲して(凹凸を有して)形成されている場合がある。このため、貯蔵ピットの底面が湾曲形成されている場合であっても、地震時に核燃料貯蔵用ラックを確実に滑動させ、免震効果が発揮されるようにする手法が強く望まれていた。
さらに、核燃料貯蔵用ラックを滑動させるように構成した場合には、地震時に核燃料貯蔵用ラックが滑動することでその位置がずれてしまう。そして、従来、核燃料貯蔵用ラックに収納される核燃料集合体を吊り上げ、吊り下ろしして貯蔵ピットに出し入れする搬送装置を自動制御しており、地震によって核燃料貯蔵用ラック自体の位置がずれると、手動で核燃料集合体を出し入れすることが必要になってしまう。このため、特に中小地震時に核燃料貯蔵用ラックが滑動するとともに復元力を作用させ、地震後に核燃料貯蔵用ラックが元の位置に戻るようにする(原点復帰させる)ことが強く望まれていた。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
請求項1記載の核燃料貯蔵用ラックは、核燃料集合体を収納した状態で貯蔵ピット内の水中に設置される核燃料貯蔵用ラックであって、前記核燃料集合体を収納するラック本体と、前記ラック本体の下部に設けられて前記ラック本体を支持する複数の支持脚部と、前記貯蔵ピットの底面に載置されて前記支持脚部を滑動可能に支持するとともに、前記ラック本体と相対移動可能に接続された台座とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の核燃料貯蔵用ラックは、請求項1記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、前記貯蔵ピットの底面に接触する前記台座の接地面の粗度を前記支持脚部が接触する前記台座の接触面の粗度よりも大きくして、前記台座が形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の核燃料貯蔵用ラックは、請求項1または請求項2に記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、前記支持脚部と前記台座の互いに接触する接触面が曲面状に形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の核燃料貯蔵用ラックは、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、前記台座が、前記ラック本体あるいは前記支持脚部に索状の連結部材あるいは弾性体を介して接続されていることを特徴とする。
請求項5記載の核燃料貯蔵用ラックは、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、前記台座に対する前記支持脚部の滑動量を規制するストッパーが前記台座に設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の核燃料貯蔵用ラックは、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、前記支持脚部あるいは前記台座に球体が具備され、該球体によって前記支持脚部と前記台座の互いに接触する接触面が形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の核燃料貯蔵用ラックにおいては、貯蔵ピットの底面に載置されて支持脚部を滑動可能に支持する台座が設けられているため、地震時には、核燃料集合体を収納するラック本体を支持する支持脚部が台座上を滑動(摺動)して水平力(地震力)を吸収することができる。そして、このように支持脚部ひいてはラック本体が台座に支持されることにより、支持脚部を貯蔵ピットの底面に接地させる場合と比較し、貯蔵ピットの底盤に作用する面圧を低減することが可能になる。
また、貯蔵ピットの底面が湾曲形成されている場合であっても、支持脚部が台座上を滑動するため、地震時に核燃料貯蔵用ラック(ラック本体及び支持脚部)を確実に滑動させて免震効果を発揮させることができる。
さらに、台座がラック本体と相対移動可能に接続されているため、すなわち、台座が核燃料貯蔵用ラックに一体に接続して具備されているため、核燃料貯蔵用ラックを吊り上げ、吊り下ろしして貯蔵ピットに出し入れするとともに台座を設置、回収することができ、貯蔵ピットの底面に別途台座を設置する場合と比較して取り扱いを容易にすることができる。
請求項2記載の核燃料貯蔵用ラックにおいては、貯蔵ピットの底面に接触する台座の接地面の粗度(台座の下面の面粗さ)が、支持脚部が接触する台座の接触面の粗度(台座の上面の面粗さ)よりも大きく設定されているため、例えば、中小地震時には、支持脚部が台座上を滑動して水平力を吸収し、大地震時には、支持脚部が台座上を滑動するとともに台座が貯蔵ピットの底面上で滑動して水平力を吸収することが可能になる。これにより、地震の規模に応じて確実に免震効果を発揮させることが可能になる。
請求項3記載の核燃料貯蔵用ラックにおいては、支持脚部と台座の互いに接触する接触面が曲面状に形成することで、台座に対して支持脚部が滑動する際に、支持脚部ひいてはラック本体(核燃料貯蔵用ラック)に復元力を作用させることが可能になる。これにより、例えば中小地震後に、核燃料貯蔵用ラックが元の位置に戻るようにする(原点復帰させる)ことが可能になる。よって、地震時に核燃料貯蔵用ラックが滑動して位置ずれが生じ、地震後に手動で核燃料集合体を出し入れすることや核燃料貯蔵用ラックの位置を調整することを不要にできる。
請求項4記載の核燃料貯蔵用ラックにおいては、台座をラック本体あるいは支持脚部にチェーンなどの索状の連結部材、あるいは弾性体を介して接続することで、台座をラック本体と相対移動可能に接続することができる。そして、核燃料貯蔵用ラックを吊り上げ、吊り下ろしして貯蔵ピットに出し入れする際に、索状の連結部材や弾性体によって台座がラック本体あるいは支持脚部に吊り下げ支持されるため、核燃料貯蔵用ラックを貯蔵ピットに出し入れするとともに、容易に台座を設置、回収することが可能になる。
また、台座をラック本体あるいは支持脚部に弾性体を介して接続した場合には、台座に対して支持脚部が滑動する際に、弾性体の弾性力(付勢力)によって支持脚部ひいてはラック本体(核燃料貯蔵用ラック)に復元力を作用させることが可能になる。これにより、例えば中小地震後に、核燃料貯蔵用ラックが元の位置に戻るようにすることが可能になる。よって、地震時に核燃料貯蔵用ラックが滑動して位置ずれが生じ、地震後に手動で核燃料貯蔵用ラックの位置を調整することを不要にできる。
請求項5記載の核燃料貯蔵用ラックにおいては、台座に対する支持脚部の滑動量(摺動量)を規制するストッパーが設けられていることで、例えば大地震時に、台座上を支持脚部が大きく滑動してストッパーに当たるとともに台座を貯蔵ピットの底面上で滑動させるように構成することが可能になる。これにより、地震の規模に応じて確実に免震効果を発揮させることが可能になる。
請求項6記載の核燃料貯蔵用ラックにおいては、球体によって支持脚部と台座の互いに接触する接触面が形成されていることで、台座に対して支持脚部を滑らかに滑動させることができ、確実に免震効果を発揮させることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る核燃料貯蔵用ラックを示す図である。 本発明の一実施形態に係る核燃料貯蔵用ラックの変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る核燃料貯蔵用ラックの変形例を示す図である。 核燃料貯蔵用ラックを貯蔵した核燃料貯蔵施設の貯蔵ピットを示す図である。 従来の核燃料貯蔵用ラックを示す図である。 従来の核燃料貯蔵用ラックを示す図である。 従来の核燃料貯蔵用ラックを示す図である。
以下、図1(及び図4から図7)を参照し、本発明の一実施形態に係る核燃料貯蔵用ラックについて説明する。本実施形態は、例えば原子力発電所で発生した使用済み核燃料を核燃料貯蔵施設の貯蔵ピット内の水中に貯蔵して保管するための核燃料貯蔵用ラックに関するものである。このため、図4から図7に示した従来の核燃料貯蔵用ラックと同様の構成に対しては同一符号を付して説明を行う。
本実施形態の核燃料貯蔵用ラックBは、自立型ラックであり、従来の核燃料貯蔵用ラックAと同様、図1(図4から図7参照)に示すように、核燃料集合体を収納するラック本体6と、ラック本体6の下部に設けられてラック本体6を支持する複数の支持脚部5とを備えて構成されている。また、ラック本体6は、核燃料集合体を収容する複数のラックセル1を格納して保持するように形成されている。支持脚部5は、ラック本体6から下方に突設された脚部7と、脚部7の下端に接続して設けられた略円盤状の支持盤部8とを備えて構成されている。
一方、本実施形態の核燃料貯蔵用ラックBにおいては、ラック本体6と支持脚部5に加え、貯蔵ピット3の底面3bに載置されて支持脚部5を滑動可能(摺動可能)に支持するとともにラック本体6と相対移動可能に接続された台座10を備えている。
そして、本実施形態では、支持脚部5の支持盤部8の下面(接触面8a)が凸曲面状に形成されている。また、台座10は、支持盤部8よりも大径の略円盤状に形成されるとともに、支持盤部8の下面8aが接触する上面(接触面10a)が、中心O1から径方向外側に向かうに従い漸次上方に向かう凹曲面状(本実施形態では球面状)に形成されている。さらに、本実施形態の台座10は、外周縁に上面10aから上方に突出し、台座10の周方向に繋がる環状のストッパー11を備えて形成されている。また、この台座10は、貯蔵ピット3の底面3bに接触する下面(接地面)10bの粗度(面粗さ)を支持脚部5が接触する上面(接触面)10aの粗度(面粗さ)よりも大きくして形成されている。
そして、このように形成した台座10は、ラック本体6に設けられた取付治具12、13に一端を、台座10に他端をそれぞれ取り付けたチェーン(索状の連結部材)14によってラック本体6に相対移動可能に接続されている。このとき、支持脚部5の軸線O2を間に等間隔で少なくとも2つの取付治具12、13がラック本体6に設けられ、各取付治具12、13に一端を取り付けた同じ長さの少なくとも2つのチェーン14が、他端を例えば台座10のストッパー11の上端に取り付けて設けられている。
また、各チェーン14は、核燃料貯蔵用ラックBを吊り下げた際に、支持脚部5の支持盤部8の下面8aと台座10の上面10aとの間に隙間が生じる長さで形成されている。さらに、核燃料貯蔵用ラックBを吊り下げた状態で台座10の中心O1が支持脚部5の軸線O2の延長線上に配されるように、台座10がチェーン14を介してラック本体6に接続されている。なお、チェーン14は、一端を支持脚部5に取り付けて設けられていてもよい。
次に、上記構成からなる本実施形態の核燃料貯蔵用ラックBの作用及び効果について説明する。
はじめに、本実施形態の核燃料貯蔵用ラックBは、核燃料集合体をラックセル1中に収納した状態で、搬送装置で吊り下ろして核燃料貯蔵施設2の貯蔵ピット3内に貯蔵される。このとき、チェーン14を介してラック本体6に接続された台座10が貯蔵ピット3の底面3bに先に接地し、さらに核燃料貯蔵用ラックBを吊り下ろすことで、台座10の上面10aに支持脚部5の支持盤部8が当接し、貯蔵ピット3内の所定位置に核燃料貯蔵用ラックBが設置される。そして、このように核燃料貯蔵用ラックBを設置する際に、台座10がその中心O1を支持脚部5の軸線O2の延長線上に配した状態で吊り下げられるため、核燃料貯蔵用ラックBを真っ直ぐに吊り下ろすだけで、台座10が所定位置に設置され、この台座10に支持脚部5(ひいてはラック本体6)が支持され、容易に核燃料貯蔵用ラックBの設置作業が行える。なお、貯蔵ピット3から核燃料貯蔵用ラックBを取り出す際には、核燃料貯蔵用ラックBを吊り上げるだけで、台座10の回収が行える。
このように核燃料貯蔵用ラックBを貯蔵ピット3内に設置した状態で、支持脚部5ひいてはラック本体6が台座10に支持されている。このため、直接支持脚部5を貯蔵ピット3の底面3bに接地させる場合と比較し、貯蔵ピット3の底盤(底面3b)に作用する面圧が低減することになる。
一方、地震が発生して、水平力(地震動)が核燃料貯蔵用ラックBに作用すると、貯蔵ピット3内の水の流体付加減衰効果とともに、核燃料貯蔵用ラックBが滑動して水平力が吸収される。このとき、台座10の上面10aの粗度よりも下面10bの粗度が大きいため、例えば中小地震時など、作用する水平力が小さいときには、台座10の下面10bと貯蔵ピット3の底面3bの間の摩擦によって、台座10が貯蔵ピット3の底面3b上を滑動することがなく、支持脚部5が台座10上を滑動して水平力が吸収される。
また、支持脚部5が台座10上を滑動するように構成すると、貯蔵ピット3の底面3bが湾曲形成されている場合であっても、確実に支持脚部5が台座10上を滑動して水平力が吸収される。すなわち、貯蔵ピット3の底面3bの湾曲(凹凸)が免震効果に影響を及ぼすことがなく、確実に核燃料貯蔵用ラックBが滑動して免震効果が発揮されることになる。
また、支持脚部5と台座10の互いに接触する接触面(支持脚部5の下面8a、台座10の上面10a)が曲面状に形成されているため、支持脚部5が滑動する際には支持脚部5ひいてはラック本体6(核燃料貯蔵用ラックB)に復元力が作用する。このため、地震後には、核燃料貯蔵用ラックBが自動的に元の位置に戻り、核燃料貯蔵用ラックBに位置ずれが生じることがなくなる(位置ずれが抑止される)。
また、例えば大地震時など大きな水平力が作用した場合には、支持脚部5が台座10上を滑動して水平力を吸収するとともに、台座10の下面10bと貯蔵ピット3の底面3bの間の摩擦がきれて、台座10が貯蔵ピット3の底面3b上を滑動し、この台座10の滑動によっても水平力が吸収される。このとき、台座10が貯蔵ピット3の底面3b上を滑動する場合には復元力は発生しないが、粗度(面粗さ)が大きいため、大地震時においても滑動量を小さく抑えることができる。
さらに、このとき、台座10にストッパー11が設けられているため、大きな水平力が作用して大きく滑動すると、支持脚部5がストッパー11に当たってその滑動量が規制される。そして、このように支持脚部5がストッパー11に当たり、ストッパー11に外力が作用することによって台座10の下面10bと貯蔵ピット3の底面3bの間の摩擦がきれ、台座10が貯蔵ピット3の底面3b上を滑動して水平力が吸収される。なお、支持脚部5がストッパー11に当たる衝撃力で水平力を吸収する効果も得られる。
したがって、本実施形態の核燃料貯蔵用ラックBにおいては、貯蔵ピット3の底面3bに載置されて支持脚部5を滑動可能に支持する台座10が設けられているため、地震時には、核燃料集合体を収納するラック本体6を支持する支持脚部5が台座10上を滑動(摺動)して水平力(地震力)を吸収することができる。そして、このように支持脚部5ひいてはラック本体6が台座に支持されることにより、支持脚部5を貯蔵ピット3の底面3bに接地させる場合と比較し、貯蔵ピット3の底盤3bに作用する面圧を低減することが可能になる。
また、貯蔵ピット3の底面3bが湾曲形成されている場合であっても、支持脚部5が台座10上を滑動するため、地震時に核燃料貯蔵用ラックB(ラック本体6及び支持脚部5)を確実に滑動させて免震効果を発揮させることができる。
さらに、台座10がラック本体6と相対移動可能に接続されているため(台座10が核燃料貯蔵用ラックBに一体に接続して具備されているため)、核燃料貯蔵用ラックBを吊り上げ、吊り下ろしして貯蔵ピット3に出し入れするとともに台座10を設置、回収することができ、貯蔵ピット3の底面3bに別途台座を設置する場合と比較して取り扱いを容易にすることができる。すなわち、別途台座を設置する際には、予め台座のみを貯蔵ピット3の底面3bに位置調整しながら設置することになるため、多大な労力を要することになるが、台座10が核燃料貯蔵用ラックBに一体に接続して設けられていることで、台座10の設置、回収を容易に行うことが可能になる。
また、本実施形態のように、台座10をラック本体6(あるいは支持脚部5)にチェーン(索状の連結部材)14を介して接続することにより、台座10をラック本体6と相対移動可能に接続することができる。そして、核燃料貯蔵用ラックBを吊り上げ、吊り下ろしして貯蔵ピット3に出し入れする際に、チェーン14によって台座10がラック本体6(あるいは支持脚部5)を吊り下げ支持することができ、核燃料貯蔵用ラックBを貯蔵ピット3に出し入れするとともに容易に台座10を設置、回収することが可能になる。
さらに、本実施形態の核燃料貯蔵用ラックBにおいては、貯蔵ピット3の底面3bに接触する台座10の接地面(下面)10bの粗度が、支持脚部5が接触する台座10の接触面(上面)10aの粗度よりも大きく設定されているため、例えば、中小地震時には、支持脚部5が台座10上を滑動して水平力を吸収し、大地震時には、支持脚部5が台座10上を滑動するとともに台座10が貯蔵ピット3の底面3b上で滑動して水平力を吸収することが可能になる。これにより、地震の規模に応じて確実に免震効果を発揮させることが可能になる。
また、支持脚部5と台座10の互いに接触する接触面8a、10aが曲面状に形成されていることで、台座10に対して支持脚部5が滑動する際に、支持脚部5ひいてはラック本体6(核燃料貯蔵用ラックB)に復元力を作用させることが可能になる。これにより、例えば中小地震後に、核燃料貯蔵用ラックBが元の位置に戻るようにする(原点復帰させる)ことが可能になる。よって、地震時に核燃料貯蔵用ラックBが滑動して位置ずれが生じ、地震後に手動で核燃料貯蔵用ラックBの位置を調整することを不要にできる。
さらに、台座10に対する支持脚部5の滑動量(摺動量)を規制するストッパー11が設けられていることで、例えば大地震時に、台座10上を支持脚部5が大きく滑動してストッパー11に当たるとともに台座10を貯蔵ピット3の底面3b上で滑動させるように構成することが可能になる。これにより、地震の規模に応じて確実に免震効果を発揮させることが可能になる。
以上、本発明に係る核燃料貯蔵用ラックの一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば図2に示すように、支持脚部8に球体15を具備し、この球体15によって支持脚部5の接触面8a(15a)を形成するようにしてもよい。この場合には、本実施形態のように支持脚部5の接触面8aを曲面状に形成したものよりも、台座10に対して支持脚部5を滑らかに滑動させることができ、確実に免震効果を発揮させることが可能になる。また、図2では、支持脚部15に球体を設けるようにしているが、台座10に複数の球体15を設け、これら球体15によって台座10の接触面10a(15a)を形成するようにしてもよく、この場合においても上記と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施形態では、チェーン(索状の連結部材)14を用いて台座10をラック本体6に相対移動可能に接続するものとしたが、例えば図3に示すように、台座10がラック本体6あるいは支持脚部5にバネなどの弾性体16を介して接続されていてもよい。そして、この場合には、本実施形態と同様に、核燃料貯蔵用ラックBを吊り上げ、吊り下ろしして貯蔵ピット3に出し入れする際に、弾性体16によって台座10がラック本体6あるいは支持脚部5に吊り下げ支持されるため、核燃料貯蔵用ラックBを貯蔵ピット3に出し入れするとともに、容易に台座10を設置、回収することが可能になる。
さらに、台座10に対して支持脚部5が滑動する際に、弾性体16の弾性力(付勢力)によって支持脚部5ひいてはラック本体6(核燃料貯蔵用ラックB)に復元力を作用させることが可能になる。これにより、例えば中小地震後に、核燃料貯蔵用ラックBが元の位置に戻るようにすることが可能になる。よって、この場合においても、地震時に核燃料貯蔵用ラックBが滑動して位置ずれが生じ、地震後に手動で核燃料貯蔵用ラックBの位置を調整することを不要にできる。
1 ラックセル
2 核燃料貯蔵施設
3 貯蔵ピット
3a 側壁
3b 底面(底盤、底部)
4 ベースプレート
5 支持脚部
6 ラック本体(セル格納部)
6a 支柱
6b 横材
6c 斜材
6d 外周板
7 脚部
8 支持盤部(台座部)
8a 下面(接触面)
10 台座
10a 上面(接触面)
10b 下面(接地面)
11 ストッパー
12 取付治具
13 取付治具
14 チェーン(索状の連結部材)
15 球体
15a 接触面
16 弾性体
A 従来の核燃料貯蔵用ラック
B 核燃料貯蔵用ラック
O1 台座の中心軸
O2 支持脚部の軸線

Claims (6)

  1. 核燃料集合体を収納した状態で貯蔵ピット内の水中に設置される核燃料貯蔵用ラックであって、
    前記核燃料集合体を収納するラック本体と、
    前記ラック本体の下部に設けられて前記ラック本体を支持する複数の支持脚部と、
    前記貯蔵ピットの底面に載置されて前記支持脚部を滑動可能に支持するとともに、前記ラック本体と相対移動可能に接続された台座とを備えることを特徴とする核燃料貯蔵用ラック。
  2. 請求項1記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、
    前記貯蔵ピットの底面に接触する前記台座の接地面の粗度を前記支持脚部が接触する前記台座の接触面の粗度よりも大きくして、前記台座が形成されていることを特徴とする核燃料貯蔵用ラック。
  3. 請求項1または請求項2に記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、
    前記支持脚部と前記台座の互いに接触する接触面が曲面状に形成されていることを特徴とする核燃料貯蔵用ラック。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、
    前記台座が、前記ラック本体あるいは前記支持脚部に索状の連結部材あるいは弾性体を介して接続されていることを特徴とする核燃料貯蔵用ラック。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、
    前記台座に対する前記支持脚部の滑動量を規制するストッパーが前記台座に設けられていることを特徴とする核燃料貯蔵用ラック。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の核燃料貯蔵用ラックにおいて、
    前記支持脚部あるいは前記台座に球体が具備され、該球体によって前記支持脚部と前記台座の互いに接触する接触面が形成されていることを特徴とする核燃料貯蔵用ラック。
JP2010218635A 2010-09-29 2010-09-29 核燃料貯蔵用ラック Active JP5610960B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010218635A JP5610960B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 核燃料貯蔵用ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010218635A JP5610960B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 核燃料貯蔵用ラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012073136A true JP2012073136A (ja) 2012-04-12
JP5610960B2 JP5610960B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=46169467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010218635A Active JP5610960B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 核燃料貯蔵用ラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5610960B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224854A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Toshiba Corp 燃料交換機
JP2013246075A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料貯蔵ラック連結装置および燃料貯蔵設備
WO2015122419A1 (ja) * 2014-02-14 2015-08-20 三菱重工業株式会社 貯蔵用ラック
EP3367389A1 (en) * 2017-02-24 2018-08-29 Holtec International High earthquake-resistant fuel storage rack system for fuel pools in nuclear plants
US11796255B2 (en) 2017-02-24 2023-10-24 Holtec International Air-cooled condenser with deflection limiter beams

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7068145B2 (ja) * 2018-11-28 2022-05-16 株式会社東芝 減衰付加装置および減衰付加方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828697A (ja) * 1981-07-14 1983-02-19 ウエスチングハウス・エレクトリツク・コ−ポレ−シヨン 原子炉の燃料貯蔵ラツク
JPS6218696U (ja) * 1985-07-18 1987-02-04
JPS632196U (ja) * 1986-06-23 1988-01-08
JPS63128294A (ja) * 1986-11-18 1988-05-31 三菱重工業株式会社 核燃料集合体の貯蔵装置
JPS63142796U (ja) * 1987-03-12 1988-09-20
JP2003075581A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 使用済燃料貯蔵ラック
JP2006162595A (ja) * 2004-11-12 2006-06-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 保管構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828697A (ja) * 1981-07-14 1983-02-19 ウエスチングハウス・エレクトリツク・コ−ポレ−シヨン 原子炉の燃料貯蔵ラツク
US4820472A (en) * 1981-07-14 1989-04-11 Westinghouse Electric Corp. Nuclear reactor spent fuel storage rack
JPS6218696U (ja) * 1985-07-18 1987-02-04
JPS632196U (ja) * 1986-06-23 1988-01-08
JPS63128294A (ja) * 1986-11-18 1988-05-31 三菱重工業株式会社 核燃料集合体の貯蔵装置
JPS63142796U (ja) * 1987-03-12 1988-09-20
JP2003075581A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 使用済燃料貯蔵ラック
JP2006162595A (ja) * 2004-11-12 2006-06-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 保管構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224854A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Toshiba Corp 燃料交換機
JP2013246075A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料貯蔵ラック連結装置および燃料貯蔵設備
WO2015122419A1 (ja) * 2014-02-14 2015-08-20 三菱重工業株式会社 貯蔵用ラック
JP2015152443A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 三菱重工業株式会社 貯蔵用ラック
EP3367389A1 (en) * 2017-02-24 2018-08-29 Holtec International High earthquake-resistant fuel storage rack system for fuel pools in nuclear plants
US10847274B2 (en) 2017-02-24 2020-11-24 Holtec International Earthquake-resistant fuel storage rack system for fuel pools in nuclear plants
US11796255B2 (en) 2017-02-24 2023-10-24 Holtec International Air-cooled condenser with deflection limiter beams

Also Published As

Publication number Publication date
JP5610960B2 (ja) 2014-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5610960B2 (ja) 核燃料貯蔵用ラック
JPH025436Y2 (ja)
US10847274B2 (en) Earthquake-resistant fuel storage rack system for fuel pools in nuclear plants
JP2010160154A (ja) 核燃料要素を貯蔵するための貯蔵ラック構造体
CN106704714A (zh) 一种放置石油管道的减震底座
US7971692B2 (en) Antiseismic pad, device for supporting a structure and use thereof
JP2006162595A (ja) 保管構造
US11017908B2 (en) System and method for minimizing movement of nuclear fuel racks during a seismic event
CN108711457A (zh) 用于核反应堆的地震衰减系统
US6848223B2 (en) Seismic cask stabilization device
CA2975543A1 (en) Reactor module support structure
KR20130109683A (ko) 볼베어링 타입 면진 장치
JP2011220869A (ja) 核燃料貯蔵用ラック及び核燃料貯蔵用ラック群
JP5546262B2 (ja) 核燃料貯蔵用ラック
JP2009115673A (ja) キャスク貯蔵架台
JP6211432B2 (ja) 貯蔵用ラック
JP5665294B2 (ja) 核燃料貯蔵施設の免震構造
JP2013124872A (ja) ラック支持構造
JP5546374B2 (ja) 核燃料貯蔵用ラック
JP2014145788A (ja) 核燃料貯蔵用ラック及び核燃料貯蔵用ラック群
KR101184741B1 (ko) 액세스 플로어용 면진 정착구조물
JP5951359B2 (ja) 燃料貯蔵設備
JP2005030071A (ja) 減衰機能付き転がり免震支承
JP6960379B2 (ja) 放射性物質または放射性物質を収納した容器の保管容器と保管方法
JP5941367B2 (ja) 重量物の転倒防止架台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140902

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5610960

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250