JP2012072625A - 引き戸用のロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インセット引き戸でも、アウトセット引き戸でも、どちらの引き戸にも同様に取り付けることができ、かつ、引き戸の一端側に固定する枠体や柱などが無くても、簡単な構造で、引き戸を完全にロックすることができる引き戸用のロック装置を提供する。
【解決手段】引き戸31に第1の係合部材10が設けられ、壁側面32aで、第1の係合部材10と対向する部分に第2の係合部材20が設けられている。第1の係合部材10は、第1の箱体12内に、外力により第1の箱体12からの突出および収納を自在に行い得るように突起部13aが設けられ、第2の係合部材20は、第1の係合部材10の突起部13aと嵌合し得る嵌合孔21aを有する第2の天板21と、第1の係合部10からの突起部13aを収納し得るケース22を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、マンションなどの隣接する部屋を壁、仕切りなどに設けられた単なる開口部に引き戸を外側または内側に設置した場合、そのような引き戸を簡単な構造でロックする引き戸用のロック装置に関する。さらに詳しくは、リフォームなどで既存の建築物でも簡単に取り付けることができると共に、内部に浴場の更衣室や洗面所などがある場合に、内部から簡単にロックすることができ、また、内部に人が入っているか否かを外側(たとえば廊下側)から認識することができる表示器および非常解錠手段をも具備した簡単な構造で使用用途の多い引き戸用のロック装置に関する。
近年のマンションなどでは、空間利用の効率化に伴い、たとえば台所とリビングの境界や、廊下と洗面所や浴場の更衣室などの境界の一部に壁を形成しないで、各部屋を完全には個室化しないという傾向が強くなっている。しかし、ユーザによってはその境界にドアを設けてプライバシーを守りたいという要望は根強い。そのため、新築時のオプションやリフォームによりドアを設けるという要望が強いが、その壁と壁との間にドアや引き戸を設けるためには、その壁と壁との間の空間に枠を形成して2枚の引き戸を設けるか、一端を支点とした回転ドアとする必要がある。しかし、枠体を設けて2枚の引き戸を引き違いになるように形成したり、ノブ式のドアを形成したりすることは、元々コストも高く、空間利用上好ましくないため形成されていないもので、実用的ではない。
そこで、たとえば洗面所と廊下との間での壁面間の開口部を覆うために、その壁に沿って内側(洗面所側)または外側(廊下側)にレールを設けて引き戸をスライドできるようにし、壁と壁との間の開口部を引き戸でカバーすることが行われている。この場合、内部で洗面所などの使用をしているとき、他人に入られたくないというような場合もあり、施錠したいという要望があるが、引き戸は1枚だけであり、相手は壁であるため、ロック装置を取り付けにくい。なお、引き戸が壁面に関して内側(洗面所側)に設けられる場合をインセット引き戸といい、壁面の外側(廊下側)に設けられる場合をアウトセット引き戸という。
このようなアウトセット引き戸で、枠体にロックする例として、たとえば図7に示されるような構造が知られている(たとえば特許文献1参照)。この構造では、引き戸51に貫通孔を開けてその中にシーソー式に出没自在にストッパ53が収容され、そのストッパ53が外側に突出するようにバネ54で付勢させ、枠体52(壁の側面)に施錠することができるようになっている。
特開2006−299679号公報
前述のようなロック装置では、図7で、引き戸51の左側端に柱などがあれば引き戸51は固定されるが、左側端に柱や枠体がない場合(フリーになっている場合)には、引き戸をしっかりと固定することができない。また、この構造は、アウトセット引き戸には適用できるが、インセット引き戸には適用することができないという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、インセット引き戸でも、アウトセット引き戸でも、どちらの引き戸にも同様に取り付けることができ、かつ、引き戸の一端側に固定する枠体や柱などが無くても、簡単な構造で、引き戸を完全にロックすることができる引き戸用のロック装置を提供することを目的としている。
本発明の引き戸用のロック装置は、インセット引き戸またはアウトセット引き戸からなる引き戸と、該引き戸と近接する壁側面との間で施解錠する引き戸用のロック装置であって、前記引き戸と前記壁側面のいずれか一方に設けられる第1の係合部材と、前記引き戸と前記壁側面の他方で、前記第1の係合部材と対向する部分に設けられる第2の係合部材とを有し、前記第1の係合部材は、上面が開放された第1の箱体、該第1の箱体内に設けられ、外力により前記第1の箱体から外部への突出および第1の箱体内への収納を自在に行い得るように設けられるシャフト、および、前記第1の箱体の上面に設けられ、前記シャフトの突起部を貫通し得る貫通孔が設けられた第1の天板を有する構造であり、前記第2の係合部材は、前記第1の係合部材の突起部と嵌合し得る嵌合孔を有する第2の天板、および該第2の天板が上面に設けられ、前記突起部を収納し得るケースを有する構造であり、前記第1の係合部材の突起部を突出させることにより、前記第2の天板の嵌合孔と前記突起部とを係止する構造であることを特徴とする。
なお、壁側面とは、壁直接ではなく、枠体などが設けられている場合にはその枠体の側面を意味し、また、柱などが壁の開口部側に設けられている場合には、その柱などの側面を意味し、要は、壁と開口部との境界面を意味している。また、上面とか天板というのは、便宜上シャフトの突起部が突出する方向を上方としているだけで、その場合反対方向を底面または底板と呼んでいるが、上下方向を逆に定義することができることはいうまでもない。
前記ケースの前記第2の天板と反対側に、前記第1の係合部材の突起部が該第2の箱体内に挿入されたときに、該突起部の挿入を示す表示部が設けられることにより、外部から誰かが入っているか否かを容易に認識することができるため好ましい。
前記第1の係合部材は前記シャフトと解錠部材とを有し、前記シャフトは台座上に前記突起部が固定され、外力により該台座を前記第1の箱体内で摺動させることにより前記突起部の突出および収納を行うように形成され、前記解錠部材は、前記台座と並置して第2の箱体内に設けられており、前記台座と前記解錠部材とがシーソー運動をすることができるように中心部が支持されたシーソー部材の両端部に係合され、押圧力のみで前記シャフトの突出および収納を行うことができるように形成されることにより、押圧力のみで施錠および解錠を行うことができるため使用しやすいという点で好ましい。
前記第2の係合部材は前記ケース内に回転体を有し、該回転体は、円の中心部に回転軸が設けられた半円状の半円板で回転自在に設けられ、前記第1の係合部材の突起部が前記ケース内に突入する際に該突起部により前記回転体が回転するように形成され、前記ケースの前記第2の天板とは反対側の底板には該回転体の周縁部が見える窓部が形成され、かつ、前記回転体の周縁部には、該回転体が前記突起部により押される前の状態と、該突起部により押されて回転した状態とを識別し得る表示部が設けられる構造にすることができる。
前記回転体は、前記第1の係合部材の前記突起部と対向する部分に間隙部を有するように2枚に分割され、該間隙部と対向する位置の前記第2の係合部材の底板に貫通孔が形成されていることにより、内部でロックした状態で非常時が発生した場合でも、その貫通孔からピンを差し込むことにより、施錠状態を解除することができる。
具体的には、前記引き戸がインセット引き戸であり、該引き戸に前記第1の係合部材が取り付けられ、前記壁側面に前記第2の係合部材が取り付けられる構造にでき、前記引き戸がアウトセット引き戸であり、該引き戸に前記第2の係合部材が取り付けられ、前記壁側面に前記第1の係合部材が取り付けられる構造にすることができる。
本発明のロック装置によれば、マンションなどの構造により、インセット引き戸かアウトセット引き戸のいずれかしか設けられない構造でも、また、インセット引き戸などを片側で柱などにより固定することなく、完全にフリーの状態で開閉する場合でも、引き戸を閉めてロック(施錠)する場合に、確実に内部からロックすることができる。
また、第2の係合部材の露出面に施錠がされているか否かの表示部が設けられることにより、外部から見て直ちに内部に人がいるか否かを認識することができるため、好ましい。さらに、第2の係合部材に施錠を解除するための貫通孔(透し孔)が形成されていることにより、非常事態が発生しても、外部から簡単にロック状態を解除することができる。
さらに、第1の係合部材に解錠部材が設けられ、シャフトの突起部を支持する台座と解錠部材とがシーソー運動をするようにシーソー部材により係合されていることにより、台座を押せばシャフトの突起部が第2の係合部材の中に押し出されて施錠され、解錠部材を押せばシーソー運動により台座が下がって突起部は第2の係合部材から抜け出て解錠することができ、押圧動作のみで、施錠と解錠を行うことができるため、非常に簡単に操作することができる。
引き戸と壁側面に本発明のロック装置を取り付けた状態の平面説明図である。 図1のII−II線の縦断面説明図で、本発明のロック装置の一実施形態である第1の係合部材を引き戸に取り付け、第2の係合部材を壁側面に取り付けた状態を示す図である。 図2に示される第1の係合部材10の斜視説明図および底面図である。 図2に示されるロック装置で施錠していない状態と施錠している状態を示す断面説明図である。 図2に示されるロック装置で施錠していない状態と施錠している状態を示す斜視説明図である。 図2に示される第2の係合部材の底板側から見た表示部を示す図である。 従来のアウトセット引き戸用のロック装置の一例を示す説明図である。
つぎに、図面を参照しながら本発明の引き戸用のロック装置について、図面を参照しながら説明をする。本発明によるインセット引き戸用のロック装置は、図1に示されるように、壁32の内側(たとえば洗面所側)に引き戸が設けられるインセット引き戸31と、その引き戸31と近接する壁32の壁側面32aとの間で施錠するもので、図1に示される例では、引き戸31に第1の係合部材10が設けられ、壁側面32aで、第1の係合部材10と対向する部分に第2の係合部材20が設けられている。この第1の係合部材10は、図2および図3に示されるように、上面が開放された第1の箱体12と、第1の箱体12内に設けられ、外力により第1の箱体12から外部への突出および収納を自在に行い得るように設けられるシャフト13と、第1の箱体12の上面に設けられ、シャフト13の突起部13aを貫通し得る貫通孔11aが設けられた第1の天板11とを有している。そして、第2の係合部材20は、第1の係合部材10の突起部13aと嵌合し得る嵌合孔21aを有する第2の天板21と、第2の天板21が上面に設けられ、突起部13aを収納し得るケース22とを有している。そして、第1の係合部材10の突起部13aを突出させることにより、第2の天板21の嵌合孔21aと突起部13aとを係止する構造である。
第1の係合部材10は、図2および図3に示される例では、シャフト13部分だけではなく、突起部13aを引っ込める際に、突出させる場合と同様の押圧力のみで突起部13aを引っ込めるようにするため、第1の箱体12と隣接してもう一つの第2の箱体14が設けられ、その第2の箱体14内に解錠部材15が設けられている。この場合、第1の箱体12と第2の箱体14とを一体で形成することもできる。
シャフト13は、図3に示されるように、たとえば台座13c上に棒状の突起部13aが設けられている。図2および図3に示される例では、この突起部13aと並列して板状の肩部13bとが一体に形成されているが肩部13bはなくてもよい。突起部13aの長さは、ドアの厚さや引き戸31と壁32との間隔などにより異なるが、たとえば20〜30mm程度の長さに形成され、この突起部13aの先端と肩部13bとの段差は、たとえば10〜15mm程度に形成される。
台座13cは、突起部13aを第1の箱体12内でガイドしながら、突起部13aを突出させたり引っ込めたりする操作部としても機能する。そのため、この台座13cは図3(b)に底面図が示されるように、第1の箱体12の底板12aから露出するように設けられ、この台座13cに押圧力を加えれば、台座13cが押し上げられ、突起部13aは第1の天板11の貫通孔11aから突出する。そのため、この突起部13aが突出する側に第2の係合部材20が配置されていれば、その第2の天板21の嵌合孔21aに係止して施錠される。
この台座13cの裏側にツマミなどを付けておいて引っ張れば、突起部13aを引き戻すことができ、解錠することができるが、前述のように、図2〜3に示される例では、解錠部材15が設けられており、台座13cと解錠部材15とがシーソー部材16の両端に係合しているため、突起部13aが突出している、すなわち台座13cが押された状態では、解錠部材15は底板12a側にあり、解錠部材15を押し込めばシーソー部材16により台座13cが下がり、突起部13aは第1の箱体12内に収納されて解錠される。この台座13cには、第1の箱体12内をガイドするように、対向する側壁に凸部13dが形成され、第1の箱体12に形成された溝12b(図3参照)に沿って移動し、また、その側壁と90°ずれた側壁には、シーソー部材16を係合する凸部13e(図3参照)が設けられ、シーソー部材16の移動により生じる凸部13eの移動をガイドする溝12c(図3参照)が形成されている。また、解錠部材15にも、シーソー部材16と係合する凸部15eが設けられ、第2の箱体14にも溝14cが形成され、解錠部材15をガイドするための凸部15dおよび第2の箱体14にガイド溝14bが形成されている。
第1の箱体12は、台座13cの上下方向移動のガイドとして設けられており、その底面には、底板12aが一体に形成されており、取付板として機能している。この底板12aは、前述のように、台座13cおよび解錠部材15が露出するように孔が開けられている。
前述のように、第1の天板11には貫通孔11aが形成されている。図2〜3に示される例では、シャフト13に、突起部13aの他に肩部13bが形成されているため、その両方が貫通するように一方が長径の楕円形に形成されているが、突起部13aだけを貫通させるのであれば、突起部13aの外形に合った形状で形成されればよい。
第2の係合部材20は、図2および図4〜6に示されるように、第1の係合部材10の突起部13aと係止するように、嵌合孔21aが形成された(図に示される例では、突起部13aの他に肩部13bも嵌合孔21aと係止するように形成されているため楕円形状に形成されている)第2の天板21と、その第2の天板21により上面が被覆されるケース22とからなっており、ケース22内には、突起部13aの突出により、回転するように取り付けられた半円形状の回転体23が設けられている。
回転体23は図5(a)に斜視図が示されるように、円の中心部に回転軸23aが設けられた半円状の半円板で回転自在にケース22の対向する側壁に設けられている。この回転体23は、半円形状であるため、自重により凸部23bが下になって安定するが、この実施形態では、回転軸23aと第2の天板21との距離が回転体23の半径よりも小さくしてあるため、第2の天板21に当って止まり、回転体23の直径部分である平面部分が完全には水平位置にはならないで静止している(図5(a)参照)。そのため、第1の係合部材10の突起部13aが挿入されると、この回転体23平面部分に当って押されることにより、回転軸23aを中心にして回転し、円弧部分(周縁部)が上方に持ち上がる(図5(b)参照)。このような突起部13aがケース22内に挿入された状態では、突起部13aと第2の天板21に形成された嵌合孔21aとが係止され、引き戸31はどちらにも動くことができず、施錠される。
回転体23は、このように半円形部分と回転軸23aを設けるため、回転軸23aの挿入部分が形成された一体形状のものをプラスティックの成形体などにより形成することができる。そして、金属棒などの回転軸23aを挿入して固定することにより形成することができる。図5に示される例では、この回転体23が1枚の半円形板ではなく、厚さ方向の中心部に間隙部が形成され、2枚の円形板231、232により形成されている。このように、回転体23を2枚に分割してその厚さ方向の中心部に間隙部を形成することにより、中心部に挿入される突起部13aの前方に障害物がなくなるため、その突起部13aと対向するケース22の底板22aに貫通孔22c(図6参照)を形成しておくことにより、その貫通孔22cを介して細い棒により突起部13aを押すことができ、非常時に外部から解錠することができる。
この回転体23には、さらに、図5に示されるように、その円周に沿った周縁部(外周面)に表示部23c、23dが形成されている。この表示部23c、23dは、たとえば青色表示部23cと赤色表示部23dのように、単純な色彩表示でもよいし、「出」、「入」などの文字表示でもよく、両者を区別できる表示方法であれば、何でも構わない。このような表示部23c、23dを形成しておき、外部(第2の天板21とは反対側の底板22a側)から回転体23の周縁部が見えるように底板22aに窓部22bを形成しておけば、たとえば図5(a)に示されるように、突起部13aがケース22内に挿入されていないときは、回転体23の半円形部分が下に下がって回転体23の周縁部の上端部が窓部22bから見えるため、青色表示部23cが認識され(図6(a)参照)、ロックされていないことが認識される。また、図5(b)に示されるように、突起部13aが挿入されたときは、回転体23が押されて回転軸23aを中心として回転し、周縁部の中ほどに表示された赤色表示部23dが窓部22bから認識され(図6(b)参照)、ロックされていることを外部から認識することができる。
なお、回転体23の周縁部に凸部23bが形成されているが、この凸部23は、突起部13aがケース22内より抜け出る速度とほぼ同じ速度で回転体23が戻る様に演出するためのおもりである。
つぎに、このロック装置の動作について図3〜6を参照しながら説明をする。
まず、図4(a)および図5(a)に示されるように、引き戸31を閉めて施錠していない状態では、第1の係合部材10の突起部13aは、第1の箱体12内に収納されている。このとき、解錠部材15は図3(a)に示されるように、押し上げられた状態で第2の箱体14の上部に位置している。また、第2の係合部材20は、回転体23の半円形部分が自重で下に下がった状態にあり、表示部は図6(a)に示されるように、青色表示部23cが窓部22bに現れ、解錠されていることを示している。
つぎに、図4(b)および図5(b)に示されるように、第1の係合部材10の台座13cが押されると、台座13cに設けられた凸部13dが第1の箱体12の溝12bに沿ってスライドし、突起部13aは持ち上げられて第1の天板11の貫通孔11aを抜けて、第2の天板21の嵌合孔21a内に入って係止される。この際、図4(b)に示されるように、突起部13aの侵入と共に、回転体23が回転して、周縁部の赤色表示部23dが窓部22bに現れる(図6(b)参照)。すなわち、中に人がいて施錠されていることを、外部(廊下側)から認識することができる。なお、この台座13cを押しているとき、第1の係合部材10の解錠部材15は、シーソー部材16によるシーソー運動により、底板12a側に下がり、図2に示される状態になる。この状態から解錠するには、解錠部材15を押し上げることにより、シーソー運動により台座13cが下がり、突起部13aは第1の箱体12の中に収容され、図4(a)の状態に戻って解錠される。すなわち、第1の係合部材10の底板12a側からの押圧操作のみにより、施錠および解錠を簡単に行うことができる。
なお、第1の係合部材10および第2の係合部材20を引き戸および壁側面32aに取り付けるには、引き戸31の場合は、引き戸31の取り付け位置に第1の係合部材10または第2の係合部材20(インセット引き戸の場合は第1の係合部材10)の大きさに合せた貫通孔を形成して、その貫通孔内に装着すればよい。また、壁側面32aに取り付ける場合には、図2に示されるように、第1の係合部材10または第2の係合部材20(インセット引き戸の場合は第2の係合部材20)の側面を壁側面32aに取り付ける必要があるため、第1の係合部材10または第2の係合部材の側面3箇所を被覆するコ字型で両端に鍔部を有するサイドブラケット(横付けカバー)35を形成して、そのブラケットの鍔部を壁側面に取り付けることにより簡単に取り付けられる。
10 第1の係合部材
11 第1の天板
12 第1の箱体
13 シャフト
13a 突起部
13c 台座
14 第2の箱体
15 解錠部材
16 シーソー部材
20 第2の係合部材
21 第2の天板
21a 嵌合孔
22 ケース
22a 底板
22b 窓部
22c 貫通孔
23 回転体
23a 回転軸
23c 青色表示部
23d 赤色表示部
31 引き戸
32 壁
32a 壁側面

Claims (7)

  1. インセット引き戸またはアウトセット引き戸からなる引き戸と、該引き戸と近接する壁側面との間で施解錠する引き戸用のロック装置であって、前記引き戸と前記壁側面のいずれか一方に設けられる第1の係合部材と、前記引き戸と前記壁側面の他方で、前記第1の係合部材と対向する部分に設けられる第2の係合部材とを有し、
    前記第1の係合部材は、上面が開放された第1の箱体、該第1の箱体内に設けられ、外力により前記第1の箱体から外部への突出および第1の箱体内への収納を自在に行い得るように設けられるシャフト、および、前記第1の箱体の上面に設けられ、前記シャフトの突起部を貫通し得る貫通孔が設けられた第1の天板を有する構造であり、
    前記第2の係合部材は、前記第1の係合部材の突起部と嵌合し得る嵌合孔を有する第2の天板、および該第2の天板が上面に設けられ、前記突起部を収納し得るケースを有する構造であり、
    前記第1の係合部材の突起部を突出させることにより、前記第2の天板の嵌合孔と前記突起部とを係止する構造である引き戸用のロック装置。
  2. 前記ケースの前記第2の天板と反対側に、前記第1の係合部材の突起部が該第2の箱体内に挿入されたときに、該突起部の挿入を示す表示部が設けられてなる請求項1記載の引き戸用のロック装置。
  3. 前記第1の係合部材は前記シャフトと解錠部材とを有し、前記シャフトは台座上に前記突起部を固定され、外力により該台座を前記第1の箱体内で摺動させることにより前記突起部の突出および収納を行うように形成され、前記解錠部材は、前記台座と並置して第2の箱体内に設けられており、前記台座と前記解錠部材とがシーソー運動をすることができるように中心部が支持されたシーソー部材の両端部に係合され、押圧力のみで前記シャフトの突出および収納を行うことができるように形成されてなる請求項1または2記載の引き戸用のロック装置。
  4. 前記第2の係合部材は前記ケース内に回転体を有し、該回転体は、円の中心部に回転軸が設けられた半円状の半円板で回転自在に設けられ、前記第1の係合部材の突起部が前記ケース内に突入する際に該突起部により前記回転体が回転するように形成され、前記ケースの前記第2の天板とは反対側の底板には該回転体の周縁部が見える窓部が形成され、かつ、前記回転体の周縁部には、該回転体が前記突起部により押される前の状態と、該突起部により押されて回転した状態を識別し得る表示部が設けられてなる請求項1ないし3のいずれか1項記載の引き戸用のロック装置。
  5. 前記回転体は、前記第1の係合部材の前記突起部と対向する部分に間隙部を有するように2枚に分割され、該間隙部と対向する位置の前記底板に貫通孔が形成されてなる請求項4記載の引き戸用のロック装置。
  6. 前記引き戸がインセット引き戸であり、該引き戸に前記第1の係合部材が取り付けられ、前記壁側面に前記第2の係合部材が取り付けられてなる請求項1ないし5のいずれか1項記載の引き戸用のロック装置。
  7. 前記引き戸がアウトセット引き戸であり、該引き戸に前記第2の係合部材が取り付けられ、前記壁側面に前記第1の係合部材が取り付けられてなる請求項1ないし5のいずれか1項記載の引き戸用のロック装置。
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