JP5809404B2 - 引き戸用のロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2枚以上の引き戸の重ね合せ部分で施解錠する引き戸用ロック装置に関する。さらに詳しくは、専用の鍵を用いることなく、引き戸の内側および外側の両方から簡単に施錠および解錠のどちらでも行うことができる引き戸用のロック装置に関する。
従来の引き戸用のロック装置は、最も簡単な構造として、部屋の内側から棒状のシャフトをねじ込む構造のものが用いられていた。最近では、ねじ込む構造に代えて、レバーなどの回転により、またはスライド部材などのスライドによりフックを相手の引き戸に設けられた係合部材に係止させることにより施錠し、また、逆の動作により解錠する構造が一般的に用いられている(たとえば特許文献1参照)。このような構造例を図8に示す。
図8において、引き戸51、52の一部が重なり合った部分の引き戸51にフック53が設けられ、このフック53は、スライド部材56をスライドさせることにより、フック53が引き戸51内に収納されたり、引き戸52側に突出したりするように回転運動をする機構になっている。そして、引き戸52側には図8(b)の断面説明図に示されるように、凹部54が形成されると共に、その凹部54内に設けられる係合部材55にフック53が係合するように形成されている。
特開2007−332641号公報
前述のように、従来の引き戸の重なり部分で施錠するロック装置は、いずれも引き戸の片方側(たとえば部屋の内部)から施錠する構造であり、家などの防犯上のロック装置の場合には、反対側から鍵を差し込んで解錠することは一般に行われているが、そのような鍵を専用に作らないと、反対側から解錠することができない構造になっている。
しかしながら、たとえば幼稚園で小さい子供たちを部屋内で自由に遊ばせながら、見ていなくても勝手に部屋から出て行かないように部屋に施錠をしたいという場合や、老人ホームなどでお年寄りが勝手に部屋から抜け出さないように部屋の引き戸をロックしたいというような場合には、上述した従来の厳密なロック装置を設ける必要は無く、むしろ多くの保母や職員などがその部屋に出入りしたり、部屋の内部に職員などがいながら部屋のロックをしておいて、第三者が外から入ったりする場合など、施錠した人以外に部屋の内外から容易に解錠して出入りをすることができるロック装置が求められている。このような場合、一々ロックを解除する鍵を作製して、関係者全員がその鍵を所持するのは管理上の面でも、また、使用面においても非常に面倒である。また、たとえば1個のドアを柱などに施錠する場合には、たとえば図8に示されるようなフックと係合部材との組合せで、そのフックの回転をドアの両側に連通した回転部材などにより回転させることで、どちらからでも施錠および解錠を行えるようにすることはできるが、引き違い戸の重なり部分でのロック装置としては、そのような構造を採用することもできない。仮に製作できたとしても扉と扉の隙間の設定が必要になる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、非常に簡単な構造で、部屋の内外から施錠および解錠を容易に行うことができる簡単な構造の引き戸用のロック装置を提供することを目的としている。
本発明の引き戸用のロック装置は、少なくとも2枚の引き違い戸において2枚の引き戸の重なり部分で相互に施錠する引き戸用のロック装置であって、第1の引き戸に設けられる第1の係合部材と、第2の引き戸の前記第1の係合部材と対向する部分に設けられる第2の係合部材とを有し、前記第1および第2の係合部材は、それぞれ、上面が開放された箱体、該箱体内をガイドされるように設けられる台座に固定され、外力により前記箱体から外部への突出、および前記箱体内への収納を自在に行い得るように設けられる第1のシャフトまたは第2のシャフト、および、前記箱体の上面に設けられ、前記第1または第2のシャフトの突起部を貫通し得ると共に、対向する相手方の係合部材からの第2または第1のシャフトの突起部を嵌合し得る嵌合孔が設けられた天板を有する構造であり、前記第1または第2のシャフトの突起部と相手方の前記天板の嵌合孔との係止または解除により、前記引き戸の前記第1の係合部材または前記第2の係合部材のいずれの側から施錠された場合でも、前記第1または第2の係合部材の他方の側からでも、誰もが解錠し得る構造であり、かつ、前記第1および第2の係合部材のそれぞれは、前記シャフトの台座と並置して解錠部材が設けられ、前記台座と前記解錠部材とがシーソー運動をすることができるように中心部が支持されたシーソー部材の両端部に係合され、押圧力のみで前記シャフトの突出および収納を行うことができ、前記箱体の底面側に、前記台座および前記解錠部材の部分に開孔を有する底板が設けられ、前記台座および前記解錠部材は前記底板から外部には突出しない構造になっている。
ここに上面とか天板というのは、便宜上シャフトの突起部が突出する方向を上方としているだけで、その場合反対方向を底面または底板と呼んでいるが、上下方向を逆に定義することができることはいうまでもない。
前記第1のシャフトの突起部が前記第2の係合部材の嵌合孔に係止している際に、前記第2のシャフトに加えられる外力により前記第1のシャフトを押し戻して、前記第1のシャフトによる施錠を解除するように前記第1および第2の係合部材が取り付けられていることにより、たとえば部屋の外側からある人が引き戸の施錠をした場合でも、第三者が部屋の中から簡単に解錠することができる。
前記第1および第2のシャフトのそれぞれは、突起部と、該突起部の高さよりも低い高さの肩部とが台座上に並んで設けられ、前記相手方のシャフトの前記突起部が、相互に前記肩部と対向するように前記第1および第2の係合部材が取り付けられることにより、シャフトの突起部が突出する場合の貫通孔と、相手側のシャフトを挿入する嵌合孔とを異なる部分に形成することができるため、シャフトの突起部の長さを短くすることができ、引き戸の厚さが薄い場合でも、係合部材を引き戸の中に埋め込むことができる。
前記第1および第2の係合部材のそれぞれは、前記シャフトの台座と並置して解錠部材が設けられ、前記台座と前記解錠部材とがシーソー運動をすることができるように中心部が支持されたシーソー部材の両端部に係合され、押圧力のみで前記シャフトの突出および収納を行うことができる構造にすることにより、簡単な押圧力のみでロック装置の施錠および解錠を行うことができる。
前記第1の係合部材および/または前記第2の係合部材の前記解錠部材に隣接してロック部材が設けられ、該ロック部材は、支軸と、該支軸の上部に固着されるストッパ部材と、該ストッパ部材の位置を回転させるため、前記支軸の下端部に固着して設けられる回転部材とからなる構成にすることにより、回転部材を回転してストッパ部材を解錠部材上に位置させることにより、簡単に解錠を阻止することができる。
本発明のロック装置によれば、子供や老人には気づかれることなく、一般人には簡単に施錠および解錠を行うことができ、しかも、一般人の大勢が部屋の内外に拘わらず、簡単に施錠、解錠をすることができる。
また、一対の係合部材のシャフトが対向するように設けられることにより、施錠した側と反対側からでも解錠することができる。たとえば部屋の内側から第1の係合部材を用いて施錠されている場合に、部屋の外側にいる人は、第2の係合部材により施錠する行為を行う、すなわち第2のシャフトを突出させると、その第2のシャフトにより第1のシャフトが押し戻される。この際、第1のシャフトの突起部と第2のシャフトの突起部とが当接する位置に設けられていれば、第1のシャフトの突起部が第2のシャフトの嵌合孔から抜ける位置まで押せば、解錠することができる。しかし、その場合、突起部のリーチが長くなるため、たとえば突起部と相手方のシャフトの肩部とが当接するような位置関係で設けられていれば、第1のシャフトの突起部が第2の係合部材の嵌合孔から抜ける位置まで押し込むと第2のシャフトの突起部が第1の係合部材の嵌合孔に入り込んで、第2の係合部材側で施錠することになる。そのため、第2の係合部材を再度解錠する操作が必要となり、2度の押圧操作が必要となる。しかし、2度の押圧操作をするだけで簡単に反対側からも解錠することができる。
引き戸に本発明のロック装置を取り付けた状態の斜視説明図である。 図1に示される第1の係合部材の斜視説明図およびその底面図である。 第1および第2のシャフト部分のみを対向させた状態の側面図である。 本発明のロック装置の施錠していない状態を示す断面説明図である。 本発明のロック装置の第1の係合部材により施錠した状態を示す断面説明図である。 本発明のロック装置の第2の係合部材により施錠した状態を示す断面説明図である。 本発明のロック装置にロック部材を設けた実施形態を示す説明図である。 従来の引き戸用のロック装置の一例を示す説明図である。
つぎに、図面を参照しながら本発明の引き戸用のロック装置について、図1〜3を参照しながら説明をする。本発明による引き戸用のロック装置は、図1に示されるように、少なくとも2枚の引き違い戸において2枚の引き戸の重なり部分で相互に施錠するもので、第1の引き戸31に設けられる第1の係合部材10と、第2の引き戸32の第1の係合部材10と対向する位置に設けられる第2の係合部材20とを有している。第1の係合部材10は、図2および図3に示されるように、上面が開放された箱体12内に、外力により箱体12から外部への突出、および箱体12内への収納を自在に行い得るように第1のシャフト13が設けられている。そして、箱体12の開放面には天板11が設けられ、その天板11には第1のシャフトを貫通し得ると共に、対向する相手方の係合部材20からの第2のシャフト23と嵌合し得る嵌合孔11aが設けられている。なお、第2の係合部材も第1の係合部材と同様の構成になっているのでその説明を省略するが、図1〜3に示される構造では、第1の突起部13aおよび肩部13bと第2の突起部23aおよび肩部23bとが図の上下で逆の位置関係になっており、第1の突起部13aと第2のシャフト23の肩部23bとが対向し、第2の突起部23aと第1のシャフト13の肩部13bとが対向する構造になっている。しかし、突起部同士が対向する構造にすることもできる。この場合、突起部同士を対向させると、突起部を収納する箱体の深さが突起部の長さ以外に、相手方の係合部材からの突起部を受け入れて嵌合孔と係止させる必要があるため、相手方の突起部を受け入れる長さ分、箱体の深さを深くする必要があるので大型化する。しかし、厚い扉であればそうすることも可能である。
第1の係合部材10は、図1および図2に示される例では、第1のシャフト13部分だけではなく、第1の突起部13aを引っ込める際に、突出させる場合と同様の押圧力のみで第1の突起部13aを引っ込めるようにするため、箱体12と隣接してもう一つの第2の箱体14が設けられ、その第2の箱体14内に解錠部材15が設けられている。この場合、箱体12と第2の箱体14とを一体で形成することもできる。
第1のシャフト13は、図3に示されるように、たとえば台座13c上に棒状の第1の突起部13aと板状の肩部13bとを固着することにより、金属材料またはプラスティックなどにより一体に形成されている。第1の突起部13aの長さは、ドアの厚さや2枚のドアの間隔などにより異なるが、たとえば20〜30mm程度の長さに形成され、この第1の突起部13aの先端と肩部13bとの段差は、たとえば10〜15mm程度に形成される。この段差も、ドアとドアとの隙間の大きさによっても異なる。
台座13cは、第1の突起部13aおよび肩部13bを箱体12内でガイドしながら、第1の突起部13aを突出させたり引っ込めたりする操作部としても機能する。そのため、この台座13cは図2(c)に底面図が示されるように、箱体12の底板12aから露出するように設けられ、この台座13cに押圧力を加えれば、台座13cが押し上げられ、第1の突起部13aは天板11の嵌合孔11aから突出する。そのため、この第1の突起部13aが突出する側に第2の係合部材20が配置されていれば、その嵌合孔21aに係合して施錠される。
この台座13cの裏側にツマミや、磁性体と永久磁石との組合せによる吸引部材などの引っ張り部材を設けておいて引っ張れば、コンパクトな構造で、小さな取付面積で取り付けることができ、第1の突起部13aを引き戻すことができ、簡単に解錠することができる(この点は第2の係合部材20においても同様である)。しかし、前述のように、図2に示される例では、解錠部材15が設けられており、台座13cと解錠部材15とがシーソー部材16の両端に係合しているため、第1の突起部13aが突出している、すなわち台座13cが押された状態では、解錠部材15は底板12a側にあり、解錠部材15を押込めばシーソー部材16により台座13cが下がり、第1の突起部13aは箱体12内に収納されて解錠される。この台座13cには、箱体12内をガイドするように、対向する側壁に凸部13dが形成され、箱体12に形成された溝12bに沿って移動し、また、その側壁と90°ずれた側壁には、シーソー部材16を係合する凸部13eが設けられ、シーソー部材16の移動により生じる凸部13eの移動をガイドする溝12cが形成されている。また、解錠部材15にも、シーソー部材16と係合する凸部15eが設けられ、第2の箱体14にも溝14cが形成されると共に、第2の箱体14内を解錠部材15が摺動できるように、凸部15dが解錠部材15の対向面に設けられ、第2の箱体14にガイドする溝14bが形成されている。このような解錠部材15、25を設けることにより、第1および第2の係合部材10、20が大きくなるが、押圧操作のみで簡単に施解錠をすることができる。
箱体12は、台座13cの上下方向移動のガイドとして設けられており、その底面には、底板12aが一体に形成されており、取付板として機能している。この底板12aは、前述のように、台座13cおよび解錠部材15が露出するように孔が開けられている。
天板11は、前述のように、嵌合孔11aを有しており、第1の突起部13aが突出する嵌合孔と、対向する係合部材20からの第2の突起部23aと係止する嵌合孔とが並んで設けられているため、図2(b)に示されるように、長径の楕円形状に形成されている。
なお、第2の係合部材20も第1の係合部材10と殆ど同じ構造である(前述のように、図に示されている例では、第1の突起部13aと肩部13bとの位置関係が異なる)ので、第1の係合部材10の10番台と第2の係合部材20の20番台とが異なるだけで、1番台は同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
つぎに、このロック装置の動作について説明をする。
図4は、第1の引き戸31と第2の引き戸32とが重なっているところで第1の係合部材10と第2の係合部材とが対向しているが、施錠していない状態を示している。すなわち、第1の突起部13aは突出しないで底板12a側に下りた状態で、箱体12内に収納されており、解錠部材15が上方に上がった状態になっており、解錠部材15は天板11側に上がった状態になっている。また、第2の係合部材20の第2の突起部23aも同様に、底板22a側に下りた状態で、突出することなく、箱体22内に収納されており、解錠部材25は天板21側に上がった状態になっている。そのため、いずれの突起部13a、23aも、相手方の天板11、21の嵌合孔11a、21aとは、係合せず、いずれの引き戸31、32も自由にスライドすることができる。
つぎに、図5に示される状態は、引き戸31側から施錠した状態を示している。すなわち、第1係合部材10は、第1の突起部13aが突出した状態、すなわち台座13cが外力により押し上げられた状態を示している。この際、解錠部材15は、シーソー作用により底板12a側に下がっている。その結果、第1の突起部13aと第2の係合部材20の嵌合孔21a(図2(b)の11a参照)とが係合し、いずれのドアも移動することができず、ロックされる。この際、第2の係合部材20は、第2の突起部23aが下りた状態で、シーソー部材26の作用により、解錠部材25は上がった状態になっている。
つぎに、図5の第1の係合部材10側からロックされた状態で、第2の係合部材20側から解錠する方法について説明をする。まず、第2の係合部材20の台座23cを押圧することにより、第2の突起部23aおよび肩部23bが持ち上げられる。その結果、第2の突起部23aが第1のシャフト13の肩部13bに当たり(または第2のシャフトの肩部23bが第1の突起部13aに当たり)、さらに押圧力を加えることにより、第1のシャフト13が押し戻される。その結果、図6に示されるように、第2の係合部材20側からロックをした場合と同様の、第2の突起部23aが第1の係合部材10の嵌合孔11a(図2(b)参照)と係合する。そのため、第2の係合部材20側から施錠した状態になっており、解錠はされていない。この状態では、図6に示されるように、第2の係合部材20の解錠部材25は、底板22a側に下りている。そのため、再度第2の係合部材20の解錠部材25を押圧することにより第2の係合部材20の解錠部材25が持ち上げられ、第2の突起部23aがシーソー部材26の作用により下がる。その結果、図4に示される位置関係になり、解錠されて、ドアを開けることができる。すなわち、施錠した側(第1の係合部材側)と反対側(第2の係合部材側)から解錠する場合には、第2の係合部材の台座23cを押圧して、さらに、解錠部材25を押圧するという2ステップを必要とするが、容易に解錠することができる。
前述の各例では、施錠した人以外の誰でも簡単に解錠することができる構造であったが、子供や病人でも、学習効果により施解錠する方法を覚えることある。そのような場合でも、簡単には解錠することができないが、通常の大人には簡単に解錠することができるロック装置を設ける必要性もある。この例が図7に示されている。すなわち、図2(a)の第1の突起部13aと肩部13bとの位置関係を変えて天板11を除いた状態の上面図、側面図および底面図がそれぞれ示されるように、解錠部材15の隣にロック部材40が形成されている。
このロック部材40は、図7(b)に側面図が示されるように、支軸41にストッパ部材42が固着され、底板12aの裏面側の支軸41に設けられた回転部材43を回転することにより、支軸41が回転し、それに伴って、ストッパ部材42が解錠部材15の移動を阻止する位置A(図7(a)で0時の位置)または解錠部材15と関係のない位置B(3時の位置)を選択することができるようになっている。施錠されている状態で、回転部材43をAの位置に回転させると、解錠部材15の移動がストッパ部材42の回転挿入により阻止されるため、解錠部材15の裏側に押圧力を加えても、解錠部材15を移動させることができない。その結果、第1の突起部13aを下げることができず、施錠状態を解除することができない。そして、ストッパ部材42をBの位置に回転部材43により移動させれば、解錠部材15を作動させることができ、解錠部材15を押圧することにより、前述のように解錠することができる。なお、図7では、簡単な構成のみが示されているが、ストッパ部材42が容易に動かないように、ストッパ部材42に形成された図示しない凸部と、嵌合部材44に設けられた図示しない凹部とを嵌合させて固定できるようになっており、嵌合部材44と底面との間には、図示しないスプリングが挿入されている。なお、図2〜6に示される部分と同じ部分には、同じ符号を付してその説明を省略する。
なお、このようなロック部材40が設けられて、作動しているときは、前述の施錠した側と反対側にいる人が解錠するという動作もできなくなる。そのため、どちらからでも解錠することができる、という効果は得られなくなる。しかし、徘徊者などを看護する当事者であれば部屋の外側からの必要不可欠の機能であることは、言うまでもない。よって、しっかりと施錠することが必要な場合には、このストッパ部材42を作動させることにより簡単に簡易なロックをすることもできる。
以上のように、本発明によれば、厳密な施錠ではなく、一般人には簡単に、しかも部屋の内側からでも、外側からでも施錠または解錠を行うことができながら、子供や老人、病人などにはドアを開けることができないロック装置を非常に簡単な構造で実現することができる。
10 第1の係合部材
11 天板
12 箱体
13 第1のシャフト
13a 第1の突起部
13b 肩部
13c 台座
14 第2の箱体
15 解錠部材
16 シーソー部材
20 第2の係合部材
21 天板
23 第2のシャフト
23a 第2の突起部
23b 肩部
23c 台座
25 解錠部材
31 第1の引き戸
32 第2の引き戸

Claims (4)

  1. 少なくとも2枚以上の引き違い戸において2枚の引き戸の重なり部分で相互に施解錠する引き戸用のロック装置であって、第1の引き戸に設けられる第1の係合部材と、第2の引き戸の前記第1の係合部材と対向する部分に設けられる第2の係合部材とを有し、
    前記第1および第2の係合部材は、それぞれ、上面が開放された箱体、該箱体内をガイドされるように設けられる台座に固定され、外力により前記箱体から外部への突出、および前記箱体内への収納を自在に行い得るように設けられる第1のシャフトまたは第2のシャフト、および、前記箱体の上面に設けられ、前記第1または第2のシャフトの突起部を貫通し得ると共に、対向する相手方の係合部材からの第2または第1のシャフトの突起部を嵌合し得る嵌合孔が設けられた天板を有する構造であり、前記第1または第2のシャフトの突起部と相手方の前記天板の嵌合孔との係止または解除により、前記引き戸の前記第1の係合部材または前記第2の係合部材のいずれの側から施錠された場合でも、前記第1または第2の係合部材の他方の側からでも、誰もが解錠し得る構造であり、かつ、前記第1および第2の係合部材のそれぞれは、前記シャフトの台座と並置して解錠部材が設けられ、前記台座と前記解錠部材とがシーソー運動をすることができるように中心部が支持されたシーソー部材の両端部に係合され、押圧力のみで前記シャフトの突出および収納を行うことができ、前記箱体の底面側に、前記台座および前記解錠部材の部分に開孔を有する底板が設けられ、前記台座および前記解錠部材は前記底板から外部には突出しない構造である引き戸用のロック装置。
  2. 前記第1のシャフトの突起部が前記第2の係合部材の嵌合孔に係止している際に、前記第2のシャフトに加えられる外力により前記第1のシャフトを押し戻して、前記第1のシャフトによる施錠を解除するように前記第1および第2の係合部材が取り付けられてなる請求項1記載の引き戸用のロック装置。
  3. 前記第1および第2のシャフトのそれぞれは、突起部と、該突起部の高さよりも低い高さの肩部とが台座上に並んで設けられ、前記相手方のシャフトの前記突起部が、相互に前記肩部と対向するように前記第1および第2の係合部材が取り付けられてなる請求項1または2記載の引き戸用のロック装置。
  4. 前記第1の係合部材および/または前記第2の係合部材の前記解錠部材に隣接してロック部材が設けられ、該ロック部材は、支軸と、該支軸の上部に固着されるストッパ部材と、該ストッパ部材の位置を回転させるため、前記支軸の下端部に固着して設けられる回転部材とからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の引き戸用のロック装置。
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