JP2012071750A - 4輪駆動車用トランスファのシフト機構 - Google Patents

4輪駆動車用トランスファのシフト機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2012071750A
JP2012071750A JP2010219174A JP2010219174A JP2012071750A JP 2012071750 A JP2012071750 A JP 2012071750A JP 2010219174 A JP2010219174 A JP 2010219174A JP 2010219174 A JP2010219174 A JP 2010219174A JP 2012071750 A JP2012071750 A JP 2012071750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
fork
spring
wheel drive
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010219174A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Suzuki
悟 鈴木
Toshiyuki Miyachi
利幸 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Univance Corp
Original Assignee
Univance Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Univance Corp filed Critical Univance Corp
Priority to JP2010219174A priority Critical patent/JP2012071750A/ja
Publication of JP2012071750A publication Critical patent/JP2012071750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

【課題】トランスファケースの空間を有効に利用することで効率よく配設できる4輪駆動車用トランスファのシフト機構を提供する。
【解決手段】4輪駆動車用トランスファのシフト機構30は、遊星歯車機構に同軸的に配された変速段切換用クラッチスリーブの作動を選択する変速段切換用シフトフォーク40と、4WD解除用スライドスリーブの作動を選択する4WD解除用シフトフォーク33とを備えている。4WD解除用シフトフォーク40は、一端部が変速段切換用シフトフォーク33に固定支持された4WD解除用シフトロッド34に待ちバネ35を介して軸方向移動可能に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば4輪駆動車用トランスファに適用されるシフト機構に関する。
4輪駆動車には、常時4輪駆動状態とするフルタイム4輪駆動車がある。この種のフルタイム4輪駆動車に適用されるシフト機構としては、例えばトランスファケース内に第1及び第2シフトロッドを互いに平行に配置し、第1シフトロッド上に高速段−低速段(H−L)切換用シフトフォークを取り付けるとともに、第2シフトロッド上に4輪駆動状態を維持する4WD解除用のシフトフォークをH−L切換用シフトフォークに対して常に付勢した状態で取り付けている。
第1及び第2シフトロッドがトランスファケース内の駆動スプロケット及び従動スプロケットに巻き掛けられたループ状の前輪駆動用チェーンの対向内側を横切って取り付けられたシフト機構の一例が、例えば本出願人が先に提案した特開2007−176239号公報に開示されている。
特開2007−176239号公報
この従来のシフト機構では、互いに平行に配置された第1及び第2シフトロッドがトランスファケース内の駆動スプロケット及び従動スプロケットに巻き掛けられたループ状の前輪駆動用チェーンの対向内側を横切って取り付けられるので、第1及び第2シフトロッドが、エンジン駆動中に走行する前輪駆動用チェーンと干渉しないように、第1及び第2シフトロッドの配置位置を考慮する必要がある。しかしながら、外径が小さい駆動スプロケット及び従動スプロケットでは、前輪駆動用チェーンの対向内側に形成された空間が狭くなり、エンジン駆動中に走行する前輪駆動用チェーンと干渉することなく、第1及び第2シフトロッドを通すスペースが確保できない場合がある。
本発明は、上記従来の課題を解消すべくなされたものであり、その目的は、トランスファケースの空間を有効に利用することで効率よく配設できる4輪駆動車用トランスファのシフト機構を提供することにある。
[1]本発明は、4輪駆動車用トランスファケースの内部に配され、エンジンの駆動力を高速段と低速段とに切換える変速機構と、前記変速機構の駆動力が入力される主出力軸と、前記主出力軸に平行に配置された副出力軸と、前記変速機構に同軸的に配された変速段切換用クラッチスリーブ、及び前記変速段切換用クラッチスリーブに押されて前記主出力軸と前記副出力軸とを結合することで、4輪駆動状態を維持する4WD解除用のスライドスリーブと、前記主出力軸の軸方向に沿って移動可能に配され、前記変速段切換用クラッチスリーブの作動を選択する変速段切換用シフトフォークと、前記変速段切換用シフトフォークに軸方向移動可能に支持されるとともに、待ちバネを介して前記変速段切換用シフトフォークに向けて付勢され、前記4WD解除用ライドスリーブの解除を行う4WD解除用シフトフォークとを備えたことを特徴とする4輪駆動車用トランスファのシフト機構にある。
[2]上記[1]記載の発明にあって、前記4WD解除用シフトフォークは、一端部が前記変速段切換用シフトフォークに固定支持された4WD解除用シフトロッドに前記待ちバネを介して軸方向移動可能に設けられ、前記4WD解除用シフトロッドを介して前記4WD解除用スライドスリーブの作動を選択することを特徴とする。
[3]上記[1]記載の発明にあって、前記変速段切換用シフトフォークは、前記主出力軸の軸方向に沿って配されたシフトロッドと、前記シフトロッドに移動可能に挿通支持されるシフトフォーク本体と、前記シフトロッドと同軸上に挿通支持される一対の摺動脚部を介して前記シフトフォーク本体に相対移動可能に設けられた摺動ホルダと、前記シフトフォーク本体及び前記摺動ホルダの間にバネ部材を収容するバネ収容部と、前記シフトフォーク本体の前記バネ収容部内に形成され、前記バネ部材によるバネ荷重を受ける一対のバネ荷重受部と、前記一対の摺動脚部の対向内面に設けられ、前記一対のバネ荷重受部のいずれか一方を押圧することで前記バネ部材を圧縮させる方向に変位するバネ作動部とを備えたことを特徴とする。
[4]上記[3]記載の発明にあって、前記摺動ホルダの一端部には、シフトロッド軸方向へ延びる腕部が一体に形成され、前記腕部には、前記シフトロッドとは同軸上に配置されて回転駆動するシフトカムのカム溝に沿って移動するシフターピンが突出して設けられたことを特徴とする。
[5]上記[3]記載の発明にあって、前記バネ作動部は、前記シフトロッドと同軸上に設けられたワッシャからなることを特徴とする。
[6]上記[3]記載の発明にあって、前記バネ部材、前記バネ荷重受部、及び前記摺動脚部が、前記シフトフォーク本体が拘束停止したとき前記シフトフォーク本体にシフト操作力を蓄積する待ち機構を構成してなることを特徴とする。
本発明によれば、限られた狭小なトランスファケースの空間を有効に利用することができる。
本発明に係わる典型的な実施の形態であるトランスファの一構造例を概略的に示す断面図である。 (a)は変速段切換用シフトフォークの縦断面図、(b)は(a)のIIB−IIB線矢視断面図、(c)は(a)のIIC−IIC線矢視断面図である。 4WD解除用シフトフォークの一構成例を概略的に示す斜視図である。 4WD解除用シフトフォークの一作動例を模式的に示す説明図であり、(a)は4WDロック状態にある低速段のシフト操作を示す図、(b)は(a)の次のシフト操作を示す図、(c)は(b)の次のシフト操作を示す図であり、(d)は4WDロック解除状態にある高速段へのシフト操作終了を示す図である。 エンジン駆動中に走行する前輪駆動用チェーンの動作を説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
(トランスファの全体構成)
図1において、全体を示す符号1は、この実施の形態に係る典型的なトランスファの全体構成を概略的に示している。図示例によるトランスファ1は、例えばFR(フロントエンジン、リヤドライブ)方式をベースにした四輪駆動(4WD)車における高速位置及び低速位置への切換えに適用されるものである。
このトランスファ1は、図1に示すように、フロントケース2及びリアケース3からなるトランスファケースを有している。このフロントケース2の前側部位には、図示しないエンジンからの回転を同じく図示を省略した自動変速機あるいは手動変速機を介して入力する入力軸4がベアリング5を介して回転可能に固定支持されている。この入力軸4には、フロントケース2内に同軸的に配された副変速機20を介してリアケース3内に同軸的に配された主軸である後輪出力軸6が直結されている。
このトランスファケースの後輪出力軸6と平行な部位には、図1に示すように、前輪出力軸(副出力軸)7が設けられている。この後輪出力軸6の同一軸上には、駆動スプロケットギヤ8が設けられている。この前輪出力軸7の同一軸上には、駆動スプロケットギヤ8に対する従動スプロケットギヤ9が設けられている。この駆動スプロケットギヤ8、及び従動スプロケットギヤ9の間には、環状のチェーン10が掛け回されている。
この副変速機20は、図1に示すように、入力軸4に入力するエンジンの駆動力をシフト機構30により高速段Hと低速段Lとに切換えられる。このシフト機構30は、副変速機20の遊星歯車機構に同軸的に配されたH−L切換え用のクラッチスリーブ31、及び4WD解除用のスライドスリーブ32を備えている。
この遊星歯車機構は、図1に示すように、入力軸4の外周に形成された高速用ギヤ(サンギヤ)21と、フロントケース2に固定されたリングギヤ22と、このサンギヤ21の外周に噛み合うとともに、リングギヤ22の内周に噛み合う複数のピニオンギヤ(プラネタリギヤ)23,…,23とを備えている。複数のピニオンギヤ23は、同一の位相差をもって配された支軸24を介して円形のキャリアケース25に自転可能に固定支持されている。このキャリアケース25は、サンギヤ21と相対回転可能に入力軸4の軸回りに固定支持されている。
このキャリアケース25の支軸24には、図1に示すように、内スプライン(歯部)26aを有する円形のリング体26が固定支持されている。低速状態においては、クラッチスリーブ31のスプラインが高速用ギヤ21から脱することで、リング体26の内スプライン26aにクラッチスリーブ31のスプラインをスプライン係合させ、ピニオンギヤ23から伝達された回転動力が低速回転駆動力として後輪出力軸6に伝達させることができるようになっている。
一方、図1に示す高速状態においては、クラッチスリーブ31のスプラインと高速用ギヤ21とが互いに噛合して連結されており、入力軸4の回転駆動力が高速回転駆動力として入力軸4から後輪出力軸6に伝達されるようになっている。
後輪出力軸6の同一軸上には、図1に示すように、4WDモードにおける前後輪駆動力の配分制御を実行する駆動力配分装置の一部を構成する摩擦クラッチ装置50が設けられている。トランスファケースには、シフト機構30、及び摩擦クラッチ装置50の作動を制御する駆動源となるモータ70が設けられている。このモータ70には減速機71が内蔵されており、その減速機71による回転駆動をモータ出力軸72に伝達するようになっている。モータ出力軸72には、シフト機構30及び摩擦クラッチ装置50が連結されている。
この摩擦クラッチ装置50は、図1に示すように、環状の多板式の摩擦クラッチ51を有している。この摩擦クラッチ51は、環状のクラッチハブ52を後輪出力軸6に固定するとともに、環状のクラッチドラム53を後輪出力軸6に回転可能に支持した駆動スプロケットギヤ8に連結している。
2輪駆動(2WD)の際には摩擦クラッチ装置50の摩擦クラッチ51の締結が解除され、入力軸4の回転は、副変速機構20を介して後輪出力軸6に伝達される。一方、4WD時の際には、摩擦クラッチ51が締結状態となり、入力軸4からの駆動力を、後輪出力軸6、摩擦クラッチ51、駆動スプロケットギヤ8、前輪駆動用チェーン10、及び従動スプロケットギヤ9を介して前輪出力軸7へと伝達される。
この摩擦クラッチ装置50は、図1に示すように、後輪出力軸6と同一軸上に移動可能な環状のクラッチ押付部材54と、モータ70の回転運動を直線運動に変換し、クラッチ押付部材54に軸方向変位を付与するボールカム機構55とを備えている。
このボールカム機構55は、図1に示すように、摩擦クラッチ51のクラッチ締結力を無段階に制御する。ボールカム機構55には、後輪出力軸6と同一軸上に反力側のカムプレート(反力カムプレート)56、及び駆動側のカムプレート(駆動カムプレート)57により構成された一対のボールカムが設けられている。この反力カムプレート56は、スラスト軸受58を介して環状の固定部材60に固定されている。一方の駆動カムプレート57は、スラスト軸受59を介してクラッチ押付部材54に当接して連結されている。
駆動カムプレート57は、図1に示すように、モータ出力軸側に延在しており、その先端部分には図示しないカムフォロアが回転自在に軸支されている。そのカムフォロアは、モータ出力軸72に図示しない連結部材を介して連結された板カム61のカム面に常時接触されており、モータ70の回転をボールカム機構55に伝達するようになっている。
摩擦クラッチ51を締結する場合は、板カム61がモータ出力軸72の軸心回りに正回転方向に回転することで、駆動カムプレート57が反力カムプレート56に対して一定方向に回転駆動される。駆動カムプレート57が回転駆動すると、駆動カムプレート57は、ボールカム溝内のボール62による押圧を受けながら、後輪出力軸6の軸方向に移動する。駆動カムプレート57が移動すると、クラッチ押付部材54は、後輪出力軸6の軸方向に押されて摩擦クラッチ51を押圧することで、モータ70の回転量に応じてクラッチ押付力を増加させる。一方、摩擦クラッチ51の締結を解除する場合は、上記操作とは逆に板カム61が回転することで、上記操作と逆の操作を行うこととなる。
上記のように構成されたトランスファ1の構成部分は、従来のものと基本的な構成において変わるところはない。従って、トランスファ1の基本構成は、図示例に限定されるものではない。
(4WD解除用フォークの構成)
この実施の形態の主要な基本構成は、図1及び図2に示すように、副変速機20のシフト機構30にあり、常時4WDモードで走行する4WDロックを解除する4WDロック解除用シフトフォーク(4WD解除用フォーク)33と4WD解除用シフトロッド34とを、H−Lフォーク40と前輪駆動用チェーン10の駆動スプロケットギヤ8との間の駆動伝達経路上に配置したことにある。
H−Lフォーク用シフトロッド41上には、図1及び図2に示すように、モータ出力軸72に同軸に配された連結部材63を介してモータ70の回転運動を直線運動に変換するシフトカム42と、高速段Hと低速段Lとに切換えるH−Lフォーク40とが同軸的に支持されている。このH−Lフォーク40のフォーク基端部に形成された係合段部40aには、4WD解除用シフトロッド34の一端部が溶接等の固定手段によって片持ち状態で固定されている。シフトロッド34の軸部は、H−Lフォーク用シフトロッド41と平行に配されている。このシフトロッド34は、H−Lフォーク用シフトロッド41の径よりも小さい径の短尺軸状に形成されている。
図3を参照すると、図3には4WD解除用フォーク33の一構造例が例示されている。このフォーク33は、板金を略U字状に折り曲げた形状に形成されており、基板33aの両側に相対する長短の側板33b,33cを有している。この側板33b,33cには、4WD解除用シフトロッド34上に軸方向移動可能に挿通支持する一対の摺動孔33d,33dが貫通して形成されている。この側板33b,33cのうち、長尺の側板33bの先端部分には、副変速機20の4WD解除用のスライドスリーブ32に係合して連結される二股状のフォークが延出されている。
相対する側板33b,33cの対向内面間には、図1及び図2に示すように、4WD解除用シフトロッド34と同軸上に介装されたコイルバネからなる待ちバネ35が収容されている。この待ちバネ35の一端は、H−Lフォーク40のフォーク基端部に当接して支持されている。この待ちバネ35の他端は、4WD解除用シフトロッド34上に嵌着したスナップリング36に係止されたワッシャ37を介して支持されており、シフトロッド軸方向の動きが規制されている。
この待ちバネ35は、図1及び図2に示すように、4WD解除用フォーク34をH−Lフォーク40に向けて付勢する。H−Lフォーク40側へ圧縮する待ちバネ35の弾力を一時的に蓄え、その蓄えた応力を4WD解除用のスライドスリーブ32に伝えるバネによる蓄力機構(待ち機構)が構成される。なお、コイルバネに代えて、例えば皿バネや板バネなどのバネ機構を用いることができる。
(H−Lフォークの構成)
この実施の形態のもう一つの特徴部を有する構成は、両側に相対する一対のバネ保持部と、バネ部材を作動させるバネ作動部とを集約化して配置させ、高速段Hと低速段Lとを切換えるH−Lフォーク40の構造、及びその構成部材にある。
このH−Lフォーク40は、図1及び図2に示すように、フォーク本体45及び摺動ホルダ43がコイルバネ46を介して相対移動可能な二部材により主に構成されている。このフォーク本体45は、4つの平板状の立設側壁に囲まれて摺動ホルダ43側を開放したシフトロッド軸方向に長い直方形の箱体からなる。フォーク本体45の長さ方向両側(シフトロッド軸方向両側)に相対する立設側壁には、H−Lフォーク用シフトロッド41に摺動可能に挿通支持される一対の摺動孔45a,45aが形成されている。
このフォーク本体45の幅方向両側に相対する立設側壁の外面には、図2に示すように、H−L切換え用のクラッチスリーブ31に係合する二股状のフォークが延出されている。このフォーク本体45の幅方向両側に相対する立設側壁の内面には、内方に膨出した細長い柱状の一対のバネ荷重受部45b,45bがシフトロッド軸方向両側にそれぞれ形成されている。この4つのバネ荷重受部45bの間には、H−Lフォーク用シフトロッド41と同軸上に介装されたコイルバネ46を収容するバネ収容空間が形成されている。このバネ荷重受部45bのシフトロッド軸方向の対向内面は、コイルバネ46の弾力を受けるバネ荷重受面とされている。
(摺動ホルダの構成)
一方の摺動ホルダ43は、図1及び図2に示すように、シフトロッド軸方向に長い矩形体により構成されている。この摺動ホルダ43の長さ方向両側の裏面には、一対の摺動脚部43a,43aが形成されている。この摺動脚部43aは、H−Lフォーク用シフトロッド41に摺動可能に挿通支持される摺動孔43a−1を有している。
この摺動脚部43aは、図2に示すように、フォーク本体45の幅方向両側一対のバネ荷重受部45b間の間隔より小さく設定されるとともに、この一対の摺動脚部43aの間の間隔は、フォーク本体45の長さ方向両側一対のバネ荷重受部45b間の間隔に略等しく設定されている。かかる構成により、バネ荷重受部45bに干渉することなく、摺動ホルダ43とフォーク本体45とを所定の移動ストロークをもって相対移動可能に組み付けることができる。
この一対の摺動脚部43aの間に形成されたバネ収容空間には、図1及び図2に示すように、一対の円形のワッシャ47,47がシフトロッド40と同軸上に配されている。このワッシャ47には、H−Lフォーク用シフトロッド41の外径と略同一の内径をもつ孔が形成されており、ワッシャ47の外径は、フォーク本体45の幅方向両側一対のバネ荷重受部45b間の間隔より大径に形成されている。
この一対の摺動脚部43a及びワッシャ47は、コイルバネ46の両端を保持するバネ保持機能と、コイルバネ46を作動させるバネ作動機能とを兼ね備えている。図示例では、摺動脚部43aは、ワッシャ47を介してコイルバネ46の両端を保持するバネ保持面とされるとともに、コイルバネ46の両端を弾力に抗して押圧するバネ押圧面とされている。フォーク本体45のバネ荷重受部45bと摺動ホルダ43の摺動脚部43aとの相対移動で生じるコイルバネ46の圧縮力及び復元力によってシフト操作力を蓄積する待ち機構が構成される。
この摺動ホルダ43の幅方向両側部には、図2に示すように、H−Lフォーク用シフトロッド41に沿って延びる短尺直線状の摺動リブ43c,43cが一体に突出形成されている。この摺動リブ43cは、摺動ホルダ43の設定幅寸法より幅広に設定されている。摺動リブ43cの先端にはフォーク本体45のホルダ案内用板リブ45cに形成された案内面に当接する当接面が形成されている。
この一対の摺動リブ43cは、シフトロッド回りの回転を不能にする回り止め部としての機能をも有している。かかる構成により、摺動リブ43cの摺動により摺動ホルダ43の動きが滑らかになる。
この摺動ホルダ43の長さ方向一端部には、図1及び図2に示すように、H−Lフォーク用シフトロッド41に沿って延びるアーム部43bが一体に形成されている。このアーム部43bの先端部裏面には、円柱状のシフターピン44が突出形成されている。このシフターピン44は、シフトカム42の回転運動をH−Lフォーク40の直線運動に変換するカム溝42a内に摺動自在に所定の間隙をもって遊嵌されている。シフターピン44は、アーム部43bを介してフォーク本体45よりもシフトカム42側に配置される構成となっており、装置内の狭小な設置空間を合理的に使用することができる。
このシフトカム42のカム溝42aは、図1に示すように、互いに平行な内側面を有しており、シフトカム42の周方向に延びる直線部とシフトカム42の軸方向に傾いて延びる傾斜部とから構成されている。このカム溝42aの直線部は、H−Lフォーク40をシフトロッド軸方向に摺動させないカム溝として構成されている。そのカム溝42aの傾斜部は、シフトカム42の回転運動をH−Lフォーク40の直線運動に変換するカム溝として構成されている。そのカム溝42aの直線部を副変速機20の高速段H及び低速段Lの切換え位置に対応して設けることで、フォーク本体45の移動が拘束停止しても、摺動ホルダ43だけをカム溝42aの直線部に移動させ、その直線部において回転駆動するシフトカム42に対して非可逆的に停止状態(待機状態)に保つことができる。
(H−Lフォークの待ち機構)
シフトカム42の回転運動は、カム溝42aの傾斜部に沿って移動するシフターピン44を介して摺動ホルダ43へと伝達され、摺動ホルダ43の直線運動に変換される。この直線運動は、コイルバネ46を介してH−Lフォーク用シフトロッド41に沿ってフォーク本体45を直線運動させる。このフォーク本体45の直線運動により、フォーク本体45を介して副変速機20のサンギヤ21とピニオンギヤ23との間で駆動力の連結・切断をするH−L切換え用のクラッチスリーブ31をシフトさせ、高速と低速の切換えを行う。
図示例によるH−Lフォーク40は、フォーク本体45と摺動ホルダ43との相対移動で生じるコイルバネ46の変形及び復元力によってシフト操作力を蓄積することができる待ち機構を備えている。この待ち機構としては、フォーク本体45が拘束停止した場合に、フォーク本体45と摺動ホルダ43との間でコイルバネ46の両側端のいずれか一方を付勢力に抗して押圧することでH−Lフォーク40にシフト操作力を蓄積することができる。
この待ち機構の作用によりコイルバネ46を圧縮状態に保つことができるので、簡単な構成で摺動ホルダ43の直線運動をH−Lフォーク40に蓄えることができる。この単一のコイルバネ46をモータ70の正逆回転方向の双方に作動させ、両待ち機構として機能させることができる。
(H−Lフォークと4WD解除用フォークとの切換え動作)
図4を参照すると、図4には、H−Lフォーク40と4WD解除用フォーク33の作動例が模式的に例示されている。
H−Lフォーク40が、図4(a)に示す低速段L位置にある4WDロック状態で、4WD解除用のスライドスリーブ32は、H−L切換え用のクラッチスリーブ31により押圧され、4WD解除用のスライドスリーブ32のスプラインは、前輪駆動用チェーン10の駆動スプロケットギヤ8に形成されたスプライン8aと噛み合って連結されている。4WD解除用フォーク33は、待ちバネ35を介してH−Lフォーク40に当接した位置に保持されている。
いま、モータ70を回転駆動させると、モータ70の駆動回転は、減速歯車機構71を介してシフトカム42に伝わり、シフトカム42が回転する。シフトカム42が回転すると、シフトカム42のカム溝42aの直線部からカム溝42aの傾斜部にならって、H−Lフォーク40の摺動ホルダ43のシフターピン44をシフトロッド軸方向に移動させる。
摺動ホルダ43の移動は、摺動ホルダ43の摺動脚部43a及びワッシャ47を介してコイルバネ46の端部の一方を押圧する。摺動ホルダ43の移動に伴い、摺動ホルダ43は、図4(b)に示すように、ワッシャ47を介してフォーク本体45のバネ荷重受部45bの内面に向けてコイルバネ46を圧縮させながら、フォーク本体45の長さ方向の立設側壁内面に向けて移動し、フォーク本体長さ方向の立設側壁内面に当接して押圧する。
コイルバネ46の端部の他方は、ワッシャ47を介してフォーク本体45のバネ荷重受部45bの内面を押圧し、コイルバネ46は撓んで圧縮状態となる。このとき、摺動ホルダ43のシフターピン44は、シフトカム42のカム溝42aの傾斜部からカム溝42aの直線部にならって移動しており、摺動ホルダ43は、シフト完了位置に到達する。コイルバネ46は最大圧縮状態となり、摺動ホルダ43の移動荷重は、フォーク本体45に加わることになる。
H−L切換え用のクラッチスリーブ31と副変速機20のサンギヤ21との位相が一致するまでの間は、摺動ホルダ43の摺動脚部43a、ワッシャ47、及びフォーク本体45のバネ荷重受部45bからなる待ち機構の作用によりコイルバネ46を圧縮状態に保持しており、コイルバネ46にシフト操作力を一時的に蓄えた状態にある。このとき、モータ70への通電は遮断される。
H−L切換え用のクラッチスリーブ31と副変速機20のサンギヤ21との位相が一致すると、図4(c)に示すように、シフト操作力を蓄積していたコイルバネ46の復元弾発力により、フォーク本体45はシフトロッド41上に沿って瞬時に移動する。そして、H−L切換え用のクラッチスリーブ31は、後輪出力軸6のスプライン上を摺動して高速段H位置へと速やかに切換わる。
一方、4WD解除用フォーク33は、H−Lフォーク40が、図4(b)及び(c)に示すように、H−Lフォーク用シフトロッド41に沿って移動すると、4WD解除用シフトロッド34を介して待ちバネ35の端部の一方を押圧する。待ちバネ35の端部の他方は、4WD解除用フォーク33の長尺の側面33bの内面を押圧し、待ちバネ35は撓んで圧縮状態となる。
このとき、4WD解除用フォーク33には待ちバネ35の付勢力が伝達されるが、4WD解除用のスライドスリーブ32と前輪駆動用チェーン10の駆動スプロケットギヤ8との間にトルク加わった状態ではスライドスリーブ32が抜けないため、待ちバネ35を圧縮状態に保持しており、待ちバネ354にシフト操作力を一時的に蓄えた状態にある。
4WD解除用のスライドスリーブ32と駆動スプロケットギヤ8との間のトルクが車両走行中に抜けると、図4(d)に示すように、シフト操作力を蓄積していた待ちバネ35の復元弾発力により、4WD解除用フォーク33は4WD解除用シフトロッド34上に沿って瞬時に移動する。そして、4WD解除用のスライドスリーブ32は、後輪出力軸6のスプライン上を摺動して高速段H位置へと速やかに切換わり、高速段H位置にある4WDロック解除状態となる。図示例では、4WD解除用スライドスリーブ32とH−L切換え用クラッチスリーブ31とは互いに接触した状態で静止する。
以上のシフト操作により低速段Lから高速段Hへの切換えと、4WDロック状態から4WDロック解除状態への切換えとが完了する。なお、上記シフト操作とは逆に4WDロック解除状態から4WDロック状態へ切換える際は、上記シフト操作とは逆のシフト操作となり、H−Lフォーク40を高速段Hから低速段Lへ切換えることで、H−Lフォーク40に押されたクラッチスリーブ31が4WD解除用のスライドスリーブ32を押すことで達成される。なお、4WD解除用スライドスリーブ32とH−L切換え用クラッチスリーブ31との位相が合致するまでは、H−Lフォーク40のコイルバネ(待ちバネ)46が撓んで待ち状態となる。
(実施の形態の効果)
従来のシフト機構では、互いに平行に配置された第1及び第2シフトロッドが、駆動スプロケットギヤ及び従動スプロケットギヤに巻き掛けられたループ状の前輪駆動用チェーンの対向内側を横切って取り付けられるので、第1及び第2シフトロッドの外周面が、エンジン駆動中に走行する前輪駆動用チェーンと干渉しない配置位置が要求される。この実施の形態に係るシフト装置は、図1及び図5に示すように、4WD解除用フォーク33に4WD解除用シフトロッド34を一体化するとともに、このフォーク33及びシフトロッド34をH−Lフォーク40と前輪駆動用チェーン10との間の駆動伝達経路上に配置した構成となっているため、以下の効果が得られる。
(1)4WD解除用フォーク33、及び待ちバネ35をH−Lフォーク40に一体的に取り付けた構成となっているため、トランスファケースを跨ぐシフトロッド41が1本で済むようになる。それにより、前輪駆動用チェーン10の対向内側間のスペースが狭い小容量機種にも、4WD解除用フォーク33を設けることが可能となる。
(2)4WD解除用フォーク33は、H−Lフォーク40と前輪駆動用チェーン10の間の駆動伝達経路上に配置するとともに、4WD解除用フォーク33における一対の側板33b,33cの対向内面の間に待ちバネ35を設けた構成となっている。そのため、4WD解除用フォーク33の全長を短くしながらも、4WD解除用フォーク33の支持スパンを長く設定することができるようになる。支持スパンを長く設定することができるため、コジリの少ない円滑な動きが可能となる。
(3)H−Lフォーク40の摺動ホルダ43の摺動脚部43aに、ワッシャ47を介してコイルバネ46の両端を保持する機能と、コイルバネ46を作動する機能とを集約化して配置させることにより、フォーク本体45に対する摺動ホルダ43のシフトロッド軸方向への移動ストロークに余裕をもたせるようにしている。摺動ホルダ43に必要な移動ストロークが確保され、フォーク本体45の長さ方向が不必要に長くなることもない。
(4)この摺動ホルダ43の摺動脚部43aを備えることにより、フォーク本体45のシフトロッド軸方向の長さは、少なくとも摺動脚部43aがフォーク本体45のバネ荷重受部45bを通過する移動ストロークを確保するとともに、摺動ホルダ43及びコイルバネ46の組み付けに必要な最小限の内部空間を有するフォーク本体45を形成することができる。フォーク本体45の小型化と短縮化という二つの利点を併せ持つH−Lフォーク40を得ることができる。
(5)シフトカム42と同軸のシフトロッド41上にH−Lフォーク40を配置できるので、シフトカム専用のシフトロッドを設ける場合に比べると、部品点数が少なくなり、製作コストを削減させることが可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明は、上記実施の形態や図示例に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲内で様々に設計変更が可能である。
上記実施の形態にあっては、FRタイプの四輪駆動車のトランスファに本発明のシフト装置を適用した場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではないことは勿論であり、FFタイプの四輪駆動車などのトランスファに本発明のシフト装置を効果的に使用することができる。また、上記4WD解除用シフトフォーク33を4WD解除用シフトロッド34上に待ちバネ35を介して軸方向移動可能に設けた構成例を例示したが、これに代えて、例えば板状に形成された4WD解除用シフトフォークの基端部が回転ヒンジを介してH−Lフォーク40に固定支持されるとともに、4WD解除用シフトロッド34上に待ちバネ35を介して軸方向揺動可能に設けた構成であってもよい。なお、自動二輪車あるいは農業機械、建設土木機械、運搬機械等の作業用車両などの各種車両に本発明のシフト装置を効果的に使用することができることは勿論である。
1 トランスファ
2 フロントケース
3 リアケース
4 入力軸
5 ベアリング
6 後輪出力軸
7 前輪出力軸
8 駆動スプロケットギヤ
9 従動スプロケットギヤ
10 チェーン
20 副変速機
21 サンギヤ
22 リングギヤ
23 ピニオンギヤ
24 支軸
25 キャリアケース
26 リング体
26a 内スプライン
30 シフト機構
31 クラッチスリーブ
32 スライドスリーブ
33 4WD解除用フォーク
33a 基板
33b,33c 側板
33d 摺動孔
34 4WD解除用シフトロッド
35 待ちバネ
36 スナップリング
37,47 ワッシャ
40 H−Lフォーク
40a 係合段部
41 H−Lフォーク用シフトロッド
42 シフターカム
42a カム溝
43 摺動ホルダ
43a 摺動脚部
43a−1 摺動孔
43b アーム部
43c 摺動リブ
44 シフターピン
45 フォーク本体
45a 摺動孔
45b バネ荷重受部
45c ホルダ案内用板リブ
46 コイルバネ
50 摩擦クラッチ装置
51 摩擦クラッチ
52 クラッチハブ
53 クラッチドラム
54 クラッチ押付部材
55 ボールカム機構
56 反力カムプレート
57 駆動カムプレート
58 スラスト軸受
60 固定部材
61 板カム
62 ボール
63 連結部材
70 モータ
71 減速機
72 モータ出力軸

Claims (6)

  1. 4輪駆動車用トランスファケースの内部に配され、エンジンの駆動力を高速段と低速段とに切換える変速機構と、
    前記変速機構の駆動力が入力される主出力軸と、
    前記主出力軸に平行に配置された副出力軸と、
    前記変速機構に同軸的に配された変速段切換用クラッチスリーブ、及び前記変速段切換用クラッチスリーブに押されて前記主出力軸と前記副出力軸とを結合することで、4輪駆動状態を維持する4WD解除用のスライドスリーブと、
    前記主出力軸の軸方向に沿って移動可能に配され、前記変速段切換用クラッチスリーブの作動を選択する変速段切換用シフトフォークと、
    前記変速段切換用シフトフォークに軸方向移動可能に支持されるとともに、待ちバネを介して前記変速段切換用シフトフォークに向けて付勢され、前記4WD解除用ライドスリーブの解除を行う4WD解除用シフトフォークとを備えたことを特徴とする4輪駆動車用トランスファのシフト機構。
  2. 前記4WD解除用シフトフォークは、一端部が前記変速段切換用シフトフォークに固定支持された4WD解除用シフトロッドに前記待ちバネを介して軸方向移動可能に設けられ、前記4WD解除用シフトロッドを介して前記4WD解除用スライドスリーブの作動を選択することを特徴とする請求項1記載の4輪駆動車用トランスファのシフト機構。
  3. 前記変速段切換用シフトフォークは、前記主出力軸の軸方向に沿って配されたシフトロッドと、
    前記シフトロッドに移動可能に挿通支持されるシフトフォーク本体と、
    前記シフトロッドと同軸上に挿通支持される一対の摺動脚部を介して前記シフトフォーク本体に相対移動可能に設けられた摺動ホルダと、
    前記シフトフォーク本体及び前記摺動ホルダの間にバネ部材を収容するバネ収容部と、
    前記シフトフォーク本体の前記バネ収容部内に形成され、前記バネ部材によるバネ荷重を受ける一対のバネ荷重受部と、
    前記一対の摺動脚部の対向内面に設けられ、前記一対のバネ荷重受部のいずれか一方を押圧することで前記バネ部材を圧縮させる方向に変位するバネ作動部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の4輪駆動車用トランスファのシフト機構。
  4. 前記摺動ホルダの一端部には、シフトロッド軸方向へ延びる腕部が一体に形成され、
    前記腕部には、前記シフトロッドとは同軸上に配置されて回転駆動するシフトカムのカム溝に沿って移動するシフターピンが突出して設けられたことを特徴とする請求項3記載の4輪駆動車用トランスファのシフト機構。
  5. 前記バネ作動部は、前記シフトロッドと同軸上に設けられたワッシャからなることを特徴とする請求項3記載の4輪駆動車用トランスファのシフト機構。
  6. 前記バネ部材、前記バネ荷重受部、及び前記摺動脚部が、前記シフトフォーク本体が拘束停止したとき前記シフトフォーク本体にシフト操作力を蓄積する待ち機構を構成してなることを特徴とする請求項3記載の4輪駆動車用トランスファのシフト機構。
JP2010219174A 2010-09-29 2010-09-29 4輪駆動車用トランスファのシフト機構 Pending JP2012071750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010219174A JP2012071750A (ja) 2010-09-29 2010-09-29 4輪駆動車用トランスファのシフト機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010219174A JP2012071750A (ja) 2010-09-29 2010-09-29 4輪駆動車用トランスファのシフト機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012071750A true JP2012071750A (ja) 2012-04-12

Family

ID=46168032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010219174A Pending JP2012071750A (ja) 2010-09-29 2010-09-29 4輪駆動車用トランスファのシフト機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012071750A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101389237B1 (ko) 2013-04-12 2014-05-19 현대위아 주식회사 4륜구동 전기 자동차용 후륜 구동장치의 디스커넥터 타입 클러치
KR20180000905A (ko) * 2016-06-24 2018-01-04 현대위아 주식회사 4륜구동 차량용 부변속기
KR101820437B1 (ko) 2017-05-25 2018-01-23 계양전기 주식회사 디스커넥터 타입 클러치용 기어 액츄에이터

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101389237B1 (ko) 2013-04-12 2014-05-19 현대위아 주식회사 4륜구동 전기 자동차용 후륜 구동장치의 디스커넥터 타입 클러치
CN104108310A (zh) * 2013-04-12 2014-10-22 现代威亚株式会社 用于四轮驱动电动汽车的后轮驱动装置的分离器型离合器
US9518620B2 (en) 2013-04-12 2016-12-13 Hyundai Wia Corporation Disconnector-type clutch for rear wheel-driving device in four-wheel driving electric vehicle
KR20180000905A (ko) * 2016-06-24 2018-01-04 현대위아 주식회사 4륜구동 차량용 부변속기
KR102251325B1 (ko) 2016-06-24 2021-05-12 현대위아(주) 4륜구동 차량용 부변속기
KR101820437B1 (ko) 2017-05-25 2018-01-23 계양전기 주식회사 디스커넥터 타입 클러치용 기어 액츄에이터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5538180B2 (ja) 駆動力配分装置
EP2426041A1 (en) Power-assisted bicycle including regenerative mechanism
JP5465614B2 (ja) 車両用モータ駆動装置および自動車
JP2012219852A (ja) 車両用モータ駆動装置および自動車
JP2012072829A (ja) シフトフォーク
JP2012071750A (ja) 4輪駆動車用トランスファのシフト機構
JP5759141B2 (ja) 駆動力配分装置
JP4705121B2 (ja) 自転車用ハブ変速機
JP5474456B2 (ja) 車両用モータ駆動装置および自動車
JP5204430B2 (ja) シフトフォーク及び駆動切換装置
JP5759326B2 (ja) 四輪駆動車用駆動力配分装置
JP2010164161A (ja) 差動装置のデフロック機構
JP5641871B2 (ja) 駆動力配分装置
JP5871522B2 (ja) 四輪駆動車用トランスファ
JP2014145414A (ja) 動力伝達装置
JPS58128928A (ja) 自動車におけるトランスフアのコントロ−ル装置
JP2020118294A (ja) シフト機構
JP2009243562A (ja) 前後進切替機構
WO2012128243A1 (ja) 車両用モータ駆動装置および自動車
CN113330238B (zh) 通过拨叉轴驱动实现驻车功能的驻车机构和双离合变速器
WO2023026399A1 (ja) パーキング機構
JP2023009635A (ja) 車両用パーキング機構
JP6052133B2 (ja) 変速機のシフト機構
KR101043600B1 (ko) 변속배력 장치
JP2005022467A (ja) トランスファ装置