JP2012070827A - 乳房画像表示装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】観察者の画像操作の煩わしさを軽減して診断効率を向上させる。
【解決手段】放射線画像データGから、この放射線画像データGに付帯する撮影枚数FI1、患者情報FI2、撮影方向FI3、撮影時間FI4を取得する。取得した全ての付帯情報FI1〜FI4に基づいて、放射線画像データGが2次元画像データG2であるか、3次元画像データG3であるかを判別する。放射線画像データGが3次元画像データG3である場合、胸壁を水平にして3次元表示させ、放射線画像データGが2次元画像データG2である場合、胸壁を垂直にして2次元表示する。
【選択図】図7

Description

本発明は乳房の放射線画像の表示装置および表示方法に関する。より詳しくは、乳房の放射線画像を2次元表示または3次元表示する表示装置および方法に関する。
従来、2つの画像を組み合わせて表示することにより、視差を利用して立体視できることが知られている。このような立体視できる画像(以下、3次元画像という)は、同一の被写体を異なる2つの方向から撮影して取得された互いに視差のある2つの画像に基づいて生成される。
そして、3次元画像の生成は、乳房における放射線画像撮影分野においても利用されている。このような乳房画像撮影装置の多くは、放射線源が放射線検出器に対して所定の撮影角度を有して撮影を行うとともに、この放射線源を、被写体の胸壁に対して略垂直な回転軸で回転させることにより、互いに異なる2つの撮影角度での撮影を行うことで3次元画像を生成することが知られている。
一般的に、一つの撮影角度で撮影された画像(以下、2次元画像という)を1枚表示して診断を行う際、被写体の胸壁が略垂直となるように乳房の放射線画像を表示する(以下、2次元表示という)のに対し、3次元画像を表示して診断を行う際には、観察者の立体視を可能にするため、被写体の胸壁が略水平となるように乳房の放射線画像を表示する(以下、3次元表示という)ことが提案されている(特許文献1参照)。
また、3次元画像および2次元画像である放射線画像が混在する場合、これらの放射線画像を表示時に、放射線画像の照射野領域に基づいて、当該放射線画像が2次元画像であるか、3次元画像であるかを判別する技術も提案されている(特許文献2参照)。
特開2007−229201号公報 特開2008−220481号公報
しかしながら、表示時に放射線画像が2次元画像であるか、3次元画像であるかの判別を待って、観察者が放射線画像を2次元表示するか、3次元表示するかの画面操作を行うことは煩わしく、診断効率が低下する虞がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、観察者の画像操作の煩わしさを軽減して診断効率を向上できる乳房画像表示装置および表示方法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明による乳房画像表示装置は、乳房の放射線画像データを用いて乳房の放射線画像を2次元表示または3次元表示する表示部と、放射線画像データから、この放射線画像データに付帯する撮影枚数、患者情報、撮影方向、撮影時間を取得する付帯情報取得手段と、取得した全ての付帯情報に基づいて、放射線画像データが2次元画像データであるか、3次元画像データであるかを判別する判別手段と、放射線画像データが3次元画像データである場合、胸壁を水平にして乳房の放射線画像を3次元表示させ、放射線画像データが2次元画像データである場合、胸壁を垂直にして乳房の放射線画像を2次元表示させるよう、表示部を制御する表示制御手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、「撮影方向」とは、乳房が撮影された方向を意味するものであり、たとえば、CC(頭尾方向)や、MLO(内外斜位方向)等で撮影されたものであることを意味する。
また、本発明の乳房画像表示装置における判別手段は、放射線画像データが同一の患者を共通の撮影方向で所定時間内に2枚撮影したことによって作成されたものである場合に、放射線画像データが3次元画像データであると判別するものであってもよい。ここで、「所定時間内」とは、ユーザが設定可能な時間であり、たとえば、20秒程度を意味する。
また、本発明の乳房画像表示方法は、乳房の放射線画像データに基づいて乳房の放射線画像を2次元表示または3次元表示する乳房画像の表示方法であって、放射線画像データから、この放射線画像データに付帯する撮影枚数、患者情報、撮影方向、撮影時間を取得し、取得した全ての付帯情報に基づいて、放射線画像データが2次元画像データであるか、3次元画像データであるかを判別し、放射線画像情報が3次元画像データである場合、胸壁を水平にして3次元表示させ、放射線画像データが2次元画像データである場合、胸壁を垂直にして2次元表示することを特徴とする。
本発明の乳房画像表示装置および表示方法によれば、放射線画像データから、この放射線画像データに付帯する撮影枚数、患者情報、撮影方向、撮影時間を取得し、取得した全ての付帯情報に基づいて、放射線画像データが2次元画像データであるか、3次元画像データであるかを判別し、放射線画像情報が3次元画像データである場合、胸壁を水平にして3次元表示させ、放射線画像データが2次元画像データである場合、胸壁を垂直にして2次元表示するため、表示前に放射線画像が2次元画像であるか、3次元画像であるかを判別し、この判別結果に応じて3次元表示または2次元表示を行うため、観察者が画像操作を行う必要がなく、診断効率を向上できる。
医用配信システムの構成を示すブロック図 放射線画像撮影装置の概略構成図 放射線画像撮影装置の一部正面図 コンピュータの構成図 放射線画像表示装置のクライアント側コンピュータの内部構成図 放射線画像表示装置のモニタの表示を示す図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による放射線画像表示装置を用いた医用画像配信システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態による医用画像配信システム1は、乳房の放射線画像Gを撮影する複数の放射線画像撮影装置2、画像サーバ3、ネットワーク4および複数の放射線画像表示装置5を備える。
そして、各放射線画像撮影装置2において取得した乳房の放射線画像Gの放射線画像データを画像サーバ3の記録媒体30に保存し、サーバ側コンピュータ31が各放射線画像表示装置5からの画像配信要求に応じて、記録媒体30に保存された放射線画像データをネットワーク4を介して、要求を行った放射線画像表示装置5に配信し、放射線画像表示装置5のクライアント側コンピュータ5Aが、モニタ5Bに乳房の放射線画像Gを表示させるよう構成されている。
放射線画像撮影装置2について説明する。図2は放射線画像撮影装置2の概略構成図、図3は放射線画像撮影装置2の正面図の一部を示す。放射線画像撮影装置2は、図2に示すように、放射線画像撮影部20と、放射線画像撮影部20に接続されたコンピュータ6と、コンピュータ6に接続された入力部7とを備えている。また、放射線画像撮影装置2は乳房Mを2次元撮影および3次元撮影のいずれをも行えるものである。
放射線画像撮影部20は、図2に示すように、基台21と、基台21に対し上下方向(Z方向)に移動可能であり、かつ回転可能な回転軸22と、回転軸22により基台21と連結されたアーム部23を備えている。ここで、図2から明らかなように回転軸22は被写体の胸壁に対して略垂直となるように配置されている。
アーム部23はアルファベットのCの形をしており、その一端には撮影台24が、その他端には撮影台24と対向するように放射線照射部26が取り付けられている。アーム部23の回転および上下方向の移動は、基台21に組み込まれたアームコントローラ31により制御される。
撮影台24の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線検出器25と、放射線検出器25からの電荷信号の読み出しを制御する検出器コントローラ33が備えられている。また、撮影台24の内部には、放射線検出器25から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプや、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路や、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部などが設けられた回路基板なども設置されている。
また、撮影台24はアーム部23に対し回転可能に構成されているが、3次元撮影時には基台21に対してアーム部23が回転した時でも、撮影台24の向きは基台21に対し固定された向きとすることができる。
放射線検出器25は、放射線画像Gの記録と読出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線画像検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線画像検出器を用いるようにしてもよい。
また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフされることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線照射部26の中には放射線源27と、放射線源コントローラ32が収納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源27から放射線を照射するタイミングと、放射線源27における放射線発生条件(管電流(mA)、照射時間(ms)、管電流時間積(mAs)、管電圧(kV)等)を制御するものである。
また、アーム部23の中央部には、撮影台24の上方に配置されて乳房Mを押さえつけて圧迫する圧迫板28と、その圧迫板28を支持する支持部30と、支持部30を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構29が設けられている。圧迫板28の位置、圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。
コンピュータ6は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等を備えており、これらのハードウェアによって、図4に示すような制御部6a、放射線画像記憶部6b、ファイル生成部6cおよび通信部6dが構成されている。
制御部6aは、各種のコントローラ31〜34に対して所定の制御信号を出力し、放射線画像撮影装置2の全体の制御を行うものである。具体的な制御方法については後で詳述する。
放射線画像記憶部6bは、1つの撮影角度からの撮影によって放射線検出器25によって検出された放射線画像(以下、2次元画像G2とする)、または2つの異なる撮影角度からの撮影によって放射線検出器25によって検出された放射線画像(以下、3次元画像G3)を記録するものである。また、3次元画像G3は互いに視差を有する右目用画像GRおよび左目用画像GLの組み合わせである。
ファイル生成部6cは、2次元画像G2または3次元画像G3の画像ファイルGFを生成する。ファイル生成部6cは、画像ファイルGFに2次元画像G2または3次元画像G3を格納するとともに、画像ファイルGFのヘッダに、格納した放射線画像Gの撮影枚数FI1、患者情報FI2、撮影方向FI3、撮影日時FI4から構成される付帯情報FIを記述する。ここで、撮影方向FI3は、放射線画像Gがいずれの方向で撮影されたものかを示すものであり、この方向とは、たとえば、CC(頭尾方向)や、MLO(内外斜位方向)等のことである。
通信部6dは、画像ファイルGFをネットワーク4を介して、画像サーバ3に送信するものである。
入力部7は、たとえば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものであり、撮影者による拡大率を含む撮影条件等の入力や撮影開始指示の入力等を受け付けるものである。
次に放射線画像撮影装置1の作用について説明する。まず、放射線画像撮影装置2が2次元画像G2を生成する場合について説明する。撮影台24の上に乳房Mが設置され、圧迫板28により乳房Mが所定の圧力によって圧迫される。
次に、入力部7おいて、撮影者による乳房の2次元撮影の指示が入力され、2次元撮影が開始する。具体的には、制御部6aが2次元撮影のための撮影角度θを読み出し、読み出した撮影角度θの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態においては、2次元撮影時の撮影角度θの情報として、CC(頭尾方向)の撮影方向である撮影角度θ=0°がデフォルトで設定されているものとするが、2次元撮影時における撮影角度θの値は特に限定されるものではない。ここで、撮影角度θは、図3に示すように、放射線検出器25に対して垂直な方向とのなす角度である。
そして、アームコントローラ31が、制御部6aから出力された撮影角度θ=0°の情報を受け付け、図3に示すような、アーム部23が放射線検出器25に対して垂直な方向となるように制御信号を出力する。
そして、アームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部23が放射線検出器25に対して垂直な状態となった状態において、制御部6aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と2次元画像G2の読み出しを行うよう制御信号を出力する。
この制御信号に応じて、放射線源27から放射線が照射され、乳房を撮影角度θが0°である撮影方向(CC)から撮影した放射線が放射線検出器25によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線検出器25から放射線画像信号が読み出される。その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、放射線画像記憶部6bが2次元画像G2を記憶する。
ファイル生成部6cが、2次元画像Gを含む画像ファイルGFを生成し、この画像ファイルGFのヘッダに、撮影枚数FI1、患者情報FI2、撮影方向FI3、撮影日時FI4の付帯情報FIを記述する。具体的に、本実施形態においては、2次元画像G2の画像ファイルGFにおける撮影枚数FI1は1枚、患者情報FI2には患者の氏名、性別等、撮影方向FI3は乳房MのCC撮影である旨が記述される。生成された画像ファイルGFが、通信部6dによりネットワーク4を介して画像サーバ3に送信される。
次に放射線画像撮影装置2が3次元画像G3の生成する場合について説明する。2次元撮影と同様に、撮影台24の上に乳房Mが設置され、圧迫板28により乳房Mが所定の圧力によって圧迫される。
次に、入力部7おいて、撮影者による乳房Mの3次元撮影の指示が入力され、3次元撮影が開始する。具体的に、制御部6aが3次元撮影のための2つの異なる方向をなす2つの撮影角度θの組み合わせを読み出し、読み出した一方の撮影角度θの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態においては、3次元撮影時の撮影角度θの情報は撮影角度θ=0°と撮影角度θ=4°の組み合わせがデフォルトとして設定されているものとする。なお、3次元撮影時の2つの撮影角度θの値は互いに同じ値でない限り、特に限定されるものではない。本実施形態では、撮影角度θ=0°で右目用画像GR、撮影角度θ=4°で左目用画像GLの撮影されるもと説明するが、特に限定されるものではない。
そして、アームコントローラ31が、制御部6aから出力された撮影角度θ=0°の情報を受け付け、図3に示すような、アーム部23が撮影台24に対して垂直となるような制御信号を出力する。
そして、アームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部23が放射線検出器25に対して垂直な状態となった状態において、制御部6aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と3次元画像G3を構成する右目用画像GRの読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源27から放射線が照射され、右目用画像GRが放射線検出器25によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、放射線画像記憶部6bに記憶される。
次にアームコントローラ31は、図3に示すように、放射線検出器25に垂直な状態から、放射線源27を4°回転するよう制御信号を出力する。ここで、図2からも明らかなように、回転軸22は被写体の胸壁と略垂直な方向であるため、放射線源27は被写体の胸壁に対して略垂直な回転軸で回転する。
そして、アームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部23が垂直な状態から4°傾いた状態において、制御部6aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と3次元画像G3を構成する左目用画像GLの読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源27から放射線が照射され、左目用画像GLが放射線検出器25によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、放射線画像記憶部6bに記憶される。
ファイル生成部6cが、3次元画像Gを構成する右目用画像GRおよび左目用画像GLを含む画像ファイルGFを生成し、この画像ファイルGFのヘッダに、撮影枚数FI1、患者情報FI2、撮影方向FI3、撮影日時FI4の付帯情報FIを記述する。具体的に、本実施形態においては、3次元画像G3の画像ファイルGFにおける撮影枚数FI1は2枚、患者情報FI2には患者の氏名、性別等、撮影方向FI3は乳房MのCC撮影である旨が記述される。撮影日時FI4については、右目用画像GRおよび左目用画像GLが撮影された撮影日時がともに記述される。したがって、撮影日時FI4は、撮影日が共通で、且つ撮影時間の間隔が数十秒、具体的に20秒程度の範囲内で2つの撮影日時に関する情報を有することになる。
生成された画像ファイルGFが、通信部6dによりネットワーク4を介して画像サーバ3に送信される。
再び図1を参照して画像サーバ3について説明する。画像サーバ3は、複数の画像ファイルGFを保存するハードディスク等の記録媒体30と、サーバ側コンピュータ31とを備える。放射線画像撮影装置2から送信された画像ファイルGFは記録媒体30に記録される。このサーバ側コンピュータ31は、複数の放射線画像表示装置5のいずれかの放射線画像表示装置5から、ネットワーク4経由で放射線画像Gの配信要求があった場合、配信要求があった放射線画像表示装置5にネットワーク4経由で画像ファイルGFを送信する。
次に放射線画像表示装置5について説明する。放射線画像表示装置5は、クライアント側コンピュータ5Aと、放射線画像Gを表示するモニタ5Bとを備える。クライアント側コンピュータ5Aには、本実施形態による放射線画像表示として機能させるためのプログラムがインストールされている。
クライアント側コンピュータ5Aは、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等を備えており、これらのハードウェアによって、図5に示すような制御部41、情報取得部42、判別部43および表示制御部44を構成している。
制御部41は、ネットワーク4を介して画像サーバ3と通信するとともに、クライアント側コンピュータ5Aの全体の制御を行うものである。
情報取得部42は、画像サーバ3から配信された画像ファイルGFから放射線画像Gおよび付帯情報FIを取得するものである。
判別部43は、画像ファイルGFに格納された放射線画像Gが2次元画像G2であるか3次元画像G3であるかを付帯情報FIに基づいて判別するものである。
表示制御部44は、判別部43の結果に応じて、放射線画像Gを2次元表示または3次元表示するよう、モニタ5Bを制御するものである。
モニタ5Bは、図6に示すように、放射線画像Gを2次元表示および3次元表示のいずれにも表示できるものである。なお、図6の上図は3次元画像G3の3次元表示、下図は2次元画像G2の2次元表示を示すものである。
モニタ5Bは、3次元表示の際に、図6の上図に示すように、右目用画像GRおよび左目用画像GLを交互に切り替えて表示する。この切り換え周期は、例えば(1/数十秒)程度である。観察者は立体視眼鏡をかけて3次元画像G3を立体視する。立体視眼鏡は、右目用部分および左目用部分に、互いに独立して開閉する液晶シャッタ等からなるシャッタが組み込まれたものである。
表示制御部44により、立体視眼鏡は、右目用画像GRが表示されている期間は右目用部分が開で左目用部分が閉、反対に左目用画像GLが表示されている期間は左目用部分が開で右目用部分が閉となるように、右目用画像GRおよび左目用画像GLの切り換えの周期と同期させて開閉制御される。これにより、立体視眼鏡をかけた観察者がモニタ5Bを観察すると、右目には右目用画像GRが見え、左目には左目用画像GLが見える状態となるので立体視が可能となる。
3次元画像G3を3次元表示するための構成は、上記の構成に限定されるものではなく、たとえば、2つの画面を用いて右目用画像GRおよび左目用画像GLをそれぞれ表示させて、これらをハーフミラーや偏光グラス等を用いることで右目用画像GRを観察者の右目に入射させ、左目用画像GLを観察者の左目に入射させることによって3次元画像を表示する構成を採用してもよい。
また、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のようにして、右目用画像GRおよび左目用画像GLを表示することによって3次元画像G3を3次元表示する構成としてもよい。
また、モニタ5Bは、図6の下図に示すように、2次元画像G2を2次元表示する際には、被写体の胸壁MWが垂直となるように表示するのに対し、3次元画像G3を3次元表示する際には、図6の上図に示すように、被写体の胸壁MWが水平となるように表示する。これは、前述の通り、3次元画像G3が、被写体の胸壁に略垂直となる回転軸22(図2)で放射線源27(図2)を回転させることにより撮影されたものであるため、観察者が立体視をするためには、被写体の胸壁MWが水平となるように表示する必要があるからである。なお、モニタ5Bには、放射線画像Gとともに、読影レポートRや、ポインタP等が表示される。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図7は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。制御部41が画像サーバ3にネットワーク4を介して放射線画像Gの配信要求を行い(ステップST1)、放射線画像Gを含む画像ファイルGFをネットワーク4を、介して受信する(ステップST2)。
情報取得部42が画像ファイルGFから放射線画像Gおよび放射線画像Gに付帯する付帯情報FIを取得する(ステップST3)。判別部43が全ての付帯情報FIに基づいて、放射線画像Gが2次元画像G2であるか、3次元画像G3であるかを判別する。
具体的に、判別部43は、画像ファイルに格納された放射線画像Gの撮影枚数FI1が2枚であり、放射線画像Gを撮影された患者の患者情報FI2が共通であり、放射線画像Gが2枚含まれる場合、それぞれの撮影方向FI3が共通であり、放射線画像Gが2枚含まれる場合に、それぞれの放射線画像Gが撮影された撮影日が共通であり、且つ撮影時間の間隔が所定時間内、たとえば、20秒以内であるか否かを判別し、これらの全ての条件を満たした場合に、放射線画像Gが3次元画像G3であると判別し、いずれかの条件を満たさない場合には、放射線画像Gが2次元画像G2であると判別する。なお、所定時間についてはユーザが設定可能である。
撮影枚数FI2が2枚であるか否かで判別することにより、ネットワーク4にトモシンセシス撮影装置が接続されていた場合にも、通常トモシンセシス撮影では3枚以上の撮影が行われるため、放射線画像表示装置5がトモシンセシス撮影での画像ファイルGFを画像サーバ3に配信要求した場合であっても、トモシンセシス撮影での放射線画像Gを3次元表示することなく2次元表示できる。
表示制御部44が、判別部43の判別結果に応じて、放射線画像Gが3次元画像G3である場合は胸壁が水平となるように3次元画像G3を3次元表示し(ST5)、放射線画像Gが2次元画像G2である場合は胸壁が垂直となるように2次元画像G2を2次元表示するように、モニタ5Bの表示を制御し(ST6)、処理を終了する。
上の述べた通り、本発明の実施形態である放射線画像表示装置5によれば、クライアント側コンピュータ5Aの情報取得部42が、放射線画像Gを表示する前に画像ファイルGFから付帯情報FIを取得し、判別部43が全ての付帯情報FIから放射線画像Gが2次元画像G2であるか、3次元画像G3であるかを判別し、その後に、表示画像制御部44が放射線画像Gを、2次元画像G2の場合は胸壁を垂直にして2次元表示、3次元画像G3の場合は胸壁を水平にして3次元表示するため、観察者は放射線画像Gが表示された後、2次元画像G2であるか、3次元画像G3であるかの判別を待って、放射線画像Gの画像操作をする必要がなくなるため、診断効率を向上できる。
また、本発明の実施形態である放射線画像表示装置5によれば、判別に使用する付帯情報FIが、DICOM形式の画像ファイルGFにおいて、従来からヘッダに記述されたものであるため、2次元画像G2であるか、3次元画像G3であるかを識別する新たな情報をヘッダに記述することなく、判別が可能であるとともに、DICOM形式の画像ファイルGFを生成する全ての乳房の放射線画像撮影装置2に対して適用できるため、汎用性を高めることができる。
FI1 撮影枚数(付帯情報)
FI2 患者情報(付帯情報)
FI3 撮影方向(付帯情報)
FI4 撮影時間(付帯情報)
G 放射線画像
GF 画像ファイル
5B モニタ
42 情報取得部
43 判別部
44 表示制御部

Claims (3)

  1. 乳房の放射線画像データを用いて前記乳房の放射線画像を2次元表示または3次元表示する表示部と、
    前記放射線画像データから、該放射線画像データに付帯する撮影枚数、患者情報、撮影方向、撮影時間を取得する付帯情報取得手段と、
    前記取得した全ての付帯情報に基づいて、前記放射線画像データが2次元画像データであるか、3次元画像データであるかを判別する判別手段と、
    前記放射線画像データが3次元画像データである場合、胸壁を水平にして前記乳房の放射線画像を3次元表示させ、前記放射線画像データが2次元画像データである場合、前記胸壁を垂直にして前記乳房の放射線画像を2次元表示させるよう、前記表示部を制御する表示制御手段とを備えていることを特徴とする乳房画像表示装置。
  2. 前記判別手段が、前記放射線画像データが同一の患者を共通の撮影方向で所定時間内に2枚撮影したことによって作成されたものである場合に、前記放射線画像データが3次元画像データであると判別することを特徴とする請求項1記載の乳房画像表示装置。
  3. 乳房の放射線画像データに基づいて前記乳房の放射線画像を2次元表示または3次元表示する乳房画像の表示方法であって、
    前記放射線画像データから、該放射線画像データに付帯する撮影枚数、患者情報、撮影方向、撮影時間を取得し、
    前記取得した全ての付帯情報に基づいて、前記放射線画像データが2次元画像データであるか、3次元画像データであるかを判別し、
    前記放射線画像情報が3次元画像データである場合、胸壁を水平にして3次元表示させ、前記放射線画像データが2次元画像データである場合、前記胸壁を垂直にして2次元表示することを特徴とする乳房画像の表示方法。
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