JP2012070506A - 回転電機 - Google Patents

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Ryoji Kawauchi
亮二 川内
Tsutomu Tanimoto
勉 谷本
Tadayuki Hatsuda
匡之 初田
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Abstract

【課題】磁気回路の不平衡を抑制し得る回転電機を提供する。
【解決手段】回転軸(13)を有するロータ(10)と、円筒状のバックヨーク部(21)及びこのバックヨーク部(21)より径方向内側に向かって突出する突極部(22)を有する電磁鋼板(51)をロータ(10)の回転軸(13)方向かつロータ(10)の外周に複数配置したステータ(20)とを備え、突極部(22)が突出するバックヨーク部(21)にロータ(10)の回転軸(13)方向の貫通孔(25)を複数設け、貫通孔(25)がある突極部(22)の断面積を貫通孔(25)がない突極部(22)の断面積よりも大きくするか、または貫通孔(25)があるバックヨーク部(21)の断面積を貫通孔(25)がないバックヨーク部(21)の断面積よりも大きくする。
【選択図】図1

Description

この発明は回転電機、特にステータの構造に関する。
電磁鋼板をロータの回転軸方向かつロータの外周に複数配置することによって構成するステータでは、複数の電磁鋼板をケースに固定するボルトの挿通孔をステータバックヨークに貫通させている。一方、ステータバックヨークを磁路として磁束が通るのであるが、ステータバックヨークの全てが磁路となるのではなく、磁路を構成しない部位が存在する。そこで、ステータバックヨークのうち磁路を構成しない部位を特定し、その特定した部位にボルト挿通用の貫通孔を設けるものがある(特許文献1参照)。
特開平7−31086号公報
しかしながら、ステータバックヨークのうち磁路を構成しない部位はわずかであるため、貫通孔の径に制約を受けることとなる。貫通孔の径が小さければボルトのケースとの締結力が弱くなる。かといって、ケースとの締結力を強めようと貫通孔の径を大きくしたのでは、磁気回路に不平衡が生じる。
そこで本発明は、磁気回路の不平衡を抑制し得る回転電機を提供することを目的とする。
本発明の回転電機は、回転軸を有するロータと、円筒状のバックヨーク部及びこのバックヨーク部より径方向内側に向かって突出する突極部を有する電磁鋼板を前記ロータの回転軸方向かつ前記ロータの外周に複数配置したステータとを備えている。そして、前記突極部が突出するバックヨーク部に前記ロータの回転軸方向の貫通孔を複数設け、前記貫通孔がある突極部の断面積を前記貫通孔がない突極部の断面積よりも大きくするか、または前記貫通孔があるバックヨーク部の断面積を前記貫通孔がないバックヨーク部の断面積よりも大きくする。
本発明によれば、貫通孔の磁気抵抗が増加したのに対応して、貫通孔がある周りの磁気抵抗を下げることで、合成磁気抵抗を貫通孔がない場合の磁気抵抗に近づけることができ、これによって貫通孔を設けても磁気回路の不平衡を抑制できる。
本発明の第1実施形態のモータの概略断面図である。 従来のモータの概略断面図である。 従来のモータの磁気回路である。 図8のA−A線断面図である。 第1実施形態のモータの磁気回路である。 第2実施形態のモータの概略断面図である。 第2実施形態のモータの磁気回路である。 第3実施形態のモータの概略断面図である。 第4実施形態のモータの概略断面図である。 図9のA−A線断面図である。 第4実施形態の突出部位の概略斜視図である。 第5実施形態のモータの概略断面図である。 図12のA−A線断面図である。 第5実施形態の第1の突出部位の概略斜視図である。 第5実施形態の第2の突出部位の概略斜視図である。 第6実施形態の第1の突出部位の概略斜視図である。 第6実施形態の第2の突出部位の概略斜視図である。 第7実施形態の第1の突出部位の概略斜視図である。 第7実施形態の第2の突出部位の概略斜視図である。 第8実施形態のモータの概略断面図である。 図20のA−A線断面図である。 第8実施形態のケースの平面図である。 図22のA−A線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態のモータ1(回転電機)の概略断面図である。比較のため、図2には従来のモータ1の概略断面図を示している。図3は図1、図2のA−A線断面図である。
モータ1は、ラジアルギャップ・インナーロータタイプの同期モータである。モータ1の全体的な概略構成についてまず説明する。モータ1は、ロータ10と、ステータ20と、これらを収納するケース2とからなる。
ステータ20は、円筒状のステータバックヨーク21、ステータバックヨーク21の内周より径方向内側に向かって等間隔で突出する9個のティース22、隣り合うティース22の間に形成されるスロット23からなっている。ここで、ステータバックヨーク21及びティース22は、後述する永久磁石12の磁束を効率よく通す磁路としての機能を有している。スロット23には、ロータ10に回転磁界を発生させるコイル24が巻回されている。
ステータ20の中心部には、ティース22の径方向内側端との間に所定のギャップを有するようにロータ10が挿入配置されている。ロータ10は、ロータバックヨーク11、永久磁石12、回転軸13からなっている。ほぼ円筒状のロータバックヨーク11は、回転軸13と永久磁石12とが一体で回転するように固定するための機能と、永久磁石12の磁束を効率よく通す磁路としての機能とを併せ有している。ここでのロータ10は磁石内蔵型であるため、ロータバックヨーク11の外周側内部に、6個の平板状あるいは湾曲板状の永久磁石12が等間隔で装着(内蔵)されている。ロータバックヨーク11の軸心には回転軸13が設けられている。この回転軸13はケース2に設けられた軸受(図示しない)により回転自在に支持されている。
コイル24に所定のタイミングで電流を流して励磁することにより、ロータ10の永久磁石12との間に電磁作用が生じてロータ10が回転する。ロータ10の構成はこれに限らず、表面磁石型であってもかまわない。
上記のステータ20は、図3に示したように、電磁鋼板を打ち抜いて形成した薄板状のプレート51を回転軸13方向に複数枚積層することによって構成されている。つまり、円筒状のステータバックヨーク21及びステータバックヨーク21より径方向内側に向かって突出するティース22を有するプレート51(電磁鋼板)をロータ10の回転軸13方向かつロータ10の外周に複数配置している。このプレート51には、その表面に絶縁層と接着層とが形成されており、積層後所定温度に加熱して接着層を溶融させ、仮止めしている。
ティース22の中心線C上でかつ外周近くのステータバックヨーク21には、ボルト27を挿通するボルト孔25(貫通孔)が等間隔で3つ設けられている。ボルト27は、図3に示したように複数のプレート51をまとめてケース2に固定するためのものである。
ボルト孔25をティース22の中心線C上に設けているのは、永久磁石12より生じる磁束の通り道になりにくい部分にボルト孔25を設けたいためである。永久磁石12より生じる磁束はティース22を径方向に通り、ティース22の根元まで達した磁束は左右のステータバックヨーク21に向かって折れ曲がろうとする。その際、磁気抵抗の低い、最短の経路を通ろうとするので、ティース22の中心線C上で磁束密度が低くなるのである。ティース22の中心線C上以外の位置にボルト孔を設けたときには、磁路としてのティース22の周方向断面積をより大きくする必要が生じ、省スペース化、軽量化の面で問題となる。
電磁鋼板のプレート51を積層する際、このボルト孔25に仮り止め用のボルトを通して位置決めし、このボルトを締め付けておく。この結果、ステータ20は互いに押圧された状態となり、接着層を加熱・溶融することで、積層されたプレート51は一応固定される。この状態で、コイル24をティース22に巻回してステータ20を完成した後、仮止め用ボルトを取り外し、ステータ20をケース2に組み付け、ボルト27によりケース2に固定することとなる(図3参照)。
これでモータ1の全体的な概略構成についての説明を終了する。
さて、ステータバックヨーク21のうち磁路を構成しない部位を特定し、その特定した部位にボルト孔25を設けるようにした従来のモータがある。しかしながら、ステータバックヨーク21のうち磁路を構成しない部位はわずかであるため、ボルト孔25の径に制約を受ける。ボルト孔25が小さければ、ボルトのケース2との締結力が弱くなり、その反対に大径のボルト孔25を開けたのでは、磁気回路に不平衡が生じる。回転電機をモータとして用いる場合にこの磁気回路の不平衡が生じると、トルク脈動が発生する。
この問題について本発明者が検討したところを図4を参照して述べると、図4は図2に示した従来のモータ1についての磁気回路の一部を直線上に展開して示したものである。
従来のモータ1は、2極当たり3個のスロット23を備えている。ただし、図4では、簡単のため表面磁石型のロータで示している。図4において中央にある永久磁石12のうちステータ20に対向した面がN極であるとすると、中央にある永久磁石の両隣にある永久磁石12のうちステータ20に対向した面がS極となる。
2極当たり3個のスロット23を備えている場合の各磁気回路を区別するため、3つの各ステータバックヨーク磁路の磁気抵抗(この磁気抵抗を「ステータバックヨーク磁気抵抗」という。)をR1、R2、R3で、3つの各ティース磁路の磁気抵抗(この磁気抵抗を「ティース磁気抵抗」という。)をR4、R5、R6で、3つの各ロータバックヨーク磁路の磁気抵抗(この磁気抵抗を「ロータバックヨーク磁気抵抗」という。)をR7、R8、R9で区別する。永久磁石12の起磁力をV1、V2、V3で区別する。ただし、対称性よりR1=R2=R3、R4=R5=R6、V1=V2=V3である。
なお、上記の「ステータバックヨーク磁路」とはステータバックヨーク21のうち磁路を構成する部位のこと、上記の「ティース磁路」とはティース22、ギャップ、永久磁石12のうち磁路を構成する部位のことである。上記の「ロータバックヨーク磁路」とはロータバックヨーク11のうち磁路を構成する部位のことである。
図4で最も左側にあるティース22の中心線C上にボルト孔25を設けるとき、最も左側にあるティース22を上下方向(径方向)に通る磁束はボルト孔25のところで左右のステータバックヨークへ21と分かれるので、ボルト孔磁気抵抗を左右のステータバックヨーク磁路に割り振り、左右のボルト孔磁気抵抗をそれぞれR10、R11で区別する。
いま、ボルト孔磁気抵抗R11が存在する磁気回路31と、その磁気回路31のすぐ右隣に位置してボルト孔磁気抵抗R11のない磁気回路36とを考えると、一方の磁気回路31は、ステータバックヨーク磁路32、ティース磁路33、34、ロータバックヨーク磁路35からなっている。他方の磁気回路36は、ステータバックヨーク磁路37、ティース磁路34、38、ロータバックヨーク磁路39からなっている。このため、ボルト孔磁気抵抗R11が存在する磁気回路31の合成磁気抵抗と、ボルト孔磁気抵抗R11のない磁気回路36の合成磁気抵抗とを比較したとき、磁気回路31の合成磁気抵抗のほうが、ボルト孔磁気抵抗R11の分だけ磁気回路36の合成磁気抵抗より大きくなり、隣り合う2つの磁気回路31、36の合成時期抵抗が不平衡となってしまう。
この問題に対処するため、本発明の第1実施形態は、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を、ボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積より径方向に大きくすることで、ボルト孔磁気抵抗R11が存在する磁気回路31の合成磁気抵抗と、ボルト孔磁気抵抗R11のない磁気回路36の合成磁気抵抗との差を小さくし、これによって2つの磁気回路31、36の合成磁気抵抗の不平衡を抑制する。なお、図1、図2に示したモータ1は、2極当たり3個のスロットを備えている場合であるが、本発明は任意の極数、任意のスロット数のモータに対して有効である。
ここで、ステータバックヨーク21の径方向断面積とは、図1においてステータバックヨーク21を回転軸13の中心を通る線で紙面を切ったときのステータバックヨーク21の断面積のことである。この断面積は、ステータバックヨーク21の径方向幅とステータバックヨーク21の回転軸13方向幅との積で定まる。従って、ステータバックヨーク21の回転軸13方向幅を変えることなく、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を従来のモータより大きくするには、ステータバックヨーク21の径方向幅を大きくしてやればよい。
図1において、ボルト孔25の隣にあるスロット23と、ボルト孔25の隣にないスロット23とに区別すると、ボルト孔25の隣にあるスロット23は6個、ボルト孔25の隣にないスロット23は3個ある。いま、1つのスロット23内にあってティース22を構成する2つの径方向面を図示のように22a、22bとして区別すると、ボルト孔25の隣にないスロット23では、対向する2つの径方向面22a、22bに直交する2つの平面23a、23bでスロット底部が形成されている。この2つの平面23a、23bが当接する位置でステータバックヨーク21の径方向幅が最低となっている。このステータバックヨーク21の最低の径方向幅をW1とする。
一方、ボルト孔25の隣にあるスロット23では、スロット底部を1つの平面で形成する。すなわち、対向する2つの径方向面22a、22bの根本を、回転軸13に平行な一つの平面23cで接続する。スロット23の底部を一つの平面23cで形成することで、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向幅が、一点鎖線で示した三角状の部位の分だけ径方向に増加する。この結果、スロット23の底部を1つの平面23cで形成した部位でのステータバックヨーク21の径方向幅W2は、ステータバックヨーク21の最低の径方向幅W1より大きくなる。このように径方向幅が大きくなった分だけボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積が拡大する。
スロット23の底部を1つの平面23cとしたとき、モータ1についての磁気回路がどうなるのかを図5に示すと、図5は図1に示した第1実施形態のモータ1についての磁気回路の一部を直線上に展開して示したものである。図4と同一部分には同一番号を付している。
径方向幅が大きくなった分だけボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積が拡大することは、図示の面積部分(ハッチング部参照)が追加されることを意味し、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を拡大した部分は、磁気回路上ではボルト孔磁気抵抗R11に対し所定の磁気抵抗R’が並列接続されたと考えられる。ボルト孔磁気抵抗R11に所定の磁気抵抗R’が並列接続された全体の磁気抵抗は、ボルト孔磁気抵抗R11そのものより小さくなる。ステータバックヨーク磁路32にボルト孔25を設けることによってステータバックヨーク磁路32を磁束が流れにくくなるので、その分ボルト孔25の周囲のステータバックヨーク磁路32を広くすることによって、再び磁束が流れ易くなるようにするのである。
図1に示したようにボルト孔25は3つ設けている。これは、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を大きくする部位を考えやすいように、電気角1周期あたり1個のボルト孔を設けているためである。ボルト孔25に挿通させるボルト27はステータ20をケース2に保持させる機能があるので、この保持機能を満足する本数のボルトを定め、その定めたボルトの本数と同数のボルト孔を設ければ良い。
ここで、第1実施形態の作用効果を説明する。
第1実施形態では、回転軸13を有するロータ10と、円筒状のステータバックヨーク21(バックヨーク部)及びこのステータバックヨーク21より径方向内側に向かって突出するティース22(突極部)を有する電磁鋼板をロータ10の回転軸13方向かつロータ10の外周に複数配置したステータ20とを備え、ティース22が突出するステータバックヨーク21にロータ10の回転軸13方向のボルト孔25(貫通孔)を複数設け、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積(断面積)をボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積よりも大きくしている。このように第1実施形態によれば、ボルト孔25の磁気抵抗が増加したのに対応して、ボルト孔25がある周りのステータバックヨーク21の磁気抵抗を下げることで、ボルト孔磁気抵抗R11が存在する磁気回路31の合成磁気抵抗をボルト孔磁気抵抗R11のない磁気回路36の合成磁気抵抗に近づけることができ(図5参照)、これによってティース22が突出するステータバックヨーク21にボルト孔25を設けても磁気回路の不平衡を抑制できる。
また、第1実施形態によれば、ボルト孔25(貫通孔)があるティース22(突極部)と、ボルト孔25がないティース22との間で形成されるスロット23(つまりボルト孔25の隣にあるスロット)の面積を、ボルト孔25がないティース22と、同じくボルト孔25がないティース22との間で形成されるスロット23(つまりボルト孔25の隣にないスロット)の面積よりも小さくするので、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を径方向に大きくすることができている。言い換えると、モータ1の内部スペースを活用することで、モータ1の外形寸法を変えることなく磁気回路の不平衡を抑制できている。
また、ボルト孔25がある周りの径方向断面積を大きくしたステータバックヨーク21を磁路として磁束が周方向に通るとき、磁束は時間変化するので、このとき磁束に対して垂直の面に渦電流が発生する。しかしながら、ステータ20を構成している電磁鋼板51は回転軸13方向に積層されているため渦電流の経路である回転軸13方向の電気抵抗が大きいことから、うず電流損は小さく抑えられる。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態のモータ1の概略断面図である。図1、図2と同一部分には同一番号を付している。
第2実施形態は、ボルト孔25があるティース22の周方向断面積を、ボルト孔25がないティース22の周方向断面積より大きくすることで、ボルト孔磁気抵抗R11が存在する磁気回路31の合成磁気抵抗と、ボルト孔磁気抵抗R11のない磁気回路36の合成磁気抵抗との差を小さくし、これによって2つの磁気回路31、36の合成磁気抵抗の不平衡を抑制するものである。
ここで、ティース22の周方向断面積とは、図6においてティース22の中心線Cに直交する線で紙面を切ったときのティース22の断面積のことである。この断面積は、ティース22の周方向幅とティース22の回転軸13方向幅との積で定まる。従って、ティース22の回転軸13方向幅を変えることなく、ボルト孔25があるティース22の周方向断面積を従来のモータより大きくするには、ボルト孔25があるティース22の周方向幅を大きくしてやればよい。この結果、ボルト孔25があるティース22の周方向幅W4は、ボルト孔25がないティース22の周方向幅W3よりも大きくなる。このように周方向幅が大きくなった分だけボルト孔25があるティース22の周方向断面積が拡大する。
ボルト孔25があるティース22の周方向幅W4を、ボルト孔25がないティース22の周方向幅W3よりも大きくしたとき、モータ1についての磁気回路がどうなるのかを図7に示すと、図7は図6に示した第2実施形態のモータ1についての磁気回路の一部を直線上に展開して示したものである。図4と同一部分には同一番号を付している。
周方向幅が大きくなった分だけボルト孔25があるティース22の周方向断面積が拡大することは、図示の面積部分(ハッチング部参照)が追加されることを意味し、ボルト孔25があるティース22の周方向断面積を拡大した部分は、磁気回路31上ではティース磁気抵抗R4に対し所定の磁気抵抗R’’が並列接続されたと考えられる。ティース磁気抵抗R4に所定の磁気抵抗R’’が並列接続された全体の磁気抵抗は、ティース磁気抵抗R4より小さくなる。ステータバックヨーク磁路32にボルト孔25を設けることによってティース磁路33を磁束が流れにくくなるので、その分ボルト孔25の周囲のティース磁路33を広くすることによって、再び磁束が流れ易くなるようにするのである。
第2実施形態では、回転軸13を有するロータ10と、円筒状のステータバックヨーク21(バックヨーク部)及びこのステータバックヨーク21より径方向内側に向かって突出するティース22(突極部)を有する電磁鋼板をロータ10の回転軸13方向かつロータ10の外周に複数配置したステータ20とを備え、ティース22が突出するステータバックヨーク21にロータ10の回転軸13方向のボルト孔25(貫通孔)を複数設け、ボルト孔25があるティース(突極部)の周方向断面積(断面積)をボルト孔25がないティースの周方向断面積よりも大きくしている。このように第2実施形態によれば、ボルト孔25の磁気抵抗が増加した分に対応して、ボルト孔25がある周りのティース22の磁気抵抗を下げることで、ボルト孔磁気抵抗R11が存在する磁気回路31の合成磁気抵抗をボルト孔磁気抵抗R11のない磁気回路36の合成磁気抵抗に近づけることができ(図57照)、これによってティース22が突出するステータバックヨーク21にボルト孔25を設けても磁気回路の不平衡が抑制できる。
また、第2実施形態によれば、ボルト孔25(貫通孔)があるティース22(突極部)と、ボルト孔25がないティース22との間で形成されるスロット(つまりボルト孔25の隣にあるスロット)の面積を、ボルト孔25がないティース22と、同じくボルト孔25がないティース22との間で形成されるスロット(つまりボルト孔25の隣にないスロット)の面積よりも小さくするので、ボルト孔25があるティース22の周方向断面積を周方向に大きくすることができている。言い換えると、第2実施形態においても、モータ1の内部スペースを活用することで、モータ1の外形寸法を変えることなく磁気回路の不平衡を抑制できている。
(第3実施形態)
図8は第3実施形態のモータ1の概略断面図である。図1、図2と同一部分には同一番号を付している。
第3実施形態は、ボルト孔25があるティース22の周方向断面積をティース22とロータ10の対向部から径方向外側に向かうほど周方向に徐々に大きくするものである。すなわち、ボルト孔25があるティース22の周方向幅のうち、ティース先端の周方向幅をボルト孔25がないティース22の周方向幅W3と同じとする。そして、この周方向幅W3よりティース22の根元に向かうに連れて周方向幅が徐々に大きくなり、ティース22の根元で周方向幅が最大の周方向幅W5となるようにしている。
第3実施形態によれば、ボルト孔25(貫通孔)があるティース22(突極部)の周方向断面積を径方向外側に向かうほど周方向に徐々に大きくするので、ティース21とロータ10の対向面積を変更することを避けることができる。これによって、誘起電圧定数等のモータ1の特性の変化を少なくしつつ磁気回路の不平衡を抑制できる。
(第4実施形態)
図9は第4実施形態のモータ1の概略断面図、図10は図9のA−A線断面図である。図2、図3と同一部分には同一番号を付している。
第4実施形態は、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を、ボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積より回転軸13方向に大きくしたものである。前述したように、ステータバックヨーク21の径方向断面積は、ステータバックヨーク21の径方向幅とステータバックヨーク21の回転軸13方向幅との積で定まるので、ステータバックヨーク21の径方向幅を変えることなく、ステータバックヨーク21の回転軸13方向幅を大きくすることでも、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積をボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積より大きくすることができる。
具体的には、図10に示したように、ボルト孔25周囲のステータバックヨーク21を、回転軸13方向の一方向であるケース側(図10で右側)に所定幅ΔD1だけ突出させて設けている。この突出させて設けている部位を以下「突出部位」という。このため、突出部位41のケース側平面21aと、突出部位41以外のケース側平面21bとの間に段差を生じている。つまり、突出部位41でのステータバックヨーク21の回転軸13方向幅DP2は、突出部位41以外のステータバックヨーク21の回転軸13方向幅DP1よりもケース側に所定幅ΔD1だけ大きくなっている(図10参照)。
突出部位41をさらに図11を参照して説明すると、図11は突出部位41の概略斜視図である。図11において上方がケース側である。突出部位41以外のステータバックヨーク21では、電磁鋼板を打ち抜いて形成したプレート51にティース部51aとステータバックヨーク部51bとが一体に形成され、このプレート51が図11で上下方向(回転軸13方向)に積層されている。
図11に示したように突出部位41は、ほぼ長方形の電磁鋼板53から構成されている。すなわち、ティース部51aとステータバックヨーク部51bとが一体に形成される最上段のプレート51の上部に、ステータバックヨーク部のみを形成するほぼ長方形の電磁鋼板53が上下方向(回転軸13方向)に複数枚積層されている。これら複数枚の電磁鋼板53にもボルト孔25が開けられている。
複数枚の電磁鋼板53に開けたボルト孔25にはボルト27を挿通し、ステータ20の全体をケース2に固定する。
前述した図1、図6、図8のように、ボルト孔25の隣りにあるスロット23の面積がボルト孔25の隣にないスロット23の面積より小さくなると、例えばターン数を変えないようにコイル径(電線径)を変更したり、3相の巻き線抵抗の不平衡が生じない工夫が必要となったりする。しかしながら、第4実施形態ではそのような対策は必要ない。すなわち、第4実施形態によれば、ボルト孔25(貫通孔)があるステータバックヨーク21(バックヨーク部)の径方向断面積(磁路の断面積)を、ボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積よりロータ10の回転軸13方向に大きくするので、ボルト孔25の隣りにあるスロット23の面積を変更することは必要ない。これによって、コイル24の収納スペースを変えることなく、磁気回路の不平衡を抑制できる。
また、第4実施形態によれば、ボルト孔25(貫通孔)があるステータバックヨーク21(バックヨーク部)の径方向断面積を、ボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積よりロータ10の回転軸13方向に大きくするので、ロータ10の回転軸13方向の断面形状を設計変更することなく、かつモータ1の特性を変えることなく、磁気回路の不平衡を抑制できる。
第4実形態では、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を、ボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積よりロータ10の回転軸13方向に大きくする場合で説明したが、これに限られない。例えば、ボルト孔25があるティース22の周方向断面積を、ボルト孔25がないティース22の周方向断面積よりロータ10の回転軸13方向に大きくするようにしてもかまわない。
(第5実施形態)
図12は第5実施形態のモータ1の概略断面図、図13は図12のA−A線断面図である。図2、図3と同一部分には同一番号を付している。
第5実施形態は、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を、ボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積より回転軸13方向の両方向に同じだけ大きくしたものである。
具体的には、図13に示したように、ボルト孔25周囲のステータバックヨーク21を、回転軸13方向のうちケース側(図13で右側)に所定幅ΔD2だけ突出させて、かつ回転軸13方向のうちケース側と反対側(図13で左側)に所定幅ΔD2だけ突出させて設けている。このケース側に突出させている部位42を以下「第1の突出部位」と、ケース側と反対側に突出させている部位43を以下「第2の突出部位」という。このため、第1の突出部位42のケース側平面21a’と、第1の突出部位42以外のケース側平面21b’との間に段差を生じている。第2の突出部位43のケース側と反対側の平面21cと、第2の突出部位43以外のケース側と反対側の平面21dとの間にも段差を生じている。つまり、突出部位42、43でのステータバックヨーク21の回転軸13方向幅DP2は、突出部位42、43以外でのステータバックヨーク21の回転軸13方向幅DP1よりも回転軸13方向の両方向に同じ所定幅ΔD2だけ大きくなっている(図13参照)。突出部位42、43でのステータバックヨーク21の回転軸13方向幅DP2を第4実施形態と同じとするとしても、第5実施形態では、回転軸13方向の両側に第4実施形態の場合の半分だけステータバックヨーク21が突出することになる。
第1の突出部位42をさらに図14を参照して説明すると、第1の突出部位42は図11に示した第4実施形態の突出部位41と同様である。図14において上方がケース側である。図14に示したように第1の突出部位42は、ほぼ長方形の電磁鋼板53から構成されている。すなわち、ティース部51aとステータバックヨーク部51bとが一体に形成される最上段のプレート51の上部に、ステータバックヨーク部のみを形成するほぼ長方形の電磁鋼板53が上下方向(回転軸13方向)に複数枚積層されている。これら複数枚の電磁鋼板53にもボルト孔25が開けられている。
次に、第2の突出部位43をさらに図15を参照して説明すると、図15は、第2の突出部位43の概略斜視図である。図15において上方がケース側と反対側である。図15に示したように第2の突出部位43は、ほぼ長方形の電磁状鋼板54から構成されている。すなわち、ティース部51aとステータバックヨーク部51bとが一体に形成される最上段のプレート51の上部に、ステータバックヨーク部のみを形成するほぼ長方形の電磁鋼板54が上下方向(回転軸13方向)に複数枚積層されている。これら複数枚の電磁鋼板54にもボルト孔25が開けられている。
複数枚の電磁鋼板53、54に開けたボルト孔25にはボルト27を挿通し、ステータ20の全体をケース2に固定する。
ステータバックヨーク21を磁路とするとき、磁気抵抗は磁路の長さに比例する。そのため、ステータバックヨーク21の径方向断面積を回転軸13方向に大きくする場合に、回転軸13方向の磁束の磁路は短いほど磁気抵抗の低減効果が大きいこととなる。第5実施形態によれば、ボルト孔25(貫通孔)があるステータバックヨーク21(バックヨーク部)の径方向断面積を、ボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積よりロータ10の回転軸13方向の両方向に同じだけ大きくするので、回転軸13方向の磁束の磁路が、ボルト孔25があるステータバックヨーク21の径方向断面積を、ボルト孔25がないステータバックヨーク21の径方向断面積よりロータ10の回転軸13方向の一方向に大きくする場合より短くなる。これによって、回転軸13方向の磁束の磁路の磁気抵抗を低減しつつ磁気回路の不平衡を抑制できる。
(第6、第7の実施形態)
図16、図17は、第6実施形態の第1、第2の突出部位42、43の概略斜視図、図18、図19は第7実施形態の第1、第2の突出部位42、43の概略斜視図である。第5実施形態の図14、図15と同一部分には同一番号を付している。
第5実施形態では第1、第2の突出部位42、43を、回転軸13方向(図14、図15で上下方向)に積層した電磁鋼板53、54を用いて形成している。これに対して、第6実施形態は、図16、図17に示したように、第1、第2の突出部位42、43を、径方向に積層した電磁鋼板55、56を用いて形成している。
一方、第7実施形態は、第1、第2の突出部位42、43を、圧粉コア56、57で形成している。ここで、圧粉コアとは、ステータコアを、鉄合金粉末やフェライト粉末等の強磁性体粉末と絶縁性粘結剤との混合物を圧縮焼成または圧縮形成したものである。
さて、第5実施形態のように、第1、第2の突出部位42、43を、回転軸13方向(図14、図15で上下方向)に積層した電磁鋼板53、54を用いて形成している場合に、この回転軸13方向に径方向断面積を大きくしたステータバックヨーク21を磁路として回転軸13方向の磁束が通り時間変化すると、径方向及び周方向に渦電流が生じる。
これに対して、第6実施形態によれば、第1、第2の突出部位42、43を径方向に積層した電磁鋼板55、56を用いて形成するので、径方向の電気抵抗が第5実施形態の場合より増加する。このため、回転軸13方向に径方向断面積を大きくしたステータバックヨーク21を磁路して回転軸13方向の磁束が通り時間変化したとき、径方向及び周方向に生じる渦電流のうち径方向に生じる渦電流が抑制されることから、第1、第2の突出部位42、43を回転軸13方向に積層した電磁鋼板53、54を用いて形成する場合より渦電流損を少なくすることができる。
また、第7実施形態によれば、第1、第2の突出部位42、43を、圧粉コア56、57で形成するので、径方向や周方向を含んだ全方向の電気抵抗が第5実施形態の場合より増加する。このため、回転軸13方向に径方向断面積を大きくしたステータバックヨーク21を磁路して回転軸13方向の磁束が通り時間変化したとき、径方向及び周方向に生じる渦電流が抑制されることから、第1、第2の突出部位42、43を回転軸13方向に積層した電磁鋼板53、54を用いて形成する場合より渦電流損を少なくすることができる。
(第8実施形態)
図20は第8実施形態のモータ1の概略断面図、図21は図20のA−A線断面図である。図2、図3、図10と同一部分には同一番号を付している。また、図22は第8実施形態のケース2の正面図、図23は図22のA−A線断面図である。
第8実施形態の前提となるケース2について先に述べると、第8実施形態の前提となるケースは、図22、図23に示したケース2より第2の溝61が設けられていないものである。このケース2には、ステータ20が隙間なく収まる円柱状の溝3が形成されている。円柱状の溝3は、ステータバックヨーク21の周壁21f(図21参照)に対向する円周壁3aと、ステータバックヨーク21のケース側平面壁(21b)に対向する平面壁3bとからなっている。
こうした前提となるケース2に、図9、図10に示した第4実施形態のステータ20を収納すると、突出部位41のケース側平面21aが溝3の平面壁3bと当接した後には、突出部位41以外のケース側平面21bが溝3の平面壁3bと当接できないため、突出部位41以外のケース側平面21bと、これに対向する溝3の平面壁3bとの間にデットスペースが生じる。こうしてケース側平面21bと溝3の平面壁3bとの間にデッドスペースが生じると、ステータ20からケース2への放熱が阻害されてしまう。
そこで、第8実施形態では、図22、図23に示したように突出部位41を収納する第2の溝61をケース2に設けている。すなわち、溝3の平面壁3bの外周に等間隔で第2の溝61を3つ穿設する。この第2の溝61にはボルト孔62を開けておく。このように形成した第2の溝61に上記の突出部位41を収め、ボルト27でステータ20をケース2に固定する。この状態が図21に示した状態である。
第8実施形態によれば、突出部位41を収納する第2の溝61をケース2に設けているので、ケース1とステータ20の間のデットスペースがなくなり、ステータ20からケース2への放熱面積を大きくすることができると共に、ケース2の剛性を高くすることができる。
ステータバックヨーク21とティース22との全体はステータコアと呼ばれる。実施形態では、ステータコアとティース22との全体が、電磁鋼板を打ち抜いて形成した1枚のプレートを積層することによって構成されている場合で説明したが、ステータコアを径方向に分割したいわゆる分割コアを採用するモータがある。この分割コアでは、電磁鋼板を打ち抜いて形成した1枚のプレート51がさらに分割されることとなる。分割コアを有するモータでも、ティースを除く部分がステータバックヨークとして機能するので、分割コアを有するモータにも本発明の適用があることはいうまでもない。
1 モータ(回転電機)
10 ロータ
11 ロータバックヨーク
12 永久磁石
13 回転軸
20 ステータ
21 ステータバックヨーク(バックヨーク部)
22 ティース(突極部)
23 スロット
25 ボルト孔(貫通孔)
51 プレート(電磁鋼板)

Claims (6)

  1. 回転軸を有するロータと、
    円筒状のバックヨーク部及びこのバックヨーク部より径方向内側に向かって突出する突極部を有する電磁鋼板を前記ロータの回転軸方向かつ前記ロータの外周に複数配置したステータと
    を備え、
    前記突極部が突出するバックヨーク部に前記ロータの回転軸方向の貫通孔を複数設け、
    前記貫通孔がある突極部の断面積を前記貫通孔がない突極部の断面積よりも大きくするか、または前記貫通孔があるバックヨーク部の断面積を前記貫通孔がないバックヨーク部の断面積よりも大きくすることを特徴とする回転電機。
  2. 前記貫通孔がある突極部と、前記貫通孔がない突極部との間で形成されるスロットの面積を、前記貫通孔がない突極部と、同じく前記貫通孔がない突極部との間で形成されるスロットの面積よりも小さくすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記貫通孔がある突極部の断面積を径方向外側に向かうほど周方向に徐々に大きくすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. 前記貫通孔がある磁路の断面積を、前記貫通孔がない磁路の断面積より前記ロータの回転軸方向に大きくすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  5. 前記貫通孔があるバックヨーク部の径方向断面積を、前記貫通孔がないバックヨーク部の径方向断面積より前記ロータの回転軸方向に大きくするかまたは前記貫通孔がある突起部の断面積を、前記貫通孔がない突起部の断面積より前記ロータの回転軸方向に大きくすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  6. 前記貫通孔があるバックヨーク部の径方向断面積を、前記貫通孔がないバックヨーク部の径方向断面積より前記ロータの回転軸方向の両方向に同じだけ大きくすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
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