JP2012068185A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】迅速かつ簡易な操作で測定対象地点に設置することができる携行しやすい簡易型の表示装置を提供する。
【解決手段】反射部と、前記反射部の相対する側辺のうち一側辺に連設する設置部と、前記設置部の前記反射部側の側辺とは反対側の側辺に連設する起立部と、前記反射部の前記一側辺に相対する他側辺に連設する差込部とからなる表示装置において、前記起立部に形成された切込部に前記差込部の先端を差し込むことで組み立てられ、前記反射部の一方面に形成された基準線により、レーザ装置からの視準線に対する表示装置の垂直位置を確認し、前記差込部及び前記設置部に形成された角度目盛により、折り曲げ時に前記反射部と前記設置部のなす角度を特定するとともに、測定対象地点を特定する。
【選択図】図1
【解決手段】反射部と、前記反射部の相対する側辺のうち一側辺に連設する設置部と、前記設置部の前記反射部側の側辺とは反対側の側辺に連設する起立部と、前記反射部の前記一側辺に相対する他側辺に連設する差込部とからなる表示装置において、前記起立部に形成された切込部に前記差込部の先端を差し込むことで組み立てられ、前記反射部の一方面に形成された基準線により、レーザ装置からの視準線に対する表示装置の垂直位置を確認し、前記差込部及び前記設置部に形成された角度目盛により、折り曲げ時に前記反射部と前記設置部のなす角度を特定するとともに、測定対象地点を特定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、レーザ測量システムにおける測定対象地点を表示する表示装置に関するものである。
レーザ測量システムを用いて水準点と測量点との距離を測定する場合、レーザ測量システムから照射されたレーザ光と、測量点に設置された測定対象地点を表示する表示装置にて反射されたレーザ光との位相差によって距離を算出している(例えば、特許文献1参照)。通常、レーザ測量システムは、図5(a)に示すように、測定装置としてのレーザ装置401と、測定対象地点P1上に設置して測定対象地点P1を特定する表示装置101とを具備している。そして、前記表示装置101は、作業者により手持ち可能なロッド201と、該ロッド201に設けられたレーザを反射する反射鏡301で構成されている。前記ロッド201の下端部は尖端となって地面に突き刺し可能な形状となっており、測定対象地点P1に突き刺すことで作業者が手持ち支持することなく測定対象地点P1に設置することも可能である。
従来の表示装置101によれば、ロッド201を地面に対して鉛直に保持し、レーザ装置401から照射されたレーザ光を反射鏡301で反射させることで、レーザ装置401と表示装置101間の正確な距離を測量することができる。また、実際の測量現場では、図5(b)に示すように、まず、複数の測定対象地点P1、P2、P3、P4にそれぞれ表示装置101、102、103、104を設置し、レーザ装置401と表示装置101、102、103、104間のそれぞれの距離L1、L2、L3、L4を測量する。次いで、隣り合う表示装置101、102とレーザ装置401とのなす角度αから、測定対象地点P1、P2間の距離を正確に測量するとともに、同様にして測定対象地点P2、P3、P4のそれぞれの間の距離を正確に測量することができる。
しかし、従来のレーザ測量システムでは、表示装置101自体が重量を伴い、嵩張るためにその運搬が不便であるという問題があった。特に、測定対象地点P1、P2、P3、……が多く存在する場合には、複数の表示装置101、102、103、……が必要となるため、これら表示装置を必要台数携行するのは煩わしいことが多い。特に測量作業が当初から予定されている場合ばかりでなく、測量する予定のない現場において急遽測量を必要とする場合が生じることがある。或いは、正確な測量データではなく、とりあえず概略の測量を行いたいという場合が生じることもある。そのような場合に備えて常に複数の表示装置101、102、103、……を携行していることは不便であるが、表示装置101、102、103、……を携行していないばかりに、急遽必要となった現場での測量作業ができず、迅速な対応ができない場合が生じることも問題である。
また、たとえ表示装置101、102、103、……を携行していたとしても、土砂崩れの現場等、測量作業に迅速性が要求される場合などに、従来の表示装置101では、その設置作業に相応の時間を要してしまい、迅速な測量作業を妨げるという問題もあった。
この発明は、これら問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、迅速かつ簡易な操作で測定対象地点に設置することができる携行しやすい簡易型の表示装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、地面に存在する測定地点を遠隔地点から確認するための表示装置であって、レーザ光を反射する反射部と、前記反射部の相対する側辺のうち一側辺に連設する設置部と、前記設置部の前記反射部側の側辺とは反対側の側辺に連設する起立部と、前記反射部の前記一側辺に相対する他側辺に連設する差込部とからなり、前記反射部、前記設置部、前記起立部、及び前記差込部は、平板状をなすとともに、それらを連設する部位は折り曲げ可能に形成され、前記起立部には、前記差込部の先端を差し込むための切込部が形成され、前記反射部における前記側辺の延びる方向の側部には、折り曲げ可能な折曲部が形成され、前記反射部の一方面には、前記側辺に平行な直線としての基準線が前記折曲部に亘って形成され、前記差込部及び前記設置部には、折り曲げ時に前記反射部と前記設置部のなす角度を特定するための角度目盛が形成されていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記反射部、前記設置部、前記起立部、及び前記差込部を、それらを連接する部位で折り曲げるとともに前記差込部の先端を前記起立部の形成された差込部に差し込むことで、前記反射部、前記設置部、前記起立部及び差込部の3平面から形成される側面三角形状の表示装置を組み立てることができる。そして、組み立てられた表示装置の前記反射部をレーザ装置側に向けて前記設置部を測定対象地点に接地するとともに、前記反射部から前記折曲部に亘って形成された前記基準線が一直線状に視認できるように前記差込部を切込部に対して挿入することで、レーザ装置からの視準線に対して前記反射部が垂直となるように表示装置を設置することができる。これにより、簡単かつ容易に表示装置を視準線に対して垂直となるように設置することが可能であり、レーザ装置から測定対象地点までの距離を迅速に測量することができる。表示装置を折り曲げ形成することで迅速かつ簡易な操作で距離の測量が可能な簡易型の表示装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記反射部の前記設置部側端部から前記設置部に亘って窓が形成されていることを要旨とする。このように構成すると、表示装置を測定対象地点に設置する際、窓を介して測定対象地点を容易に認識することができるため、表示装置を測定対象地点に迅速に配置することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記反射部には、長さを測定可能な目盛が形成されていることを要旨とする。このように構成すると、表示装置を定規として使用することができ、表示装置の利便性が向上する。
本発明によれば、迅速かつ簡易な操作で測定対象地点に設置することができる携行しやすい簡易型の表示装置を提供することができる。
以下、本願発明を具体化した実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1(a)は、組み立てられる前の展開状態にある表示装置を図示したものであって、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。図1(a)において、紙面右方向を表示装置の右側、紙面左方向を表示装置の左側、紙面上方向を展開状態の表示装置の上側、紙面下方向を展開状態の表示装置の下側とする。
図1(a)は、組み立てられる前の展開状態にある表示装置を図示したものであって、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。図1(a)において、紙面右方向を表示装置の右側、紙面左方向を表示装置の左側、紙面上方向を展開状態の表示装置の上側、紙面下方向を展開状態の表示装置の下側とする。
図1に示すように、白色等淡色の紙製の表示装置1は、レーザ光を反射する反射部2と、前記反射部2の相対する側辺のうち下側の一側辺に連設する設置部3と、前記設置部3の前記反射部2側の側辺とは反対側に位置する下側の側辺に連設する起立部4と、前記反射部2の前記一側辺に相対する側辺のうち上側の他側辺に連設する差込部5とからなる長尺物として構成されている。反射部2と設置部3との境界には、折り曲げ可能な折曲線Aが形成されるとともに、設置部3と起立部4との境界には、折り曲げ可能な折曲線Bが形成されている。同様に、反射部2と差込部5との間には、折り曲げ可能な折曲線Cが形成されている。
レーザ装置からのレーザ光を反射するための機能を備える反射部2は、名刺大の大きさの長方形状に形成されている。反射部2の上下方向の中央部分には、上下に位置する一対の側辺と平行な一本の基準線21が表示されているとともに、前記基準線21と直交する直交線22が反射部2の左右方向の中央部分に表示されている。
反射部2には、反射部2を左右方向に3対1に分割し、かつ前記直交線22に平行な位置に、折り曲げ可能な折曲線Dが形成されている。ここで、反射部2の折曲線Dの右側部分を折曲部6、折曲線Dの左側部分を反射部本体7とする。そして、前記基準線21は、反射部本体7から折曲部6に亘って形成されている。前記折曲線Dで折り曲げ形成される折曲部6は、後述する差込部5とは連設されてなく、図1(a)に示すように折曲部6の上方は開放されている。
また、反射部本体7の左側辺及び折曲部6の右側辺には、長さを計測可能な目盛が形成されている。反射部本体7に形成された反射部本体目盛71は、反射部2の下方から上方に向けて数値が増すように形成されているとともに、折曲部6に形成された折曲部目盛61は、折曲部6に形成された基準線21を基点のゼロとして上下方向に数値が増加するように形成されている。さらに、設置部3と反射部2の間の折曲線Aは、設置部3と折曲部6との間において切り込みされて、切込線62として形成されている。
設置部3は、左右方向の幅が反射部2の左右方向の幅と同一となるようにほぼ正方形状に形成されている。設置部3の左右方向中央部には、反射部2の下端側から上下方向に延びるように窓31が開口している。また、設置部3の起立部4寄りの位置には、設置部3の左右方向に延びるように収納用切込部32が開口している。収納用切込部32の左右方向の長さは、後に説明する差込部5の左右方向の幅よりやや大きくなるように形成されているとともに、収納用切込部32の上下方向の長さは、差込部5を挿入可能な大きさに形成されている。本実施例では、上下方向の長さは、0.5mm〜1mmの大きさに形成されている。
図1(b)に示すように、設置部3の背面側には、窓31の左右方向に延びるように角度目盛としての設置角度線33の4本の目盛線が同一間隔で形成されている。設置角度線33は、反射部2と設置部3との折曲線Aの位置を1本目の目盛線として、設置部3の下方に向かって3本の目盛線がそれぞれ1本目の目盛線に平行に形成されている。それぞれの目盛線には、前記折曲線Aの位置を90゜として、以下、75゜、60゜、45゜の文字が付されている。また、前記窓31は、設置角度線33の4本の目盛線の水平方向の中央部分を縦断するようにして開口形成されている。
起立部4は、左右方向の幅が反射部2及び設置部3の左右方向の幅と同一となるようにほぼ正方形状に形成されている。起立部4の下方寄りの位置には、起立部4の左右方向に延びるように差込用切込部41が開口している。差込用切込部41の左右方向の長さは、後に説明する差込部5の左右方向の幅よりやや大きくなるように形成されているとともに、上下方向の長さは、差込部5を挿入したときに差込部5が移動することなく差込用切込部41内に保持される大きさとする。本実施例では、上下方向の長さは、0.5mm〜1mmの大きさに形成されている。
差込部5は、その左右方向の幅が、反射部2、設置部3、及び起立部4の左右方向の幅のほぼ半分の大きさで長方形状に形成されている。そして、反射部2の左右方向中央部分で左右対称となるようにして、折曲線Cを挟んで折り曲げ可能に連設されている。
差込部5の前面には、左右方向に延びるように角度目盛としての差込角度線51の4本の目盛線が同一間隔で形成されている。差込角度線51には、反射部2と差込部5との折曲線C側の位置に、折曲線Cと平行に1本目の目盛線が形成されるとともに、差込部5の上方に向かってさらに3本の目盛線がそれぞれ平行に形成されている。これら4本の目盛線には、下方から順に45゜、60゜、75゜、90゜の文字が付与されている。
次に、本実施形態の表示装置1の組み立て方法について説明する。図1(a)の組み立てられる前の状態の展開状態にある表示装置1の正面図において、折曲線A、B、Cで正面側が外側、背面側が内側となるように山折りに折り曲げるとともに、差込部5の先端を起立部4の差込用切込部41に挿入する。これにより、図2(b)に示すように、反射部2、設置部3、起立部4及び差込部5の3面からなる側面視三角形状の立体としての表示装置1が組み立てられる。次に、折曲部6を折曲線Dで谷折りすることにより、折曲部6を表示装置1の前面側に反射部本体7に対して略垂直となるように折り曲げ形成する。
次に、本実施形態の表示装置1を使用する場合について説明する。測量を行なう測量調査地域において、測定対象地点を決定する場合、水平状態を維持する位置を選択して測定対象地点とする。この場合、水準器で測量調査地域の水平位置を選択して測定対象地点とするのが好ましい。測定対象地点が決定されると当該測定対象地点に組み立てられた表示装置1を設置する。表示装置1は反射部2前面がレーザ装置側を向くように設置し、複数の測定対象地点に表示装置1を設置する場合には、すべての表示装置1の反射部2前面がレーザ装置側と相対するようにして設置する。
続いて、表示装置1の折曲部6が反射部本体7に対して略垂直となるように折り曲げ形成されていることを確認し、図3(a)に示すように、レーザ装置の位置から見て反射部2に形成された基準線21が反射部本体7から折曲部6に亘って水平方向一直線となるように差込部5の差込用切込部41への挿入量を調整する。図3(a)に示すように、反射部本体7から折曲部6に亘って形成された基準線21が一直線状に視認できる位置が、反射部本体7に対して垂直に視認している位置である。つまり、図3(a)は、反射部本体7を垂直に視認している状態を示している。レーザ装置から表示装置1の状態がこのように視認できる場合、レーザ装置からの視準線に対して反射部2が垂直に維持されていることになる。
そして、差込角度線51の目盛線は、この状態での差込部5の差込用切込部41への差込量、すなわち、差込用切込部41と差込角度線51の目盛線とで表示される値が、表示装置1の反射部2と設置部3とのなす角度θを示すように形成されている。したがって、レーザ装置からの視準線に対して反射部2前面が垂直となるように設置された状態での表示装置1の反射部2の傾斜度は、差込角度線51から容易に読み取ることができる。
この場合、差込角度線51のいずれかの目盛線と差込用切込部41とが合致しないときには、差込用切込部41に最も近い目盛線に一致するように差込部5の差込量を調整したうえで、レーザ装置の高さを微調整することで対応する。これにより、レーザ装置からの視準線と反射部2とが垂直となった状態で表示装置1が設置されて、その状態での表示装置1の反射部2と設置部3とのなす角度θが、差込角度線51で表示される角度表示に一致することになる。
このように、図3(c)に示すように、切込部41と差込角度線51とから読み取られた数値が75゜であった場合、図3(b)に示すように表示装置1の反射部2と設置部3のなす角度θが75゜に形成されていることになる。この場合のレーザ装置からの視準線は、反射部2と設置部3との角度が75゜である状態で測定対象地点に設置された表示装置1の反射部2と垂直を維持した状態となっている。
さらに、図3(a)、(b)に示すように、反射部2に形成された基準線21と直交線22との交点Xからの鉛直下点Yの位置には、設置部3の設置角度線33が形成されている。本実施形態では、差込角度線51で示された数値と、前記鉛直下点Yの位置での設置角度線33で示される数値とが合致するように形成されている。したがって、差込部5の差込角度線51で示された数値と同一数値を表示する設置角度線33の位置が、前記交点Xからの鉛直下点Yの位置に一致することになる。さきほどの例で説明すれば、切込部41と差込角度線51とから読み取られた数値が75゜であった場合、設置角度線33の4本の目盛線のうち75゜を示す目盛線の位置が、反射部2に形成された基準線21と直交線22との交点Xからの鉛直下点Yの位置と合致することになる。
次に、レーザ装置8からのレーザ光を用いて測定対象地点Pまでの距離を測定する方法について説明する。図4に示すように、差込角度線51で示された数値と合致する数値を示す角度目盛33の目盛線を測定対象地点Pとし、レーザ装置8からのレーザ光を表示装置1の基準線21と直交線22との交点Xに向けて照射する。これにより、レーザ装置8から表示装置1で表示される測定対象地点Pまでの距離Mが測量される。そして、レーザ装置鉛直下点Qから測定対象地点Pまでの距離Lは、L=M(cosθ)で求めることができる。
表示装置1による測量後、表示装置1の収納方法について説明する。折曲部6の折り曲げ状態を戻すとともに、切込部41から差込部5を抜き取ることにより、差込部5の挿入状態を解除する。折曲線A、B、Cでの折り曲げ状態を維持して起立部4を反射部2及び設置部3の内側に折り込んだ状態で、差込部5の先端を設置部3に形成された収納用切込部32内へ挿入する。これにより、差込部5と収納用切込部32とが係合して折り畳まれて、起立部4が内部に収納された状態で、反射部2、差込部5、設置部3及び起立部4が重なり合う平板形状となる。この状態で上着のポケット等に入れても表示装置1自体が軽量である上嵩張ることもなく、携行しやすい。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)反射部2を反射部本体7と折曲部6とで構成するととともに、反射部本体7から折曲部6に亘って、水平方向に基準線21を形成した。折曲部6を反射部本体7に対して略垂直に折り曲げて、基準線21を視準したときに、基準線21が一直線になる位置を確認することで、視準線が反射部2に垂直となる位置を容易に確認することができる。
(1)反射部2を反射部本体7と折曲部6とで構成するととともに、反射部本体7から折曲部6に亘って、水平方向に基準線21を形成した。折曲部6を反射部本体7に対して略垂直に折り曲げて、基準線21を視準したときに、基準線21が一直線になる位置を確認することで、視準線が反射部2に垂直となる位置を容易に確認することができる。
(2)差込部5に反射部2と設置部3とのなす角度を表示する差込角度線51を形成するとともに、設置部3には、基準線21からの鉛直下点Yに差込角度線51と合致するように設置角度線33を形成した。これにより、表示装置1を、反射部2が視準線に垂直となるように設置した状態で、測定対象地点Pを容易に確認することができる。
(3)設置部3の設置角度線33の中央部には、窓31を設けた。これにより、設置角度線33に対応する測定対象地点Pを容易に確認することができる。
(4)起立部4には、差込部5を差し込むための差込用切込部41を形成した。これにより、表示装置1を簡単に組み立てられるとともに、差込用切込部41の挿入された状態の差込角度線51の数値から、反射部2と設置部3のなす角度θを容易に確認することができる。
(4)起立部4には、差込部5を差し込むための差込用切込部41を形成した。これにより、表示装置1を簡単に組み立てられるとともに、差込用切込部41の挿入された状態の差込角度線51の数値から、反射部2と設置部3のなす角度θを容易に確認することができる。
(5)反射部2の左右両側辺に折曲部目盛61、反射部本体目盛71を形成したことにより、測量現場で物差しとして使用することもできる。
(6)設置部3に収納用切込部32を形成したことにより、表示装置1を折り畳み平板状にコンパクトに収納することができる。収納時には、差込部5が収納用切込部32内部に収納された状態となるため、携行する際に差込部5が折れ曲がったりすることが抑制できる。
(6)設置部3に収納用切込部32を形成したことにより、表示装置1を折り畳み平板状にコンパクトに収納することができる。収納時には、差込部5が収納用切込部32内部に収納された状態となるため、携行する際に差込部5が折れ曲がったりすることが抑制できる。
(7)表示装置1は、紙製であるため、軽量であるとともに折り曲げ形成が容易であり、取り扱いが簡便である。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。また、以下の変更例を適宜組み合わせて表示装置として構成することも可能である。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。また、以下の変更例を適宜組み合わせて表示装置として構成することも可能である。
・ 表示装置1は、白色等淡色の紙製に限定されない。樹脂製であってもよく、透明樹脂製であってもよい。また、淡色ではなく、濃色であってもよい。さらに、シートプリズムを使用するようにしてもよい。
・ 反射部2は長方形状に限定されない。例えば、台形状であっても、多角形状であっても、略円形状であってもよい。また、設置部3及び起立部4も同様に略正方形状に限定されない。長方形状、多角形状、或いは台形状であっても、略円形状であってもよい。いずれの場合も折曲線A、B、Cが平行に形成された平板状であれば、形状は特に限定されない。
・ 反射部2にレーザ光を反射するための反射板を装着するようにしてもよい。
・ 直交線22を省略してもよい。
・ 窓31を省略してもよい。
・ 直交線22を省略してもよい。
・ 窓31を省略してもよい。
・ 折曲部6に形成された折曲部目盛61は、基準線21を基点のゼロとして上下方向に数値が増加するように形成される場合に限定されない。また、反射部本体7に形成された反射部本体目盛71は、反射部2の下方から上方に向けて数値が増すように形成される場合に限定されない。折曲線Aを基点のゼロとしてもよく、また折曲線Cを基点のゼロとしてもよい。
・ 折曲部目盛61、反射部本体目盛71を省略してもよい。或いは折曲部目盛61、反射部本体目盛71の一方のみを省略してもよい。また、折曲部目盛61、反射部本体目盛71を反射部2のみだけでなく、設置部3、起立部4、差込部5に形成してもよく、また、反射部2から起立部4に至るまで連続した目盛を形成してもよい。
・ 名刺大の大きさの反射部2の背面に広告を印刷等してもよい。或いは、名刺を印刷等してもよい。このようにすると、広告効果を期待できるばかりか、折り畳んだ状態で名刺としても利用できる。
さらに、前記実施形態より把握できる技術思想について以下に記載する。
(イ)4重構造をなすように折り畳み収納可能である表示装置。このように構成すると、使用時以外には4重構造となるように折り畳んで小さくすることができるため、携行しやすい。
(イ)4重構造をなすように折り畳み収納可能である表示装置。このように構成すると、使用時以外には4重構造となるように折り畳んで小さくすることができるため、携行しやすい。
(ロ)表示装置を収納保持するための保持手段を備えた表示装置。このように構成すると、折り畳み収納した場合に、収納状態を好適に維持することができる。
(ハ)紙製である表示装置。このように構成すると、軽量である上、嵩張らないため、より携行しやすい。
(ハ)紙製である表示装置。このように構成すると、軽量である上、嵩張らないため、より携行しやすい。
1…表示装置、2…反射部、3…設置部、4…起立部、5…差込部、6…折曲部、21…基準線、31…窓、32…切込部、33…角度目盛としての設置角度線、51…角度目盛としての差込角度線、61…折曲部目盛、71…反射部本体目盛。
Claims (3)
- 地面に存在する測定地点を遠隔地点から確認するための表示装置であって、
レーザ光を反射する反射部と、前記反射部の相対する側辺のうち一側辺に連設する設置部と、前記設置部の前記反射部側の側辺とは反対側の側辺に連設する起立部と、前記反射部の前記一側辺に相対する他側辺に連設する差込部とからなり、
前記反射部、前記設置部、前記起立部、及び前記差込部は、平板状をなすとともに、それらを連設する部位は折り曲げ可能に形成され、
前記起立部には、前記差込部の先端を差し込むための切込部が形成され、
前記反射部における前記側辺の延びる方向の側部には、折り曲げ可能な折曲部が形成され、
前記反射部の一方面には、前記側辺に平行な直線としての基準線が前記折曲部に亘って形成され、
前記差込部及び前記設置部には、折り曲げ時に前記反射部と前記設置部のなす角度を特定するための角度目盛が形成されている表示装置。 - 前記反射部の前記設置部側端部から前記設置部に亘って窓が形成されている請求項1に記載の表示装置。
- 前記反射部には、長さを計測可能な目盛が形成されている請求項1又は2に記載の表示装置。
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Cited By (1)
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