JP2012067660A - 多段式圧縮機 - Google Patents

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芳之 中根
Tatsuyuki Hoshino
辰幸 星野
Hiroaki Kato
弘晃 加藤
Satoshi Mitsuda
聡 光田
Tsutomu Nasuda
勉 奈須田
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Abstract

【課題】複数のピストンを用いた多段式圧縮機における機械損失を抑制する。
【解決手段】クランクハウジング11に収容されたヨーク24は、クランク機構23のクランクアーム20に連結された第1対向部材26と、第1対向部材26に対向する第2対向部材27と、第1対向部材26と第2対向部材27とを連結する一対の被ガイドロッド28,29とを備えている。クランクハウジング11の内壁段差111,112に止着された筒状の支持ブラケット32,34の筒内には直道ベアリング36,37が嵌入して固定されており、直道ベアリング36,37には被ガイドロッド28,29が挿通されている。直道ベアリング36,37は、軸封機能を備えており、直道ベアリング36,37内には潤滑剤が封入されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、クランク機構を介して回転運動が往復直線運動に変換されてヨークに伝達され、前記ヨークには複数のピストンが連結されている多段式圧縮機に関する。
多段式圧縮機には、特許文献1に開示のようなスコッチヨーク式の多段式圧縮機及び特許文献2に開示のようなクロスヘッド式の多段式圧縮機がある。
特許文献1に開示のスコッチヨーク式の多段式圧縮機では、クランク機構を構成するクランクピンとクロススライダとの間にベアリングが介在されている。機械損失を抑制するためのベアリングを潤滑する必要があるが、ベアリングは、クロススライダと共に旋回運動を行なう。そのため、ベアリングを潤滑する潤滑剤(例えばグリース)をベアリング内に密閉することが難しい。ベアリング内に潤滑剤を密閉できない場合には、ピストンを収容するピストン室からピストンの周面に沿ってクランク機構収容室へ漏洩するガスが潤滑剤をベアリング内から少しずつ運び去る。ベアリング内の潤滑剤が不足すると機械損失が増え、ベアリングの信頼性が損なわれる。
又、ピストンを往復直線運動させるクランク機構からサイドフォースがピストンを介してピストン室の周壁面に掛かるため、ピストンに嵌められたピストンリングとピストン室の周壁面との間での摩擦が大きくなり、ピストンリングが摩耗し易い。
特許文献2に開示のクロスヘッド式の多段式圧縮機では、サイドフォースがクロスヘッドを介してクロスヘッド収容室の周壁面に掛かるため、ピストンリングの摩耗は抑制される。
特開平9−60581号公報 特開2007−32463号公報
しかし、サイドフォースがクロスヘッドを介してクロスヘッド収容室の周壁面に掛かるため、クロスヘッドとクロスヘッド収容室の周壁面との間での摩擦が大きくなり、機械損失が大きい。
本発明は、複数のピストンを用いた多段式圧縮機における機械損失を抑制することを目的とする。
本発明は、クランク機構を介して回転運動が往復直線運動に変換されてヨークに伝達され、前記ヨークには複数のピストンが連結されており、前記複数のピストンを収容する複数のピストン室のうちの一部と他部とが前記ヨークを介して圧力的に対抗している多段式圧縮機を対象とし、請求項1の発明では、前記複数のピストンの往復直線運動を案内する直線運動案内手段が設けられており、前記直線運動案内手段は、前記ヨークを構成する被ガイドロッドと、前記被ガイドロッドを挿通した軸受とを備え、前記軸受は、軸封機能を備えている。
クランク機構からヨークに伝わるサイドフォースは、被ガイドロッドを介して軸受に受け止められる。そのため、サイドフォースに起因する機械損失が抑制される。軸封機能を備えている軸受内の潤滑剤が漏洩することはない。
好適な例では、前記ヨークは、前記一部のピストン室側のピストンに連結された第1対向部材と、前記他部のピストン室側のピストンに連結された第2対向部材と、前記第1対向部材と前記第2対向部材とを連結する前記被ガイドロッドとを備えている。
被ガイドロッドを備えたヨークの製造が容易である。
好適な例では、前記被ガイドロッドは、複数本互いに平行に設けられており、前記軸受は、前記複数の被ガイドロッドにそれぞれ設けられている。
好適な例では、前記被ガイドロッドは、2本であり、前記2本の被ガイドロッドは、前記クランク機構を間に置いて設けられている。
好適な例では、前記被ガイドロッドは、前記一部のピストン室側のピストンの少なくとも1つと、前記他部のピストン室側のピストンの少なくとも1つとにそれぞれ直結されており、前記軸受は、前記複数の被ガイドロッドにそれぞれ設けられている。
好適な例では、前記複数のピストンは、2つであり、前記2つのピストンは、前記ヨークを間に置いて設けられている。
一方のピストンを収容するピストン室内の圧力と、他方のピストンを収容するピストン室内の圧力とがヨークを介して対抗し、クランク機構の駆動力に対抗する圧力が低減される。
好適な例では、前記一部の個数と前記他部の個数とは、異なる。
前記一部のピストンを収容するピストン室内の圧力と、前記他部のピストンを収容するピストン室内の圧力とがヨークを介して対抗し、クランク機構の駆動力に対抗する圧力が低減される。
本発明は、複数のピストンを用いた多段式圧縮機における機械損失を抑制することができるという優れた効果を奏する。
第1の実施形態を示す多段式圧縮機の全体側断面図。 図1のA−A線断面図。 多段式圧縮機の全体側断面図。 多段式圧縮機の全体側断面図。 第2の実施形態を示す多段式圧縮機の全体側断面図。 第3の実施形態を示す多段式圧縮機の全体側断面図。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、クランクハウジング11には第1シリンダ12及び第2シリンダ13が連結されている。第1シリンダ12と第2シリンダ13とは、クランクハウジング11を間に置いて互いに反対側に配置されている。第1シリンダ12には第1室形成ハウジング14が連結されており、第2シリンダ13には第2室形成ハウジング15が連結されている。
図2に示すように、クランクハウジング11にはクランク軸16が軸受17,18を介して回転可能に支持されている。クランク軸16のクランクピン19にはクランクアーム20が滑り軸受21を介して回動可能に連結されており、クランク軸16にはバランスウェイト22が止着されている。クランク軸16、クランクピン19及びクランクアーム20は、クランク機構23を構成する。
図1に示すように、クランクハウジング11内にはヨーク24が収容されている。ヨーク24は、連結ピン25を介してクランクアーム20に連結された第2対向部材27と、第2対向部材27に対向する第1対向部材26と、第1対向部材26と第2対向部材27とを連結する一対の被ガイドロッド28,29とを備えている。被ガイドロッド28,29の一端は、ネジ30によって第1対向部材26に連結されており、被ガイドロッド28,29の他端は、ネジ31によって第2対向部材27に連結されている。一対の被ガイドロッド28,29は、クランク機構23を間に置いて、互いに平行に配置されている。
クランクハウジング11の内壁段差111には筒状の支持ブラケット32がネジ33によって締め付け固定されており、クランクハウジング11の内壁段差112には筒状の支持ブラケット34がネジ35によって締め付け固定されている。支持ブラケット32の筒内には直道ベアリング36が嵌入して固定されており、直道ベアリング36には被ガイドロッド28が挿通されている。支持ブラケット34の筒内には直道ベアリング37が嵌入して固定されており、直道ベアリング37には被ガイドロッド29が挿通されている。被ガイドロッド28は、その軸方向に直道ベアリング36に対して相対移動可能であり、被ガイドロッド29は、その軸方向に直道ベアリング37に対して相対移動可能である。つまり、ヨーク24は、被ガイドロッド28,29の軸方向へ往復動可能である。
直道ベアリング36,37は、軸封機能を備えており、直道ベアリング36,37内には潤滑剤(例えばグリース)が封入されている。直道ベアリング36,37内の潤滑剤は、被ガイドロッド28,29の周面に沿って直道ベアリング36,37から漏れ出るのを軸封機能によって防止される。
第1対向部材26には第1ピストン38がピストンロッド381を介して連結されており、第2対向部材27には第2ピストン39がピストンロッド391を介して連結されている。第1ピストン38は、第1シリンダ12内の第1ピストン室121にスライド可能に嵌入されており、第2ピストン39は、第2シリンダ13内の第2ピストン室131にスライド可能に嵌入されている。第1ピストン38にはピストンリング42が嵌められており、第2ピストン39にはピストンリング43が嵌められている。
第1ピストン38及び第2ピストン39は、被ガイドロッド28,29と平行であり、ヨーク24、第1ピストン38及び第2ピストン39は、一体的に往復動可能である。
第1室形成ハウジング14と第1シリンダ12との間には第1吸入室40Aが吸入ポート49を介して第1ピストン室121に連通するように形成されている。吸入ポート49は、吸入弁50によって開閉される。第1吸入室40Aには図示しない吸入通路が接続されている。又、第1室形成ハウジング14と第1シリンダ12との間には第1吐出室40Bが吐出ポート51を介して第1ピストン室121に連通するように形成されている。吐出ポート51は、吐出弁52によって開閉される。第1吐出室40Bには図示しない接続通路が接続されている。
第2室形成ハウジング15と第2シリンダ13との間には第2吸入室41Aが吸入ポート53を介して第2ピストン室131に連通するように形成されている。吸入ポート53は、吸入弁54によって開閉される。第2吸入室41Aは、前記接続通路を介して第1吐出室40Bに連通されている。
又、第2室形成ハウジング15と第2シリンダ13との間には第2吐出室41Bが吐出ポート55を介して第2ピストン室131に連通するように形成されている。吐出ポート55は、吐出弁56によって開閉される。第1吐出室40Bには図示しない吐出通路が接続されている。
クランク軸16が回転すると、クランクピン19がクランク軸16の回転軸線161の周りを公転し、この公転運動がクランクアーム20及び連結ピン25を介してヨーク24の往復直線運動に変換される。ヨーク24は、被ガイドロッド28,29を介して直道ベアリング36,37の案内を受けつつ往復動し、ヨーク24、第1ピストン38及び第2ピストン39が一体的に往復動する。これにより、第1ピストン38が第1ピストン室121内を往復動すると共に、第2ピストン39が第2ピストン室131内を往復動する。
被ガイドロッド28,29及び直道ベアリング36,37は、複数のピストン38,39の往復直線運動を案内する直線運動案内手段を構成する。直道ベアリング36,37は、被ガイドロッド28,29を挿通する軸受である。
第1ピストン38が第1ピストン室121内を復動(図1において右から左への移動)すると、ガスが吸入通路から第1吸入室40Aへ導入されると共に、第1吸入室40A内のガスが吸入弁50を押し退けつつ吸入ポート49から第1ピストン室121内へ導入される。第1ピストン38が第1ピストン室121内を往動(図1において左から右への移動)すると、第1ピストン室121内のガスが吐出弁52を押し退けつつ吐出ポート51から第1吐出室40Bへ吐出されると共に、第1吐出室40B内のガスが接続通路を経由して第2吸入室41Aに向けて送り出される。
第1ピストン38が第1ピストン室121内を往動(図1において左から右への移動)する状態では、第2ピストン39が第2ピストン室131内を復動(図1において左から右への移動)する。これにより、第2吸入室41A内のガスが吸入弁54を押し退けつつ吸入ポート53から第2ピストン室131へ導入される。第2ピストン室131内のガスは、吐出弁56を押し退けつつ吐出ポート55から第2吐出室41Bに吐出される。第1ピストン38が第1ピストン室121内を復動(図1において右から左への移動)する状態では、第2ピストン39が第2ピストン室131内を往動(図1において右から左への移動)し、第2吐出室41B内のガスが吐出通路へ送り出される。
つまり、第1吸入室40Aに導入されたガスは、吸入ポート49、第1ピストン室121、吐出ポート51、第1吐出室40B、接続通路、第2吸入室41A、吸入ポート53、第2ピストン室131、吐出ポート55、第2吐出室41B及び吐出通路を経由して第1吸入室40Aに還流する。
図3は、第1ピストン38が下死点位置にあると共に、第2ピストン39が上死点位置にある状態を示し、図4は、第1ピストン38が上死点位置にあると共に、第2ピストン39が下死点位置にある状態を示す。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)クランク機構23からヨーク24に伝わるサイドフォースは、被ガイドロッド28,29を介して直道ベアリング36,37に受け止められる。そのため、サイドフォースに起因するピストンリング42と第1ピストン室121の周壁面との摩擦増大、及びピストンリング43と第2ピストン室131の周壁面との摩擦増大によるピストンリング42,43の摩耗及び機械損失が抑制される。
(2)直道ベアリング36,37が軸封機能を備えているので、直道ベアリング36,37内の潤滑剤の漏洩が防止され、直道ベアリング36,37の信頼性は高い。
(3)第1対向部材26と第2対向部材27とを被ガイドロッド28,29によって連結してヨーク24を造る構成は、被ガイドロッド28,29を備えたヨークの製造を容易にする。
(4)クランク機構23を間に置いて2本の被ガイドロッド28,29を配置した構成では、一対の直道ベアリング36,37によってサイドフォースを均等に受けることができる。これは、機械損失を抑制する上で特に好ましい。
(5)ヨーク24を間に置いて2つのピストン38,39を配置した構成では、第1ピストン38を収容する第1ピストン室121(複数のピストン室のうちの一部)内の圧力と、第2ピストン39を収容する第2ピストン室131(複数のピストン室のうちの他部)内の圧力とがヨーク24を介して対抗する。このような圧力対抗構成は、第1ピストン室121内の圧力と第2ピストン室131内の圧力とを部分的に相殺し、クランク機構23の駆動力に対抗する圧力が低減される。これは、機械損失の抑制に寄与する。
次に、図5の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
第2の実施形態では、第2シリンダ13に第2ピストン室132及び第3ピストン室133が設けられている。第2ピストン室132には第2ピストン44が収容されており、第3ピストン室133には第3ピストン45が収容されている。
第2シリンダ13と第2室形成ハウジング15との間には第2吸入室46Aが吸入ポート57を介して第2ピストン室132に連通するよう形成されている。吸入ポート57は、吸入弁58によって開閉される。又、第2シリンダ13と第2室形成ハウジング15との間には第2吐出室46Bが吐出ポート59を介して第2ピストン室132に連通するよう形成されている。吐出ポート59は、吐出弁60によって開閉される。
第2シリンダ13と第2室形成ハウジング15との間には第3吸入室47Aが吸入ポート61を介して第3ピストン室133に連通するよう形成されている。吸入ポート61は、吸入弁62によって開閉される。又、第2シリンダ13と第2室形成ハウジング15との間には第3吐出室47Bが吐出ポート63を介して第3ピストン室133に連通するよう形成されている。吐出ポート63は、吐出弁64によって開閉される。
第2ピストン44及び第3ピストン45は、ピストンロッド441,451を介して対向部材27Aに連結されており、第1ピストン38は、ピストンロッド381を介して対向部材26Aに連結されている。
吐出室40B内のガスは、ピストン38の往動に伴って図示しない接続通路を介して吸入室46Aに向けて送り出され、吸入室46A内のガスは、第2ピストン44の復動に伴って吸入弁58を押し退けつつ吸入ポート57から第2ピストン室132内へ導入される。第2ピストン室132内のガスは、第2ピストン44の往動に伴って吐出弁60を押し退けつつ吐出ポート59から第2吐出室46Bへ吐出される。第2吐出室46B内のガスは、図示しない接続通路を介して第3吸入室47Aへ送られる。
第3吸入室47A内のガスは、第3ピストン45の復動に伴って吸入弁62を押し退けつつ吸入ポート61から第3ピストン室133内へ導入される。第3ピストン室133内のガスは、第3ピストン45の往動に伴って吐出弁64を押し退けつつ吐出ポート63から第3吐出室47Bへ吐出される。第3吐出室47B内のガスは、図示しない吐出通路を経由して第1吸入室40Aへ還流する。
第2の実施形態では、第1の実施形態における(1)〜(4)項と同様の効果が得られる。
又、ヨーク24を間に置いて1つのピストン38と2つのピストン44,45とを配分した構成では、ピストン38を収容する第1ピストン室121内の圧力と、ピストン44,45を収容するピストン室132,133内の圧力とがヨーク24を介して対抗する。このような圧力対抗構成は、第1ピストン室121内の圧力とピストン室132,133内の圧力とを部分的に相殺し、クランク機構23の駆動力に対抗する圧力が低減される。これは、機械損失の抑制に寄与する。
次に、図6の第3の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
第1シリンダ12にはピストンロッド381が直道ベアリング36Aを介して支持されている。クランクハウジング11には支持壁48が第2シリンダ13に対向するように形成されており、支持壁48にはピストンロッド391が直道ベアリング37Aを介して支持されている。
ピストンロッド381は、その軸方向に直道ベアリング36Aに対して相対移動可能であり、ピストンロッド391は、その軸方向に直道ベアリング37Aに対して相対移動可能である。つまり、ヨーク24は、ピストンロッド381,391の軸方向へ往復動可能である。ピストンロッド381は、ピストン38に直結された被ガイドロッドであり、ピストンロッド391は、ピストン39に直結された被ガイドロッドである。
直道ベアリング36A,37Aは、軸封機能を備えており、直道ベアリング36,37内には潤滑剤(例えばグリース)が封入されている。直道ベアリング36A,37A内の潤滑剤は、被ガイドロッドであるピストンロッド381,391の周面に沿って直道ベアリング36A,37Aから漏れ出るのを軸封機能によって防止される。
クランク機構23からヨーク24に伝わるサイドフォースは、ピストンロッド381,391を介して直道ベアリング36A,37Aに受け止められる。そのため、サイドフォースに起因するピストンリング42と第1ピストン室121の周壁面との摩擦増大、及びピストンリング43と第2ピストン室131の周壁面との摩擦増大によるピストンリング42,43の摩耗及び機械損失が抑制される。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
○第2の実施形態において、複数のピストン38,44,45のうち、少なくとも2つのピストンのピストンロッドを直道ベアリングに挿通するようにしてもよい。
○第2の実施形態において、第1シリンダ12に一対のピストンを配設してもよい。
○前記各実施形態におけるヨーク24とは別のヨークをクランク軸16上にヨーク24と並設し、この別のヨークにピストンを連結した多段式圧縮機を構成してもよい。
131,132,133…ピストン室。23…クランク機構。24…ヨーク。26…第1対向部材。27…第2対向部材。28…直線運動案内手段を構成する被ガイドロッド。36,37,36A,37A…直線運動案内手段を構成する軸受としての直道ベアリング。38…第1ピストン。39…第2ピストン。381,391…被ガイドロッドであるピストンロッド。44,45…ピストン。

Claims (7)

  1. クランク機構を介して回転運動が往復直線運動に変換されてヨークに伝達され、前記ヨークには複数のピストンが連結されており、前記複数のピストンを収容する複数のピストン室のうちの一部と他部とが前記ヨークを介して圧力的に対抗している多段式圧縮機において、
    前記複数のピストンの往復直線運動を案内する直線運動案内手段が設けられており、
    前記直線運動案内手段は、前記ヨークを構成する被ガイドロッドと、前記被ガイドロッドを挿通した軸受とを備え、
    前記軸受は、軸封機能を備えている多段式圧縮機。
  2. 前記ヨークは、前記一部のピストン室側のピストンに連結された第1対向部材と、前記他部のピストン室側のピストンに連結された第2対向部材と、前記第1対向部材と前記第2対向部材とを連結する前記被ガイドロッドとを備えている請求項1に記載の多段式圧縮機。
  3. 前記被ガイドロッドは、複数本互いに平行に設けられており、前記軸受は、前記複数の被ガイドロッドにそれぞれ設けられている請求項2に記載の多段式圧縮機。
  4. 前記被ガイドロッドは、2本であり、前記2本の被ガイドロッドは、前記クランク機構を間に置いて設けられている請求項3に記載の多段式圧縮機。
  5. 前記被ガイドロッドは、前記一部のピストン室側のピストンの少なくとも1つと、前記他部のピストン室側のピストンの少なくとも1つとにそれぞれ直結されており、前記軸受は、前記複数の被ガイドロッドにそれぞれ設けられている請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の多段式圧縮機。
  6. 前記複数のピストンは、2つであり、前記2つのピストンは、前記ヨークを間に置いて設けられている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の多段式圧縮機。
  7. 前記一部の個数と前記他部の個数とは、異なる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の多段式圧縮機。
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