JP2012013015A - 流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストンと別体として構成されたベーンをピストンに対して径方向内側に押し付けることなく、ベーンがピストンから離れるのを防止することができる流体機械を提供する。
【解決手段】流体機械は、シリンダ21、偏心部32およびピストン22を含むロータリ機構2Aを備えている。シリンダ21の内周面とピストン22との間に形成される作動室23は、ベーン24によって吸入側23Aと吐出側23Bとに仕切られている。ベーン24は、シリンダ21側の端部に旋回軸24aを有している。シリンダ21は、旋回軸24aを回転自在に支持する軸受部21aを有し、ピストン22には、ベーン24が往復自在に挿入されるベーン溝22aが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、エアコン、給湯機、暖房機、冷凍機などに利用されるヒートポンプシステムで用いられる流体機械に関する。
従来、ロータリ型圧縮機では、圧縮冷媒による圧力でベーン先端がピストンから離れることを防止するために、ベーンの背面に密閉容器内に吐出された圧縮冷媒または圧縮冷媒によって加圧された潤滑油の圧力を作用させることが行われている。例えば、非特許文献1には、図8に示すようなロータリ型圧縮機100が開示されている。
このロータリ型圧縮機100は、偏心部105を有するシャフトと、偏心部105に回転自在に嵌合するピストン102と、ピストン102を収容するシリンダ101とを備えている。シリンダ101には、当該シリンダ101を径方向に貫通するスリット109が設けられ、このスリット109にベーン103が往復自在に挿入されている。ベーン103は、シリンダ101の内周面とピストン102との間に形成される作動室を、吸入路106と連通した吸入室と、吐出路107と連通した圧縮室とに仕切る。吐出路107の出口には、吐出弁108が設けられている。
シャフトの回転によりピストン102がシリンダ101の内周面に沿って偏心回転運動すると、吸入室と圧縮室の容積が変化する。この容積変化により、冷媒が吸入路106から吸入室に吸入されるとともに、ピストン102が上死点を通過することによって吸入室から切り替わった圧縮室に閉じ込められた冷媒が圧縮される。ベーン103は、停止時はベーンばね104によってピストン102へ押し付けられる。ところが、ピストン102の偏心回転運動によってベーン103が往復運動を始めると、ピストン102が上死点(当該ピストン102の中心が最もベーン103に接近する点)から下死点(当該ピストン102の中心が最もベーン103から離れる点)に向かって移動する瞬間に、ベーン103にはピストン102から離れようとする慣性力が作用する。このため、シリンダ101の外側からスリット109内に吸入工程や圧縮工程の作動室よりも高圧の圧縮冷媒またはこの圧縮冷媒によって加圧された潤滑油を導き、圧縮冷媒または潤滑油の圧力をベーン103の背面に作用させて、ベーン103が慣性力によってピストン102から離れないようにしている。圧縮室には低圧冷媒が流入するため、ベーン103には、圧縮室とベーンの背面空間(ベーンの背面と面する空間)との圧力差による径方向内側への押付け力が常に与えられる。
このように、ベーン103がピストン102に強く押し付けられた状態でシャフトが回転すると、ピストン102は偏心部105との摩擦によって偏心部105の回転方向に引きずられながら偏心回転運動するため、ベーン103とピストン102との間に摺動損失が生じる。この摺動損失によって圧縮機効率が低下するという問題がある。
そこで、図9に示すように、シリンダ201に回転自在に設けられたブッシュ204でベーン203を往復自在に保持するとともに、ベーン203とピストン202とを一体に成形して、ベーン203がピストン202から離れることを防止するスウィング式のロータリ型圧縮機200が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、ベーン203は、ブッシュ204の中心を支点として揺動しながら往復運動するため、シリンダ201にはベーン203の軌跡よりも大きな退避溝205が設けられる。ただし、高精度な加工が要求されるベーン201とピストン203とを一体に成形するための加工コストが高いために、圧縮機200を安価に提供することが困難であった。
特許第3724029号公報
川平睦義著、「密閉型冷凍機」、社団法人日本冷凍協会、1981年、p.14(図6.1)
図8で示したロータリ型圧縮機100では、ベーン103を往復自在に保持するためのスリットや溝をシリンダ101に設ける必要があるためにシリンダの内径が小さくなり、十分な作動室容積を確保するためにはシリンダ101の高さを高くする必要があった。シリンダ101の高さが高くなると、圧縮冷媒または圧縮冷媒によって加圧された潤滑油の圧力が作用する、ベーン103の背面の面積が増加するため、ベーン103のピストン102への押付け力が増加してしまい、ベーン103とピストン102との間で生じる摺動損失がよりいっそう大きくなる。さらに、シリンダ高さの増加によるベーン押付け力の増加は、ピストン102とこれを支持する偏心部105との摺動損失や、シャフトとシャフトの軸受との摺動損失までも増加させるため、この増加した摺動損失によって圧縮機効率がさらに低下する。
図9で示したスウィング式のロータリ型圧縮機200では、シリンダ201の内周面の中心軸をシャフト206の軸心からずらすことで、シリンダ201の内径を拡大させようとしている。しかし、シリンダ201にベーン203との干渉を回避するための退避溝205が必要であり、その分どうしてもシリンダ201の内径を拡大できる量が小さくなっていた。しかも、上述したとおり、加工コストが高いという問題がある。
上述した課題は、ロータリ機構を含む流体機械に共通の課題であり、圧縮機だけでなく膨張機においても同様の課題が生じる。さらに、膨張機においては、低圧冷媒が吸入される圧縮機とは異なり、吸入工程で高圧冷媒が吸入室に導かれるため、ピストンが上死点近傍に位置しているときには吸入室とベーンの背面空間との圧力がほぼ等しくなり、ベーンの先端をピストンに押し付ける力がベーンばねの付勢力だけになる。このため、ベーンの先端が間欠的にピストンから離れるベーン飛びが発生して性能が低下するという問題と、ベーン飛びによって引き起こされる騒音および信頼性の低下という問題が発生する。
なお、この膨張機の課題は、2つのロータリ機構を用い、1つのロータリ機構の吸入室に高圧冷媒を流入させる二気筒縮機においても、上流側のロータリ機構は仕事をせずに高圧冷媒を通過させるだけであるため、同様に当てはまる。
本発明は、こうした事情に鑑み、ピストンと別体として構成されたベーンをピストンに対して径方向内側に押し付けることなく、ベーンがピストンから離れるのを防止することができる流体機械を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、円筒状の内周面を有するシリンダと、前記シリンダの内側で旋回する偏心部と、前記偏心部に回転自在に嵌合し、前記シリンダの内周面に沿って偏心回転運動するピストンと、前記シリンダを挟むように配置され、前記シリンダの内周面と前記ピストンとの間に形成される作動室を閉塞する一対の閉塞部材と、前記シリンダと前記ピストンとに跨って延び、前記作動室を吸入側と吐出側とに仕切るベーンと、を含むロータリ機構を備え、前記ベーンは、前記シリンダ側の端部に旋回軸を有し、前記シリンダは、前記旋回軸を回転自在に支持する軸受部を有し、前記ピストンには、前記ベーンが往復自在に挿入されるベーン溝が設けられている、
流体機械を提供する。
上記の構成によれば、偏心部が旋回すると、ベーンが旋回軸を支点として揺動する一方、ピストンがベーン溝からベーンを出し入れするように偏心回転運動するので、ベーンがピストンから離れることがない。しかも、この構造ではベーンばねによってベーンをピストンに押し付ける必要がないため、従来よりもベーンとピストンとの摺動損失を小さくすることができる。さらには、ベーン溝はピストンに設けられているため、シリンダの肉厚を薄くすることが可能である。このため、シリンダの内径を拡大して、従来よりもシリンダの高さを低くすることができる。
本発明の第1実施形態に係る流体機械(圧縮機ユニット)の縦断面図 図1のII−II線断面図 変形例のロータリ機構の横断面図 本発明の第2実施形態に係る流体機械(膨張機一体型圧縮機)の縦断面図 図4のV−V線断面図 図4のVI−VI線断面図 変形例のベーンの断面図 従来のロータリ型圧縮機の横断面図 従来のスイング式のロータリ型圧縮機の横断面図
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る流体機械である圧縮機ユニット1Aの縦断面図である。図2は、圧縮機ユニット1Aに内蔵されたロータリ機構2Aの横断面図である。
図1に示すように、圧縮機ユニット1Aは、前記ロータリ機構2Aおよびシャフト31で構成された圧縮機3と、シャフト31を回転させるモータ5と、圧縮機3およびモータ5を収容する密閉容器11と、を備えている。
本実施形態では、密閉容器11が、両端が塞がれた縦型の円筒状をなしており、シャフト31が上下方向に延びている。そして、密閉容器11内の下側位置にロータリ機構2Aが配置され、密閉容器2A内の上側位置にモータ5が配置されている。シャフト31は、ロータリ機構2Aとモータ5とを連結している。
密閉容器11の下部には、密閉容器11の外部から圧縮機3に冷媒を導く吸入管13が設けられ、密閉容器11の上部には、圧縮機3で圧縮されて密閉容器11内に吐出された冷媒を密閉容器11の外部に排出する吐出管14が設けられている。また、密閉容器11の下部には、各摺動部の潤滑に利用される潤滑油が貯留され、ロータリ機構2Aの周囲に油溜まり12が形成されている。油溜まり12の油量は、ロータリ機構2Aにおける後述するシリンダ21の略全体が油溜まり12に浸る程度であればよい。本実施形態では、油溜まり12の油量は、油溜まり12の油面が後述する第1軸受部材25Aの下面と一致する程度に設定されている。
さらに、密閉容器11の上部には、外部電源61に接続された駆動回路62と電力線63を介して接続されたターミナル64が設けられており、このターミナル64とモータ5とが電力線65で接続されている。
モータ5は、密閉容器11の内周面に溶接等で固定された固定子51と、シャフト31に焼バメ等で固定された回転子52とで構成されている。回転子52と固定子51の間にはエアギャップ53が形成されており、回転子52が固定子51による干渉を受けないようになっている。固定子51は、固定子コア51a、上側コイルエンド51bおよび下側コイルエンド51cを有しており、固定子コア51aには密閉容器11の内周面に沿って上下に延びるように複数の冷媒流路51dが形成されている。一方、回転子52は、回転子コア52a、上バランスウェイト52bおよび下バランスウェイト52cを有しており、回転子コア52aには当該回転子コア52aを上下に貫通するように複数の冷媒流路52dが形成される。
ロータリ機構2Aは、図2に示すように、シャフト31に一体に設けられた偏心部32と、偏心部32と回転自在に嵌合するピストン22と、ピストン22を収容するシリンダ21とを有している。
シリンダ21は、中心軸がシャフト31の軸心と一致する円筒状の内周面を有しており、偏心部32は、シャフト31の軸心からずれた位置に中心を有する円盤状をなしている。また、ピストン22は、径方向の幅が一定のリング状をなしており、偏心部32の偏心方向においてシリンダ21の内周面に接している。すなわち、シリンダ21の内周面とピストン22との間には三日月状の作動室23が形成されている。そして、シャフト31の回転に伴ってシリンダ21の内側で偏心部32がシャフト31の軸心回りに旋回すると、ピストン22がシリンダ21の内周面に沿って偏心回転運動する。
また、ロータリ機構2Aは、シリンダ21を挟むように配置された上軸受部材25Aおよび下軸受部材25B(図1参照)と、作動室23を吸入側23Aと吐出側23Bとに仕切るベーン24とを有している。
上軸受部材25Aは、密閉容器11の内周面に溶接等で固定されており、シリンダ21の上側でシャフト31を回転自在に支持する。上軸受部材25Aには、潤滑油を流通させるための貫通孔25aが複数設けられている。下軸受部材25Bは、シリンダ21を介して上軸上部材25Bに固定されており、シリンダ21の下側でシャフト31を回転自在に支持する。また、上軸受部材25Aおよび下軸受部材25Bは、シャフト31の軸方向の両側から作動室23を閉塞しており、本発明の一対の閉塞部材として機能する。
ベーン24は、シリンダ21とピストン22とに跨って延びる略板状をなしている。ピストン22には、当該ピストン22の中心を通る直線上で径方向外側に開口するベーン溝22aが設けられており、このベーン溝22aにベーン24が往復自在に挿入されている。また、ベーン24は、シリンダ21側の端部に、シャフト31の軸方向に延びる円柱状の旋回軸24aが設けられており、シリンダ21は、旋回軸24aを回転自在に支持する軸受部21aを有している。このため、ベーン24は、旋回軸24aを支点として揺動のみする。一方、ピストン22は、偏心部32と摺動しながら、ベーン溝22aの開口方向が常に旋回軸24aの中心を向くようにベーン24にガイドされながら偏心回転運動する。
シリンダ21には、油溜まり12の潤滑油を軸受部24aに導く給油路26が設けられている。本実施形態では、給油路26が軸受部21aから外周面へ延びるようにシリンダ21を貫通する孔で構成されている。ただし、給油路26は、上軸受部材25Aまたは下軸受部材25Bと接触する、シリンダ21の上面または下面に形成された溝で構成されていてもよい。あるいは、給油路26は、シリンダ21に設けられていなくても、シリンダ21と接触する、上軸受部材25Aの下面または下軸受部材25Bの上面に形成された溝で構成されていてもよい。
また、下軸受部材25Bには、ベーン溝22aの底部(ベーン溝22aが開口する方向と反対側の端部、すなわちピストン22の径方向内側に位置する部分)と油溜まり12とを連通する油流通路27が当該下軸受部材25Bを上下方向に貫通するように設けられている。このため、ピストン22が上死点から遠ざかる(すなわち、ベーン24がベーン溝22aから伸張する)ときには、油溜まり12の潤滑油が油流通路27を通じてベーン溝22a内に供給され、ピストン22が上死点に近づく(すなわち、ベーン24がベーン溝22a内に待避する)ときには、ベーン溝22a内の潤滑油が油流通路27を通じて油溜まり12に逃がされる。
さらに、本実施形態ではロータリ機構2Aが圧縮機3を構成するので、ロータリ機構2Aにはそのための構成が設けられている。具体的には、シリンダ21に、吸入管13から作動室23の吸入側23Aに冷媒を導く吸入路3aが設けられ、上軸受部材25Aに、作動室23の吐出側23Bから冷媒を排出する吐出路3bが設けられている。吐出路3bの出口には、吐出バルブ36が設けられ、この吐出バルブ36の下流側にはバルブストップ37が配設されている。また、圧縮機3は、上軸受部材25Aの上方に配置された、吐出路3bと連続する空間を囲繞するマフラー35を有している。
図1に戻って、シャフト31には、当該シャフト31を上下方向に貫通する給油孔31aと、給油孔31aから偏心部32のピストン22との摺動面へ開口する横孔31bが形成されている。さらに、シャフト31には、回転子52と上軸受部品25Aとの間で給油孔31aからシャフト31の外周面へ開口するガス抜き孔31cが設けられている。給油孔31aは、シャフト31の上端で栓33によって塞がれている。給油孔31aの下部には、潤滑油を汲み上げる油はね34が挿入され、油はね34の下側では蓋が給油孔31内に圧入されている。
次に、圧縮機ユニット1Aの動作を説明する。
外部電源61からの電力を駆動回路62でモータ駆動用の周波数および電圧に調整し後にモータ5に供給すると、固定子51の固定子コア51aに磁界が発生し、固定子コア51aの磁界変化によって回転子52と固定子51との間に回転トルクが発生する。この回転トルクが回転子52を回転させ、回転子52が固定されたシャフト31も回転を開始する。シャフト31の回転に伴って偏心部32が旋回すると、ベーン24で仕切られた作動室23の吸入側23Aおよび吐出側23Bの容積が変化する。
吸入側23Aが吸入路3aと連通している間は、吸入側23Aでは吸入行程が行われ、シャフト31の回転による吸入側23Aの容積増加で吸入管13から吸入路3aを通じて吸入側23Aに冷媒が吸引される。さらにシャフト31が回転してピストン22が上死点を通過すると、吸入側23Aは吐出側23Bに切り替わり、吐出側23Bでは圧縮・吐出行程が行われる。圧縮・吐出行程では、シャフト31の回転による吐出側23Bの容積減少で冷媒が圧縮され、吐出側23B内の圧力がマフラー35内の圧力に達すると吐出バルブ36が開いて、吐出路3bを通じて吐出側23Bからマフラー35内へ冷媒が押し出される。マフラー35で消音された冷媒は、モータ5の下側空間に吐出される。
モータ5の下側空間に吐出された冷媒は、回転子52の冷媒流路52d、エアギャップ53、および固定子51の冷媒流路51dのいずれかを通過してモータ5の上側空間に流入する。モータ5の上側空間に流入した冷媒は、吐出管14の開口端から吐出管14に流入し、吐出管14から外部(冷凍サイクルの他の構成要素)へと吐出される。
以上説明したように、本実施形態では、旋回軸24aを支点として揺動するベーン24がピストン22のベーン溝22aに保持されているので、図8で示した従来のロータリ型圧縮機100で必要であったベーンばね104が不要になる。このため、ベーン24とピストン22との摺動損失を、ベーンばねの押付け力に相当する分、従来よりも小さくすることができる。その結果、高効率なロータリ圧縮機が実現できる。
さらに、従来のロータリ型圧縮機で必要であったベーンばねを納めるスペースやベーンを保持するベーン溝をシリンダに設ける必要がないため、シリンダ21の内径を従来よりも拡大して、必要な作動室容積を確保するためのシリンダ21の高さを低くすることができる。シリンダ21の高さが低くなると、ピストン22の高さも低くなる。油溜まり12の潤滑油は圧縮された冷媒によって加圧されているので、ピストン22には、ベーン溝22a内に供給される潤滑油と作動室23内で圧力変化する冷媒との圧力差によって偏心部32への押付け力が与えられる。ピストン22の高さが低くなると、ベーン溝22aの偏心部32への投影断面が小さくなるため、ピストン22の偏心部32への押付け力が減少する。よって、ピストン22とこれを支持する偏心部32との摺動損失、ならびにシャフト31と上軸受部材25Aおよび下軸受部材25Bとの摺動損失が減少して、さらに高効率な圧縮機が実現できる。
また、ベーン24の旋回軸24aを支持する軸受部21aには給油路26を通じて油溜まり12の潤滑油が供給されるので、軸受部21aと旋回軸24aとの摺動部における潤滑状態を良好に保つことができ、その信頼性を確保できる。さらに、軸受部21aと旋回軸24aとの固体接触を防止できるので、摺動損失の低減効果がある。
また、ベーン溝22aの底部は油流通路27を通じて油溜まり12と連通しているので、ベーン24とベーン溝22aとの摺動部に潤滑油を供給することができる。これにより、ベーン24とベーン溝22aとの摺動部における潤滑状態を良好に保つことができ、その信頼性を確保できる。さらに、ベーン24とベーン溝22aとの固体接触を防止できるので、摺動損失の低減効果がある。また、ベーン溝22aからのベーン24の伸張およびベーン溝22a内へのベーン22の待避(ベーン24の見かけ上の往復運動)によってベーン溝22aの底部とベーン24の先端とで規定される空間の容積が変化しても、潤滑油が油流通路27を通じてスムーズに出入りするので、ベーン24とベーン溝22aとの摺動部に潤滑油を供給しつつも潤滑油を加圧したり減圧したりすることを防止することができる。
さらには、ベーン24の先端面および背面には、油流通路27および給油路26を通じて油溜まり12の潤滑油、すなわち同じ圧力の潤滑油が接触しているので、潤滑油がベーン24の先端面に及ぼす力と潤滑油がベーン24の背面に及ぼす力が相殺される。これにより、軸受部21aの負荷を減少させることができる。
また、油流通路27がシリンダ21の下方に位置する下軸受部材25Bに設けられているので、油溜まり12の油面が多少上下したとしてもベーン溝22a内へ潤滑油を安定して供給することができる。ただし、ロータリ機構2Aが完全に油溜まり12に浸るように油溜まり12の油量が十分多い場合には、油流通路27を上軸受部材25Aに設けることも可能である。
また、給油路26が本実施形態のようにシリンダ21を貫通する孔で構成されている場合、あるいは給油路26がシリンダ21と上軸受部材25Aまたは下軸受部材25Bとの接触面に形成された溝で構成されている場合には、給油路26を安価に形成することができる。
<変形例>
なお、ベーン溝22aの底部とベーン24の先端とで規定される空間内は潤滑油で満たされている必要はない。例えば、油流通路27の代わりにベーン溝22aの底部に高圧の冷媒を導く冷媒流通路を上軸受部材25Aに設け、ベーン溝22aの底部とベーン24の先端とで規定される空間内を高圧の冷媒で満たしてもよい。この場合、図3に示すように、例えばピストン22の上端面または下端面に内周面からベーン溝22aに至る溝22bを設け、この溝22bを経由してピストン22と偏心部32との摺動部に供給された油をベーン24とベーン溝22aとの摺動部に供給するようにしてもよい。
また、圧縮機3の代わりに、ロータリ機構2Aで膨張機を構成する場合には、吐出バルブ36およびバルブストッパ37を削除し、冷媒が作動室23の吸入側23Aに吸入される期間を制御する機構を設ければよい。このような機構は、例えば、シャフト31の回転に伴って吸入路3aを開閉する機構であってもよいし、ピストン22の上端面または下端面に設けられた三日月状の溝などで構成される、吸入路3aを所定のタイミングでのみ作動室23の吸入側23Aと連通させる機構であってもよい。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る流体機械である膨張機一体型圧縮機1Bの縦断面図である。この膨張機一体型圧縮機1Bは、第1実施形態で説明した圧縮機ユニット1Aにおいて、密閉容器11内の圧縮機3の下方に膨張機4が配置されたものである。以下では、第1実施形態と同一機能部品については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、圧縮機3のシャフト31は、本実施形態では第1シャフト31と呼ぶ。
膨張機4は、膨張する冷媒から動力を回収し、この回収した動力によってモータ5が圧縮機3を駆動するのに必要な消費電力を低減する。具体的に、膨張機4は、第2シャフト41と、第1実施形態で説明したロータリ機構2Aと同様の構成の2つのロータリ機構2B,2Cとで構成されている。第2シャフト41の軸心は第1シャフト31の軸心と同一直線上に位置しており、第2シャフト41の上端部が連結器8によって第1シャフト31の下端部に連結されている。
図5は、第2シャフト41に一体に設けられた偏心部42Aを有する下側のロータリ機構2Bの横断面図であり、図6は、第2シャフト41に一体に設けられた偏心部42Bを有する上側のロータリ機構2Cの横断面図である。これらのロータリ機構2B,2Cにおいて、ベーン24、ベーン溝22aが設けられたピストン22、および軸受部21aを有するシリンダ21は、第1実施形態と同様の構成を有している。ただし、上側のロータリ機構2Cのシリンダ21(以下、「上シリンダ21」という。)内の作動室23の容積は、下側のロータリ機構2Bのシリンダ21(以下、「下シリンダ21」という。)内の作動室23の容積よりも大きい。
上側のロータリ機構2Cは、上シリンダ21を挟むように配置された上軸受部材25Cおよび中板25Dを有しており、下側のロータリ機構2Bは、下シリンダ21を挟むように配置された中板25Dおよび下軸受部材25Eを有している。すなわち、ロータリ機構2Cとロータリ機構2Bは、中板25Dを共有している。
上軸受部材25Cは、密閉容器11の内周面に溶接等で固定されたリング状の固定部材17に固定されており、上シリンダ21の上側で第2シャフト41を回転自在に支持する。下軸受部材25Eは、上シリンダ21、中板25Dおよび下シリンダ21を介して上軸上部材25Bに固定されており、下シリンダ21の下側で第2シャフト41を回転自在に支持する。上軸受部材25Cおよび中板25Dは、第2シャフト41の軸方向の両側から上シリンダ21内の作動室23を閉塞しており、上側のロータリ機構2Cにおける本発明の一対の閉塞部材として機能する。中板25Dおよび下軸受部材25Eは、第2シャフト41の軸方向の両側から下シリンダ21内の作動室23を閉塞しており、下側のロータリ機構2Bにおける本発明の一対の閉塞部材として機能する。
上側のロータリ機構2Cでは、ベーン溝22aの底部と油溜まり12とを連通する油流通路27が、上軸受部材25Cに当該上軸受部材25Cを上下方向に貫通するように設けられている。一方、下側のロータリ機構2Bでは、ベーン溝22aの底部と油溜まり12とを連通する油流通路27が、下軸受部材25Eに当該下軸受部材25Eを上下方向に貫通するように設けられている。
さらに、本実施形態ではロータリ機構2B,2Cが膨張機4を構成するので、ロータリ機構2B,2Cにはそのための構成が設けられている。具体的には、下軸受部材25Eに、密閉容器11を貫通する吸入管15が接続されており、上軸受部材25Dに、密閉容器11を貫通する吐出管16が接続されている。下軸受部材25Eには、下方に開口する環状の吸入室40が設けられるとともに、吸入管15と吸入室40とを連通する導入路40aと、吸入室40と下シリンダ21内の作動室23の吸入側23Aとを連通する吸入路4aとが設けられている。上軸受部材25Cには、上シリンダ21内の作動室23の吐出側23Bと吐出管16とを連通する吐出路3bが設けられている。さらに、中板25Dには、下シリンダ21内の作動室23の吐出側23Bと上シリンダ21内の作動室23の吸入側23Aとを連通して膨張室を形成する連通路4cが設けられている。また、膨張機4は、下軸受部材25Eの下方に配置された、吸入室40を閉塞するカバー43を有している。カバー43には、下側のロータリ機構2Bの油流通路27と対応する位置に、貫通孔43aが設けられている。
図4に戻って、膨張機4の第2シャフト41には、当該第2シャフト41を上下方向に貫通する給油孔41aと、給油孔41aから偏心部42A,42Bのピストン22との摺動面へ開口する横孔41b(図5および図6参照)が形成されている。一方、圧縮機3の第1シャフト31には、下軸受部材25Bの下方に、給油孔31aへ潤滑油を取り込むための導入孔31dが外周面に開口するように設けられている。
圧縮機3と膨張機4との間には、油溜まり12を上側(圧縮機側)と下側(膨張機側)とに仕切る仕切り板72が配設されている。この仕切り板72は、中心に貫通孔が設けられ薄い円盤状をなしており、その貫通孔に第1シャフト31が挿通されている。また、仕切り板72は、複数の支柱71を介して圧縮機3を構成するロータリ機構2Aの下軸受部材25Bにこれから離間するように固定されている。
次に、膨張機一体型圧縮機1Bの動作を説明する。なお、圧縮機3の動作は第1実施形態と同様であるため、以下では膨張機4の動作のみを説明する。
第1シャフト31が回転すると、第2シャフト32も回転する。第2シャフト31の回転に伴って偏心部42A,42Bが旋回すると、ベーン24で仕切られた下シリンダ21および上シリンダ21内の作動室23の吸入側23Aおよび吐出側23Bの容積が変化する。
下シリンダ21内の吸入側23Aが吸入路4aと連通している間は、吸入側23Aでは吸入行程が行われ、第2シャフト41の回転による吸入側23Aの容積増加で吸入管15から導入路40a、吸入室40および吸入路5aを通じて吸入側23Aに冷媒が吸引される。さらに第2シャフト41が回転して下シリンダ21内のピストン22が上死点を通過すると、下シリンダ21内の吸入側23Aは吐出側23Bに切り替わり、下シリンダ21内の吐出側23B、連通路4cおよび上シリンダ21内の吸入側21Aで形成される膨張室では膨張行程が行われる。膨張行程では、下シリンダ21内の吐出側23Bの容積減少および上シリンダ21内の吸入側23Aの容積増加で冷媒が膨張し、これにより、膨張する冷媒から動力が回収される。さらに第2シャフト41が回転して上シリンダ21内のピストン22が上死点を通過すると、上シリンダ21内の吸入側23Aは吐出側23Bに切り替わり、吐出側23Bでは吐出行程が行われる。吐出行程では、第2シャフト41の回転による吐出側23Bの容積減少で冷媒が吐出路4bを通じて吐出管16から吐出される。
以上説明したように、本実施形態では、膨張機4が、旋回軸24aを支点として揺動するベーン24がピストン22のベーン溝22aに保持された2つのロータリ機構2B,2Cで構成されているので、従来の膨張機で課題であった間欠的にベーンの先端がピストンから離れるベーン飛びが発生し性能が低下するという課題と、ベーン飛びによって引き起こされる騒音と信頼性の低下という課題が解決できる。
また、本実施形態では、相対的に高温の冷媒を吸入する圧縮機3と相対的に低温の冷媒を吸入する膨張機4が一つの密閉容器11内に配置されている。しかしながら、圧縮機3と膨張機4との間には仕切り板71が配設されているため、仕切り板71によって圧縮機3の周囲の潤滑油と膨張機4の周囲の潤滑油とが混ざり合うことが防止される。これにより、潤滑油を介した圧縮機3から膨張機4への熱移動が生じ難く、高効率な流体機械を実現できる。
さらに、本実施形態では、圧縮機3のロータリ機構2Aにおける油流通路27と膨張機4の上側のロータリ機構2Cにおける油流通路27とが互いに向き合っている。しかし、それらの油流通孔27の間には仕切り板71が介在しているので、ベーン24の見かけ上の往復運動により潤滑油が油流通路27を出入りしても、油流通路27を出入りする潤滑油によって形成される潤滑油の流れ同士を仕切り板71によって遮蔽することができる。
<変形例>
前記実施形態では、密閉容器11内にロータリ機構2Aを含む圧縮機3が配置されていたが、この圧縮機3に代えて、スクロール型の圧縮機を用いることも可能である。あるいは、膨張機一体型圧縮機1Bから圧縮機3を削除し、モータ5を発電機として機能させれば、膨張機ユニットを構成することも可能である。
また、前記実施形態では、第1シャフト31と第2シャフト32とが連結器8によって連結されていたが、第1シャフト31と第2シャフト32とは単一のシャフトを構成するように一体的に連結されていてもよい。
(その他の実施形態)
以上のように第1実施形態では単段のロータリ型圧縮機3を含む圧縮機ユニット1Aを、第2実施形態では2段のロータリ型膨張機4を含む膨張機一体型圧縮機1Bを説明した。しかし、本発明は、多段ロータリ型圧縮機、多気筒ロータリ型圧縮機、単段のロータリ型膨張機にも適用可能であり、これらにおいても同様の効果を発揮する。
また、前記第1および第2実施形態では、ロータリ機構によって冷媒が圧縮された膨張されたりしていたが、冷媒以外の作動流体を用いることも可能である。
さらに、本発明の一対の閉塞部材は、作動室を両側から閉塞する機能さえ有していればよく、必ずしも軸受の機能を有している必要はない。
また、前記第1および第2実施形態では、ベーン24は旋回軸24aを一体的に有していたが、例えば図7に示すように、ベーン24を、板状の本体24bと、本体24bにピンで固定される、旋回軸24aを形成する一対の皿部24cとで構成してもよい。
また、第1実施形態の圧縮機ユニット1Aおよび第2実施形態の膨張機一体型圧縮機1Bは、シャフトが横方向に延びる横型であってもよい。この場合、油溜まり12の油面をベーン溝22aよりも上方に位置するように設定すればよい。また、この場合は、油流通路27がシャフトの軸方向と直交する方向に下向きに開口していてもよい。
以上のように、本発明は、エアコン、給湯機、暖房機、冷凍機などに利用されるヒートポンプシステムで用いられる流体機械について有用である。
1A 圧縮機ユニット(流体機械)
1B 膨張機一体型圧縮機(流体機械)
11 密閉容器
12 油溜まり
2A〜2C ロータリ機構
21 シリンダ
21a 軸受部
22 ピストン
22a ベーン溝
23 作動室
24 ベーン
24a 旋回軸
25A 上軸受部材(閉塞部材)
25B 下軸受部材(閉塞部材)
25C 上軸受部材(閉塞部材)
25D 中板
25E 下軸受部材(閉塞部材)
26 給油路
27 油流通路
3 圧縮機
31 シャフト、第1シャフト
32 偏心部
4 膨張機
41 第2シャフト
42A,42B 偏心部
71 仕切り板

Claims (11)

  1. 円筒状の内周面を有するシリンダと、
    前記シリンダの内側で旋回する偏心部と、
    前記偏心部に回転自在に嵌合し、前記シリンダの内周面に沿って偏心回転運動するピストンと、
    前記シリンダを挟むように配置され、前記シリンダの内周面と前記ピストンとの間に形成される作動室を閉塞する一対の閉塞部材と、
    前記シリンダと前記ピストンとに跨って延び、前記作動室を吸入側と吐出側とに仕切るベーンと、を含むロータリ機構を備え、
    前記ベーンは、前記シリンダ側の端部に旋回軸を有し、
    前記シリンダは、前記旋回軸を回転自在に支持する軸受部を有し、
    前記ピストンには、前記ベーンが往復自在に挿入されるベーン溝が設けられている、
    流体機械。
  2. 前記ロータリ機構を収容するとともに、前記ロータリ機構の周囲に潤滑油からなる油溜まりを形成する密閉容器をさらに備える、請求項1に記載の流体機械。
  3. 前記一対の閉塞部材の一方または前記シリンダには、前記油溜まりの潤滑油を前記軸受部に導く給油路が設けられている、請求項2に記載の流体機械。
  4. 前記給油路は、前記シリンダを貫通する孔、または前記シリンダと前記一対の閉塞部材の接触面に形成された溝で構成されている、請求項3に記載の流体機械。
  5. 前記一対の閉塞部材の一方には、前記ベーン溝の底部と前記油溜まりとを連通する油流通路が設けられている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の流体機械。
  6. 前記密閉容器内には、前記ロータリ機構および当該ロータリ機構の前記偏心部が設けられたシャフトで構成された圧縮機が配置されている、請求項5に記載の流体機械。
  7. 前記密閉容器内には、1つまたは2つの前記ロータリ機構および当該ロータリ機構の前記偏心部が設けられたシャフトで構成された膨張機が配置されている、請求項5に記載の流体機械。
  8. 前記シャフトは上下方向に延びており、
    前記油流通路は、前記一対の閉塞部材のうちの下側の閉塞部材に設けられている、請求項6または7に記載の流体機械。
  9. 前記密閉容器内には、前記ロータリ機構および当該ロータリ機構の前記偏心部が設けられた第1シャフトで構成された圧縮機と、1つまたは2つの前記ロータリ機構および当該ロータリ機構の前記偏心部が設けられた第2シャフトで構成された膨張機とが配置され、前記第1シャフトと前記第2シャフトは互いに軸方向に連結されており、
    前記圧縮機と前記膨張機との間には、前記油溜まりを前記圧縮機側と前記膨張機側とに仕切る仕切り板が配設されている、請求項5に記載の流体機械。
  10. 前記第1および第2シャフトは上下方向に延びており、
    前記圧縮機は、前記膨張機の上方に位置している、請求項9に記載の流体機械。
  11. 前記膨張機は、2つの前記ロータリ機械で構成されており、
    前記圧縮機のロータリ機構における前記油流通路は、前記一対の閉塞部材のうちの下側の閉塞部材に当該閉塞部材を上下方向に貫通するように設けられており、
    前記膨張機の上側のロータリ機構における前記油流通路は、前記一対の閉塞部材のうちの上側の閉塞部材に当該閉塞部材を上下方向に貫通するように設けられている、請求項10に記載の流体機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021088474A1 (zh) * 2019-11-04 2021-05-14 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 滑片、泵体组件、压缩机和空调器
CN113217381A (zh) * 2020-01-21 2021-08-06 尼得科Gpm有限公司 能够空运行的轨道器型真空泵

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