JP2012066907A - エレベーターの制動装置及びそれを用いたエレベーター装置 - Google Patents

エレベーターの制動装置及びそれを用いたエレベーター装置 Download PDF

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【課題】制動装置のアクチュエータへ通電する電源が確保できないときに昇降体を動かすことのできるエレベーターの制動装置及びそれを用いたエレベーター装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るエレベーターの制動装置10及びエレベーター装置が備える制動装置10は、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸11を支点として回転可能に設けられる作動用アーム14と、作動用制動部17と、ばね15と、アクチュエータ16と、作動用制動部17の被押圧部材7への接触に伴って昇降体を制動する制動部材とを備え、昇降体に設けられたエレベーターの制動装置において、アクチュエータ16への通電が遮断された状態で、作動用アーム14のばね15ばね力に抗して作動用制動部17が被押圧部材7に接触するのを防止させる無効化ストッパ22を取り付け可能なことを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、エレベーターの制動装置及びそれを用いたエレベーター装置に係り、特にアクチュエータを用いた制動装置に関するものである。
アクチュエータを用いて昇降体を制動するものとして、ばね力に抵抗する作動力を有し、所定の条件で電源遮断されるアクチュエータと、このアクチュエータの電源遮断に応じてばね力により被押圧体に摺接して昇降体を減速停止する制動子とを備えたものがある。そして、昇降速度が所定値を超えたとき、または、昇降体が未制御状態で走行した際に、昇降体を制動するものとしてこのようなアクチュエータを用いた装置を適用することが挙げられている。
この種のものとして、従来、昇降路に立設されたガイドレールに案内されて昇降する昇降体と、この昇降体に設けられ昇降体の下降速度が規定値を超えたときにガイドレールを制動子で挟圧して制動力を発生させて昇降体を制動する制動装置を備えたエレベーター装置において、ガイドレールを挟圧して昇降体を制動させる第1の制動部と、昇降体の下降速度が所定値を超えたときに第1の制動部側に変位して第1の制動部の制動子を作動させる第2の制動部があり、第2の制動部はエレベーター装置の通常運転時にはアクチュエータに通電されており、昇降体の下降速度が所定値を超えたときにはアクチュエータの電源遮断により変位するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−46246号公報
前述した従来のものは、制動装置のアクチュエータへ通電する電源が確保できないときに昇降体を動かすには、制動装置を無効化しなければならず、そのためには第2の制動部端部の制動子を、ばね力に抵抗してガイドレールから離させなければならない。このような場合が想定されるのは、例えば保守等を行うため、アクチュエータへの通電を遮断した状態で、かごを動かさなければいけない状態が生じたときである。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、制動装置のアクチュエータへ通電する電源が確保できないときに昇降体を動かすことのできるエレベーターの制動装置及びそれを用いたエレベーター装置を提供することにある。
本発明に係るエレベーターの制動装置及びエレベーター装置が備える制動装置は、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を支点として回転可能に設けられる作動用アームと、前記作動用アームの端部に配置される作動用制動部と、前記作動用制動部を被押圧部材に接触させる力を前記作動用アームに付与するばねと、前記ばねのばね力に抗して前記作動用制動部を前記被押圧部材から引き離す方向の力を前記作動用アームに付与するアクチュエータと、前記作動用制動部の前記被押圧部材への接触に伴って昇降体を制動する制動部材とを備え、昇降体に設けられたエレベーターの制動装置において、前記アクチュエータへの通電が遮断された状態で、前記ばねのばね力に抗して前記作動用制動部が前記被押圧部材に接触するのを防止させる無効化ストッパを取り付け可能なことを特徴とする。
本発明によれば、制動装置のアクチュエータへ通電する電源が確保できないときに容易に制動装置を無効化し、昇降体を動かすことができるエレベーターの制動装置及びエレベーター装置を提供できる。
本発明のエレベーター装置の概略構成図である。 本発明に係るエレベーターの制動装置の一実施形態を示す要部概略上面図である。 本実施形態における制動装置の要部概略正面図である。 図2の作動用アームおよびアクチュエータの要部上面図である。 制動子とガイドレールを当接させた時の作動用アームおよびアクチュエータの要部上面図である。 本実施形態における制動子とガイドレールを当接させた時の制動装置の要部概略正面図である。 無効化ストッパ取り付け時の図2の作動用アームおよびアクチュエータの要部上面図である。 無効化ストッパ詳細図である。
以下、本発明によるエレベーターの制動装置及びエレベーター装置の実施例について図面を用いて説明する。
本実施例におけるエレベーター装置は図1に示すように、機械室1に設けられた駆動装置としての巻上機が備えられており、巻上機に取り付けられた綱車2と乗りかご4及びつり合いおもり5に所定の間隔を確保するそらせ車9にロープ3が巻き掛けられている。昇降路6内を昇降する昇降体である乗りかご4とつり合いおもり5は、それぞれロープ3の両端に接続されている。乗りかご4は、昇降路6内で、かご側ガイドレール7により案内されているとともに、つり合いおもり5は、つり合いおもり側ガイドレール8により案内され、巻上機の綱車2が回転することにより、乗りかご4およびつり合いおもり5は昇降路6内を昇降する。そして、本実施例の制動装置10は、乗りかご4の上部に図示しないボルトで固定されている。
なお、本実施形態では制動装置10を乗りかご4に設けているが、つり合いおもり5に設けてもよいし、乗りかご4とつり合いおもり5の両者に設けてもよい。つり合いおもり5に設けても、制動装置10の動作によりロープ3を介して乗りかご4の上昇及び下降が停止されるので乗りかご4に制動装置10を設けたのと同様の効果を奏することが可能である。また、乗りかご4とつり合いおもり5の両者に設ければ、より安全性を向上することが可能である。また本実施形態ではロープ式のエレベーター装置を例に挙げて説明しているが、乗りかごに駆動装置を備えた自走式のエレベーター装置等に適用することも可能である。
本実施形態の制動装置10は、図2および図3に示すように、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸11を支点として回転可能に設けられる制動用アーム12と、これらの制動用アーム12間に設置される制動用ばね13と、制動用アーム12の内側にあって互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸11を支点として回転可能に設けられる作動用アーム14と、これらの作動用アーム14間に設置される作動用ばね15およびアクチュエータ16と、制動用アーム12の軸11を挟んで制動用ばね13が設けられたのとは反対側の端部で、及び、作動用アーム14の軸11を挟んで作動用ばね15及びアクチュエータが設けられたのとは反対側の端部に配置される作動用制動部17とを備えている。
作動用ばね15は作動用アーム14に作動用制動部17である制動子17aを被押圧部材であるかご側ガイドレール7に接触させる力を付与するものである。また、アクチュエータ16は作動用ばね15のばね力に抗して制動子17aをかご側ガイドレール7から引き離す方向の力を作動用アーム14に付与するものである。
アクチュエータ16への電源が遮断されることにより、図6のように作動用制動部17の制動子17aがかご側ガイドレール7に押し付けられる。作動用アーム14の制動子17a設置側には斜面が設けられている。また制動用アーム12の被押圧部材対向側にも斜面が設けられており、この斜面は作動用アーム14が制動子17aをかご側ガイドレール7に押し付けた際に、制動用アーム12と作動用アーム14の斜面は略連続するように構成されていて、被押圧部材とは隙間を有している。
そして、かご側ガイドレール7に押し付けられると、制動子17aは摩擦力により作動用アーム14の斜面に沿って乗りかご4の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する。それに伴い、制動用アーム12の間に制動子17aが入り込み、制動用アーム12を押し広げようとする。しかし、制動用アーム12には、制動用アーム12間に設置された制動用ばね13によって作動用制動部である制動子17aを被押圧部材であるかご側ガイドレール7に押圧する力が付与されているので、制動用アーム12によって制動子17aがかご側ガイドレール7に押圧されて乗りかご4を制動することができる。つまり本実施形態では制動子17aは作動用制動部でありながら、制動部材の制動部も兼ねる働きをしている。
このように本実施形態の制動装置10は昇降体の上昇方向及び下降方向のどちらの方向にも制動をかけることが可能な構成となっている。そして本実施形態では作動用制動部である制動子17aの被押圧部材への接触に伴って昇降体を制動する制動部材を制動用アーム12と制動用ばね13によって構成している。
続いて作動用アーム14の構造について、さらに詳細に説明する。図4および図5に示すように、アクチュエータ16にはストロークが一定値以上とならないよう制限する制限ストッパ18と、アクチュエータ16の電磁石部であるコイル16aに取り付けられたスイッチ19と、アクチュエータ16のプランジャ16bに取り付けられたスイッチ押し部20と、電磁石部であるコイル16aに取り付けられたリンク軸16c及びプランジャ16bに取り付けられたリンク軸16dとリンク軸16c,16d端部に取り付けられアクチュエータ16の動作と作動用アーム14の開閉をリンクさせるための作動用アーム係止部21とが備えられている。そして作動用アーム係止部21と作動用アーム14の間に無効化ストッパ22を入れることが可能な構造となっている。なおスイッチ19をプランジャ16bに、スイッチ押し部20をコイル16aに取り付ける構造であってもよい。
本実施形態においてはアクチュエータ16が通電された状態では電磁石部であるコイル16aとプランジャ16bが接触し、その時にスイッチ19をスイッチ押し部20が押す構造となっている。つまりスイッチ19が押されたことで、制動装置10が解除されていることを検知できる。またアクチュエータ16への通電が解除されると作動用ばね15の力により作動用アーム14が広げられるがプランジャ16bが制限ストッパ18と干渉することでコイル16aからプランジャ16bが脱落することを防止できる。そしてアクチュエータ16に再び通電すると、プランジャ16bがコイル16aに吸着され、図4のように制動子17aをかご側ガイドレール7から引き離すことができる。そして本実施形態ではスイッチ19が作動した信号はエレベーター装置の制御部に送られ、スイッチ19の作動信号が検知された時でないとエレベーター装置の通常運転が実施されないようになっている。
なお本実施形態ではスイッチ19とスイッチ押し部20はコイル16aにプランジャ16bが吸着された時に押される構成としたが、コイル16aとプランジャ16bの距離がアクチュエータ16への通電が遮断された状態で広がる間隔よりも狭い距離で、且つ、アクチュエータ16に通電された際に制動子17aが被押圧部材から引き離される距離である所定の間隔より小さい状態でスイッチを押す構成とすればよい。また、制限ストッパ18を設けるプランジャ16bのストロークとしては、作動用アーム14が開き、制動子17aが被押圧部材であるかご側ガイドレール7に接触する距離であるのがよい。
そして、本実施例にあっては、例えば保守時のようなアクチュエータ16へ通電する電源が確保できないときに制動装置10を無効化する際、図7のように、アクチュエータ16はストロークしているものの、制限ストッパ18により所定値以上はストロークしないため、それ以上は制動子17aをかご側ガイドレール7に押圧する方向には回転できないため、作動用アーム14とリンク軸16c,16d端の作動用アーム係止部21の間に無効化ストッパ22を入れると、作動用アーム14が作動用アーム14端部の制動子17aをかご側ガイドレール7から離す方向へ回転する。そして、制動装置10は無効化状態となる。このようにすることでアクチュエータ16へ通電する電源が確保できないときでも制動装置10を無効化し、乗りかご4を動作させることが可能である。
また、図8は無効化ストッパ22の構成を説明する図であり、図8(A)は無効化ストッパ22のプレート部分である挟み部22aの正面図、図8(B)は無効化ストッパ22の側面図であり、無効化ストッパ22の挟み部22aの調整ねじ挿入穴22dに調整ねじ22bを挿入している状態を示したものである。図8のように、無効化ストッパ22は挟み部22aと調整ねじ22bで構成されており、挟み部22aは外形長方形型の長辺部分の上部にU字状の切欠き部22cが設けられており、さらに長辺部分下方部分には調整ねじ挿入穴22dが設けられている。そして、作動用アーム14とリンク軸16c,16d端部に設けられた作動用アーム係止部21の間に無効化ストッパ22の挟み部22aを、挟み部22aの切欠き部22cがリンク軸16c,16dにかかるように入れた後、調整ねじ挿入穴22dに螺合された調整ねじ22bにて作動用アーム14の回転角を調整することにより、図7のように挟み部22aの厚み以上に制動子17aをかご側ガイドレール7から離させる効果を得られる。また、左右の作動用アーム14の回転角を調整できるため、確実に制動子17aをかご側ガイドレール7から離させることができる。
さらに本実施形態では昇降体の昇降を制動するのに、まず作動用制動部である制動子17aを被押圧部材に接触させ、これが摩擦力で移動することで制動部材を作動させて制動力を発生させる機構であるため、作動用アーム14を広げて制動子17aを接触させる接触力を小さくできる。即ち作動用ばね15のばね力を小さくできるので、それに伴ってそのばね力に抗することのできるアクチュエータ16も小さくできる。そして、作動用ばね15のばね力が小さいことにより、通常の制動装置であると、大きな制動力を付与する構成であるため、このような無効化ストッパ22を取り付けることが非常に困難であるが、無効化ストッパ22を制動装置10に取り付けて制動子17aを被押圧部材から引き離すための力も小さくできるため、無効化ストッパ22の取り付けも容易に行うことができる。
また本実施形態では、図4及び図7に示すように、制動子17aが取り付けられた側の作動用アーム14は、互いが略平行となる状態までしか開かないように開き角度が調整されている。このため、無効化ストッパ22を取り付けた状態で無効化ストッパ22を外し忘れてしまって保守作業を終え、アクチュエータ16を通電状態にしても、アクチュエータ16はコイル16aとプランジャ16bが吸着することができず、アクチュエータ16が開いた状態となる。すると、コイル16aのスイッチ19はプランジャ16bのスイッチ押し部20と離れているため、スイッチ19は未作動となる。エレベーターはスイッチ19が未作動の時には通常運転不能としているため、無効化ストッパ22を取り外し忘れにてエレベーターを通常運転状態とすることがない。
このようにスイッチ19が無かった場合、無効化ストッパ22で作動用アーム14先端の制動子17aを離した状態としたまま、保守作業が終了して無効化ストッパ22を取り忘れてしまった際に、無効化ストッパ22が取り付いた状態でもエレベーター装置は通常運転される可能性がある。その場合、無効化ストッパ22を取り外し忘れてエレベーターが通常運転しているので、下降速度が規定値を超えたときにアクチュエータへの通電が遮断されても、無効化ストッパ22により作動用アーム14が動作できず、エレベーターが制動不能になってしまう可能性が想定される。
これに対して、本実施形態によれば、制動装置を機械的に無効化した状態ではエレベーターは通常運転不能となるため、制動不能状態での走行を防止できる。そのため、エレベーターとしての信頼性と安全性を向上させることができる。また無効化ストッパ22の取り外し忘れを防止することができる。
なお、本実施形態では作動用アーム14の開き角度を調整することで無効化ストッパ22が制動装置10に取り付けられた状態ではスイッチ19が作動しない構成としたが、それに限らず、無効化ストッパ22を制動装置10に取り付けると、スイッチ19とスイッチ押し部20の間に干渉してスイッチ19の作動を阻止する構成やコイル16aとプランジャ16bの間に干渉してスイッチ19の作動を阻止する構成など、様々なスイッチ19の作動を阻止する構成を取ることが可能である。
さらに、本実施形態では被押圧部材としてかご側ガイドレール7を用いる例を挙げて説明したが、ロープ3やつり合いおもり側ガイドレール8等を用いることも可能である。
1 機械室
2 綱車
3 ロープ
4 乗りかご
5 つり合いおもり
6 昇降路
7 かご側ガイドレール
8 つり合いおもり側ガイドレール
9 そらせ車
10 制動装置
11 軸
12 制動用アーム
13 制動用ばね
14 作動用アーム
15 作動用ばね
16 アクチュエータ
16a コイル
16b プランジャ
16c,16d リンク軸
17 作動用制動部
17a 制動子
18 制限ストッパ
19 スイッチ
20 スイッチ押し部
21 作動用アーム係止部
22 無効化ストッパ
22a 挟み部
22b 調整ねじ
22c 切欠き部
22d 調整ねじ挿入穴

Claims (7)

  1. 互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を支点として回転可能に設けられる作動用アームと、前記作動用アームの端部に配置される作動用制動部と、前記作動用制動部を被押圧部材に接触させる力を前記作動用アームに付与するばねと、前記ばねのばね力に抗して前記作動用制動部を前記被押圧部材から引き離す方向の力を前記作動用アームに付与するアクチュエータと、前記作動用制動部の前記被押圧部材への接触に伴って昇降体を制動する制動部材とを備え、昇降体に設けられたエレベーターの制動装置において、
    前記アクチュエータへの通電が遮断された状態で、前記ばねのばね力に抗して前記作動用制動部が前記被押圧部材に接触するのを防止させる無効化ストッパを取り付け可能なことを特徴とするエレベーターの制動装置。
  2. 前記アクチュエータに通電した際に、前記アクチュエータのプランジャと電磁石部が吸着し、互いの間隔が所定の間隔より小さくなったことを検知する検知装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制動装置。
  3. 前記制動部材は、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を支点として回転可能に設けられ、前記被押圧部材への接触に伴って移動した前記制動部に前記被押圧部材に押圧する力を付与する制動用アームと、前記制動用アーム間に設置されて前記制動用アームが前記作動用制動部を前記被押圧部材に押圧する力を前記制動用アームに付与する制動用ばねとから構成されており、
    前記作動用制動部は前記被押圧部材への接触により前記制動用アーム間に移動して前記昇降体を制動することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制動装置。
  4. 前記アクチュエータには動作ストロークが一定値以上とならないようにする制限ストッパを備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制動装置。
  5. 前記検知手段はアクチュエータのプランジャ又は電磁石部の一方に設けたスイッチと、前記スイッチが設けられたプランジャ又は電磁石部とは他方に設けられた前記スイッチを作動させるスイッチ作動部とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベーターの制動装置。
  6. 前記無効化ストッパが取り付けられた状態では、前記アクチュエータに通電してもアクチュエータの動作を阻害して前記検知装置の動作を阻止することを特徴とする請求項2又は5のいずれか記載のエレベーターの制動装置。
  7. 昇降路内を昇降する昇降体と、前記昇降体を昇降させる駆動装置と、前記昇降体に設けられた制動装置とを備えたエレベーター装置において、
    前記制動装置は、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を支点として回転可能に設けられる作動用アームと、前記作動用アームの端部に配置される制動部と、前記制動部を被押圧部材に接触させる力を前記作動用アームに付与するばねと、前記ばねのばね力に抗して前記制動部を前記被押圧部材から引き離す方向の力を前記作動用アームに付与するアクチュエータと、前記作動用制動部の前記被押圧部材への接触に伴って昇降体を制動する制動部材とを備え、
    前記アクチュエータへの通電が遮断された状態で、前記ばねのばね力に抗して前記作動用制動部が前記被押圧部材に接触するのを防止させる無効化ストッパを取り付け可能なことを特徴とするエレベーター装置。
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