JP2012066613A - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合でも、エアバッグによる乗員拘束時に、エアバッグから乗員の上体に対して安定して反力を出せる助手席用エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】エアバッグ22は、膨張展開時にウィンドシールドガラス24と干渉するガラス干渉部22Aを有している。ガラス干渉部22Aは、ウィンドシールドガラス24を車体から取り外した状態でエアバッグ22を膨張展開させたときに、その頂部22A1がインストルメントパネル12の後端12Dを通り車両上下方向に延びる仮想鉛直面Aよりも車両前側に位置されるように構成されている。そして、エアバッグ22が膨張展開されたときには、エアバッグ22の根元部分がインストルメントパネル12とウィンドシールドガラス24との間に上下に挟み込まれてこれらの両方から反力を受けると共に、エアバッグ22の車両下側への逃げが抑制されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、助手席用エアバッグ装置に関する。
従来、インストルメントパネルの上部に設けられ、膨張展開時に、ウィンドシールドガラスの上端付近に支持される上支持部と、インストルメントパネルの後面に支持される下支持部とを有するように構成されたエアバッグを備えた助手席用エアバッグが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−88987号公報 特開2007−308088号公報 特開2007−22416号公報
しかしながら、上述の助手席用エアバッグ装置が、インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部に設けられた場合には、次の課題が生じることが想定される。
すなわち、上述の助手席用エアバッグ装置がインストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合には、エアバッグがインストルメントパネルの後端により近い位置で膨張展開されるので、下支持部とインストルメントパネルとの干渉量が減少する。このため、上支持部がウィンドシールドガラスの上端付近から反力を受けた場合には、これに伴って、エアバッグが車両下側に逃げてしまい、エアバッグの下端部が十分に保持されない虞がある。従って、助手席用エアバッグ装置がインストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合でも、エアバッグによる乗員拘束時に、エアバッグから乗員の上体に対して安定して反力を出せるようにするためには、改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、インストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合でも、エアバッグによる乗員拘束時に、エアバッグから乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる助手席用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置は、ガスを供給可能に構成されたインフレータと、インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部の裏側に折畳状態で設けられ、前記インフレータからガスの供給を受けて前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、前記エアバッグの膨張展開時における前記ウィンドシールドガラスとの干渉部分を構成すると共に、前記ウィンドシールドガラスの法線方向を高さ方向として凸状に形成され、且つ、前記ウィンドシールドガラスを車体から取り外した状態で前記エアバッグを膨張展開させたときに、前記高さ方向における高さが最大となる頂部が前記インストルメントパネルの後端を通り車両上下方向に延びる仮想鉛直面よりも車両前側に位置されるように構成されたガラス干渉部と、を備えている。
この助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグは、膨張展開時におけるウィンドシールドガラスとの干渉部分として、ウィンドシールドガラスの法線方向を高さ方向として凸状に形成されたガラス干渉部を有している。このガラス干渉部は、ウィンドシールドガラスを車体から取り外した状態でエアバッグを膨張展開させたときに、高さ方向における高さが最大となる頂部がインストルメントパネルの後端を通り車両上下方向に延びる仮想鉛直面よりも車両前側に位置されるように構成されている。
従って、このエアバッグが膨張展開されたときには、このガラス干渉部から基部に至るエアバッグの根元部分(つまり、車両前側の部分)がインストルメントパネルの上下方向中間部とウィンドシールドガラスとの間に上下に挟み込まれる。これにより、エアバッグが車両下側に逃げることが抑制される。また、このときに、エアバッグは、ウィンドシールドガラスと、インストルメントパネルの上下方向中間部との両方から反力を受ける。この結果、助手席用エアバッグ装置がインストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合でも、エアバッグによる乗員拘束時に、エアバッグから乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる。
請求項2に記載の助手席用エアバッグ装置は、請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置において、前記エアバッグの膨張展開時における前記インストルメントパネルの下部との干渉部分を構成するパネル下部干渉部をさらに備えている。
この助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグは、膨張展開時におけるインストルメントパネルの下部との干渉部分として、パネル下部干渉部を有している。従って、エアバッグは、膨張展開されたときには、ウィンドシールドガラスと、インストルメントパネルの上下方向中間部との他に、インストルメントパネルの下部からも反力を受ける。これにより、エアバッグから乗員の上体に対してより一層安定して反力を出すことができる。
また、前記課題を解決するために、請求項3に記載の助手席用エアバッグ装置は、ガスを供給可能に構成されたインフレータと、インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部の裏側に折畳状態で設けられ、前記インフレータからガスの供給を受けて前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、前記エアバッグの膨張展開時における前記ウィンドシールドガラスとの干渉部分を構成するガラス干渉部と、前記エアバッグの膨張展開時における前記インストルメントパネルの下部との干渉部分を構成するパネル下部干渉部と、を備えている。
この助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグは、ウィンドシールドガラスとの干渉部分であるガラス干渉部に加え、インストルメントパネルの下部との干渉部分であるパネル下部干渉部を有している。従って、このエアバッグが膨張展開されたときに、ガラス干渉部がウィンドシールドガラスと干渉して反力を受けても、パネル下部干渉部がインストルメントパネルの下部と干渉することで、エアバッグが車両下側に逃げることが抑制される。また、このときに、エアバッグは、ウィンドシールドガラスと、インストルメントパネルの上下方向中間部と、インストルメントパネルの下部とから反力を受ける。この結果、助手席用エアバッグ装置がインストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合でも、エアバッグによる乗員拘束時に、エアバッグから乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる。
請求項4に記載の助手席用エアバッグ装置は、請求項2又は請求項3に記載の助手席用エアバッグ装置において、前記パネル下部干渉部が、標準使用状態に設定された助手席にAM50ダミーを標準姿勢で着座させた状態で前記エアバッグを膨張展開させたときに、その先端が前記AM50ダミーの大腿部の上端を通り車両前後方向に延びる仮想水平面に達するように構成されたものである。
この助手席用エアバッグ装置によれば、パネル下部干渉部は、エアバッグを膨張展開させたときに、AM50ダミーの大腿部の上端を通り車両前後方向に延びる仮想水平面に先端が達するように構成されている。従って、エアバッグにおいては、インストルメントパネルの下部から反力を受ける反力面が大きく確保されるため、エアバッグから乗員の上体に対してさらに安定して反力を出すことができる。
請求項5に記載の助手席用エアバッグ装置は、請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置において、標準使用状態に設定された助手席にAM50ダミーを標準姿勢で着座させた状態において、前記エアバッグの膨張展開時における前記AM50ダミーの大腿部との干渉部分を構成する大腿部干渉部をさらに備えている。
この助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグは、膨張展開時におけるAM50ダミーの大腿部との干渉部分として、大腿部干渉部を有している。従って、エアバッグは、膨張展開されたときには、ウィンドシールドガラスと、インストルメントパネルの上下方向中間部との他に、助手席の乗員の大腿部からも反力を受ける。これにより、エアバッグから乗員の上体に対してより一層安定して反力を出すことができる。
また、前記課題を解決するために、請求項6に記載の助手席用エアバッグ装置は、ガスを供給可能に構成されたインフレータと、インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部の裏側に折畳状態で設けられ、前記インフレータからガスの供給を受けて前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、前記エアバッグの膨張展開時における前記ウィンドシールドガラスとの干渉部分を構成するガラス干渉部と、標準使用状態に設定された助手席にAM50ダミーを標準姿勢で着座させた状態において、前記エアバッグの膨張展開時における前記AM50ダミーの大腿部との干渉部分を構成する大腿部干渉部と、を備えている。
この助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグは、ウィンドシールドガラスとの干渉部分であるガラス干渉部に加え、AM50ダミーの大腿部との干渉部分である大腿部干渉部を有している。従って、エアバッグが膨張展開されたときには、このエアバッグが助手席の乗員の大腿部とウィンドシールドガラスとの間に上下に挟み込まれる。これにより、エアバッグが車両下側に逃げることが抑制される。また、このときに、エアバッグは、ウィンドシールドガラスと、インストルメントパネルの上下方向中間部と、助手席の乗員の大腿部とから反力を受ける。この結果、助手席用エアバッグ装置がインストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合でも、エアバッグによる乗員拘束時に、エアバッグから乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる。
請求項7に記載の助手席用エアバッグ装置は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の助手席用エアバッグ装置において、前記インストルメントパネルの上下方向中間部において前記エアバッグの膨張展開時に形成されるエアバッグ膨出口の車両幅方向両側に隣接する部分をパネル側部とした場合に、前記エアバッグの膨張展開時における前記パネル側部との干渉部分を構成するパネル側部干渉部をさらに備えている。
この助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグは、膨張展開時におけるパネル側部との干渉部分として、パネル側部干渉部を有している。従って、エアバッグにおいては、このパネル側部を含むインストルメントパネルの上下方向中間部から反力を受ける反力面が大きく確保されるため、エアバッグから乗員の上体に対してより一層安定して反力を出すことができる。
請求項8に記載の助手席用エアバッグ装置は、ガスを供給可能に構成されたインフレータと、インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部の裏側に折畳状態で設けられ、前記インフレータからガスの供給を受けて前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、前記エアバッグの膨張展開時における前記ウィンドシールドガラスとの干渉部分を構成するガラス干渉部と、前記インストルメントパネルの上下方向中間部において前記エアバッグの膨張展開時に形成されるエアバッグ膨出口の車両幅方向両側に隣接する部分をパネル側部とした場合に、前記エアバッグの膨張展開時における前記パネル側部との干渉部分を構成するパネル側部干渉部と、を備えている。
この助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグは、膨張展開時におけるパネル側部との干渉部分として、パネル側部干渉部を有している。従って、エアバッグにおいては、このパネル側部を含むインストルメントパネルの上下方向中間部から反力を受ける反力面が大きく確保される。この結果、助手席用エアバッグ装置がインストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合でも、エアバッグによる乗員拘束時に、エアバッグから乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる。
以上詳述したように、本発明の助手席用エアバッグ装置によれば、インストルメントパネルの上下方向中間部に設けられた場合でも、エアバッグによる乗員拘束時に、エアバッグから乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる。
本発明の第一実施形態に係る助手席用エアバッグ装置が適用されたインストルメントパネル及びその周辺部の側面図である。 本発明の第二実施形態に係る助手席用エアバッグ装置が適用されたインストルメントパネル及びその周辺部の側面図である。 本発明の第三実施形態に係る助手席用エアバッグ装置が適用されたインストルメントパネル及びその周辺部の側面図である。 図3の4−4線拡大断面図である。 図3に示されるエアバッグを構成する一対の側面パネルと周面パネルとを展開した状態を示す平面図である。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
なお、各図において示される矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、車両上下方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側をそれぞれ示している。
図1に示されるように、インストルメントパネル12には、その上部12Aと下部12Bとの間に、車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部12Cが形成されている。本発明の第一実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10は、図示しない助手席の前方であって、この上下方向中間部12Cに設けられている。つまり、この助手席用エアバッグ装置10は、所謂ミッドマウント式の助手席用エアバッグ装置とされている。
この助手席用エアバッグ装置10は、一対のエアバッグドア14,16と、ケース18と、インフレータ20と、エアバッグ22とを備えている。なお、図1では、ウィンドシールドガラス24を車体から取り外した状態でエアバッグ22を膨張展開させた状態が示されている。
一対のエアバッグドア14,16は、上下方向中間部12Cに車両上下方向に並んで形成されている。この一対のエアバッグドア14,16は、互いの側の端部を開放端としてそれぞれ車両上側及び車両下側に開放可能とされている。ケース18は、一対のエアバッグドア14,16の裏側に設けられており、一対のエアバッグドア14,16側に開口を有する箱状に形成されている。また、このケース18は、ブラケット等を介してインストルメントパネルリインフォースメント(いずれも不図示)に固定されている。
インフレータ20は、長手筒状のシリンダタイプとされており、車両幅方向を長手方向として配置されている。このインフレータ20は、ケース18の底部に固定されている。また、このインフレータ20は、図示しない制御装置から出力された信号が入力された場合には、エアバッグ22が膨張展開されるように、このエアバッグ22の内部にガスを供給する構成とされている。なお、上述の図示しない制御装置は、車両に実際に前面衝突が生じたことが検出されたとき、又は、車両において前面衝突が生じると予測されたときに、インフレータ20に信号を出力する構成とされている。
エアバッグ22は、通常はケース18の内側に折畳状態で収容されており、インフレータ20からガスの供給を受けると、一対のエアバッグドア14,16を押圧して開放し、インストルメントパネル12の表側に膨張展開される構成とされている。また、このエアバッグ22は、膨張展開時におけるウィンドシールドガラス24の下部24Aとの干渉部分及びインストルメントパネル12の下部12Bとの干渉部分として、ガラス干渉部22A及びパネル下部干渉部22Bをそれぞれ有している。
ガラス干渉部22Aは、ウィンドシールドガラス24の法線方向を高さ方向として凸状に形成されている。また、このガラス干渉部22Aは、ウィンドシールドガラス24を車体から取り外した状態でエアバッグ22を膨張展開させたときに、その頂部22A1がインストルメントパネル12の後端12Dを通り車両上下方向に延びる仮想鉛直面Aよりも車両前側に位置されるように構成されている。なお、頂部22A1は、上述の高さ方向における高さHが最大となる部分である。また、ここでは、一例として、ケース18の前縁部18Aを通り車両上下方向に延びる仮想鉛直線Bと、頂部22A1を通り上述の高さ方向に延びる仮想法線Cとが交わるように、頂部22A1の位置が設定されている。
一方、パネル下部干渉部22Bは、エアバッグ22の下部から車両下側且つ車両前側に延びて形成されている。このパネル下部干渉部22Bは、標準使用状態に設定された図示しない助手席にAM50ダミー(アメリカの成人男性の50パーセンタイルダミー)50を標準姿勢で着座させた状態でエアバッグ22を膨張展開させたときに、その先端22B1がAM50ダミー50の大腿部52の上端52Aを通り車両前後方向に延びる仮想水平面Dに達するように構成されている。
なお、この場合の先端22B1は、仮想水平面Dに達するのであれば、仮想水平面D上に位置されていても良く、仮想水平面Dよりも車両下側に位置されていても良い。また、上述の助手席において、標準使用状態とは、この助手席に備えられた前後スライド機構、上下昇降機構、リクライニング機構等の位置調節機構を全てニュートラルポジションに設定した場合のことである。
そして、このエアバッグ22では、膨張展開時に、ガラス干渉部22Aがウィンドシールドガラス24の下部24Aから反力F1を受けると共に、ケース18側の基部22Cがインストルメントパネル12の上下方向中間部12C(ケース18)から反力F2を受け、且つ、パネル下部干渉部22Bがインストルメントパネル12の下部12Bから反力F3を受けるようになっている。
次に、本発明の第一実施形態の作用及び効果について説明する。
先ず、本発明の第一実施形態に係る作用及び効果を明確にするために、比較例について説明する。図1の仮想線L1は、比較例に係るエアバッグ122の上端部を示しており、図1の仮想線L2は、比較例に係るエアバッグ122の下端部を示している。この比較例に係るエアバッグ122では、上端部が仮想鉛直面Aよりも車両後側でウィンドシールドガラス24と干渉されるようになっている。また、このエアバッグ22は、上述のパネル下部干渉部22Bが省かれた構成とされている。つまり、この比較例に係るエアバッグ122では、膨張展開時に、その下端部がインストルメントパネル12の下部12Bと干渉せずに離間されるようになっている。
しかしながら、このエアバッグ122では、上端部がウィンドシールドガラス24の上部24Bから反力F5を受ける一方で、下端部がインストルメントパネル12の下部12Bから反力を受けない。このため、上端部がウィンドシールドガラス24の上部24Bから反力F5を受けた場合には、これに伴って、エアバッグ122が車両下側に逃げてしまい、エアバッグ122の下端部が十分に保持されない虞がある。従って、エアバッグ122による乗員拘束時に、エアバッグ122から乗員の上体に対して安定して反力を出せるようにするためには、改善の余地がある。
これに対し、本発明の第一実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10によれば、エアバッグ22は、膨張展開時におけるウィンドシールドガラス24との干渉部分として、ウィンドシールドガラス24の法線方向を高さ方向として凸状に形成されたガラス干渉部22Aを有している。このガラス干渉部22Aは、ウィンドシールドガラス24を車体から取り外した状態でエアバッグ22を膨張展開させたときに、その頂部22A1が仮想鉛直面Aよりも車両前側に位置されるように構成されている。
従って、このエアバッグ22が膨張展開されたときには、このガラス干渉部22Aから基部22Cに至るエアバッグ22の根元部分(つまり、車両前側の部分)がウィンドシールドガラス24の下部24Aとインストルメントパネル12の上下方向中間部12Cとの間に上下に挟み込まれる。これにより、エアバッグ22が車両下側に逃げることが抑制される。また、このときに、エアバッグ22は、ウィンドシールドガラス24の下部24Aと、インストルメントパネル12の上下方向中間部12Cとの両方から反力F1,F2をそれぞれ受ける。この結果、助手席用エアバッグ装置10がインストルメントパネル12の上下方向中間部12Cに設けられた場合でも、エアバッグ22による乗員拘束時に、エアバッグ22から乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる。
また、エアバッグ22は、膨張展開時におけるインストルメントパネル12の下部12Bとの干渉部分として、パネル下部干渉部22Bを有している。従って、エアバッグ22は、膨張展開されたときには、ウィンドシールドガラス24の下部24Aと、インストルメントパネル12の上下方向中間部12Cとから受ける反力F1,F2の他に、インストルメントパネル12の下部12Bからも反力F3を受ける。これにより、エアバッグ22から乗員の上体に対してより一層安定して反力を出すことができる。
しかも、パネル下部干渉部22Bは、エアバッグ22を膨張展開させたときに、AM50ダミー50の大腿部52の上端52Aを通り車両前後方向に延びる仮想水平面Dに先端22B1が達するように構成されている。従って、エアバッグ22においては、インストルメントパネル12の下部12Bから反力F3を受ける反力面が大きく確保されるため、エアバッグ22から乗員の上体に対してさらに安定して反力を出すことができる。
次に、本発明の第一実施形態の変形例について説明する。
本発明の第一実施形態において、エアバッグ22は、パネル下部干渉部22Bを有していたが、例えば、基部22Cがインストルメントパネル12の上下方向中間部12Cから反力F2を受けることで足りる場合には、パネル下部干渉部22Bは省かれても良い。つまり、エアバッグ22の下端部は、想像線L2の位置に設定されていても良い。
また、ガラス干渉部22Aは、頂部22A1が仮想鉛直面Aよりも車両前側に位置されるように構成されていたが、例えば、パネル下部干渉部22Bがインストルメントパネル12の下部12Bから反力F3を受けることにより、エアバッグ22の車両下側への逃げを抑制することができる場合には、頂部22A1が仮想鉛直面Aよりも車両後側に位置されるように構成されていても良い。
このように構成されていると、エアバッグ22が膨張展開されたときに、ガラス干渉部22Aがウィンドシールドガラス24の上部24Bと干渉して反力を受けても、パネル下部干渉部22Bがインストルメントパネル12の下部12Bと干渉することで、エアバッグ22が車両下側に逃げることが抑制される。また、このときに、エアバッグ22は、ウィンドシールドガラス24の上部24Bと、インストルメントパネル12の上下方向中間部12Cと、インストルメントパネル12の下部12Bとから反力を受ける。この結果、助手席用エアバッグ装置10がインストルメントパネル12の上下方向中間部12Cに設けられた場合でも、エアバッグ22による乗員拘束時に、エアバッグ22から乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図2に示される本発明の第二実施形態に係る助手席用エアバッグ装置30は、上述の本発明の第一実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10(図1参照)に対し、エアバッグ22の構成が次の如く変更されている。
つまり、エアバッグ22は、上述のパネル下部干渉部22B(図1参照)の代わりに、大腿部干渉部22Dを有している。大腿部干渉部22Dは、エアバッグ22の下部から車両下側に向けて凸状に形成されている。そして、この大腿部干渉部22Dは、標準使用状態に設定された図示しない助手席にAM50ダミー50を標準姿勢で着座させた状態でエアバッグ22を膨張展開させたときに、AM50ダミー50の大腿部52と干渉するように構成されている。つまり、大腿部干渉部22Dは、エアバッグ22が膨張展開されたときに、その先端22D1が仮想水平面Dよりも車両下側に位置するように構成されている。
次に、本発明の第二実施形態の作用及び効果について、上述の本発明の第一実施形態と異なる点について説明する。
この助手席用エアバッグ装置30によれば、エアバッグ22は、膨張展開時におけるAM50ダミー50の大腿部52との干渉部分として、大腿部干渉部22Dを有している。従って、エアバッグ22は、膨張展開されたときには、ウィンドシールドガラス24の下部24Aと、インストルメントパネル12の上下方向中間部12Cとから受ける反力F1,F2の他に、助手席の乗員の大腿部からも反力F4を受ける。これにより、エアバッグ22から乗員の上体に対してより一層安定して反力を出すことができる。
次に、本発明の第二実施形態の変形例について説明する。
本発明の第二実施形態において、ガラス干渉部22Aは、頂部22A1が仮想鉛直面Aよりも車両前側に位置されるように構成されていたが、頂部22A1が仮想鉛直面Aよりも車両後側に位置されるように構成されていても良い。
このように構成されていても、エアバッグ22が膨張展開されたときには、このエアバッグ22が助手席の乗員の大腿部とウィンドシールドガラス24との間に上下に挟み込まれる。これにより、エアバッグ22が車両下側に逃げることが抑制される。また、このときに、エアバッグ22は、ウィンドシールドガラス24と、インストルメントパネル12の上下方向中間部12Cと、助手席の乗員の大腿部とから反力を受ける。この結果、助手席用エアバッグ装置30がインストルメントパネル12の上下方向中間部12Cに設けられた場合でも、エアバッグ22による乗員拘束時に、エアバッグ22から乗員の上体に対して安定して反力を出すことができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図3,図4に示される本発明の第三実施形態に係る助手席用エアバッグ装置40は、上述の本発明の第一実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10(図1参照)に対し、エアバッグ22の構成が次の如く変更されている。
つまり、図5に示されるように、エアバッグ22は、周面部を構成する周面パネル42と、それぞれ側面部を構成する一対の側面パネル44とを有して構成されている。周面パネル42は、上述の本発明の第一実施形態の場合に比して、横方向に延長して形成されている。この周面パネル42の横幅W1は、図3に示されるように一対のエアバッグドア14,16が開放されることによりインストルメントパネル12の上下方向中間部12Cに形成されたエアバッグ膨出口46の横幅W2(図4参照)よりも大きくなるように設定されている。
そして、このエアバッグ22では、この周面パネル42の横方向に延長された部分によって、パネル側部干渉部22Eが構成されている。すなわち、本発明の第三実施形態において、エアバッグ22は、上述の本発明の第一実施形態におけるパネル下部干渉部22B(図1参照)の代わりに、パネル側部干渉部22Eを有している。このパネル側部干渉部22Eは、エアバッグ22の膨張展開時には、エアバッグ膨出口46の車両幅方向両側に隣接するパネル側部12Eと干渉するように構成されている。
次に、本発明の第三実施形態の作用及び効果について、上述の本発明の第一実施形態と異なる点について説明する。
この助手席用エアバッグ装置40によれば、エアバッグ22は、膨張展開時におけるパネル側部12Eとの干渉部分として、パネル側部干渉部22Eを有している。従って、エアバッグ22においては、このパネル側部12Eを含むインストルメントパネル12の上下方向中間部12Cから反力F2を受ける反力面が大きく確保されるため、エアバッグ22から乗員の上体に対してより一層安定して反力を出すことができる。
次に、本発明の第三実施形態の変形例について説明する。
本発明の第三実施形態において、ガラス干渉部22Aは、頂部22A1が仮想鉛直面Aよりも車両前側に位置されるように構成されていたが、例えば、パネル側部干渉部22Eがパネル側部12Eから反力F2を受けることにより、エアバッグ22の車両下側への逃げを抑制することができる場合には、頂部22A1が仮想鉛直面Aよりも車両後側に位置されるように構成されていても良い。このように構成されていても、上述の作用及び効果を奏することができる。
また、本発明の第三実施形態において、エアバッグ22は、パネル側部干渉部22Eに加えて、上述のパネル下部干渉部22B(図1参照)又は大腿部干渉部22D(図2参照)を有していても良い。このように構成されていると、エアバッグ22から乗員の上体に対してさらに安定して反力を出すことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10,30,40 助手席用エアバッグ装置
12 インストルメントパネル
12C 上下方向中間部
12D 後端
12E パネル側部
20 インフレータ
22 エアバッグ
22A ガラス干渉部
22A1 頂部
22B パネル下部干渉部
22C 基部
22D 大腿部干渉部
22E パネル側部干渉部
24 ウィンドシールドガラス
46 エアバッグ膨出口
50 AM50ダミー
52 大腿部

Claims (8)

  1. ガスを供給可能に構成されたインフレータと、
    インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部の裏側に折畳状態で設けられ、前記インフレータからガスの供給を受けて前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、
    前記エアバッグの膨張展開時における前記ウィンドシールドガラスとの干渉部分を構成すると共に、前記ウィンドシールドガラスの法線方向を高さ方向として凸状に形成され、且つ、前記ウィンドシールドガラスを車体から取り外した状態で前記エアバッグを膨張展開させたときに、前記高さ方向における高さが最大となる頂部が前記インストルメントパネルの後端を通り車両上下方向に延びる仮想鉛直面よりも車両前側に位置されるように構成されたガラス干渉部と、
    を備えた助手席用エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグの膨張展開時における前記インストルメントパネルの下部との干渉部分を構成するパネル下部干渉部を備えた、
    請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置。
  3. ガスを供給可能に構成されたインフレータと、
    インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部の裏側に折畳状態で設けられ、前記インフレータからガスの供給を受けて前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、
    前記エアバッグの膨張展開時における前記ウィンドシールドガラスとの干渉部分を構成するガラス干渉部と、
    前記エアバッグの膨張展開時における前記インストルメントパネルの下部との干渉部分を構成するパネル下部干渉部と、
    を備えた助手席用エアバッグ装置。
  4. 前記パネル下部干渉部は、標準使用状態に設定された助手席にAM50ダミーを標準姿勢で着座させた状態で前記エアバッグを膨張展開させたときに、その先端が前記AM50ダミーの大腿部の上端を通り車両前後方向に延びる仮想水平面に達するように構成されている、
    請求項2又は請求項3に記載の助手席用エアバッグ装置。
  5. 標準使用状態に設定された助手席にAM50ダミーを標準姿勢で着座させた状態において、前記エアバッグの膨張展開時における前記AM50ダミーの大腿部との干渉部分を構成する大腿部干渉部を備えた、
    請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置。
  6. ガスを供給可能に構成されたインフレータと、
    インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部の裏側に折畳状態で設けられ、前記インフレータからガスの供給を受けて前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、
    前記エアバッグの膨張展開時における前記ウィンドシールドガラスとの干渉部分を構成するガラス干渉部と、
    標準使用状態に設定された助手席にAM50ダミーを標準姿勢で着座させた状態において、前記エアバッグの膨張展開時における前記AM50ダミーの大腿部との干渉部分を構成する大腿部干渉部と、
    を備えた助手席用エアバッグ装置。
  7. 前記インストルメントパネルの上下方向中間部において前記エアバッグの膨張展開時に形成されるエアバッグ膨出口の車両幅方向両側に隣接する部分をパネル側部とした場合に、前記エアバッグの膨張展開時における前記パネル側部との干渉部分を構成するパネル側部干渉部を備えた、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の助手席用エアバッグ装置。
  8. ガスを供給可能に構成されたインフレータと、
    インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部の裏側に折畳状態で設けられ、前記インフレータからガスの供給を受けて前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、
    前記エアバッグの膨張展開時における前記ウィンドシールドガラスとの干渉部分を構成するガラス干渉部と、
    前記インストルメントパネルの上下方向中間部において前記エアバッグの膨張展開時に形成されるエアバッグ膨出口の車両幅方向両側に隣接する部分をパネル側部とした場合に、前記エアバッグの膨張展開時における前記パネル側部との干渉部分を構成するパネル側部干渉部と、
    を備えた助手席用エアバッグ装置。
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