JP2012065517A - Dc−dc変換器及びdc−dc変換器用回路 - Google Patents
Dc−dc変換器及びdc−dc変換器用回路 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】DC−DC変換器は、第1スイッチング素子、コイル及び平滑化容量素子、第2スイッチング素子、生成回路、検出器、制御回路を含む。第1スイッチング素子は、直流入力電圧をスイッチングする。コイル及び平滑化容量素子は、スイッチングされた矩形波電圧を平滑化する。第2スイッチング素子は、第1スイッチング素子のオフ時にコイルに電流を流す。生成回路は、第1スイッチング素子のオン時点またはオフ時点、もしくは第2スイッチング素子のオン時点またはオフ時点、及び第1または第2スイッチング素子がオンしている期間の中間時点またはオフしている期間の中間時点に同期した検出タイミングを生成する。検出器は検出タイミングで出力電圧を検出する。制御回路は出力電圧と目標出力電圧の誤差に応じて第1及び第2スイッチング素子それぞれのオン及びオフをフィードバック制御する。
【選択図】図1
Description
DC−DC変換器及びDC−DC変換器用回路について図1を参照して説明する。
DC−DC変換器は、デューティ制御回路101、検出タイミング生成回路102、電圧検出器103、ESR&容量変化検出部104、第1スイッチング素子105、第2スイッチング素子106、チョークコイル107、平滑化容量素子109を含む。なお抵抗(RL)150は負荷を示す。また、DC−DC変換器用回路は、デューティ制御回路101、検出タイミング生成回路102、電圧検出器103、ESR&容量変化検出部104を含む。また、負荷の接地されていない側のノードをDC出力電圧ノードと呼び。DC出力電圧ノードと平滑化容量素子109との間の抵抗(RESR)108が平滑化容量素子に寄生する直列抵抗ESRである。DC出力電圧は単に出力電圧と呼ぶこともある。
デューティ制御回路101の制御には、例えば2つの手法があり、PID制御の場合とスライディングモード制御の場合がある。検出された出力電圧に応じてデューティ制御回路101の設定パラメータを変更する。
<PID制御の場合> 平滑化容量にESRが存在すると、制御ループにゼロ点が挿入される。デューティ制御回路101であるPID制御用補償器を設計する際に、ゼロ点の位置が正確に見積もれていないと、利得余裕の不足で高周波ノイズが増えたり、位相余裕の不足で系の安定性が損なわれる。そこで高精度にESRを検出することでゼロ点の位置を正確に予測し、利得及び位相余裕とも的確な値となるよう補償器のパラメータを演算し、設定する。
本実施形態のDC−DC変換器について図6を参照して説明する。第2の実施の形態で第1の実施の形態と異なる点は、電圧検出器103の代わりにAD変換器602を設置し、デューティ制御回路601がデジタル信号に基づいて制御することである。
本実施形態のDC−DC変換器について図7を参照して説明する。第3の実施の形態で第1の実施の形態と異なる点は、検出タイミング生成回路102を設けず、電圧検出器103の検出タイミングを2つのスイッチの中間ノードでの電圧により取得することである。
本実施形態のDC−DC変換器について図8を参照して説明する。第4の実施の形態で第1の実施の形態と異なる点は、検出タイミング生成回路102の代わりにパルス中点生成回路801を設置することである。
本実施形態のDC−DC変換器について図9を参照して説明する。第5の実施の形態で第1の実施の形態と異なる点は、スイッチごとのゲート端子とデューティ制御回路101との間にドライバ901、902を設置し、このドライバによる遅延を補償するためのドライバ遅延レプリカ回路903を検出タイミング生成回路102と電圧検出器103との間に設置したことである。
また、記録媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本願における記録媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。
また、記録媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本実施形態における記録媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
また、実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本実施形態における機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
Claims (6)
- 直流入力電圧をスイッチングする第1スイッチング素子と、
スイッチングされた矩形波電圧を平滑化するチョークコイル及び平滑化容量素子と、
前記第1スイッチング素子のオフ時に前記チョークコイルに電流を流す第2スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子のオン時点またはオフ時点、もしくは前記第2スイッチング素子のオン時点またはオフ時点、及び前記第1または第2スイッチング素子がオンしている期間の中間時点またはオフしている期間の中間時点に同期した検出タイミングを生成する生成回路と、
前記検出タイミングで出力電圧を検出する検出器と、
前記出力電圧と目標出力電圧の誤差に応じて前記第1及び第2スイッチング素子それぞれのオン及びオフをフィードバック制御する制御回路と、を具備することを特徴とするDC−DC変換器。 - 検出した出力電圧を記憶する記憶回路をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のDC−DC変換器。
- 前記検出器は、前記出力電圧をデジタル値に変換するAD変換器であることを特徴とする請求項1に記載のDC−DC変換器。
- 検出した出力電圧から平滑化容量の直列寄生抵抗を算出する算出回路をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のDC−DC変換器。
- 前記制御回路は、検出した出力電圧値を用いて、フィードバック制御を行う設定パラメータを変更することを特徴とする請求項1に記載のDC−DC変換器。
- DC−DC変換器用回路
直流入力電圧をスイッチングする第1スイッチング素子のオン時点またはオフ時点、もしくは該第1スイッチング素子のオフ時に平滑フィルタに電流を流す第2スイッチング素子のオン時点またはオフ時点、及び該第1または第2スイッチング素子がオンしている期間の中間時点またはオフしている期間の中間時点に同期した検出タイミングを生成する生成回路と、
前記検出タイミングで出力電圧を検出する検出器と、
前記出力電圧と目標出力電圧の誤差に応じて前記第1及び第2スイッチング素子それぞれのオン及びオフをフィードバック制御する制御回路と、を具備することを特徴とするDC−DC変換器用回路。
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