JP2012064735A - ウエーハの研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】研削加工時間を短縮するとともにハンドリング中にウエーハの破損する恐れを低減が可能なウエーハの研削方法を提供する。
【解決手段】ウエーハの裏面を研削して円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成するウエーハの研削方法であって、#320番以上#400番以下の砥粒を含む第1研削砥石でウエーハの裏面を研削して第1円形凹部114とそれを囲繞する環状凸部116を残存させる第1研削ステップと、#1000番以上#2000番以下の砥粒を含む第2研削砥石を該第1円形凹部の外周壁より内側に位置付けて、該第1円形凹部の底面を研削して第2円形凹部114Aを形成する第2研削ステップと、#3000番以上の砥粒を含む第3研削砥石を該第2円形凹部の外周壁より内側に位置付けて、該第2円形凹部の底面を研削して第3円形凹部114Bを形成する第3研削ステップと、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、ウエーハの裏面を研削して円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成するウエーハの研削方法に関する。
半導体デバイスの製造プロセスにおいては、ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された各領域にIC、LSI等の回路素子を形成する。そして、ウエーハをストリートに沿って切削装置で切削することにより、個々の半導体デバイスが製造される。
ウエーハは、ストリートに沿って切削する前に裏面が研削されて所定の厚みに薄化される。近年、電気機器の軽量化、小型化を達成するために、ウエーハの厚さをより薄く、例えば50μm程度に薄化することが要求されている。
このように薄く研削されたウエーハは取り扱いが困難になり、搬送等において破損する恐れがある。そこで、ウエーハのデバイス領域に対応する裏面のみを研削砥石で研削することでウエーハの裏面に円形凹部を形成するとともに、補強部として円形凹部を囲繞する環状凸部を残存させる研削方法が特開2007−19461号公報で提案されている。
一方、研削砥石で被加工物を研削すると、被加工物には微小な研削歪等が発生する。このような研削歪等の加工ダメージを残存させないように、ウエーハのデバイス領域に対応する裏面を第1の研削砥石で研削して円形凹部を形成した後、第1の研削砥石より細かい砥粒を有する第2の研削砥石で円形凹部の底面を研削して、研削歪を研削除去する方法が特開2007−173487号公報及び特開2009−176896号公報で提案されている。
特開2007−19461号公報 特開2007−173487号公報 特開2009−176896号公報
このように、第1の研削砥石でウエーハの裏面を研削して円形凹部を形成した後、第2の研削砥石で円形凹部の底面を研削する場合には、第2の研削砥石が円形凹部を囲繞する環状凸部の内周壁面に接触しないように、環状凸部の内周壁面より内側に第2の研削砥石を位置づけて研削を遂行する必要がある。
即ち、第2の研削砥石で形成した円形凹部の外周には、第1の研削砥石で形成した円形凹部の底面が一部環状に残存し、研削されたウエーハの縦断面は円形凹部の外周側において階段状となる。
ところが、第1の研削砥石で研削して形成した円形凹部の底面が一部環状に残存した部分は第2の研削砥石で研削されていないため、第1の研削砥石の研削による研削歪が残存している。
従って、この研削歪を起点にして、ハンドリング中にウエーハが破損してしまうことがあり、第1の研削砥石での研削量を抑えるとともに第2の研削砥石でより多く研削して、デバイス領域に対応するウエーハの裏面を所定厚みまで研削する必要がある。
ところが、より細かい砥粒を有する第2の研削砥石では、加工の送り速度を上昇させることが難しく、所定厚みまでウエーハを研削するのに非常に時間がかかってしまうという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加工時間を短縮するとともにハンドリング中にウエーハの破損する恐れを低減するウエーハの研削方法を提供することである。
本発明によると、ウエーハの裏面を研削して円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成するウエーハの研削方法であって、JIS規格で規定される#320番以上#400番以下の砥粒を含む第1研削砥石でウエーハの裏面を研削して第1円形凹部を形成するとともに、該第1円形凹部を囲繞する環状凸部を残存させる第1研削ステップと、該第1研削ステップを実施した後、JIS規格で規定される#1000番以上#2000番以下の砥粒を含む第2研削砥石を該第1円形凹部の外周壁より内側に位置付けて、該第1円形凹部の底面を研削して第2円形凹部を形成する第2研削ステップと、該第2研削ステップを実施した後、JIS規格で規定される#3000番以上の砥粒を含む第3研削砥石を該第2円形凹部の外周壁より内側に位置付けて、該第2円形凹部の底面を研削して第3円形凹部を形成する第3研削ステップと、を具備したことを特徴とするウエーハの研削方法が提供される。
本発明の研削方法によると、比較的粗い砥粒を有する第1研削砥石でウエーハの裏面を研削して第1円形凹部を形成した後、中程度の粗さの砥粒を有する第2研削砥石で第1円形凹部の底面を研削して第2円形凹部を形成し、その後、微細な砥粒を有する第3研削砥石で第2円形凹部の底面を研削するため、加工時間を短縮化することができるとともにハンドリング中にウエーハが破損する恐れを低減できる。
半導体ウエーハの表面側斜視図である。 表面に保護テープが貼着された状態の半導体ウエーハの裏面側斜視図である。 本発明の研削方法を実施するのに適した研削装置の斜視図である。 本発明の第1研削ステップを示す斜視図である。 第1研削ステップの説明図である。 第2研削ステップの説明図である。 第3研削ステップの説明図である。 図8(A)はウエーハの側面図、図8(B)は第1研削ステップ実施後のウエーハの縦断面図、図8(C)は第2研削ステップ実施後のウエーハの縦断面図、図8(D)は第3研削ステップ実施後のウエーハの縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は所定の厚さに加工される前の半導体ウエーハ11の斜視図である。図1に示す半導体ウエーハ11は、例えば厚さが700μmのシリコンウエーハからなっており、表面11aに複数のストリート(分割予定ライン)13が格子状に形成されているとともに、該複数のストリート13によって区画された各領域にIC、LSI等のデバイス15が形成されている。
このように構成された半導体ウエーハ11は、デバイス15が形成されているデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19を備えている。また、半導体ウエーハ11の外周には、シリコンウエーハの結晶方位を示すマークとしてのノッチ21が形成されている。
ウエーハ11の裏面11bを研削する前に、ウエーハ11の表面11aには、保護テープ貼着工程により保護テープ23が貼着される。従って、ウエーハ11の表面11aは、保護テープ23によって保護され、図2に示すように裏面11bが露出する形態となる。
以下、このように構成された半導体ウエーハ11の裏面11bを研削する本発明の研削方法について詳細に説明する。図3を参照すると、本発明の研削方法を実施するのに適した研削装置2の斜視図が示されている。4は研削装置2のベースであり、ベース4の後方にはコラム6が垂直に立設されている。
コラム6は約45度傾斜した二つの傾斜面6a,6bを有している。コラム6の傾斜面6aには、ブロック8が矢印A方向に移動可能に搭載されている。図示を省略したボールねじ及びパルスモータからなる移動機構によりブロック8は、コラム6の傾斜面6aに固定した図示しないガイドレールに沿って矢印A方向に移動される。
ブロック8の前面には一対のガイドレール10が固定されており、このガイドレール10に沿って上下方向に移動可能に粗研削ユニット(第1研削ユニット)12がブロック8に搭載されている。粗研削ユニット12は、その取付カバー28が一対のガイドレール10に沿って上下方向に移動する移動基台14に取り付けられている。
粗研削ユニット12は、粗研削ユニット12を一対の案内レール10に沿って上下方向に移動するボールねじ16とパルスモータ18とから構成される粗研削ユニット送り機構20を備えている。パルスモータ18をパルス駆動すると、ボールねじ16が回転し、移動基台14が上下方向に移動される。
粗研削ユニット12は、ハウジング22と、ハウジング22中に回転可能に収容されたスピンドル24(図4参照)と、スピンドル24を回転駆動するモータ26と、スピンドル24の先端に固定されたホイールマウント30と、ホイールマウント30に着脱可能に装着された下端に複数の粗研削用の研削砥石(第1研削砥石)33が環状に固定された粗研削ホイール(第1研削ホイール)32とを含んでいる。粗研削用の研削砥石33は、JIS規格「R6001:研削といし用研磨材の粒度」で規定される#320番以上#400番以下の砥粒を含んでいる。
コラム6の傾斜面6bにはブロック34が矢印B方向に移動可能に装着されている。ブロック34は、図示を省略したボールねじ及びパルスモータからなる移動機構によりコラム6の傾斜面6bに固定されたガイドレールに沿って矢印B方向に移動される。
ブロック34の前面には上下方向に伸びる一対のガイドレール36が固定されている。この一対のガイドレール36に沿って中間研削ユニット(第2研削ユニット)38が上下方向に移動可能に搭載されている。中間研削ユニット38は、その取付カバー52が一対のガイドレール36に沿って上下方向に移動する移動基台40に取り付けられている。
中間研削ユニット38は、中間研削ユニット38を一対の案内レール36に沿って上下方向に移動するボールねじ42とパルスモータ44とから構成される中間研削ユニット送り機構46を備えている。パルスモータ44をパルス駆動すると、ボールねじ42が回転し、移動基台40が上下方向に移動される。
中間研削ユニット38は、ハウジング48と、ハウジング48中に回転可能に収容された図示しないスピンドルと、スピンドルを回転駆動するモータ50と、スピンドルの先端に固定されたホイールマウント54と、ホイールマウント54に着脱可能に装着された中間研削用の研削ホイール(第2研削ホイール)56とを含んでいる。
研削ホイール56は、その下端に環状に固定された複数の中間研削用の研削砥石(第2研削砥石)57(図6参照)を有している。中間研削用の研削砥石57は、JIS規格「R6001:研削といし用研磨材の粒度」で規定される#1000番以上#2000番以下の砥粒を含んでいる。
ベース4の一側面にはコラム58が垂直に立設されている。コラム58の側面には水平方向に伸長する一対のガイドレール60が固定されている。このガイドレール60に沿って、パルスモータ64と図示しないボールねじとから構成される移動機構66により、移動部材62が矢印C方向に移動されるようにコラム58に装着されている。
移動部材62には上下方向に伸びる一対のガイドレール68が固定されている。この一対のガイドレール68に沿って仕上げ研削ユニット(第3研削ユニット)70が上下方向に移動可能に装着されている。仕上げ研削ユニット70は、その取付カバー84が一対のガイドレール68に沿って上下方向に移動する移動基台72に取り付けられている。
仕上げ研削ユニット70は、仕上げ研削ユニット70を一対の案内レール68に沿って上下方向に移動するボールねじ74とパルスモータ76とから構成される仕上げ研削ユニット送り機構78を備えている。パルスモータ76をパルス駆動すると、ボールねじ74が回転し、移動基台72が上下方向に移動される。
仕上げ研削ユニット70は、ハウジング80と、ハウジング80中に回転可能に収容された図示しないスピンドルと、スピンドルを回転駆動するモータ82と、スピンドルの先端に固定されたホイールマウント86と、ホイールマウント86に着脱可能に装着された仕上げ研削ホイール(第2研削ホイール)88とを含んでいる。
仕上げ研削ホイール88は、その下端に環状に固定された複数の仕上げ研削用の研削砥石(第3研削砥石)89(図7参照)を有している。仕上げ研削用の研削砥石89は、JIS規格「R6001:研削といし用研磨材の粒度」で規定される#3000番以上の砥粒を含んでいる。
研削装置2は、コラム6の前側においてベース4の上面と略面一となるように配設されたターンテーブル90を具備している。ターンテーブル90は比較的大径の円板状に形成されており、図示しない回転駆動機構によって矢印Dで示す方向に回転される。
ターンテーブル90には、互いに円周方向に90度離間して4個のチャックテーブル92が水平面内で回転可能に配置されている。チャックテーブル92は、ポーラスセラミックス材によって円板状に形成された吸引保持部を有しており、吸引保持部の保持面上に載置されたウエーハ11を真空吸引手段を作動することにより吸引保持する。
ターンテーブル90に配設された4個のチャックテーブル92は、ターンテーブル90を適宜回転することにより、ウエーハ搬入・搬出領域A、粗研削加工領域B、中間研削加工領域C、仕上げ研削加工領域D、及びウエーハ搬入・搬出領域Aに順次移動される。
ベース4の前側部分は一段と高くなる様に構成されており、ベース4の前端にカセット載置台94,96が固定されている。カセット載置台94上には研削前のウエーハ11を収容したカセット98が載置され、カセット載置台96にはカセット100が載置されて研削加工の終了したウエーハ11をカセット100内に収容する。
カセット載置台94,96に隣接してベース4に凹部101が形成されており、この凹部101内にウエーハ搬送ロボット102が収容されている。ベース4の前側部分には更に、複数の位置決めピン106を有する位置決めテーブル104と、ウエーハ搬入機構(ローディングアーム)108と、ウエーハ搬出機構(アンローディングアーム)110と、研削されたウエーハを洗浄及びスピン乾燥するスピンナ洗浄装置112が配設されている。
以下、このように構成された研削装置2を使用してウエーハ11の裏面11bを研削する本発明の研削方法について詳細に説明する。カセット98中に収容された半導体ウエーハ11は、ウエーハ搬送ロボット102の上下動作及び進退動作によって搬送され、ウエーハ位置決めテーブル104に載置される。
ウエーハ位置決めテーブル104に載置されたウエーハ11は、複数の位置決めピン106によって中心合わせが行われた後、ローディングアーム108の旋回動作によって、ウエーハ搬入・搬出領域Aに位置付けされているチャックテーブル92に載置され、チャックテーブル92によって吸引保持される。
次いで、ターンテーブル90が矢印D方向に90度回転されて、ウエーハ11を保持したチャックテーブル92が粗研削加工領域Bに位置づけられる。粗研削加工領域Bでは、ウエーハ11のデバイス領域17に対応するウエーハ11の裏面11bのみを研削するため、チャックテーブル92に吸引保持されたウエーハ11と粗研削砥石33との関係を図5に示すように設定する必要がある。
即ち、チャックテーブル92の回転中心P1と環状に配設された粗研削砥石33の回転中心P2を偏心するように位置付け、研削砥石33がウエーハ11の回転中心P1を通過し且つ環状に配設された研削砥石33の外周縁がデバイス領域17の外周に対応する外径に設定される。
粗研削ステップ(第1研削ステップ)では、図4及び図5に示すように、チャックテーブル92を矢印Eで示す方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削砥石33を矢印Fで示す方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、粗研削ユニット送り機構20を駆動して研削ホイール32の研削砥石33をウエーハ11の裏面11bに接触させる。そして、研削ホイール32を所定の研削送り速度(2.0〜6.0μm/s)で下方に所定量研削送りする。
図示しない接触式又は非接触式の厚み測定ゲージによってウエーハ11の厚みを測定しながらウエーハ11を所望の厚み、例えば150〜200μmの厚みに仕上げる。その結果、ウエーハ11の裏面11bには、図8(B)に示すように、デバイス領域17に対応する領域が研削除去されて第1円形凹部114が形成されるとともに、外周余剰領域19が残存されて環状凸部116が形成される。環状凸部116の幅は、ウエーハ11の外周から2.1mm程度が好ましい。
粗研削が終了したウエーハを保持したチャックテーブル92は、ターンテーブル90を90度回転することにより、中間研削加工領域Cに位置づけられ、中間研削用の研削砥石57を有する中間研削ユニット(第2研削ユニット)56による中間研削ステップ(第2研削ステップ)が実施される。
この中間研削ステップでは、図6に示すように、第2研削砥石57を環状凸部116の内周壁(第1円形凹部114の外周壁)より0.4mm程度内側に位置づけて、第2研削砥石57で第1円形凹部114の底面を研削して第2円形凹部114Aを形成する。
中間研削ステップ(第2研削ステップ)でも、粗研削ステップ(第1研削ステップ)と同様に、チャックテーブル92の回転中心P1と環状に配設された第2研削砥石57の回転中心P2を偏心するように位置付け、第2研削砥石57がウエーハ11の回転中心P1を通過し、且つ第2研削砥石57の外周縁が環状凸部116の内周壁から0.4mm程度内周を通過するように位置づける。
そして、チャックテーブル92を矢印E方向に例えば300rpmで回転しつつ、第2研削砥石57を矢印F方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、中間研削ユニット送り機構46を駆動して研削ホイール56の第2研削砥石57をウエーハ11の裏面に形成された第1円形凹部114の底面に接触させる。そして、研削ホイール56を所定の研削送り速度(1.0〜2.0μm/s)で下方に所定量研削送りする。
接触式又は非接触式の厚み測定ゲージによってウエーハ11の厚みを測定しながらウエーハ11を所望の厚み(80〜100μm)に研削し、図8(C)に示すように、第2円形凹部114Aを形成する。第2研削ステップが終了すると、第1研削ステップで形成した第1円形凹部114の底面の最外周部118が0.4mm程度の幅で環状に残存する。
この中間研削ステップ(第2研削ステップ)は、JIS規格で規定される#1000番以上#2000番以下の砥粒を含む第2研削砥石57で実施するため、比較的早くウエーハ11を所望の厚さ(80〜100μm)に研削することができる。
中間研削が終了したウエーハ11を保持したチャックテーブル92は、ターンテーブル90を90度回転することにより、仕上げ研削加工領域Dに位置づけられ、仕上げ研削用の研削砥石(第3研削砥石)89を有する仕上げ研削ユニット(第3研削ユニット)70による仕上げ研削が実施される。
この仕上げ研削ステップ(第3研削ステップ)では、図7に示すように、チャックテーブル92の回転中心P1と第3研削砥石89の回転中心P2と偏心するように位置付け、更に第3研削砥石89の外周縁が第2円形凹部114Aの外周から0.4mm程度内周を通過するように位置づける。
そして、図7に示すように、チャックテーブル92を矢印E方向に例えば300rpmで回転しつつ、第3研削砥石89を矢印F方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、仕上げ研削ユニット送り機構78を駆動して研削ホイール88の研削砥石89を第2円形凹部114Aの底面に接触させる。そして、研削ホイール88を所定の研削送り速度(0.3〜1.0μm/s)で下方に所定量研削送りする。
接触式又は非接触式の厚み測定ゲージによってウエーハ11の厚みを測定しながらウエーハ11を所望の厚み(例えば50μm)に研削し、図8(D)に示すようにウエーハ11の裏面に第3円形凹部114Bを形成する。この仕上げ研削ステップ(第3研削ステップ)が終了すると、第2円形凹部114Aの底面の最外周部120が環状に残存される。
仕上げ研削を終了したウエーハ11を保持したチャックテーブル92は、ターンテーブル90を90度回転することにより、ウエーハ搬入・搬出領域Aに位置づけられる。チャックテーブル92がウエーハ搬入・搬出領域Aに位置づけられたならば、チャックテーブル92の吸引を解除してから、ウエーハ搬出機構(アンローディングアーム)110でウエーハ11を吸着し、アンローディングアーム110が旋回することによりスピンナ洗浄ユニット112に搬送する。
スピンナ洗浄ユニット112に搬送されたウエーハ11は、ここで洗浄されるとともにスピン乾燥される。次いで、ウエーハ11はウエーハ搬送ロボット102により搬送されてカセット100の所定位置に収容される。
上述した実施形態の研削方法によると、比較的粗い砥粒を有する第1研削砥石33でデバイス領域17に対応するウエーハ11の裏面を研削して第1円形凹部114を形成した後、中程度の粗さの砥粒を有する第2研削砥石57で第1円形凹部114の底面を研削して第2円形凹部114Aを研削し、その後微細な砥粒を有する第3研削砥石89で第2円形凹部114Aの底面を研削して第3円形凹部114Bを形成するため、研削加工時間を短縮化することができるとともに、研削歪が低減されるため、搬送等のハンドリング中にウエーハが破損する恐れを低減することができる。
更に、円形凹部外周側が階段状になることで、後で円形凹部内に再配線層を形成する応用例において、エッチング処理液等の処理液の排出を容易に行うことができる。
2 研削装置
11 半導体ウエーハ
12 粗研削ユニット(第1研削ユニット)
17 デバイス領域
19 外周余剰領域
32 粗研削ホイール(第1研削ホイール)
33 粗研削砥石(第1研削砥石)
38 中間研削ユニット(第2研削ユニット)
56 中間研削ホイール(第2研削ホイール)
57 中間研削砥石(第2研削砥石)
70 仕上げ研削ユニット(第3研削ユニット)
88 仕上げ研削ホイール(第3研削ホイール)
89 仕上げ研削砥石(第3研削砥石)
90 ターンテーブル
92 チャックテーブル
114 第1円形凹部
114A 第2円形凹部
114B 第3円形凹部
116 環状凸部

Claims (1)

  1. ウエーハの裏面を研削して円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成するウエーハの研削方法であって、
    JIS規格で規定される#320番以上#400番以下の砥粒を含む第1研削砥石でウエーハの裏面を研削して第1円形凹部を形成するとともに、該第1円形凹部を囲繞する環状凸部を残存させる第1研削ステップと、
    該第1研削ステップを実施した後、JIS規格で規定される#1000番以上#2000番以下の砥粒を含む第2研削砥石を該第1円形凹部の外周壁より内側に位置付けて、該第1円形凹部の底面を研削して第2円形凹部を形成する第2研削ステップと、
    該第2研削ステップを実施した後、JIS規格で規定される#3000番以上の砥粒を含む第3研削砥石を該第2円形凹部の外周壁より内側に位置付けて、該第2円形凹部の底面を研削して第3円形凹部を形成する第3研削ステップと、
    を具備したことを特徴とするウエーハの研削方法。
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