JP2012063304A - 電子体温計 - Google Patents
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Abstract
【課題】測定結果に影響を与えることなく情報出力機能を発揮させることのできる電子体温計を提供する。
【解決手段】電子体温計1の本体部110には、測温部300が設けられる側と反対側の端部に測定の開始および終了を指示するためのON/OFFスイッチ102Aと、側面に情報出力機能としての音声出力を指示するためのアナウンススイッチ102Bとが設けられる。ON/OFFスイッチ102Aの操作方向は本体部110の軸方向に一致または略一致し、アナウンススイッチ102Bの操作方向は側面に対して直角の方向に一致する。すなわち、これらスイッチは、それぞれの操作方向が一致せずに交差するように設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】電子体温計1の本体部110には、測温部300が設けられる側と反対側の端部に測定の開始および終了を指示するためのON/OFFスイッチ102Aと、側面に情報出力機能としての音声出力を指示するためのアナウンススイッチ102Bとが設けられる。ON/OFFスイッチ102Aの操作方向は本体部110の軸方向に一致または略一致し、アナウンススイッチ102Bの操作方向は側面に対して直角の方向に一致する。すなわち、これらスイッチは、それぞれの操作方向が一致せずに交差するように設けられる。
【選択図】図1
Description
この発明は電子体温計に関し、特に、情報出力機能のためのスイッチを有する電子体温計に関する。
電子体温計を用いて体温を測定する際には一般的には該体温計を腋下や舌下に挟む。そのため、その体勢では電子体温計の表示部が見難く、測定中であるのか測定が終了しているのかがわかり難い。
そこで、たとえば特開昭60−198424号公報(以下、特許文献1)に開示されているような、音声機能を用いて測定結果を報知する電子体温計を用いることで、測定中の体勢であっても測定中であるのか測定が終了しているのかを音声で知ることが可能となる。
音声で測定結果を報知する電子体温計を用いると、特開2002−277332号公報(以下、特許文献2)に開示されているように、電子体温計に、測定開始・終了を指示するON/OFFスイッチに加えて、音声による報知機能を発揮させるためのスイッチ(機能スイッチ)を設けることが考えられる。そして、測定中に該機能スイッチの操作を受け付けることで、測定中であればその旨を報知し、測定が終了していれば測定結果を報知するようにすればよい。
しかしながら、特許文献2に図示されているように、ON/OFFスイッチと機能スイッチとが操作方向を同じくして電子体温計のハウジングに並んで設けられると、機能スイッチを操作する際に誤ってON/OFFスイッチを操作してしまう場合がある、という問題がある。
また、体温測定中に操作することを前提とした機能スイッチの場合、その操作方向が電子体温計の本体部やプローブの長手方向と同じような方向になると、測定中の機能スイッチの操作によって電子体温計がプローブの長手方向にずれ、腋下や舌下などの測定部位から先端の測定部がずれる場合がある。そのため、測定中に機能スイッチを操作することによって測定結果に影響する場合がある、という問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、測定結果に影響を与えることなく情報出力機能を発揮させることのできる電子体温計を提供することを目的の一つとしている。また、誤操作を抑えつつ情報出力機能を発揮させることのできる電子体温計を提供することを目的の一つとしている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、電子体温計は内部中空のハウジングを備え、ハウジングは、本体部と、使用者の測定部位の温度を測定するための測温部が先端側に設けられるプローブ部とを有し、当該測温部には、温度を検出するための温度センサが配置される。プローブ部は、本体部から長手方向に延在して本体部に対して測温部を支持する。電子体温計は、ハウジングに設けられる、電源オフを指示するための第1のスイッチと、ハウジングに設けられる、情報出力を指示するための第2のスイッチと、ハウジングに設けられる、情報を出力するための出力部とをさらに備える。第2のスイッチの操作方向は、長手方向と交差する方向である。
好ましくは、第1のスイッチの操作方向が本体部の軸方向と一致する。
より好ましくは、第1のスイッチはハウジングの、測温部とは異なるもう一方の端部に設けられる。
より好ましくは、第1のスイッチはハウジングの、測温部とは異なるもう一方の端部に設けられる。
好ましくは、電子体温計は、第1のスイッチ、第2のスイッチ、および出力部に接続された、ハウジング内に設けられる制御装置をさらに備える。制御装置は、測温部で温度を検出するための準備の完了が検出されるよりも以前に第2のスイッチによる指示入力を受け付けたときには、出力部から情報出力を行なわせない。
好ましくは、電子体温計は、第1のスイッチ、第2のスイッチ、出力部、および温度センサに接続された、ハウジング内に設けられる制御装置をさらに備える。制御装置は、測定用のプログラムを実行することでセンサからの信号の入力を受け付けて測定部位の温度を算出し、出力するための処理を実行し、制御装置は、処理を開始していない状態において、第1のスイッチおよび第2のスイッチのいずれによる指示入力を受け付けたときにも、処理を開始する。
好ましくは、出力部はスピーカを含み、第2のスイッチは音声出力を指示するためのスイッチである。
好ましくは、第2のスイッチは、出力部から測温部までの間に設けられる。
この発明によると、電子体温計において、測定結果に影響を与えることなく情報出力機能を発揮させることができる。また、電子体温計において、誤操作を抑えつつ情報出力機能を発揮させることができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<概略構成>
図1は、本実施の形態にかかる電子体温計の概略構成を示す図である。図1(A)は、電子体温計の正面図であり、図1(B)は図1(A)のAA断面図であり、図1(C)は図1(B)のBB断面図である。
図1は、本実施の形態にかかる電子体温計の概略構成を示す図である。図1(A)は、電子体温計の正面図であり、図1(B)は図1(A)のAA断面図であり、図1(C)は図1(B)のBB断面図である。
図1(A)を参照して、本実施の形態にかかる電子体温計1は、内部が中空構造のハウジング100を備える。ハウジング100は、表示部101や情報出力部であるスピーカ103やスイッチ102A,102Bなどが設けられた略直方体の本体部110と、使用者の腋下や舌下、直腸などの測定部位に挟みこまれるなどして接触するプローブ部120とを含む。プローブ部120の先端には、使用者の測定部位の温度を測定するための測温部300が設けられる。図1(B)および図1(B)を参照して、ハウジング100の内部には、回路基板、電源、などで構成される内部部品4が収容される。
プローブ部120は、略直方体の本体部110の一方の端部から延びて本体部110に対して測温部300を支持する、内部が中空構造の先細りの棒状部材である。以降の説明において、プローブ部120の延びる軸方向を「長手方向」とも称する。
図1(A)を参照して、本体部110の長手方向に平行する面には表示部101およびスピーカ103が設けられる。表示部101およびスピーカ103は必ずしも同じ面に設けられなくてもよい。以降の説明において、本体部110の少なくとも表示部101が設けられた面を、「正面」と称する。
図1(B)および図1(B)を参照して、プローブ部120の先端の測温部300は、ステンレス材(SUS)等からなるキャップ5と、キャップ5の内部に埋設固定されるサーミスタ等の温度センサ6とを含む。温度センサ6は、ハウジング100内に収容される内部部品4からプローブ部120の中空内部を通って延びるリード線41によって、内部部品4のCR発振回路に電気的に接続される。温度センサ6は、測温部300の外表面から伝達される熱に応じて抵抗値を変化させ、この抵抗値の変化がCR発振回路に出力される。
なお、図1ではキャップ5を用いることでプローブ部120と測温部300とが別体として形成される例が示されている。しかしながら、キャップ5を用いず、樹脂成型された本体部110およびプローブ部120と一体成型されてもよい。この場合、本体部110とプローブ部120と測温部300とでハウジング100を構成する。
本体部110には、測定の開始および終了を指示するためのON/OFFスイッチである第1のスイッチ102Aと、情報出力機能としての音声出力を指示するためのアナウンススイッチである第2のスイッチ102Bとが設けられる。一例として、第1のスイッチ102Aは、プローブ部120および測温部300が設けられる側と反対側の端部に設けられ、第2のスイッチ102Bは、第1のスイッチ102Aの設けられた端部、正面、および正面と平行の面のいずれの面とも異なる面、すなわち側面に設けられる。他の例として、第2のスイッチ102Bが本体部110の正面に設けられてもよい。また、他の例として、第1のスイッチ102Aが本体部110の側面に設けられてもよい。いずれであっても、第1のスイッチ102Aと第2のスイッチ102Bとの設けられる面が同一でなく、かつ、平行でなければよい。
さらに、アナウンススイッチである第2のスイッチ102Bは、長手方向にスピーカ103とは一致しない位置に設けられる。好ましくは、第2のスイッチ102Bは、長手方向に、スピーカ103と測温部300との間に設けられる。このようにすることで、第2のスイッチ102Bの操作時にスピーカ103が指でふさがれることがない。
第1のスイッチ102Aおよび第2のスイッチ102Bの操作方向は、一例として、いずれも設けられた面に対して直角の方向、すなわちこれらスイッチは押下するタイプのものである。他の例として、これらスイッチの操作方向は設けられた面に対して平行、すなわちこれらスイッチはスライドタイプのものであってもよい。いずれであっても、第1のスイッチ102Aと第2のスイッチ102Bとの操作方向が一致せず、一方のスイッチの操作方向は長手方向と一致または略一致し、他方のスイッチの操作方向が該一方の操作方向と交差する関係であればよい。
<概略構成の他の例>
電子体温計の構成は図1に示されたものに限定されず、他の構成であってもよい。
電子体温計の構成は図1に示されたものに限定されず、他の構成であってもよい。
図2は、本実施の形態にかかる電子体温計の概略構成の他の例を示す図である。他の構成として、本体部110の軸方向とプローブ部120の軸方向とが交差する、すなわちこれらの方向が一致しておらずに角度を有している構成を示す。図2(A)は、電子体温計の正面図であり、図2(B)は右側面図であり、図2(C)は平面図である。
図2(A)を参照して、概略構成の他の例にかかる電子体温計1Aは、ハウジング100の幅が、測温部300から長手方向に沿って徐々に拡幅し、表示部101およびスピーカ103が設けられる面の位置の幅が最も大きい。ハウジング100の幅の変化は、表示部101およびスピーカ103が設けられる面の近傍を人の親指と人差し指とで輪状に保持してハウジング100全体を握ったときに、手の内側にフィットする程度とする。
図2(B)を参照して、本体部110の軸方向は、プローブ部120の軸方向である長手方向に対して、正面に向けて角度を有する。本体部110に対して、長手方向と略平行または平行に表示部101およびスピーカ103を有する面が設けられる。
電子体温計1Aでは、本体部110のプローブ部120および測温部300が設けられる側と反対側の端部に第1のスイッチ102Aが設けられ、本体部110の正面の表示部101と並ぶ位置に第2のスイッチ102Bが設けられる。第1のスイッチ102AがON/OFFスイッチ、第2のスイッチ102Bがアナウンススイッチである。また、本体部110の側面に、音量を調節するためのスイッチ102’がさらに設けられてもよい。
第1のスイッチ102Aおよび第2のスイッチ102Bの操作方向は、いずれも設けられた面に対して直角の方向である。すなわち、第1のスイッチ102Aの操作方向は長手方向と略一致するまたは一致する方向、第2のスイッチ102Bの操作方向は長手方向と直交するまたは略直交する方向である。または、第1のスイッチ102Aの操作方向は本体部110の軸方向と一致するまたは略一致する方向であってもよい。
<機能ブロック>
図3は、本実施の形態にかかる電子体温計1の機能ブロック図である。この機能ブロック図は、電子体温計1、1A共通である。
図3は、本実施の形態にかかる電子体温計1の機能ブロック図である。この機能ブロック図は、電子体温計1、1A共通である。
図3を参照して、電子体温計1は、機能ブロックとして、制御部12と、メモリ部13と、表示部101と、スイッチ102A,102Bと、スピーカ103と、電源部17と、温度センサ6とを含む。制御部12は、たとえば内部部品4の回路基板に搭載されるCPU(Central Processing Unit)にて構成され、電子体温計1の全体を制御する。メモリ部13は、たとえば内部部品4に含まれるROM(Read-Only Memory)やRAM(Random-Access Memory)にて構成され、体温測定のための処理手順を制御部12等に実行させるためのプログラムを記憶したり、測定結果等を記憶したりするために用いられる。
表示部101は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネルにて構成され、測定結果等を表示するために用いられる。スイッチ102A,102Bは、たとえば押し釦にて構成され、使用者による操作を受け付けて操作信号を制御部12や電源部17に入力する。スピーカ103は、測定中や測定が終了した、などの測定状態、使用者の操作を受け付けたこと、等を使用者に知らせるために用いられる。
電源部17は、たとえば内部部品4に含まれるボタン電池によって構成され、制御部12に電源としての電力を供給するために用いられる。制御部12にて測定動作のためのプログラムを実行していない状態においては、電源部17は制御部12に対して該プログラム実行時よりも少ない微小電力を供給している。この状態を、以降、スタンバイ状態と称する。電源部17はスタンバイ状態において操作信号を受付けると、制御部12にて測定動作のためのプログラムを実行するために必要な電力を制御部12に対して供給する。
温度センサ6は、腋下や舌下、直腸等の測定部位に挟み込まれたり挿し込まれたりすることで温度を検出し、検出結果を制御部12に入力する。
<制御構成>
さらに図3を参照して、制御部12は、時間を計測するためのタイマ126と、時間経過に基づいて体温測定の処理を実行するタイミングであるか、音声出力の処理を実行するタイミングであるか、等を判断するための判断部121と、温度センサ6からの検出結果を用いて体温を算出する体温測定の処理を実行するための算出部122と、算出結果を表示部101に表示させる処理を実行するための表示処理部123と、算出結果や測定状態を音声出力する処理を実行するための音声処理部124とを含む。
さらに図3を参照して、制御部12は、時間を計測するためのタイマ126と、時間経過に基づいて体温測定の処理を実行するタイミングであるか、音声出力の処理を実行するタイミングであるか、等を判断するための判断部121と、温度センサ6からの検出結果を用いて体温を算出する体温測定の処理を実行するための算出部122と、算出結果を表示部101に表示させる処理を実行するための表示処理部123と、算出結果や測定状態を音声出力する処理を実行するための音声処理部124とを含む。
これらは、図示しないCPUがROM等に記憶されるプログラムを読み出して実行することによって主にCPU上に形成される機能であってもよいし、一部がハードウェアによって実現される機能であってもよい。
<測定動作>
図4は、電子体温計1における測定動作を表わしたフローチャートである。図4のフローチャートに表わされる動作は、図示しないCPUがROM等に記憶されるプログラムを読み出して図3の各部を制御することによって実現される。
図4は、電子体温計1における測定動作を表わしたフローチャートである。図4のフローチャートに表わされる動作は、図示しないCPUがROM等に記憶されるプログラムを読み出して図3の各部を制御することによって実現される。
図4を参照して、図示しないCPUは、スタンバイ状態においていずれかのスイッチの操作による操作信号の入力を検知すると(ステップS101でYES)、ステップS103で、測定準備として測定動作のためのプログラムを読み出して、その実行を開始する。このときCPUは、好ましくは、表示部101で測定開始を表わす表示を行なわせる。また、好ましくは、スピーカ103から測定開始を報知する音声を出力させる。
その後、測定完了のための条件が満たされたことが検知されると(ステップS105でYES)、ステップS107でCPUは、温度センサ6からの検出結果に基づいて体温を算出し、表示部101での表示およびスピーカ103からの音声出力を行なわせて、算出された体温を示す情報を出力する。なお、ここでの測定完了のための条件は、たとえば測定準備の終了から予め規定した所定の時間の経過であってもよいし、温度センサ6からの検出結果の変化率が所定の値以下となったことでもよい。また、体温の算出は、測定完了時のみならず、測定中も随時行なわれ、測定中の体温を算出して出力するようにしてもよい。
<音声出力動作>
図5は、電子体温計1において、アナウンススイッチである第2のスイッチ102Bが操作されたときの動作の流れを表わしたフローチャートである。図5のフローチャートに表わされる動作もまた、図示しないCPUがROM等に記憶されるプログラムを読み出して図3の各部を制御することによって実現される。
図5は、電子体温計1において、アナウンススイッチである第2のスイッチ102Bが操作されたときの動作の流れを表わしたフローチャートである。図5のフローチャートに表わされる動作もまた、図示しないCPUがROM等に記憶されるプログラムを読み出して図3の各部を制御することによって実現される。
図5を参照して、アナウンススイッチの操作による操作信号の入力を検知すると(ステップS200でYES)、CPUは、操作された時点での状態に応じた処理を実行する。すなわち、アナウンススイッチが操作された時点が測定動作のためのプログラムを実行していないスタンバイ状態であった場合には(ステップS201でYES)、ステップS203でCPUは、図4のフローチャートではS103で表わされた測定準備を開始し、それが終了すると(ステップS205でYES)、ステップS207でCPUは、測定準備が完了して測定可能な状態になったことを報知する音声をスピーカ103から出力させる。なお、CPUが測定準備の完了を判断するための方法としては、たとえば、予め測定準備に要する時間を記憶しておき、その時間の経過を検出することで判断することができる。
アナウンススイッチが操作された時点が測定準備中であった場合には(ステップS201でNO、かつ、S209でYES)、ステップS211でCPUは当該操作信号にしたがった音声出力は行わないものと判断し、音声出力のための処理は実行しない。または、ここでは、現在準備中である旨を報知する音声をスピーカ103から出力させてもよい。
アナウンススイッチが操作された時点が測定中であった場合、すなわち、測定準備が完了した後であって、測定完了前であった場合(ステップ201,S209でNO、かつS213でYES)、ステップS215でCPUは、現在の体温や現在測定中である旨を報知する音声をスピーカ103から出力させる。なお、測定中は電子体温計1が衣服の下にある場合が多いため、現在の体温や現在測定中である旨を報知する音声が聞き取りにくいこともある。そのため、好ましくは、音声報知の直前に短いメロディ等を鳴らすようにしてもよい。このようにすることで、音声が聞き取りにくい衣服の下に電子体温計1がある場合であっても最初のメロディ音によって使用者の注意を惹くことになり、確実に報知することができる。
アナウンススイッチが操作された時点がそれ以外のタイミングであった場合、すなわち、測定完了後、スタンバイ状態に戻る前の状態であった場合(ステップS201,S209,S213でNO)、ステップS217でCPUは、測定結果である算出された体温を報知する音声をスピーカ103から出力させる。それに替えて、またはそれと併せて、すでに測定が終了した旨を報知する音声をスピーカ103から出力させてもよい。
<実施の形態の効果>
電子体温計1では、CPUが図4の動作を行なうことによって、スタンバイ状態において複数種類備えられるスイッチ102A,102Bのいずれを操作した場合であっても、測定動作のためのプログラムの実行が開始し、測定可能な状態となる。そのため、使用者は、スイッチの種類を区別することなく測定の開始を指示することが可能となる。
電子体温計1では、CPUが図4の動作を行なうことによって、スタンバイ状態において複数種類備えられるスイッチ102A,102Bのいずれを操作した場合であっても、測定動作のためのプログラムの実行が開始し、測定可能な状態となる。そのため、使用者は、スイッチの種類を区別することなく測定の開始を指示することが可能となる。
また、CPUが図5の動作を行なうことによって、スタンバイ状態においてスイッチ102Bが操作されたときに、測定可能な状態となったときにその旨が音声で報知される。また、測定準備中にスイッチ102Bが操作されても音声出力がなされない、あるいは準備中である旨が音声で報知される。これにより、使用者は、体温測定のためにプローブ部120を測定部位に挟みこむ動作を行なうタイミングを音声で知ることができる。そのため、適切なタイミングでプローブ部120を測定部位に挟みこむことができ、精度よく体温を測定することができる。
また、CPUが図5の動作を行なうことによって、測定中にスイッチ102Bが操作されることで測定中である旨が音声で報知され、測定後には測定結果、あるいは測定が完了した旨が音声で報知される。これにより、使用者は、電子体温計1を測定部位に挟みこんだ測定姿勢のまま、測定中であるのかすでに測定が完了しているのかをスイッチ102Bの操作で音声で知ることができる。そのため、測定中に電子体温計1を測定部位から離して測定状態を確認する必要がなくなり、測定結果へ影響を与えることなく測定状態を確認することができる。
なお、電子体温計1は図1または図2に示された構成であることによって、アナウンススイッチであるスイッチ102Bの操作方向は、測定部位に挟みこまれたプローブ部120の軸方向である長手方向とは交差する方向となっている。そのため、測定中にスイッチ102Bを操作した場合であっても電子体温計1が長手方向に移動して挟みこまれた測定部位から測温部300がずれることを防止できる。これにより、測定結果へ影響を与えることなく音声出力を行なわせることができる。
さらに、スイッチ102BはON/OFFスイッチであるスイッチ102Aとは操作方向が異なるように設けられている。そのため、測定中にスイッチ102Bを操作するところを誤ってスイッチ102Aを操作して測定を終了させてしまう、ということがなくなる。このような誤操作がなされると、再度測定動作を行なう必要があり、より電池が消耗される。従って、この構成によって誤操作を防止でき、電池の消耗を抑えることができる。これは、電池交換の頻度を低減させることにもつながり、使用者の利便性を大いに向上させることができる。
<変形例>
以上の説明では情報出力機能として音声出力を行なう例が示されているが、音声出力に替えて(または加えて)、データ出力を行なってもよい。この場合、電子体温計には、アナウンススイッチに替えて(または加えて)、測定結果のデータ送信を指示するための送信スイッチが設けられる。
以上の説明では情報出力機能として音声出力を行なう例が示されているが、音声出力に替えて(または加えて)、データ出力を行なってもよい。この場合、電子体温計には、アナウンススイッチに替えて(または加えて)、測定結果のデータ送信を指示するための送信スイッチが設けられる。
図6は、変形例にかかる電子体温計1Bの概略構成を示す図であって、電子体温計1Bの正面図である。
図6を参照して、電子体温計1Bの本体部110には、他の装置とデータ通信するための送受信部105が設けられる。データ通信の方法は特定の方法には限定されない。たとえば赤外線通信やBluetooth(登録商標)を利用した通信などが挙げられる。
送受信部105は、好ましくは、本体部110のプローブ部120および測温部300が設けられる側の反対側よりに設けられる。このような位置とすることで、使用者はプローブ部120付近を手で保持した状態で送受信部105を通信相手の装置に向けることが可能となる。
本体部110には、ON/OFFスイッチである第1のスイッチ102Aと送信スイッチである第3のスイッチ102Cとが設けられる。一例として、第1のスイッチ102Aは、プローブ部120および測温部300が設けられる側と反対側の端部に設けられ、第3のスイッチ102Cは本体部110の正面に設けられる。他の例として、第3のスイッチ102Cは、本体部110の側面に設けられてもよい。
送信スイッチである第3のスイッチ102Cは、長手方向に送受信部105とは一致しない位置に設けられる。好ましくは、第3のスイッチ102Cは、長手方向に、送受信部105よりも測温部300に近い側に設けられる。このようにすることで、第3のスイッチ102Cの操作時に送受信部105が指でふさがれることがない。
第1のスイッチ102Aの操作方向は長手方向と一致または略一致し、第3のスイッチ102Cの操作方向は長手方向と交差する方向である。
なお、電子体温計1Bには、アナウンススイッチである第2のスイッチ102Bがさらに設けられてもよい。また、電子体温計1Bは図2に表わされたような構成であってもよい。また、第2のスイッチと第3のスイッチとは、その機能に応じて配置を図示したものとは逆になるよう入れ替えてもよい。
図7は、電子体温計1Bの機能ブロック図である。図7を参照して、電子体温計1Bは、機能ブロックとして、図3に示された機能に加えて、送受信部105を含んで他の装置とデータを送受信するための通信部18をさらに含む。制御部12には、通信部18でデータを送受信する通信処理を実行するための通信処理部125がさらに含まれる。
そして、図示しないCPUは、第3のスイッチ102Cの操作による操作信号の入力を検知すると、送信対象としてメモリ部13からデータを読み出して送受信部105から出力したり、他の装置から送受信部105でデータを受信してメモリ部13の所定領域に格納したりする処理を実行する。
このような構成の電子体温計1Bにおいても、スイッチ102CがON/OFFスイッチであるスイッチ102Aとは操作方向が異なるように設けられているため、データ送受信のためにスイッチ102Cを操作するところを誤ってスイッチ102Aを操作して測定動作を開始させてしまう、ということがなくなる。このような誤操作によっても、より電池が消耗される。従って、この構成によって誤操作を防止でき、電池の消耗を抑えることができる。
また、他の例として、図示しないCPUは、スイッチ102Cからの操作信号をスイッチ102Bからの操作信号と同様に扱って図4、図5の動作を行なってもよい。すなわち、CPUは、スタンバイ状態においてスイッチ102A,102Cのいずれからの操作信号の入力が検知されたときにも、測定動作のためのプログラムの実行が開始してもよい。これにより、使用者は、スイッチの種類を区別することなく測定の開始を指示することが可能となる。
また、CPUは、スタンバイ状態においてスイッチ102Cが操作されたときに、測定可能な状態となったときにその旨を示すデータおよび表示をさせるための制御信号を送受信部105から出力させてもよい。このとき、通信範囲内にたとえばテレビジョン受像機などの表示装置が存在する場合、測定可能な状態となったことを示す画面が表示される。これにより、使用者は、体温測定のためにプローブ部120を測定部位に挟みこむ動作を行なうタイミングを該表示装置での表示で知ることができる。これは、使用者が、表示部101の表示が小さく見にくい場合や、表示部101の表示が見えにくい体勢である場合に、より大きい表示画面でプローブ部120を測定部位に挟みこむ動作を行なうタイミングを知ることを可能とする。
また、CPUは、測定中にスイッチ102Cが操作されることで、測定中である旨を示すデータおよび表示をさせるための制御信号を送受信部105から出力させてもよい。また、測定完了時あるいは測定完了後にスイッチ102Cが操作されることで、測定結果、あるいは測定が完了した旨を示すデータおよび表示をさせるための制御信号を送受信部105から出力させてもよい。これにより、使用者は、電子体温計1を測定部位に挟みこんだ測定姿勢のまま、通信範囲内にあるたとえばテレビジョン受像機などの表示装置にて測定中であるのかすでに測定が完了しているのか、あるいは測定結果を知ることができる。そのため、測定中に電子体温計1を測定部位から離して測定状態を確認する必要がなくなり、測定結果へ影響を与えることなく測定状態を確認することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B 電子体温計、4 内部部品、5 キャップ、6 温度センサ、12 制御部、13 メモリ部、17 電源部、18 通信部、41 リード線、100 ハウジング、101 表示部、102A 第1のスイッチ、102B 第2のスイッチ、102C 第3のスイッチ、102’ 音量を調節するためのスイッチ、103 スピーカ、105 送受信部、110 本体部、120 プローブ部、121 判断部、122 算出部、123 表示処理部、124 音声処理部、125 通信処理部、126 タイマ、300 測温部。
Claims (7)
- 内部中空のハウジングを備え、
前記ハウジングは、本体部と、使用者の測定部位の温度を測定するための測温部が先端側に設けられるプローブ部とを有し、当該測温部には、前記温度を検出するための温度センサが配置され、
前記プローブ部は、前記本体部から長手方向に延在して前記本体部に対して前記測温部を支持し、
前記ハウジングに設けられる、電源オフを指示するための第1のスイッチと、
前記ハウジングに設けられる、情報出力を指示するための第2のスイッチと、
前記ハウジングに設けられる、情報を出力するための出力部とをさらに備え、
前記第2のスイッチの操作方向は前記長手方向と交差する方向である、電子体温計。 - 前記第1のスイッチの操作方向が前記本体部の軸方向と一致する、請求項1に記載の電子体温計。
- 前記第1のスイッチは前記ハウジングの、前記測温部とは異なるもう一方の端部に設けられる、請求項2に記載の電子体温計。
- 前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、および前記出力部に接続された、前記ハウジング内に設けられる制御装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記測温部で温度を検出するための準備の完了が検出されるよりも以前に前記第2のスイッチによる指示入力を受け付けたときには前記出力部から前記情報出力を行なわせない、請求項1〜3のいずれかに記載の電子体温計。 - 前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記出力部、および前記温度センサに接続された、前記ハウジング内に設けられる制御装置をさらに備え、
前記制御装置は、測定用のプログラムを実行することで前記センサからの信号の入力を受け付けて前記測定部位の温度を算出し、出力するための処理を実行し、
前記制御装置は、前記処理を開始していない状態において、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチのいずれによる指示入力を受け付けたときにも、前記処理を開始する、請求項1〜3のいずれかに記載の電子体温計。 - 前記出力部はスピーカを含み、
前記第2のスイッチは音声出力を指示するためのスイッチである、請求項1〜3のいずれかに記載の電子体温計。 - 前記第2のスイッチは、前記出力部から前記測温部までの間に設けられる、請求項1〜3のいずれかに記載の電子体温計。
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