JP2012061857A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクの転写を防ぎ、画質の低下を抑えることができるインクジェット記録装置の提供。
【解決手段】インクジェット記録装置は、保持ローラと、搬送装置と、保持装置と、画像形成装置と、反転装置と、コントローラと、を備える。前記保持ローラは、表面に記録媒体を保持するとともに回転する。前記保持装置は、前記記録媒体を前記保持ローラの表面に押圧して前記保持ローラの表面に保持させる。前記反転装置は、前記記録媒体の表裏面を反転させる。前記コントローラは、前記記録媒体の第1面を前記画像形成装置で画像形成する際には記録媒体を第1の押圧力で前記保持ローラに対して押圧するようにし、前記記録媒体の第1面の画像形成後に前記反転装置で前記記録媒体を反転した後、前記記録媒体の第2面を前記画像形成装置で画像形成する際には記録媒体を第1の押圧力よりも小さい第2の押圧力で、保持ローラに対して押圧するように、制御する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置として、表面に記録媒体を保持させた状態で保持ローラを回転することにより用紙などの記録媒体を保持ローラの外周に沿って搬送し、保持ローラの外周部分に設けられた画像形成部にて記録媒体に画像形成を行うインクジェット記録装置がある。このインクジェット記録装置では、例えば、押圧機構や吸着機構を有する保持装置によって、記録媒体を保持ローラの表面に押し付けて密着させ、記録媒体を保持ローラの表面に吸着することにより、保持ローラ表面に記録媒体を保持させている。
このようなインクジェット記録装置において、記録媒体を反転させる反転装置を設け、記録媒体の一方の主面に画像形成した後に記録媒体の表裏面を反転させ、再度保持ローラ表面上に保持させて他方の主面に画像形成する両面印刷のインクジェット装置がある。
特開平10−193724号公報
両面印刷のインクジェット記録装置では、インクが供給された記録媒体の表面を保持ローラに向けて押し付けることになる。このとき、記録媒体を保持ローラに押し付ける押圧力が大きいとインクが保持ローラに転写してしまい、画質低下などの原因となる。
一実施形態にかかるインクジェット記録装置は、保持ローラと、搬送装置と、保持装置と、画像形成装置と、反転装置と、コントローラと、を備える。前記保持ローラは、表面に記録媒体を保持するとともに回転する。前記搬送装置は、前記保持ローラの外周部分を含む搬送経路に沿って前記記録媒体を搬送する。前記保持装置は、前記記録媒体を前記保持ローラの表面に押圧して前記保持ローラの表面に保持させる。前記画像形成装置は、前記保持ローラの表面に保持された前記記録媒体にインクを吐出して画像形成する。前記反転装置は、前記記録媒体の表裏面を反転させる。前記コントローラは、前記記録媒体の第1面を前記画像形成装置で画像形成する際には記録媒体を第1の押圧力で前記保持ローラに対して押圧するようにし、前記記録媒体の第1面の画像形成後に前記反転装置で前記記録媒体を反転した後、前記記録媒体の第2面を前記画像形成装置で画像形成する際には記録媒体を第1の押圧力よりも小さい第2の押圧力で、保持ローラに対して押圧するように、制御する。
第1実施形態にかかるインクジェット記録装置の構成を示す説明図。 同インクジェット記録装置のシステム構成を示すブロック図。 同実施形態にかかるインクジェット記録方法のCPUの制御手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるインクジェット記録方法の調整処理を示すフローチャート。
以下、第1実施形態にかかるインクジェット記録装置1について説明する。各図においては適宜構成を拡大、縮小、または省略して概略的に示す。図1は本実施形態にかかるインクジェット記録装置1の機構を示す説明図であり、図2は、同インクジェット記録装置1のシステムを示すブロック図である。
図1に示すインクジェット記録装置1は、例えば記録媒体である用紙Pを搬送しながら画像形成等の各種処理を行う装置である。インクジェット記録装置1は、外郭を構成する筐体10と、筐体10内部に設けられた用紙供給部としての給紙カセット11と、筐体10上部に設けられた排出部としての排紙トレイ12と、用紙Pを外面上に保持して回転する保持ローラ(ドラム)13と、給紙カセット11から保持ローラ13の外周を通って排紙トレイ12に至って形成される所定の搬送路A1に沿って用紙Pを搬送する搬送装置14と、保持ローラ13から剥離された用紙Pの表裏面を反転させて再び保持ローラ13の表面上に供給する反転装置18と、を備える。
保持ローラ13の外周部分において上流側から下流側に向かって順番に、用紙Pを保持ローラ13の外面に押圧し用紙Pを保持ローラ13の表面(外周面)に吸着させて保持させる保持装置15と、保持ローラ13の外面に保持された用紙Pに画像形成する画像形成装置16と、用紙Pを除電し保持ローラ13から剥離する除電剥離装置17と、保持ローラ13を清浄するクリーニング装置19と、が設けられている。
搬送装置14は、搬送路A1に沿って設けられた複数のガイド部材21〜23や複数の搬送用ローラ24〜29を備えている。搬送用ローラとして、ピックアップローラ24や、給紙ローラ対25、レジストローラ対26、分離ローラ対27、搬送ローラ対28、排出ローラ対29が設けられている。これらの搬送用ローラ24〜29は搬送用モータ71に駆動されて回転することで、用紙Pを搬送路A1に沿って下流側に送る。
搬送路A1におけるレジストローラ対26のニップ近傍には用紙Pの先端位置を検知する用紙位置センサ57が設けられている。さらに、ユーザによって各種の項目が設定可能なオペレーションパネル55が設けられている。また、装置1内には装置1内の温度を検出する温度検出部としての温度センサ58が設けられている。そのほか、用紙の搬送状況を監視するためのセンサなどが各所に配置されている。
保持ローラ13は、回転軸13aと、導体であるアルミニウムで円筒状に構成された円筒フレーム31と、円筒フレーム31の表面に形成された薄い絶縁層32と、を備え、軸方向に一定の長さを有する円筒状に構成されている。円筒フレーム31は接地されていて、帯電ローラ37による帯電時には対抗電極として電位が0Vに保持される。保持ローラ13は、その表面上に用紙Pを保持した状態で回転することにより用紙Pを搬送する。ここでは図1中時計回りに回転することにより用紙Pを外周に沿って時計回りに搬送する。
保持装置15は、用紙Pを保持ローラ13に対して押圧する押圧装置33と、用紙が搬送される方向に対して押圧装置33の下流側で帯電による静電気力で用紙Pを保持ローラ13に吸着させる吸着装置34と、を備えている。
押圧装置33は、回転軸35cと、保持ローラ13の下方の表面に対向配置される押圧ローラ35(押圧部材)と、押圧ローラ35を駆動する後述する押圧モータ36と、を備えている。
押圧ローラ35は、例えば回転軸から外周面までの距離が複数段階で変化するカムを含む。押圧ローラ35はその回転角度によって、保持ローラ13の表面を第1の押圧力で押し付ける第1状態と、第1の押圧力よりも小さい第2の押圧力で押し付ける第2状態と、保持ローラ13から離間して押圧力が解除される第3状態とで切り替え可能になっている。
押圧ローラ35と保持ローラ13間にかかる荷重は、用紙Pが変形せず、また、画質が低下しないような適正値に設定される。用紙Pが保持ローラ13と押圧ローラ35のニップ部を通過する際に、押圧ローラ35により用紙Pが保持ローラ13に押し付けられることにより、用紙Pが皺を伸ばしながら保持ローラ13表面に密着する。
押圧ローラ35の外周面は絶縁材からなる絶縁層35bで覆われ、帯電した用紙Pの電荷が押圧ローラ35を通じてリークしないようになっている。
吸着装置34は、押圧ローラ35の下流側に隣接配置される帯電ローラ37を備えている。帯電ローラ37は、回転軸13aと平行に延びるとともに帯電可能な金属製の帯電軸37aと帯電軸37aの外周に形成された表層部37bと、を有し、保持ローラ13の表面に対向配置されている。帯電ローラ37への電荷の供給状態の切り替えが可能であるとともに、保持ローラ13の表面に接離する方向に帯電ローラ37の移動が可能になっている。
帯電ローラ37が保持ローラ13に近接した状態で帯電ローラ37に電力が供給されると帯電ローラ37と接地された円筒フレーム31との電位差が生じて、用紙Pを保持ローラ13に吸着させる方向の静電気力を発生(帯電)させる。この静電気力により用紙Pを保持ローラ13の表面に吸着させる。
画像形成装置16は、帯電ローラ37よりも下流側であって保持ローラ13の表面の上方部分に対向配置された複数のインクジェットヘッド39c、39m、39y、39bを備えている。ここではシアン、マゼンダ、イェロー、ブラックの4色のインクジェットヘッド39c、39m、39y、39bがそれぞれ設けられている。4色のインクジェットヘッド39c、39m、39y、39bは、所定のピッチで設けられたノズルから用紙Pにインクを吐出して画像を形成する。
除電剥離装置17は、用紙Pの除電を行う除電装置41と、除電後に保持ローラ13の表面から用紙Pを剥離させる剥離装置42と、を備えている。
除電装置41は、画像形成装置16よりも用紙が搬送される方向に対して下流側に設けられ、帯電可能な除電ローラ43を備えている。除電装置41は、電荷を供給して用紙Pを除電することで、吸着力を解除して用紙Pを保持ローラ13から剥離しやすい状態にする。
剥離装置42は、除電装置41の下流側に設けられ、回動動作(移動)可能な分離爪45を備えている。分離爪45は用紙Pと保持ローラ13の間に挿入される剥離位置と、保持ローラ13から退避する退避位置との間で回動可能であり、剥離位置に配置された状態で用紙Pを保持ローラ13の表面から剥離させる。なお、図1では剥離位置にある状態を破線で、退避位置にある状態を実線で示す。
クリーニング装置19は、剥離装置17よりも下流側に設けられ、保持ローラ13に当接する当接位置と保持ローラから退避する離間位置とで移動動作可能なクリーニング部材19aと、クリーニング部材19aを動作させるクリーニングモータ79と、を備えている。クリーニング部材19aが保持ローラ13の表面に当接した状態で保持ローラ13が回転することにより、クリーニング部材19aにより保持ローラ13表面を清浄する。
反転装置18は、剥離装置42の下流側に設けられ、剥離装置42で剥離された用紙Pを反転させて再び保持ローラ13の表面上に供給する。反転装置18は、例えば用紙Pを前後方向逆にスイッチバックさせる所定の反転経路に沿って用紙Pを案内して搬送することにより用紙Pを反転させる。
図2に示すように、インクジェット記録装置1は、コントローラであるCPU(中央制御装置)51と、各種のプログラムなどを記憶しているROM(リードオンリーメモリ)52と、各種の可変データや画像データなどを一時的に記憶しているRAM(ランダムアクセスメモリ)53と、外部からのデータを入力したり、外部へデータを出力したりする、インターフェイス(I/F)54を有する。
インクジェット記録装置1は、搬送用ローラとしてのローラ24〜29に連結している搬送用モータ71を制御する搬送モータ制御駆動回路(ドライバ)61と、保持ローラ13に連結している保持ローラ回転モータ72を制御する保持ローラ制御駆動回路(ドライバ)62と、押圧ローラ35に連結している押圧モータ36を制御する押圧モータ制御駆動回路(ドライバ)63と、吸着装置34に接続している帯電ソレノイド74や帯電ローラ37に連結している帯電ローラモータ75を制御する吸着制御駆動回路(ドライバ)64と、インクジェットヘッド39c、39m、39y、39bを制御する画像形成制御駆動回路(ドライバ)65と、分離爪45に接続された除電ソレノイド76を制御する除電制御駆動回路(ドライバ)66と、分離爪45に連結している剥離モータ77を制御する剥離制御駆動回路(ドライバ)67と、反転装置18に接続している反転モータ78を制御する反転制御駆動回路(ドライバ)68と、クリーニング部材19aに連結しているクリーニングモータ79を制御するクリーニング制御駆動回路(ドライバ)69と、センサ制御駆動回路(ドライバ)80と、オペレーションパネル55を制御するオペレーションパネル制御駆動回路(ドライバ)56を備えている。
以下、本実施形態にかかるインクジェット記録方法について、CPU51の制御手順を示す図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU51は、各種の条件を検出する(Act1)。条件は、両面印字の要否の他に、例えば印字率、色、印字速度、画像形成の解像度、用紙Pの厚み、装置1内の温度などである。これらの条件をセンサ57で検知した情報、あるいはインターフェイス54から入力される情報から検知する。
例えばユーザによる設定入力に基づいて、用紙Pの厚さ、両面印刷または片面印刷の印刷モード、画像形成の解像度、カラーモードなどの条件を、インターフェイス54を介して検知する。
また印字する画像の情報や解像度などの情報に基づいて、印字率や色、印字速度の条件を決定する。この他センサ57,58により用紙Pの位置、装置内の温度等の条件を検知する。
ついでCPU51は、給紙処理を行う(Act2)。給紙処理では、搬送用ローラとしてのピックアップローラ24、給紙ローラ対25、及びレジストローラ対26を回転駆動することにより、給紙カセット11に積載された用紙束から一枚の用紙Pを搬送路A1に沿って送り、保持ローラ13表面上に供給する。CPU51は、保持ローラ13を回転させる(Act3)。
CPU51は、Act1にて検知した両面印字の要否の条件に基づいて、今回の画像形成が表面(第1面)か否かを判断する(Act4)。CPU51は、今回の画像形成が表面と判断したならば(Act4のY)、押圧ローラ35が第1の押圧力で保持ローラ13を押すように設定をする(Act5)。CPU51は、今回の画像形成が表面でないと判断したならば、すなわち裏面(第2面)と判断したならば(Act4のN)、押圧ローラ35が第1の押圧力よりも弱い(低い)第2の押圧力で保持ローラ13を押すように調整処理の設定をする(Act6)。
図4を参照してAct6の第2の押圧力の調整処理について説明する。ここではAct1で検知したセンサ57やインターフェイス54からの情報に基づいて各種条件に応じて第2の押圧力の調整を行う。
まず、CPU51は、第1の押圧力よりも弱い(低い)第2の押圧力を設定する(Act20)。
次に、CPU51は、印字率を判定する(Act21)。そして、CPU51は、印字率があらかじめ設定された閾値よりも高いと判断した場合(Act21のYES)には、第1押圧力よりも小さい値に設定された基準値よりもさらに低くなるように第2押圧力を調整する(Act22)。一方CPU51は、閾値よりも低いと判断した場合(Act21のNO)には、調整は行わずに基準値のままとしてAct23に進む。
次にCPU51は、印字速度を判定する(Act23)。そして、CPU51は、印字速度があらかじめ設定された閾値よりも速いと判断した場合(Act23のYES)には、さらに第2押圧力を低くするように調整する(Act24)。CPU51、閾値よりも低いと判断した場合(Act23のNO)には調整は行わずにAct25に進む。
次にCPU51は、印字の色を判定する(Act25)。色判定処理では例えば、画質への影響が大きいシアンまたはブラックの単色モードであると判断した場合(/印字率があらかじめ設定された閾値よりも高いと判断した場合)(Act25のYES)には、さらに第2押圧力を低く調整する(Act26)。その他の色の場合(Act25のNO)には調整は行わずにAct27に進む。単色の場合の例で説明をしたが、フルカラーで印字率があらかじめ設定された閾値よりも高いと判断した場合も同様の処理を行なっても良い。
次にCPU51は、画像形成の解像度を判定する(Act27)。そして、解像度があらかじめ設定された閾値よりも高いと判断した場合(Act23のYES)には、さらに第2押圧力を低く調整する(Act28)。一方CPU51は、閾値よりも低いと判断した場合(Act27のNO)には調整は行わずにAct29に進む。
次にCPU51は、用紙Pの厚みを判定する(Act29)。そして、CPU51は、用紙Pの厚みがあらかじめ設定された閾値よりも薄いと判断した場合(Act29のYES)には、さらに第2押圧力を低く調整する(Act30)。一方CPU51は、閾値よりも厚いと判断した場合(Act29のNO)には調整は行わずにAct31に進む。
次にCPU51は、装置内の温度を判定する(Act31)。そして、CPU51は、装置内の温度があらかじめ設定された閾値よりも高いと判断した場合(Act31のYES)には、第2押圧力を低く調整する(Act32)。閾値よりも厚いと判断した場合(Act31のNO)には調整は行わない。以上により第2の押圧力の調整処理が終了し、第2の押圧力が各種条件に応じた適正値に調整される。
図3に戻って説明を続ける。CPU51は、押圧ローラ35がAct5またはAct6で決定された押圧力で保持ローラ13を押すように押圧モータ制御駆動回路(ドライバ)63に指示をする(Act7)。
たとえば反転前の用紙Pの表面を外にした状態の場合は押圧ローラ35の荷重は第1の押圧力に設定されるので、押圧ローラ35の位置が第1状態にセットされる。レジストローラ対25により送られる用紙Pはまず押圧ローラ35により皺などの凹凸を伸ばしながら保持ローラ13にまきつき密着する。そして押圧ローラ35と保持ローラ13のニップを通過して用紙Pはすぐに下流側の帯電ローラ37のニップに突入する。
次に、CPU51は、帯電ローラ37と保持ローラ13のニップにおいて静電気力を発生させて吸着させるように吸着制御駆動回路64に指示をする(Act8)。帯電のタイミングとしては例えば保持ローラ13の回転によって用紙Pが帯電ローラ37に至る直前に帯電されるように設定される。吸着保持された用紙Pは保持ローラ13の回転によりそのまま画像形成装置16まで搬送される。
そして、CPU51は、用紙Pの後端部が押圧ローラ35よりも下流側に移動した所定のタイミングで押圧ローラ35を退避させるように押圧モータ制御駆動回路63に指示をする(Act9)。
つぎにCPU51は、画像形成処理を行う(Act10)。画像形成処理ではCPU51は、各インクジェットヘッド39c、39m、39y、39bにより用紙Pの表面にインクを吐出させ、印字を行うように画像形成制御駆動回路65に指示をする。このとき、例えば解像度や印字モードなどの各種条件に応じて画像形成を行う。必要に応じて、用紙Pを吸着したまま保持ローラ13を複数回回転させてインクジェットヘッド39c、39m、39y、39bによる画像形成動作を複数回繰り返す。必要な回転数及び吐出回数は例えばインクジェットヘッド39c、39m、39y、39bのノズルピッチと解像度との関係で決定される。なお、用紙Pを吸着したまま保持ローラ13を複数回転させる際には、剥離装置17の分離爪45やクリーニング装置19のクリーニング部材19aは退避位置にセットされ、用紙Pの搬送を許容するようになっている。
画像形成処理の終了後、CPU51は、画像形成装置16の下流側に配置された除電装置41を駆動させる(Act11)。これにより用紙Pを除電し静電吸着力を解除する。さらにCPU51は、下流側の剥離装置42を駆動させる(Act12)。これにより用紙Pを保持ローラ13表面から剥離させる。
次に、CPU51は、用紙Pの反転の要否を判定する(Act13)。CPU51は、用紙Pの反転が必要ないと判定した場合(Act13のNO)、排紙処理が行われる(Act14)。例えば片面印刷設定時や、両面印刷設定時において表裏両面の画像形成が終了した後には、反転は不要であると判定される。排紙処理としては、分離ローラ27の切り替えにより上方の排紙トレイ12へ繋がる搬送経路へ用紙Pを案内し、搬送ローラ対28、排紙ローラ対29によって用紙Pを排紙トレイ12に排紙する。
一方、CPU51は、用紙の反転が必要であると判定した場合(Act13のYES)、反転装置18にて反転処理を指示する(Act15)。反転処理としては分離ローラ27の切り替えにより反転装置18に繋がる搬送路A1へ用紙Pを案内し、反転装置18によって用紙の表裏面を反転させる処理を行う。反転装置18では例えば用紙Pを一時収容して後端からスイッチバックさせる反転経路に案内することにより用紙Pの表裏面を反転させる。
反転処理後CPU51は、Act3に戻る。そしてCPU51は上記Act4〜13の処理を再びする。反転処理後には用紙Pの裏面が外側になっているので、CPU51はAct4でNOの判定をする。CPU51は、Act6により荷重は第2の押圧力処理がされる。そして、CPU51は、Act7のとき、用紙Pの表面にはすでに画像形成によりインクが付着しているが、反転処理後の押圧力を低く設定したことにより、インクの転写や用紙Pの変形、位置ずれを防ぐことが出来る。裏面への画像形成処理が終了した後には、反転は不要であるので、CPU51は反転不要と判定し(Act13のNO)、排紙処理をする(Act14)。
用紙Pが剥離された後、さらに下流側に設けられたクリーニング装置19で保持ローラ13表面を清浄する。クリーニング部材19aに当接した状態で保持ローラ13が回転することにより保持ローラ13の表面を清浄する。
本実施形態にかかるインクジェット記録装置1及びインクジェット記録方法によれば、画像形成により表面にインクが供給された用紙Pに反転処理をして再び保持ローラ13に保持させる際に、押圧力を小さく設定することとしたので、表面に提供されたインクが保持ローラ13に転写することを防止でき、画質の低下を抑えることができる。
一般に、画像形成工程を経た用紙Pは吸湿によって変形しやすいので画像形成工程後に再度保持ローラ13に押し付ける際に押圧力が大きいと用紙Pが搬送方向に伸び、あるいはカールするなどして変形してしまう場合があるが、本実施形態では、一度画像形成をした後の用紙Pの押圧力を小さく設定することにより変形を抑えることができ、位置ずれやジャムを防止でき、安定した処理が可能となる。
また、本実施形態では、例えば印字率が高い場合、印字速度が速い場合、温度が高い場合、用紙Pが薄い場合、など、特に一回目の表面のインクが乾き難い状況において、二回目の裏面の押圧力をさらに低くするように調整することとしたため、用紙Pの変形や位置ずれ、インクの転写などの不都合を防止するのに高い効果が得られる。
また、押圧ローラ35、帯電ローラ37、分離爪45、クリーニング部材19a、はいずれも保持ローラ13の表面に対して接離可能であるため、画像形成後に画像面に当接するのを防止でき用紙Pの破損や画質低下を防ぐことが出来る。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、適宜変形可能である。上記実施形態では、第2の押圧力の調整処理として、印字率、色、印字速度、解像度、用紙厚、温度の条件順に判定処理する場合を例示したが、これに限られるものではない。この調整動作を省略してもよいし、例示した複数の条件のうちいずれかを省略してもよい。さらに他の条件に基づいて調整するようにしてもよい。
また、上記実施形態では押圧装置33として、回動角度に応じて複数段階で押圧力を調整可能なカムを有する構成を例示したが、これに限られるものではない。
上記実施形態では、保持装置15として、押圧装置33と吸着装置34を備えたものを例示したがこれに限られるものではない。例えば保持装置は、帯電可能に構成されるとともに用紙Pを保持ローラ13に押圧可能に構成された帯電押圧ローラ(帯電押圧部材)を備える構成としてもよい。すなわち、帯電押圧ローラは金属製であって複数段階で移動可能な軸部を備え、帯電吸着機能と、押圧機能を兼ね備える。この帯電押圧ローラを帯電させた状態で用紙を挟んで外側から保持ローラ13に押し付けることにより、静電気力発生と押圧を同時に行うことが可能である。
また、上記実施形態では静電気力を発生させて用紙Pを保持ローラ13に吸着させる吸着装置34を例示したがこれに限られるものではない。この他例えば負圧吸引による吸着など、他の構成であっても上記実施形態と同様の効果を得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
P…用紙、A1…搬送路、1…インクジェット記録装置、10…筐体、13…保持ローラ、14…搬送装置、15…保持装置、16…画像形成装置、17…除電剥離装置、18…反転装置、19…クリーニング装置、21〜23…ガイド部材、24〜29…搬送用ローラ、33…押圧装置、34…吸着装置、41…除電装置、42…剥離装置。

Claims (6)

  1. 表面に記録媒体を保持するとともに回転する保持ローラと、
    前記保持ローラの外周部分を含む搬送経路に沿って前記記録媒体を搬送する搬送装置と、
    前記記録媒体を前記保持ローラの表面に押圧して前記保持ローラの表面に保持させる保持装置と、
    前記保持ローラの表面に保持された前記記録媒体にインクを吐出して画像形成する画像形成装置と、
    前記記録媒体の表裏面を反転させる反転装置と、
    前記記録媒体の第1面を前記画像形成装置で画像形成する際には記録媒体を第1の押圧力で前記保持ローラに対して押圧するようにし、前記記録媒体の第1面の画像形成後に前記反転装置で前記記録媒体を反転した後、前記記録媒体の第2面を前記画像形成装置で画像形成する際には記録媒体を第1の押圧力よりも小さい第2の押圧力で、保持ローラに対して押圧するように、制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記保持装置は、前記保持ローラの表面に対向配置され回動角度に応じて保持ローラに対する接離状態が切り替えるカムを有し、
    前記コントローラは前記カムの回転角度を制御することにより前記保持ローラに対する前記押圧力を調整することを特徴とする請求項1のインクジェット記録装置。
  3. 前記保持装置は、前記保持ローラの表面に対向配置され前記保持ローラに対して接離する方向に移動可能に構成された押圧部材を備え、
    前記コントローラは、前記押圧部材の位置を調整することにより前記保持ローラに対する前記押圧力を調整することを特徴とする請求項1のインクジェット記録装置。
  4. 前記コントローラは、前記記録媒体に画像形成される印字率が閾値よりも高い場合に前記第2の押圧力を小さくすることを特徴とする請求項1のインクジェット記録装置。
  5. 回転する保持ローラの表面に、記録媒体の第1面を外側にした状態で第1の押圧力で押圧して保持させ、
    前記保持ローラに保持された前記記録媒体の前記第1面にインクを吐出して画像形成し、
    前記画像形成の後、前記記録媒体の表裏を反転させ、
    前記保持ローラの表面に前記記録媒体の第2面を第1の押圧力よりも小さい第2の押圧力で、押圧して保持させ、
    前記保持ローラに保持された前記記録媒体の前記第2面にインクを吐出して画像形成することを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 前記記録媒体に画像形成される印字率が閾値よりも高い場合に前記第2の押圧力を小さくすることを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。
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