JP2012059123A - メンテナンスシステム及びメンテナンス方法 - Google Patents

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茂 家村
Hironori Makimoto
博則 槇本
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Abstract

【課題】ユーザにセキュリティ上の不安を抱かせることなく、サービスセンター側でインクジェットプリンタの不具合を適切に判断する。
【解決手段】ユーザ側に設置されてインクジェットプリンタ21に接続されたプリンタ制御装置22と、サービスセンター側に設置されたメンテナンス装置30と、プリンタ制御装置22とメンテナンス装置30との間の通信回線を接続してメンテナンス装置30によるインクジェットプリンタ21のメンテナンスを可能とするメンテナンスアプリケーションが格納されたメンテナンスUSBメモリ40と、を備える。そして、メンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続してメンテナンスアプリケーションを立ち上げることで、プリンタ制御装置22とメンテナンス装置30との間の通信回線が接続され、メンテナンス装置30により、インクジェットプリンタ21の診断等が成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタを遠隔診断するメンテナンスシステム及びメンテナンス方法に関する。
一般に、インクジェットプリンタには、パソコンなどのプリンタ制御装置が接続されており、このプリンタ制御装置がインクジェットプリンタから様々なプリンタ機器情報(ステータス情報)を取得してインクジェットプリンタの印刷制御を行っている。
っている。
ところで、インクジェットプリンタを利用するユーザは、インクジェットプリンタに不具合が生じると、メーカーのサービスセンターに電話し、必要な情報を入手して不具合の解消を試みている。しかしながら、電話でのコミュニケーションには限界があるため、ユーザとサービスセンターとの間で十分な意思疎通ができない場合が多い。このような場合、サービスセンター側では、インクジェットプリンタの不具合を適切に把握することができないため、適切な措置をユーザに伝えることができず、保守員を現地に派遣してインクジェットプリンタを保守している。
ところが、実際には保守員を派遣しなくてもユーザの簡単な作業で不具合が解消する場合が多いため、特許文献1に記載されたようなメンテナンスシステムが考えられている。このメンテナンスシステムは、ユーザ側のプリンタ制御装置とサービスセンター側の遠隔診断装置とがネットワークを介して接続されて構成されている。そして、プリンタ制御装置から様々なプリンタ機器情報を遠隔診断装置に送信し、遠隔診断装置がこのプリンタ機器情報に基づいてインクジェットプリンタの状態を遠隔診断することで、サービスセンター側で適切な不具合解消措置を判断することが可能となっている。
特開2002−324141号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような遠隔診断を行うと、ユーザの知らない間にプリンタ制御装置から様々なプリンタ機器情報をサービスセンター側で吸い上げることが可能となるため、ユーザは、常にサービスセンターに監視されているとのセキュリティ上の不安を抱く可能性がある。
そこで、本発明は、ユーザにセキュリティ上の不安を抱かせることなく、サービスセンター側でインクジェットプリンタの不具合を適切に判断することができるメンテナンスシステム及びメンテナンス方法を提供することを目的とする。
本発明に係るメンテナンスシステムは、ユーザ側に設置されてインクジェットプリンタに接続されたプリンタ制御装置と、サービスセンター側に設置されてインクジェットプリンタのメンテナンスを行うメンテナンス装置と、がネットワークを介して接続されたメンテナンスシステムであって、プリンタ制御装置とメンテナンス装置との間の通信回線を接続して、インクジェットプリンタのプリンタ機器情報をプリンタ制御装置からメンテナンス装置に送信するメンテナンスアプリケーションが格納された外部記憶装置を備え、外部記憶装置がプリンタ制御装置に接続されていないときは、プリンタ制御装置とメンテナンス装置との間の通信回線が切断され、外部記憶装置がプリンタ制御装置に接続されてプリンタ制御装置に格納されたメンテナンスアプリケーションが起動すると、プリンタ制御装置とメンテナンス装置との間の通信回線が接続されて、プリンタ制御装置からメンテナンス装置にプリンタ機器情報が送信される。
本発明に係るメンテナンスシステムによれば、外部記憶装置をプリンタ制御装置に接続して外部記憶装置に格納されたメンテナンスアプリケーションを起動することで、初めてプリンタ制御装置とメンテナンス装置との通信回線が接続されて、インクジェットプリンタのプリンタ機器情報がプリンタ制御装置からメンテナンス装置に送信される。このように、外部規則装置をプリンタ制御装置に接続するというユーザ側の行為を契機としてメンテナンス装置にプリンタ機器情報を送信するため、ユーザにセキュリティ上の不安を与えることなく、サービスセンター側でインクジェットプリンタの具体的な状態を得ることができる。これにより、例えば、インクジェットプリンタの診断、保守、監視などを適切に行うことができる。
この場合、プリンタ機器情報は、インクジェットプリンタの装置情報、インクジェットプリンタの稼動情報、インクジェットプリンタの消耗品情報及びインクジェットプリンタの装置アラートの少なくとも一つであることが好ましい。これにより、インクジェットプリンタの状態をより適切に判断することができる。
そして、メンテナンス装置は、プリンタ制御装置から送信されたプリンタ機器情報に基づきインクジェットプリンタの遠隔診断を行うことが好ましい。これにより、ユーザに与えるセキュリティ上の不安を低減しつつ、プリンタ機器情報に基づいたインクジェットプリンタの遠隔診断を行うことができ、メンテナンス装置においてインクジェットプリンタの不具合発生状態を的確に把握することができる。そして、例えば、ユーザの簡単な作業で解消できる不具合の場合は、ユーザに作業内容を連絡することで保守員を派遣することなく迅速に不具合を解消することができ、保守員の派遣を必要とする不具合の場合であっても、保守員を派遣する前に不具合原因を絞り込むことができるため、現地での保守作業を迅速に行うことができる。
また、メンテナンス装置は、メンテナンスアプリケーションにより接続された通信回線を利用してインクジェットプリンタの遠隔保守を行うことが好ましい。これにより、ユーザに与えるセキュリティ上の不安を低減しつつ、インクジェットプリンタの遠隔保守を行うことができ、インクジェットプリンタの不具合原因を的確に特定して、インクジェットプリンタの不具合を早期に解決することができる。例えば、インクジェットプリンタに対して、テストプログラムの起動、アラームリセット、ファームバージョンアップなどの遠隔保守を行うことで、インクジェットプリンタの不具合を絞り込み、より適切な解決手段を探ることができる。
また、メンテナンス装置は、プリンタ制御装置から送信されたプリンタ機器情報に基づきインクジェットプリンタにおけるメンテナンス部品の交換時期を予測することが好ましい。これにより、ユーザに与えるセキュリティ上の不安を低減しつつ、定期交換部品や消耗品などのメンテナンス部品の交換時期を予測することができる。そして、例えば、メンテナンス部品の交換時期が近づいていることをユーザに通知したり、メンテナンス部品の交換時期に合わせて保守員を巡回させたりすることで、適時にメンテナンス部品を交換することができる。
この場合、メンテナンス装置は、予測したメンテナンス部品の交換時期に基づいて保守員によるインクジェットプリンタの巡回保守計画を策定することが好ましい。このように、保守員による巡回保守計画を策定することで、保守員による無駄な巡回を低減して、効率的に保守員を巡回させることができる。
また、メンテナンス装置は、プリンタ制御装置から送信されたプリンタ機器情報に基づきインクジェットプリンタの稼動状態を監視し、インクジェットプリンタの不具合を発見すると、予め登録された通知手段でユーザに不具合の発生を通知することが好ましい。これにより、ユーザに与えるセキュリティ上の不安を低減しつつ、インクジェットプリンタの稼動状態を監視することができる。そして、インクジェットプリンタの不具合を発見すると、予め登録された通知手段でユーザに不具合の発生を通知するため、ユーザは、常にインクジェットプリンタの前に待機しなくてもインクジェットプリンタの不具合を知り得ることができる。このため、夜間や休日の無人運転の際に、例えば、インク切れによる記録中断、メディア切れによる記録中断、メディアとインクジェットヘッドとの擦れによる駆動トラブルなどが発生しても、これらの不具合がユーザに通知されるため、早急に不具合の解消を図ることが可能となる。
この場合、プリンタ制御装置は、メンテナンスアプリケーションにより接続された通信回線を利用してインクジェットプリンタの動画像をメンテナンス装置に送信し、メンテナンス装置は、プリンタ制御装置から送信された動画像に基づきインクジェットプリンタの稼動状態を監視することが好ましい。これにより、メンテナンス装置側では、インクジェットプリンタの実際の稼動状態を視認することが可能となるため、監視者などによる視認により確実にインクジェットプリンタの不具合を発見することが可能となる。
また、メンテナンス装置は、複数のプリンタ制御装置から送信されたプリンタ機器情報を集計し、メンテナンス部品の生産管理を行うことが好ましい。このように、複数のプリンタ制御装置から送信されたプリンタ機器情報を集計することで、市場におけるメンテナンス部品の消費傾向を判断することができる。このため、この集計に基づいてメンテナンス部品の生産管理を行うことで、効率的なメンテナンス部品の生産及び在庫管理を行うことができる。
また、メンテナンス装置は、プリンタ機器情報に基づいて、インクジェットプリンタに対するメンテナンス部品の適合性を診断することが好ましい。このように、プリンタ機器情報に基づいてインクジェットプリンタに対するメンテナンス部品の適合性を診断することで、例えば、適切なインクを使用しているか、インク特性に応じた設定になっているか等を判断することができる。
また、メンテナンスアプリケーションは、外部記憶装置がプリンタ制御装置に接続されることにより自動的に起動することが好ましい。このように、外部記憶装置がプリンタ制御装置に接続されることによりメンテナンスアプリケーションが自動的に起動することで、ユーザがメンテナンスアプリケーションを立ち上げる手間を省くことができる。
本発明に係るメンテナンス方法は、ユーザ側に設置されてインクジェットプリンタに接続されたプリンタ制御装置と、サービスセンター側に設置されてインクジェットプリンタのメンテナンスを行うメンテナンス装置と、がネットワークを介して接続されたメンテナンスシステムのメンテナンス方法であって、プリンタ制御装置とメンテナンス装置との間の通信回線を接続して、インクジェットプリンタのプリンタ機器情報をプリンタ制御装置からメンテナンス装置に送信するメンテナンスアプリケーションが格納された外部記憶装置を用意し、外部記憶装置がプリンタ制御装置に接続されていないときは、プリンタ制御装置とメンテナンス装置との間の通信回線を切断し、外部記憶装置がプリンタ制御装置に接続されてプリンタ制御装置に格納されたメンテナンスアプリケーションが起動すると、プリンタ制御装置とメンテナンス装置との間の通信回線を接続して、プリンタ制御装置からメンテナンス装置にプリンタ機器情報を送信する。
本発明に係るメンテナンス方法によれば、外部記憶装置をプリンタ制御装置に接続して外部記憶装置に格納されたメンテナンスアプリケーションを起動することで、初めてプリンタ制御装置とメンテナンス装置との通信回線が接続されて、インクジェットプリンタのプリンタ機器情報がプリンタ制御装置からメンテナンス装置に送信される。このように、外部規則装置をプリンタ制御装置に接続するというユーザ側の行為を契機としてメンテナンス装置にプリンタ機器情報を送信するため、ユーザにセキュリティ上の不安を与えることなく、サービスセンター側でインクジェットプリンタの具体的な状態を得ることができる。これにより、例えば、インクジェットプリンタの診断、保守、監視などを適切に行うことができる。
本発明によれば、ユーザにセキュリティ上の不安を抱かせることなく、サービスセンター側でインクジェットプリンタの不具合を適切に判断することができる。
本実施形態に係るメンテナンスシステムのネットワーク構成を示した図である。 メンテナンス契約処理を示したシーケンスチャートである。 遠隔診断/保守サービスを示したシーケンスチャートである。 消耗品監視サービスを示したシーケンスチャートである。 稼動状態監視サービスを示したシーケンスチャートである。 インクの生産管理処理を示したシーケンスチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係るメンテナンスシステム及びメンテナンス方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
始めに、本実施形態に係るメンテナンスシステムの概略構成を説明する。
図1は、本実施形態に係るメンテナンスシステムのネットワーク構成を示した図である。図1に示すように、メンテナンスシステム1は、ユーザ側に設置される複数のプリンタシステム20と、サービスセンター側に設置されるメンテナンス装置30とを備えており、各プリンタシステム20とメンテナンス装置30とが、インターネットなどのネットワーク10を介して通信可能に接続されている。
各プリンタシステム20は、記録メディアに画像等を記録するインクジェットプリンタ21と、このインクジェットプリンタ21に接続されたプリンタ制御装置22と、を備えており、インクジェットプリンタ21とプリンタ制御装置22とは、LANケーブルやUSBケーブルなどで通信可能に接続されている。なお、図1では、ユーザ毎にプリンタシステム20を符号a〜cで識別しており、プリンタシステム20aには、インクジェットプリンタ21a及びプリンタ制御装置22aが備えられており、プリンタシステム20bには、インクジェットプリンタ21b及びプリンタ制御装置22bが備えられており、プリンタシステム20cには、インクジェットプリンタ21c及びプリンタ制御装置22cが備えられている。
メンテナンス装置30は、インクジェットプリンタ21のメンテナンスを行うものである。このメンテナンス装置30は、ネットワークFEP(Front End Processor)31と、診断装置32と、生産管理装置33と、を備えており、ネットワークFEP31と診断装置32及び生産管理装置33とは、イントラネットで通信可能に接続されている。
次に、メンテナンスシステム1を構成する各機器について詳細に説明する。
プリンタ制御装置22は、インクジェットプリンタ21の印刷制御を行うとともに、インクジェットプリンタ21からプリンタ機器情報を取得してインクジェットプリンタ21の管理を行うものである。このプリンタ機器情報は、インクジェットプリンタ21に関する様々情報で構成されており、例えば、装置情報、稼動情報、消耗品情報などが挙げられる。なお、プリンタ機器情報は、装置情報、稼動情報、消耗品情報のうち少なくとも1つあれば良い。装置情報としては、インクジェットプリンタ21の製造番号、装置種別、バージョン情報、各種設定情報などが挙げられる。稼動情報としては、インクジェットプリンタ21の稼働時間、記録枚数、稼動状態、定期交換部品状態、稼動ログ、装置アラート情報、障害履歴などが挙げられる。この装置アラートは、インクジェットプリンタ21の異常を知らせる情報であり、インク切れ、メディア切れ、ヘッドの動作不良、メディアの搬送不良などが挙げられる。消耗品情報としては、インクジェットプリンタ21に装着されているインクカートリッジの製造番号(識別番号)、インク種類、インクカートリッジの使用量、記録メディア種別、記録メディア使用量などが挙げられる。
また、プリンタ制御装置22には、インクジェットプリンタ21を撮像するWebカメラ(不図示)が接続されており、このWebカメラで撮像したインクジェットプリンタ21の動画像を取得する。
そして、プリンタ制御装置22は、後述するメンテナンスUSBメモリ40が接続されることにより、メンテナンス装置30との間の通信回線を接続し、メンテナンス装置30との間で通信を行うことが可能となっている。
ここで、メンテナンスUSBメモリ40について説明する。
メンテナンスUSBメモリ40は、USB(Universal Serial Bus)を用いてプリンタ制御装置22に対して着脱可能に接続される外部記憶装置である。このメンテナンスUSBメモリ40は、メーカーとユーザとのメンテナンス契約に基づき、メーカーから各ユーザに配布されるものである。なお、図1では、プリンタ制御装置22aにメンテナンスUSBメモリ40aが接続され、プリンタ制御装置22bにメンテナンスUSBメモリ40bが接続され、プリンタ制御装置22cにメンテナンスUSBメモリ40cが接続される。このメンテナンス契約は、遠隔診断サービス、遠隔保守サービス、消耗品監視サービス、稼動状況監視サービスがあり、詳細は後述する。そして、このメンテナンスUSBメモリ40には、契約したユーザのユーザ番号(識別番号)、メンテナンスを受けるインクジェットプリンタ21の装置番号、メンテナンス契約を行った契約サービスなどの情報と、インクジェットプリンタ21をメンテナンスするためのメンテナンスアプリケーションが格納されている。
このメンテナンスアプリケーションには、HTTPプロトコルのポート80を利用してプリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線を接続する機能と、インクジェットプリンタ21からプリンタ機器情報を取得するとともにWebカメラからインクジェットプリンタ21の動画像を取得する機能と、このプリンタ機器情報及び動画像をネットワークFEP31に送信する機能と、が含まれている。メンテナンスアプリケーションによるプリンタ制御装置22とネットワークFEP31と間の通信回線の接続は、FTP(ファイル転送プロトコル)のパッシブモードにより、メンテナンスUSBメモリ40が接続されるプリンタ制御装置22からネットワークFEP31へのコネクションを確立することにより行われる。なお、メンテナンスアプリケーションは、メンテナンスUSBメモリ40がプリンタ制御装置22に接続されたのちユーザ操作により起動されるものとしても良いが、オートラン(Autorun)機能などを利用してメンテナンスUSBメモリ40プリンタ制御装置22に接続されると自動的に起動されるものとすることが好ましい。
ネットワークFEP31は、プリンタ制御装置22との間の通信を行うWebシステムである。このネットワークFEP31は、プリンタ制御装置22に接続されたメンテナンスUSBメモリ40に格納されたメンテナンスアプリケーションが起動することにより、プリンタ制御装置22との間で通信回線を接続する処理を行う。そして、ネットワークFEP31は、プリンタ制御装置22との間の通信回線が接続されると、この通信回線を利用してプリンタ制御装置22から送信されたプリンタ機器情報や動画像を取得して蓄積管理する。
診断装置32は、プリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間に接続された通信回線を介して、プリンタ制御装置22に対する遠隔診断サービス、遠隔保守サービス、消耗品監視サービス、稼動状況監視サービスを行うものである。遠隔診断サービスは、プリンタ制御装置22から取得したプリンタ機器情報に基づいてインクジェットプリンタ21を診断するサービスである。遠隔保守サービスは、ネットワーク10を介してインクジェットプリンタ21の保守を実行するサービスである。消耗品監視サービスは、プリンタ制御装置22から取得したプリンタ機器情報に基づいて定期交換部品や消耗品などのメンテナンス部品の交換時期を予測して保守員によるメンテナンス部品の交換を適時に行うサービスである。稼動状況監視サービスは、プリンタ制御装置22から取得したプリンタ機器情報及び動画像に基づいてインクジェットプリンタ21の稼動状況を監視するサービスである。
このため、診断装置32は、遠隔診断サービスとして、プリンタ制御装置22からプリンタ機器情報を取得し、この取得したプリンタ機器情報を分析してインクジェットプリンタ21の不具合発生状態を特定する。更に、診断装置32は、遠隔診断サービスとして、取得したプリンタ機器情報を分析してインクジェットプリンタ21に対するメンテナンス部品の適合性を診断し、適切なインクを使用しているか、インク特性に応じた設定になっているか等を判断する。
また、診断装置32は、遠隔保守サービスとして、遠隔診断サービスにより特定した不具合発生状態に基づいて、インクジェットプリンタ21に対して、テストプログラムの起動、アラームリセット、ファームバージョンアップなどを行い、インクジェットプリンタ21の不具合原因を絞り込んでインクジェットプリンタ21の不具合解消を試みる。
また、診断装置32は、消耗品監視サービスとして、プリンタ制御装置22からプリンタ機器情報を取得し、この取得したプリンタ機器情報を分析してメンテナンス部品の交換時期を予測するとともに、メンテナンス部品の交換時期が近づくと、保守員によるインクジェットプリンタ21の巡回保守計画を策定する。なお、消耗品監視サービスでは、巡回保守計画を策定することなく、ユーザに対して定期交換部品や消耗品の交換時期が近づいていることを通知するのみでも良い。
また、診断装置32は、稼動状態監視サービスとして、プリンタ制御装置22からプリンタ機器情報及びインクジェットプリンタ21の動画像を取得し、この取得したプリンタ機器情報及び動画像の分析及び監視員による視認によりインクジェットプリンタ21の稼動状態を監視し、インクジェットプリンタ21の障害を発見すると、予め登録された通知手段でユーザに障害を通知する。
なお、診断装置32は、これらの各サービスを行う度に、プリンタ機器情報に対するインクジェットプリンタ21の障害情報を市場障害データとしてデータベース化しておき、今後発生する不具合の解消に利用する。
生産管理装置33は、診断装置32による各サービスの実行においてネットワークFEP31が取得したプリンタ機器情報に基づいて、インクなどの消耗品の生産管理を行うものである。すなわち、生産管理装置33は、複数のプリンタ制御装置22から取得したプリンタ機器情報の消耗品情報を集計し、市場における消耗品の消費傾向を判断して消耗品の生産管理を行う。
次に、メンテナンスシステム1の処理動作について説明する。
図2は、メンテナンス契約処理を示したシーケンスチャートである。図2に示すように、メンテナンスシステム1によるメンテナンスを行うに先立ち、まず、インクジェットプリンタ21のメーカーと、インクジェットプリンタ21を購入して設置しているユーザとの間でメンテナンス契約を締結する(ステップS1)。このメンテナンス契約では、プリンタシステム20毎に、遠隔診断サービス、遠隔保守サービス、消耗品監視サービス及び稼動状態監視サービスのうち、何れのサービスを行うかを契約する。このとき、メーカーでは、プリンタシステム20毎に、ユーザ番号及び装置番号を登録するとともに、メンテナンス契約を行った契約サービスをユーザ番号及び装置番号に対応付けて登録しておく。なお、本実施形態では、遠隔診断サービスと遠隔保守サービスを一本化し、遠隔診断/保守サービスとする。
次に、メーカーは、ステップS1の契約に基づいて、ユーザ番号、装置番号及び契約サービスなどの登録情報と、メンテナンスアプリケーションとを格納したメンテナンスUSBメモリ40を作成し(ステップS2)、このメンテナンスUSBメモリ40をユーザに配布する(ステップS3)。これにより、ユーザは、メンテナンスUSBメモリ40を取得する(ステップS4)。
[遠隔診断/保守サービス]
次に、図3を参照して、遠隔診断/保守サービスのメンテナンス契約を締結したユーザに対する遠隔診断/保守サービスの処理動作について説明する。図3は、遠隔診断/保守サービスを示したシーケンスチャートである。
図3に示すように、遠隔診断/保守サービスは、ユーザがメンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続することにより開始する。すなわち、プリンタシステム20において、インクジェットプリンタ21に障害(不具合)が発生すると、ユーザは、メンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続し、メンテナンスUSBメモリ40に格納されているメンテナンスアプリケーションを起動させる(ステップS21)。なお、メンテナンスUSBメモリ40がプリンタ制御装置22に接続されることによりメンテナンスアプリケーションが自動的に起動する場合は、ユーザによるメンテナンスアプリケーションの起動操作は特に不要である。また、メンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続するのはユーザの自由意志であるため、インクジェットプリンタ21に障害(不具合)が発生したか否かに関わらずメンテナンスUSBメモリ40がプリンタ制御装置22に接続されても良く、例えば、常にメンテナンスUSBメモリ40がプリンタ制御装置22に接続されていても良い。
そして、メンテナンスアプリケーションが起動されると、メンテナンスアプリケーションに従い、HTTPプロトコルのポート80を利用したプリンタ制御装置22からネットワークFEP31へのコネクションの確立が行われ、プリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が接続される(ステップS22)。なお、メンテナンスアプリケーションによりプリンタ制御装置22からネットワークFEP31へのコネクション確立が行われる前は、プリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が切断されている。
このようにしてプリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が接続されると、プリンタ制御装置22は、メンテナンスアプリケーションに従い、インクジェットプリンタ21のプリンタ機器情報を取得する(ステップS23)。なお、ステップS23では、プリンタ機器情報の全ての情報を取得しても良いが、プリンタ機器情報のうち遠隔診断/保守サービスに必要な情報のみを取得しても良い。後者の場合、プリンタ機器情報として、例えば、装置種別、製造番号、バージョン情報、装置状態、稼動ログ、インク種類、記録メディア種別のみを取得しても良い。
そして、プリンタ制御装置22は、メンテナンスアプリケーションに従い、ステップS23で取得したプリンタ機器情報をステップS22で接続した通信回線を利用してネットワークFEP31に送信する(ステップS24)。
このように、プリンタ制御装置22からネットワークFEP31にプリンタ機器情報が転送されると、ネットワークFEP31は、プリンタ機器情報を蓄積するとともに、プリンタ機器情報を診断装置32に転送する。
ネットワークFEP31から診断装置32にプリンタ機器情報が転送されると、診断装置32は、まず、このプリンタ機器情報を分析し、ユーザ番号、装置番号及び契約サービスの確認を行う(ステップS25)。すなわち、ステップS25では、プリンタ機器情報に含まれているユーザ番号及び装置番号が、ステップS1の契約で登録したユーザ番号及び装置番号であるか否かを確認するとともに、このユーザ番号及び装置番号に対応付けられている契約サービスが遠隔診断/保守サービスであるか否かを確認する。
ユーザ番号、装置番号及び契約サービスの確認が終了すると、診断装置32は、プリンタシステム20の遠隔診断処理を行う(ステップS26)。ステップS26の遠隔診断処理では、プリンタ機器情報を分析して、インクジェットプリンタ21の不具合発生状態を特定する。そして、過去の市場障害データに類似ケースがあれば、この類似ケースを当てはめることで不具合の原因を特定する。また、ステップS26の遠隔診断処理では、プリンタ機器情報を分析して、インクジェットプリンタ21に対するメンテナンス部品の適合性を診断する。なお、予めインクジェットプリンタ21に適合するメンテナンス部品のリストが登録されており、この登録されたメンテナンス部品が使用されているか否かに基づいてメンテナンス部品の適合性が診断される。
次に、診断装置32は、プリンタシステム20の遠隔保守処理を行う(ステップS27)。ステップS27の遠隔保守処理では、ステップS26で生成した障害情報に基づいて、インクジェットプリンタ21に対して、テストプログラムの起動、アラームリセット、ファームバージョンアップなどを行い、インクジェットプリンタ21の不具合原因を絞り込んでインクジェットプリンタ21の不具合解消を試みる。これにより、プリンタ制御装置22では、テストプログラムの起動、アラームリセット、ファームバージョンアップなどが行われることで、インクジェットプリンタ21の不具合が解消する。
なお、場合によっては、ステップS27を行う前に、又は、ステップS27を行わずに、ステップS26で特定した不具合発生状態に基づいてサービスセンターからユーザに対して不具合解消のための対応策を指示するようにしても良い。
[消耗品監視サービス]
次に、図4を参照して、消耗品監視サービスのメンテナンス契約を締結したユーザに対する消耗品監視サービスの処理動作について説明する。図4は、消耗品監視サービスを示したシーケンスチャートである。
図4に示すように、消耗品監視サービスは、ユーザがメンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続することにより開始する。すなわち、定期交換部品や消耗品などのメンテナンス部品を適時に届けてもらいたいユーザは、断続的又は継続的にメンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続し、メンテナンスUSBメモリ40に格納されているメンテナンスアプリケーションを起動させる(ステップS31)。なお、メンテナンスUSBメモリ40がプリンタ制御装置22に接続されることによりメンテナンスアプリケーションが自動的に起動する場合は、ユーザによるメンテナンスアプリケーションの起動操作は特に不要である。
そして、メンテナンスアプリケーションが起動されると、メンテナンスアプリケーションに従い、HTTPプロトコルのポート80を利用したプリンタ制御装置22からネットワークFEP31へのコネクションの確立が行われ、プリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が接続される(ステップS32)。なお、メンテナンスアプリケーションによりプリンタ制御装置22からネットワークFEP31へのコネクション確立が行われる前は、プリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が切断されている。
このようにしてプリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が接続されると、プリンタ制御装置22は、メンテナンスアプリケーションに従い、インクジェットプリンタ21のプリンタ機器情報を取得する(ステップS33)。なお、ステップS33では、プリンタ機器情報の全ての情報を取得しても良いが、プリンタ機器情報のうち消耗品監視サービスに必要な情報のみを取得しても良い。後者の場合、プリンタ機器情報として、例えば、装置種別、製造番号、バージョン情報、稼働時間、記録枚数、障害履歴、インクカートリッジの製造番号(識別番号)、インク種類、インクカートリッジの使用量、記録メディア種別、記録メディア使用量のみを取得しても良い。
そして、プリンタ制御装置22は、メンテナンスアプリケーションに従い、ステップS33で取得したプリンタ機器情報をステップS32で接続した通信回線を利用してネットワークFEP31に送信する(ステップS34)。
このように、プリンタ制御装置22からネットワークFEP31にプリンタ機器情報が転送されると、ネットワークFEP31は、プリンタ機器情報を蓄積するとともに、プリンタ機器情報を診断装置32に転送する。
ネットワークFEP31から診断装置32にプリンタ機器情報が転送されると、診断装置32は、まず、このプリンタ機器情報を分析し、ユーザ番号、装置番号及び契約サービスの確認を行う(ステップS35)。すなわち、ステップS35では、プリンタ機器情報に含まれているユーザ番号及び装置番号が、ステップS1の契約で登録したユーザ番号及び装置番号であるか否かを確認するとともに、このユーザ番号及び装置番号に対応付けられている契約サービスが消耗品監視サービスであるか否かを確認する。
ユーザ番号、装置番号及び契約サービスの確認が終了すると、診断装置32は、プリンタ機器情報からメンテナンス部品に関する情報を特定する(ステップS36)。
次に、診断装置32は、ステップS36で特定したメンテナンス部品の情報から、メンテナンス部品の交換時期を算出し、保守員による保守メニュー及び保守員による巡回保守スケジュールを策定する(ステップS37)。そして、ステップS37で策定された保守メニュー及び巡回保守スケジュールに沿って、保守員が各ユーザを巡回して現地にてインクジェットプリンタ21の保守を行う(ステップS38)。
[稼動状態監視サービス]
次に、図5を参照して、稼動状態監視サービスのメンテナンス契約を締結したユーザに対する稼動状態監視サービスの処理動作について説明する。図5は、稼動状態監視サービスを示したシーケンスチャートである。
図5に示すように、稼動状態監視サービスは、ユーザがメンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続することにより開始する。すなわち、夜間や休日などのユーザ不在時にインクジェットプリンタ21の稼動状態を監視してもらいたいときに、ユーザは、メンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続し、メンテナンスUSBメモリ40に格納されているメンテナンスアプリケーションを起動させる(ステップS41)。なお、メンテナンスUSBメモリ40がプリンタ制御装置22に接続されることによりメンテナンスアプリケーションが自動的に起動する場合は、ユーザによるメンテナンスアプリケーションの起動操作は特に不要である。
そして、メンテナンスアプリケーションが起動されると、メンテナンスアプリケーションに従い、HTTPプロトコルのポート80を利用したプリンタ制御装置22からネットワークFEP31へのコネクションの確立が行われ、プリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が接続される(ステップS42)。なお、メンテナンスアプリケーションによりプリンタ制御装置22からネットワークFEP31へのコネクション確立が行われる前は、プリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が切断されている。
このようにしてプリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が接続されると、プリンタ制御装置22は、メンテナンスアプリケーションに従い、インクジェットプリンタ21からプリンタ機器情報を取得するとともにWebカメラからインクジェットプリンタ21の動画像を取得する(ステップS43)。なお、ステップS43では、プリンタ機器情報の全ての情報を取得しても良いが、プリンタ機器情報のうち稼動状態監視サービスに必要な情報のみを取得しても良い。後者の場合、プリンタ機器情報として、例えば、装置アラートのみを取得しても良い。
そして、プリンタ制御装置22は、メンテナンスアプリケーションに従い、ステップS43で取得したプリンタ機器情報及び動画像をステップS42で接続した通信回線を利用してネットワークFEP31に送信する(ステップS44)。
このように、プリンタ制御装置22からネットワークFEP31にプリンタ機器情報及び動画像が転送されると、ネットワークFEP31は、プリンタ機器情報を蓄積するとともに、プリンタ機器情報及び動画像を診断装置32に転送する。
ネットワークFEP31から診断装置32にプリンタ機器情報及び動画像が転送されると、診断装置32は、まず、このプリンタ機器情報を分析し、ユーザ番号、装置番号及び契約サービスの確認を行う(ステップS45)。すなわち、ステップS45では、プリンタ機器情報に含まれているユーザ番号及び装置番号が、ステップS1の契約で登録したユーザ番号及び装置番号であるか否かを確認し、更に、このユーザ番号及び装置番号に対応付けられている契約サービスが稼動状態監視サービスであるか否かを確認する。
ユーザ番号、装置番号及び契約サービスの確認が終了すると、診断装置32は、プリンタシステム20の稼動状態監視を行う(ステップS46)。ステップS46の稼動状態監視では、装置アラートの監視を行うとともに、動画像の監視を行う。なお、装置アラートの監視はソフトウェア処理によりプリンタ機器情報に装置アラートが含まれているか否かを検出することにより行うことができ、動画像の監視は監視者による目視によりインクジェットプリンタ21に異常が発生したか否かを判断することにより行うことができる。
そして、診断装置32は、装置アラートの監視及び動画像の監視によりインクジェットプリンタ21の不具合を検出すると、予め登録された通知手段でユーザに不具合を通知する(ステップS47)。通知手段は、例えば、携帯電話への通話や、携帯電話のメールアドレスへのメール送信や、パソコンのメールアドレスへのメール送信などが挙げられる。
このようにして診断装置32から不具合の通知を受けたユーザは、早急にインクジェットプリンタ21の復旧措置を講じることが可能となる。
[生産管理処理]
次に、図6を参照して、メンテナンス装置30における生産管理処理について説明する。図6は、生産管理処理を示したシーケンスチャートである。
図6に示すように、生産管理処理では、まず、ネットワークFEP31が、上述した遠隔診断サービス、遠隔保守サービス、消耗品監視サービス、稼動状態監視サービスにおいて複数のプリンタ制御装置22から取得したプリンタ機器情報に含まれる消耗品情報を生産管理装置33に送信する(ステップS51)。なお、ネットワークFEP31から生産管理装置33への消耗品情報の送付は、随時行ってもよく定期的に行っても良い。
次に、生産管理装置33は、ステップS51で取得した消耗品情報を集計し、消耗品の市場データを生成する(ステップS52)。消耗品の市場データは、消耗品の消費に関する情報であり、例えば、インクカートリッジの製造番号やインク種類などに基づいた市場全体又は地域毎のインクの消費量を示す情報である。
次に、生産管理装置33は、ステップS52で生成した市場データを解析して、インクカートリッジやインク種類ごとに、市場での消費サイクルや時期的な消費サイクルの変動などを導き出し、今後の消耗品の消費予測を算出する(ステップS53)。
次に、生産管理装置33は、ステップS53で算出した消耗品の消費予測を消耗品の在庫管理に反映する(ステップS54)。そして、生産管理装置33は、消耗品の消費予測が反映された在庫管理に基づいて、消耗品の発注や生産を行わせる。
このように、本実施形態に係るメンテナンスシステム1によれば、メンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続してメンテナンスUSBメモリ40に格納されたメンテナンスアプリケーションを起動することで、初めてプリンタ制御装置22とネットワークFEP31との通信回線が接続されて、インクジェットプリンタ21のプリンタ機器情報がプリンタ制御装置22からネットワークFEP31に送信される。このように、メンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続するというユーザ側の行為を契機としてネットワークFEP31にプリンタ機器情報を送信するため、ユーザにセキュリティ上の不安を与えることなく、サービスセンター側でインクジェットプリンタ21の具体的な状態を得ることができる。
そして、遠隔診断サービスによれば、ユーザに与えるセキュリティ上の不安を低減しつつ、プリンタ機器情報に基づいたインクジェットプリンタ21の遠隔診断を行うことができ、診断装置32においてインクジェットプリンタ21の不具合発生状態を的確に把握することができる。そして、例えば、ユーザの簡単な作業で解消できる不具合の場合は、ユーザに作業内容を連絡することで保守員を派遣することなく迅速に不具合を解消することができ、保守員の派遣を必要とする不具合の場合であっても、保守員を派遣する前に不具合原因を絞り込むことができるため、現地での保守作業を迅速に行うことができる。
更に、この遠隔診断サービスにおいて、インクジェットプリンタ21に対するメンテナンス部品の適合性を診断することで、適切なインクを使用しているか、インク特性に応じた設定になっているか等を判断することができるため、インクジェットプリンタ21の不具合の発生原因の究明に役立てることが可能となる。
また、このようにして取得したプリンタ機器情報に基づいて遠隔保守サービスを行うことで、インクジェットプリンタ21の不具合原因を的確に特定して、インクジェットプリンタ21の不具合を早期に解決することができる。
また、消耗品監視サービスによれば、ユーザに与えるセキュリティ上の不安を低減しつつ、定期交換部品や消耗品などのメンテナンス部品の交換時期を予測することができる。そして、保守員による巡回保守計画を策定することで、保守員による無駄な巡回を低減して、効率的に保守員を巡回させることができる。
また、稼動状態監視サービスによれば、ユーザに与えるセキュリティ上の不安を低減しつつ、インクジェットプリンタ21の稼動状態を監視することができる。そして、インクジェットプリンタ21の不具合を発見すると、予め登録された通知手段でユーザに不具合の発生を通知するため、ユーザは、常にインクジェットプリンタ21の前に待機しなくてもインクジェットプリンタ21の不具合を知り得ることができる。このため、夜間や休日の無人運転の際に、例えば、インク切れによる記録中断、メディア切れによる記録中断、メディアとインクジェットヘッドとの擦れによる駆動トラブルなどが発生しても、これらの不具合がユーザに通知されるため、早急に不具合の解消を図ることが可能となる。
しかも、この稼動状態監視サービスでは、インクジェットプリンタ21の動画像を監視するため、メンテナンス装置30側では、インクジェットプリンタ21の実際の稼動状態を視認することが可能となるため、監視者などによる視認により確実にインクジェットプリンタ21の不具合を発見することが可能となる。
これらの場合、メンテナンスUSBメモリ40がプリンタ制御装置に接続されることによりメンテナンスアプリケーションが自動的に起動することで、ユーザがメンテナンスアプリケーションを立ち上げる手間を省くことができる。
更に、これらのサービスを行う際に、複数のプリンタ制御装置22から送信された消耗品情報を集計することで、市場における消耗品の消費傾向を判断することができる。このため、この集計に基づいて消耗品の生産管理を行うことで、効率的な消耗品の生産及び在庫管理を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態において、プリンタ機器情報を例示したが、プリンタ機器情報はこれらの例示に限定されるものではなく、様々な情報を含めることができる。
また、上記実施形態では、遠隔診断サービスと遠隔保守サービスのみを一体の処理として説明したが、任意の複数のサービスを適宜一体的に行っても良い。
また、上記実施形態では、生産管理処理として消耗品の生産管理を行うものとして説明したが、定期交換部品などメンテナンス部品であれば如何なる物の生産管理を行うものとしても良い。
また、上記実施形態では、各サービスを個別に行う場合について説明したが、ユーザが複数のサービスを契約した場合は、例えば、メンテナンスUSBメモリ40をプリンタ制御装置22に接続すると、プリンタ制御装置22にメニュー画面を表示させ、ユーザにより提供を受けるサービス種別を選択させることで、所望のサービスを実行させるものとしても良い。
なお、メンテナンス装置30は、更に情報発信装置を備え、プリンタ制御装置22とネットワークFEP31との間の通信回線が接続されると、この接続された通信回線を利用してプリンタ制御装置22に様々な情報を発信(送信)するものとしても良い。これにより、ユーザに対して、プリンタ機器情報に対応した様々な情報を伝達することができ、更には、広告手段としても有効に利用することができる。
1…メンテナンスシステム、10…ネットワーク、20…プリンタシステム、21…インクジェットプリンタ、22…プリンタ制御装置、30…メンテナンス装置、31…ネットワークFEP、32…診断装置、33…生産管理装置、40…メモリ。

Claims (12)

  1. ユーザ側に設置されてインクジェットプリンタに接続されたプリンタ制御装置と、サービスセンター側に設置されて前記インクジェットプリンタのメンテナンスを行うメンテナンス装置と、がネットワークを介して接続されたメンテナンスシステムであって、
    前記プリンタ制御装置と前記メンテナンス装置との間の通信回線を接続して、前記インクジェットプリンタのプリンタ機器情報を前記プリンタ制御装置から前記メンテナンス装置に送信するメンテナンスアプリケーションが格納された外部記憶装置を備え、
    前記外部記憶装置が前記プリンタ制御装置に接続されていないときは、前記プリンタ制御装置と前記メンテナンス装置との間の通信回線が切断され、
    前記外部記憶装置が前記プリンタ制御装置に接続されて前記プリンタ制御装置に格納された前記メンテナンスアプリケーションが起動すると、前記プリンタ制御装置と前記メンテナンス装置との間の通信回線が接続されて、前記プリンタ制御装置から前記メンテナンス装置に前記プリンタ機器情報が送信される、
    メンテナンスシステム。
  2. 前記プリンタ機器情報は、前記インクジェットプリンタの装置情報、前記インクジェットプリンタの稼動情報、前記インクジェットプリンタの消耗品情報及び前記インクジェットプリンタの装置アラートの少なくとも1つである、請求項1に記載のメンテナンスシステム。
  3. 前記メンテナンス装置は、前記プリンタ制御装置から送信された前記プリンタ機器情報に基づき前記インクジェットプリンタの遠隔診断を行う、請求項1又は2に記載のメンテナンスシステム。
  4. 前記メンテナンス装置は、前記メンテナンスアプリケーションにより接続された通信回線を利用して前記インクジェットプリンタの遠隔保守を行う、請求項1〜3の何れか1項に記載のメンテナンスシステム。
  5. 前記メンテナンス装置は、前記プリンタ制御装置から送信された前記プリンタ機器情報に基づき前記インクジェットプリンタにおけるメンテナンス部品の交換時期を予測する、請求項1〜4の何れか1項に記載のメンテナンスシステム。
  6. 前記メンテナンス装置は、予測したメンテナンス部品の交換時期に基づいて保守員による前記インクジェットプリンタの巡回保守計画を策定する、請求項5に記載のメンテナンスシステム。
  7. 前記メンテナンス装置は、前記プリンタ制御装置から送信された前記プリンタ機器情報に基づき前記インクジェットプリンタの稼動状態を監視し、前記インクジェットプリンタの不具合を発見すると、予め登録された通知手段でユーザに不具合の発生を通知する、請求項1〜6の何れか1項に記載のメンテナンスシステム。
  8. 前記プリンタ制御装置は、前記メンテナンスアプリケーションにより接続された通信回線を利用して前記インクジェットプリンタの動画像を前記メンテナンス装置に送信し、
    前記メンテナンス装置は、前記プリンタ制御装置から送信された前記動画像に基づき前記インクジェットプリンタの稼動状態を監視する、請求項7に記載のメンテナンスシステム。
  9. 前記メンテナンス装置は、複数の前記プリンタ制御装置から送信された前記プリンタ機器情報を集計し、メンテナンス部品の生産管理を行う、請求項1〜8の何れか1項に記載のメンテナンスシステム。
  10. 前記メンテナンス装置は、前記プリンタ機器情報に基づいて、前記インクジェットプリンタに対する前記メンテナンス部品の適合性を診断する、請求項1〜9の何れか1項に記載のメンテナンスシステム。
  11. 前記メンテナンスアプリケーションは、前記外部記憶装置が前記プリンタ制御装置に接続されることにより自動的に起動する、請求項1〜10の何れか1項に記載のメンテナンスシステム。
  12. ユーザ側に設置されてインクジェットプリンタに接続されたプリンタ制御装置と、サービスセンター側に設置されて前記インクジェットプリンタのメンテナンスを行うメンテナンス装置と、がネットワークを介して接続されたメンテナンスシステムのメンテナンス方法であって、
    前記プリンタ制御装置と前記メンテナンス装置との間の通信回線を接続して、前記インクジェットプリンタのプリンタ機器情報を前記プリンタ制御装置から前記メンテナンス装置に送信するメンテナンスアプリケーションが格納された外部記憶装置を用意し、
    前記外部記憶装置が前記プリンタ制御装置に接続されていないときは、前記プリンタ制御装置と前記メンテナンス装置との間の通信回線を切断し、
    前記外部記憶装置が前記プリンタ制御装置に接続されて前記プリンタ制御装置に格納された前記メンテナンスアプリケーションが起動すると、前記プリンタ制御装置と前記メンテナンス装置との間の通信回線を接続して、前記プリンタ制御装置から前記メンテナンス装置に前記プリンタ機器情報を送信する、
    メンテナンス方法。
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