JP2012058496A - リストバンド - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に取り外すことができ、不注意やいたずらによる切断のおそれが少なく、強く引っ張られると確実に切断されるリストバンドを提案すること。
【解決手段】リストバンド1は所定長さの帯状に形成され、その一端側および他端側に、複数の係止穴2が並んだベルト部3、4が形成されている。患者に巻き付けたときに内周側となるベルト部3には2つの係止穴2A、2Bが形成されている。ベルト部3の先端から遠い側の係止穴2Bは他の係止穴2Aよりも幅広の長穴であり、この係止穴2Bの形状により、リストバンド1の切断荷重が規定されている。係止穴2Bの代わりに、ベルト部3の幅方向に切り込んだ切り込み部13が形成された係止穴12B、あるいは、頂点がベルト部3の幅方向を向いている入隅状の角部23を有する係止穴22Bを形成してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、人間の四肢、例えば、手首などに環状に巻き付けて使用され、不要になったら切断して取り外すことが可能なリストバンドに関する。
従来から、病院などにおいて、患者の診療科、氏名、年齢、血液型などの個人情報を印刷などによって表示したリストバンドを患者に装着させて、患者の特定を確実にすることが行われている。また、各種の施設利用者や、イベントやレジャーなどの参加者に対して、必要な情報を印刷したリストバンドを装着させて、利用者情報やイベントへの参加に必要な情報などを特定可能にすることが行われている。この種のリストバンドは、装着者の四肢(例えば、手首や足首など)に環状にゆるく巻きつけて用いられ、一度取り付けた後は、意図的に切断するなどの行為がない限り、外れる可能性が低いものとなっている。不要になったリストバンドは、従来は、鋏やカッターなどの切断具を用いないと切断することができず、取り外し作業が面倒であった。
特許文献1には、患者の手首や足首に環状に巻き付けて使用するリストバンドが開示されている。このリストバンドは、不要になった場合に手で簡単に切断することができるように、患者情報などを表示する表示部と固定用のクリップ穴との間に、山形の切り離し用切断線が形成されている。この切り離し用切断線は、リストバンドの幅方向中央部の部分が小さな山形の全切断線となっており、この全切断線の両端からリストバンドの側端までがミシン目状となっている。山形の全切断線に囲まれた部分は手でつまみ上げることが可能であり、摘み部として機能する。そこで、この摘み部をつまみ上げて引っ張ると、ミシン目に沿ってリストバンドが切断される。よって、鋏やカッターなどの切断用具を用いることなく、容易にリストバンドを切断することができる。
特開2004−197266号公報
特許文献1のリストバンドに設けられた切り離し用切断線は、リストバンドを患者の手や足に取り付けた状態において、表示部の隣に山形の全切断線(摘み部)が露出した状態となっている。従って、いたずらや不注意によって摘み部が引っ張られやすく、切断すべきでない状況でリストバンドが切断されるおそれがある。特に、リストバンドは湾曲状に巻いて使用されるため、山形の切り込み部がリストバンドの表面から立ち上がった状態になりやすい。従って、摘み部が注意を引いてしまい、いたずらや不注意による切断を誘発しやすいという問題点がある。
また、特許文献1の切り離し用切断線は、摘み部を逆向きに引っ張った場合には簡単に切断できるものの、単にリストバンドが強い力で引っ張られた程度では簡単には切断されない。すなわち、特許文献1では、何らかのアクシデントなどでリストバンドが引っ張られたときに、簡単にリストバンドが外れるようには構成されていない。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、人間の四肢などに巻き付けて装着し、不要になったら切断して取り外すリストバンドにおいて、取り外す際に手で簡単に切断することができ、且つ、いたずらや不注意により切断されるおそれが少なく、更に、アクシデントなどでリストバンドが強く引っ張られたときに確実に切断されて外れるように構成されたリストバンドを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、帯状に形成され、長手方向の一端側を他端側に係止して環状にした状態で使用するリストバンドであって、
前記一端側および他端側の少なくとも一方の端部に、所定形状の係止穴が形成されたベルト部が設けられ、
前記リストバンドの前記環状になった部分における最も切断荷重の小さい部位が、前記ベルト部における前記所定形状の係止穴が形成された部位であることを特徴としている。
本発明は、このように、リストバンドの環状になる部分に切断荷重が小さい部位を設けている。このため、使用後に取り外す際に、切断用具などを用いることなく、引っ張るだけで簡単にリストバンドを切断できる。また、切断荷重を適切に設定することにより、アクシデント等によって引っ張られた場合に、確実にリストバンドが切れて外れるように構成することができる。加えて、リストバンドを環状にするために通常設けられている係止穴を切断部(切断荷重が小さい部位)として兼用しているため、別途切断部を設ける必要がない。また、係止穴を切断部として兼用しているため、切断部が使用者の注意を引き難い。また、切断部に引っ張るための摘み部などを設けていないため、引っ掛かりやすいなどの不都合もない。よって、いたずらや不注意による切断を誘発し難い。
本発明において、前記所定形状の係止穴は、その穴形状を、(1)前記リストバンドを幅方向に切断した場合の断面積が、前記所定形状の係止穴の形成位置において最も小さい穴形状、(2)前記係止穴の縁に、前記ベルト部の幅方向に切り込んだ切り込み部が形成されている穴形状、(3)頂点が前記ベルト部の幅方向を向いている入隅状の角部を有する穴形状、のいずれかとすることができる。(1)のように構成すると、係止穴の形成位置が、最も切断荷重の小さい部位となる。また、(2)(3)のような切り込み部や角部を形成すると、引っ張るだけで簡単に裂け目を形成できる。従って、引っ張るだけで簡単にベルト部を切断することができる。
また、本発明において、前記ベルト部には、前記長手方向に配列された複数の係止穴が形成されており、当該複数の係止穴のうち、前記ベルト部の先端から最も離れた位置にある係止穴を、他の係止穴よりもその形成部位の切断荷重が小さい前記所定形状の係止穴とすることが望ましい。このようにすると、どの係止穴を利用してリストバンドの端部を係止した場合においても、リストバンドの環状になった部位が、必ず、切断荷重の小さい部位を含むことになる。従って、引っ張るだけで簡単にリストバンドを切断できるように構成することができる。
ここで、前記長手方向の一端側および他端側の各端部のうち、前記ベルト部が形成された側の端部が他方の端部の内周側となるように両端部を重ね合わせた状態で、当該両端部が係止されるように構成されると共に、前記ベルト部における前記他方の端部によって外周側が覆われる部位に、前記所定形状の係止穴が配置されていることが望ましい。このようにすると、切断荷重の小さい部位(所定形状の係止穴)が外部から見えにくくなる。従って、いたずらなどによる切断を防止することができる。
また、この場合に、前記係止穴に通すためのピンが設けられた係止具により、前記一端側を他端側に係止するように構成されており、前記ピンの断面形状は、前記所定形状の係止穴に対応する断面形状、あるいは、前記係止具による係止部位を前記長手方向に引っ張った場合に、前記係止穴の縁の一部に集中的に力がかかる断面形状であることが望ましい。このようにすると、リストバンドを引っ張ることにより係止穴に切れ目が入りやすい。従って、簡単にリストバンドを切断できる。
本発明によれば、切断用具などを用いることなく、引っ張るだけで簡単にリストバンドを切断できる。また、切断荷重を適切に設定することにより、アクシデント等によって引っ張られた場合に、確実にリストバンドが切れて外れるように構成することができる。加えて、リストバンドを環状にするために通常設けられている係止穴を切断部(切断荷重が小さい部位)として兼用しているため、別途切断部を設ける必要がない。また、係止穴を切断部として兼用しているため、切断部が使用者の注意を引き難い。また、切断部に引っ張るための摘み部などを設けていないため、引っ掛かりやすいなどの不都合もない。よって、いたずらや不注意による切断を誘発し難い。
本発明にかかるリストバンドの説明図(平面図、部分断面図)である。 改変例の係止穴の説明図である。 改変例のピンの断面形状を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したリストバンドの実施の形態を説明する。
図1は本発明のリストバンドの説明図であり、図1(a)は取り付け前のリストバンドの平面図、図1(b)はリストバンドの端部同士を係止した状態を示す部分断面図である。図1(a)に示すように、リストバンド1は、所定長さの帯状に形成されている。リストバンド1の一端側および他端側には、複数の係止穴2が所定間隔で配列されたベルト部3、4が形成されている。また、ベルト部3、4の間には、ベルト部3、4よりも幅広の表示部5が形成されている。表示部5の表面には、患者情報などを印刷可能な印刷領域6が設けられている。リストバンド1は、病院において、患者の手首や足首などに巻き付けて使用するのに適した素材で形成されている。
リストバンド1を患者の手足などに取り付けるときには、印刷領域6の面を外側にして患者の手足などに巻き付ける。そして、図1(b)に示すように、両端のベルト部3、4を係止穴2同士が重なり合うように重ね合わせる。このとき、長さ調整用の多数の係止穴2が形成されている長い方のベルト部4が外周側となり、短い方のベルト部3が内周側となるように両ベルト部を重ね合わせる。そして、クリップなどの係止具7に形成された円形断面のピン8を重なり合った係止穴2に挿入することにより、ベルト部3、4を係止する。これにより、リストバンド1を環状の状態にすることができ、患者の手足などに簡単に外れないように取り付けることができる。
内周側となるベルト部3には、2つの係止穴2(2A、2B)がリストバンドの長手方向に並んで形成されている。先端側の係止穴2Aは、ピン8の断面形状よりもわずかに大きい程度の円形の穴である。一方、表示部5に近い側の係止穴2Bは、係止穴2Aよりも横長に形成された長穴である。また、外周側となるベルト部4に形成されている係止穴は、全て、係止穴2Aと同一寸法の小径の係止穴のみである。リストバンド1を取り付けるときには、重ね合わせる係止穴2(2A、2B)を適切に選択することにより、リストバンド1の輪の大きさが所望の大きさとなるように調整する。なお、ベルト部3における係止穴2A、2Bの配置間隔は、ベルト部4における係止穴2Aの配置間隔の半分程度の寸法となっている。従って、ベルト部3における2つの係止穴の選択により、リストバンド1の輪の大きさの微調整が可能である。
ここで、リストバンド1を幅方向に切断したときの断面積が最も小さい部位は係止穴2Bの形成部位である。そして、係止穴2Bの穴形状は、係止穴2Bの形成位置におけるベルト部3の切断荷重が適切な大きさとなるように設定されている。例えば、ベルト部3の幅寸法L1から、ベルト部3の幅方向における係止穴2Bの穴径L2を引いた残り寸法が所定の寸法以下となるように穴径L2を決定する。これにより、ベルト部3をその長手方向に引っ張ったときの切断荷重が所定の大きさ以下となるように、ベルト部3を構成することができる。
また、係止穴2Bは、係止穴2Aよりもベルト部3の先端から離れた位置に形成されている。このような構成では、係止穴2A、2Bのどちらに係止具7を取り付けたとしても、リストバンド1における環状になった部分が、必ず、係止穴2Bの形成部位を含むことになる。そのため、リストバンド1の環状になった部分をその輪の大きさを拡げるように引っ張ると、必ず係止穴2Bの形成部位に引っ張り力がかかる。つまり、本実施形態では、リストバンド1の環状になった部分における最も切断荷重の小さい部位が係止穴2Bの形成部位となるように構成されている。従って、リストバンド1を取り外すときの切断荷重が、係止穴2Bの形成部位の切断荷重によって規定される。
以上のように、本実施形態では、係止穴2Bの形成部位におけるベルト部3の切断荷重が、手で引っ張って切断できる程度の大きさとなるように、係止穴2Bの穴径を設定している。従って、不要となったリストバンド1を取り外す場合には、リストバンド1の環状になった部分を手で引っ張るだけでリストバンド1を切断できる。よって、切断用具などを用いずに、容易にリストバンド1を取り外すことができる。また、何らかのアクシデントにより、患者の手足に取り付けられたリストバンドが強く引っ張られたときに、簡単にリストバンド1が切れて患者から外れる。従って、リストバンド1と共に患者まで引きずられてしまうなどの事態を防止できる。
また、本実施形態では、リストバンド1の切断荷重を決定することになる係止穴2Bの形成位置を、外周側に巻かれる長いベルト部4ではなく、内周側に巻かれる短いベルト部3としている。このようにすると、他の係止穴よりも穴径の大きい係止穴2Bがベルト部4によって覆われた状態でリストバンド1が使用される。従って、リストバンド1の使用中に穴径の大きい係止穴2Bが目立ってしまうことがない。また、係止穴2Bに異物が引っ掛かるおそれも少ない。よって、いたずらや不注意によってリストバンドが切断されにくい構成となっている。
(改変例)
(1)上記実施形態では、係止穴2Bをベルト部3の幅方向に延びる長穴とすることにより、係止穴2Bの形成部位における切断荷重を小さく設定しているが、係止穴2Bの穴形状を、長穴以外の他の穴形状にすることも可能である。図2は、改変例の係止穴の穴形状を示す説明図である。
図2(a)に示す係止穴12Bは、係止穴2Aと同一形状の円形の穴の縁に、ベルト部3の幅方向に切り込んだ切り込み部13を2箇所形成したものである。このような穴形状では、ベルト部3が切り込み部13を基点として幅方向に裂けやすくなっている。従って、ベルト部3を長手方向に引っ張ると、簡単に裂け目が形成されてベルト部3が切断される。切り込み部13の形状は、図2(a)に示すような先端が尖った三角形の切り欠き形状でもよいし、係止穴12Bの縁と交差する1本の切断ラインに沿って所定長さだけ切り込んだものであってもよい。
ここで、図2(a)では切り込み部13が2箇所であったが、少なくとも1箇所切り込み部13が設けられていればよい。係止穴12Bの左右の部分のいずれか一方が切断されるだけでも、係止具を係止穴12Bから外すことができる。また、係止穴12Bの左右の部分のいずれか一方が切断されれば、残りの部分に大きな力が掛かるため、残りの部分も容易に切断される。よって、切り込み部13が少なくとも1箇所あれば、リストバンド1を容易に切断して取り外すことができる。また、図2(a)では切り込み部13がベルト部3の幅方向に横向きに延びているが、ベルト部3の左右の側端縁に対して傾斜しつつベルト部3の幅方向に延びる形状であってもよい。この場合にも、ベルト部3の側端縁に向かって裂け目が延びてゆくことには変わりがないため、ベルト部3を簡単に切断することができる。
次に、図2(b)に示す係止穴22Bは菱形状に形成されている。係止穴22Bの左右の角部23は入隅状の角部であり、その頂点はベルト部3の幅方向を向いている。このような穴形状にすると、角部23の頂点を基点としてベルト部3に裂け目が形成されやすい。従って、ベルト部3を長手方向に引っ張るだけでベルト部3の幅方向に延びる裂け目を形成することができる。よって、簡単にベルト部3を切断することができる。
ここで、係止穴22Bの形状は菱形に限定されず、頂点がベルト部3の幅方向を向いている入隅状の角部23を有する各種の形状にすることができる。また、上記の係止穴12Bの場合と同様に、このような角部23が少なくとも1箇所設けられている穴形状であればよい。このような構成にすると、ベルト部3を引っ張るだけで、角部23の頂点からベルト部3の側端縁に向かって延びる裂け目が少なくとも1箇所形成される。従って、係止具を係止穴12Bから容易に外すことができ、リストバンド1を容易に切断することができる。
(2)上記実施形態では、ベルト部3に2つの係止穴2(2A、2B)が形成されていたが、ベルト部3に係止穴2Bのみを形成してもよい。また、ベルト部3に3以上の係止穴を形成してもよい。この場合には、最もベルト部3の先端から離れた位置に形成されている係止穴を切断用の係止穴2Bの穴形状とし、他の係止穴を係止穴2Aの穴形状とすることが望ましい。このようにすると、リストバンドの輪になった部分に、係止穴2Bによって切断荷重が規定されている部位、すなわち、最も切断荷重が小さい部位が確実に含まれる。よって、手で確実にリストバンド1を切断できる。なお、長さ調整用のベルト部4に形成した係止穴のうち、ベルト部4の先端から最も離れた位置にある係止穴を、係止穴2Bの穴形状にしてもよい。この構成では、係止穴2Bを覆って隠すことはできないものの、手で簡単に切断して取り外すことは可能である。
(3)上記各実施形態では、円形断面のピン8を用いてリストバンド1の端部を係止しているが、ピン8の断面形状を、切断荷重を規定している係止穴の形状に対応させるようにしてもよい。図3は改変例のピンの断面形状である。例えば、係止穴の穴形状を係止穴12Bあるいは係止穴22Bのような形状にして、これらの係止穴にピン8を挿通させて係止する場合には、ピン8の断面形状を、図3(a)(b)に示すように、切り込み部13の側に突出する突起9a、あるいは、角部23の側に突出する角部9bを有する断面形状とする。このようにすると、リストバンド1を引っ張ったときに、より簡単に裂け目が形成される。したがって、より簡単にベルト部3を切断することができる。
また、ピン8の断面形状を、係止穴の縁の所定箇所に集中的に荷重がかかるような断面形状にしてもよい。例えば、環状になったリストバンド1を、その輪の大きさを拡げる方向に引っ張ったときには、係止穴の縁にピン8の外周面が押し付けられる。そこで、図3(c)に示すように、この面に、先端が角部であるような断面形状の突起9cを形成しておく。このようにすると、係止穴の縁における突起9cの先端が押し付けられる部分に集中的に力がかかる。従って、係止穴の縁に簡単に裂け目が生じ、簡単にベルト部3を切断することができる。
(4)上記各実施形態では、リストバンド1の一端側と他端側の両方に係止穴2が形成されたベルト部3、4を形成し、これらを係止具7で係止する構成であったが、一定間隔で係止穴が配列されたベルト部を一端側の端部にのみ形成し、他方の端部には、ピン8を有する係止具7を一体形成した構成にしてもよい。この場合においても、ベルト部に形成された係止穴のうち、最もその先端から離れた位置に形成されている係止穴の穴形状を、上記の各係止穴2B、12B、22Bと同様に、リストバンド1の切断荷重を規定する穴形状とする。この構成では、係止具7のピン8をベルト部に設けられたいずれかの係止穴に係止して、リストバンド1を環状にすることができる。また、リストバンド1を手で引っ張るだけで簡単に切断して取り外すことができる。
(5)上記各実施形態は、1本のピン8のみでリストバンド1を環状に係止する構成であったが、2本のピンを2箇所の係止穴に同時に挿通する係止具を用いる構成に本発明を適用してもよい。2本のピンを用いる場合には、ピンが挿通された係止穴の形成部位にかかる力が1本のピンの場合とは異なる。そこで、この違いを考慮した上で、所望の切断荷重でリストバンドが切断されるように、係止穴の形状を決定すればよい。
(6)上記各実施形態は、患者の手や足につける医療用のリストバンドに本発明を適用したものであるが、スポーツ用、レジャー用、イベント用などの各種のリストバンドに本発明を適用することができる。また、子供用や大人用などの各種のサイズのリストバンドにも適用できる。この場合、切断荷重を用途に応じた大きさにすることが要求される。そこで、要求される切断荷重に応じて、切断荷重を規定する係止穴の大きさや形状を適切に設定すればよい。
1…リストバンド、2…係止穴、2A…係止穴、2B…係止穴、3…ベルト部、4…ベルト部、5…表示部、6…印刷領域、7…係止具、8…ピン、9a…突起、9b…角部、9c…突起、12B…係止穴、13…切り込み部、22B…係止穴、23…角部、23…頂点

Claims (5)

  1. 帯状に形成され、長手方向の一端側を他端側に係止して環状にした状態で使用するリストバンドであって、
    前記一端側および他端側の少なくとも一方の端部に、所定形状の係止穴が形成されたベルト部が設けられ、
    前記リストバンドの前記環状になった部分における最も切断荷重の小さい部位が、前記ベルト部における前記所定形状の係止穴が形成された部位であることを特徴とするリストバンド。
  2. 請求項1において、
    前記所定形状の係止穴は、下記の(1)〜(3)のいずれかの穴形状であることを特徴とするリストバンド。
    (1)前記リストバンドを幅方向に切断した場合の断面積が、前記所定形状の係止穴の形成位置において最も小さい穴形状
    (2)前記係止穴の縁に、前記ベルト部の幅方向に切り込んだ切り込み部が形成されている穴形状
    (3)頂点が前記ベルト部の幅方向を向いている入隅状の角部を有する穴形状
  3. 請求項1または2において、
    前記ベルト部には、前記長手方向に配列された複数の係止穴が形成されており、
    当該複数の係止穴のうち、前記ベルト部の先端から最も離れた位置にある係止穴が、前記所定形状の係止穴であることを特徴とするリストバンド。
  4. 請求項1ないし3のいずれかの項において、
    前記長手方向の一端側および他端側の各端部のうち、前記ベルト部が形成された側の端部が他方の端部の内周側となるように両端部を重ね合わせた状態で、当該両端部が係止されるように構成されると共に、
    前記他方の端部によって外周側が覆われる前記ベルト部の部位に、前記所定形状の係止穴が配置されていることを特徴とするリストバンド。
  5. 請求項1ないし4のいずれかの項において、
    前記係止穴に通すためのピンが設けられた係止具により、前記一端側を他端側に係止するように構成されており、
    前記ピンの断面形状は、
    前記所定形状の係止穴に対応する断面形状、あるいは、前記係止具による係止部位を前記長手方向に引っ張った場合に、前記係止穴の縁の一部に集中的に力がかかる断面形状であることを特徴とするリストバンド。

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