JP2012058167A - 内空変位測定方法及び内空変位測定システム - Google Patents

内空変位測定方法及び内空変位測定システム Download PDF

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Abstract

【課題】無数のポイントにおけるトンネル内空変位を求めることが可能で測定精度が向上したトンネル内空変位測定方法を提供する。
【解決手段】トンネル内空変位測定方法はトンネル内空における位置座標が既知の点にターゲットを取り付け、トンネル内空から3次元レーザースキャナによってスキャンデータを取得し(ステップS201)、スキャンデータからトンネル断面の内空形状ラインを取得し(ステップS203)、内空形状ラインにトンネル設計データに基づくスプリングライン及びセンターラインを重ね合わせ(ステップS204)、スプリングライン及びセンターラインの交点から所定距離離れたスプリングライン上の基点と、該基点におけるスプリングラインに対する垂線と内空形状ラインの間の垂線長さを算出し(ステップS205)、異なるタイミング間で算出された垂線長さとの差分によってトンネル内空変位を算出すること、からなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、トンネルの掘削工事において、地山の挙動が安定したことを確認するために行われるトンネルの内空断面観察における内空変位測定方法及び内空変位測定システムに関する。
一般にトンネルの掘削工事では、トンネル切り羽に穿孔をして火薬を装薬し、爆破した後、ズリ出し、当たり取り、支保工、一次覆工、ロックボルトの打設を行う。これを1サイクルとして、大体1.5m前後のピッチで掘削の施工サイクルを繰り返し行って掘進する。そして、掘進方向に対する後方において、トンネル内空断面における内空変位を観測し、このトンネル内空変位が所定の値に収束したことを確認することによって、地山の挙動やトンネル内空の変状が安定したことを確認し、最終的な二次覆工を行う。この二次覆工の断面は、トンネルの掘削工事における工事完成の設計断面になる。
ここで、従来におけるトンネル内空断面の内空変位を測定する方法について説明する。図18は従来の内空変位測定方法を説明する図である。図18はトンネル掘削工事における切り羽付近で、トンネル内空断面の内空変位の測定を行う様子が示されている。図18において、35はプリズムターゲット(或いは、反射シートターゲットでも可)、40は反射シートターゲット(或いは、プリズムターゲットでも可)、50はトータルステーション、60はパーソナルコンピューターをそれぞれ示している。
内空変位の観察を行うためには、例えば、掘進方向において10mのピッチで、観察・測定を行うための測定断面が選定される。選定された測定断面の5点(或いは、3点でもよい)には、反射シートターゲット40が取り付けられ、これら反射シートターゲット40の位置をトータルステーション50によって測定する。トータルステーション50の位置座標は、トンネル内空壁面において位置座標が既知である点に取り付けられたプリズムターゲット35の位置を、トータルステーション50で測定することにより割り出すことが可能である。また、第1のタイミングから所定時間経過した第2のタイミングで、先と同様の5点の反射シートターゲット40の位置をトータルステーション50によって測定する。
以上のようにして取得された測定データを処理する方法について図19を参照し説明する。図19は従来の内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。図19において、実線は第1のタイミングで測定したときにおける内空断面の形状を示すものであり、点線は第2のタイミングで測定したときにおける内空断面の形状を示すものである。また、P1点乃至P5点は第1のタイミングで測定された反射シートターゲット40の位置であり、P1’点乃至P5’点は第2のタイミングで測定された反射シートターゲット40の位置である。従来の内空変位の算出においては、図19に示すように、P1点乃至P5点からP1’点乃至P5’点に鉛直下方に落下した差分を求めて、もって内空変位としていた。なお、トンネル内空の変状を把握する方法としては、P1点乃至P5点から異なる2点間を選択し、この2点間の距離が所定時間経過後どのように変位したかを算出する方法も用いられることを付記しておく。
これまでのトンネル掘削工事では、上記の第2のタイミングの測定を、数日間にわたって繰り返し行い、トンネル内空変位が所定値に収束することが確認されるまで、観察・測定を継続するようにしている。
なお、トンネル内空断面をトータルステーションによって測定する技術については、特許文献1(特開2001−165656号公報)などに開示されている。
特開2001−165656号公報
上記のような従来の内空変位測定方法においては、測定を行う内空断面に反射シートターゲット40を取り付ける必要があるので、内空変位を測定できるポイント数が3点や5点などに限られ、測定精度に限界がある、という問題があった。
また、従来の内空変位測定方法においては、反射シートターゲット40を取り付ける手間などがあるために、測定を行うために選定される内空断面のピッチは、例えば10m毎となり、掘進方向でみて、測定可能な断面の頻度が限られるという点でも、測定精度に限界がある、という問題があった。
また、従来の内空変位測定方法においては、測定断面に取り付ける反射シートターゲット40が発破の影響を受けないようにするため、切り羽と測定断面の距離とは十分に離れている必要がある。このため、内空変位の測定開始のタイミングが遅くなり、内空変位の変動を予測する上で重要な初期の変位の挙動を測定することができない、という問題があった。
また、従来の内空変位測定方法においては、測定断面に反射シートターゲット40を取り付ける労力が必要であり、測定の効率が悪い、という問題があった。特に、P1点など
の高所に反射シートターゲット40を取り付けるためには、高所作業車両が必要となり、作業面でも効率が悪い、という問題があった。
上記のような問題を解決するために、請求項1に係る発明は、3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、前記内空形状ライン取得工程で取得された内空形状ラインに基づく所定の値を算出する所定値算出工程と、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいて前記所定値算出工程で算出された所定値と、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいて前記所定値算出工程で算出された所定値との差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法である。
また、請求項2に係る発明は、3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、前記内空形状ラインに、トンネル設計データに基づくスプリングライン及びセンターラインを重ね合わせる重ね合わせ工程と、前記スプリングライン及び前記センターラインの交点から、所定距離離れた前記スプリングライン上の基点と、該基点における前記スプリングラインに対する垂線と前記内空形状ラインとが交わる交点との間の垂線長さを算出する垂線長さ算出工程と
、第1のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記垂線長さと、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記垂線長さとの差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法である。
また、請求項3に係る発明は、3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、前記内空形状ラインに、トンネル設計データに基づくスプリングライン及びセンターラインを重ね合わせる重ね合わせ工程と、前記スプリングライン及び前記センターラインの交点から、所定距離離れた前記センターライン上の基点と、該基点における前記センターラインに対する垂線と前記内空形状ラインとが交わる交点との間の水平線長さを算出する水平線長さ算出工程と、第1のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記水平線長さと、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記水平線長さとの差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法である。
また、請求項4に係る発明は、3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、前記内空形状ラインに、トンネル設計データに基づくスプリングライン及びセンターラインを重ね合わせる重ね合わせ工程と、前記内空形状ライン及び前記スプリングライン及び前記センターラインから所定の区画を導出する所定区画導出工程と、前記所定区画導出工程によって導出された所定の区画における重心位置を算出する重心位置算出工程と、第1のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記重心位置と、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記重心位置との差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法である。
また、請求項5に係る発明は、3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、前記内空形状ライン上における最右端位置と最左端位置とを抽出する端部工程と、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいた前記内空形状ライン上の天端位置を抽出する第1天端部工程と、前記第1天端部工程によって抽出された天端位置から、最右端位置と最左端位置とを結ぶ線分に垂線を下ろし求められる交点と、前記線分とで極座標を定義する第1定義工程と、前記第1定義工程で定義された極座標における所定偏角である内空ライン上の位置を算出する第1所定偏角位置算出工程と、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいた前記内空形状ライン上の天端位置を抽出する第2天端部工程と、前記第2天端部工程によって抽出された天端位置から、最右端位置と最左端位置とを結ぶ線分に垂線を下ろし求められる交点と、前記線分とで極座標を定義する
第2定義工程と、前記第2定義工程で定義された極座標における所定偏角である内空ライン上の位置を算出する第2所定偏角位置算出工程と、前記第1所定偏角位置算出工程により算出された位置と、前記第2所定偏角位置算出工程により算出された位置との差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法である。
また、請求項6に係る発明は、3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、前記内空形状ライン上における最右端位置と最左端位置とを抽出する端部工程と、前記端部工程で抽出された最右端位置と最左端位置の中間点と、最右端位置と最左端位置を結ぶ線分とで極座標を定義する定義工程と、前記定義工程で定義された極座標における所定偏角である内空ライン上の位置を算出する所定偏角位置算出工程と、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいて前記所定偏角位置算出工程で算出された位置と、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいて前記所定偏角位置算出工程で算出された位置との差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法である。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の内空変位測定方法を用いてトンネル内空変位を算出することを特徴とする内空変位測定システムである。
本発明の内空変位測定方法及び内空変位測定システムによれば、3次元レーザースキャナによるスキャンデータを利用するので、無数のポイントにおける内空変位を求めることが可能となり、測定精度が向上する。
また、本発明の内空変位測定方法及び内空変位測定システムによれば、3次元レーザースキャナによるスキャンデータを利用するので、掘進方向における測定可能な断面の頻度についても、無数であり、掘進方向においても測定精度が向上する。
また、本発明の内空変位測定方法及び内空変位測定システムによれば、反射シートターゲット40を取り付ける必要ないため、切り羽と測定断面の距離とが近接していても測定を行うことが可能であり、内空変位の測定開始のタイミング(第1のタイミング)を早めることができ、内空変位の変動を予測する上で重要な初期の変位挙動を測定することができる。
また、本発明の内空変位測定方法及び内空変位測定システムによれば、測定断面に反射シートターゲット40を取り付ける作業が必要ないため、内空変位の測定を、簡便かつ効率的に行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定手順の流れを示す図である。 本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法における判定処理のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。 本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法における判定処理のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法における判定処理のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法における判定処理のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。 従来の内空変位測定方法を説明する図である。 従来の内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法を説明する図である。図1はトンネル掘削工事における切り羽付近で、本実施形態に係る内空変位測定方法により、トンネル内空断面の内空変位のための測定を行う様子が示されているものであり、本実施形態に係る内空変位測定方法においては、図1(A)→図1(B)→図1(C)の順で内空測定が行われる。また、図1において、5はレーザースキャナターゲット、10は3次元レーザースキャナ、20はパーソナルコンピューターをそれぞれ示している。図1中の、レーザースキャナターゲット5、3次元レーザースキャナ10、パーソナルコンピューター20はいずれも、本発明に係る内空変位測定システムを構成するものである。
3次元レーザースキャナ10としては市販のものを利用することができ、本実施形態においてはフェーズド回転ミラー測定方式のものを用いた。この3次元レーザースキャナ10は、トンネル内空壁面における140万点〜7億点のポイントを計測することができる表面スキャナである。
また、パーソナルコンピューター20としては現在普及している汎用のものを用いることができる。パーソナルコンピューター20に設けられているインターフェイス手段によって、パーソナルコンピューター20と3次元レーザースキャナ10とは通信可能に接続され、3次元レーザースキャナ10で取得されたスキャンデータは、パーソナルコンピューター20に取り込まれるようになっている。これにより、パーソナルコンピューター2
0の表示手段上でスキャンデータをグラフィック表示したり、スキャンデータを解析したりすることができるようになっている。また、パーソナルコンピューター20の記憶手段には、上記のようなグラフィック表示や、スキャンデータ解析のためのソフトウエアの他に、トンネル線形データなどを含むトンネルの設計データ25が記憶されており、この設計データ25がスキャンデータをデータ処理の際に、利用されるようになっている。トンネル設計データ25は、具体的にはトンネルのスプリングラインSLの位置座標データと、センターラインCLの位置座標データである。
図2は本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定手順の流れを示す図である。図1を適宜参照しつつ、図2の流れを追って、本実施形態に係る内空変位測定方法における測定手順を説明する。
ステップS100で測定を開始すると、ステップS101においては、図1(A)に示すように、トンネル内空壁面における位置座標が既知である3点に、レーザースキャナターゲット5を取り付ける。レーザースキャナターゲット5は、3次元レーザースキャナ10の位置座標を特定するために設けられるものである。
ステップS102では、図1(B)に示すように、3次元レーザースキャナ10を設置する。
ステップS103においては、図1(C)に示すように、3次元レーザースキャナ10をスキャン動作させることで、3つの既知点(絶対位置座標)上に設置したレーザースキャナターゲット5をスキャンする。
ステップS104においては、図1(C)に示すように、3次元レーザースキャナ10をスキャン動作させることで、トンネル内空面をスキャンする。
ステップS105では、測定日時データを取得する。このような測定日時データの取得には、3次元レーザースキャナ10又はパーソナルコンピューター20に内蔵される計時手段が用いられる。
ステップS106では、ステップS105で取得された測定日時データを含む一連のスキャンデータを保存する。このスキャンデータはパーソナルコンピューター20側に転送されて、パーソナルコンピューター20で測定データ処理が行えるようにされたものである。
ステップS107で、測定を終了する。
次に、以上のようにして取得されたスキャンデータのパーソナルコンピューター20におけるデータ処理について図3を参照して説明する。図3は本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図である。
図3において、ステップS200で、本実施形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理が開始されると、続いて、ステップS201で、処理対象であるスキャンデータを取得する。次の、ステップS202では、3つの既知点(3つのレーザースキャナターゲット5の位置座標)から3次元レーザースキャナ設置ポイントにおける位置座標を算出する。なお、本明細書においては、「3次元レーザースキャナ設置ポイント」は、3次元レーザースキャナ10の機械中心のことを指すものとする。
ステップS203においては、スキャンデータから着目断面における内空形状ラインを
取得する。図4における実線が、ステップS203で求められたトンネル内空断面の内空形状ラインである。このような内空形状ラインは、3次元レーザースキャナ10によって測定されたスキャンデータにおける点群と、点群を補間するラインによって構成することが可能である。スキャンデータの点群を補間するためのアルゴリズムは従来周知のものを適宜用いることが可能である。
ステップS204では、着目断面におけるスプリングラインSL、センターラインCLを、設計データ25から抽出し、先の内空形状ラインに重ね合わせる処理を実行する。図4における点線が、ステップS204で内空形状ラインに対して重ね合わせされるスプリングラインSL及びセンターラインCLである。
次のステップS205では、垂線長さV0、V1、V2、V3、・・・を算出する。ここで、本実施形態に係る内空変位測定方法における垂線長さの概念について図5を参照して説明する。図5は先の図4に対して、垂線長さ等を追記したものである。
本実施形態に係る内空変位測定方法においては、スプリングラインSL及びセンターラインCLの交点Oから、所定距離(H0(=0)、H1、H2、H3、・・・)離れたスプリングラインSL上の基点(A0(=0)、A1、A2、A3、・・・)と、このような基点におけるスプリングラインに対する垂線と内空形状ラインとが交わる交点(P0、P1、P2
、P3、・・・)との間の長さを垂線長さ(V0、V1、V2、V3、・・・)として算出す
る。なお、図5において、基点におけるスプリングラインに対する垂線と内空形状ラインとが交わる交点として、内空形状ラインの上側のもの(トンネル上半の内空断面)を選択するようにしているが、内空形状ラインの下側のもの(トンネル下半の内空断面)をさらに選択するようにしてもよい。また、交点(P0、P1、P2、P3、・・・)同士の間隔は、図示するような間隔で選択されているが、このような交点を増やすことによって、交点の間隔をより狭くして、測定精度を上げることもできる。理論的には、上記のような交点は無数に存在し得るが、実務的には交点の数は、5点程度あればよいものと考えられる。
ステップS206においては、測定日時データと共に、上記のように処理された処理済みデータを保存し、ステップS207で、測定データ処理を終了する。
次に、以上のようにして処理されたデータ同士の比較を行い、内空断面の内空変位を求め、さらに着目断面における観察を継続すべきか否かを判定するための判定処理について説明する。以下において、「第1のタイミング」と「第2のタイミング」などの語を用いるが、これら2つのタイミングは、3次元レーザースキャナ10によってスキャンデータを取得したタイミングであり、互いに異なる任意のタイミングであればよい。しかしながら、実務的には、「第2のタイミング」は、「第1のタイミング」から1日経過後程度のものを利用することが妥当である。
図6は本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法における判定処理のフローチャートを示す図である。図6において、ステップS300において、判定処理が開始されると、続くステップS301では、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく処理済みデータを取得し、
ステップS302では、第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく処理済みデータを取得する。
ステップS303では、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく垂線長さ(V0、V1、V2、V3、・・・)と、第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく垂線長さ垂線長さ(V0’、V1’、V2’、V3’、・・・)と間の差分(V0−V0’、V1−V1’、V2−V2’、V3−V3’ 、・・・)を算出する。これらの各差分が、
トンネル内空変位を示すものである。
ステップS304においては、各差分が予め決められている所定値以内であるか否かが判定される。ステップS304における判定がYESである場合については、ステップS305に進み、トンネル内空における着目断面に対する観察継続は不要であるものとして判定する。
一方、ステップS304における判定がNOである場合については、ステップS306に進み、トンネル内空における着目断面に対する観察は継続する必要があるものとして判定する。ステップS307で、判定処理を終了する。
以上のように構成される本発明に係る本発明に係る内空変位測定方法、及びこのような方法に基づいて構成される内空変位測定システムによって享受できる効果について以下にまとめる。
従来のトータルステーション50によって内空変位を測定する方法では、取り付け可能な反射シートターゲット40の数は実質的に限られているので、測定断面内における内空変位算出ポイントは限定されていたが、本発明の内空変位測定方法及び内空変位測定システムによれば、3次元レーザースキャナ10によるスキャンデータを利用するので、無数のポイントにおける内空変位を求めることが可能となり、測定精度が向上する。
また、従来のトータルステーション50によって内空変位を測定する方法では、掘進方向に設定する測定断面についても実質的に限られているので、掘進方向における測定断面も限定されることとなるが、本発明の内空変位測定方法及び内空変位測定システムによれば、3次元レーザースキャナ10によるスキャンデータを利用するので、掘進方向における測定可能な断面の頻度についても、無数であり、掘進方向においても測定精度が向上する。
また、従来のトータルステーション50によって内空変位を測定する方法では、測定断面に取り付ける反射シートターゲット40が発破の影響を受けないようにするため、切り羽と測定断面の距離(図18中のD)とが十分離れてから、測定が開始されることとなり、このため、内空変位の変動を予測する上で重要な初期内空変位の挙動を測定することができないが、本発明の内空変位測定方法及び内空変位測定システムによれば、反射シートターゲット40を取り付ける必要ないため、切り羽と測定断面(着目断面)の距離(図1中のD)とが近接していても測定を行うことが可能であり、内空変位の測定開始のタイミングを早めることができ、トンネルの内空変位の変動を予測する上で重要な初期の内空変位挙動を測定することができる。
また、従来のトータルステーション50によって内空変位を測定する方法では、高所作業車両を利用し、測定断面に反射シートターゲット40を取り付ける労力が必要であり、測定効率が悪いものであったが、本発明の内空変位測定方法及び内空変位測定システムによれば、測定断面に反射シートターゲット40を取り付ける作業が必要ないため、トンネル内空変位の測定を、簡便かつ効率的に行うことが可能となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態における3次元レーザースキャナ10を利用したスキャンデータ取得方法は先の実施形態と同様である。一方、本実施形態は、取得されたスキャンデータのパーソナルコンピューター20におけるデータ処理方法が先の実施形態と異なる。具体的には、先の実施形態においては、データ処理・判定処理において垂線長さを利用していたが、本実施形態においては、データ処理・判定処理において水平線長さを利用するようにしている。以下、この点についてより詳しく説明
する。
図7は本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図であり、図8は本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図であ。
図7において、ステップS400で、本実施形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理が開始されると、続いて、ステップS401で、処理対象であるスキャンデータを取得する。次の、ステップS402では、3つの既知点(3つのレーザースキャナターゲット5の位置座標)から3次元レーザースキャナ設置ポイントにおける位置座標を算出する。ここで、3次元レーザースキャナ設置ポイントとは、3次元レーザースキャナ10の機械中心のことである。
ステップS403においては、スキャンデータから着目断面における内空形状ラインを取得する。図4における実線が、ステップS403で求められたトンネル内空断面の内空形状ラインである。このような内空形状ラインは、3次元レーザースキャナ10によって測定されたスキャンデータにおける点群と、点群を補間するラインによって構成することが可能である。スキャンデータの点群を補間するためのアルゴリズムは従来周知のものを適宜用いることが可能である。
ステップS404では、着目断面におけるスプリングラインSL、センターラインCLを、設計データ25から抽出し、先の内空形状ラインに重ね合わせる処理を実行する。図4における点線が、ステップS404で内空形状ラインに対して重ね合わせされるスプリングラインSL及びセンターラインCLである。
次のステップS405では、水平線長さH1、H2、H3、・・・を算出する。ここで、
本実施形態に係る内空変位測定方法における水平線長さの概念について図8を参照して説明する。図8は先の図4に対して、水平線長さ等を追記したものである。
本実施形態に係る内空変位測定方法においては、スプリングラインSL及びセンターラインCLの交点Oから、所定距離(V1、V2、V3、・・・)離れたセンターラインCL
上の基点(B1、B2、B3、・・・)と、このような基点におけるセンターラインCLに
対する垂線と内空形状ラインとが交わる交点(P1、P2、P3、・・・)との間の長さを
水平線長さ(H1、H2、H3、・・・)として算出する。なお、図8において、基点にお
けるセンターラインCLに対する垂線と内空形状ラインとが交わる交点として、内空形状ラインの右側のものを選択するようにしているが、内空形状ラインの左側のものを選択するようにしてもよい。
また、交点(P1、P2、P3、・・・)同士の間隔は、図示するような間隔で選択され
ているが、このような交点を増やすことによって、交点の間隔をより狭くして、測定精度を上げることもできる。理論的には、上記のような交点は無数に存在し得るが、実務的には交点の数は、5点程度あればよいものと考えられる。
ステップS406においては、測定日時データと共に、上記のように処理された処理済みデータを保存し、ステップS407で、測定データ処理を終了する。
次に、以上のようにして処理されたデータ同士の比較を行い、内空断面の内空変位を求め、さらに着目断面における観察を継続すべきか否かを判定するための判定処理について説明する。以下において、「第1のタイミング」と「第2のタイミング」などの語を用いるが、これら2つのタイミングは、3次元レーザースキャナ10によってスキャンデータ
を取得したタイミングであり、互いに異なる任意のタイミングであればよい。しかしながら、実務的には、「第2のタイミング」は、「第1のタイミング」から1日経過後程度のものを利用することが妥当である。
図9は本発明の他の実施の形態に係る内空変位測定方法における判定処理のフローチャートを示す図である。図9において、ステップS500において、判定処理が開始されると、続くステップS501では、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく処理済みデータを取得し、ステップS502では、第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく処理済みデータを取得する。
ステップS503では、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく水平線長さ(H1、H2、H3、・・・)と、第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基
づく水平線長さ水平線長さ(H1’、H2’、H3’、・・・)と間の差分(H1−H1’、
2−H2’、H3−H3’ 、・・・)を算出する。これらの各差分が、トンネル内空変位
を示すものである。
ステップS504においては、各差分が予め決められている所定値以内であるか否かが判定される。ステップS504における判定がYESである場合については、ステップS505に進み、トンネル内空における着目断面に対する観察継続は不要であるものとして判定する。
一方、ステップS504における判定がNOである場合については、ステップS506に進み、トンネル内空における着目断面に対する観察は継続する必要があるものとして判定する。ステップS507で、判定処理を終了する。
以上のような本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法、内空変位測定システムによっても先の実施形態と同様の効果を享受することが可能である。
なお、先の実施形態においては、データ処理・判定処理において垂線長さを利用し、本実施形態においては、データ処理・判定処理において水平線長さを利用するようにしているが、データ処理・判定処理において垂線長さと水平線長さの双方を利用するように構成することも可能である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態における3次元レーザースキャナ10を利用したスキャンデータ取得方法は先の実施形態と同様である。一方、本実施形態は、取得されたスキャンデータのパーソナルコンピューター20におけるデータ処理方法が先の実施形態と異なるので、この点について以下説明する。図7は本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図であり、図11は本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。
図7において、ステップS600で、本実施形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理が開始されると、続いて、ステップS601で、処理対象であるスキャンデータを取得する。次の、ステップS602では、3つの既知点(3つのレーザースキャナターゲット5の位置座標)から3次元レーザースキャナ設置ポイントにおける位置座標を算出する。
ステップS603においては、スキャンデータから着目断面における内空形状ラインを取得する。図11における実線が、ステップS603で求められたトンネル内空断面の内空形状ラインである。このような内空形状ラインは、3次元レーザースキャナ10によっ
て測定されたスキャンデータにおける点群と、点群を補間するラインによって構成することが可能である。スキャンデータの点群を補間するためのアルゴリズムは従来周知のものを適宜用いることが可能である。
ステップS604では、着目断面におけるスプリングラインSL、センターラインCLを、設計データ25から抽出し、先の内空形状ラインに重ね合わせる処理を実行する。図4における点線が、ステップS604で内空形状ラインに対して重ね合わせされるスプリングラインSL及びセンターラインCLである。
次のステップS605では、所定の区画を導出する処理を実行する。ここで、図11を参照して、トンネル内空断面の右上半分において定義される「右上区画」と、トンネル内空断面の左上半分において定義される「左上区画」を所定区画とする場合(すなわち、所定区画が2つ定義される場合)について説明する。
本実施形態においては所定区画を導出するために、スプリングラインSLから距離D鉛直上方に離れた線X−X’を求め、この線X−X’が内空形状ラインの左端で内空形状ラインと交わる点をLと定義し、線X−X’がセンターラインCLと交わる点をO’と定義し、線X−X’が内空形状ラインの右端で内空形状ラインと交わる点をRと定義する。また、センターラインCLが内空形状ラインの上端で内空形状ラインと交わる点をCと定義する。このとき、ステップS605では、「右上区画」を内空形状ライン内のO’、C、Lで囲まれる区画として導出し、「左上区画」を内空形状ライン内のO’、C、Rで囲まれる区画として導出する。
なお、本実施形態においては、図11に示すように「右上区画」と「左上区画」の2つの所定区画を定義したが、このような区画をどのように定義するかは任意に行うことができる。例えば、トンネル上半部の区画1つのみを所定区画として定義することもできるし、上半部、下半部の2つの区画を所定区画として定義することもできるし、さらにこれより多くの所定区画をトンネル内空断面に定義することも可能である。
次のステップS606では、前記ステップS606における導出工程で求められた「右上区画」の重心位置G1と「左上区画」の重心位置G2をそれぞれ算出する。このような重心の算出においては、従来周知のアルゴリズムを適宜用いることが可能である。
ステップS607においては、測定日時データと共に、上記のように処理された処理済みデータを保存し、ステップS608で、測定データ処理を終了する。
次に、以上のようにして処理されたデータ同士の比較を行い、内空断面内で着目した所定区画における内空変位を求め、さらに着目断面における観察を継続すべきか否かを判定するための判定処理について説明する。以下において、「第1のタイミング」と「第2のタイミング」などの語を用いるが、これら2つのタイミングは、3次元レーザースキャナ10によってスキャンデータを取得したタイミングであり、互いに異なる任意のタイミングであればよい。しかしながら、実務的には、「第2のタイミング」は、「第1のタイミング」から1日経過後程度のものを利用することが妥当である。
図12は本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法における判定処理のフローチャートを示す図である。図12において、ステップS700において、判定処理が開始されると、続くステップS701では、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく処理済みデータを取得し、
ステップS702では、第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく処理済みデータを取得する。
ステップS703では、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく「右上区画」の重心位置G1、「左上区画」の重心位置G2、及び、第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく「右上区画」の重心位置G1’、「左上区画」の重心位置G2’と間の差分(G1−G1’、G2−G2’)を算出する。これらの各差分が、所定区画の重心からみたトンネル内空変位を示すものである。
ステップS704においては、各差分が予め決められている所定値以内であるか否かが判定される。ステップS704における判定がYESである場合については、ステップS705に進み、トンネル内空における着目断面に対する観察継続は不要であるものとして判定する。
一方、ステップS704における判定がNOである場合については、ステップS706に進み、トンネル内空における着目断面に対する観察は継続する必要があるものとして判定する。ステップS707で、判定処理を終了する。
以上のような本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法、内空変位測定システムによっても先の実施形態と同様の効果を享受することが可能である。なお、トンネル内空断面内空変位を判断するために、これまで説明した実施形態に係る方法と、本実施形態に係る方法の2つの方法を実施し、これらから総合的にトンネル内空の変状を把握することも有効な方法である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態における3次元レーザースキャナ10を利用したスキャンデータ取得方法は先の実施形態と同様である。一方、本実施形態は、取得されたスキャンデータのパーソナルコンピューター20におけるデータ処理方法が先の実施形態と異なるので、この点について以下説明する。図13は本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図であり、図14は本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。
図13において、ステップS800で、本実施形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理が開始されると、続いて、ステップS801で、処理対象であるスキャンデータを取得する。次の、ステップS802では、3つの既知点(3つのレーザースキャナターゲット5の位置座標)から3次元レーザースキャナ設置ポイントにおける位置座標を算出する。
ステップS803においては、スキャンデータから着目断面における内空形状ラインを取得する。図14における点線又は一点鎖線が、ステップS803で求められるトンネル内空断面の内空形状ラインである。なお、図14中の実線は、設計断面を示している。前記のような内空形状ラインは、3次元レーザースキャナ10によって測定されたスキャンデータにおける点群と、点群を補間するラインによって構成することが可能である。スキャンデータの点群を補間するためのアルゴリズムは従来周知のものを適宜用いることが可能である。
ステップS804では、データ処理が第1回目であるか否かが判定される。当該判定の結果がYESである場合にはステップS805に進み、NOである場合にはステップS805はスキップされ、ステップS806に進む。
ステップS805においては、取得された内空形状ラインを解析することで、当該ラインの最右端の位置R(図14においてx座標がXmaxとなる位置)と、最左端の位置L(
図14においてx座標がXminとなる位置)を抽出する。
ステップS806においては、取得された内空形状ラインを解析することで、当該ラインの天端位置T(図14においてy座標がYmaxとなる位置)やT’ (図14においてy座標がY’maxとなる位置)を抽出する。
ステップS807においては、天端位置(TやT’)から、最右端位置R、最左端位置Lを結ぶ線分RLに垂線(TOやT’O’)を下ろす。
そして、ステップS808においては、前記垂線と前記線分RLとの交点(OやO’)を原点とし、前記線分RLをX■軸とする(極)座標を定義する。
ステップS809においては、先に定義された(極)座標において、偏角θiである内
空形状ライン上の位置(Pi)を算出する。
ステップS810においては、測定日時データと共に、上記のように処理された処理済みデータを保存し、ステップS811で、測定データ処理を終了する。
上記のような処理を行うことで、例えば、図14に示す例では、第1回目のデータ処理においては所定位置(Pi)が求められ、第2回目のデータ処理においては所定位置(Pi’)が求められることとなる。
なお、図14に示す例においては、偏角がθiである内空形状ライン上の着目点のみを
例に挙げているが、複数の偏角に対応する複数の着目点について、図13のフローチャートで示すデータ処理を行えば、より精度が高まることは言うまでもない。
次に、以上のようにして処理されたデータ同士の比較を行い、内空形状ライン上で着目した所定位置(Pi)における変位を求め、さらに着目断面における観察を継続すべきか
否かを判定するための判定処理について説明する。
以下において、「第1のタイミング」と「第2のタイミング」などの語を用いるが、これら2つのタイミングは、3次元レーザースキャナ10によってスキャンデータを取得したタイミングであり、互いに異なる任意のタイミングであればよい。しかしながら、実務的には、「第2のタイミング」は、「第1のタイミング」から1日経過後程度のものを利用することが妥当である。
図15は本発明の実施の形態に係る内空変位測定方法における判定処理のフローチャートを示す図である。図15において、ステップS900において、判定処理が開始されると、続くステップS901では、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく処理済みデータを取得し、ステップS902では、第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく処理済みデータを取得する。
ステップS903では、第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく所定偏角位置(Pi)及び、第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づく所定偏角位
置(Pi’)と間の差分(Pi−Pi’)を算出する。この差分が、トンネル内空変位を示
すものである。
ステップS904においては、各差分が予め決められている所定値以内であるか否かが判定される。ステップS904における判定がYESである場合については、ステップS905に進み、トンネル内空における着目断面に対する観察継続は不要であるものとして
判定する。
一方、ステップS904における判定がNOである場合については、ステップS906に進み、トンネル内空における着目断面に対する観察は継続する必要があるものとして判定する。ステップS907で、判定処理を終了する。
以上のような本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法、内空変位測定システムによっても先の実施形態と同様の効果を享受することが可能である。なお、トンネル内空断面内空変位を判断するために、これまで説明した実施形態に係る方法と、本実施形態に係る方法の2つの方法を実施し、これらから総合的にトンネル内空の変状を把握することも有効な方法である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態における3次元レーザースキャナ10を利用したスキャンデータ取得方法は先の実施形態と同様である。一方、本実施形態は、取得されたスキャンデータのパーソナルコンピューター20におけるデータ処理方法が先の実施形態と異なるので、この点について以下説明する。図16は本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理のフローチャートを示す図であり、図17は本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法におけるデータ処理を説明する図である。
図16において、ステップS1000で、本実施形態に係る内空変位測定方法における測定データ処理が開始されると、続いて、ステップS1001で、処理対象であるスキャンデータを取得する。次の、ステップS1002では、3つの既知点(3つのレーザースキャナターゲット5の位置座標)から3次元レーザースキャナ設置ポイントにおける位置座標を算出する。
ステップS1003においては、スキャンデータから着目断面における内空形状ラインを取得する。図17における点線又は一点鎖線が、ステップS1003で求められるトンネル内空断面の内空形状ラインである。なお、図17中の実線は、設計断面を示している。前記のような内空形状ラインは、3次元レーザースキャナ10によって測定されたスキャンデータにおける点群と、点群を補間するラインによって構成することが可能である。スキャンデータの点群を補間するためのアルゴリズムは従来周知のものを適宜用いることが可能である。
ステップS1004においては、取得された内空形状ラインを解析することで、当該ラインの最右端の位置R(図17においてx座標がXmaxとなる位置)や位置R’(図17
においてx座標がX’maxとなる位置)と、最左端の位置L(図17においてx座標がXminとなる位置)や位置L’(図17においてx座標がX’minとなる位置)を抽出する。
ステップS1005においては、最右端位置R(又はR’)、最左端位置L(又はL’)を結ぶ線分RL(又はRL’)をX’軸として定義する。
ステップS1006においては、最右端位置R(又はR’)、最左端位置L(又はL’)の中間点O(又はO’)を交点として定義し、前記線分RL(又はRL’)をX’軸とする(極)座標を定義する。
ステップS1007においては、先に定義された(極)座標において、偏角θiである
内空形状ライン上の位置(Pi)を算出する。
ステップS1008においては、測定日時データと共に、上記のように処理された処理
済みデータを保存し、ステップS1009で、測定データ処理を終了する。
上記のような処理を行うことで、例えば、図17に示す例では、第1回目のデータ処理においては所定位置(Pi)が求められ、第2回目のデータ処理においては所定位置(Pi’)が求められることとなる。
なお、図17に示す例においては、偏角がθiである内空形状ライン上の着目点のみを
例に挙げているが、複数の偏角に対応する複数の着目点について、図16のフローチャートで示すデータ処理を行えば、より精度が高まることは言うまでもない。
本実施形態においても、以上のようにして処理されたデータ同士の比較を行い、内空形状ライン上で着目した所定位置(Pi)における変位を求め、さらに着目断面における観
察を継続すべきか否かを判定するための判定処理については、図15のフローチャートに示したものと同様のものを用いることが可能である。
以上のような本発明の他の実施形態に係る内空変位測定方法、内空変位測定システムによっても先の実施形態と同様の効果を享受することが可能である。なお、トンネル内空断面内空変位を判断するために、これまで説明した実施形態に係る方法と、本実施形態に係る方法の2つの方法を実施し、これらから総合的にトンネル内空の変状を把握することも有効な方法である。
5・・・レーザースキャナターゲット
10・・・3次元レーザースキャナ
20・・・パーソナルコンピューター
25・・・設計データ
35・・・プリズムターゲット
40・・・反射シートターゲット
50・・・トータルステーション
60・・・パーソナルコンピューター

Claims (7)

  1. 3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、
    トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、
    前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、
    前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、
    前記内空形状ライン取得工程で取得された内空形状ラインに基づく所定の値を算出する所定値算出工程と、
    第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいて前記所定値算出工程で算出された所定値と、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいて前記所定値算出工程で算出された所定値との差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法。
  2. 3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、
    トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、
    前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、
    前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、
    前記内空形状ラインに、トンネル設計データに基づくスプリングライン及びセンターラインを重ね合わせる重ね合わせ工程と、
    前記スプリングライン及び前記センターラインの交点から、所定距離離れた前記スプリングライン上の基点と、該基点における前記スプリングラインに対する垂線と前記内空形状ラインとが交わる交点との間の垂線長さを算出する垂線長さ算出工程と、
    第1のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記垂線長さと、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記垂線長さとの差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法。
  3. 3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、
    トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、
    前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、
    前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、
    前記内空形状ラインに、トンネル設計データに基づくスプリングライン及びセンターラインを重ね合わせる重ね合わせ工程と、
    前記スプリングライン及び前記センターラインの交点から、所定距離離れた前記センターライン上の基点と、該基点における前記センターラインに対する垂線と前記内空形状ラインとが交わる交点との間の水平線長さを算出する水平線長さ算出工程と、
    第1のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記水平線長さと、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記水平線長さとの差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法。
  4. 3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、
    トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、
    前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、
    前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、
    前記内空形状ラインに、トンネル設計データに基づくスプリングライン及びセンターラインを重ね合わせる重ね合わせ工程と、
    前記内空形状ライン及び前記スプリングライン及び前記センターラインから所定の区画を導出する所定区画導出工程と、
    前記所定区画導出工程によって導出された所定の区画における重心位置を算出する重心位置算出工程と、
    第1のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記重心位置と、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータにより算出された前記重心位置との差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法。
  5. 3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、
    トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、
    前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、
    前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、
    前記内空形状ライン上における最右端位置と最左端位置とを抽出する端部工程と、
    第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいた前記内空形状ライン上の天端位置を抽出する第1天端部工程と、
    前記第1天端部工程によって抽出された天端位置から、最右端位置と最左端位置とを結ぶ線分に垂線を下ろし求められる交点と、前記線分とで極座標を定義する第1定義工程と、前記第1定義工程で定義された極座標における所定偏角である内空ライン上の位置を算出する第1所定偏角位置算出工程と、
    前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいた前記内空形状ライン上の天端位置を抽出する第2天端部工程と、
    前記第2天端部工程によって抽出された天端位置から、最右端位置と最左端位置とを結ぶ線分に垂線を下ろし求められる交点と、前記線分とで極座標を定義する第2定義工程と、前記第2定義工程で定義された極座標における所定偏角である内空ライン上の位置を算出する第2所定偏角位置算出工程と、
    前記第1所定偏角位置算出工程により算出された位置と、前記第2所定偏角位置算出工程により算出された位置との差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法。
  6. 3次元レーザースキャナによってトンネル内空の内空変位を測定する方法であって、
    トンネル内空における位置座標が既知である点にレーザースキャナ用ターゲットを取り付けるターゲット取り付け工程と、
    前記レーザースキャナ用ターゲットを含むトンネル内空を3次元レーザースキャナによってスキャンすることでスキャンデータを取得するスキャンデータ取得工程と、
    前記スキャンデータから着目トンネル断面における内空形状ラインを取得する内空形状ライン取得工程と、
    前記内空形状ライン上における最右端位置と最左端位置とを抽出する端部工程と、
    前記端部工程で抽出された最右端位置と最左端位置の中間点と、最右端位置と最左端位置を結ぶ線分とで極座標を定義する定義工程と、
    前記定義工程で定義された極座標における所定偏角である内空ライン上の位置を算出する所定偏角位置算出工程と、
    第1のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいて前記所定偏角位置算出工程で算出された位置と、前記第1のタイミングと異なる第2のタイミングで取得されたスキャンデータに基づいて前記所定偏角位置算出工程で算出された位置との差分によって、トンネル内空変位を算出する内空変位算出工程と、からなることを特徴とする内空変位測定方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の内空変位測定方法を用いてトンネル内空変位を算出することを特徴とする内空変位測定システム。
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