JP2012057823A - 磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法 - Google Patents

磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012057823A
JP2012057823A JP2010198687A JP2010198687A JP2012057823A JP 2012057823 A JP2012057823 A JP 2012057823A JP 2010198687 A JP2010198687 A JP 2010198687A JP 2010198687 A JP2010198687 A JP 2010198687A JP 2012057823 A JP2012057823 A JP 2012057823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic refrigeration
refrigeration material
microchannel
manufacturing
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010198687A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5521919B2 (ja
Inventor
Nobuyoshi Sakakibara
伸義 榊原
Yasuo Kito
泰男 木藤
Yasutoku Niiyama
泰徳 新山
Maya Fujita
麻哉 藤田
Takashi Fujieda
俊 藤枝
Kazuaki Fukamichi
和明 深道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Denso Corp
Original Assignee
Tohoku University NUC
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC, Denso Corp filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2010198687A priority Critical patent/JP5521919B2/ja
Publication of JP2012057823A publication Critical patent/JP2012057823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5521919B2 publication Critical patent/JP5521919B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

【課題】磁気冷凍材料でマイクロチャネルを形成する方法を提供する。
【解決手段】マイクロチャネルにおける一対の空隙幅W1と磁気冷凍材料充填幅W2の合計寸法W1+W2よりも厚い平板状磁気冷凍材料111の一方の面にマイクロチャネルの幅以上の深さを有する溝111aを形成する溝形成工程と、前記溝111aの深さがマイクロチャネルの空隙幅W1と一致するように研削あるいは研磨加工する工程と、前記平板状磁気冷凍材料111のうち前記溝111aを形成した面と反対側の面を、平面となるよう且つ厚みがマイクロチャネルにおける一対の空隙幅W1と磁気冷凍材料充填幅W2の合計W1+W2と一致するように研削あるいは研磨加工する工程と、研削あるいは研磨加工して得られた磁気冷凍材料チップ101を積層させた状態で接合する接合工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気冷凍材料を用いた熱交換器の製造方法に関する。
環境配慮型の冷凍技術として、クリーンでエネルギー効率の高い磁気冷凍に対する期待が高まっている。磁気冷凍材料としてLa(Fe,Si)13系材料が高い磁気熱量効果を発現し、且つこの材料に水素を含有させることで高い磁気熱量効果を室温で発現することが知られている(特許文献1)。あるいは水素の代わりにCoを含有させて室温動作させる方法も提案されている(特許文献2)。
特許文献2には、磁気冷凍材料の形状については、球形あるいは楕円体が望ましく、粒径は0.1mm以上2mm以下が好ましく、0.4mm以上1.5mm以下であることがより好ましい、と記載されている。図14(a)に球状の磁気冷凍材料を円筒管に充填した状態の概略断面図を示す。符号100は球状磁気冷凍材料、符号10は円筒管である。
冷媒と磁気冷凍材料との熱交換の観点からは磁気冷凍材料の比表面積が最も大きくなる球状が好ましい。しかしながら、球状の磁気冷凍材料を用いた場合にはポンプ動力すなわち圧力損失が高くなってしまう。更に、容器に球状の磁気冷凍材料を充填した場合に個々の磁気冷凍材料粒子が完全に固定されず、一部の粒子は冷媒によって移動するために隣接する粒子との衝突によって破壊し微細粉を発生してしまう。
一方、磁気冷凍材料の面に接した貫通スリットを形成し、このスリットに冷媒を流すことで磁気冷凍材料と冷媒間での熱交換を行うマイクロチャネル構造が提案されている(非特許文献1)。図14(b)に非特許文献1の模式断面図およびマイクロチャネルの斜視図を示す。本構造とすることで、低圧力損失と高熱交換性能の両立が可能となる。
所望の熱交換性能を得るためにはマイクロチャネルのスリット幅および磁気冷凍材料厚さ共に0.5mm程度以下とする必要がある。一方、非特許文献1ではマイクロチャネルのスリット幅を0.15mm程度としており、磁気冷凍材料(GaSiGe)の厚さを5mmとしている。Si基板をエッチングして0.15mm深さの溝を形成し、この溝を形成した面に対向させて5mm厚の磁気冷凍材料の板を接合することでマイクロチャネルを形成している。
特開2003−96547 特開2008−150695
NASA Supported Hydrogen Research 2005 @University of Florida講演会チャート、第18頁、[online]、[平成22年8月2日検索]、インターネット〈URL:http://www.mae.ufl.edu/NasaHydrogenResearch/presentations/Review%20Meeting%20-%20Other%20Projects.pdf〉
しかしながら、非特許文献1の構造ではマイクロチャネル構造の一部が磁気冷凍材料ではないSiで形成されることになり、磁気熱量効果を100%引き出すことができない。またSiと磁気冷凍材料とで熱膨張係数が異なるために温度変動によって界面に応力が発生し、最悪の場合界面で剥離する恐れがある。
非特許文献1において磁気冷凍材料そのものでマイクロチャネルを形成しなかった理由は磁気冷凍材料がSi基板のように単結晶ではないために結晶の異方性を利用したエッチング加工ができず、更に磁気冷凍材料が機械的に脆いために放電加工など一般的な深溝機械加工では前述のマイクロチャネル構造を形成することができないためである。
本発明は上記点に鑑みて、磁気冷凍材料でマイクロチャネルを形成する方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の知見に基づいて案出されたものである。塊状の磁気冷凍材料に幅が0.5mm以下で高さ5mm程度奥行きが20mm程度の貫通スリットを形成するには、レーザー加工や放電加工等が考えられるが、いずれの加工方法も加工時間が長く、加工面の面粗度の悪化や亀裂・割れ等のダメージの発生が課題となる。
これに対して、平板状磁気冷凍材料の一方の面に溝を形成するには例えば一般的な旋盤加工あるいはワイヤカット加工で可能であり、これを基本部材として、この基本部材を複数個積層して接合面同士で接合すれば亀裂・割れ等のダメージなくマイクロチャネルを形成することができる。
上記の知見に基づいて、請求項1に記載の発明では、一方の面に溝(101a)が形成された平板状磁気冷凍材料(101)を得る工程と、
平板状磁気冷凍材料(101)を複数個、積層させた状態で接合する工程とを含むことを特徴とする。
これにより、磁気冷凍材料でマイクロチャネルを形成することができる。
請求項2に記載の発明では、マイクロチャネルにおける一対の空隙幅(W1)と磁気冷凍材料充填幅(W2)の合計寸法(W1+W2)よりも厚い平板状磁気冷凍材料(111)の一方の面にマイクロチャネルの幅以上の深さを有する溝(111a)を形成する溝形成工程と、
溝(111a)の深さがマイクロチャネルの空隙幅(W1)と一致するように研削あるいは研磨加工する工程と、
平板状磁気冷凍材料(111)のうち溝(111a)を形成した面と反対側の面を、平面となるよう且つ厚みがマイクロチャネルにおける一対の空隙幅(W1)と磁気冷凍材料充填幅(W2)の合計(W1+W2)と一致するように研削あるいは研磨加工する工程と、
研削あるいは研磨加工して得られた磁気冷凍材料チップ(101)を積層させた状態で接合する接合工程とを含むことを特徴とする。
これによると、上記した請求項1に記載の発明と同様に、磁気冷凍材料でマイクロチャネルを形成することができる。さらに、研削面あるいは研磨面で接合するので良好な接合状態を得ることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、接合工程では、積層方向に加重を印加した状態で加熱することを特徴とする。
これにより直接接合することができるので、例えばハンダ付けやロー付けのような異種材料を介さず同じ材料から構成することができ、ひいては熱膨張係数差による剥離等の不具合を回避することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、接合工程では、加重ゼロの状態から所定の加重とするまで徐々に加重を印加することを特徴とする。これにより、加重印加時に溝のエッジ部での亀裂・割れを防止できる。
具体的には、請求項5に記載の発明にように、請求項4に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、接合工程における加重の増加速度を100N/cm2 /sec以下にするのが好ましい。
請求項6に記載の発明では、請求項3ないし5のいずれか1つに記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、研削あるいは研磨された平板状磁気冷凍材料の面内の高低差を面内の頂点部から7.5mm離れた位置で18μm未満にし、
接合工程において、積層方向の加重を450N/cm2 以上且つ5kN/cm2 未満にし、加熱温度を接合部において800℃以上にすることを特徴とする。
これにより、磁気冷凍材料が破壊することなく接合面全面で直接接合できるために高い磁気熱量効果を発現することができる。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、平板状磁気冷凍材料として、NaZn13結晶構造を主相とするLaFe13系材料を用いることを特徴とする。これにより、高い磁気熱量効果すなわち高い熱交換性能が期待できる。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、LaFe13系材料として、少なくともα-Feの結晶と正方晶LaFeSiの結晶とを含む磁気冷凍材料を用い、
接合工程の後に、水素雰囲気で熱処理してLaFe13系材料に水素を含有させる工程を行うことを特徴とする。
これにより、室温近傍で高い磁気熱量効果すなわち高い熱交換性能を得ることができる。
請求項9に記載の発明では、請求項7に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、LaFe13系材料として、少なくともα-Feの結晶と正方晶LaFeSiの結晶とを含む磁気冷凍材料を用い、
接合工程の後に、酸素を含まない雰囲気中で熱処理してNaZn13結晶構造のLaFe13系結晶を増加させる熱処理工程を行うことを特徴とする。
これによると、マイクロチャネルの基本部材を形成する際の機械加工においてα-Fe結晶の存在によって靭性が増し、割れや欠けなく所定の形状に仕上げ易くなる。また、マイクロチャネル形成後の酸素を含まない雰囲気中で熱処理することでNaZn13結晶構造のLaFe13系結晶を増加することができるので、高い磁気熱量効果すなわち高い熱交換性能を得ることができる。
請求項10に記載の発明では、請求項7に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、LaFe13系材料として、少なくともα-Feの結晶と正方晶LaFeSiの結晶とを含む磁気冷凍材料を用い、
接合工程の後に、酸素を含まない雰囲気中で熱処理してLaFe13系結晶を増加する熱処理工程を行い、
熱処理工程の後に、水素雰囲気で熱処理してLaFe13系材料に水素を含有させる工程を行うことを特徴とする。
これにより、上記した請求項8、9に記載の発明の効果を得ることができる。
具体的には、請求項11に記載の発明のように、請求項9または10に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、熱処理工程では、1000℃から1050℃の温度範囲で熱処理することが好ましい。
請求項12に記載の発明のように、請求項7ないし11のいずれか1つに記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法において、接合工程において、接合界面にFeリッチな領域を形成すれば、接合強度を向上できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法を示す斜視図および断面図である。 第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法における磁気冷凍材料チップの研磨水準を示す図表および概略図である。 第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法における放電プラズマ焼結(SPS)による接合検討結果の図表である。 第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法におけるSPSの加重および温度プロファイルを示す図である。 第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法におけるホットプレスの加重および温度プロファイルを示す図である。 第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法におけるホットプレスによる接合検討結果の図表である。 第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法により製作した磁気冷凍材料マイクロチャネルの斜視図である。 第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法により製作した磁気冷凍材料マイクロチャネルを収納した熱交換器断面図である。 第1実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法の工程フロー図である。 図9の溝形成工程および第1、第2研磨工程を示す断面図である。 第2実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法の工程フロー図である。 第3実施形態の磁気冷凍材料マイクロチャネル製造方法の工程フロー図である。 図12の平板形成および溝形成工程を示す断面図である。 (a)は従来技術による小粒子状磁気冷凍材料を収納した熱交換器断面図であり、(b)は従来技術によるマイクロチャネルの概略斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を説明する。図1は、第1実施形態の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法を示した概略斜視図および断面図である。
図1(a)は中央部に深さがマイクロチャネルのスリット幅に相当する溝101aが形成された磁気冷凍材料からなる平板101を示し、図1(b)は磁気冷凍材料からなる他の平板102を示す。平板101の溝101aはワイヤカット加工により形成した。平板102には溝を形成していない。
図1(c)は溝101aを形成した磁気冷凍材料からなる平板101を複数個、溝101aを形成した面と溝101aを形成していない面が接するように積層し、最上部に溝を形成していない磁気冷凍材料からなる平板102を積層した状態を示す。
図1(d)は図1(c)の状態で積層した磁気冷凍材料からなる平板(磁気冷凍材料チップ)101、102を、互いに接した面において直接接合させた状態を示す。積層方向から冷凍材料からなる平板101、102に加重(荷重)を印加しつつ加熱することで直接接合している。接合によって冷凍材料からなる平板101に形成されていた溝部は、マイクロチャネルのスリット201となる。
図2(a)は磁気冷凍材料からなる平板102同士を直接接合する際の、接合面の研磨水準を説明する図表である。平板102のサイズは10mm×10mmで厚さは0.5mmである。研磨水準Iでは図2(b)に示すようにMARUTO社製Dialap(ML−150)を用いた。研磨水準IIでは図2(c)に示すようにMARUTO社製Doctor−Lap(ML−180)を用いた。
いずれの水準においても研磨砥粒は3μmのダイヤを用いた。水準Iでは試料位置が自転中心にあるために、試料チップ中央部に比べて試料チップ周辺部での研磨量が増加する傾向にある。
一方、水準IIでは試料位置を自転中心からずらし、且つ複数個の試料を回転対象に配置しているために試料チップ中央部と試料チップ周辺部での研磨量の差が少なくなる。実際、水準Iでは試料チップの中央部と試料チップ周辺部でのチップ内湾曲であるΔHが18μmであるのに対して、水準IIではΔHが2μm未満となる。本例では、ΔHは、面内の頂点部と、面内の頂点部から7.5mm離れた位置との高低差を指す。
図3は接合面の研磨水準と放電プラズマ焼結(SPS)装置による直接接合の条件(温度および加圧力)の組合せにおける接合状態をまとめた図表である。
研磨面水準I(ΔH=18μm)においては良好な接合は得られない。SPSの温度が500℃以下では試料チップの周辺部で接合しない領域があり、SPSの温度が750℃以上では全面で接合するが、試料チップの周辺部に亀裂が発生した。これは接合面が過度に凸状に湾曲していることに起因する。
一方、研磨水準II(ΔH<2μm)においては、SPSの温度が500℃、加重が2.7kN/cm2 で良好な接合を確認した。したがって、研磨水準IIの研磨面であればSPS温度500℃以上で良好な接合が可能となる。ただし、加重5.0kN/cm2 ではSPS加熱の前に試料が破壊しており、加重は5.0kN/cm2 未満とする必要がある。
図4は図3で平板101同士の試料チップで良好な接合状態を確認した研磨水準II、SPS温度600℃、SPS加重2.7kN/cm2 で平板試料102と溝(溝深さ0.15mm、溝幅5mm)を形成した試料101の接合実験をした際の、SPS温度とSPS加重のプロファイルを示す。
本実験においては接合面での接合は確認できたが、溝のエッジ部において割れが発生した。図4に示すように、SPSでは実験装置の構造上の問題から加重SWをONした瞬間に2.7kNの加重が印加されてしまうために、この衝撃によって溝エッジ部に応力が集中したためである。
図5は同様の試料チップ101、102をホットプレス装置(加重印加手段)にて接合実験を行った際のホットプレス温度とホットプレス加重のプロファイル例を示す。図6にホットプレスの実験水準に対応した接合結果をまとめた。
ホットプレス温度800℃以上、加重450N/cm2 で良好な接合ならびに溝のエッジ部での割れの発生は無かった。図5に示すようにホットプレスでは加重SWをONしても加重ゼロが維持され、加重調整ダイヤルを回すことで所定の加重まで時間をかけて徐々に増加させることができる。本実験では450Nまで10秒以上をかけて増加させた。したがって、SPSのような瞬間的な加重印加による衝撃を回避でき、結果として割れの発生を抑制できる。また、加重は450Nでも十分に接合できることが判明した。なお、加重の増加速度は、100N/cm2 /sec以下が好ましい。
一方、SPS温度が500℃でも接合できたのに対してホットプレスでは800℃まで温度を上げないと接合できなかった。SPSでは接合界面においてプラズマが形成されるために接合界面における温度は測温部よりも温度が高くなっている。ホットプレスでの加熱はヒータ加熱であるために測温部の温度と接合界面における温度は一致している。したがって、SPS温度で500℃という条件は接合界面(接合部)における温度が800℃以上になっているとみなすことができる。
図7は図1の工程により作製した磁気冷凍材料マイクロチャネルの斜視図であり、符号100が磁気冷凍材料、符号200が奥行き方向に貫通したマイクロチャネルである。
図8は図7に示した磁気冷凍材料マイクロチャネルを、冷媒を流すためのケースに収納した状態の概略断面図である。ケース10の両端に設けられたポートより冷媒を充填し、磁気冷凍材料の磁気熱量効果による発熱・吸熱と同期させて冷媒を移動させることで熱交換を行う。
第1実施形態においては、マイクロチャネル部200を囲む全ての領域において磁気冷凍材料100が存在しているために、非特許文献1と比較して効率の良い熱交換を実現できる。また、直接接合によって磁気冷凍材料同士が接合しているために、熱交換時の温度変化による熱膨張係数差が生じることが無く、信頼性の高い熱交換器を提供できる。更に、磁気冷凍材料が一体化しているために冷媒の移動に伴う磁気冷凍材料の移動も無いので微細粉の発生も抑えられる。
上述した本実施形態の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法の工程フロー図を図9に示す。本製造方法は、溝形成工程、第1研磨工程、第2研磨工程、積層工程および接合工程とからなる。
具体的には、まず、図10(a)に示す平板状磁気冷凍材料111を用意する。この平板状磁気冷凍材料111は、マイクロチャネルにおける一対の空隙幅W1と磁気冷凍材料充填幅W2の合計寸法(図1、図7を参照)よりも厚い。
次いで、溝形成工程では、図10(b)に示すように、平板状磁気冷凍材料111の一方の面にマイクロチャネルの幅以上の深さを有する溝111aを形成する。
次いで、第1研磨工程では、まず図10(c)に示すように溝111aの深さがマイクロチャネルの空隙幅W1と一致するように平板状磁気冷凍材料111の一方の面を研削あるいは研磨する。第2研磨工程では、図10(d)に示すように平板状磁気冷凍材料111のうち溝111aを形成した面と反対側の面を、平面となるよう且つ厚みがマイクロチャネルにおける一対の空隙幅W1と磁気冷凍材料充填幅W2の合計(W1+W2)と一致するように研削加工あるいは研磨加工を行う。このようにして図1(a)に示す平板状磁気冷凍材料101、より具体的には、一方の面に溝101aが形成された平板状磁気冷凍材料101が得られる。
次いで、積層工程では、図1(c)に示すように、平板状磁気冷凍材料101のうち前記溝101aが形成された面に、他の平板状磁気冷凍材料102を積層する。次いで、接合工程では、図1(d)に示すように、平板状磁気冷凍材料101、102を積層させた状態で接合させる。このようにして磁気冷凍材料マイクロチャネルが得られる。
(第2実施形態)
本第2実施形態では、磁気冷凍材料として、NaZn13結晶構造を主相とするLaFe13系材料を用いる。LaFe13系材料とは、La(Fex ,Si1-x )13を主相とし(0≦x≦1)、それ以外の相として、α−Feと正方晶LaFeSiを含む材料を指す。
そして、図11に示すように、第1実施形態と同様な工程(溝形成工程〜接合工程)により磁気冷凍材料マイクロチャネルを形成後、酸素を含まない雰囲気中で1000℃〜1050℃の温度範囲で高温熱処理することでNaZn13結晶構造の組織(LaFe13系結晶)を増加させ(熱処理工程)、次に水素を含有させて室温近傍で動作させる水素雰囲気中で加熱処理(水素含浸処理)することで、磁気冷凍材料の磁気熱量効果発現温度域を室温近傍に上昇させる(水素含浸工程)。
マイクロチャネル形成前の磁気冷凍材料101、102に水素含浸処理を行った後に直接接合工程を行うと、直接接合工程における加熱処理によって一旦磁気冷凍材料中に含浸した水素が離脱してしまう。このため、水素含浸処理はマイクロチャネル形成工程の後、且つ酸素を含まない雰囲気中で高温熱処理することでNaZn13結晶構造の組織を増加させた後に実施しなければならない。
なお、本実施形態では、接合工程を行うことにより、接合界面にFeリッチな領域が形成される。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、溝形成工程の次に第1、第2研磨工程を行うが、溝形成工程を行う前の平板状磁気冷凍材料の面精度が十分確保されていれば、図12に示すように、必ずしも溝形成工程の次に第1、第2研磨工程を行う必要はない。
図12に示す本実施形態の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法では、まず図13(a)に示すように、厚みがマイクロチャネルにおける一対の空隙幅W1と磁気冷凍材料充填幅W2の合計寸法(W1+W2)と一致し且つ板面の研磨水準が十分確保された平板状磁気冷凍材料121を形成する(平板形成工程)。
次いで、図13(b)に示すように、マイクロチャネルの空隙幅W1と一致する深さの溝121aを平板状磁気冷凍材料121の一方の面に形成する(溝形成工程)。このようにして図1(a)に示す平板101が得られる。
次いで、上記第1実施形態と同様に積層工程および接合工程を行う。このようにして磁気冷凍材料マイクロチャネルが得られる。なお、上記第2実施形態と同様に、接合工程の後に熱処理工程および水素含浸工程を行ってもよい。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、上記第1実施形態では放電プラズマ焼結(SPS)装置による直接接合は平板状の磁気冷凍材料チップ同士の接合は可能であり、溝を形成した磁気冷凍材料チップの接合では亀裂が発生したが、これはSPS装置の適用を否定するものではない。SPS装置の加圧機構を加圧力ゼロから徐々に増加させる機構とすれば良い。SPS装置では接合界面でプラズマを発生させるために局所的な領域で高温にすることができるので、接合界面以外の領域の磁気冷凍材料を高温に晒すことはない。またヒータ加熱でなく自己発熱のために加熱に要するエネルギー消費を抑えられるという利点もある。
10 磁気冷凍材料を収納するケース
100 磁気冷凍材料
101 平板(平板状磁気冷凍材料、磁気冷凍材料チップ)
102 平板(磁気冷凍材料)
101a 溝
111 平板状磁気冷凍材料
200、201 マイクロチャネル部
W1 空隙幅
W2 磁気冷凍材料充填幅

Claims (12)

  1. 一方の面に溝(101a)が形成された平板状磁気冷凍材料(101)を得る工程と、
    前記平板状磁気冷凍材料(101)を複数個、積層させた状態で接合する工程とを含むことを特徴とする磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  2. マイクロチャネルにおける一対の空隙幅(W1)と磁気冷凍材料充填幅(W2)の合計寸法(W1+W2)よりも厚い平板状磁気冷凍材料(111)の一方の面にマイクロチャネルの幅以上の深さを有する溝(111a)を形成する溝形成工程と、
    前記溝(111a)の深さがマイクロチャネルの空隙幅(W1)と一致するように研削あるいは研磨加工する工程と、
    前記平板状磁気冷凍材料(111)のうち前記溝(111a)を形成した面と反対側の面を、平面となるよう且つ厚みがマイクロチャネルにおける一対の空隙幅(W1)と磁気冷凍材料充填幅(W2)の合計(W1+W2)と一致するように研削あるいは研磨加工する工程と、
    研削あるいは研磨加工して得られた磁気冷凍材料チップ(101)を積層させた状態で接合する接合工程とを含むことを特徴とする磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  3. 前記接合工程では、積層方向に加重を印加した状態で加熱することを特徴とする請求項1または2に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  4. 前記接合工程では、加重ゼロの状態から所定の加重とするまで徐々に加重を印加することを特徴とする請求項3に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  5. 前記接合工程における加重の増加速度を100N/cm2 /sec以下にすることを特徴とする請求項4に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  6. 研削あるいは研磨された前記平板状磁気冷凍材料の面内の高低差を面内の頂点部から7.5mm離れた位置で18μm未満にし、
    前記接合工程において、積層方向の加重を450N/cm2 以上且つ5kN/cm2 未満にし、加熱温度を接合部において800℃以上にすることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  7. 前記平板状磁気冷凍材料として、NaZn13結晶構造を主相とするLaFe13系材料を用いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  8. 前記LaFe13系材料として、少なくともα-Feの結晶と正方晶LaFeSiの結晶とを含む磁気冷凍材料を用い、
    前記接合工程の後に、水素雰囲気で熱処理してLaFe13系材料に水素を含有させる工程を行うことを特徴とする請求項7に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  9. 前記LaFe13系材料として、少なくともα-Feの結晶と正方晶LaFeSiの結晶とを含む磁気冷凍材料を用い、
    前記接合工程の後に、酸素を含まない雰囲気中で熱処理してNaZn13結晶構造のLaFe13系結晶を増加させる熱処理工程を行うことを特徴とする請求項7に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  10. 前記LaFe13系材料として、少なくともα-Feの結晶と正方晶LaFeSiの結晶とを含む磁気冷凍材料を用い、
    前記接合工程の後に、酸素を含まない雰囲気中で熱処理してLaFe13系結晶を増加する熱処理工程を行い、
    前記熱処理工程の後に、水素雰囲気で熱処理してLaFe13系材料に水素を含有させる工程を行うことを特徴とする請求項7に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  11. 前記熱処理工程では、1000℃から1050℃の温度範囲で熱処理することを特徴とする請求項9または10に記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
  12. 前記接合工程において、接合界面にFeリッチな領域を形成することを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1つに記載の磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法。
JP2010198687A 2010-09-06 2010-09-06 磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法 Expired - Fee Related JP5521919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010198687A JP5521919B2 (ja) 2010-09-06 2010-09-06 磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010198687A JP5521919B2 (ja) 2010-09-06 2010-09-06 磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012057823A true JP2012057823A (ja) 2012-03-22
JP5521919B2 JP5521919B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=46055144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010198687A Expired - Fee Related JP5521919B2 (ja) 2010-09-06 2010-09-06 磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5521919B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044003A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Denso Corp 磁気冷凍材料熱交換器の製造方法および熱交換器
WO2014170447A1 (fr) * 2013-04-19 2014-10-23 Erasteel Plaque magnétocalorique pour un élément magnétique réfrigérant et son procédé de fabrication, bloc pour élément magnétique réfrigérant la comportant et leurs procédés de fabrication, et élément magnétique réfrigérant comportant ces blocs
JP2015075261A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 中部電力株式会社 磁気作業物質を用いた熱交換体
CN108346498A (zh) * 2018-03-09 2018-07-31 南昌航空大学 一种通过添加LaAl低熔点相提高LaFeSi磁热性能的方法
CN112207509A (zh) * 2020-09-02 2021-01-12 上海坤勇节能科技有限公司 一种微通道换热板的制造方法
WO2024070690A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 ダイキン工業株式会社 冷凍装置及び冷凍機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000249486A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 積層式熱交換器およびその製造方法
JP2002106999A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Toshiba Corp 磁気冷凍装置
JP2004303952A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nec Machinery Corp 接合方法および接合装置
JP2006316324A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Toshiba Corp 磁性材料の製造方法
JP2007291437A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Hitachi Metals Ltd 磁気冷凍作業ベッド用の焼結体およびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000249486A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 積層式熱交換器およびその製造方法
JP2002106999A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Toshiba Corp 磁気冷凍装置
JP2004303952A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nec Machinery Corp 接合方法および接合装置
JP2006316324A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Toshiba Corp 磁性材料の製造方法
JP2007291437A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Hitachi Metals Ltd 磁気冷凍作業ベッド用の焼結体およびその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044003A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Denso Corp 磁気冷凍材料熱交換器の製造方法および熱交換器
WO2014170447A1 (fr) * 2013-04-19 2014-10-23 Erasteel Plaque magnétocalorique pour un élément magnétique réfrigérant et son procédé de fabrication, bloc pour élément magnétique réfrigérant la comportant et leurs procédés de fabrication, et élément magnétique réfrigérant comportant ces blocs
FR3004795A1 (fr) * 2013-04-19 2014-10-24 Erasteel Plaque magnetocalorique pour un element magnetique refrigerant et son procede de fabrication, bloc pour element magnetique refrigerant la comportant et leurs procedes de fabrication, et element magnetique refrigerant comportant ces blocs
JP2015075261A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 中部電力株式会社 磁気作業物質を用いた熱交換体
CN108346498A (zh) * 2018-03-09 2018-07-31 南昌航空大学 一种通过添加LaAl低熔点相提高LaFeSi磁热性能的方法
CN112207509A (zh) * 2020-09-02 2021-01-12 上海坤勇节能科技有限公司 一种微通道换热板的制造方法
WO2024070690A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 ダイキン工業株式会社 冷凍装置及び冷凍機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5521919B2 (ja) 2014-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5521919B2 (ja) 磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法
EP3306643B1 (en) Method for producing composite wafer provided with oxide single-crystal thin film
US11195987B2 (en) Method for producing composite wafer having oxide single-crystal film
JP6233677B1 (ja) 放熱板及びその製造方法
EP2211380A3 (en) Method of Manufacturing Laminated Wafer by High Temperature Laminating Method
CN102371719B (zh) 一种铜/钼/铜层状复合金属材料的制备方法
CN105140144A (zh) 一种介质加压热退火混合键合方法
EP1998368A3 (en) Method for manufacturing soi wafer
CN106238849B (zh) 一种激光板条和热沉双面接合的焊接方法
JP5336101B2 (ja) Soi基板の製造方法
JP6369566B2 (ja) ナノカーボン膜作製用複合基板及びナノカーボン膜の作製方法
JP2010050444A5 (ja)
TWI643296B (zh) 散熱基板及其製造方法
EP2743972A1 (en) Method for bonding semiconductor substrates and devices obtained thereby
JP7074715B2 (ja) 放熱装置
Song et al. Investigation on the processing quality of nanosecond laser stealth dicing for 4H-SiC wafer
CN104014921B (zh) 一种快速制备铜钼多层复合材料的方法
CN104051317B (zh) 晶片到晶片的熔接结合卡盘
JP5853907B2 (ja) 磁気冷凍材料熱交換器の製造方法
WO2022138711A1 (ja) 複合材料、半導体パッケージ及び複合材料の製造方法
JP2006060194A (ja) フリップチップ実装方法
CN105122466A (zh) 用于微间隙热光电装置的微通道散热器
JP5716629B2 (ja) 磁気冷凍材料を用いたマイクロチャネル熱交換器の製造方法およびマイクロチャネル熱交換器
CN107354410A (zh) 一种金刚石/铝复合材料的深冷处理方法
JP2007194345A (ja) はり合わせ基板の製造方法、及びはり合わせ基板の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20121214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5521919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees