JP2012057582A - ターボチャージャ付き内燃機関 - Google Patents

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【課題】加減速時にEGR率の制御の遅れにより燃焼が不安定化する問題を回避する。
【解決手段】排気通路3に設けられたタービン5と、前記タービン5により駆動される吸気通路2のコンプレッサ6とを備えたターボチャージャ付き内燃機関に、吸気通路2における前記コンプレッサ6の下流に設けたスロットル弁10と、吸気通路2における前記コンプレッサ6の上流に設けた吸気絞り弁8と、吸気通路2における前記吸気絞り弁8の上流と前記スロットル弁10の下流とを連通する新気バイパス通路12aと、前記新気バイパス通路12aの途中に設けた新気調量用の新気バイパス弁12bと、排気通路3における前記タービン5の下流の箇所から吸気通路における前記コンプレッサ6の上流かつ前記吸気絞り弁8の下流の箇所に排気ガスの一部を還流させる排気ガス再循環装置(EGR装置25)とを具備する構成を採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気ガス再循環装置を備えたターボチャージャ付き内燃機関に関する。
気筒内の燃焼温度を低下させ、以て有害物質であるNOxの排出量を削減する排気ガス
再循環(Exhaust Gas Recirculation)装置が知られている。EGR装置は、燃焼により発生した排気ガスの一部を吸気に混入するものである。
気筒から排出された直後の高温高圧の排気ガスを吸気通路に還流する高圧ループ式EGRに対し、排気ターボ過給機のタービン及び排気ガス浄化用の触媒を通過した低温低圧の排気ガスを吸気通路に還流する低圧ループ式EGR(例えば、下記特許文献1を参照)は、大量のEGRガスを吸気に混入でき、より有効に燃費の向上を図ることができる点で有利である。
ところで、低圧ループ式EGRを採用する場合、排気ガスは吸気通路におけるコンプレッサの上流に還流される。これは、EGR通路と吸気通路との合流点をコンプレッサの下流に設定した場合、特にコンプレッサの作動中は排気ガスが吸気通路に還流されなくなるからである。従って、要求されるEGR率が低下した際にEGR弁を全閉状態とする制御を行ったとしても、低圧ループ式EGRを採用する場合には、高圧ループ式EGRを採用する場合と比較して、吸気通路中に多量のEGRガスが残留する。すなわち、EGR弁を全閉状態としても、この残留EGRガスが吸気に混交することにより、EGR率の低下が遅れてしまう。結果、気筒に充填される吸気のEGR率が要求EGR率と比較して過剰となり、失火や燃焼不安定状態を引き起こすおそれがあった。失火や燃焼不安定状態はトルクショックや排ガス中の炭化水素量の増加の要因となるので、発生を抑制する必要がある。
そこで、従来の低圧ループ式EGRを使用する場合には、EGR率の上限を低く設定することにより失火や燃焼不安定状態の発生を予防するようにしていた。ところが、EGR率の上限を低く設定すると、上述したような低圧ループ式EGR制御を行うことによる効果、すなわち大量のEGRガスを吸気に混入することにより燃費の向上を図ることができるという効果を好適に得ることができないという新たな問題が発生する。
特開2008−248729号公報
本発明は、加減速時にEGR率の制御の遅れにより燃焼が不安定化する問題を回避することを所期の目的としている。
すなわち本発明に係るターボチャージャ付き内燃機関は、排気通路に設けられたタービンと、前記タービンにより駆動される吸気通路のコンプレッサとを備えたターボチャージャ付き内燃機関において、吸気通路における前記コンプレッサの下流に設けたスロットル弁と、吸気通路における前記コンプレッサの上流に設けた吸気絞り弁と、吸気通路における前記吸気絞り弁の上流と前記スロットル弁の下流とを連通する新気バイパス通路と、前記新気バイパス通路の途中に設けた新気調量用の新気バイパス弁と、排気通路における前記タービンの下流の箇所から吸気通路における前記コンプレッサの上流かつ前記吸気絞り弁の下流の箇所に排気ガスの一部を還流させる排気ガス再循環装置とを具備することを特徴とする。
このような構成のものであれば、EGR制御を終了した直後において、新気バイパス通路を経て新気をシリンダに導入することによりシリンダに導入される混合気中のEGR濃度を低下させることができる。従って、上述したような吸気通路の内部に多量のEGRガスが残留することによる不具合の発生を抑制することができる。
特に、前記新気バイパス弁を制御する制御装置を具備し、前記制御装置が、緩やかな加速又は緩やかな減速を示す所定の加減速条件を満たした場合に新気バイパス弁を開弁する制御を行うものであれば、特に、ターボチャージャによる過給が十分行われない程度に緩やかな加速を行う際や、燃料カットが行われない程度に緩やかな減速を行う際に新気バイパス弁を開弁することによる効果を好適に得ることができる。
さらに、前記新気バイパス弁を制御する制御装置を具備し、前記制御装置が、サージタンク内が負圧である場合にのみ新気バイパス弁を開弁する制御を行うものであれば、サージタンク内が正圧である場合に新気バイパス弁を閉弁することにより、EGRガスが吸気絞り弁の上流へ逆流する不具合の発生を抑制することができる。
本発明によれば、加減速時にEGR率の制御の遅れにより燃焼が不安定化する問題を回避することができるという効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの概略構成説明図。 同実施形態の電子制御装置の概略構成説明図。 同実施形態の制御手順を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に構成を概略的に示した内燃機関であるエンジン100は、2つのシリンダ1を有するもので、各シリンダ1に吸入空気を供給するための吸気通路2と、排気ガスを排出するための排気通路3と、排気通路3上に配設されたタービン5及び吸気通路2上に配設されたコンプレッサ6を有するターボチャージャ4とを少なくとも具備してなるものである。前記吸気通路2には、エアクリーナ7、吸気絞り弁8、コンプレッサ6、インタークーラ9、及び電子制御式スロットル弁(以下、スロットル弁10と称する)を上流からこの順で配設している。また、本実施形態では、スロットル弁10とシリンダ1との間にサージタンク11を設けている。加えて本実施形態では、吸気絞り弁8より上流側の箇所とスロットル弁10より下流側の箇所、具体的にはサージタンク11との間を連通する新気バイパス通路12a、及びこの新気バイパス通路12a中に設けてなる新気バイパス弁12bを有する新気バイパス機構12を配設している。前記新気バイパス弁12bは、全閉状態と全開状態との間で開度を連続的に変更可能な弁である。特に緩やかな加減速時においては、後述するように、前記新気バイパス通路12aから新気を導入することにより、過剰のEGRによる失火を防止するようにしている。前記スロットル弁10は、図示しないアクセルペダルの操作量に応じて開閉する。そして、図示しない燃料タンク内に発生した燃料蒸発ガスはキャニスタ13に吸着され、エンジン100が始動された後にパージバキュームスイッチングバルブ14(パージVSV)を介して吸気通路2に導入されるように構成してある。
前記各シリンダ1には、点火プラグ15及び燃料噴射弁16を配設している。前記燃料噴射弁16は、デリバリパイプ17を介して高圧燃料ポンプ18に接続している。
前記排気通路3上には、タービン5、三元触媒20、及び図示しない排気マフラを上流からこの順で配設している。三元触媒20より上流側には、三元触媒20の上流側における空燃比または酸素濃度に応じた出力信号を電子制御装置(以下ECU33と称する)に出力する空燃比センサ21を設けている。一方、三元触媒20より下流側には、三元触媒20中の酸素濃度に応じた信号をECU33に出力するリアO2センサ22を設けている。
前記ターボチャージャ4は、この分野でよく知られたものを使用することができるもので、過給圧を制御するために、タービン5の上流と下流とを連通可能にする排気バイパス通路23aを備え、その排気バイパス通路23aを開閉するウェイストゲート弁23bを備えている。このウェイストゲート弁23bは、低速走行時にはより多くの排気ガスをタービン5に導くことにより、より多くの新気をシリンダ1内に過給するようにすべく閉じられ、中高速走行時には過過給によるノッキングの発生を防ぐべく開かれる。また、ターボチャージャ4のコンプレッサ6側においては、コンプレッサ6を迂回する過給圧迂回機構24が設けてある。この過給圧迂回機構24は、コンプレッサ6の上流と下流とを連通可能にする吸気バイパス通路24aと、その吸気バイパス通路24aを開閉する吸気バイパス弁たるABV24b(エアバイパスバルブ)とを備えている。減速時には、過給圧を下げるようにしている。
また、本実施形態では、エアクリーナ7を介して吸気通路2に流入する新気に排気ガスを混合するためのEGR装置25を、吸気通路2と排気通路3との間に連通させて設けている。すなわち、EGR装置25は、吸気通路2と排気通路3とが選択的に連通される排気ガス再循環管路(以下、EGR管路26と称する)と、そのEGR管路26に設けられてEGR管路26を通過するか、または再循環させる排気ガス(EGRガス)の量を制御する排気ガス再循環制御弁(以下、EGR弁27と称する)と、このEGR弁27の上流に設けられEGRガスを水冷するEGRクーラ28とを備えて構成される。EGR管路26は、排気通路3のタービン5より下流の箇所、より正確には三元触媒20より下流の箇所と、吸気通路2の吸気絞り弁8の下流かつコンプレッサ6の上流の部位とを連通する。すなわち、このEGR装置25は、低圧ループ式のものである。EGR弁27は、ECU33により制御されている。
さらに本実施形態では、連続可変バルブタイミング機構(以下、VVT29と称する)を具備する。このVVT29は、図示しないクランクシャフトの回転に対して排気弁を常に一定のタイミングで開閉させつつ、吸気弁のバルブタイミングを変化させて、排気弁のバルブタイミングと吸気弁のバルブタイミングとの相対位相差を所定角度範囲内で自在に変化させることができる。VVT29の制御は、ECU33により行う。
加えて、本実施形態では、エンジン100のクランクケース内のクランク室及びシリンダヘッドカバー内のカム室で発生するブローバイガスを吸気通路2に送り出すためのブローバイガス還流装置30も備えている。このブローバイガス還流装置30は、PCV通路31と、ブローバイ通路32とを要素とする。PCV通路31は、クランクケース内のクランク室を、吸気通路2に連通せしめる。本実施形態では、PCV通路31の一端を、吸気通路2のスロットル弁10より下流の部位に接続している。ブローバイ通路32は、シリンダヘッドカバー内のカム室を、吸気通路2に連通せしめる。図示はしないが、カム室は、内部通路を介してクランク室と繋がっており、相互にブローバイガスや新気を行き来させることができる。本実施形態では、ブローバイ通路32の一端を、吸気通路2におけるコンプレッサ6の上流側、より正確には吸気絞り弁8の上流側の所定箇所に接続している。
ECU33は、図2に概略的に示すように、CPU33a、RAM33b、ROM33c、フラッシュメモリ33d、I/Oインタフェース33e等を包有するマイクロコンピュータシステムである。I/Oインタフェース33eには、空気流量を検出するためのエアフローメータ34から出力される空気流量信号a、車速を検出する車速センサ35から出力される車速信号b、エンジン回転数を検出する回転数センサ36から出力される回転数信号c、スロットル弁開度を検出するスロットルポジションセンサ37から出力されるスロットル開度信号d、吸気通路2内、より具体的にはサージタンク11内の吸気圧(過給圧)を検出する圧力センサ38から出力される吸気圧信号e、吸気通路2内の吸気温を検出する吸気温センサ39から出力される吸気温信号f、冷却水温を検出する水温センサ40から出力される水温信号g、燃圧を検出する燃圧センサ41から出力される燃圧信号h、空燃比センサ21から出力される空燃比信号i、リアO2センサ22から出力される電圧信号j等が入力される。また、I/Oインタフェース33eからは、燃料噴射弁16に対して燃料噴射信号p、点火プラグ15(のイグニッションコイル)に対して点火信号q、新気バイパス弁12bに対して開閉信号r等を出力する。このECU33は、請求項中の制御装置として機能する。
各種制御用のプログラムは、ROM33c又はフラッシュメモリ33dに格納されており、そのプログラムがRAM33bに読み込まれCPU33aによって解読される。CPU33aは、エンジン100の運転制御に必要な各種信号a,b,c,d,e,f,g,h,i,jをI/Oインタフェース33eを介して取得し、それら信号が示す情報に基づいて吸入空気量や要求燃料噴射量、点火時期、開閉弁時期、EGR弁25bの開度等を演算する。そして、演算結果に対応した各種制御信号p,q,rをI/Oインタフェース33eを介して印加する。
しかして本実施形態では、ECU33は、緩やかな加速又は緩やかな減速を示す所定の加減速条件を満たした場合に新気バイパス弁12bを開弁する制御を行う。
具体的には、アクセル操作量の時間微分値の絶対値が第1の閾値を上回り(加速又は減速が行われていて)、前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値を下回る(加速又は減速が緩やかである)とともに、サージタンク11内が負圧である場合に、新気バイパス弁12bを開弁する制御を行う。また、運転状態に急変があった場合、具体的には燃料カットが開始された場合又はアクセル操作量の増加があった場合には、新気バイパス弁12bを閉弁する制御を行う。なお、前記第2の閾値は、急加速に伴い過給圧が十分大きくなり供給される新気の量が吸気通路中のEGRガスと比較して十分大きくなる程度の値、又は燃料カットが行われる程度の急減速を示す程度の値のうちより大きな値を実験に基づき決定して採用している。
以下、図3に示すフローチャートを参照しつつ、ECU33がプログラムに従い実行する処理の手順を述べる。
まず、運転状態が所定の加減速条件を満たしているか否かを判定する(S1)。具体的には、アクセル操作量の時間微分値の絶対値が第1の閾値を上回っていて、かつ第2の閾値を下回っているか否かを判定する。運転状態が所定の加減速条件を満たしている場合は、次いで、サージタンクが負圧であるか否かを判定する(S2)。さらに、サージタンクが負圧である場合には、エンジン回転数及び吸気圧をパラメータとして新気バイパス弁12bの開度θを決定し(S3)、次いでアクセル操作量の時間微分値をパラメータとして新気バイパス弁12bの開弁時間tを決定する(S4)。それから、新気バイパス弁12bを開弁し(S5)、新気バイパス弁12bの開弁開始から前記開弁時間tが経過しているか否かを判定する(S6)。新気バイパス弁12bの開弁開始から前記開弁時間tが経過していない場合には、続いて、運転状態の急変が有ったか否か、具体的には燃料カットが開始されたかあるいはアクセル操作量の増加があったか否かを判定する(S7)。ここで、運転状態の急変がなかった場合には、引き続き新気バイパス弁12bを開弁する(S5)。一方、新気バイパス弁12bの開弁開始から前記開弁時間tが経過した場合、又は運転状態の急変が有った場合には、新気バイパス弁12bを閉弁する制御を行う(S8)。また、運転状態が所定の加減速条件を満たしていない場合及びサージタンクが正圧である場合にも、新気バイパス弁12bを閉弁する制御を行う(S8)。ここで、新気バイパス弁12bの開度θの決定は、代表的なエンジン回転数及び吸気圧と、対応する新気バイパス弁12bの開度θとを関連付けて記憶したROM33c又はフラッシュメモリ33dに記憶した開度マップを参照して補間計算により行うようにしている。また、新気バイパス弁12bの開弁時間tの決定は、代表的なアクセル操作量の時間微分値と、対応する新気バイパス弁12bの開弁時間tとを関連付けて記憶したROM33c又はフラッシュメモリ33dに記憶した開弁時間マップを参照して補間計算により行うようにしている。
また、ECU33は、前記時間微分値の絶対値が第1の閾値を上回り、第2の閾値を下回ることが検出された場合に、EGR弁27を全閉状態とする制御を上述した制御と並行して行う。
このような制御を行うと、緩やかな加減速が行われる際には、EGR弁27を全閉状態としつつ、新気バイパス弁12bを開弁して新気をサージタンク11内に導入するので、シリンダ1に導入される混合気中のEGR濃度を低下させることができる。従って、吸気通路2内に多量のEGRガスが残留することによる不具合、すなわち失火や燃焼不安定状態の発生を抑制することができる。そして、このことにより、EGR制御を行う際におけるEGR率の上限を高く設定して多量のEGRガスをシリンダ内に導入することができるようになるので、燃費の向上を効果的に得ることができる。
また、ECU33が、運転状態が所定の加減速条件を満たした場合に新気バイパス弁12bを開弁する制御を行うので、特に、ターボチャージャ4による過給が十分行われない程度に緩やかな加速を行う際や、燃料カットが行われない程度に緩やかな減速を行う際に新気バイパス弁を開弁することによる効果を好適に得ることができる。
さらに、ECU33が、サージタンク11内が負圧である場合にのみ新気バイパス弁12bを開弁する制御を行うので、サージタンク11内が正圧である場合には新気バイパス弁12bを閉弁することによりEGRガスが吸気絞り弁上流へ逆流する不具合の発生を抑制することができる。
なお、本発明は以上に述べた実施の形態に限らない。
例えば、上述した実施形態では、運転状態の検出はアクセルペダルの操作量の時間微分値に基づき行うようにしているが、スロットル弁の開度の時間微分値に基づき行うようにしてもよい。
また、運転状態が所定の加減速条件を満たしている場合にはサージタンク内の圧力にかかわらず新気バイパス弁を開弁する制御を行うようにしてもよい。一方、サージタンク内が負圧である場合にはアクセルペダルの操作量又はスロットル弁の開度の時間微分値に関係なく新気バイパス弁を開弁する制御を行うようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態におけるパージバキュームスイッチングバルブ、連続可変バルクタイミング機構、リアO2センサ及びブローバイガス還流装置は必ずしも設ける必要はない。
加えて、上述した実施形態では電子制御式スロットル弁を使用しているが、アクセルペダルに機械的に接続するタイプのスロットル弁を有する内燃機関に本発明を適用してもよい。
そして、燃料を吸気ポート内に噴射するタイプの内燃機関に本発明を適用してもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
2…吸気通路
3…排気通路
5…タービン
6…コンプレッサ
8…吸気絞り弁
10…スロットル弁
12a…新気バイパス通路
12b…新気バイパス弁
25…EGR装置(排気ガス再循環装置)
33…ECU

Claims (3)

  1. 排気通路に設けられたタービンと、
    前記タービンにより駆動される吸気通路のコンプレッサとを備えたターボチャージャ付き内燃機関において、
    吸気通路における前記コンプレッサの下流に設けたスロットル弁と、
    吸気通路における前記コンプレッサの上流に設けた吸気絞り弁と、
    吸気通路における前記吸気絞り弁の上流と前記スロットル弁の下流とを連通する新気バイパス通路と、
    前記新気バイパス通路の途中に設けた新気調量用の新気バイパス弁と、
    排気通路における前記タービンの下流の箇所から吸気通路における前記コンプレッサの上流かつ前記吸気絞り弁の下流の箇所に排気ガスの一部を還流させる排気ガス再循環装置と
    を具備することを特徴とするターボチャージャ付き内燃機関。
  2. 前記新気バイパス弁を制御する制御装置を具備し、
    前記制御装置が、緩やかな加速又は緩やかな減速を示す所定の加減速条件を満たした場合に新気バイパス弁を開弁する制御を行う請求項1記載のターボチャージャ付き内燃機関。
  3. 前記新気バイパス弁を少なくとも制御する制御装置を具備し、
    前記制御装置が、サージタンク内が負圧である場合にのみ新気バイパス弁を開弁する制御を行う請求項1又は2記載のターボチャージャ付き内燃機関。
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