JP2011241694A - 排気還流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インタークーラの腐食を抑制可能な排気還流装置を提供する。
【解決手段】インタークーラ50は、吸気通路22に設けられ、吸気が流入するインタークーラ入口52および吸気が流出するインタークーラ出口53を有している。排気還流管60は、排気通路32と吸気通路22とを接続する排気還流通路61を形成している。バイパス管70は、吸気通路22のインタークーラ50の上流側と下流側とを接続するバイパス通路71を形成し、吸気が流入するバイパス入口72および吸気が流出するバイパス出口73を有している。第1弁体74は、インタークーラ入口52およびバイパス入口72を開閉可能に設けられている。第2弁体75は、インタークーラ出口53およびバイパス出口73を開閉可能に設けられている。インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53は、インタークーラ50の鉛直方向下側に開口するよう形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関からの排気の一部を吸気側へ還流する排気還流装置に関し、特に過給器およびインタークーラを備えた排気還流装置に関する。
従来、内燃機関の排気通路を流れる排気の一部を吸気通路へ還流する排気還流装置が知られている(以下、吸気通路へ還流される排気を「EGRガス」という)。特許文献1および2に開示された排気還流装置は、内燃機関としてのディーゼルエンジンを搭載する車両に設置され、過給器、および、当該過給器によって過給されて温度が上昇した吸気を冷却するためのインタークーラを備えている。また、インタークーラをバイパスするバイパス通路を形成するとともに、インタークーラの入口およびバイパス通路の入口を開閉可能な弁体を備えている。そして、内燃機関の負荷状態に応じて、吸気がインタークーラまたはバイパス通路を流れるよう弁体の作動を制御している。
例えば内燃機関が低負荷状態のとき、弁体を制御しバイパス通路に吸気を流すことで、インタークーラには吸気を流さないようにしている。一方、内燃機関が高負荷状態のとき、インタークーラに吸気を流し当該吸気を冷却している。このとき、吸気にEGRガスが含まれていた場合、EGRガスを含む吸気がインタークーラによって冷却されることで結露し、インタークーラ内に凝縮水が生じる。当該凝縮水がインタークーラ内に長期間保持された場合、インタークーラが腐食するおそれがある。また、EGRガスには硫黄酸化物が含まれているため、当該硫黄酸化物とインタークーラ内に生じた凝縮水とが反応すると硫酸が生成される。これにより、インタークーラの腐食が早まるおそれがある。
また、吸気にEGRガスが含まれた状態で、内燃機関が高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、インタークーラの入口を弁体により閉じると、インタークーラ内のEGRガスは、インタークーラの出口から多量に流出し内燃機関に導かれる。そのため、インタークーラからEGRガスが排出されるまでは、内燃機関に流入するEGRガスの濃度が不安定になる。これにより、内燃機関の運転状態に適したEGR率となるようEGRガスの還流量を制御することができず、エミッションが悪化するおそれがある。また、このとき、インタークーラから内燃機関に流入するEGRガスの濃度が高い場合、EGR率が過大となり内燃機関が失火するおそれがある。
特開平9−256915号公報 特開平8−14111号公報
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、インタークーラの腐食を抑制可能な排気還流装置を提供することにある。本発明のもう1つの目的は、インタークーラの腐食を抑制しつつ、EGR率を高精度に制御可能な排気還流装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、吸気管と、排気管と、過給器と、インタークーラと、排気還流管と、EGR弁と、バイパス管と、第1弁体と、第2弁体と、制御部とを備えている。吸気管は、内燃機関への吸気が流通する吸気通路を形成している。排気管は、内燃機関からの排気が流通する排気通路を形成している。過給器は、排気通路に設けられるタービン、および、吸気通路に設けられシャフトによってタービンに連結されることによりタービンとともに回転するコンプレッサを有している。また、過給器は、排気によりタービンとともにコンプレッサが回転することで吸気を過給する。インタークーラは、吸気通路のコンプレッサと内燃機関との間に設けられ、吸気が流入するインタークーラ入口および吸気が流出するインタークーラ出口を有し、内部の吸気を冷却可能である。排気還流管は、排気通路のタービンの下流側と吸気通路のコンプレッサの上流側とを接続することで排気の一部を吸気通路に還流可能な排気還流通路を形成している。EGR弁は、排気還流通路を開閉可能に設けられている。バイパス管は、インタークーラをバイパスするよう吸気通路のインタークーラの上流側と下流側とを接続するバイパス通路を形成している。また、バイパス管は、吸気が流入するバイパス入口をバイパス通路の一方の端部に有し、吸気が流出するバイパス出口をバイパス通路の他方の端部に有している。第1弁体は、インタークーラ入口およびバイパス入口を開閉可能に設けられ、インタークーラ入口を閉じるよう作動するとバイパス入口を開き、インタークーラ入口を開くよう作動するとバイパス入口を閉じる。第2弁体は、インタークーラ出口およびバイパス出口を開閉可能に設けられ、インタークーラ出口を閉じるよう作動するとバイパス出口を開き、インタークーラ出口を開くよう作動するとバイパス出口を閉じる。制御部は、EGR弁、第1弁体および第2弁体の作動を制御可能である。
そして、本発明では、インタークーラ入口およびインタークーラ出口は、インタークーラの鉛直方向下側に開口するよう形成されている。そのため、インタークーラにより吸気が冷却されて結露しインタークーラ内に凝縮水が生じても、第1弁体および第2弁体がインタークーラ入口およびインタークーラ出口を開くよう作動させれば、インタークーラ内の凝縮水を重力の作用によりインタークーラ入口およびインタークーラ出口から排出することができる。これにより、インタークーラ内に凝縮水が保持されるのを防ぐことができる。したがって、インタークーラの腐食を抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、制御部は、内燃機関が始動するとき、低負荷状態のとき、または、高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、第1弁体がインタークーラ入口を閉じるよう、第2弁体がインタークーラ出口を閉じるよう、第1弁体および第2弁体の作動を制御する。このとき、吸気は、インタークーラを流れることなく、バイパス通路を流れて内燃機関に導かれる。
一般に、内燃機関が始動するとき、吸気の温度がある程度高いほうが、燃料の燃焼状態は良くなる。本発明では、内燃機関が始動するとき、吸気はインタークーラを流れないので冷却されることなく、吸気の温度を、迅速に、燃料の燃焼状態が良好となる温度にすることができる。これにより、内燃機関の始動性を向上できる。
また、本発明では、吸気にEGRガスが含まれた状態で、内燃機関が高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、第1弁体および第2弁体がインタークーラ入口およびインタークーラ出口を閉じるため、吸気中のEGRガスをインタークーラ内に閉じ込めることができる。そのため、インタークーラ内のEGRガスがインタークーラから多量に流出することがない。これにより、インタークーラから内燃機関に流入するEGRガスの濃度を低くすることができるため、EGR率が過大となることによる内燃機関の失火を抑制することができる。また、インタークーラから内燃機関に流入するEGRガスの濃度を低くすることができるため、内燃機関の運転状態に適したEGR率となるよう、EGRガスの還流量をEGR弁によって容易に制御することができる。したがって、EGR率を高精度に制御可能である。
一方、制御部は、内燃機関が高負荷状態のとき、または、停止するとき、第1弁体がインタークーラ入口を開くよう、第2弁体がインタークーラ出口を開くよう、第1弁体および第2弁体の作動を制御する。このとき、吸気は、バイパス通路を流れることなく、インタークーラを流れて内燃機関に導かれる。
本発明では、内燃機関が高負荷状態のとき、インタークーラにより吸気を冷却することで過給器による過給効果を高め、内燃機関の出力を向上することができる。
また、本発明では、内燃機関が停止するとき、制御部は、第1弁体および第2弁体がインタークーラ入口およびインタークーラ出口を開くよう、第1弁体および第2弁体を作動させる。これにより、インタークーラ内に凝縮水が生じていたとしても、当該凝縮水を重力の作用によりインタークーラ入口およびインタークーラ出口から排出することができる。これにより、インタークーラ内に凝縮水が保持されるのを防ぐことができる。したがって、インタークーラの腐食を抑制することができる。
このように、本発明では、内燃機関の負荷状態に応じて第1弁体および第2弁体の作動を制御することにより、種々の効果を奏することができる。
ところで、第1弁体および第2弁体によりインタークーラ入口およびインタークーラ出口を閉じると、インタークーラの内部と外部との間に圧力差が生じることがある。例えば内燃機関が高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、第1弁体および第2弁体がインタークーラ入口およびインタークーラ出口を閉じると、インタークーラの内部の圧力は、外部の圧力より高くなる。そして、次の加速時、すなわち内燃機関が低負荷状態から高負荷状態に移行するとき、第1弁体および第2弁体がインタークーラ入口およびインタークーラ出口を開くと、EGRガスを含んだ高圧の吸気が内燃機関に流入し、内燃機関が失火することが懸念される。
そこで、請求項3に記載の発明では、第2弁体は、オリフィスを有する。そのため、第1弁体および第2弁体によりインタークーラ入口およびインタークーラ出口を閉じても、第2弁体のオリフィスを吸気が流通することにより、インタークーラの内部と外部との圧力差を小さくすることができる。これにより、例えばEGRガスを含んだ高圧の吸気が内燃機関に流入することで内燃機関が失火するといった上述の事態を回避することができる。
本発明の一実施形態による排気還流装置を示す模式図。 本発明の一実施形態による排気還流装置のインタークーラ近傍を示す図であって、(A)は第1弁体および第2弁体がインタークーラ入口およびインタークーラ出口を閉じた状態を示す図、(B)は(A)のB部分の拡大図。 本発明の一実施形態による排気還流装置のインタークーラ近傍を示す図であって、第1弁体および第2弁体がインタークーラ入口およびインタークーラ出口を開いた状態を示す図。 本発明の一実施形態による排気還流装置および比較例の作動を説明するための図であって、(A)は一実施形態における各弁体の開度および吸気量等を示す図、(B)は比較例における各弁体の開度および吸気量等を示す図。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による排気還流装置を図1に示す。
本実施形態の排気還流装置1は、内燃機関としてのエンジン10を搭載する車両に設置される。エンジン10は、ガソリンを燃料として駆動するガソリンエンジンである。以下、本発明の一実施形態では、エンジン10にガソリンエンジンを適用する例について説明する。エンジン10は、4つの気筒11を有している。
排気還流装置1は、吸気管20、排気管30、過給器40、インタークーラ50、排気還流管60、EGR弁63、バイパス管70、第1弁体74、第2弁体75、および、制御部としての電子制御装置(以下、「ECU」という)80などを備えている。
吸気管20は、一方の端部に吸気口21を有している。吸気管20は、他方の端部が4つに分岐し、それぞれがエンジン10の気筒11に接続している。吸気管20は、内側に吸気通路22を形成している。これにより、吸気口21から流入した空気は、吸気通路22を流通し、エンジン10に導かれる。エンジン10は、各気筒11内にピストンを有している。当該ピストンが下降するとき、気筒11と、後述するサージタンク14との間に差圧が生じる。これにより、吸気通路22内の気体(空気)は、気筒11内に吸入される。以下、気筒11内に吸入される気体を「吸気」といい、このうち特に、吸気口21から流入した空気を「新気」という。また、吸気通路22において、吸気流れの上流側を単に「上流側」、吸気流れの下流側を単に「下流側」という。
排気管30は、一方の端部に排気口31を有している。排気管30は、他方の端部が4つに分岐し、それぞれがエンジン10の気筒11に接続している。排気管30は、内側に排気通路32を形成している。これにより、各気筒11内でガソリンが燃焼することにより生じる燃焼ガスは、気筒11から排出されて排気通路32を流通し、排気口31を通じて車両の外部へ放出される。以下、各気筒11から排出される燃焼ガスを「排気」という。また、排気通路32において、排気流れの上流側を単に「上流側」、排気流れの下流側を単に「下流側」という。
過給器40は、タービン41およびコンプレッサ42を有している。タービン41は、排気通路32の途中に設けられている。コンプレッサ42は、吸気通路22の途中に設けられている。タービン41とコンプレッサ42とは、シャフト43により連結している。排気通路32を流れる排気によってタービン41が回転すると、タービン41に連結するコンプレッサ42は回転する。吸気通路22でコンプレッサ42が回転すると、吸気通路22を流れる吸気は、圧縮されてエンジン10に供給される。すなわち、過給器40は、吸気をエンジン10に過給する。
インタークーラ50は、吸気通路22のコンプレッサ42とエンジン10との間に設けられている。インタークーラ50は、インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を有している。吸気通路22を流れる吸気は、インタークーラ入口52を経由してインタークーラ50の内部へ流入し、インタークーラ出口53を経由してインタークーラ50の外部へ流出する。ここで、インタークーラ50の内部は、吸気通路22の一部を構成している。インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53は、インタークーラ50の鉛直方向下側に開口するよう形成されている。
インタークーラ50には、内側に冷却水が流れる冷却水管54が設けられている。冷却水管54は、インタークーラ50の内部空間に露出している。これにより、インタークーラ50の内部を流れる吸気は、冷却水管54により熱を奪われることで冷却される。本実施形態では、過給器40により圧縮されて温度が上昇した吸気をインタークーラ50で冷却することにより、過給効果を高めることができる。
本実施形態では、吸気通路22の吸気口21とコンプレッサ42との間に、エアフィルター12が設けられている。エアフィルター12は、吸気に含まれる異物を捕集する。また、排気通路32の排気口31とタービン41との間には、排気浄化部13が設けられている。排気浄化部13は、例えばモノリス三元触媒を有している。これにより、排気浄化部13を通過する排気は浄化される。
排気還流管60は、排気管30と吸気管20とを接続するよう設けられている。排気還流管60は、内側に排気還流通路61を形成している。排気還流通路61は、排気通路32の排気浄化部13と排気口31との間、すなわちタービン41の下流側と、吸気通路22のエアフィルター12とコンプレッサ42との間、すなわちコンプレッサ42の上流側とを接続している。これにより、排気通路32を流れる排気の一部は、排気還流通路61を流通することにより吸気通路22に還流可能である。なお、本実施形態では、タービン41および排気浄化部13を通過した排気が、吸気通路22に還流される。そのため、吸気通路22に還流される排気(EGRガス)は、比較的低温および低圧である。つまり、本実施形態による排気還流装置1は、LPL(Low Pressure Loop)−EGR装置(低圧EGR装置)として構成されている。
EGR弁63は、排気還流通路61を開閉可能に設けられている。EGR弁63は、排気還流通路61において、開度を制御されることで排気還流通路61を流れる排気の量を調節可能である。これにより、吸気通路22に還流される排気(EGRガス)の量と新気の量との割合、すなわちEGR率を適宜調節可能である。排気還流管60には、EGRクーラ62が設けられている。EGRクーラ62は、排気還流通路61を流れる排気を冷却可能である。
バイパス管70は、内側にバイパス通路71を形成している。バイパス通路71は、インタークーラ50をバイパスするよう吸気通路22のインタークーラ50の上流側と下流側とを接続している。バイパス管70は、吸気が流入するバイパス入口72をバイパス通路71の一方の端部に有し、吸気が流出するバイパス出口73をバイパス通路71の他方の端部に有している。これにより、吸気通路22のインタークーラ50の上流側の吸気は、バイパス入口72を経由してバイパス管70の内部、すなわちバイパス通路71に流入可能である。バイパス通路71に流入した吸気は、バイパス出口73を経由してバイパス管70の外部、すなわち吸気通路22のインタークーラ50の下流側に流出可能である。このように、吸気通路22のインタークーラ50の上流側の吸気は、バイパス通路71を流通することにより、インタークーラ50を迂回することが可能である。
第1弁体74は、インタークーラ入口52およびバイパス入口72を開閉可能に設けられている。第1弁体74は、インタークーラ入口52を閉じるよう作動するとバイパス入口72を開き、インタークーラ入口52を開くよう作動するとバイパス入口72を閉じる。図2(A)は、第1弁体74がインタークーラ入口52を閉じるよう作動したときの状態を示している。このとき、バイパス入口72は開いた状態となる。一方、図3は、第1弁体74がインタークーラ入口52を開くよう作動したときの状態を示している。このとき、バイパス入口72は閉じた状態となる。
第2弁体75は、インタークーラ出口53およびバイパス出口73を開閉可能に設けられている。第2弁体75は、インタークーラ出口53を閉じるよう作動するとバイパス出口73を開き、インタークーラ出口53を開くよう作動するとバイパス出口73を閉じる。図2(A)は、第2弁体75がインタークーラ出口53を閉じるよう作動したときの状態を示している。このとき、バイパス出口73は開いた状態となる。一方、図3は、第2弁体75がインタークーラ出口53を開くよう作動したときの状態を示している。このとき、バイパス出口73は閉じた状態となる。
図2(B)に示すように、本実施形態では、第2弁体75は、オリフィス751を有している。これにより、例えば第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を閉じることでインタークーラ50の内部の圧力が外部の圧力より高くなっても、インタークーラ50内部の吸気がオリフィス751を経由してインタークーラ50外部へ流出することで、インタークーラ50の内部と外部との圧力差を小さくすることができる。
図1に示すように、本実施形態では、吸気通路22の分岐部分の上流側にサージタンク14が設けられている。サージタンク14は、吸気通路22を流れる吸気の脈動や、吸気干渉を抑えるために設けられている。吸気通路22のサージタンク14の上流側には、スロットル弁15が設けられている。スロットル弁15は、吸気通路22を開閉可能に設けられている。スロットル弁15は、吸気通路22において、開度を制御されることで吸気通路22を流れる吸気の量、すなわちエンジン10に供給される吸気の量を調節可能である。これにより、エンジン10に供給される吸気の量と、図示しないインジェクタから噴射される燃料の量との割合、すなわち空燃比を適宜調節可能である。
制御部としてのECU80は、CPU、ROMおよびRAM等からなるマイクロコンピュータで構成されている。ECU80は、ROMに記憶されているプログラムに従って、エンジン10および排気還流装置1を搭載する車両の各部を制御する。
ECU80は、図示しないアクセルセンサ、スロットルセンサ、クランク角センサ、車速センサおよび冷却水温センサ等に接続している。これにより、ECU80は、アクセルの開度、スロットル弁15の開度、エンジン10の回転数、車両の速度および冷却水の温度を検出可能である。ECU80は、各種センサ類によって検出した値に基づき、エンジン10の運転状態および負荷状態等を推定することができる。
また、ECU80は、EGR弁63、第1弁体74、第2弁体75およびスロットル弁15等にも接続している。これにより、ECU80は、推定したエンジン10の運転状態および負荷状態等に応じて、EGR弁63、第1弁体74、第2弁体75およびスロットル弁15の作動を制御可能である。
なお、図1では、図が煩雑になることを避けるため、ECU80と接続対象との接続線を省略している。
次に、本実施形態による排気還流装置1の作動について、図4(A)を用いて説明する。図4(A)は、本実施形態において、スロットル弁15、EGR弁63、第1弁体74および第2弁体75の開度、インタークーラ50およびサージタンク14の圧力、ならびに、エンジン10に供給される吸気の量が時間の経過に伴って変化する様子を示した図である。
図4(A)において、時刻t0ではエンジン10は停止している。このとき、第1弁体74および第2弁体75は、インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を開いた状態である(図3参照)。
時刻t1でエンジン10が始動すると、ECU80は、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を閉じるよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する(図2(A)参照)。これにより、吸気通路22の吸気は、インタークーラ50を通らず、バイパス通路71を通ってエンジン10に供給される。
時刻t1〜t2の期間は、エンジン10は、アイドル状態、すなわち「低負荷状態」である。このとき、ECU80は、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を閉じるよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する。
このように、時刻t1(エンジン10が始動するとき)、および時刻t1〜t2の期間(エンジン10が低負荷状態のとき)では、インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53が第1弁体74および第2弁体75により閉じられているため、吸気通路22の吸気は、インタークーラ50を通らず、バイパス通路71を通ってエンジン10に供給される。
時刻t2からt3にかけて、車両の運転者がアクセルを徐々に踏み込むと、それに応じてスロットル弁15の開度が大きくなる。スロットル弁15の開度が徐々に大きくなると、それに応じてエンジン10に供給される吸気の量が増大する。エンジン10に供給される吸気の量が増大すると、それに応じてエンジン10の回転数が徐々に高くなる。ここで、ECU80は、アクセルの開度、スロットル弁15の開度、およびエンジン10の回転数の変化等に基づき、エンジン10の負荷状態を「高負荷状態」であると判断する。このとき、ECU80は、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を開くよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する(図3参照)。これにより、吸気通路22の吸気は、インタークーラ50を通ることで冷却されて、エンジン10に供給される。
時刻t3〜t5の期間は、スロットル弁15の開度が全開のため、ECU80は、エンジン10の負荷状態を「高負荷状態」であると判断する。このとき、ECU80は、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を開くよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する。
このように、時刻t2〜t5の期間(エンジン10が高負荷状態のとき)では、バイパス入口72およびバイパス出口73が第1弁体74および第2弁体75により閉じられているため、吸気通路22の吸気は、バイパス通路71を通らず、インタークーラ50を通ってエンジン10に供給される。
なお、時刻t2〜t5の期間では、過給器40による過給圧の増大によって、インタークーラ50の内部の圧力は、大気圧よりも高くなっている。また、本実施形態では、ECU80は、時刻t2〜t5において、EGR率が適切な値となるよう、EGR弁63の開度を制御している。
時刻t5からt6にかけて、車両の運転者がアクセルの踏み込み量を徐々に減らすと、それに応じてスロットル弁15の開度が小さくなる。スロットル弁15の開度が徐々に小さくなると、それに応じてエンジン10に供給される吸気の量が低減する。エンジン10に供給される吸気の量が低減すると、それに応じてエンジン10の回転数が徐々に低くなる。ここで、ECU80は、アクセルの開度、スロットル弁15の開度、およびエンジン10の回転数の変化等に基づき、エンジン10の負荷状態が「高負荷状態から低負荷状態へ移行している」と判断する。このとき、ECU80は、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を閉じるよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する(図2(A)参照)。そのため、インタークーラ50内のEGRガスがインタークーラ50から多量に流出することがない。これにより、インタークーラ50からエンジン10に流入するEGRガスの濃度を低くすることができるため、EGR率を小さくすることができる(例えば図4(A)に示す時刻T参照)。よって、本実施形態では、時刻t5以降、EGR率が過大となることによるエンジン10の失火を抑制することができる。
時刻t5においてインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53が第1弁体74および第2弁体75によって閉じられると、EGRガスを含んだ吸気が比較的高圧な状態でインタークーラ50の内部に閉じ込められる。本実施形態では第2弁体75にはオリフィス751が形成されているため、インタークーラ50の内部に閉じ込められた吸気は、オリフィス751を通じてインタークーラ50の外部へ少しずつ流出する。これにより、インタークーラ50の内部の圧力は、時刻t5以降、ゆるやかに降下する。このように、時刻t5以降、インタークーラ50の内部に閉じ込められたEGRガスを含む吸気は、インタークーラ50の外部へ少しずつ流出し、エンジン10に導かれる。本実施形態では、オリフィス751の径は、「オリフィス751を通じてインタークーラ50の外部へ流出するEGRガスが、EGR弁63により調節されるEGR率に影響を与えない程度の大きさ」に設定されている。そのため、EGR弁63によるEGR率の制御を高精度に行うことができる。
時刻t7でエンジン10が停止すると、ECU80は、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を開くよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する(図3参照)。本実施形態では、インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53は、インタークーラ50の鉛直方向下側に開口するよう形成されている。そのため、吸気が冷却されることによってインタークーラ50の内部に凝縮水が生じたとしても、当該凝縮水を重力の作用によりインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53から排出することができる。
次に、比較例の作動を示すことにより、本実施形態による上述の効果を明らかなものとする。
ここで、比較例とは、本実施形態の排気還流装置1から第2弁体75を取り除いた構成の排気還流装置とする。つまり、この比較例は、インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53がインタークーラ50の鉛直方向下側に開口するよう形成されている点を除いては、「背景技術」の欄に示した従来の排気還流装置の構成と類似している。
図4(B)は、比較例において、スロットル弁15、EGR弁63および第1弁体74の開度、インタークーラ50およびサージタンク14の圧力、ならびに、エンジン10に供給される吸気の量が時間の経過に伴って変化する様子を示した図である。
比較例では第2弁体75を有しないため、時刻t5’において第1弁体74によりインタークーラ入口52を閉じても、インタークーラ50の内部のEGRガスを含んだ吸気は、インタークーラ出口53を経由して比較的短時間にインタークーラ50の外部へ流出する。そのため、時刻t5’以降、インタークーラ50の圧力が急激に降下するとともに、多量のEGRガスがインタークーラ50からエンジン10に流入する。これにより、EGR率が過大な状態となるため(例えば図4(B)に示す時刻T’参照)、エンジン10が失火するおそれがある。
また、比較例では、時刻t7’においてエンジン10が停止しても、第1弁体74は、インタークーラ入口52を閉じたままである。そのため、インタークーラ50内部に凝縮水が生じた場合、当該凝縮水がインタークーラ50内部に保持され、インタークーラ50が腐食するおそれがある。
このように、本実施形態では、比較例と異なり、エンジン10が高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53の両方を閉じるため、「EGR率が過大となることによるエンジン10の失火を抑制することができる」とともに、「EGR弁63によるEGR率の制御を高精度に行うことができる」。また、本実施形態では、比較例と異なり、エンジン10が停止するとき、インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53の両方を開くため、インタークーラ50の内部に凝縮水が保持されることを防ぎ、「インタークーラ50の腐食を抑制することができる」。
以上説明したように、本実施形態では、インタークーラ入口52およびインタークーラ出口53は、インタークーラ50の鉛直方向下側に開口するよう形成されている。そのため、インタークーラ50により吸気が冷却されて結露しインタークーラ50内に凝縮水が生じても、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を開くよう作動させれば、インタークーラ50内の凝縮水を重力の作用によりインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53から排出することができる。これにより、インタークーラ50内に凝縮水が保持されるのを防ぐことができる。したがって、インタークーラ50の腐食を抑制することができる。
また、本実施形態では、ECU80は、エンジン10が始動するとき、低負荷状態のとき、または、高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、第1弁体74がインタークーラ入口52を閉じるよう、第2弁体75がインタークーラ出口53を閉じるよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する。このとき、吸気は、インタークーラ50を流れることなく、バイパス通路71を流れてエンジン10に導かれる。
本実施形態では、エンジン10が始動するとき、吸気はインタークーラ50を流れないので冷却されることなく、吸気の温度を、迅速に、燃料の燃焼状態が良好となる温度にすることができる。これにより、エンジン10の始動性を向上できる。
また、本実施形態では、吸気にEGRガスが含まれた状態で、エンジン10が高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を閉じるため、吸気中のEGRガスをインタークーラ50内に閉じ込めることができる。そのため、インタークーラ50内のEGRガスがインタークーラ50から多量に流出することがない。これにより、インタークーラ50からエンジン10に流入するEGRガスの濃度を低くすることができるため、EGR率が過大となることによるエンジン10の失火を抑制することができる。また、インタークーラ50からエンジン10に流入するEGRガスの濃度を低くすることができるため、エンジン10の運転状態に適したEGR率となるよう、EGRガスの還流量をEGR弁63によって容易に制御することができる。したがって、EGR率を高精度に制御可能である。
一方、ECU80は、エンジン10が高負荷状態のとき、または、停止するとき、第1弁体74がインタークーラ入口52を開くよう、第2弁体75がインタークーラ出口53を開くよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する。このとき、吸気は、バイパス通路71を流れることなく、インタークーラ50を流れてエンジン10に導かれる。
本実施形態では、エンジン10が高負荷状態のとき、インタークーラ50により吸気を冷却することで過給器40による過給効果を高め、エンジン10の出力を向上することができる。
また、本実施形態では、エンジン10が停止するとき、ECU80は、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を開くよう、第1弁体74および第2弁体75を作動させる。これにより、インタークーラ50内に凝縮水が生じていたとしても、当該凝縮水を重力の作用によりインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53から排出することができる。これにより、インタークーラ50内に凝縮水が保持されるのを防ぐことができる。したがって、インタークーラ50の腐食を抑制することができる。
本実施形態では、第1弁体74および第2弁体75によりインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を閉じると、インタークーラ50の内部と外部との間に圧力差が生じることがある。例えばエンジン10が高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を閉じると、インタークーラ50の内部の圧力は、外部の圧力より高くなる。そして、車両の次の加速時、すなわちエンジン10が低負荷状態から高負荷状態に移行するとき、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を開くと、EGRガスを含んだ高圧の吸気がエンジン10に流入し、エンジン10が失火することが懸念される。
そこで、本実施形態では、第2弁体75は、オリフィス751を有する。そのため、第1弁体74および第2弁体75によりインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を閉じても、第2弁体75のオリフィス751を吸気が流通することにより、インタークーラ50の内部と外部との圧力差を小さくすることができる。これにより、例えばEGRガスを含んだ高圧の吸気がエンジン10に流入することでエンジン10が失火するといった上述の事態を回避することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、ECU80は、エンジン10が始動するとき、低負荷状態のとき、または、高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、第1弁体74がインタークーラ入口52を閉じるよう、第2弁体75がインタークーラ出口53を閉じるよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御し、エンジン10が高負荷状態のとき、または、停止するとき、第1弁体74がインタークーラ入口52を開くよう、第2弁体75がインタークーラ出口53を開くよう、第1弁体74および第2弁体75の作動を制御する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、ECU80は、エンジン10が上述の負荷状態(運転状態)にあるときに限らず、いかなる負荷状態のときのタイミングで、第1弁体74および第2弁体75がインタークーラ入口52およびインタークーラ出口53を開閉するよう制御することとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第2弁体は、オリフィスを有しない構成としてもよい。
本発明は、ディーゼルエンジンを搭載する車両に適用してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・排気還流装置
10 ・・・エンジン(内燃機関)
20 ・・・吸気管
22 ・・・吸気通路
30 ・・・排気管
32 ・・・排気通路
40 ・・・過給器
41 ・・・タービン
42 ・・・コンプレッサ
43 ・・・シャフト
50 ・・・インタークーラ
52 ・・・インタークーラ入口
53 ・・・インタークーラ出口
60 ・・・排気還流管
61 ・・・排気還流通路
63 ・・・EGR弁
70 ・・・バイパス管
71 ・・・バイパス通路
72 ・・・バイパス入口
73 ・・・バイパス出口
74 ・・・第1弁体
75 ・・・第2弁体
80 ・・・ECU(制御部)

Claims (3)

  1. 内燃機関への吸気が流通する吸気通路を形成する吸気管と、
    前記内燃機関からの排気が流通する排気通路を形成する排気管と、
    前記排気通路に設けられるタービン、および、前記吸気通路に設けられシャフトによって前記タービンに連結されることにより前記タービンとともに回転するコンプレッサを有し、排気により前記タービンとともに前記コンプレッサが回転することで吸気を過給する過給器と、
    前記吸気通路の前記コンプレッサと前記内燃機関との間に設けられ、吸気が流入するインタークーラ入口および吸気が流出するインタークーラ出口を有し、内部の吸気を冷却可能なインタークーラと、
    前記排気通路の前記タービンの下流側と前記吸気通路の前記コンプレッサの上流側とを接続することで排気の一部を前記吸気通路に還流可能な排気還流通路を形成する排気還流管と、
    前記排気還流通路を開閉可能に設けられるEGR弁と、
    前記インタークーラをバイパスするよう前記吸気通路の前記インタークーラの上流側と下流側とを接続するバイパス通路を形成し、吸気が流入するバイパス入口を前記バイパス通路の一方の端部に有し、吸気が流出するバイパス出口を前記バイパス通路の他方の端部に有するバイパス管と、
    前記インタークーラ入口および前記バイパス入口を開閉可能に設けられ、前記インタークーラ入口を閉じるよう作動すると前記バイパス入口を開き、前記インタークーラ入口を開くよう作動すると前記バイパス入口を閉じる第1弁体と、
    前記インタークーラ出口および前記バイパス出口を開閉可能に設けられ、前記インタークーラ出口を閉じるよう作動すると前記バイパス出口を開き、前記インタークーラ出口を開くよう作動すると前記バイパス出口を閉じる第2弁体と、
    前記EGR弁、前記第1弁体および前記第2弁体の作動を制御可能な制御部とを備え、
    前記インタークーラ入口および前記インタークーラ出口は、前記インタークーラの鉛直方向下側に開口するよう形成されていることを特徴とする排気還流装置。
  2. 前記制御部は、
    前記内燃機関が始動するとき、低負荷状態のとき、または、高負荷状態から低負荷状態へ移行するとき、前記第1弁体が前記インタークーラ入口を閉じるよう、かつ、前記第2弁体が前記インタークーラ出口を閉じるよう、前記第1弁体および前記第2弁体の作動を制御し、
    前記内燃機関が高負荷状態のとき、または、停止するとき、前記第1弁体が前記インタークーラ入口を開くよう、かつ、前記第2弁体が前記インタークーラ出口を開くよう、前記第1弁体および前記第2弁体の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の排気還流装置。
  3. 前記第2弁体は、オリフィスを有することを特徴とする請求項1または2に記載の排気還流装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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