JP2012055504A - 滑降練習用教材 - Google Patents

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【課題】例えばスキー未経験の子供や大人でもスキー滑降技術を容易に体得できることを可能にする滑降練習用教材を提供する。
【解決手段】本発明の滑降練習用教材1Aにおいて、屋内に練習用ゲレンデ部2を配置し、該該練習用ゲレンデ部2上面には、上側水平面4と傾斜面5と下側水平面とを形成し、該傾斜面5に、該上側水平面4と該下側水平面6とを連絡するようにプラスチック製マット10とゴムおよび/またはエラストマー製シート15とを並べて敷設し、該プラスチック製マット部分を滑降専用路7とし、該ゴムおよび/またはエラストマー製シート部分を登坂専用路8とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばスキー経験者のみならずスキー未経験者、特に子供のスキー未経験者でもスキー滑降技術を容易に体得できることを可能にする滑降練習用教材に関するものである。
従来、スキー、スノーボード、そり等の滑走を行う滑走マットおよびこれを用いた人工滑走路は既に提供されている(特許文献1参照)。この構成は、競技の際に使用するポールのような棒状物を支持することができるという利点がある。
また、人工降雪機によって製造された人工雪を積もらせた屋内用ゲレンデも既に知られている。このような屋内用ゲレンデは、天候や地域に左右されずにスキーなどを楽しむことができる利点がある。
特開平10−146415号公報
しかしながら、上記特許文献1には、例えばスキー未経験の子供や大人に対して、容易にスキー滑降技術を体得させるための手段は一切示されていない。また、人工雪を用いた屋内用ゲレンデは、融雪を生じやすく、所要の積雪量を確保するのに多大なコストがかかるという問題があった。
そこで、本発明は、例えばスキー未経験の子供や大人でも、スキー滑降技術を容易かつ低コストで体得できる滑降練習用教材を提供することを目的とする。
本発明は、滑降の練習をする際に用いられる滑降練習用教材であって、該滑降練習用教材は、屋根の下に配置される練習用ゲレンデ部を有しており、該練習用ゲレンデ部上面には、下側水平面と、該下側水平面と連続し、該下側水平面に対して上方傾斜している非凹凸状の傾斜面と、該傾斜面の上縁と連続し、下側水平面から所定高さ位置に設定された上側水平面と、が形成され、さらに該傾斜面には、該上側水平面と該下側水平面とを連絡するようにプラスチック製マットとゴムおよび/またはエラストマー製シートとがそれぞれ並べて敷設されており、該傾斜面においてプラスチック製マット部分は、練習者が上側水平面から下側水平面に向かって該プラスチック製マット表面を滑降道具を使って滑り降りる滑降専用路とされ、前記傾斜面においてゴムおよび/またはエラストマー製シート部分は、下側水平面にいる練習者が歩行により該傾斜面を上側水平面に向かって登坂するための登坂専用路とされていることを特徴とする滑降練習用教材である。
上記構成において、プラスチック製マットの上面を直接滑降する構成であるため、雪(人工雪を含む)の散布が一切不要であり、また特に屋根の下で練習を行う構成であるため、天候・地域等に左右されることなくスキー等の滑降練習を手軽に行うことができる。また、上記のように雪を一切使用しないため、極端に寒い環境でスキー等の練習をする必要がなくなり、軽装で練習することもできる。また、上記のようにプラスチック製マット上を直接滑降する構成であるため、該プラスチック製マット表面の摩擦抵抗を適宜調整して練習者の滑降スピードを調節することもでき、例えば滑降スピードを雪上よりも遅くしてスキー未経験の子供や大人でも安心かつ楽しみながら滑降できるようにすることもできる。また、非凹凸状の滑降専用路を滑降する構成としたため、雪上独特の不安定さや滑降時の恐怖心を抑制することができ、安定した一定速度で滑降練習ができる。また、滑降開始する場所(即ち上側水平面)が水平であるため、練習者の滑降開始直前の姿勢が安定し、滑降前の恐怖心が緩和される。さらに、滑り降りる場所(即ち下側水平面)が水平であるため、滑降スピードを制御できずに停止できないのではという不安が抑えられ、思い切った滑降が可能となる。さらに、滑降技術が未熟な練習者は滑降中に人や障害物を避けたりすることが通常困難であるため、例えば滑降する者と登坂する者とが交錯するおそれがあるが、本発明の練習用ゲレンデ部は滑降専用路と登坂専用路とを左右に分けて形成したため、滑降する者と登坂する者とが交錯する事故を確実に防止することができる。
前記傾斜面の傾斜角度は、下側水平面から7〜16°の範囲に設定されていることが望ましい。
上記構成とすると、滑降速度の過度な増加が抑制され、練習者の恐怖心を抑えつつ、滑降の感覚や姿勢を容易かつ安全に身につけさせることができる。
前記プラスチック製マットは、基材シートと該基材シート上面に多数突成された可撓性の突起とを有していることが望ましい。
上記構成とすると、プラスチック製マットがクッション性に富むものとなり、練習者が仮に滑降専用路で転倒した場合でも大怪我となることを防止できる。
また、前記上側水平面及び前記傾斜面には、該上側水平面と該傾斜面の滑降専用路との境界部分を跨ぐようにゴムおよび/またはエラストマー製シートがさらに敷設されており、該ゴムおよび/またはエラストマー製シート部分が、該ゴムおよび/またはエラストマー製シート部分で練習者を歩行又は立ち止まらせることを可能にする傾斜体感部とされていてもよい。
上記構成において、例えばスキー未経験者は上側水平面からゆっくり歩行開始して滑降専用路を歩行したり該滑降専用路で立ち止まったりすることができる。このように練習者に対して安全に傾斜状態を体感させることにより、該練習者に対して傾斜面での前傾姿勢を自然かつ容易に身につけさせることができ、滑降技術の上達を飛躍的に早めることができる。
また、前記上側水平面および/または前記下側水平面および/または前記傾斜面には、練習者がくぐり抜け可能なゲートが配設されていてもよい。
上記構成において、練習者は該ゲートを目標にして歩行したり滑降したりすることとなり、飽きさせることなく練習させることができると共に、自然に滑降道具の操作技術(例えば曲がり方)を体得させることができる。
また、前記下側水平面の近傍に、下側水平面から5〜10°の範囲で傾斜した上面を有し、該上面に練習者が乗載して該上面で滑降道具を装着可能にする滑降道具装着部が配置されており、さらに、該滑降道具装着部から該下側水平面までの間に、該滑降道具装着部と該下側水平面とを連絡する歩行練習路が設けられている構成としてもよい。
上記構成のように、緩やかに傾斜したところで練習者に滑降道具を装着させるようにすると、練習者が通常抱く滑降道具を装着した際の違和感を緩和させることができ、練習者に恐怖心を抱かせることなく自然に滑降道具を装着した状態で立ち上がらせることができる。さらに、練習者は、該歩行練習路を歩行しながら徐々に滑降道具に慣れ親しむため、円滑に練習用ゲレンデ部での滑降練習を開始することができる。
また、前記歩行練習路には、該歩行練習路を歩行する練習者がくぐり抜け可能なゲートが配設されていてもよい。
上記構成とすると、練習者が滑降道具装着部から下側水平面に到達するまでに、滑降道具の装着感を該練習者に自然に体得させることができる。
本発明の滑降練習用教材は、安価で簡易構造であり、さらに滑降経験のない練習者に対して容易に滑降技術を体得させることができる効果がある。
第1実施形態の滑降練習用教材を示す説明図である。 プラスチック製マットの側断面図である。 第2実施形態の滑降練習用教材を示す説明図である。
〔第1実施形態〕
図1に従って、本発明にかかる滑降練習用教材1Aを詳細に説明する。
該滑降練習用教材1Aは、滑降道具を使った滑降の技術を体得させることを主な目的として使用される。該滑降道具としては、スキー板、スノーボード、そり、チュービング等が例として挙げられるが、以下の説明においては、練習者Xがスキー板Yを付けて、スキー技術を身につけることを目的とした実施形態を例示的に説明する。
図1に示すように、滑降練習用教材1Aは、屋内に配置される練習用ゲレンデ部2を備えている。すなわち、該練習用ゲレンデ部2は屋根のある場所に配置され、例えば体育館内やドーム球場内、スキー場にある建物内、百貨店内の催し会場、あるいは屋外に設置されたテント等の下などが例示される。
また、前記練習用ゲレンデ部2は、屋内の水平な床面GL、該床面GLに立設される複数の柱部材21、および該柱部材21の上端に差し渡される板部材22等で構成されている。そして、該練習用ゲレンデ部2の上面には、屋内の水平な床面GLと同じ高さの下側水平面6と、該下側水平面6と連続し、かつ該下側水平面6に対して上方傾斜している非凹凸状の傾斜面5と、該傾斜面5の上縁と連続している所定高さ位置に設定された上側水平面4とが形成されている。本発明の練習用ゲレンデ部2は、屋内に配置されるものであるため、屋内の水平な床面GLを利用すれば容易に下側水平面6を形成することができる。
前記傾斜面5の傾斜角度は、練習者Xの習熟度や経験の有無等に照らして適宜設定可能であるが、特に練習者Xがスキー未経験の子供や大人である場合は、下側水平面6(床面GL)を基準にして7〜16°の範囲に設定されるのが好ましく、さらには11〜12°の範囲に設定されるのが望ましい。
また、前記上側水平面4及び前記下側水平面6には、プラスチック製マット10(図2参照)が敷設されている。さらに、前記傾斜面5の中央部にも、該上側水平面4と該下側水平面6とを連絡するように該プラスチック製マット10が敷設されている。そして本発明においては、該傾斜面5における該プラスチック製マット10の部分を、練習者Xが上側水平面4から下側水平面6に向かって該プラスチック製マット10表面をスキー板Yを使って滑降する滑降専用路7としている。
該プラスチック製マット10は、図2に示すように、下面に脚部12を複数備えた基材シート11と、該基材シート11の上面に多数突成された可撓性の突起13とを有している。該突起13は、二種類の高さの突起13が含まれており、高さの異なる突起13が基材シート上に交互に配置されている。また、該プラスチック製マット10の表面の動摩擦係数は、0.1〜0.5の範囲に設定されている。なお、該プラスチック製マット10の表面に、人体に無害なオイルなどの潤滑剤を塗布して適宜摩擦抵抗を調節してもよい。
該プラスチック製マット10の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロトリル−スチレン(AS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)等の熱可塑性樹脂が使用可能である。
例えば該プラスチック製マット10は、直鎖状低密度リニアローデンシティポリエチレン(LL)と、高圧法低密度ローデンシティポリエチレン(LD)とを含むポリエチレン材料に、さらに中低圧法高密度ハイデンシティポリエチレン(HD)を、全質量に対して10〜100質量%添加して射出成形した成形体を用いるのが望ましい。このように、中低圧法高密度ハイデンシティポリエチレン(HD)の添加量を適宜調整して望ましい硬さのプラスチック製マット10とすることにより、所望の滑降スピードが得られることとなり、例えばスキー未経験の練習者Xであっても練習しやすい構成となる。なお、中低圧法高密度ハイデンシティポリエチレン(HD)の添加量を多くすると、硬めのプラスチック製マット10を作製することができ、前記滑降スピードを遅くすることができる。
また、前記傾斜面5において、該プラスチック製マット10の部分(即ち滑降専用路7)の左右両側には、ゴムおよび/またはエラストマー製シート15が、該上側水平面4と該下側水平面6とを連絡するようにそれぞれ敷設されている。そして本発明においては、該ゴムおよび/またはエラストマー製シート15の部分を、下側水平面6にいる練習者Xが該傾斜面5を上側水平面4に向かって歩行により登坂するための登坂専用路8としている。
前記ゴムおよび/またはエラストマー製シート15の材料としては、例えばスチレン系熱可塑性エラストマーやブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ゴム中間ブロック−スチレン共重合体等のブロック共重合体等の合成ゴムや天然ゴムが使用可能である。
また、上記滑降練習用教材1Aにあっては、練習用ゲレンデ部2の前記上側水平面4と前記傾斜面5の滑降専用路7との境界部分を跨ぐようにして複数のゴムおよび/またはエラストマー製シート15が左右に並べて敷設されている。そして、本発明においては、該ゴムおよび/またはエラストマー製シート15の部分を、練習者Xが該滑降専用路7を下向きに歩行し、かつ該滑降専用路7で立ち止まることを可能にする傾斜体感部9としている。
また、前記上側水平面4、前記下側水平面6、および傾斜面5における滑降専用路7には、練習者Xがくぐり抜け可能なゲート26が複数配設されている。該ゲート26には、くぐり抜ける者を意図的にしゃがませるような高さに設定してもよいし、様々な装飾(例えば、のれんや飾り物)が付されてもよい。
さらに、前記練習用ゲレンデ部2の前記下側水平面6の近傍位置(図1において下側水平面6の右隣)には、滑降道具装着部30が配置されている。
該滑降道具装着部30の上面31は、床面GLに対して高い位置に設定されており、しかも下側水平面6(床面GL)を基準にして5〜10°の範囲で傾斜している。また、該上面31には、上記したプラスチック製マット10が敷設されている。そして、該滑降道具装着部30の上面31を、スキー板Y等の装着道具を装着するための専用スペースとしている。
さらに、該滑降道具装着部30と、前記下側水平面6とが、上記プラスチック製マット10が敷設された歩行練習路33によって連絡しており、前記滑降道具装着部30でスキー板Yを装着した練習者Xが下側水平面6へ歩いて到達することが可能となっている。また、該歩行練習路33には、該歩行練習路33を歩行する練習者Xがくぐり抜け可能なゲート26が複数配設されている。
また、上記練習用ゲレンデ部2にあっては、練習者Xが高い位置(例えば上側水平面4)から誤って落下するのを防止するために安全柵Sが適宜設けられている。
上記練習用ゲレンデ部2の滑降専用路7には、障害物や、いわゆるボックスやレール等を適宜配置して、変化に富んだゲレンデとしてもよい。
上記練習用ゲレンデ部2は屋内に配置され、しかもプラスチック製マット10の上面を直接滑降する構成であるため、雪(人工雪を含む)の散布が一切不要であり、天候・地域等に左右されることなくスキー等の滑降練習を手軽に行うことができる。例えば、上記練習用ゲレンデ部2を百貨店の室内に設けた場合は雪の少ない都市部であっても滑降練習ができ、また、スキー場の施設内に設けた場合は悪天候で屋外ゲレンデが使用できない状況でも滑降練習が行える。
上記構成において、まず練習者Xは、昇降スロープ32を介して該滑降道具装着部30の上面31に上がり、該上面31でスキー板Yを装着する。このように緩やかに傾斜した上面31で練習者Xにスキー板Yを装着させるようにすると、練習者Xが通常抱くスキー板Yを装着した際の違和感を緩和させることができ、練習者Xに恐怖心を抱かせることなく自然にスキー板Yを装着した状態で立ち上がらせることができる。
次に、練習者Xは、歩行練習路33を歩いて練習用ゲレンデ部2の下側水平面6に向かう。該歩行練習路33には、複数のゲート26が設けられているため、練習者Xを楽しませつつ、徐々にスキー板Yを装着した感覚に慣れさせることができる。
下側水平面6に到着した練習者Xは、登坂専用路8を使って上側水平面4に向かう。該登坂専用路8は、通常のスキー板Yに対して摩擦抵抗の高いゴムおよび/またはエラストマー製シート15で構成されているため、練習者Xは滑って転倒することなく安全に上側水平面4へ到達することができる。
上側水平面4に到着した練習者Xは、滑降専用路7を滑降する。例えば該滑降専用路7におけるプラスチック製マット10表面の動摩擦係数を調整して滑降スピードを雪上よりも遅くすれば、スキー未経験の子供や大人でも安心かつ楽しみながら滑降できる。また、滑降専用路7は、非凹凸状でフラットであるから、雪上独特の不安定さや滑降時の恐怖心を抑制することもできる。また、滑降開始する場所(即ち上側水平面4)が水平であるため、練習者Xの滑降開始直前の姿勢が安定し、滑降前の恐怖心が緩和される。さらに、滑り降りる場所(即ち下側水平面6)が水平であるため、滑降スピードを制御できずに停止できないのではという不安が抑えられ、思い切った滑降が可能となる。なお、滑降専用路7と登坂専用路8とが左右に分かれているため、滑降する者と登坂する者とが交錯してしまうことがない。
特に年齢の低い子供や習熟度の低い練習者Xは、まず上記傾斜体感部9から滑降専用路7へ導くようにしてもよい。該傾斜体感部9は、ゴムおよび/またはエラストマー製シート15で構成されているため、スキー板Yに対して摩擦抵抗が高く、該滑降専用路7で容易に立ち止まることが可能であり、練習者Xに対して傾斜面5での前傾姿勢を自然かつ容易に身につけさせることができる。
なお、上記歩行練習路33を歩行する練習者Xと、滑降専用路7を滑降してきた練習者Xとが交錯してしまわないように、下側水平面6を十分広く確保したり、所要位置に安全柵を適宜設けてもよい。また、スキー板Yのサイズは、通常の長さ80cm以上のものを使用してもよいが、特に小学生程度の子供を対象とする場合には、長さ50〜70cmのスキー板Yを使用するのが望ましい。また、さらに年齢の小さな子供を対象とする場合は、初めのうちはそりやチュービング(いずれも滑降道具)を利用した滑降により傾斜に慣れてもらい、傾斜に慣れて恐怖心を抱かなくなってからスキー板Yを装着してスキーの練習をするようにしてもよい。また、スキー等の雪上練習の前に、上記滑降練習用教材1Aによる滑降練習を必ず行うような教育プログラムを組むようにしてもよい。このように、プラスチック製マット10上での滑降や滑降道具の装着を経験してから実際に雪上練習する方が、いきなり雪上練習を行うよりもスキー等の上達が格段に早い。
〔第2実施形態〕
図3に従って、第2実施形態を説明するが、第1実施形態と共通する箇所については説明を簡略または省略する。
図3に示すように、滑降練習用教材1Bは、水が抜かれた室内プールPを利用して設置される。すなわち、プールPの底面P1を下側水平面6として利用し、プールサイドP2を上側水平面4として利用している。また、該滑降練習用教材1Bの練習用ゲレンデ部2は、中央に下側水平面6が配置され、該下側水平面6の左右両側に傾斜面5,5が配置されている。該練習用ゲレンデ部2にあっては、左右両側の滑降専用路7から滑り降りてきた練習者X同士が下側水平面6で衝突してしまうことを防止すべく、該下側水平面6の中央に衝突防止クッション体Tが配置されている。
その他、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨の範囲内で適宜設計変更等することができる。
例えば、本発明の滑降練習用教材1A,1Bはスキーのみならずスノーボード、そり、チュービング等で滑降する場合にも適用可能である。
1A,1B 滑降練習用教材
2 練習用ゲレンデ部
4 上側水平面
5 傾斜面
6 下側水平面
7 滑降専用路
8 登坂専用路
9 傾斜体感部
10 プラスチック製マット
11 基材シート
13 突起
15 ゴムおよび/またはエラストマー製シート
26 ゲート
30 滑降道具装着部
33 歩行練習路
X 練習者
Y スキー板

Claims (7)

  1. 滑降の練習をする際に用いられる滑降練習用教材であって、
    該滑降練習用教材は、屋根の下に配置される練習用ゲレンデ部を有しており、
    該練習用ゲレンデ部上面には、
    下側水平面と、
    該下側水平面と連続し、該下側水平面に対して上方傾斜している非凹凸状の傾斜面と、
    該傾斜面の上縁と連続し、下側水平面から所定高さ位置に設定された上側水平面と、
    が形成され、
    さらに該傾斜面には、該上側水平面と該下側水平面とを連絡するようにプラスチック製マットとゴムおよび/またはエラストマー製シートとがそれぞれ並べて敷設されており、
    該傾斜面においてプラスチック製マット部分は、練習者が上側水平面から下側水平面に向かって該プラスチック製マット表面を滑降道具を使って滑り降りる滑降専用路とされ、
    前記傾斜面においてゴムおよび/またはエラストマー製シート部分は、下側水平面にいる練習者が歩行により該傾斜面を上側水平面に向かって登坂するための登坂専用路とされている
    ことを特徴とする滑降練習用教材。
  2. 前記傾斜面の傾斜角度は、下側水平面から7〜16°の範囲に設定されている請求項1に記載の滑降練習用教材。
  3. 前記プラスチック製マットは、基材シートと該基材シート上面に多数突成された可撓性の突起とを有している請求項1又は請求項2記載の滑降練習用教材。
  4. 前記上側水平面及び前記傾斜面には、
    該上側水平面と該傾斜面の滑降専用路との境界部分を跨ぐようにゴムおよび/またはエラストマー製シートがさらに敷設されており、
    該ゴムおよび/またはエラストマー製シート部分が、該ゴムおよび/またはエラストマー製シート部分で練習者を歩行又は立ち止まらせることを可能にする傾斜体感部とされている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の滑降練習用教材。
  5. 前記上側水平面および/または前記下側水平面および/または前記傾斜面には、練習者がくぐり抜け可能なゲートが配設されている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の滑降練習用教材。
  6. 前記下側水平面の近傍に、
    下側水平面から5〜10°の範囲で傾斜した上面を有し、該上面に練習者が乗載して該上面で滑降道具を装着可能にする滑降道具装着部が配置されており、
    さらに、該滑降道具装着部から該下側水平面までの間に、該滑降道具装着部と該下側水平面とを連絡する歩行練習路が設けられている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の滑降練習用教材。
  7. 前記歩行練習路には、該歩行練習路を歩行する練習者がくぐり抜け可能なゲートが配設されている請求項6記載の滑降練習用教材。
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