JP2012054446A - 受熱器、液冷ユニット及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部を流れる冷媒により、電子部品が発する熱を吸収する受熱器であって、電子部品と接する第1受熱部と、電子部品と接する第2受熱部と、第1受熱部及び第2受熱部に対して空間を隔てて電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第2受熱部との間の流路に配置される第1放熱部と、を備えることを特徴とする受熱器。
【選択図】図4
Description
また、第2の観点では、上記受熱器を備える液冷ユニットが提供される。
また、第3の観点では、上記受熱器を備える電子機器が提供される。
まず、図1を参照して、電子機器の一例であるノートブックパーソナルコンピュータ(ノートパソコン)10について、実施形態に基づいて説明する。図1は、本実施形態のノートパソコン10の一例を示す斜視図である。図1に示されるように、ノートパソコン10は、本体筐体20と、ディスプレイ用筐体30とを備える。ディスプレイ用筐体30は、本体筐体20に対して開閉可能に結合されている。
ディスプレイ用筐体30は、液晶パネルモジュール32を備える。液晶パネルモジュール32は、テキストやグラフィックスなどを表示する。
電子部品44が発する熱を吸収するため、プリント基板ユニット40には液冷ユニット100が取り付けられている。液冷ユニット100の詳細な構成については、後述する。
また、カードユニット50は、プリント基板42に実装されている。カードユニット50には、例えば、メモリカードやLAN(Local Area Network)カードが差し込まれる。
ポンプ140は、タンク130の下流側に設けられる。ポンプ140は、タンク130に貯蔵された冷媒を吐出し、循環経路を流れる冷媒の流れを生成する。ポンプ140は、例えば、圧電式ポンプである。
受熱器150の下流側には上述した熱交換器110が位置する。液冷ユニット100には、以上説明したような循環経路が形成される。
図4に示されるように、本実施形態の受熱器150は、第1受熱部152と、第2受熱部154と、第1放熱部156と、を備える。第2受熱部154は、第1受熱部152と並んで配置される。また、本実施形態においては、第1受熱部152及び第2受熱部154は、いずれも電子部品44の同一面と接している。なお、第1放熱部152、第2放熱部154と電子部品44との間に熱伝導性のグリースが介在していてもよい。
第1受熱部152の両端には、流通管170,172が設けられている。また、第2受熱部154の両端には、流通管174,176が設けられている。また、流通管172,174は、第1放熱部156によって接続されている。
図6に示される例のように、受熱器150が2つの第1放熱部156を備える場合は、受熱器150が1つの第1放熱部156を備える場合に比べて、第1放熱部156を流れる冷媒の冷却効率が向上する。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、受熱器150の構成が第1の実施形態と異なる。他の構成については第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。以下、図7を参照して、第2の実施形態の受熱器150の構成を説明する。図7(a)は、第2の実施形態の受熱器150の一例を示す斜視図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A線に沿った矢視断面図である。
図7(a)に示されるように、本実施形態の第1放熱部156の形状は平行六面体である。また、図7(b)に示されるように、第1放熱部156の面のうち面積が最大である面の法線は、第1受熱部152の面のうち面積が最大である面の法線に対して傾斜している。すなわち、第1放熱部156の面のうち面積が最大である面は、第1受熱部152の面のうち面積が最大である面に対して傾斜している。
また、第1放熱部156の面のうち面積が最大である面が、第1受熱部152の面のうち面積が最大である面に対して傾斜するように、第1放熱部156を設けることにより、本体筐体20の内部を流れる気流が第1放熱部156の面に沿って流れやすくなる。そのため、第1放熱部156を流れる冷媒の冷却効率が向上する。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、受熱器150の構成が第1の実施形態と異なる。他の構成については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。以下、図8を参照して、第3の実施形態の受熱器150の構成を説明する。図8(a)は、第3の実施形態の受熱器150の一例を示す平面図であり、図8(b)は、図8(a)の矢印方向から見た正面図である。
図8に示されるように、本実施形態の受熱器150は、第1受熱部152と第1放熱部156との間、又は、第2受熱部154と第1放熱部156との間に、フィン160を備える。図8(a)に示される例では、第1放熱部156の内部を冷媒が流れる方向に沿って、4枚のフィン160が設けられている。
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、受熱器150の構成が第1の実施形態と異なる。他の構成については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。以下、図9を参照して、第4の実施形態の受熱器150の構成を説明する。図9は、第4の実施形態の受熱器150の一例を示す斜視図である。図9中の矢印は、受熱器150を流れる冷媒の流れを示す。
第1受熱部152の両端には、流通管180,182が設けられている。また、第2受熱部154の両端には、流通管184,188が設けられている。また、第2受熱部162の両端には、流通管186,188が設けられている。また、流通管182,184は、第1放熱部156によって接続されている。また、流通管182,186は、第2放熱部164によって接続されている。
第3受熱部162の内部構造は、上述した第1の実施形態で説明した第1受熱部152の内部構造と同様である。また、第2放熱部164の内部構造は、上述した第1の実施形態で説明した第1放熱部156の内部構造と同様である。
また、上述した実施形態と同様、第1放熱部156は、第1受熱部152と第2受熱部154との間の流路に配置される。第2放熱部164は、第1受熱部152と第3受熱部162との間の流路に配置される。
なお、本発明は、以下の付記に記載されるように構成することができる。
内部を流れる冷媒により、電子部品が発する熱を吸収する受熱器であって、
前記電子部品と接する第1受熱部と、
前記電子部品と接する第2受熱部と、
第1受熱部及び第2受熱部に対して空間を隔てて前記電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第2受熱部との間の流路に配置される第1放熱部と、
を備えることを特徴とする受熱器。
第1放熱部を複数備える、付記1に記載の受熱器。
第1放熱部の面のうち面積が最大である面は、第1受熱部の面のうち面積が最大である面に対して傾斜している、付記1又は2に記載の受熱器。
第1受熱部と第1放熱部との間、および/又は、第2受熱部と第1放熱部との間に、フィンを備える、付記1乃至3のいずれかに記載の受熱器。
第1受熱部及び第2受熱部と並んで配置され、前記電子部品と接する第3受熱部と、
第1受熱部及び第3受熱部に対して空間を隔てて前記電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第3受熱部との間の流路に配置される第2放熱部と、
を備える、付記1乃至4のいずれかに記載の受熱器。
内部を流れる冷媒により、電子部品が発する熱を吸収する受熱器と、
前記冷媒から熱を奪う熱交換器と、
前記冷媒を循環させるポンプと、を備える液冷ユニットであって、
前記受熱器は、
前記電子部品と接する第1受熱部と、
前記電子部品と接する第2受熱部と、
第1受熱部及び第2受熱部に対して空間を隔てて前記電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第2受熱部との間の流路に配置される第1放熱部と、
を備えることを特徴とする液冷ユニット。
熱を発する電子部品と、
内部を流れる冷媒により、電子部品が発する熱を吸収する受熱器と、
前記冷媒から熱を奪う熱交換器と、
前記冷媒を循環させるポンプと、を備える電子機器であって、
前記受熱器は、
前記電子部品と接する第1受熱部と、
前記電子部品と接する第2受熱部と、
第1受熱部及び第2受熱部に対して空間を隔てて前記電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第2受熱部との間の流路に配置される第1放熱部と、
を備えることを特徴とする電子機器。
20 本体筐体
22 ベース
24 カバー
26 キーボード
28 ポインティングデバイス
30 ディスプレイ用筐体
32 液晶パネルモジュール
40 プリント基板ユニット
42 プリント基板
44 電子部品
46 DVD駆動装置
48 ハードディスク駆動装置
50 カードユニット
52 排気口
100 液冷ユニット
102 ホース
104 継手
110 熱交換器
120 ファンユニット
122 ファンハウジング
124 吸気用開口
126 ファン
130 タンク
140 ポンプ
150 受熱器
152 第1受熱部
154 第2受熱部
155 仕切り部
156 第1放熱部
158,160 フィン
162 第3受熱部
164 第2放熱部
170,172,174,176,180,182,184,186,188 流通管
Claims (7)
- 内部を流れる冷媒により、電子部品が発する熱を吸収する受熱器であって、
前記電子部品と接する第1受熱部と、
前記電子部品と接する第2受熱部と、
第1受熱部及び第2受熱部に対して空間を隔てて前記電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第2受熱部との間の流路に配置される第1放熱部と、
を備えることを特徴とする受熱器。 - 第1放熱部を複数備える、請求項1に記載の受熱器。
- 第1放熱部の面のうち面積が最大である面は、第1受熱部の面のうち面積が最大である面に対して傾斜している、請求項1又は2に記載の受熱器。
- 第1受熱部と第1放熱部との間、および/又は、第2受熱部と第1放熱部との間に、フィンを備える、請求項1乃至3のいずれかに記載の受熱器。
- 第1受熱部及び第2受熱部と並んで配置され、前記電子部品と接する第3受熱部と、
第1受熱部及び第3受熱部に対して空間を隔てて前記電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第3受熱部との間の流路に配置される第2放熱部と、
を備える、請求項1乃至4のいずれかに記載の受熱器。 - 内部を流れる冷媒により、電子部品が発する熱を吸収する受熱器と、
前記冷媒から熱を奪う熱交換器と、
前記冷媒を循環させるポンプと、を備える液冷ユニットであって、
前記受熱器は、
前記電子部品と接する第1受熱部と、
前記電子部品と接する第2受熱部と、
第1受熱部及び第2受熱部に対して空間を隔てて前記電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第2受熱部との間の流路に配置される第1放熱部と、
を備えることを特徴とする液冷ユニット。 - 熱を発する電子部品と、
内部を流れる冷媒により、電子部品が発する熱を吸収する受熱器と、
前記冷媒から熱を奪う熱交換器と、
前記冷媒を循環させるポンプと、を備える電子機器であって、
前記受熱器は、
前記電子部品と接する第1受熱部と、
前記電子部品と接する第2受熱部と、
第1受熱部及び第2受熱部に対して空間を隔てて前記電子部品とは反対側に配置され、かつ、第1受熱部と第2受熱部との間の流路に配置される第1放熱部と、
を備えることを特徴とする電子機器。
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