JP2012053257A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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JP2012053257A
JP2012053257A JP2010195441A JP2010195441A JP2012053257A JP 2012053257 A JP2012053257 A JP 2012053257A JP 2010195441 A JP2010195441 A JP 2010195441A JP 2010195441 A JP2010195441 A JP 2010195441A JP 2012053257 A JP2012053257 A JP 2012053257A
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賢哉 渡辺
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Abstract

【課題】プッシュダウン現象の影響を低減した電圧を電気光学素子に印加する。
【解決手段】画素回路11は、書き込まれたデータに応じた電荷を一端及び他端の間に保持する第1保持容量C+及び第2保持容量C−と、第1トランジスター111と第2トランジスター112と、第3トランジスター113と第4トランジスター114と、第5トランジスター115と第6トランジスター116とを有し、第1トランジスターがオフ状態からオン状態に切り替わった後で、第5トランジスターはオン状態からオフ状態に切り替わり、第1トランジスターがオン状態からオフ状態に切り替わる時点において、第5トランジスターはオフ状態であり、第2トランジスターがオフ状態からオン状態に切り替わった後で、第6トランジスターはオン状態からオフ状態に切り替わり、第2トランジスターがオン状態からオフ状態に切り替わる時点において、第6トランジスターはオフ状態である。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気光学装置および電子機器に関する。
特許文献1は、いわゆる面順次駆動を行う液晶表示装置を開示している。特許文献2は
、面順次駆動に関し、前後のフィールドのデータの影響を低減するため、データを補正す
る技術を開示している。特許文献3は、液晶の焼き付きを防止するため、正極性電圧と負
極性電圧とを交互に印加する技術を開示している。より具体的には、特許文献1の液晶表
示装置は、各画素について、保持容量(Cs)と、データを保持容量に書き込むための第
1トランジスター(Tr1)と、保持容量から液晶にデータを書き込むための第2トラン
ジスター(Tr2)とを有する(図1参照)。保持容量へのデータの書き込みはいわゆる
線順次により行われ、全画素の保持容量に書き込みが終わった後で、一括パルスにより第
2トランジスターがオンされ、全画素の液晶に一斉にデータが書き込まれる。
特開2001−75534号公報 特開2001−255858号公報 特開2009−223322号公報
例えば特許文献1の液晶装置においては、第2トランジスターがオフ状態になったとき
に、第2トランジスターのソースの電圧が、ゲート−ソース間の容量カップリングによっ
て降下する、いわゆるプッシュダウン現象が起こる場合がある。
本発明は、プッシュダウン現象の影響を低減した電圧を電気光学素子に印加する技術を
提供する。
本発明は、一端と他端の間に印加される電圧に応じた階調を示し、前記一端と前記他端
の間には、第1フィールドにおいて正極性の電圧が印加され、第2フィールドにおいて負
極性の電圧が印加され、前記第1フィールドおよび前記第2フィールドが交互に繰り返さ
れる電気光学素子と、前記第1フィールドにおいて前記電気光学素子に書き込まれるデー
タを示すデータ信号を供給する第1データ線と、前記第2フィールドにおいて前記電気光
学素子に書き込まれるデータを示すデータ信号を供給する第2データ線と、前記第1フィ
ールドにおいて前記データが書き込まれる電気光学素子を選択するための走査信号を供給
する第1走査線と、前記第2フィールドにおいて前記データが書き込まれる電気光学素子
を選択するための走査信号を供給する第2走査線と、前記第1フィールドにおいて前記電
気光学素子へのデータの書き込みを行うタイミングを制御するための第1信号を供給する
第1信号線と、前記第2フィールドにおいて前記電気光学素子へのデータの書き込みを行
うタイミングを制御するための第2信号を供給する第2信号線と、前記第1フィールドに
おいて前記データを補正するタイミングを制御するための第3信号を供給する第3信号線
と、前記第2フィールドにおいて前記データを補正するタイミングを制御するための第4
信号を供給する第4信号線と、前記第1フィールドにおいて共通電圧を与えるための第1
共通電圧線と、前記第2フィールドにおいて共通電圧を与えるための第2共通電圧線と、
前記電気光学素子への電圧の印加を制御する画素回路とを有し、前記画素回路は、前記第
1フィールドにおいて書き込まれたデータに応じた電荷を一端および他端の間に保持する
第1保持容量と、前記第2フィールドにおいて書き込まれたデータに応じた電荷を一端お
よび他端の間に保持する第2保持容量と、前記第1走査線に接続されたゲート、前記第1
データ線に接続されたソース、および前記第1保持容量の前記一端に接続されたドレイン
を有する第1トランジスターと、前記第2走査線に接続されたゲート、前記第2データ線
に接続されたソース、および前記第2保持容量の前記一端に接続されたドレインを有する
第2トランジスターと、前記第1信号線に接続されたゲート、前記第1保持容量の前記一
端に接続されたソース、および前記電気光学素子の前記一端に接続されたドレインを有す
る第3トランジスターと、前記第2信号線に接続されたゲート、前記第2保持容量の前記
一端に接続されたソース、および前記電気光学素子の前記一端に接続されたドレインを有
する第4トランジスターと、前記第3信号線に接続されたゲート、前記第1共通電圧線に
接続されたソース、および前記第1保持容量の前記他端に接続されたドレインを有する第
5トランジスターと、前記第4信号線に接続されたゲート、前記第2共通電圧線に接続さ
れたソース、および前記第2保持容量の前記他端に接続されたドレインを有する第6トラ
ンジスターとを有し、前記第1トランジスターがオフ状態からオン状態に切り替わった後
で、前記第5トランジスターはオン状態からオフ状態に切り替わり、前記第1トランジス
ターがオン状態からオフ状態に切り替わる時点において、前記第5トランジスターはオフ
状態であり、前記第2トランジスターがオフ状態からオン状態に切り替わった後で、前記
第6トランジスターはオン状態からオフ状態に切り替わり、前記第2トランジスターがオ
ン状態からオフ状態に切り替わる時点において、前記第6トランジスターはオフ状態であ
ることを特徴とする電気光学装置を提供する。
この電気光学装置によれば、第5トランジスターおよび第6トランジスターを有さない
場合と比較して、プッシュダウン現象の影響を低減した電圧を電気光学素子に印加するこ
とができる。
好ましい態様において、この電気光学装置は、前記電気光学素子に書き込まれたデータ
を前記第1フィールドにおいてリセットするタイミングを制御するための第5信号を供給
する第5信号線と、前記電気光学素子に書き込まれたデータを前記第2フィールドにおい
てリセットするタイミングを制御するための第6信号を供給する第6信号線とを有し、前
記画素回路が、前記第5信号線に接続されたゲート、前記第1共通電圧線に接続されたソ
ース、および前記電気光学素子の前記一端に接続されたドレインを有する第7トランジス
ターと、前記第6信号線に接続されたゲート、前記第2共通電圧線に接続されたソース、
および前記電気光学素子の前記一端に接続されたドレインを有する第8トランジスターと
を有し、前記第7トランジスターは、前記第1フィールドにおいて所定期間オン状態にな
り、前記第8トランジスターは、前記第2フィールドにおいて所定期間オン状態になって
もよい。
この電気光学装置によれば、各フィールドにおいて、電気光学素子に書き込まれたデー
タをリセットすることができる。
別の好ましい態様において、前記第7トランジスターは、前記第1フィールドの始期か
ら前記所定期間オン状態になり、前記第8トランジスターは、前記第2フィールドの始期
から前記所定期間オン状態になり、前記電気光学素子は、ノーマリーブラック型であって
もよい。
この電気光学装置によれば、各フィールドの始期に黒挿入期間を設けることができる。
さらに別の好ましい態様において、前記第7トランジスターは、前記第8トランジスタ
ーと異なる伝導型のチャネルを有してもよい。
この電気光学装置によれば、第7トランジスターおよび第8トランジスターを保護ダイ
オードとして機能させることができる。
さらに別の好ましい態様において、前記電気光学素子の前記他端には、前記第1フィー
ルドにおいて第1電圧が印加され、前記第2フィールドにおいて前記第1電圧よりも高い
第2電圧が印加され、前記第1共通電圧は前記第1電圧と等しく、前記第2共通電圧は前
記第2電圧と等しくてもよい。
この電気光学装置によれば、第1共通電圧が第1電圧とことなっている場合、または第
2共通電圧が第2電圧と異なっている場合と比較して電源電圧の数を低減することができ
る。
さらに別の好ましい態様において、前記画素回路は、複数の画素の各々に対して設けら
れ、一の画素の前記第1データ線と、前記一の画素に隣接する他の画素の前記第2データ
線との距離は、前記一の画素の前記第1データ線と、前記他の画素の前記第1データ線と
の距離よりも短くてもよい。
この電気光学装置によれば、隣接画素間のクロストークを低減することができる。
さらに別の好ましい態様において、前記第1保持容量と前記第2保持容量とは、カップ
リングしない程度に離間して配置されるか、または、前記第1保持容量と前記第2保持容
量との間にシールド配線が設けられてもよい。
この電気光学装置によれば、第1保持容量と第2保持容量のカップリングを低減するこ
とができる。
また、本発明は、上記いずれかの項に記載の電気光学装置を有する電子機器を提供する

この電子機器によれば、第5トランジスターおよび第6トランジスターを有さない場合
と比較して、プッシュダウン現象の影響を低減した電圧を電気光学素子に印加することが
できる。
電気光学装置1の構成を示すブロック図である。 液晶パネル10の構成を示す図である。 液晶パネル10の動作の概要を示すタイミングチャートである。 画素回路11の構成を示す図である。 画素回路11の動作を示すタイミングチャートである。 変形例に係るプロジェクター2100を例示する図である。
図1は、一実施形態に係る電気光学装置1の構成を示すブロック図である。この例で、
電気光学装置1は、外部から入力される映像信号Vidに応じた画像を表示する液晶表示
装置である。電気光学装置1は、液晶パネル10と、制御回路20とを有する。
制御回路20は、液晶パネル10を制御する回路である。この例で、制御回路20は、
映像信号Vidおよび同期信号Syncに基づいて、データ信号Vx、制御信号Xctr
、および制御信号Yctrを出力する。データ信号Vxは、所定範囲内の階調値に変換さ
れた画像(映像)データを示す。制御信号Xctrおよび制御信号Yctrは、それぞれ
、液晶パネル10においてデータ線および走査線の駆動制御に用いられる。さらに、制御
回路20は、液晶パネル10に共通電圧LCCOMを提供する。
図2は、液晶パネル10の構成を示す図である。液晶パネル10は、画素回路11と、
走査線駆動回路12と、データ線書き込み回路13と、面順次選択回路14と、VCOM
供給回路15と、m本の走査線GL+と、m本の走査線GL−と、n本のデータ線DL+
と、n本のデータ線DL−と、共通電圧線VCOM+と、共通電圧線VCOM−と、m本
の信号線disと、m本の信号線/preと、m本の信号線SALL+と、m本の信号線
SALL−と、m本の信号線SHZ+と、m本の信号線SHZ−とを有する。図2におい
て、m本の走査線GL+の各々は、GL1+、GL2+、GL3+、…、GLm+という
ように添字を用いて区別される。他の信号線および走査線についても同様である。なお、
以下において、信号線とその信号線により伝達される信号とは、共通の符号を用いて説明
される。
画素回路11は、m行n列のマトリクス状に配置されている。mおよびnは、ともに2
以上の自然数である。画素回路11は、液晶を含む画素に、データ信号Vxが示すデータ
を書き込む(すなわちデータに応じた電圧を印加する)ための回路である。液晶パネル1
0は、素子基板と、対向基板と、液晶層とを有する(いずれも図示略)。素子基板と対向
基板とは、一定の間隙を保って貼り合わせられている。素子基板のうち対向基板と対向す
る面には、走査線GL+、走査線GL−、データ線DL+、データ線DL−、共通電圧線
VCOM+、共通電圧線VCOM−、信号線dis、信号線/pre、信号線SALL+
、信号線SALL−、信号線SHZ+、信号線SHZ−、および画素電極が設けられてい
る。図2において、走査線GL+および走査線GL−が延びる方向をx軸と、データ線D
L+およびデータ線DL−が延びる方向をy軸と定義する。この例で、x軸とy軸は直交
している。x軸およびy軸に直交する方向から見ると、走査線GL+および走査線GL−
と、データ線DL+およびデータ線DL−とは、交差している。この交差に対応して画素
回路11が設けられている。画素電極は矩形形状を有し、透明性を有する材料で形成され
ている。対向基板には、対向基板電極が設けられている。液晶層は、画素電極と対向基板
電極とで挟まれている。液晶層には、画素電極と対向基板電極との電位差に応じた電圧が
印加される。
図3は、液晶パネル10の動作の概要を示すタイミングチャートである。この例で、液
晶パネル10は面順次駆動が可能である。データは、1行ずつ順番に保持容量に書き込ま
れる。書き込みを行う行は、走査信号GLにより指定される。走査信号GLがH(ハイ)
レベルになっている期間を「1水平走査期間」という。各水平走査期間において、データ
線書き込み回路13は、データ信号Vxから、データDk(1≦k≦n)を生成する。例
えば、第1行の走査線GLが選択されているとき、データ線書き込み回路13は、第1行
のデータDkを生成する。データ線書き込み回路13は、データDkに応じた信号を、デ
ータ線DLに供給する。こうして、第1行の画素の保持容量にデータが書き込まれる。m
行すべての保持容量にデータが書き込まれた後で、信号SALLがL(ロー)レベルから
Hレベルに変化すると、保持容量から各画素の液晶にデータが一斉に書き込まれる。
第1行から第m行までの行を選択するのに要する時間を「フィールド」という。フィー
ルドは、1単位のデータの書き込みに用いられる時間の一例である。フィールドには、+
フィールド(第1フィールドの一例)と−フィールド(第2フィールドの一例)とがある
。+フィールドは、対向基板電極を基準として、液晶に正極性の電圧を印加するフィール
ドである。−フィールドは、液晶に負極性の電圧を印加するフィールドである。この例で
は、保持容量へのデータの書き込みと、保持容量から液晶へのデータの書き込みとは異な
るフィールドで行われる。例えば、+フィールドにおいて保持容量に書き込まれたデータ
(−フィールドで表示すべきデータ)は、次の−フィールドにおいて保持容量から液晶に
書き込まれる。なお、図3においては、フィールドの極性を示す符号は省略されている。
画素回路11の詳細は後述する。
再び図2を参照する。走査線GL+は、+フィールド用の走査線、すなわち、+フィー
ルドにおいて表示されるデータの、保持容量への書き込みを行う行を指定するための信号
を供給するための信号線である。走査線GL+は、第1フィールドにおいてデータが書き
込まれる電気光学素子を選択するための走査信号を供給する第1走査線の一例である。走
査線GL−は、−フィールド用の走査線、すなわち、−フィールドにおいて表示されるデ
ータの、保持容量への書き込みを行う行を指定するための信号線である。走査線GL−は
、第2フィールドにおいてデータが書き込まれる電気光学素子を選択するための走査信号
を供給する第2走査線の一例である。信号線SHZ+は、+フィールドにおいて表示され
るデータの書き込み時に、保持容量と共通電圧との短絡および開放を切り替えるための信
号線である。信号線SHZ+は、第1フィールドにおいてデータを補正するタイミングを
制御するための第3信号を供給する第3信号線の一例である。信号線SHZ−は、−フィ
ールドにおいて表示されるデータの書き込み時に、保持容量と共通電圧との短絡および開
放を切り替えるための信号線である。信号線SHZ−は、第2フィールドにおいてデータ
を補正するタイミングを制御するための第4信号を供給する第4信号線の一例である。走
査線駆動回路12は、クロック信号に基づいて、走査線を順次選択する信号を生成する。
走査線の選択は、+フィールドにおいては走査線GL+を1行目、2行目、・・・、n行
目の順で、同様に−フィールドにおいては走査線GL−を1行目、2行目、・・・、n行
目の順で行われる。走査線駆動回路12は、生成した信号を走査線GL+および走査線G
L−に供給する。さらに、走査線駆動回路12は、クロック信号に基づいて、保持容量と
共通電圧との短絡および開放を切り替えるための信号を生成する。走査線駆動回路12は
、生成した信号を信号線SHZ+および信号線SHZ−に供給する。
データ線DL+は、+フィールドにおいて表示されるデータを伝送するためのデータ線
、すなわち、データ信号Vxに応じた電圧を画素に供給するための信号線である。データ
線DL+は、第1フィールドにおいて電気光学素子に書き込まれるデータを示すデータ信
号を供給する第1データ線の一例である。データ線DL−は、−フィールドにおいて表示
されるデータを伝送するためのデータ線である。データ線DL−は、第2フィールドにお
いて電気光学素子に書き込まれるデータを示すデータ信号を供給する第2データ線の一例
である。データ線書き込み回路13は、画像データVxおよびクロック信号に基づいて、
階調値のデータDkを示すデータ信号をデータ線DL+およびデータ線DL−に供給する
信号線SALL+は、+フィールドにおいて表示されるデータの、保持容量から液晶へ
の書き込みを制御するための信号線である。信号線SALL+は、第1フィールドにおい
て電気光学素子へのデータの書き込みを行うタイミングを制御するための第1信号を供給
する第1信号線の一例である。信号線SALL−は、−フィールドにおいて表示されるデ
ータの、保持容量から液晶への書き込みを制御するための信号線である。信号線SALL
−は、第2フィールドにおいて電気光学素子へのデータの書き込みを行うタイミングを制
御するための第2信号を供給する第2信号線の一例である。信号線disは、+フィール
ドにおいて液晶にかかる電圧をリセットするための信号を供給する信号線である。信号線
disは、電気光学素子に書き込まれたデータを第1フィールドにおいてリセットするタ
イミングを制御するための第5信号を供給する第5信号線の一例である。信号線/pre
は、−フィールドにおいて液晶にかかる電圧をリセットするための信号を供給する信号線
である。信号線/preは、電気光学素子に書き込まれたデータを第2フィールドにおい
てリセットするタイミングを制御するための第6信号を供給する第6信号線の一例である
。面順次選択回路14は、クロック信号に基づいて、データの液晶への書き込みを制御す
るための信号を信号線SALL+および信号線SALL−に供給する。さらに、面順次選
択回路14は、クロック信号に基づいて、液晶にかかる電圧をリセットするための信号を
信号線disおよび信号線/preに供給する。
共通電圧線VCOM+は、+フィールド用の共通電圧(基準電圧)を与えるための電圧
線である。共通電圧線VCOM−は、−フィールド用の共通電圧を与えるための電圧線で
ある。この例で、共通電圧線VCOM+および共通電圧線VCOM−は、画素領域の外で
それぞれ対向基板電圧線LCCOMと接続されている。VCOM供給回路15は、共通電
圧を共通電圧線VCOM+および共通電圧線VCOM−に供給する。
図4は、画素回路11の構成を示す図である。画素回路11は、電気光学素子への電圧
の印加を制御する回路の一例である。画素回路11は、液晶素子LCと、トランジスター
111と、トランジスター112と、トランジスター113と、トランジスター114と
、トランジスター115と、トランジスター116と、トランジスター117と、トラン
ジスター118と、保持容量C+と、保持容量C−とを有する。この例で、トランジスタ
ー111、トランジスター112、トランジスター113、トランジスター114、トラ
ンジスター115、トランジスター116、トランジスター117、およびトランジスタ
ー118はFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスター)の一種である
TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター)であり、ソース、ドレイン、およ
びゲート端子を有する。この例で、トランジスター111、トランジスター112、トラ
ンジスター113、トランジスター114、トランジスター115、トランジスター11
6、およびトランジスター117はnチャネルのFETであり、トランジスター118は
pチャネルのFETである。
トランジスター111(第1トランジスターの一例)は、走査信号GL+に応じて、端
子Pix+(保持容量C+の一端)への電圧の書き込みを制御するトランジスターである
。トランジスター111において、ゲートは走査線GL+に接続され、ソースはデータ線
DL+に接続され、ドレインは端子Pix+に接続されている。
トランジスター112(第2トランジスターの一例)は、走査信号GL−に応じて、端
子Pix−(保持容量C−の一端)への電圧の書き込みを制御するトランジスターである
。トランジスター112において、ゲートは走査線GL−に接続され、ソースはデータ線
DL−に接続され、ドレインは端子Pix−に接続されている。
トランジスター113(第3トランジスターの一例)は、書き込み信号SALL+に応
じて、保持容量C+に書き込まれているデータの液晶素子LCへの書き込み(転送)を制
御するトランジスターである。トランジスター113において、ゲートは信号線SALL
+に接続され、ソースは端子Pix+に接続され、ドレインは液晶素子LCに接続されて
いる。
トランジスター114(第4トランジスターの一例)は、書き込み信号SALL−に応
じて、保持容量C−に書き込まれているデータの液晶素子LCへの書き込みを制御するト
ランジスターである。トランジスター114において、ゲートは信号線SALL−に接続
され、ソースは端子Pix−に接続され、ドレインは液晶素子LCに接続されている。
トランジスター115(第5トランジスターの一例)は、信号SHZ+に応じて、共通
電圧線VCOM+と保持容量C+の他端(端子PixHZ+)との短絡および開放を切り
替えるトランジスターである。トランジスター115において、ゲートは信号線SHZ+
に接続され、ソースは共通電圧線VCOM+に接続され、ドレインは端子PixHZ+に
接続されている。
トランジスター116(第6トランジスターの一例)は、信号SHZ−に応じて、共通
電圧線VCOM−と保持容量C−の他端(端子PixHZ−)との短絡および開放を切り
替えるトランジスターである。トランジスター116において、ゲートは信号線SHZ−
に接続され、ソースは共通電圧線VCOM−に接続され、ドレインは端子PixHZ−に
接続されている。
保持容量C+(第1保持容量の一例)は、データ信号DL+により書き込まれたデータ
に応じた電荷を保持する容量である。保持容量C+において、一方の端子(端子Pix+
)はトランジスター111のドレインおよびトランジスター113のソースに接続され、
他方の端子(端子PixHZ+)は、トランジスター115のドレインに接続されている
保持容量C−(第2保持容量の一例)は、データ信号DL−により書き込まれたデータ
に応じた電荷を保持する容量である。保持容量C−において、一方の端子(端子Pix−
)はトランジスター112のドレインおよびトランジスター114のソースに接続され、
他方の端子(端子PixHZ−)は、トランジスター116のドレインに接続されている
液晶素子LCは、一端(端子Liq、画素電極)と他端(端子LCCOM、対向基板電
極)の間に印加される電圧に応じた階調(反射率または透過率)を示す電気光学素子の一
例である。この例で、端子LCCOMには、第1フィールドにおいて第1電圧が印加され
、第2フィールドにおいて第1電圧よりも高い第2電圧が印加される。液晶素子LCにお
いて、端子Liqはトランジスター113のドレインおよびトランジスター114のドレ
インに接続され、端子LCCOMは対向基板電圧線LCCOMに接続されている。液晶素
子LCの階調は、+フィールドのときは対向基板電圧LCCOMに対する端子Pix+の
電圧によって、−フィールドのときは対向基板電圧LCCOMに対する端子Pix−の電
圧によって変化する。
トランジスター117(第7トランジスターの一例)は、信号disに応じて、共通電
圧線VCOM+と端子Liqとの短絡および開放を切り替えるトランジスターである。ト
ランジスター117において、ゲートは信号線disに接続され、ソースは共通電圧線V
COM+に接続され、ドレインは液晶素子LCの端子Liqに接続されている。
トランジスター118(第8トランジスターの一例)は、信号/preに応じて、共通
電圧線VCOM−と端子Liqとの短絡および開放を切り替えるトランジスターである。
トランジスター118において、ゲートは信号線/preに接続され、ソースは共通電圧
線VCOM−に接続され、ドレインは液晶素子LCの端子Liqに接続されている。
トランジスター115のゲート信号(信号SHZ+)がオン状態(選択状態)の場合、
保持容量C+の端子PixHZ+と共通電圧線VCOM+とが短絡して、端子PixHZ
+の電圧は電圧VCOM+と等しくなる。トランジスター115のゲート信号(信号SH
Z+)がオフ状態(非選択状態)の場合、保持容量C+の端子PixHZ+と共通電圧線
VCOM+とが開放され、保持容量C+の端子PixHZ+は高インピーダンス状態(フ
ローティング状態)になる。
トランジスター116のゲート信号(信号SHZ−)がオン状態(選択状態)の場合、
保持容量C−の端子PixHZ−と共通電圧線VCOM−とが短絡して、端子PixHZ
−の電圧は電圧VCOM−と等しくなる。トランジスター116のゲート信号(信号SH
Z−)がオフ状態(非選択状態)の場合、保持容量C−の端子PixHZ−と共通電圧線
VCOM−とが開放され、保持容量C−の端子PixHZ−は高インピーダンス状態にな
る。
信号disがHレベルの場合、トランジスター117は液晶素子LCの端子Liqと共
通電圧線VCOM+とを短絡する。信号disがLレベルの場合、トランジスター117
は液晶素子LCの端子Liqと共通電圧線VCOM−とを開放する。端子Liqは高イン
ピーダンス状態になる場合がある。この場合、端子Liqの電圧が大きな負電圧となると
きがある。このようなとき、トランジスター117のゲート−ドレイン間は、保護ダイオ
ードとして機能する。
信号/preはLアクティブの信号である。信号/preがLレベルの場合、トランジ
スター118は、液晶素子LCの端子Liqと共通電圧線VCOM−とを短絡する。信号
/preがHレベルの場合、トランジスター118は、液晶素子LCの端子Liqと共通
電圧線VCOM−とを開放する。後述するように、端子Liqは高インピーダンス状態に
なる場合(トランジスター113、トランジスター114、トランジスター117、およ
びトランジスター118が同時にオフ状態なる場合)がある。この場合、端子Liqは高
インピーダンス状態であるから、端子Liqの電圧が大きな正電圧となるときがある。こ
のようなとき、トランジスター118のゲート−ドレイン間は、保護ダイオードとして機
能する。
図5は、画素回路11の動作を示すタイミングチャートである。画素回路11において
は、液晶素子LCの劣化を低減するため、+フィールドと−フィールドとが交互に繰り返
される。図5は、ある単一の画素に着目した場合のタイミングチャートを示している。対
向基板電圧LCCOMは、+フィールドにおいて第1電圧V1であり、−フィールドにお
いて第2電圧V2である。ここで、V1<V2である。共通電圧VCOM+は、+フィー
ルドのときの基準電圧であり、この例では第1電圧である(VCOM+=V1)。共通電
圧VCOM−は、−フィールドのときの基準電圧であり、この例では第2電圧である(V
COM−=V2)。共通電圧VCOM+と共通電圧VCOM+との関係は、VCOM+<
VCOM−である。
図5のタイミングチャートは、説明の便宜上、+フィールドの途中から始まっている。
タイミングチャートの開始時点において、走査信号GL−はオン状態であり、端子Pix
−の電圧はデータ電圧DL−と等しい。また、信号SHZ−はオン状態であり、端子Pi
xHZ−は共通電圧線VCOM−と短絡している。その後、時刻t11において、信号S
HZ−がオフ状態に変化し、端子PixHZ−と共通電圧線VCOM−とは開放される。
さらにその後、時刻t12において、走査信号GL−がオフ状態に変化し、端子Pix−
とデータ信号線DL−とは開放される。このとき、トランジスター114におけるいわゆ
るプッシュダウン現象(ゲート−ドレイン間の容量カップリングにより、ドレインの電圧
が下がる現象)により、端子Pix−の電圧が降下する。プッシュダウン現象により降下
した電圧は、同一フィールド内では元に戻らない。しかし、この例では、走査信号GL−
がオン状態からオフ状態に変化する前に端子PixHZ−と共通電圧線VCOM−とが開
放されて高インピーダンス状態になっており、時刻t12において端子Pix−の電圧が
降下すると、端子PixHZ−の電圧も一緒に降下する。すなわち、プッシュダウン現象
により端子Pix−の電圧が降下しても、端子Pix−と端子PixHZ−との間の電圧
は、データが書き込まれたときの状態を維持している。時刻t13において、データ線D
L−の電圧は基準電圧(この例では第2電圧)に変化する。その後、時刻t20において
、対向基板電圧LCCOMは第1電圧から第2電圧に変化し、+フィールドは終了する。
続く−フィールドでは、時刻t20において、Lレベルの信号/preがパルスで印加
される。信号/preがLレベルになると、液晶素子LCの端子Liqが共通電圧VCO
M−(この例では第2電圧であり、このフィールドの電圧LCCOMと同じ電圧である)
と短絡され、共通電位線VCOM−と同電位になる。すなわち、液晶LCにかかる電圧は
ほぼゼロにリセットされる。仮に、液晶素子LCの端子Liqの電圧が+フィールドの電
圧LCCOMと同じになったとしても、トランジスター113、トランジスター114、
トランジスター117、およびトランジスター118の耐圧を超えることはない。
時刻t21において、書き込み信号SALL−がオン状態に変化し、端子Pix−に保
持されている電荷が端子Liqに転送される。このとき、液晶素子LCの容量と端子Pi
x−の容量とで電荷再配分が起こり、端子Pix−の電圧が変化(この例では降下)する
。この例では、時刻t21以前に端子PixHZ−と共通電圧線VCOM−とが開放され
て、端子PixHZ−が高インピーダンス状態になっているので、時刻t21において端
子Pix−の電圧が変化すると、端子PixHZ−の電圧も一緒に変化する。すなわち、
端子PixHZ−が高インピーダンス状態になってからの電圧変化(時刻t12および時
刻t21の変化)は積算されている。その後、時刻t22において、信号SHZ−がオフ
状態からオン状態に変化し、保持容量C−の端子PixHZ−と共通電圧線VCOM−と
が短絡される。これにより、走査信号GL−がオフ状態になってから(時刻t12以降)
の端子PixHZ−の電圧の変化が、保持容量C−を介して端子Pix−に伝達される。
この伝達により端子Pix−の電圧は、データが書き込まれたときの電圧とほぼ等しい電
圧まで補正される。ここで、補正の度合いは、保持容量C−の値と端子Pix−の寄生容
量等との関係によって決まる。この例で、端子Pix−の電圧を補正するのに要する時間
(端子Pix−の電圧が安定するまでの時間)は、信号SALL−がオン状態にある期間
と比べて十分短い。したがって、信号SALL−がオン状態にある期間の大部分の時間に
おいて、容量C−で保持された端子Pix−の電圧(データが書き込まれたときの電圧と
ほぼ等しい電圧)が液晶素子LCに印加される。
−フィールドにおいては、引き続き、次の+フィールドで表示するための画像データの
書き込みが行われる。この時点で、信号SALL+はオフ状態であり、信号SHZ+はオ
ン状態である。時刻t23において、走査信号GL+がオン状態に変化し、端子Pix+
はデータ信号線DL+と短絡される。時刻t24において、データ信号DL+がデータD
kを示す電圧に変化する。こうして、データが端子Pix+に書き込まれる。このとき、
トランジスター115はオン状態である。すなわち、保持容量C+の端子PixHz+の
電圧は共通電圧VCOM+と等しい。保持容量C+は、書き込まれた電圧、すなわちデー
タ信号DL+と共通電圧VCOM+との差に相当する電圧を保持する。その後、時刻t2
5において、信号SHZ+がオフ状態に変化し、端子PixHZ+と共通電圧線VCOM
+とは開放される。端子PixHZ+は高インピーダンス状態になる。時刻t26におい
て、走査信号GL+がオフ状態に変化し、端子Pix+とデータ信号線DL+とは開放さ
れる。このとき、トランジスター111におけるプッシュダウン現象により、端子Pix
+の電圧が降下する。プッシュダウン現象により降下した電圧は、同一フィールド内では
元に戻らない。しかし、この例では、走査信号GL+がオン状態からオフ状態に変化する
前に端子PixHZ+と共通電圧線VCOM+とが開放されて高インピーダンス状態にな
っており、時刻t26において端子Pix+の電圧が降下すると、端子PixHZ+の電
圧も一緒に降下する。すなわち、プッシュダウン現象により端子Pix+の電圧が降下し
ても、端子Pix+と端子PixHZ+との間の電圧は、データが書き込まれたときの状
態を維持している。時刻t27において、データ信号DL+の電圧は基準電圧(この例で
は第1電圧)に変化する。時刻t30において、対向基板電圧LCCOMは第2電圧から
第1電圧に変化し、−フィールドは終了する。
続く+フィールドの動作を説明する。時刻t30において、Hレベルの信号disがパ
ルスで印加される。信号disがHレベルになると、液晶素子LCの端子Liqが共通電
圧線VCOM+(この例では第1電圧であり、このフィールドの電圧LCCOMと同じ電
圧である)と短絡され、共通電位線VCOM+と同電位になる。すなわち、液晶LCにか
かる電圧はほぼゼロにリセットされる。仮に、液晶素子LCの電圧が−フィールドの電圧
LCCOMと同電圧になったとしても、トランジスター113、トランジスター114、
トランジスター117、およびトランジスター118の耐圧を超えることはない。
時刻t31において、書き込み信号SALL+がオン状態に変化し、端子Pix+に保
持されている電荷が端子Liqに転送される。このとき、液晶素子LCの容量と端子Pi
x+の容量とで電荷再配分が起こり、端子Pix+の電圧が変化(この例では上昇)する
。このとき端子PixHZ+と共通電圧線VCOM+とは開放されて高インピーダンス状
態になっているので、端子Pix+の電圧が変化すると、端子PixHZ+の電圧も一緒
に変化する。すなわち、端子PixHZ+と共通電圧線VCOM+とが開放されてからの
電圧変化(時刻t26および時刻t31の変化)は積算されている。時刻t32において
、信号SHZ+がオフ状態からオン状態に変化し、保持容量C+の端子PixHZ+と共
通電圧線VCOM+とが短絡される。これにより、走査信号GL+がオフ状態になってか
らの端子PixHZ+の電圧の変化が、保持容量C+を介して端子Pix+に伝達される
。この伝達により端子Pix+の電圧は、データが書き込まれたときの電圧とほぼ等しい
電圧まで補正される。ここで、補正の度合いは、保持容量C+の値と端子Pix+の寄生
容量等との関係によって決まる。この例で、端子Pix+の電圧を補正するのに要する時
間(端子Pix+の電圧が安定するまでの時間)は、信号SALL+がオン状態にある期
間と比べて十分短い。したがって、信号SALL+がオン状態にある期間の大部分の時間
において、容量C+で保持された端子Pix+の電圧(データが書き込まれたときの電圧
とほぼ等しい電圧)が液晶素子LCに印加される。
+フィールドにおいては、引き続き、次の−フィールドで表示するための画像データの
書き込みが行われる。時刻t33において、走査信号GL−がオン状態に変化し、端子P
ix−はデータ信号線DL−と短絡される。時刻t34において、データ信号DL−がデ
ータDkを示す電圧に変化する。こうして、データが端子Pix−に書き込まれる。この
とき、トランジスター116はオン状態である。すなわち、保持容量C−の端子PixH
z−の電圧は共通電圧VCOM−と等しい。保持容量C−は、書き込まれた電圧、すなわ
ちデータ信号DL−と共通電圧VCOM−との差に相当する電圧を保持する。その後、時
刻t35において、信号SHZ−がオフ状態に変化し、端子PixHZ−と共通電圧線V
COM−とは開放される。端子PixHZ−は高インピーダンス状態になる。時刻t36
において、走査信号GL−がオフ状態に変化し、端子Pix−とデータ信号線DL−とは
開放される。このとき、トランジスター112におけるプッシュダウン現象により、端子
Pix−の電圧が降下する。プッシュダウン現象により降下した電圧は、同一フィールド
内では元に戻らない。しかし、この例では、走査信号GL−がオン状態からオフ状態に変
化する前に端子PixHZ−と共通電圧線VCOM−とが開放されており、時刻t36に
おいて端子Pix−の電圧が降下すると、端子PixHZ−の電圧も一緒に降下する。す
なわち、プッシュダウン現象により端子Pix−の電圧が降下しても、端子Pix−と端
子PixHZ−との間の電圧は、データが書き込まれたときの状態を維持している。時刻
t37において、データ信号DL−の電圧は基準電圧に変化する。時刻t40において、
対向基板電圧LCCOMは第1電圧から第2電圧に変化し、+フィールドは終了する。
続く−フィールドにおける動作は、既に説明したものと同様である。すなわち、時刻t
40、t41、t42、t43、t44、t45、t46、およびt47における動作は
、時刻t20、t21、t22、t23、t24、t25、t26、およびt27におけ
る動作と同様である。なお、図5では単一の画素に着目したタイミングチャートを例示し
たが、画素回路11においては、走査線GLは、一行ずつ順番に選択される。すなわち、
走査信号GLは、走査線を1本ずつ順番に選択する信号である。
この例では、フィールドの極性が切り替わってから信号SALLがオン状態に変化する
までの間、液晶LCに印加される電圧はほぼゼロである。例えば、時刻t30からt31
までの間、液晶素子LCの端子Liqは第1電圧であり、これはこのフィールドの対向基
板電圧LCCOMと等しい。例えば、液晶素子LCの液晶としてVA(Vertical Alignme
nt)液晶等のノーマリーブラックの液晶を用いた場合、液晶LCに印加される電圧はほぼ
ゼロであるとき、黒が表示される。すなわち、フィールドの極性が切り替わってから信号
SALLがオン状態に変化するまでの間を、黒挿入期間とすることができる。黒挿入期間
の長さは、信号SALL+をオン状態に変化させるタイミングにより調整される。動画の
応答特性によって映像の品質が異なる動画を表示する場合には、黒挿入期間が調整される
画素回路11によれば、トランジスター111(トランジスター112)がオフ状態か
らオン状態に切り替わった後で、トランジスター115(トランジスター116)はオン
状態からオフ状態に切り替わり、トランジスター111(トランジスター112)がオン
状態からオフ状態に切り替わる時点において、トランジスター115(トランジスター1
16)はオフ状態である。すなわち、保持容量C+(保持容量C−)にデータを書き込む
ときには端子PixHZ+(端子PixHZ−)は基準電圧である共通電圧線VCOM+
(共通電圧線VCOM−)と短絡され、かつ、トランジスター111(トランジスター1
12)においてプッシュダウン現象が起こる時点において、端子PixHZ+(端子Pi
xHZ−)は高インピーダンス状態である。プッシュダウン現象により端子Pix+(端
子Pix−)の電圧が変化しても、端子PixHZ+(端子PixHZ−)の電圧も一緒
に変化し、保持容量C+(保持容量C−)に保持されている電荷はデータが書き込まれた
ときの状態をほぼ保っている。端子PixHZ+(端子PixHZ−)と共通電圧線VC
OM+(共通電圧線VCOM−)とを開放しない場合と比較すると、トランジスター11
5(トランジスター116)を用いることにより、より正確な電圧を液晶素子LCに印加
することができる。このとき、電圧の補正は画素回路11により行われるから、外部にお
いて画素に書き込むデータ自体を補正しておく必要はない。
2次元動画を表示する場合、フレーム周波数として、例えば60Hzから120Hzの
範囲の周波数が用いられる。3次元(3D)動画を表示する場合、左眼用および右眼用の
画像をそれぞれ60Hzから120Hzで表示するため、全体としては120Hzから2
40Hzの範囲の周波数がフレーム周波数として用いられる。3D動画の表示方法として
、線順次駆動方式が用いられた場合、特に、フレームの境界または+フィールドと−フィ
ールドとの境界において、映像が重なって見える等、表示品質の低下が生じることがある
。画素回路11は、面順次方式で動作し、線順次方式で動作する場合と比較すると表示品
質が向上する。また、画素回路11はによれば、フィールドの先頭部分に黒挿入期間を設
けることができ、これによって表示品質を向上させることもできる。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以
下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち、2つ以上のものが組み合わせて用
いられてもよい。
上述の実施形態では、電気光学装置1が、信号線dis、信号線/pre、トランジス
ター117、およびトランジスター118を有する例を説明した。上記の例では、トラン
ジスター117は、+フィールドにおいて所定期間オン状態になり、トランジスター11
8は−フィールドにおいて所定期間オン状態になった。この構成により、液晶素子LCに
書き込まれたデータをリセットすることができる。しかし、電気光学装置1は、信号線d
is、信号線/pre、トランジスター117、およびトランジスター118を有さなく
てもよい。
上述の実施形態では、トランジスター117が+フィールドの始期(電圧LCCOMが
第2電圧から第1電圧に切り替わったとき)から所定期間オン状態になり、トランジスタ
ー118が−フィールドの始期(電圧LCCOMが第1電圧から第2電圧に切り替わった
とき)から所定期間オンになる例を説明した。また、上記の例では、液晶素子LCがノー
マリーブラック型であった。この構成により、フィールドの始期(冒頭)に黒挿入期間を
設けることができる。黒挿入期間により、動画の応答特性を改善することができる。しか
し、トランジスター117およびトランジスター118がオン状態になる期間は、図5の
タイミングチャートで例示したものに限定されない。例えば、トランジスター117、+
フィールドの始期(例えば時刻t30)以外から開始する所定期間(例えば時刻t30よ
り後であり時刻t31より前の時刻から開始する期間)オン状態になってもよい。トラン
ジスター118についても同様である。別の例で、信号disおよび信号/preがオン
状態になる時間すなわちパルス幅は、液晶が応答しない程度の時間に相当するものであっ
てもよい。この例で、信号disおよび信号/preがオン状態になる時間は、フィール
ドの始期から信号SALLがオン状態になるまでの時間(例えば時刻t20から時刻t2
1まで)より短くてもよい。この場合、端子Liqが高インピーダンス状態になるとき(
トランジスター113、トランジスター114、トランジスター117、およびトランジ
スター118が同時にオフ状態なるとき)があるが、既に説明したようにトランジスター
117またはトランジスター118が保護ダイオードとして機能するので、回路の信頼性
は確保される。さらに別の例で、信号disおよび信号/preの使い方を+フィールド
と−フィールドで入れ替えてもよい。すなわち、−フィールドにおいて信号disをオン
状態にし、+フィールドにおいて信号/preをオン状態にする構成が用いられてもよい
。さらに別の例で、液晶素子LCはノーマリーホワイト型であってもよい。
上述の実施形態では、トランジスター117のチャネルの伝導型(図4ではn型)とト
ランジスター118のチャネルの伝導型(図4ではp型)とが異なる例を説明した。この
構成により、+フィールドおよび−フィールドの双方において、トランジスター117ま
たはトランジスター118のゲート−ドレイン間が保護ダイオードとして機能した。しか
し、トランジスター117とトランジスター118とは、同一の伝導型のチャネルを有し
てもよい。
上述の実施形態では、共通電圧VCOM+が対向基板電圧線LCCOMの第1電圧と等
しく、共通電圧VCOM−が第2電圧と等しい例を説明した。この構成により、電源電圧
の数を抑制することができる。しかし、共通電圧VCOM+は対向基板電圧線LCCOM
の第1電圧と異なっていてもよく、また、共通電圧VCOM−は第2電圧と異なっていて
もよい。また、上述の実施形態では、対向基板電圧線LCCOMの電圧が+フィールドと
−フィールドとで変化する例を説明した。しかし、対向基板電圧線LCCOMの電圧は一
定であってもよい。この場合、電気光学素子に書き込まれたデータをリセットするタイミ
ングを制御するための信号線は1本あれば足りる。
一の画素の走査線GL−と、一の画素に隣接する他の画素のデータ線DL−との距離は
、一の画素のデータ線DL+と、他の画素のデータ線DL+との距離よりも短くてもよい
。すなわち、隣接する2つの画素において、データ線DL+同士、または、データ線DL
−が隣接しないように、データ線DL+およびデータ線DL−が配置されてもよい。この
構成により、クロストークを低減することができる。
保持容量C+と保持容量C−とは、容量カップリングしない程度に離間して配置されて
もよい。または、保持容量C+と保持容量C−との間にシールド配線が設けられてもよい
。この構成によれば、保持容量C+と保持容量C−との間の容量カップリングを低減する
ことができる。
上述の実施形態では、トランジスター113(トランジスター114)がオフ状態から
オン状態に切り替わる時点(例えば、時刻t21、t31、およびt41)において、ト
ランジスター115(トランジスター116)がオフ状態である例を説明した。この構成
によれば、保持容量C+(保持容量C−)と液晶素子LCとの間で電荷の再配分が起こる
ときも、端子PixHZ+(端子PixHZ−)は高インピーダンス状態である。したが
って、この電荷再配分の影響を低減した電圧を液晶素子LCに印加することができる。し
かし、トランジスター113(トランジスター114)がオフ状態からオン状態に切り替
わる時点において、トランジスター115(トランジスター116)はオン状態であって
もよい。
上述の実施形態では、あるフィールドにおいて表示されるデータの書き込みに際し、ト
ランジスター111(トランジスター112)がオン状態からオフ状態に切り替わる時お
よびトランジスター113(トランジスター114)がオフ状態からオン状態に切り替わ
る時を含む期間において、トランジスター115(トランジスター116)は継続してオ
フ状態である例を説明した。例えば、時刻t30から時刻t40までに+フィールドにお
いて表示させるデータの書き込みに関し、トランジスター111がオン状態からオフ状態
に切り替わる時(時刻t26)およびトランジスター113がオフ状態からオン状態に切
り替わる時(時刻t31)を含む期間(時刻t25から時刻t32まで)において、トラ
ンジスター115は、継続してオン状態である。この構成によれば、プッシュダウン時お
よび電荷の再配分時の電圧変化を積算させることができる。しかし、トランジスター11
1(トランジスター112)がオン状態からオフ状態に切り替わる時およびトランジスタ
ー113(トランジスター114)がオフ状態からオン状態に切り替わる時を含む期間に
おいて、トランジスター115(トランジスター116)は継続してオフ状態でなくても
よい。
図6は、変形例に係るプロジェクター2100を例示する図である。プロジェクター2
100は、電気光学装置1を用いた電子機器の一例である。プロジェクター2100にお
いて、液晶パネル10がライトバルブとして用いられている。この図に示されるように、
プロジェクター2100の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源を有するランプユニッ
ト2102が設けられている。ランプユニット2102から射出された投射光は、内部に
配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR
(赤)色、G(緑)色、B(青)色の3原色に分離される。分離された投射光は、各原色
に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。なお、
B色の光は、他のR色やG色と比較すると光路が長いので、その損失を防ぐために、入射
レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124を有するリレーレンズ
系2121を介して導かれる。
プロジェクター2100において、液晶パネル10を含む液晶表示装置が、R色、G色
、B色のそれぞれに対応して3組設けられている。ライトバルブ100R、100Gおよ
び100Bの構成は、上述した液晶パネル10と同様である。R色、G色、B色のそれぞ
れの原色成分の階調レベルを指定するに映像信号がそれぞれ外部上位回路から供給されて
、ライトバルブ100R、100Gおよび100がそれぞれ駆動される。ライトバルブ1
00R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム
2112に3方向から入射する。そして、ダイクロイックプリズム2112において、R
色およびB色の光は90度に屈折し、G色の光は直進する。したがって、各原色の画像が
合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ群2114によってカラー画像が投
射される。
なお、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bには、ダイクロイックミラー2
108によって、R色、G色、B色のそれぞれに対応する光が入射するので、カラーフィ
ルタを設ける必要はない。また、ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロ
イックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100G
の透過像はそのまま投射される。したがって、ライトバルブ100R、100Bによる水
平走査方向は、ライトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右を反転さ
せた像を表示する構成となっている。また、図6では、電気光学装置1を透過型のプロジ
ェクターに用いた例を示したが、電気光学装置1は反射型のプロジェクターに用いられて
もよい。
電気光学装置1が用いられる電子機器としては、図6に例示したプロジェクターの他に
も、テレビジョンや、ビューファインダー型・モニタ直視型のビデオテープレコーダー、
カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークス
テーション、テレビ電話、POS端末、デジタルスチルカメラ、携帯電話機、タッチパネ
ルを備えた機器等などが挙げられる。
電気光学装置1の構成は図1で例示されたものに限定されない。図1の制御回路20は
機能ごとに複数の回路に分割されてもよい。また、液晶パネル10の構成、特に画素の配
置は図2で例示したものに限定されない。2次元的に配置された画素を有するものであれ
ば、どのような構成であってもよい。さらに、電気光学素子は液晶素子に限定されない。
有機EL(Electro Luminescence)素子等、液晶素子以外の電気光学素子が用いられても
よい。
1…電気光学装置、10…液晶パネル、11…画素回路、12…走査線駆動回路、13…
データ線書き込み回路、14…面順次選択回路、15…VCOM供給回路、20…制御回
路、100…ライトバルブ、111…トランジスター、112…トランジスター、113
…トランジスター、114…トランジスター、115…トランジスター、116…トラン
ジスター、117…トランジスター、118…トランジスター、2100…プロジェクタ
ー、2102…ランプユニット、2106…ミラー、2108…ダイクロイックミラー、
2112…ダイクロイックプリズム、2114…投射レンズ群、2120…スクリーン、
2121…リレーレンズ系、2122…入射レンズ、2123…リレーレンズ、2124
…出射レンズ、GL…走査線、DL…データ線、VCOM…共通電圧線、dis…信号線
、/pre…信号線、SALL…信号線、SHZ…信号線、LC…液晶素子、C…保持容

Claims (8)

  1. 一端と他端の間に印加される電圧に応じた階調を示し、前記一端と前記他端の間には、
    第1フィールドにおいて正極性の電圧が印加され、第2フィールドにおいて負極性の電圧
    が印加され、前記第1フィールドおよび前記第2フィールドが交互に繰り返される電気光
    学素子と、
    前記第1フィールドにおいて前記電気光学素子に書き込まれるデータを示すデータ信号
    を供給する第1データ線と、
    前記第2フィールドにおいて前記電気光学素子に書き込まれるデータを示すデータ信号
    を供給する第2データ線と、
    前記第1フィールドにおいて前記データが書き込まれる電気光学素子を選択するための
    走査信号を供給する第1走査線と、
    前記第2フィールドにおいて前記データが書き込まれる電気光学素子を選択するための
    走査信号を供給する第2走査線と、
    前記第1フィールドにおいて前記電気光学素子へのデータの書き込みを行うタイミング
    を制御するための第1信号を供給する第1信号線と、
    前記第2フィールドにおいて前記電気光学素子へのデータの書き込みを行うタイミング
    を制御するための第2信号を供給する第2信号線と、
    前記第1フィールドにおいて前記データを補正するタイミングを制御するための第3信
    号を供給する第3信号線と、
    前記第2フィールドにおいて前記データを補正するタイミングを制御するための第4信
    号を供給する第4信号線と、
    前記第1フィールドにおいて共通電圧を与えるための第1共通電圧線と、
    前記第2フィールドにおいて共通電圧を与えるための第2共通電圧線と、
    前記電気光学素子への電圧の印加を制御する画素回路と
    を有し、
    前記画素回路は、
    前記第1フィールドにおいて書き込まれたデータに応じた電荷を一端および他端の間に
    保持する第1保持容量と、
    前記第2フィールドにおいて書き込まれたデータに応じた電荷を一端および他端の間に
    保持する第2保持容量と、
    前記第1走査線に接続されたゲート、前記第1データ線に接続されたソース、および前
    記第1保持容量の前記一端に接続されたドレインを有する第1トランジスターと、
    前記第2走査線に接続されたゲート、前記第2データ線に接続されたソース、および前
    記第2保持容量の前記一端に接続されたドレインを有する第2トランジスターと、
    前記第1信号線に接続されたゲート、前記第1保持容量の前記一端に接続されたソース
    、および前記電気光学素子の前記一端に接続されたドレインを有する第3トランジスター
    と、
    前記第2信号線に接続されたゲート、前記第2保持容量の前記一端に接続されたソース
    、および前記電気光学素子の前記一端に接続されたドレインを有する第4トランジスター
    と、
    前記第3信号線に接続されたゲート、前記第1共通電圧線に接続されたソース、および
    前記第1保持容量の前記他端に接続されたドレインを有する第5トランジスターと、
    前記第4信号線に接続されたゲート、前記第2共通電圧線に接続されたソース、および
    前記第2保持容量の前記他端に接続されたドレインを有する第6トランジスターと
    を有し、
    前記第1トランジスターがオフ状態からオン状態に切り替わった後で、前記第5トラン
    ジスターはオン状態からオフ状態に切り替わり、
    前記第1トランジスターがオン状態からオフ状態に切り替わる時点において、前記第5
    トランジスターはオフ状態であり、
    前記第2トランジスターがオフ状態からオン状態に切り替わった後で、前記第6トラン
    ジスターはオン状態からオフ状態に切り替わり、
    前記第2トランジスターがオン状態からオフ状態に切り替わる時点において、前記第6
    トランジスターはオフ状態である
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記電気光学素子に書き込まれたデータを前記第1フィールドにおいてリセットするタ
    イミングを制御するための第5信号を供給する第5信号線と、
    前記電気光学素子に書き込まれたデータを前記第2フィールドにおいてリセットするタ
    イミングを制御するための第6信号を供給する第6信号線と
    を有し、
    前記画素回路が、
    前記第5信号線に接続されたゲート、前記第1共通電圧線に接続されたソース、および
    前記電気光学素子の前記一端に接続されたドレインを有する第7トランジスターと、
    前記第6信号線に接続されたゲート、前記第2共通電圧線に接続されたソース、および
    前記電気光学素子の前記一端に接続されたドレインを有する第8トランジスターと
    を有し、
    前記第7トランジスターは、前記第1フィールドにおいて所定期間オン状態になり、
    前記第8トランジスターは、前記第2フィールドにおいて所定期間オン状態になる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第7トランジスターは、前記第1フィールドの始期から前記所定期間オン状態にな
    り、
    前記第8トランジスターは、前記第2フィールドの始期から前記所定期間オン状態にな
    り、
    前記電気光学素子は、ノーマリーブラック型である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第7トランジスターは、前記第8トランジスターと異なる伝導型のチャネルを有す

    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記電気光学素子の前記他端には、前記第1フィールドにおいて第1電圧が印加され、
    前記第2フィールドにおいて前記第1電圧よりも高い第2電圧が印加され、
    前記第1共通電圧は前記第1電圧と等しく、
    前記第2共通電圧は前記第2電圧と等しい
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれかの項に記載の電気光学装置。
  6. 前記画素回路は、複数の画素の各々に対して設けられ、
    一の画素の前記第1データ線と、前記一の画素に隣接する他の画素の前記第2データ線
    との距離は、前記一の画素の前記第1データ線と、前記他の画素の前記第1データ線との
    距離よりも短い
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれかの項に記載の電気光学装置。
  7. 前記第1保持容量と前記第2保持容量とは、カップリングしない程度に離間して配置さ
    れるか、または、前記第1保持容量と前記第2保持容量との間にシールド配線が設けられ

    ことを特徴とする請求項1−6のいずれかの項に記載の電気光学装置。
  8. 請求項1−7のいずれかの項に記載の電気光学装置を有する電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016218168A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 キヤノン株式会社 駆動装置、表示装置および電子機器
US10078991B2 (en) 2016-07-19 2018-09-18 Wuhan China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. Liquid crystal driving circuit having a main pixel and a subpixel and liquid crystal display device

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