JP2012052777A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】活性種生成装置が、吸込口と吹出口とを連通させる流路における空気の流れの抵抗となるのを防ぐ。
【解決手段】空気調和機の室内機1は、吸込口13a及び吹出口13bを有し、吸込口13aと吹出口13bとを連通させる主流路2が内部に設けられたケーシング10と、ケーシング10内の主流路2に配置されたファン21と、ケーシング10内において主流路2から外れた位置に配置された活性種生成装置60とを備えている。ケーシング10は、活性種生成装置60に供給される空気を吸い込むために吸込口13aと異なる位置に設けられた補助吸込口を有している。室内機1には、この補助吸込口から吸い込まれた空気を主流路2に導く補助流路4が設けられており、活性種生成装置60はこの補助流路4に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、活性種生成装置を備えた空気調和機の室内機に関するものである。
空気調和機は、室内に設置される室内機と、室外に設置される室外機とを備えるものが一般的である。室内機は、吸込口と吹出口とが形成されたケーシングを有している。また、ケーシング内には、吸込口と吹出口とを連通させる流路が設けられており、この流路に熱交換器とファンとが配置されている。
また、室内機として、放電等を利用して電子やラジカル等の活性種を生成する活性種生成装置を備えたものがある(例えば特許文献1参照)。この活性種は、空気中に含まれる有害成分や臭気成分を分解する能力を有する。活性種生成装置は、吸込口と吹出口とを連通させる流路の途中に配置されており、この室内機では、活性種によって清浄化された空気が吹出口から吹き出されるようになっている。
特開2006−234330号公報
しかしながら、特許文献1の室内機では、活性種生成装置は、吸込口から吹出口に至る流路の途中に配置されているため、活性種生成装置が空気の流れの抵抗となっている。そのため、冷暖房の効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、活性種生成装置が、吸込口と吹出口とを連通させる流路における空気の流れの抵抗となるのを防止できる空気調和機の室内機を提供することである。
上記課題を解決するために、第1の発明に係る空気調和機の室内機は、吸込口及び吹出口を有し、前記吸込口と前記吹出口とを連通させる主流路が内部に設けられたケーシングと、前記ケーシング内の前記主流路に配置されたファンと、前記ケーシング内において前記主流路から外れた位置に配置された活性種生成装置とを備え、前記ケーシングは、前記活性種生成装置に供給される空気を吸い込むために前記吸込口と異なる位置に設けられた補助吸込口を有しており、前記補助吸込口から吸い込まれた空気を前記主流路に導く補助流路をさらに備え、前記活性種生成装置が、前記補助流路に配置されていることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、活性種生成装置が主流路から外れた位置に配置されているため、活性種生成装置が主流路における空気の流れの抵抗となるのを防止することができる。また、活性種生成装置を通過した空気は、補助流路によって主流路に導かれているため、活性種生成装置で生成された活性種によって、主流路内の空気に含まれる有害成分や臭気成分を分解することができる。
第2の発明に係る空気調和機の室内機は、第1の発明において、前記ケーシングは、前記ファンを収容するグリルと、前記グリルの前面を覆う前面パネルとを有しており、前記補助吸込口は、前記前面パネルの端部と前記グリルとの間に設けられることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、前面パネルとグリルとの隙間を、活性種生成装置に供給する空気を吸い込むための補助吸込口に利用しているため、例えば前面パネルに貫通孔を設けて補助吸込口とする場合に比べて、室内機の構成を簡易化できる。
第3の発明に係る空気調和機の室内機は、第2の発明において、前記前面パネルの前記端部と前記グリルとの間には、隙間が形成されており、前記隙間のうち前記補助吸込口に対応しない部分が前記補助吸込口に対応した部分より狭いことを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、前面パネルの端部とグリルとの隙間のうち、補助吸込口に対応しない部分が補助吸込口より狭いため、この部分から吸い込まれる空気量が低減される。そのため、補助吸込口から吸い込まれる空気量を増加させることができる。
第4の発明に係る空気調和機の室内機は、第2または第3の発明において、前記前面パネルの前記端部と前記グリルとの間において、前記補助吸込口に対応しない部分の少なくとも一部が塞がれることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、前面パネルの端部とグリルとの間において、補助吸込口に対応しない部分の少なくとも一部が塞がれているため、補助吸込口から吸い込まれる空気量を増加させることができる。
第5の発明に係る空気調和機の室内機は、第2〜第4のいずれかの発明において、前記前面パネルの裏面とこれに対向する面の一方において、前記補助吸込口を構成しない部分の少なくとも一部には、他方に向かって突出する突起が設けられていることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、突起によって、補助吸込口に対応しない部分の少なくとも一部を塞ぐか、補助吸込口よりも狭くすることができる。
第6の発明に係る空気調和機の室内機は、第2〜第5のいずれかの発明において、前記前面パネルは、前記グリルに対して開閉可能に設けられており、前記前面パネルを前記グリルに対して閉状態に保持する保持機構を複数備えており、前記補助吸込口の近傍において隣接する2つの前記保持機構の離間距離が、他の隣接する2つの前記保持機構の離間距離よりも大きいことを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、補助吸込口の近傍において隣接する2つの保持機構の離間距離が、他の隣接する2つの保持機構の離間距離よりも大きいため、前面パネルにおいて補助吸込口を構成する部分のたわみ量が、他の部分よりも大きくなる。したがって、前面パネルの端部と前記グリルとの間において、補助吸込口に対応する部分を、補助吸込口に対応しない部分よりも広くすることができる。そのため、補助吸込口から吸い込まれる空気量を増加させることができる。
第7の発明に係る空気調和機の室内機は、第2〜第6のいずれかの発明において、前記活性種生成装置は、前記前面パネルの裏面に対向して配置されていることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、前面パネルをグリルの前面から外したときに、活性種生成装置が露出するため、活性種生成装置のメンテナンス等を容易に行うことができる。
第8の発明に係る空気調和機の室内機は、第7の発明において、前記活性種生成装置を通過した空気は、前記前面パネルの裏面に向かって放出されることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、活性種生成装置は、前面パネルに対向した面に空気の放出口を有するため、放出口を広範囲に形成することができる。
第9の発明に係る空気調和機の室内機は、第2〜第8のいずれかの発明において、前記補助流路は、前記前面パネルの裏面とこれに対向する面との間に形成される流路を含んでいることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、前面パネルの裏面とこれに対向する面との間に形成される隙間を補助流路に利用しているため、室内機の構成を簡易化できる。
第10の発明に係る空気調和機の室内機は、第1〜第9のいずれかの発明において、前記ケーシング内の前記吸込口と前記ファンとの間に設けられたフィルタを備えており、前記補助流路は、前記補助吸込口から吸い込まれた空気を、前記主流路における前記フィルタの上流側に導くことを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、活性種生成装置から放出された空気はフィルタを通過するため、フィルタに捕捉された有害成分や臭気成分を活性種で分解することができる。
第11の発明に係る空気調和機の室内機は、第1〜第9のいずれかの発明において、前記活性種生成装置は、前記補助吸込口から吸い込まれた空気内において活性種を生成する活性種生成部と、前記活性種生成部を通過した空気が供給される供給口と、前記供給口から供給された空気を拡散して前記ケーシング内に放出する放出口とを有する活性種放出部とを備えていることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、活性種生成部内の空気を直接ケーシング内に放出せず、一旦活性種放出部に流入させて拡散させてからケーシング内に放出するため、放出口の大きさや放出方向を、活性種生成部の形状および配置位置に係わらず自由に設定することができる。
第12の発明に係る空気調和機の室内機は、第11の発明において、前記活性種放出部の前記放出口は、複数の孔で構成されていることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、活性種放出部は、複数の孔から空気を放出するため、1つの孔から空気を放出する場合に比べて、広範囲に空気を放出することができる。
第13の発明に係る空気調和機の室内機は、第11または第12の発明において、前記活性種放出部の前記供給口と前記放出口とが、互いに対向しない面に設けられていることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、活性種生成部から活性種放出部に流入する空気の流れ方向とは異なる方向に、活性種放出部から空気を放出することができる。
第14の発明に係る空気調和機の室内機は、第11〜第13のいずれかの発明において、前記活性種放出部は、前記活性種生成部に対して前記吸込口の長手方向に隣接して配置されていることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、活性種生成装置は吸込口の長手方向に長くなるものの、吸込口の長手方向に直交する方向に関しては短くできる。吸込口の長手方向に直交する方向に短い形状の部品は室内機内に配置しやすいため、活性種生成装置は室内機内に配置しやすい。
第15の発明に係る空気調和機の室内機は、第11〜第14のいずれかの発明において、前記活性種放出部が、前記吸込口の長手方向中央に対して両側に配置されていることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、活性種放出部から放出された空気を、主流路における吸込口の長手方向の一端側だけに送るのではなく、吸込口の長手方向中央に対する両側部分に送ることができる。
なお、活性種放出部が両側に配置されているとは、活性種放出部が吸込口の長手方向中央に対して片側だけに配置されていないことをいう。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、活性種生成装置が主流路から外れた位置に配置されているため、活性種生成装置が主流路における空気の流れの抵抗となるのを防止することができる。また、活性種生成装置を通過した空気は、補助流路によって主流路に導かれているため、活性種生成装置で生成された活性種によって、主流路内の空気に含まれる有害成分や臭気成分を分解することができる。
第2の発明では、前面パネルとグリルとの隙間を、活性種生成装置に供給する空気を吸い込むための補助吸込口に利用しているため、例えば前面パネルに貫通孔を設けて補助吸込口とする場合に比べて、室内機の構成を簡易化できる。
第3の発明では、前面パネルの端部とグリルとの隙間のうち、補助吸込口に対応しない部分が補助吸込口より狭いため、この部分から吸い込まれる空気量が低減される。そのため、補助吸込口から吸い込まれる空気量を増加させることができる。
第4の発明では、前面パネルの端部とグリルとの間において、補助吸込口に対応しない部分の少なくとも一部が塞がれているため、補助吸込口から吸い込まれる空気量を増加させることができる。
第5の発明では、突起によって、補助吸込口に対応しない部分の少なくとも一部を塞ぐか、補助吸込口よりも狭くすることができる。
第6の発明では、補助吸込口の近傍において隣接する2つの保持機構の離間距離が、他の隣接する2つの保持機構の離間距離よりも大きいため、前面パネルにおいて補助吸込口を構成する部分のたわみ量が、他の部分よりも大きくなる。したがって、前面パネルの端部と前記グリルとの間において、補助吸込口に対応する部分を、補助吸込口に対応しない部分よりも広くすることができる。そのため、補助吸込口から吸い込まれる空気量を増加させることができる。
第7の発明では、前面パネルをグリルの前面から外したときに、活性種生成装置が露出するため、活性種生成装置のメンテナンス等を容易に行うことができる。
第8の発明では、活性種生成装置は、前面パネルに対向した面に空気の放出口を有するため、放出口を広範囲に形成することができる。
第9の発明では、前面パネルの裏面とこれに対向する面との間に形成される隙間を補助流路に利用しているため、室内機の構成を簡易化できる。
第10の発明では、活性種生成装置から放出された空気はフィルタを通過するため、フィルタに捕捉された有害成分や臭気成分を活性種で分解することができる。
第11の発明では、活性種生成部内の空気を直接ケーシング内に放出せず、一旦活性種放出部に流入させて拡散させてからケーシング内に放出するため、放出口の大きさや放出方向を、活性種生成部の形状および配置位置に係わらず自由に設定することができる。
第12の発明では、活性種放出部は、複数の孔から空気を放出するため、1つの孔から空気を放出する場合に比べて、広範囲に空気を放出することができる。
第13の発明では、活性種生成部から活性種放出部に流入する空気の流れ方向とは異なる方向に、活性種放出部から空気を放出することができる。
第14の発明では、活性種生成装置は吸込口の長手方向に長くなるものの、吸込口の長手方向に直交する方向に関しては短くできる。吸込口の長手方向に直交する方向に短い形状の部品は室内機内に配置しやすいため、活性種生成装置は室内機内に配置しやすい。
第15の発明では、活性種放出部から放出された空気を、主流路における吸込口の長手方向の一端側だけに送るのではなく、吸込口の長手方向中央に対する両側部分に送ることができる。
本発明の実施形態に係る室内機の斜視図である。 前面パネルが開いた状態の室内機の斜視図である。 前面パネルが開いた状態の室内機を略前方から視た斜視図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 前面パネルと2つの脱臭フィルタユニットのうちの一方を取り外した状態の室内機の斜視図である。 前面パネルと清掃ユニットと防塵フィルタユニットとを取り外した状態の室内機の斜視図である。 グリルの分解斜視図である。 グリルの部分拡大図である。 図3のB−B線に沿った部分拡大断面である。 図3のC−C線に沿った部分拡大断面である。 図3のD−D線に沿った部分拡大断面である。 図3のE−E線に沿った部分拡大断面である。 図3のF−F線に沿った部分拡大断面である。 (a)はストリーマ放電ユニット(活性種生成装置)の一部を示す図であり、(b)は(a)を下方から視た図であり、(c)は(a)のG−G線に沿った断面図であり、(d)は(a)のH−H線に沿った断面図である。 ストリーマ放電部(活性種生成部)の分解斜視図である。 (a)はストリーマ放電部(活性種生成部)の構成部品を示す図であり、(b)は(a)のJ−J線に沿った断面図である。 本発明の他の実施形態に係る室内機の部分拡大図であって、図11に相当する図である。 (a)は図17に示す筒部材の斜視図であり、(b)は(a)を上方から視た図であり、(c)は(a)のK−K線に沿った断面図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係る室内機の部分拡大図であって、(b)は(a)に示す活性種放出部の蓋部を示す図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係る室内機の部分拡大図であって、(b)は(a)に示すストリーマ放電部(活性種生成部)の蓋部を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る室内機に適用される活性種放出部を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機1について説明する。
<室内機1の概略構成>
図1に示すように、本実施形態の室内機1は、全体として一方向に細長い形状を有しており、その長手方向が水平となるように室内の壁面に据え付けられるものである。室内機1は、図示しない室外機と共に空気調和機を構成しており、室内の冷暖房を行う。なお、以下の説明において、室内機1が取り付けられる壁から突出する方向を「前方」と称し、その反対の方向を「後方」と称する。また、図1に示す左右方向を単に「左右方向」と称する。
図2および図4に示すように、室内機1は、グリル11とグリル11に対して開閉可能に設けられる前面パネル12とからなるケーシング10と、ケーシング10内に収容される本体部20、2つの防塵フィルタユニット30、清掃ユニット40、2つの脱臭フィルタユニット50、およびストリーマ放電ユニット(活性種生成装置)60を備えている。本体部20は、内部にファン21と熱交換器22とを収容するとともに、電装品ユニット23を備えている。また、図4および図9に示すように、室内機1は、ケーシング10に形成された吸込口13aと吹出口13bとを連通させる主流路2と、ケーシング10に形成された補助吸込口3から吸い込まれた空気を主流路2に導く補助流路4(4a〜4e)(図4、図9、図10参照)を有している。なお、図3に示す矢印は、補助流路4の空気の流れを示している。
この室内機1においては、ファン21の駆動により、吸込口13aと補助吸込口3とから室内の空気がケーシング10内に吸い込まれる。吸込口13aから吸い込まれた空気は、防塵フィルタユニット30を通過した後、直接または脱臭フィルタユニット50を通過してから、熱交換器22とファン21とを通過して、ケーシング10の下部に形成された吹出口13bから室内に吹き出される(図4参照)。また、補助吸込口3からケーシング10内に吸い込まれた空気は、ストリーマ放電ユニット60を通過した後(図3の矢印参照)、防塵フィルタユニット30と脱臭フィルタユニット50と熱交換器22とファン21とを順に通過して吹出口13bから室内に吹き出される(図4参照)。
<室内機1の構成要素>
[ケーシング10]
図4等に示すように、ケーシング10は、後方が開口した略直方体状の箱状に形成されたグリル11と、グリル11の前面を覆う前面パネル12とから構成されている。
(グリル11)
グリル11は、本体部20を覆うように、本体部20に取り付けられている。図7に示すように、グリル11は、グリル本体13と、飾り板14と、レンズ部材15と、取付部63と、蓋部66とを有する。取付部63および蓋部66は、ストリーマ放電ユニット60の一部を兼ねている。
図4および図5等に示すように、グリル本体13の天井部には、吸込口13aが形成されている。図4および図7等に示すように、グリル本体13の下部には、吹出口13bが形成されている。吹出口13bは、左右方向に長い矩形状の開口である。
図4および図7等に示すように、グリル本体13は、前面の上側略半分に、開口部13cを有している。この開口部13cの内側には、防塵フィルタユニット30の前端部と清掃ユニット40とが配置されている。また、開口部13cの下方には、左右方向に細長い矩形状の2つの挿入口13dが、左右に並んで形成されている。図5等に示すように、この挿入口13dから脱臭フィルタユニット50が本体部20内に挿入されている。
図7等に示すように、2つの挿入口13dの下方には、収容部13eと凹部65が左右に並んで形成されている。収容部13eは、室内機1の長手方向の中央より左側に形成されており、凹部65は、室内機1の長手方向のほぼ中央に形成されている。図10等に示すように、収容部13e内には取付部63が配置され、この取付部63内にはストリーマ放電ユニット60のストリーマ放電部61が配置されている。また、凹部65の前側には、凹部65を覆うように蓋部66が配置されている。
図7および図11に示すように、グリル本体13は、凹部65の下方に、LED用開口部13hを有している。また、グリル本体13の下面の前側部分には、飾り板14が取り付けられており、この飾り板14は、LED用開口部13hと対向する位置にLED用開口部14aが形成されている。LED用開口部13h、14aの内側には、レンズ部材15が配置されている。
図6に示すように、グリル本体13の前面には、3つのネジ用凹部17a、17b、17cが形成されている。図8に示すように、ネジ用凹部17aは、その奥面に孔を有しており、この孔に挿通されるネジによってグリル本体13は本体部20に取り付けられている。ネジ用凹部17b、17cもネジ用凹部17aと同様の形状であって、グリル本体13を本体部20にネジ止めするために設けられている。
図3に示すように、グリル本体13の前面の下端部には、4つのフック係合部18a、18b、18c、18dが略左右方向に並んで形成されている。フック係合部18a、18b、18dは、それぞれ、グリル本体13の前面の下端部において、左端、左右方向の略中央、右端に形成されている。フック係合部18cは、フック係合部18bとフック係合部18dとの略中央に形成されている。そのため、ストリーマ放電部61を挟んで隣接するフック係合部18a、18bの離間距離は、フック係合部18b、18cの離間距離、および、フック係合部18c、18dの離間距離のいずれよりも大きい。
図12に示すように、フック係合部18aには、前面パネル12の裏面に形成されたフック12aが係合されている。フック係合部18b、18dは、フック係合部18aとほぼ同様の形状であって、前面パネル12のフック12b、12dが係合されている。また、図13に示すように、フック係合部18cには、前面パネル12のフック12cが係合されている。このように、フック係合部18a〜18dは、それぞれ、フック12a〜12dと対をなして、前面パネル12が閉状態のときに、前面パネル12を閉状態に保持する本発明の保持機構を構成している。
(前面パネル12)
図2に示すように、前面パネル12は、グリル11の前側に配置され、その左右両端の上端部が、グリル11に対して回転可能に取り付けられている。これにより、前面パネル12は、グリル11に対して開閉可能となっている。前面パネル12の裏面の下端部には、4つのフック12a〜12dが形成されている。3つのフック12a、12b、12dは、互いにほぼ同じ形状である(図12のフック12a参照)。図13に示すように、フック12cは、前面パネル12が閉状態のときに、グリル11のフック係合部18cと係合すると共に、その先端部によって本体部20に設けられた揺動アーム26を下方に押圧している。
図4、図9および図10に示すように、前面パネル12の下端部は、グリル11(詳細には飾り板14)の前面に密着しておらず、両者の間には隙間が形成されている。この隙間のうち、ストリーマ放電部61の下方の部分(図9および図10に表れている部分)が、補助吸込口3を構成している。また、前面パネル12は、プラスチックで形成されており、そのため、フック12a〜12dとフック係合部18a〜18dとが係合した状態では、隣接する2つのフック間において前方に膨らむように若干たわむ。補助吸込口3を挟んで隣接するフック12a、12bの離間距離は、フック12b、12cの離間距離、および、フック12c、12dの離間距離のいずれよりも大きいため、前面パネル12において補助吸込口3を構成する部分のたわみ量は、前面パネル12の下端部の他の部分よりも大きい。したがって、補助吸込口3は、前面パネル12の下端部とグリル11の前面との隙間のうち補助吸込口3に対応しない部分よりも広くなっている。
また、図4に示すように、前面パネル12の裏面とこれに対向する面(グリル11の前面、脱臭フィルタユニット50の前面、および清掃ユニット40の前面)との間には、隙間が形成されている。この隙間の一部が、補助流路4の一部を構成している。具体的には、図9および図10に示すように、グリル11の前面のうち収容部13eの下方の部分と、前面パネル12の裏面との隙間が、第1流路4aを構成している。また、図4に示すように、蓋部66(活性種放出部62)の前面、2つの脱臭フィルタユニット50の前面のうち蓋部66の上方の部分、および、清掃ユニット40の前面のうち蓋部66の上方の部分と、前面パネル12の裏面との隙間が、第5流路4eを構成している。
[本体部20]
図4に示すように、本体部20には、グリル11に形成された吸込口13aと吹出口13bとを連通させる主流路2が形成されている。主流路2の吹出口13b近傍には、水平羽根20bが設けられている。水平羽根20bは、吹出口13bから吹き出される空気流の上下方向の風向きを変更すると共に、吹出口13bの開閉を行う。
主流路2にはファン21と熱交換器22が配置されている。ファン21は、軸流ファン21と呼ばれるものであって、その軸方向が左右方向に沿うように配置されている。ファン21は、上前方の空気を吸い込んで、下後方に吹き出すようになっている。熱交換器22は、ファン21の上方と前方を取り囲むように配置されている。
また、本体部20は、その下部の前側部分に、電装品ユニット23を備えている。図11に示すように、電装品ユニット23は、グリル11のレンズ部材15と対向する位置に、左右方向に並んだ複数のLED24を有している。
図13に示すように、電装品ユニット23は、グリル11のフック係合部18cの後方に、リミットスイッチ25と揺動アーム26とを有している。リミットスイッチ25は、ストリーマ放電部61に電力を供給するための回路を連通状態と遮断状態とに切り換えるものであって、レバー25aが上方に押圧された場合にのみ、上記回路を連通状態とする。揺動アーム26は、左右方向に沿った軸回りに揺動可能に配置されている。前面パネル12が閉じた状態では、揺動アーム26の前端はフック12cの先端によって下方に押圧され、これにより、レバー25aは揺動アーム26の後端で上方に押圧されている。一方、前面パネル12が開いた状態では、フック12cはレバー25aを押圧しない。したがって、前面パネル12が開いているときには、ストリーマ放電部61に電流が流れないようになっているため、使用者は前面パネル12を開いてメンテナンス等の作業を安全に行うことができる。
[防塵フィルタユニット30]
図4および図5に示すように、2つの防塵フィルタユニット30は、グリル11内の吸込口13aに近接する位置に左右に並んで配置されている。防塵フィルタユニット30は、前面パネル12を開いた状態で、開口部13cから本体部20内に挿脱可能となっている。
防塵フィルタユニット30は、防塵フィルタ31と、フレーム32とから構成されている。防塵フィルタ31は、通過する空気中に含まれる比較的大きな埃等を捕捉するためのものであって、合成樹脂製の網で構成されている。防塵フィルタ31は、環状に形成されており、フレーム32は、この環状の防塵フィルタ31を内側から保持するように構成されている。フレーム32は、防塵フィルタ31の前端部を下斜め方向に傾斜させるように形成されている。また、フレーム32は、防塵フィルタ31の内側の前端に配置されたピニオン32aを有する。このピニオン32aは、本体部20に設けられたモータ(図示省略)によって回転駆動される。
[清掃ユニット40]
清掃ユニット40は、防塵フィルタ31を掃除するためのものである。図4に示すように、清掃ユニット40は、防塵フィルタ31の前端部の下方に配置されており、前面パネル12を開いた状態で、開口部13cからグリル11および本体部20に対して着脱可能となっている。清掃ユニット40は、左右方向に延在する回転ブラシ41と、回転ブラシ41についた埃を掻き出すための櫛42と、この櫛42の前方に近接して設けられ、左右方向に延在して回転する圧縮ローラ43と、圧縮ローラ43と櫛42との間で圧縮された埃が収納されるダストボックス44とを備えている。
防塵フィルタユニット30のピニオン32aを回転させると、防塵フィルタ31は、清掃ユニット40の回転ブラシ41に表面が当接した状態で回転する。これにより、防塵フィルタ31に付着した埃等は、回転ブラシ41により取り除かれる。取り除かれた埃等は、圧縮ローラ43により圧縮されてダストボックス44に収納される。
[脱臭フィルタユニット50]
図4に示すように、脱臭フィルタユニット50は、脱臭フィルタ51と、フレーム52とから構成されている。脱臭フィルタユニット50は、前面パネル12を開いた状態で、挿入口13dから本体部20内に挿入されている。脱臭フィルタ51は、防塵フィルタ31の前端部と対向するように、防塵フィルタ31の前端部と熱交換器22との間に位置している。
脱臭フィルタ51は、例えばハニカム構造の基材の表面に吸着剤とプラズマ触媒とを担持させたものである。吸着剤は、空気中の臭気成分や有害成分を吸着するものであって、具体的には、ゼオライトや活性炭が用いられる。プラズマ触媒は、ストリーマ放電部61で生成した活性種を活性化させて、有害成分や臭気成分の分解を促進させるものであって、具体的には、マンガン系触媒や貴金属系触媒などが用いられる。
[ストリーマ放電ユニット60]
図4等に示すように、ストリーマ放電ユニット(活性種生成装置)60は、主流路2から外れた位置に、前面パネル12の裏面と対向するように配置されている。ストリーマ放電ユニット60は、ストリーマ放電部(活性種生成部)61と、活性種放出部62と、取付部63と、補助防塵フィルタ64とを有している。
(取付部63および補助防塵フィルタ64)
上述したように、取付部63は、グリル11の構成部品の1つであって、グリル本体13に形成された収容部13e内に配置されている。収容部13eは、後方に凹んだ形状に形成されている。取付部63は、前方が開口した略直方体状の箱状に形成されている。この取付部63内には、ストリーマ放電部61が着脱可能に配置されている。図9および図14等に示すように、取付部63の下壁63aには、補助吸込口3から吸い込まれた空気をストリーマ放電部61に流入させるための流入口63bが形成されている。図14に示すように、取付部63の右壁63cの前端部には、矩形状の切欠部63dが形成されている。この切欠部63dは、ストリーマ放電部61内の空気を流出させる流出口となっている。図14および図10に示すように、取付部63の後壁63eには、2つの貫通孔63fが形成されている。この2つの貫通孔63fには、ストリーマ放電部61の後述する2つの接続突起61a、61bが挿通されている。
図9および図14等に示すように、取付部63は、流入口63bの左右両端部の前方に、前面パネル12とほぼ直交する方向に延在する2つのガイドレール63gを有する。このガイドレール63gと取付部63の下壁63aとの間に、矩形板状であって、防塵フィルタ31と同様の合成樹脂製の網を有する補助防塵フィルタ64が保持されている。つまり、補助防塵フィルタ64は、流入口63bの前に配置されている。補助防塵フィルタ64は、ストリーマ放電部61が取付部63から取り外された状態において、取付部63に着脱可能となっている。また、図8および図9等に示すように、この補助防塵フィルタ64と収容部13eの下壁との間には隙間(第2流路)4bが形成されている。第2流路4bは、補助流路4の一部を構成している。
(ストリーマ放電部61)
図15に示すように、ストリーマ放電部61は、絶縁性合成樹脂で形成された筐体部71および蓋部72と、筐体部71と蓋部72で囲まれた空間内に配置される放電電極板81、放電針82および対向電極板85と、放電電極板81に電気的に接続される接続板83と、対向電極板85に電気的に接続される接続板86とを有している。
図9および図15等に示すように、筐体部71は、前方が開口した直方体状の略箱状に形成されている。筐体部71の前方の開口は、略矩形状に形成された蓋部72で覆われている。筐体部71内の空間(第3流路)4cは、補助流路4の一部を構成している。
筐体部71の下壁71aには、補助吸込口3から吸い込まれた空気を筐体部71内に流入させる流入口71bが形成されている。図15に示すように、筐体部71の右壁71cの前端部には、矩形状の切欠部71dが形成されている。この切欠部71dは、筐体部71内の空気を流出させる流出口となっている。
図9および図16等に示すように、筐体部71は、後壁71eから前方(詳細には、後壁71eに対して垂直方向)に突出する4本の電極板支持柱74〜77を有している。電極板支持柱74〜77は、略左右方向に並んで配置されている。内側の2本の電極板支持柱75、76の後壁71eからの突出長さは、互いに同じである。外側の2本の電極板支持柱74、77の後壁71eからの突出長さは、互いに同じであって、電極板支持柱75、76よりも長い。電極板支持柱74〜77には、ネジ孔74a〜77aが形成されている。電極板支持柱75、77には、ネジ孔75a、77aの下方に、貫通孔75b、77bが形成されている。貫通孔75b、77bは、筐体部71の後壁71eを貫通している。また、筐体部71は、後壁71eから後方(詳細には、後壁71eに対して垂直方向)に突出する2本の補強部78、79を有する。補強部78、79は、それぞれ、貫通孔75b、77bの内面のうち上側の部分と連続するように形成されている。
図15に示すように、放電電極板81は、細長い矩形状の金属板であって、その長手方向の両端部が電極板支持柱75、76の前端にネジ84で固定されている。図9および図10に示すように、放電電極板81は、筐体部71の後壁71eと平行(前面パネル12と平行)であって、左右方向に延在している。また、図15に示すように。放電電極板81は、ネジ84が挿通される孔の下方に、接続板83が挿通される貫通孔81aを有している。
また、図9および図15等に示すように、放電電極板81には、前方に向かって突出する2つの放電針保持部81bが、左右に並んで形成されている。放電針保持部81bは、筐体部71の下壁71aと平行である。放電針保持部81bの前端部は折り返されており、この折り返し部分に放電針82が挟み込まれている。放電針82は、左右方向に延在しており、両端部が放電針保持部81bから突出している。放電針82は、線径が例えば0.2mmのタングステン線で構成されている。
図15に示すように、接続板83は、一端が垂直に折り曲げられた細長い略矩形状の金属板である。図10に示すように、接続板83は、放電電極板81の貫通孔81aと電極板支持柱75の貫通孔75bに挿通されているとともに、垂直に折り曲げられた前記一端部(前端部)が、放電電極板81と共にネジ84で電極板支持柱75に固定されている。接続板83の後側略半分は、補強部78に沿って配置されている。接続板83の後端部には、下方に突出するように折り曲げられた屈曲部83aが形成されている。
図15に示すように、対向電極板85は、放電電極板81よりも大きい矩形状の金属板であって、その長手方向の両端部が電極板支持柱74、77の前端にネジ87で固定されている。図9および図10に示すように、対向電極板85は、放電電極板81の前方に、放電電極板81と平行に配置されている。また、図15に示すように、対向電極板85は、ネジ87が挿通される孔の下方に、接続板86が挿通される貫通孔85aを有している。
図15に示すように、接続板86は、接続板83とほぼ同様の形状の金属板であって、その長手方向長さが接続板83よりも長い。接続板86は、対向電極板85の貫通孔85aと電極板支持柱77の貫通孔77bに挿通されているとともに、垂直に折り曲げられた一端部(前端部)が、対向電極板85と共にネジ87で電極支持柱77に固定されている。接続板86の後端部には、接続板83の屈曲部83aと同様の形状の屈曲部86aが形成されている。
図10に示すように、接続板83のうち後壁71eから後方に突出している部分と、補強部78とを合わせて、接続突起61aとする。接続突起61aは、取付部63の貫通孔63fを貫通し、その先端部が、本体部20に設けられた本体接続板20cと挟持ブロック20dとの間に挿抜可能に配置されている。また、接続板86のうち後壁71eから後方に突出している部分と、補強部79とを合わせて、接続突起61bとする。図示は省略するが、接続突起61bは、接続突起61aと同様に、取付部63の貫通孔63fを貫通し、その先端部が、本体部20に設けられた本体接続板20cと挟持ブロック20dとの間に挿抜可能に配置されている。したがって、ストリーマ放電部61は、グリル11の取付部63に着脱可能に保持されていると共に、本体部20に着脱可能に装着されている。
ここで、本体部20に設けられた本体接続板20cおよび挟持ブロック20dについて説明する。
本体接続板20cは、180度折り曲げられた金属板であって、左右方向に並んで2つ配置されている。2つの本体接続板20cは、それぞれ、接続板83、86と接触して電気的に接続されている。接続板83に電気的に接続される本体接続板20cは、リミットスイッチ25を介して電装品ユニット23内の電源部の正極側に接続されている。また、接続板86に電気的に接続される本体接続板20cは、電源部の負極側(アース側)に接続されている。挟持ブロック20dは、2つの本体接続板20cの上方に配置されている。本体接続板20cと挟持ブロック20dとの間に接続突起61aが配置されている状態では、本体接続板20cと接続板83の屈曲部83aは、互いに押圧されて弾性変形しているため、接続突起61aは、本体接続板20cと挟持ブロック20dとの間で挟持されている。接続突起61bについても同様である。
ストリーマ放電部61においては、放電針82に電圧が印加されると、放電針82の両端から対向電極板85に向かってストリーマ放電が発生し、これにより、低温プラズマが生成される。この低温プラズマによって、高速電子、イオン、水酸化ラジカル、励起酸素分子などの活性種が生成される。これらの活性種は、アンモニア類や、アルデヒド類、窒素酸化物等の小さな有機分子からなる空気中の有害成分や臭気成分を分解する能力を有する。
(活性種放出部62)
図4に示すように、活性種放出部62は、凹部65とこの凹部65を覆う蓋部66とから構成されており、吸込口13aの長手方向の中央に対して両側にわたって形成されている。図7に示すように、凹部65は、前側と左側とが開口した略直方体状の箱状に形成されている。凹部65内の空間(第4流路4d)は、補助流路4の一部を構成している。凹部65の左側の開口は、ストリーマ放電部61の切欠部71dから(取付部63の切欠部63dを介して)流出した空気を凹部65内に供給する供給口65aとなっている。また、凹部65の左右方向略中央の下部にはフック係合部18bが設けられており、凹部65はこのフック係合部18bを取り囲むように形成されている。凹部65は、その奥行き(グリル11の前面に直交する方向の長さ)が収容部13eよりも短く、その幅(前面パネル12に沿った略上下方向長さ)は収容部13eより若干大きい。
蓋部66は、左右方向に細長い略矩形状の板部材である。蓋部66には、複数の円形孔66aが形成されている。この複数の円形孔66aが、凹部65内の空気を放出させる放出口となっている。複数の円形孔66aの全開口面積は、供給口65aの開口面積よりも大きい。複数の円形孔66aは、全て同じ大きさであって、フック係合部18bが設けられている範囲を除いて上下方向および左右方向に等間隔に均等に配置されている。
<補助流路4>
補助流路4は、前面パネル12の裏面とグリル11との隙間で構成される第1流路4aと(図9参照)、収容部13eの内壁と補助防塵フィルタ64との隙間で構成される第2流路4b(図9参照)と、ストリーマ放電部61内の第3流路4c(図9参照)と、活性種放出部62内の第4流路4d(図4参照)と、活性種放出部62の前面およびその上側の面と、前面パネル12の裏面との隙間で構成される第5流路4e(図4参照)で構成されている。補助吸込口3から吸い込まれた空気は、第1流路4a、第2流路4b、第3流路4c、第4流路4d、第5流路4eを順に通って、主流路2における防塵フィルタ31の上流側に送られる(図3中、矢印で示した空気の流れ参照)。
<室内機1の動作>
次に、室内機1の動作について説明する。
ファン21を駆動させることにより、吸込口13aと、前面パネル12の下端とグリル11との隙間とから室内の空気がケーシング10内に吸い込まれる。
吸込口13aから吸い込まれた空気は、まず、防塵フィルタ31を通過する。このとき、空気に含まれる比較的大きな埃等が除去される。防塵フィルタ31を通過した空気の一部は、脱臭フィルタ51を通過する。このとき、空気に含まれる有害成分や臭気成分が除去されて脱臭および除菌される。その後、空気は熱交換器22を通過して熱交換されてから、ファン21を通過して吹出口13bから吹き出される。
図9に示すように、前面パネル12の下端とグリル11との隙間のうち、ストリーマ放電部61の下方の部分、即ち、補助吸込口3から吸い込まれた空気は、第1流路4aを通って、第2流路4bに流入した後、補助防塵フィルタ64を通過してストリーマ放電部61(第3流路4c)に流入する。なお、補助防塵フィルタ64を通過する際に、空気に含まれる比較的大きな埃等が除去される。
ストリーマ放電部61内では、放電針82と対向電極板85との間でストリーマ放電が生じ、これにより、活性種が生成される。この活性種によって、空気中の有害成分や臭気成分が分解される。
ストリーマ放電部61内の空気は、供給口65aから活性種放出部62(第4流路4d)に流入し、活性種放出部62内で拡散されてから、複数の円形孔66aから前面パネル12の裏面に向かって放出される。
図4に示すように、複数の円形孔66aから放出された空気は、第5流路4eを通って、主流路2における防塵フィルタ31の上流側に導かれる。そして、この空気は防塵フィルタ31と脱臭フィルタ51とを通過した後、熱交換器22とファン21を通過して、吹出口13bから吹き出される。
ストリーマ放電ユニット60から放出された空気が脱臭フィルタ51を通過する際、空気に含まれる活性種は、プラズマ触媒によって活性化されると共に、脱臭フィルタ51に吸着された有害成分や臭気成分を分解する。これにより、脱臭フィルタ51は吸着性能が再生される。
また、ストリーマ放電ユニット60から放出された空気は、第5流路4eによって主流路2に導かれているため、主流路2内の空気に含まれる有害成分や臭気成分を活性種で分解することができる。
<本実施形態の室内機1の特徴>
本実施形態の室内機1では、ストリーマ放電ユニット60が主流路2から外れた位置に配置されているため、ストリーマ放電ユニット60が主流路2における空気の流れの抵抗となるのを防止することができる。
また、本実施形態の室内機1では、前面パネル12とグリル11との隙間を、ストリーマ放電ユニット60に供給する空気を吸い込むための補助吸込口3に利用しているため、例えば前面パネル12に貫通孔を設けて補助吸込口とする場合に比べて、室内機1の構成を簡易化できる。
本実施形態の室内機1では、ストリーマ放電部61を挟んで隣接する2つのフック12a、12bの離間距離が、他の隣接するフックの離間距離よりも大きいため、前面パネル12の下端部とグリル11の前面との間の隙間のうち、補助吸込口3に対応しない部分が補助吸込口3よりも狭くなっている。したがって、補助吸込口3に対応しない部分から吸い込まれる空気量が低減され、その結果、補助吸込口3から吸い込まれる空気量を増加させることができる。
本実施形態の室内機1では、前面パネル12の裏面とこれに対向する面との間に形成される隙間を、補助流路4の一部(第1流路4a、第5流路4e)として利用しているため、室内機1の構成を簡易化できる。
本実施形態では、ストリーマ放電ユニット60は、ストリーマ放電部61内の空気を直接ケーシング10内に放出せず、一旦活性種放出部62に流入させて拡散させてからケーシング10内に放出するため、放出口の大きさや放出方向を、ストリーマ放電部61の形状および配置位置に係わらず自由に設定することができる。
本実施形態の室内機1では、活性種生成部62は、前面パネル12に対向した面に空気の放出口(複数の円形孔66a)を有するため、放出口を広範囲に形成することができる。
本実施形態では、活性種放出部62は、複数の円形孔66aから空気を放出するため、1つの孔から空気を放出する場合に比べて、広範囲に空気を放出することができる。
本実施形態では、活性種放出部62は、供給口65aと放出口(複数の円形孔66a)とが、互いに対向しない面に設けられているため、ストリーマ放電部61から活性種放出部62に流入する空気の流れ方向とは異なる方向に、活性種放出部62から空気を放出することができる。
活性種放出部62とストリーマ放電部61とは左右方向に隣接して配置されているため、ストリーマ放電ユニット60は左右方向に関しては長くなるものの、左右方向に直交する方向に関しては短くできる。室内機1の長手方向に直交する方向に短い形状の部品は、室内機1内に配置しやすいため、ストリーマ放電ユニット60は室内機1内に配置しやすい。
また、活性種放出部62を設けずに、ストリーマ放電部61内の空気を直接ケーシング10内に放出させる場合、活性種を主流路2の左右両側に均等に送るためには、ストリーマ放電部61を室内機1の長手方向中央の位置に配置することが好ましいが、この位置には通常、電装品ユニットが配置されているため、ストリーマ放電部61の設置スペースを確保することは困難である。したがって、活性種を主流路2の左右両側に均等に送ることは難しい。
本実施形態では、ストリーマ放電ユニット60は活性種放出部62を有するため、ストリーマ放電部61の設置位置は、室内機1の長手方向中央でなくてもよいため、設置スペースを確保しやすい。また、活性種放出部62は、ストリーマ放電部61よりも奥行きが小さいため、設置スペースを容易に確保できる。なお、この室内機1では、ストリーマ放電部61は電装品ユニット23の左側に配置され、活性種放出部62は電装品ユニット23の前方に配置されている。
また、活性種放出部62は、吸込口13aの長手方向中央に対して両側にわたって配置されているため、活性種放出部62から放出された空気は、主流路2における吸込口13aの長手方向の一端側だけに送られるのではなく、吸込口13aの長手方向中央に対する両側部分に送られる。そのため、活性種を含む空気を、2つの脱臭フィルタ51にほぼ均等に送ることができる。
さらに、本実施形態では、活性種放出部62は、室内機1の長手方向のほぼ中央に配置されているため、活性種を含む空気を、2つの脱臭フィルタ51により均等に送ることができる。
本実施形態の室内機1では、ストリーマ放電ユニット60は、前面パネル12の裏面に対向して配置されているため、前面パネル12を開くことで、ストリーマ放電ユニット60のメンテナンス等を容易に行うことができる。
なお、本実施形態の室内機1では、複数のLED24と対向する位置にレンズ部材15を配置しているが、レンズ部材15は必ずしも設けなくてもよい。レンズ部材15を設けない場合には、例えば図17に示すように、グリル811の下面に、LED用開口部811aを覆うように透明フィルム811bを貼り付けるとともに、LED824の光が漏れるのを防止するために、フィルム811bとLED824との間に筒部材816を配置してもよい。図17および図18に示すように、筒部材816は、グリル811の下面に沿って配置される左右方向に細長い矩形状の横板816aと、横板816aの上下両端からLED824に向かって突出する2つの側板816b、816cと、2つの側壁816b、816cの間に配置される複数の仕切板816dと、LED用開口部811a内に筒部材816を取り付けるための取付部816eとを有する。横板816aには、複数のLED24と対向した位置に貫通孔816fが形成されている。なお、筒部材を電装品ユニット823に取り付けた場合、グリル811の脱着時の軌道上に筒部材が位置するため、グリル811の脱着を行う際に筒部材が引っ掛かってしまうが、筒部材816はグリル811に取り付けられているため、グリル811の脱着時に邪魔にならない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。なお、後述する変更形態は、適宜組み合わせて実施することも可能である。
上記実施形態では、フック12a〜12dの配置間隔によって、前面パネル12の下端部とグリル11との間において、補助吸込口3に対応しない部分が、補助吸込口3よりも狭くなるようにしているが、補助吸込口3に対応しない部分を、補助吸込口3よりも狭くする構成はこれに限定されるものではない。
例えば、前面パネル12の下端部(下縁の近傍部を含む)と、これに対向する面の一方において、補助吸込口3を構成しない部分の少なくとも一部に、他方に向かって突出する突起を設けてもよい。具体的には、例えば図19に示すように、活性種放出部162の蓋部166の前面に、前面パネル12に向かって突出する突起166bを設けてもよい。図19(a)では、突起166bは、一体成形により蓋部166に形成されているが、接着剤等で貼り付けられたものであってもよい。また、突起166bは、蓋部66の前面に設けた溝内に配置されたゴム製の部材であってもよい。
また、図19(a)では、突起166bと前面パネル12との間には若干隙間が形成されているが、突起166bは、前面パネル12の裏面に当接していてもよい。つまり、突起166bは、前面パネル12とグリル11との間を塞ぐように構成されていてもよい。なお、前面パネル12とグリル11との間をより確実に塞ぐには、突起166bに代えて、ゴム製の部材を設けることが好ましい。
また、補助吸込口3から吸い込まれて第1流路4aを通過した空気が、第2流路4b(収容部13eと補助防塵フィルタ64との間)に流入せずに、前面パネル12の裏面とこれに対向する面との隙間を通過して主流路2に流入するのを抑制するために、例えば図20に示すように、ストリーマ放電部261の蓋部272の前面(またはこれに対向する前面パネル12の裏面)に、突起272aを設けてもよい。図20(a)では、突起272aは、一体成形により蓋部72に形成されているが、接着剤等で貼り付けられたものであってもよい。また、突起272aは、蓋部72の前面に設けた溝内に配置されたゴム製の部材であってもよい。また、突起272aは、前面パネル12の裏面との間に微小な隙間を設けるように形成されていてもよく、前面パネル12の裏面との間を塞ぐように形成されていてもよい。
また、図20(b)に示すように、突起272aを蓋部272の前面の上縁に沿って設けた場合、補助吸込口3から吸い込まれた空気が、第5流路4e(活性種放出部62の前面およびその上側の面と、前面パネル12の裏面との隙間)に流入するのを防止するために、蓋部272の前面の左端に沿って延在する突起272bを設けることが好ましい。
上記実施形態では、補助吸込口3は、前面パネル12の下端とグリル11との隙間で構成されているが、前面パネル12に開口を設けて、これを補助吸込口としてもよい。
上記実施形態では、ストリーマ放電ユニット60は、前面パネル12の裏面に対向する位置に配置されているが、ストリーマ放電ユニット60の配置位置はこれに限定されない。主流路2から外れた位置であれば、ストリーマ放電ユニット60をグリル11内に配置してもよい。
上記実施形態では、補助流路4のうち、ストリーマ放電ユニット60内の部分(第3流路4c、第4流路4d)を除く部分(第1流路4a、第2流路4b、第5流路4e)は、前面パネル12の裏面とこれに対向する面との隙間で構成されているが、グリル11の内部に形成されていてもよい。
上記実施形態では、ストリーマ放電ユニット60を通過した空気は、主流路2における防塵フィルタ31の上流側に導かれているが、主流路2における防塵フィルタ31と脱臭フィルタ51との間に導かれるように構成されていてもよい。
上記実施形態では、活性種放出部62の蓋部66に形成されている複数の円形孔66a(放出口)の開口率は一定であるが、活性種放出部62の放出口の開口率は、供給口65aからの距離に応じて増加するように構成されていてもよい。この構成によると、放出口のうち供給口65aに近い部分での空気の放出量と、供給口65aに遠い部分での空気の排出量との差を低減することができる。また、放出口の開口率を調整することによって、放出口からの空気の放出量を、供給口65aからの距離にかかわらずほぼ一定にすることが好ましい。これにより、活性種放出部62から空気を均一に放出することができる。
例えば図21(a)に示す蓋部366のように、供給口65aから離れた部分における複数の円形孔366aの配置間隔が、供給口65aに近い部分における複数の円形孔366aの配置間隔より狭くなっていてもよい。また、複数の円形孔の配置間隔が、供給口65aから離れるにつれて徐々に狭くなっていてもよい。
また、例えば図21(b)に示す蓋部466のように、供給口65aから離れた部分における円形孔466aの大きさが、供給口65aに近い部分における円形孔466aの大きさより大きくなっていてもよい。また、複数の円形孔の大きさが、供給口65aから離れるにつれて徐々に大きくなっていてもよい。
また、例えば図21(c)に示す蓋部566のように、供給口65aから離れた部分における円形孔566aの上下方向の配列数が、供給口65aに近い部分における円形孔566aの上下方向の配列数より多くなっていてもよい。また、円形孔の上下方向の配列数が、供給口65aから離れるにつれて徐々に多くなっていてもよい。
また、活性種放出部62の蓋部66に設けられる放出口の構成は、複数の円形孔に限定されるものではない。
例えば図21(d)に示す蓋部666のように、放出口が、上下方向に並んで配置された左右方向に延在する複数のスリット666aで構成されていてもよい。なお、図21(d)では、4本のスリット666aは、その開口率が、供給口65aからの距離に応じて増加するように形成されているが、開口率が一定となるように形成されていてもよい。
また、例えば図21(e)に示す蓋部766のように、放出口が、網目状または格子状の開口766aで構成されていてもよい。なお、図21(e)では、網目状または格子状の開口は、その開口率が、供給口65aからの距離に応じて増加するように形成されているが、開口率が一定となるように形成されていてもよい。
上記実施形態では、活性種放出部62の数は1つであるが、1つのストリーマ放電部に対して2つ以上の活性種放出部を設けてもよい。この場合、2つの活性種放出部は、吸入口13aの長手方向中央に対して両側に配置されることが好ましい。
上記実施形態では、ストリーマ放電によって活性種を生成したが、グロー放電やバリア放電で活性種を生成してもよく、また、光触媒に紫外線を照射することで活性種を生成してもよい。
上記実施形態では、壁据付型の室内機に本発明を適用した一例を説明したが、本発明は、床置型の室内機に適用してもよい。
本発明を利用すれば、活性種生成装置が、吸込口と吹出口とを連通させる流路における空気の流れの抵抗となるのを防止することができる。
1 室内機
10 ケーシング
2 主流路
3 補助吸込口
4 補助流路
11 グリル
12 前面パネル
12a、12b、12c、12d フック(保持機構)
13a 吸込口
13b 吹出口
18a、18b、18c、18d フック係合部(保持機構)
20 本体部
21 ファン
22 熱交換器
31 防塵フィルタ
51 脱臭フィルタ
60 ストリーマ放電ユニット(活性種生成装置)
61 ストリーマ放電部(活性種生成部)
62 活性種放出部
65a 供給口
66a 円形孔(放出口)
63 取付部
64 補助防塵フィルタ

Claims (15)

  1. 吸込口及び吹出口を有し、前記吸込口と前記吹出口とを連通させる主流路が内部に設けられたケーシングと、
    前記ケーシング内の前記主流路に配置されたファンと、
    前記ケーシング内において前記主流路から外れた位置に配置された活性種生成装置とを備え、
    前記ケーシングは、前記活性種生成装置に供給される空気を吸い込むために前記吸込口と異なる位置に設けられた補助吸込口を有しており、
    前記補助吸込口から吸い込まれた空気を前記主流路に導く補助流路をさらに備え、
    前記活性種生成装置が、前記補助流路に配置されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記ケーシングは、
    前記ファンを収容するグリルと、
    前記グリルの前面を覆う前面パネルとを有しており、
    前記補助吸込口は、
    前記前面パネルの端部と前記グリルとの間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記前面パネルの前記端部と前記グリルとの間には、隙間が形成されており、
    前記隙間のうち前記補助吸込口に対応しない部分が前記補助吸込口に対応した部分より狭いことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記前面パネルの前記端部と前記グリルとの間において、前記補助吸込口に対応しない部分の少なくとも一部が塞がれることを特徴とする請求項2または3に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記前面パネルの裏面とこれに対向する面の一方において、前記補助吸込口を構成しない部分の少なくとも一部には、他方に向かって突出する突起が設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記前面パネルは、前記グリルに対して開閉可能に設けられており、
    前記前面パネルを前記グリルに対して閉状態に保持する保持機構を複数備えており、
    前記補助吸込口の近傍において隣接する2つの前記保持機構の離間距離が、他の隣接する2つの前記保持機構の離間距離よりも大きいことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記活性種生成装置は、前記前面パネルの裏面に対向して配置されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  8. 前記活性種生成装置を通過した空気は、前記前面パネルの裏面に向かって放出されることを特徴とする請求項7に記載の空気調和機の室内機。
  9. 前記補助流路は、前記前面パネルの裏面とこれに対向する面との間に形成される流路を含んでいることを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  10. 前記ケーシング内の前記吸込口と前記ファンとの間に設けられたフィルタを備えており、
    前記補助流路は、前記補助吸込口から吸い込まれた空気を、前記主流路における前記フィルタの上流側に導くことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  11. 前記活性種生成装置は、
    前記補助吸込口から吸い込まれた空気内において活性種を生成する活性種生成部と、
    前記活性種生成部を通過した空気が供給される供給口と、前記供給口から供給された空気を拡散して前記ケーシング内に放出する放出口とを有する活性種放出部とを備えていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  12. 前記活性種放出部の前記放出口は、複数の孔で構成されていることを特徴とする請求項11に記載の空気調和機の室内機。
  13. 前記活性種放出部の前記供給口と前記放出口とが、互いに対向しない面に設けられていることを特徴とする請求項11または12に記載の空気調和機の室内機。
  14. 前記活性種放出部は、前記活性種生成部に対して前記吸込口の長手方向に隣接して配置されていることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  15. 前記活性種放出部が、前記吸込口の長手方向中央に対して両側に配置されていることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
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