JP2012051136A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドを保護するキャップの負圧発生時における変形を抑制し、良好なキャッピング動作を可能とする。
【解決手段】吐出口が形成された記録ヘッドのフェイス面と対向する底部303aおよび該底部303aを囲む側壁303bを備えたキャップ303と、該キャップ303を保持するキャップ保持手段403とを有するインクジェット記録装置において、キャップ303の側壁303bの内側に、底部303aを覆う変形規制部材501が設けられ、該変形規制部材501がキャップ保持手段403に固定されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。詳しくは、吐出口が形成されている記録ヘッドの一面(以下、「フェイス面」と呼ぶ。)を覆うキャップを備えたキャップユニットに関する。
インクジェット記録装置におけるキャップユニットは、フェイス面を覆って密閉空間を形成し、さらに吸引ポンプの作用により上記密閉空間内に負圧を発生させることで、吐出口からインクを強制的に排出して吐出口の目詰まりを予防、解消している。このときのキャップ内の圧力は0.2気圧に達する場合がある。一般的なキャップユニットの構成を図9に示す。図示されているキャップ101はゴム等の軟質性素材から作られており、フェイス面と密着して密閉空間を形成する。また、キャップ101にはキャップホルダ102に設けられている筒状のインク排出口103および大気連通口104に対応した穴が設けられている。そして、この穴の内周面と筒状のインク排出口103および大気連通口104の外周面とが密着してシール面が形成される。このため吸引ポンプの作用により密閉空間内に負圧が発生すると、キャップ101には変形作用が生じる。具体的には、キャップ101の外周にある側壁は内側へと倒れ込み、キャップ101の底部はフェイス面側へと変形しようとする。このとき、特にキャップ101内に大きな負圧が発生する装置においては、上記変形が過度になり易い。その結果、シール不良が生じて密閉空間を形成できず、吸引不良を招く虞がある。また、キャップ開放後においてもキャップ101とキャップホルダ102との摩擦力等によりキャップ101の底部が変形したままの状態であると、次回キャッピングする際にも密閉空間を形成することが困難となる。
これに関して特許文献1には、フェイス面に当接する部分が、キャップホルダに形成された補強リブを覆うように形成されたキャップが記載されている。このキャップでは、キャップホルダに形成された補強リブを覆うように形成された部分がキャップホルダに形成された係合部に係合し、キャップの変形が防止される。
また、特許文献1には、キャップとキャップホルダを二色成形により一体成形することで、双方の接触面を接着状態にしてキャップの変形を防止することも記載されている。
特開平11−288418号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているキャップでは、フェイス面と密着する部分、つまりキャップの側壁近傍の変形は抑制されるものの、長期的な使用においるキャップ底部の変形は抑制されない。よって、インク排出口や大気連通口との間に十分なシール面を形成する効果は期待できない。
すなわち、前記した負圧の発生によるキャップの変形作用は吸引動作の度に発生する。このため、二色成形により一体成形されたキャップとキャップホルダとの接触面が剥離する可能性がある。また、二色成形に用いられるキャップの材料には制約があり、ガス透過性や耐インク性、フェイス面との貼り付き性など機能面を考慮した材料を選定し難い。さらには、キャップとキャップホルダを一体で成形することから、分解作業性が困難であるという問題を抱えている。
本発明の目的は、負圧発生時におけるキャップの変形を十分に抑制することにより記録ヘッドの状態を良好に保つことを可能とすることである。
本発明のインクジェット記録装置は、吐出口が形成された記録ヘッドのフェイス面と対向する底部および該底部を囲む側壁を備えたキャップと、該キャップを保持するキャップ保持手段とを有するインクジェット記録装置において、前記キャップの前記側壁の内側に前記底部を覆う変形規制部材が設けられ、該変形規制部材が前記キャップ保持手段に固定されている。
本発明によれば、負圧発生時においてもキャップの変形が抑制されるため、確実な吸引動作が可能となり、記録ヘッドの性能を良好に保つことができる。
本発明のインクジェット記録装置の実施形態の一例を示す斜視図である。 図1に示す記録装置における回復機構部の斜視図である。 図2に示す回復機構部におけるキャップユニットの拡大図である。 図1に示す記録装置におけるインク流路部の模式図である。 図2に示す回復機構部におけるキャップユニットの断面図である。 キャップユニットの変形例の一つを示す断面図である。 キャップユニットの変形例の他の一つを示す断面図である。 キャップユニットの変形例の他の一つを示す断面図である。 一般的なキャップユニットの構成を説明する図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明のインクジェット記録装置の第1の実施形態について説明する。本実施形態に係るインクジェット記録装置(以下「記録装置」と略称する場合もある。)を構成する各機構部は、その役割に応じて、給紙部、用紙搬送部、排紙部、キャリッジ部、回復機構部などに分類することができる。以下、各機構部についてそれぞれ説明する。
〔給紙部〕
図1に示すように、給紙部は、記録媒体を積載する圧板201、記録媒体を1枚ずつ給紙する給紙ローラ202、記録媒体を分離する分離ローラ(不図示)と、これらが搭載されたベース203とを有する。
〔用紙搬送部〕
用紙搬送部は、シャーシ204と、シャーシ204に取り付けられた搬送ローラ205とを有する。さらに、搬送ローラ205には、従動する複数のピンチローラ206が当接して設けられている。ピンチローラ206は搬送ローラ205に対し所定圧で当接しており、記録媒体の搬送力を生み出している。
用紙搬送部に送られた記録媒体は、搬送ローラ205とピンチローラ206とのローラ対に送られ、プラテン207上に搬送される。プラテン207には搬送基準面となるリブが形成されている。リブは、記録ヘッド505のフェイス面と記録媒体表面との間の隙間を管理すると同時に、記録媒体の波打ちを抑制する役割を果たしている。
〔排紙部〕
排紙部は、排紙ローラ208と、排紙ローラ208に従動する複数の拍車(不図示)などを有する。拍車は排紙ローラ208に対して所定圧で当接されており、画像形成された記録媒体は、排紙ローラ208と拍車によって挟持されることで搬送される。
〔キャリッジ部〕
キャリッジ部は、記録ヘッド505が搭載されるキャリッジ209を有しており、そのキャリッジ209は、ガイドシャフト210およびガイドレール211によって支持されている。ガイドシャフト210は、記録媒体の搬送方向に対して交差する方向(主走査方向)にキャリッジ209を往復走査させるように案内支持している。ガイドレール211は、キャリッジ209の後端を保持し、記録ヘッド505のフェイス面と記録媒体との間の隙間を維持する役割を果たしている。またキャリッジ209は、シャーシ204に取り付けられたキャリッジモータ212によりタイミングベルト213を介して駆動される。
上記構成において記録媒体に画像形成する場合、搬送ローラ205およびピンチローラ206からなるローラ対によって、記録媒体が副走査方向(主走査方向と交差する方向)に搬送される。記録ヘッド505は、電気基板からの信号に従って、副走査される記録媒体に対してインクを吐出する。本実施形態の記録装置は、記録ヘッド505の主走査と記録媒体の副走査とを交互に繰り返すことにより、記録媒体上に画像を形成する。
〔回復機構部〕
回復機構部214は、記録ヘッド505のインク吐出性能を維持回復するためのものである。図2に回復機構部214の詳細を示す。
回復機構部214は、記録ヘッド505(図1)の吐出口からのインク吸引などを行うための吸引ポンプ301と、記録ヘッド505の吐出口周辺を拭き取り清掃するためのワイパー302とを備えている。さらに、回復機構部214は、記録ヘッドの吐出口近傍の乾燥を抑えるためのキャップ303も備えており、駆動源には、給紙部の駆動源である給紙モータ(不図示)を利用している。給紙モータの一方向への回転で吸引ポンプ301が作動し、反対方向への回転でワイパー302のワイピング動作およびキャップ303の密着・離間動作が行われるように、ワンウェイクラッチ(不図示)が設けられている。
ゴム等の弾性部材で作られたワイパー302は、ワイパーホルダ304に固定されている。ワイパーホルダ304は、図2に示す+Yおよび−Y方向(フェイス面における吐出口の配列方向)に移動可能である。そして、記録ヘッド505がワイパー302の可動範囲に位置する際に、矢印+Y方向にワイパーホルダ304が移動することによって、ワイピングが実施される。ワイピングが終了すると、キャリッジ209(図1)をワイピング領域の外に退避させてから、ワイパー302をフェイス面等と干渉しない位置に戻す。その際、ワイパー302はワイパークリーナ305に当接し、ワイパー302に付着したインクを除去する。
吸引ポンプ301は、キャップ303がフェイス面に密着して、その内部に密閉空間が形成された状態のときに、そのキャップ303内に負圧を発生させることが可能である。これにより、図1に示すインクタンク215から吐出部内にインクを充填させたり、吐出口もしくはその内方のインク流路に存在する塵埃、固着物、気泡等を吸引除去したりすることができる。
吸引ポンプ301としては、例えば、チューブポンプ形態のものが用いられる。この形態のポンプは、例えば、可撓性チューブと、該チューブの少なくとも一部を沿わせて保持する曲面を備えた部材と、該部材に向けてチューブを押圧可能なローラと、該ローラを支持して回転可能なローラ支持部とを有する。すなわち、ローラ支持部を所定方向に回転させることにより、ローラが曲面形成部材上において可撓性チューブを押し潰しながら回動する。これに伴い、キャップ303が形成する密閉空間に負圧が生じ、インクが吐出口より吸引され、そのインクは、キャップ303からチューブないし吸引ポンプ301に引き込まれる。引き込まれたインクは、さらに下流側に設けられたインク吸収体(不図示)に向けて移送される。
図3にキャップユニットの拡大図を示す。キャップ303は、記録ヘッド505のフェイス面と対向する底部303aと、該底部303aを囲む側壁303bを有する。側壁303bに囲まれたキャップ303の内側には、吸引後のフェイス面に残るインクを削減するためのインク吸収体401が設けられている。キャップ303の内側上方部分にはインク吸収体抑え部402が設けられ、インク吸収体401が外れることを防止している。
また、キャップ303を大気開放した状態で、キャップ303ないしインク吸収体401に残っているインクを吸引することにより、インクによる固着および混色を防止するように配慮されている。ここで、インク吸引経路の途中に大気連通弁(不図示)を設け、キャップ303をフェイス面から離間させる際に、予め、この大気連通弁を開放しておいて、フェイス面に急激な負圧が作用しないようにしておくことが好ましい。
吸引ポンプ301は、吸引動作だけではなく、画像の記録に寄与しないインクを記録ヘッド505からキャップ303に吐出する、いわゆる予備吐出動作によってキャップ303に溜まったインクを排出するためにも動作させることができる。すなわち、予備吐出されてキャップ303に保持されたインクが所定量に達したときに、吸引ポンプ301を動作させることにより、キャップ303内に保持されていたインクを下流側のインク吸収体(不図示)に移送することができる。なお、予備吐出動作はキャップ303がフェイス面に対向している状態で行われる。
キャップ303は、給紙モータにより昇降駆動され、上昇位置では、記録ヘッド505に設けられている複数個のチップに対応して、チップ毎にキャッピングを施す。本実施形態に係るキャップ303は、一体に形成された3つの室を有する。そのキャッピングにより非記録動作時等において、フェイス面の保護、あるいは吸引動作を行うことが可能となる。吸引動作においては、インクが増粘物や気泡と共に記録ヘッド505からキャップ303内に吸引排出される。記録動作時において、キャップ303は、記録ヘッド505との干渉を避ける下降位置に置かれ、その下降位置においては、フェイス面と対向して予備吐出を受けることが可能である。
なお、本実施形態においては、キャップ保持手段としてのキャップホルダ403に加え、キャップ303の底部外面に密着するような平面状の金属板404が設けられている。金属板404は、キャップ303の平面性を向上させることで、キャップ303とフェイス面との密着性を良好に保つ役割を果たしている。
以上のワイパー302の動作、キャップ303の昇降動作などの連続して行われる一連の動作は、給紙モータの出力軸上に設けたメインカム(不図示)およびこれに従動する複数のカム,アーム等によって制御可能である。すなわち、給紙モータの回転方向に応じたメインカムの回動によって、それぞれのカムやアーム等が作動することにより、所定の動作を行うことが可能である。メインカムの位置は、フォトインタラプタ等の位置検出センサによって検出することができる。
〔インク流路部〕
図4にインク流路部の模式図を示す。インクタンク205と記録ヘッド505を繋ぐインク流路216の途中には差圧弁217が備えられている。差圧弁217は、可撓性の部材で形成されている。差圧弁217は、該差圧弁217よりも記録ヘッド505側の流路(以下、下流側流路)に所定量以上の負圧が発生した場合に閉弁され、インクタンク205側の流路(以下、上流側流路)に所定量以上の正圧が発生した場合には開弁される。
〔クリーニング動作〕
クリーニングの種類はクリーニング動作中における差圧弁217の開閉状態により二つに大別される。
一つ目は通常クリーニングである。これは開弁状態で吸引ポンプ301(図2)を作動させ、インク流路216内のインクを排出する方法である。
二つ目はチョーククリーニングである。これは閉弁状態で吸引ポンプ301(図2)を作動させ、下流側流路の負圧を高くした状態で差圧弁217を開弁し、インク流路216内のインクを一気に排出する方法である。本実施形態では、差圧弁217の閉弁時における下流側流路の圧力は0.2気圧程度である。
通常クリーニングは、主に吐出口近傍の泡を除去するため、チョーククリーニングは、主にインク流路全域にわたる泡を除去するために用いられる。
(キャップユニット)
図5にキャップユニットの断面図を示す。キャップユニットを構成しているキャップ303の内側には変形規制部材501が配設されている。変形規制部材501は、キャップ保持手段であるキャップホルダ403あるいは板材(ここでは金属板404)に固定され、これらとの間にキャップ303を挟持する。
キャップホルダ403は、筒状のインク排出口502および大気連通口503を複数個備えている。そして、キャップ303には、各インク排出口502および各大気連通口503に対応した貫通穴303cが設けられている。そして、キャップ303に設けられている貫通穴303cの内面がキャップホルダ403に設けられているインク排出口502および大気連通口503の外面と密着して気密性が確保されると同時に、摩擦力によりキャップ303が保持される。
図5に示すように、キャップ303とインク吸収体401の間には、キャップ303の底部内面のほぼ全域を覆う変形規制部材501が配置されている。一方、キャップ303とキャップホルダ403との間には金属板404が配置されている。すなわち、キャップホルダ403、金属板404、キャップ底部303a、変形規制部材501およびインク吸収体401がこの順で積層されている。そして、変形規制部材501がキャップホルダ403および金属板404に対してねじ504で固定されることにより、キャップ303が変形規制部材501と金属板404との間に挟持されている。具体的には、変形規制部材501には、内側にねじが形成された筒状のリブ501aが設けられている。一方、キャップ303には、貫通穴303cとは別の貫通穴303dが設けられており、金属板404には貫通穴303dと連通している第1の開口部が設けられている。さらに、キャップホルダ403には、上記第1の開口部と連通している第2の開口部が設けられている。そして、連通した第1の開口部および第2の開口部に挿入されたねじ504が貫通穴303dに挿入されているリブ501aに螺合されている。かかる構造により、負圧発生時においてキャップ303の底部303aは、記録ヘッド505のフェイス面側(図中+Z方向)へと変形作用が生じようとするが、変形規制部材501によりその変形が抑制される。同時に、変形規制部材501がキャップ303の底部内面のほぼ全域を覆うことで、キャップ303の側壁303bの倒れ込みも抑制される。
なお、金属板404を備えていない場合においても、変形規制部材501とキャップ保持手段としてのキャップホルダ403とを固定することで上記効果が得られる。また、本実施形態のようにねじ504による締結(固定)に限定されず、例えばスナップフィットやスリットリングを用いて変形規制部材501を固定してもよい。
上記のようにして変形規制部材501とキャップ保持手段とを固定する本実施形態では、キャップ303に貫通穴303dを設けてある。さらに、貫通穴303dの内面と、そこに挿入されているリブ501aの外面との間には隙間が存在する。しかし、キャッピング時において密閉空間を形成するにはキャップ303と変形規制部材501との間の気密性を確保する必要がある。
そこで本実施形態においては、変形規制部材501のリブ501aの周囲に、該リブ501aを囲む突起部506が設けられている。この突起部506は、上記積層状態において、キャップ底部303aの貫通穴303dの周囲に当接することでキャップ303と変形規制部材501との間の気密性を確保する。なお、本実施形態では、リブ501aおよび貫通穴303dが共に円形なので、突起部506はリブ501aを取り囲む円環状(リング状)に形成されているが、突起部506の形状は円環状に限定されない。
また、密閉空間の形成手段に関しては、キャップに設けた突起部を変形規制部材に当接させることでキャップと変形規制部材との間の気密性を確保してもよい。
さらには、図6に示すように、変形規制部材501のリブ501aの外面と、キャップ303の貫通穴303dの内面とを密着させることによってキャップ303と変形規制部材501との間の気密性を確保してもよい。この場合、面同士の接触によるシール箇所が増加することから、キャップ303と変形規制部材501のシール部の寸法についてはキャップ303を歪ませないよう十分に配慮する必要がある。
(第2実施形態)
図7に示すキャップユニットの変形例の一つを示す。図示されているキャップユニットでは、変形規制部材702に筒状のインク排出口703および大気連通口704が突設されている。一方、キャップ701には、変形規制部材702のインク排出口703および大気連通口704を挿入可能な貫通穴が設けられている。また、金属板404およびキャップホルダ403には、互いに連通し、かつ、キャップ701の貫通穴とも連通する開口部がそれぞれ設けられている。そして、キャップ701の貫通穴、金属板404およびキャップホルダ403の開口部に、筒状のインク排出口703および大気連通口704が挿入され、貫通している。さらに、キャップホルダ403の開口部から突出したインク排出口703および大気連通口704の端部には抜け止め部材705が装着されている。これにより、変形規制部材702とインクホルダ403とが固定される。また、キャップ701の貫通穴の内面とインク排出口703および大気連通口704の外面とが密着することで気密性が確保される。かかる構成によれば、シール箇所の数を増やすことなく変形規制部材の配設が可能であるため、シール性に対する信頼性を向上させることが可能である。
(第3実施形態)
図8に示す変形規制部材801は、インク吸収体抑え部802を備えている。インク吸収体抑え部802は、インク吸収体401の側面を越えて上面まで回り込んでいる。さらに、キャップ303は軟質性素材からなるのに対し、変形規制部材801はプラスチック等の可塑性樹脂からなり、負圧発生時においても変形し難い特徴を有する。このため、インク吸収体401をより確実に安定した位置に保持することが可能となる。
101、303、701 キャップ
403 キャップホルダ
401 インク吸収体
501、702、801 変形規制部材
502、703 インク排出口
503、704 大気連通口
505 記録ヘッド

Claims (6)

  1. 吐出口が形成された記録ヘッドのフェイス面と対向する底部および該底部を囲む側壁を備えたキャップと、該キャップを保持するキャップ保持手段とを有するインクジェット記録装置において、
    前記キャップの前記側壁の内側に前記底部を覆う変形規制部材が設けられ、該変形規制部材が前記キャップ保持手段に固定されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記キャップの前記底部に設けられた貫通穴と、
    前記変形規制部材に突設され、前記貫通穴に挿入されたリブと、
    前記キャップの前記底部と前記キャップ保持手段との間に配置された板材と、
    前記板材に設けられ、前記貫通穴と連通している第1の開口部と、
    前記キャップ保持手段に設けられ、前記第1の開口部と連通している第2の開口部と、を有し、
    前記変形規制部材、前記板材および前記キャップ保持手段が、前記第1の開口部および前記第2の開口部に挿入され、前記リブに螺合されたねじによって互いに固定されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記変形規制部材には、前記キャップの前記貫通穴の周囲に当接して前記変形規制部材と前記キャップとの間に密閉空間を形成する突起部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記キャップの前記貫通穴の内面と、前記変形規制部材の前記リブの外面とが密着していることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記キャップの前記底部に設けられた貫通穴と、
    前記キャップの前記底部と前記キャップ保持手段との間に配置された板材と、
    前記板材に設けられ、前記キャップの前記貫通穴と連通している第1の開口部と、
    前記キャップ保持手段に設けられ、前記板材の前記第1の開口部と連通している第2の開口部と、
    前記変形規制部材に突設され、前記貫通穴、前記第1の開口部および前記第2の開口部を貫通する筒状のインク排出口および大気連通口と、
    前記キャップ保持手段の前記第2の開口部から突出した前記インク排出口および前記大気連通口の端部に装着された抜け止め部材と、を有する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記キャップの前記側壁の内側に設けられたインク吸収体を有し、
    前記変形規制部材には、前記インク吸収体を保持するインク吸収体抑え部が一体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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