JP2012050537A - X線画像撮影装置およびトモシンセシス撮影方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で装置サイズを増大させることなく、X線の画角を大きくする、ないしは、X線源の首振り角度を小さくすることができるX線画像撮影装置およびトモシンセシス撮影方法を提供する。
【解決手段】X線画像撮影装置は、トモシンセシス撮影により、X線源を一方向に移動しつつ、首振り角度を変えてX線源からX線を被写体に照射し、被写体を透過したX線をX線検出器で検出して、撮影角度の異なる複数枚のX線画像の投影データを取得する撮影部と、撮影部によって取得された複数枚のX線画像の投影データを用いて、被写体の所定高さの断面におけるX線断層画像を再構成する画像処理部とを備える。撮影部は、X線検出器をX線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、X線検出器の撮像面の、X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更部と、X線源の位置とX線検出器の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御する同期制御部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】X線画像撮影装置は、トモシンセシス撮影により、X線源を一方向に移動しつつ、首振り角度を変えてX線源からX線を被写体に照射し、被写体を透過したX線をX線検出器で検出して、撮影角度の異なる複数枚のX線画像の投影データを取得する撮影部と、撮影部によって取得された複数枚のX線画像の投影データを用いて、被写体の所定高さの断面におけるX線断層画像を再構成する画像処理部とを備える。撮影部は、X線検出器をX線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、X線検出器の撮像面の、X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更部と、X線源の位置とX線検出器の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御する同期制御部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、トモシンセシス撮影により取得された複数枚のX線画像の投影データを用いて、被写体の任意高さの断面におけるX線断層画像を再構成するX線画像撮影装置およびトモシンセシス撮影方法に関するものである。
トモシンセシス撮影を行うX線画像撮影装置では、例えば、図9に示すように、X線源24を一方向に移動しつつ、撮影台26の上に位置決めされた被写体34に異なる角度でX線を照射し、被写体34に照射されたX線をフラットパネル型X線検出器(FPD)28で検出することにより、1回の撮影操作で、被写体34の、撮影角度の異なる複数枚のX線画像の投影データが取得される。そして、取得された複数枚のX線画像の投影データを用いて画像合成処理を行って、被写体34の任意高さの断面におけるX線断層画像の再構成が行われる。
以下、X線断層画像の再構成について説明する。
図10(A)に示すように、トモシンセシス撮影時に、X線源が一方向に移動されて、位置S1,S2,S3から被写体34にX線が照射され、それぞれ、被写体34のX線画像(の投影データ)P1,P2,P3が得られるとする。
ここで、図10(A)に示すように、被写体34の高さの異なる2つの位置に撮影対象物A,Bが存在する場合を考えてみる。各撮影位置S1,S2,S3において、X線源から照射されたX線は、被写体34を透過してFPDに入射される。その結果、各撮影位置S1,S2,S3に対応するX線画像P1,P2,P3において、2つの撮影対象物A,Bは、それぞれ異なる位置に投影される。
例えば、X線画像P1の場合、X線源の位置S1が、X線源の移動方向に対して、撮影対象物A,Bよりも左側に位置するため、撮影対象物A,Bは、それぞれ、撮影対象物A,Bよりも右側にずれたP1A,P1Bの位置に投影される。同様に、X線画像P2の場合には、ほぼ直下のP2A,P2Bの位置に、X線画像P3の場合には、左側にずれたP3A,P3Bの位置に投影される。
撮影対象物Aが存在する高さの断面におけるX線断層画像を再構成する場合、撮影対象物Aの投影位置P1A,P2A,P3Aが一致するように、例えば、同図(B)に示すように、X線画像P1を左へ、X線画像P3を右にシフトさせて合成する(シフト加算法)。これにより、撮影対象物Aが存在する高さの断面が強調されたX線断層画像が再構成される。また、撮影対象物Bが存在する高さの断面を含む、任意高さの断面におけるX線断層画像も同様にして再構成することができる。
ここで、上記のように、トモシンセシス撮影を行う先行技術文献として、例えば、特許文献1がある。また、トモシンセシス撮影ではなくCT撮影に関するものであるが、FPDの検出面をX線管の方を向くように傾いた姿勢で支持する先行技術文献として、例えば、特許文献2がある。しかしながら、本発明に直接的に関連性のある先行技術文献は存在していない。
ところで、トモシンセシス撮影を行う従来のX線画像撮影装置では、撮影時にX線源は一方向に移動するが、FPDの撮像面の位置は通常固定されており、移動しない構成となっている。
しかし、FPDの撮像面が固定されていると、トモシンセシス撮影時のX線源の位置によっては、X線がFPDの撮像面に対して斜めに照射され、X線源からFPDの撮像面に照射されるX線の画角が小さくなる。そのため、撮影位置に応じてFPDで受光されるX線の照射距離や線量にばらつきが生じ、撮影されるX線画像にムラや歪みが生じるという問題点があった。また、X線源の首振り角度が大きくなり、X線源のサイズが大型化するという別の問題点もあった。
また、トモシンセシス撮影を行う従来のX線画像撮影装置として、例えば、トモシンセシス撮影時のX線源の移動に合わせて、X線源の移動方向とは逆方向にFPDを移動させるとともに、その撮像面をX線源の方向に傾斜させるものが知られている。しかし、このような構成の装置は、FPDの移動機構と撮像面の傾斜角度変更部が必要となるため、装置構成が複雑となり、装置サイズも増大するという問題点があった。
本発明の目的は、簡単な構成で装置サイズを増大させることなく、X線の画角を大きくする、ないしは、X線源の首振り角度を小さくすることができるX線画像撮影装置およびトモシンセシス撮影方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、トモシンセシス撮影により、X線源を一方向に移動しつつ、首振り角度を変えて該X線源からX線を被写体に照射し、該被写体を透過したX線を前記X線検出器で検出して、撮影角度の異なる複数枚のX線画像の投影データを取得する撮影部と、
前記撮影部によって取得された複数枚のX線画像の投影データを用いて、前記被写体の所定高さの断面におけるX線断層画像を再構成する画像処理部とを備え、
前記撮影部は、前記X線検出器を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、該X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更部と、
前記X線源の位置と前記X線検出器の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御する同期制御部とを備えていることを特徴とするX線画像撮影装置を提供するものである。
前記撮影部によって取得された複数枚のX線画像の投影データを用いて、前記被写体の所定高さの断面におけるX線断層画像を再構成する画像処理部とを備え、
前記撮影部は、前記X線検出器を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、該X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更部と、
前記X線源の位置と前記X線検出器の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御する同期制御部とを備えていることを特徴とするX線画像撮影装置を提供するものである。
ここで、前記同期制御部は、トモシンセシス撮影時に、前記X線検出器の撮像面が前記X線源の方向を向く方向に該X線検出器の撮像面の傾斜角度が変更されるように、前記傾斜角度変更部を制御するものであることが好ましい。
また、前記同期制御部は、トモシンセシス撮影時に、前記X線検出器の撮像面が前記X線源の方向の逆方向を向く方向に該X線検出器の撮像面の傾斜角度が変更されるように、前記傾斜角度変更部を制御するものであることが好ましい。
また、前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に平行な方向に延びるように、該X線検出器の撮像面の裏面の、前記X線源の移動方向の中央部に固定された軸と、該軸と係合されたモータとを備え、前記モータを駆動して前記軸を回転させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものであることが好ましい。
また、前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に平行な方向に延びるように、該X線検出器の撮像面の裏面の、前記X線源の移動方向の中央部に固定された第1の軸と、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の、前記X線源の移動方向の端部に固定された第2の軸と、該第2の軸と係合されたモータとを備え、前記モータを駆動して前記第2の軸をその延在方向に移動させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものであることが好ましい。
また、前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の、前記X線源の移動方向およびその逆方向の端部にそれぞれ固定された第1および第2の軸と、前記第1および第2の軸とそれぞれ係合された第1および第2のモータとを備え、前記第1および第2のモータを駆動して前記第1および第2の軸をその延在方向に対して互いに逆方向に移動させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものであることが好ましい。
また、前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の、前記X線源の移動方向およびその逆方向の端部にそれぞれ固定された軸およびダンパーと、該軸と係合されたモータとを備え、前記X線検出器の、前記X線源の移動方向の逆方向の端部を前記ダンパーによって支え、前記モータを駆動して前記軸をその延在方向に移動させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものであることが好ましい。
また、前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の撮像面の裏面の、前記X線源の移動方向の中央部に、該X線源の移動方向ないしその逆方向に移動可能に設けられた軸と、該軸と係合されたモータと、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の、前記X線源の移動方向およびその逆方向の端部にそれぞれ固定された第1および第2のダンパーとを備え、前記X線検出器の、前記X線源の移動方向およびその逆方向の端部をそれぞれ前記第1および第2のダンパーによって支え、前記モータを駆動して前記軸を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものであることが好ましい。
また、前記同期制御部は、前記X線源の首振り角度と前記X線源の位置と前記X線検出器の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるものであることが好ましい。
また、本発明は、トモシンセシス撮影により、X線源を一方向に移動しつつ、首振り角度を変えて該X線源からX線を被写体に照射し、該被写体を透過したX線をX線検出器で検出して、撮影角度の異なる複数枚のX線画像の投影データを取得し、該取得した複数枚のX線画像の投影データを用いて、前記被写体の所定高さの断面におけるX線断層画像を再構成するトモシンセシス撮影方法であって、
トモシンセシス撮影時に、前記X線源の位置と、前記X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度とを同期して変化させるように制御しながら、前記X線検出器を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、該X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更することを特徴とするトモシンセシス撮影方法を提供する。
トモシンセシス撮影時に、前記X線源の位置と、前記X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度とを同期して変化させるように制御しながら、前記X線検出器を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、該X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更することを特徴とするトモシンセシス撮影方法を提供する。
ここで、トモシンセシス撮影時に、前記X線検出器の撮像面が前記X線源の方向を向く方向に該X線検出器の撮像面の傾斜角度が変更されるように制御することが好ましい。
また、トモシンセシス撮影時に、前記X線検出器の撮像面が前記X線源の方向の逆方向を向く方向に該X線検出器の撮像面の傾斜角度が変更されるように制御することが好ましい。
また、トモシンセシス撮影時に、前記X線源の首振り角度と、前記X線源の位置と、前記X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度とを同期して変化させるように制御しながら、前記X線検出器を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、該X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更することが好ましい。
本発明によれば、トモシンセシス撮影時に、X線源の首振り角度と、X線検出器の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御しながら、X線検出器をX線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更することによって、X線の画角を大きくするように改善するか、もしくは、X線源の首振り角度が小さくなるように改善することができる。
これにより、X線検出器の撮像面で受光されるX線の線量を均一化し、ムラの少ないX線画像を得ることができる。また、X線源からX線検出器の撮像面までのX線の照射距離を均一にし、画像の歪みを低減させることができる。さらに、X線源からX線検出器の撮像面までの間にある部材によるX線のケラレを少なくすることができる。また、トモシンセシス撮影時のX線源の移動距離を短縮することができるため、部品点数削減によるコストダウンを実現することができるし、X線源を小型化することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のX線画像撮影装置およびトモシンセシス撮影方法を詳細に説明する。
図1は、本発明のX線画像撮影装置の構成を表す一実施形態のブロック図である。同図に示すX線画像撮影装置10は、人体等の被写体34をトモシンセシス撮影(X線撮影)して、被写体34の任意高さの断面におけるX線断層画像を再構成するものである。X線画像撮影装置10は、入力部12と、制御部14と、撮影部16と、画像処理部18と、表示部20と、出力部22とによって構成されている。
入力部12は、撮影開始の指示や撮影条件等を含む、各種の指示を入力するための部位であり、例えば、マウスやキーボード等を例示することができる。入力部12からは指示信号が出力され、制御部14に入力される。
制御部14は、入力部12から入力される指示信号に従って、撮影部16における撮影操作、画像処理部18における画像処理、表示部20における画面表示、および出力部22における出力処理を含む、X線画像撮影装置10の動作を制御する制御信号を出力する部位である。制御部14から出力される制御信号は、図示を省略しているが、撮影部16、画像処理部18、表示部20および出力部22の各部位に入力される。
撮影部16は、制御部14から入力される制御信号に従って、被写体34をトモシンセシス撮影する部位であり、X線源24と、X線源24の首振り角度変更部(図示省略)と、X線源24の移動機構(図示省略)と、撮影台26と、フラットパネル型X線検出器(FPD)28と、FPD28の撮像面(X線の受光面)の傾斜角度変更部30と、同期制御部32とによって構成されている。
X線源24は、撮影台26の上面に位置決めされる被写体34よりも所定間隔上方に離れた位置に配設されている。
首振り角度変更部は、同期制御部32の制御により、トモシンセシス撮影時に、X線源24の移動方向に対する首振り角度(X線の、FPD28の撮像面に対する照射角度)をFPD28の撮像面の方向に変える。言い換えると、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に平行な方向に延びる第1の仮想軸を中心としてX線源24を回転することにより、FPD28の撮像面の方向(被写体34の方向)にX線源24の首振り角度を変える。
移動機構は、トモシンセシス撮影時に、X線源24を一方向、図1の例では右方向に、各々の撮影位置において停止させながら間歇的に移動させる。
FPD28は、撮像面を上向きにして撮影台26の下面に配設されている。FPD28は、被写体34を透過したX線を検出して光電変換し、撮影された被写体34のX線画像に対応するデジタル画像データ(投影データ)を出力する。FPD28は、放射線を電荷に直接変換する直接方式や、放射線を一旦光に変換し、変換された光をさらに電気信号に変換する間接方式等、各種方式のものが利用可能である。
傾斜角度変更部30は、同期制御部32の制御により、トモシンセシス撮影時に、FPD28をX線源24の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、FPD28の撮像面の、X線源24の移動方向に対応する傾斜角度を変更する。言い換えると、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に平行な方向に延びる第2の仮想軸を中心としてFPD28の撮像面を右回りないし左回りに回転することにより、FPD28の撮像面の傾斜角度を変更する。傾斜角度変更部30の具体例については後述する。
同期制御部32は、トモシンセシス撮影時に、X線源24の位置(撮影位置)とFPD28の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御する。ここで、同期制御部32は、X線源24の位置と首振り角度とが同期して変化する場合には、X線源24の首振り角度とFPD28の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御してもよい。同期制御部32は、最も好ましくは、X線源24の首振り角度とX線源24の位置とFPD28の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御することができる。同期制御部32は、例えば、X線源24の首振り角度(ないし位置)とFPD28の撮像面の傾斜角度との関係を表すテーブルを用いることによって、両者の角度を制御することができる。このようなテーブルをあらかじめ作成しておき、入力部12および制御部14を介して同期制御部32に格納しておくことができる。
また、同期制御部32は、X線の画角を改善する場合には、トモシンセシス撮影時に、FPD28の撮像面がX線源24の方向を向く方向にFPD28の撮像面の傾斜角度が変更されるように、傾斜角度変更部30を制御する。言い換えると、同期制御部32は、X線源24の首振り角度とFPD28の撮像面の傾斜角度とを、それぞれ第1および第2の仮想軸を中心として同一方向、図1の例では左回りに回転させるように制御する。
また、同期制御部32は、X線源24の首振り角度を改善する場合には、トモシンセシス撮影時に、FPD28の撮像面がX線源24の方向の逆方向を向く方向にFPD28の撮像面の傾斜角度が変更されるように、傾斜角度変更部30を制御する。言い換えると、同期制御部32は、両者を逆方向、図1の例では、左回りおよび右回りに回転させるように制御する。
続いて、画像処理部18は、制御部14から入力される制御信号に従って、トモシンセシス撮影により取得された複数枚のX線画像の投影データを撮影部16から受け取り、これら複数枚のX線画像の投影データを用いて画像合成処理を行って、被写体34の任意高さの断面におけるX線断層画像を再構成する部位である。画像処理部18は、記憶部36と、補正部38と、再構成部40とによって構成されている。
記憶部36は、撮影部16から受け取った複数枚のX線画像の投影データを記憶する。補正部38は、記憶部36に記憶された複数枚のX線画像の投影データに所定の補正処理を施す。再構成部40は、補正部38による補正処理後の複数枚のX線画像の投影データを用いて画像合成処理を施すことによって、被写体34の任意高さの断面におけるX線断層画像を再構成する。
続いて、表示部20は、制御部14から入力される制御信号に従って、画像処理部18により再構成されたX線断層画像等を表示する部位であり、例えば、液晶ディスプレイ等のようなフラットパネル型ディスプレイを例示することができる。
また、出力部22は、制御部14から入力される制御信号に従って、画像処理部18により再構成されたX線断層画像を出力する部位であり、例えば、X線断層画像をプリント出力するサーマルプリンタや、X線断層画像のデジタル画像データを各種の記録媒体に保存する記憶装置等を例示することができる。
次に、傾斜角度変更部30の具体例を挙げて説明する。
図2は、傾斜角度変更部の構成を表す第1の実施形態の概念図である。同図に示す傾斜角度変更部30aは、軸42と、モータ(M)44とを備えている。
軸42は、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に平行な方向に延びるように、FPD28の撮像面の裏面の、X線源24の移動方向の中央部に固定されている。
モータ44は、例えば、ステッピングモータ等であって、ギア等を用いて軸42と係合するように、図中軸42の下方に配置されている。
モータ44は、例えば、ステッピングモータ等であって、ギア等を用いて軸42と係合するように、図中軸42の下方に配置されている。
この傾斜角度変更部30aでは、モータ44を駆動することによって軸42が右回りないし左回りに回転され、軸42が回転されることによってFPD28が回転され、撮像面の傾斜角度が変更される。
続いて、図3は、傾斜角度変更部の構成を表す第2の実施形態の概念図である。同図に示す傾斜角度変更部30bは、第1および第2の軸46,48と、モータ50とを備えている。
第1の軸46は、第1の実施形態の軸42と同じものである。
第2の軸48は、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の、X線源24の移動方向の端部、同図では右側の端部に固定されている。
モータ50は、第2の軸48と係合するように、図中第2の軸48の右側に配置されている。
第2の軸48は、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の、X線源24の移動方向の端部、同図では右側の端部に固定されている。
モータ50は、第2の軸48と係合するように、図中第2の軸48の右側に配置されている。
この傾斜角度変更部30bでは、モータ50を駆動することによって第2の軸48がその延在方向、つまり、図中上方向ないし下方向に移動され、第2の軸48が移動されることによって、第1の軸46を中心としてFPD28が回転され、撮像面の傾斜角度が変更される。
続いて、図4は、傾斜角度変更部の構成を表す第3の実施形態の概念図である。同図に示す傾斜角度変更部30cは、第1および第2の軸52,54と、第1および第2のモータ56,58とを備えている。
第2の軸54および第2のモータ58は、第2の実施形態の第2の軸48およびモータ50と同じものである。
第1の軸52は、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の、X線源24の移動方向の逆方向の端部、同図では左側の端部に固定されている。
第1のモータ56は、第1の軸52と係合するように、図中第1の軸52の左側に配置されている。
第1の軸52は、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の、X線源24の移動方向の逆方向の端部、同図では左側の端部に固定されている。
第1のモータ56は、第1の軸52と係合するように、図中第1の軸52の左側に配置されている。
この傾斜角度変更部30cでは、第1および第2のモータ56,58を駆動することによって、第1および第2の軸52,54がその延在方向に対して互いに逆方向に移動され、つまり、第1の軸52が上方向、かつ、第2の軸54が下方向に移動されるか、もしくは、第1の軸が52下方向、かつ、第2の軸54が上方向に移動され、これによってFPD28の撮像面の傾斜角度が変更される。
続いて、図5は、傾斜角度変更部の構成を表す第4の実施形態の概念図である。同図に示す傾斜角度変更部30dは、軸60と、モータ62と、ダンパー64とを備えている。
軸60およびモータ62は、第2の実施形態の第2の軸48およびモータ50と同じものである。
ダンパー64は、例えば、バネ等であって、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の、X線源24の移動方向の逆方向の端部、同図では左側の端部に固定されている。
ダンパー64は、例えば、バネ等であって、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の、X線源24の移動方向の逆方向の端部、同図では左側の端部に固定されている。
この傾斜角度変更部30dでは、FPD28の、X線源24の移動方向の逆方向の端部がダンパー64によって支えられ、モータ50を駆動することによって軸60がその延在方向、つまり、上方向ないし下方向に移動され、軸60が移動されることによってFPD28の撮像面の傾斜角度が変更される。
最後に、図6は、傾斜角度変更部の構成を表す第5の実施形態の概念図である。同図に示す傾斜角度変更部30eは、軸66と、モータ(図示省略)と、第1および第2のダンパー68,70とを備えている。
第1のダンパー68は、第4の実施形態のダンパー64と同じものである。
第2のダンパー70は、同様に、バネ等であって、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の、X線源24の移動方向の端部、同図では右側の端部に固定されている。
軸66は、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の撮像面の裏面の、X線源24の移動方向の中央部に、X線源24の移動方向ないしその逆方向に移動可能に設けられている。
モータは、軸66と係合するように配置されている。
第2のダンパー70は、同様に、バネ等であって、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の、X線源24の移動方向の端部、同図では右側の端部に固定されている。
軸66は、X線源24の移動方向に直交し、かつ、FPD28の撮像面に垂直な方向に延びるように、FPD28の撮像面の裏面の、X線源24の移動方向の中央部に、X線源24の移動方向ないしその逆方向に移動可能に設けられている。
モータは、軸66と係合するように配置されている。
この傾斜角度変更部30eでは、FPD28の、X線源24の移動方向およびその逆方向の端部がそれぞれダンパー68,70によって支えられ、モータを駆動することによって、軸66がX線源24の移動方向ないしその逆方向に移動され、軸66の位置に応じてFPD28の撮像面の傾斜角度が変更される。
次に、本発明のトモシンセシス撮影方法に従って、トモシンセシス撮影時のX線画像撮影装置10の動作を説明する。
被写体34が撮影台26の上面に位置決めされた後、入力部12から撮影開始の指示等が与えられると、制御部14の制御によりトモシンセシス撮影が開始される。
撮影が開始されると、撮影部16では、同期制御部32により、X線源24の首振り角度とFPD28の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御される。同期制御部32は、X線の画角を改善する場合には、FPD28の撮像面がX線源24の方向を向く方向にFPD28の撮像面の傾斜角度が変更されるように、傾斜角度変更部30を制御し、X線源24の首振り角度を改善する場合には、FPD28の撮像面がX線源24の方向の逆方向を向く方向にFPD28の撮像面の傾斜角度が変更されるように、傾斜角度変更部30を制御する。
これに応じて、移動機構により、X線源24を一方向に移動しつつ、首振り角度変更部により、X線撮影が行われる毎に、X線源24の移動方向に対する首振り角度が変更される。また同時に、傾斜角度変更部30により、FPD28をX線源24の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、FPD28の撮像面の、X線源24の移動方向に対する傾斜角度が変更される。
上記のように、X線源24の首振り角度とFPD28の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させることによって、X線撮影が行われる毎に、照射角度の異なるX線が被写体34に照射され、被写体を透過したX線がFPD28によって検出され、1回のトモシンセシス撮影で撮影角度の異なる複数枚のX線画像が撮影される。そして、被写体34のX線画像の撮影が行われる度に、FPD28から、撮影されたX線画像に対応する投影データが出力される。
続いて、画像処理部18では、撮影部16により取得された複数枚のX線画像の投影データが記憶部36に記憶される。続いて、補正部38により、記憶部36に記憶された複数枚のX線画像の投影データに所定の補正処理が行われ、再構成部40により、補正部38による補正処理後の複数枚のX線画像の投影データを用いて画像合成処理を施すことによって、被写体34の任意高さの断面におけるX線断層画像が再構成される。
出力されたX線断層画像は表示部20に表示される。また、出力されたX線断層画像は出力部22に入力され、出力部22において、例えば、X線断層画像がプリント出力され、X線断層画像のデジタル画像データが記録媒体に保存される。
次に、トモシンセシス撮影時の、X線源24の首振り角度およびFPD28の撮像面の傾斜角度について説明する。
まず、X線の画角を改善する場合について説明する。
まず、X線の画角を改善する場合について説明する。
図7(A)〜(C)は、トモシンセシス撮影時のX線源およびFPDの動作を表す第1の実施形態の概念図である。同図(A)〜(C)は、それぞれ、トモシンセシス撮影の初期状態、撮影中、終了時のX線源24およびFPD28の状態である。
同図(A)に示すように、トモシンセシス撮影の初期状態には、X線源24が図中左側の所定位置に移動され、第1の仮想軸を中心として左回りに回転されてFPD28の撮像面の方向に向けられる。一方、FPD28の撮像面も第2の仮想軸を中心として左周りに回転され、X線源24の方向に向けられる。この時、X線源24の首振り角度およびFPD28の撮像面の傾斜角度はともに左回りに最大となっている。
撮影が開始され、X線源24が図中右側に移動するに従って、X線源24は第1の仮想軸を中心として右回りに順次回転され、首振り角度は次第に小さくなる。一方、FPD28の撮像面も第2の仮想軸を中心として右回りに順次回転され、傾斜角度は次第に小さくなる。そして、同図(B)に示すように、X線源24がFPD28の直上の、X線源24の移動方向の中央位置に到達した時、X線源24の首振り角度およびFPD28の撮像面の傾斜角度はともに0となる。
その後、X線源24が、その移動方向の中央位置から図中右側にさらに移動するに従って、X線源24は第1の仮想軸を中心としてさらに右回りに回転され、首振り角度は右回りに次第大きくなる。一方、FPD28の撮像面も第2の仮想軸を中心としてさらに右回りに回転され、傾斜角度は右回りに次第に大きくなる。
そして、撮影の終了時には、同図(C)に示すように、X線源24が図中右側の所定位置に到達する。この時、X線源24の首振り角度およびFPD28の撮像面の傾斜角度はともに右回りに最大となっている。
このように、トモシンセシス撮影時に、X線源24の首振り角度とFPD28の撮像面の傾斜角度とを同期させて、FPD28の撮像面がX線源24の方向を向く方向にFPD28の撮像面の傾斜角度が変更されるように、傾斜角度変更部30を制御することにより、FPD28の撮像面に対して、X線源24から照射されるX線の範囲を広くし、画角を改善することができる。これにより、FPD28の撮像面で受光されるX線の線量を均一化し、ムラの少ないX線画像を得ることができる。また、X線源24からFPD28の撮像面までのX線の照射距離を均一にし、画像の歪みを低減させることができる。さらに、X線源24からFPD28の撮像面までの間にある部材によるX線のケラレを少なくすることができる。
次に、X線源の首振り角度を改善する場合について説明する。
図8(A)〜(C)は、トモシンセシス撮影時のX線源およびFPDの動作を表す第2の実施形態の概念図である。同図(A)〜(C)は、それぞれ、トモシンセシス撮影の初期状態、撮影中、終了時のX線源24およびFPD28の状態である。
同図(A)に示すように、トモシンセシス撮影の初期状態には、X線源24が図中左側の所定位置に移動され、第1の仮想軸を中心として左回りに回転されてFPD28の撮像面の方向に向けられる。一方、FPD28の撮像面は第2の仮想軸を中心として右周りに回転され、X線源24とは逆の方向に向けられる。この時、X線源24の首振り角度は左回りに最大であり、FPD28の撮像面の傾斜角度は右回りに最大となっている。
撮影が開始され、X線源24が図中右側に移動するに従って、X線源24は第1の仮想軸を中心として右回りに順次回転され、首振り角度は次第に小さくなる。一方、FPD28の撮像面は第2の仮想軸を中心として左回りに順次回転され、傾斜角度は次第に小さくなる。そして、同図(B)に示すように、X線源24がFPD28の直上の、X線源24の移動方向の中央位置に到達した時、X線源24の首振り角度およびFPD28の撮像面の傾斜角度はともに0となる。
その後、X線源24が、その移動方向の中央位置から図中右側にさらに移動するに従って、X線源24は第1の仮想軸を中心としてさらに右回りに回転され、首振り角度は右回りに次第大きくなる。一方、FPD28の撮像面は第2の仮想軸を中心としてさらに左回りに回転され、傾斜角度は左回りに次第に大きくなる。
そして、撮影の終了時には、同図(C)に示すように、X線源24が図中右側の所定位置に到達する。この時、X線源24の首振り角度は右回りに最大であり、FPD28の撮像面の傾斜角度は左回りに最大となっている。
このように、トモシンセシス撮影時に、X線源24の首振り角度とFPD28の撮像面の傾斜角度とを同期させて、FPD28の撮像面がX線源24の方向の逆方向を向く方向にFPD28の撮像面の傾斜角度が変更されるように、傾斜角度変更部30を制御することにより、X線源24の首振り角度が小さくなるように改善することができる。これにより、トモシンセシス撮影時のX線源24の移動距離を短縮することができるため、部品点数削減によるコストダウンを実現することができるし、X線源24を小型化することができる。
なお、本発明のX線画像撮影装置の各部位の具体的な構成は何ら制限されず、同様の機能を実現する各種の手段によって実現することができる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 X線画像撮影装置
12 入力部
14 制御部
16 撮影部
18 画像処理部
20 表示部
22 出力部
24 X線源
26 撮影台
28 フラットパネル型X線検出器(FPD)
30,30a〜30e 傾斜角度変更部
32 同期制御部
34 被写体
36 記憶部
38 補正部
40 再構成部
42,46,48,52,54,60,66 軸
44,50,56,58,62 モータ
64,68,70 ダンパー
12 入力部
14 制御部
16 撮影部
18 画像処理部
20 表示部
22 出力部
24 X線源
26 撮影台
28 フラットパネル型X線検出器(FPD)
30,30a〜30e 傾斜角度変更部
32 同期制御部
34 被写体
36 記憶部
38 補正部
40 再構成部
42,46,48,52,54,60,66 軸
44,50,56,58,62 モータ
64,68,70 ダンパー
Claims (13)
- トモシンセシス撮影により、X線源を一方向に移動しつつ、首振り角度を変えて該X線源からX線を被写体に照射し、該被写体を透過したX線を前記X線検出器で検出して、撮影角度の異なる複数枚のX線画像の投影データを取得する撮影部と、
前記撮影部によって取得された複数枚のX線画像の投影データを用いて、前記被写体の所定高さの断面におけるX線断層画像を再構成する画像処理部とを備え、
前記撮影部は、前記X線検出器を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、該X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更する傾斜角度変更部と、
前記X線源の位置と前記X線検出器の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるように制御する同期制御部とを備えていることを特徴とするX線画像撮影装置。 - 前記同期制御部は、トモシンセシス撮影時に、前記X線検出器の撮像面が前記X線源の方向を向く方向に該X線検出器の撮像面の傾斜角度が変更されるように、前記傾斜角度変更部を制御するものである請求項1に記載のX線画像撮影装置。
- 前記同期制御部は、トモシンセシス撮影時に、前記X線検出器の撮像面が前記X線源の方向の逆方向を向く方向に該X線検出器の撮像面の傾斜角度が変更されるように、前記傾斜角度変更部を制御するものである請求項1に記載のX線画像撮影装置。
- 前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に平行な方向に延びるように、該X線検出器の撮像面の裏面の、前記X線源の移動方向の中央部に固定された軸と、該軸と係合されたモータとを備え、前記モータを駆動して前記軸を回転させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものである請求項1〜3のいずれかに記載のX線画像撮影装置。
- 前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に平行な方向に延びるように、該X線検出器の撮像面の裏面の、前記X線源の移動方向の中央部に固定された第1の軸と、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の、前記X線源の移動方向の端部に固定された第2の軸と、該第2の軸と係合されたモータとを備え、前記モータを駆動して前記第2の軸をその延在方向に移動させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものである請求項1〜3のいずれかに記載のX線画像撮影装置。
- 前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の、前記X線源の移動方向およびその逆方向の端部にそれぞれ固定された第1および第2の軸と、前記第1および第2の軸とそれぞれ係合された第1および第2のモータとを備え、前記第1および第2のモータを駆動して前記第1および第2の軸をその延在方向に対して互いに逆方向に移動させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものである請求項1〜3のいずれかに記載のX線画像撮影装置。
- 前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の、前記X線源の移動方向およびその逆方向の端部にそれぞれ固定された軸およびダンパーと、該軸と係合されたモータとを備え、前記X線検出器の、前記X線源の移動方向の逆方向の端部を前記ダンパーによって支え、前記モータを駆動して前記軸をその延在方向に移動させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものである請求項1〜3のいずれかに記載のX線画像撮影装置。
- 前記傾斜角度変更部は、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の撮像面の裏面の、前記X線源の移動方向の中央部に、該X線源の移動方向ないしその逆方向に移動可能に設けられた軸と、該軸と係合されたモータと、前記X線源の移動方向に直交し、かつ、前記X線検出器の撮像面に垂直な方向に延びるように、該X線検出器の、前記X線源の移動方向およびその逆方向の端部にそれぞれ固定された第1および第2のダンパーとを備え、前記X線検出器の、前記X線源の移動方向およびその逆方向の端部をそれぞれ前記第1および第2のダンパーによって支え、前記モータを駆動して前記軸を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動させることによって、前記X線検出器の撮像面の傾斜角度を変更するものである請求項1〜3のいずれかに記載のX線画像撮影装置。
- 前記同期制御部は、前記X線源の首振り角度と前記X線源の位置と前記X線検出器の撮像面の傾斜角度とを同期して変化させるものである請求項1〜8のいずれかに記載のX線画像撮影装置。
- トモシンセシス撮影により、X線源を一方向に移動しつつ、首振り角度を変えて該X線源からX線を被写体に照射し、該被写体を透過したX線をX線検出器で検出して、撮影角度の異なる複数枚のX線画像の投影データを取得し、該取得した複数枚のX線画像の投影データを用いて、前記被写体の所定高さの断面におけるX線断層画像を再構成するトモシンセシス撮影方法であって、
トモシンセシス撮影時に、前記X線源の位置と、前記X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度とを同期して変化させるように制御しながら、前記X線検出器を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、該X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更することを特徴とするトモシンセシス撮影方法。 - トモシンセシス撮影時に、前記X線検出器の撮像面が前記X線源の方向を向く方向に該X線検出器の撮像面の傾斜角度が変更されるように制御する請求項10に記載のトモシンセシス撮影方法。
- トモシンセシス撮影時に、前記X線検出器の撮像面が前記X線源の方向の逆方向を向く方向に該X線検出器の撮像面の傾斜角度が変更されるように制御する請求項10に記載のトモシンセシス撮影方法。
- トモシンセシス撮影時に、前記X線源の首振り角度と、前記X線源の位置と、前記X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度とを同期して変化させるように制御しながら、前記X線検出器を前記X線源の移動方向ないしその逆方向に移動することなく、該X線検出器の撮像面の、前記X線源の移動方向に対する傾斜角度を変更する請求項10〜12のいずれかに記載のトモシンセシス撮影方法。
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- 2010-08-31 JP JP2010194102A patent/JP2012050537A/ja not_active Abandoned
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