JP2012050002A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を大型化することなく、原稿の重送エラーを検知することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、原稿を読み取る原稿読み取り部18と、原稿読み取り部18で読み取った画像データを処理する画像データ処理部(データ解析部)161と、原稿読み取り部18を制御して原稿の読み取り動作を行わせる制御部11と、原稿読み取り部18で読み取った原稿の総ページ数を記憶する総ページ数記憶部122とを備える。制御部11は、原稿読み取り部18に原稿の読み取り動作を複数回行わせ、読み取り動作毎に、読み取った原稿の総ページ数を総ページ数記憶部122に記憶させる。さらに、総ページ数記憶部122に記憶された、複数回の読み取り原稿の総ページ数を比較する総ページ数比較部(総ページ数管理部)162を備える。制御部11は、総ページ数比較部162の比較結果に基づいて、使用者に情報を報知する。
【選択図】図1

Description

この発明は、原稿を画像データとして読み取り、読み取った画像データを処理する画像処理装置に関する。
画像処理装置では、複数ページからなる原稿を読み取る際に、2ページ以上の原稿が重なって搬送される送りエラー(重送エラー)が発生する場合がある。このような重送エラーが発生すると、読み取られないページ(ページ抜け)が生じるため、画像処理装置に原稿をセットし直し、改めて読み取りを行う必要がある。そこで、原稿の厚みを測定して基準値と比較することにより、重送エラーを早期に検知する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−238185号公報(図4、段落0054〜0070)
しかしながら、上述した従来の技術では、原稿の厚みを測定するためのセンサなどを設置する必要があるため、画像処理装置が大型化するという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置を大型化することなく、原稿の重送エラーを検知することができる画像処理装置を提供することにある。
本発明に係る画像処理装置は、原稿を読み取る原稿読み取り部と、原稿読み取り部で読み取った画像データを処理する画像データ処理部と、原稿読み取り部を制御し、原稿の読み取り動作を行わせる制御部と、原稿読み取り部で読み取った原稿の総ページ数を記憶する総ページ数記憶部とを備え、制御部は、原稿読み取り部に原稿の読み取り動作を複数回行わせ、読み取り動作毎に、読み取った原稿の総ページ数を総ページ数記憶部に記憶させ、総ページ数記憶部に記憶された、複数回の読み取り動作における原稿の総ページ数を比較する総ページ数比較部をさらに備え、制御部は、総ページ数比較部の比較結果に基づいて、使用者に情報を報知することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、また、原稿を読み取る原稿読み取り部と、原稿読み取り部で読み取った画像データを処理する画像データ処理部と、原稿読み取り部を制御し、原稿の読み取り動作、または当該読み取り動作を伴わない通紙動作を行わせる制御部と、原稿読み取り部で読み取り、または通紙した原稿の総ページ数を記憶する総ページ数記憶部とを備え、制御部は、原稿読み取り部に原稿の読み取り動作を複数回行わせるか、読み取り動作と通紙動作とをそれぞれ少なくとも1回行わせ、その動作毎に、読み取った、または通紙した原稿の総ページ数を総ページ数記憶部に記憶させ、総ページ数記憶部に記憶された、複数回の読み取り動作、またはそれぞれ少なくとも1回の読み取り動作および通紙動作における原稿の総ページ数を比較する総ページ数比較部をさらに備え、制御部は、総ページ数比較部の比較結果に基づいて、使用者に情報を報知することを特徴とする。
本発明によれば、総ページ数記憶部に記憶された、複数回の読み取り動作等における原稿の総ページ数を比較することで、原稿の重送エラー(これによるページ抜け)を検知することができる。また、原稿の厚さを測定するためのセンサなどを設置する必要がないため、装置を大型化する必要がない。
本発明の第1の実施の形態における画像処理装置としての複合機の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における読み取り部による原稿の読み取り動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における総ページ数記憶部が記憶するデータの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における総ページ数記憶部が記憶するデータの他の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において表示部に表示するエラー画面の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における一時スタッカの作用を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における操作パネル部の設定画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における総ページ数記憶部が記憶するデータの例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示すフローチャートである。
第1の実施の形態.
本発明の第1の実施の形態における画像処理装置について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態における画像処理装置としての複合機10の構成を示すブロック図である。複合機10は、制御部11、記憶部12、給紙部13、送受信部14、操作パネル部15、解析部16、印刷部17および原稿読み取り部18を有しており、これらは、バスにより相互に接続されている。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備え、複合機10における他の各部の動作を続括的に管理する。
記憶部12は、複合機10の動作制御に必要なデータや、画像データを保存するデータ記憶部121と、原稿読み取り部18で読み取られた原稿の総ページ数を記憶する総ページ数記憶部122とを有している。
給紙部13は、図示しないトレイに記録媒体を保持し、この記録媒体を、印刷部17による画像の印刷位置に給紙する。印刷部17は、後述するデータ解析部161で解析された画像データを、上記の給紙部13から給紙された記録媒体(例えば記録用紙)に印刷する。なお、印刷部17の印刷方式は、例えば、インクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式など、いかなる印刷方式であってもよい。
送受信部14は、外部から複合機10に向けて送信されたデータを受信し、また、複合機10から外部にデータを送信する。
操作パネル15は、オペレーションパネルであり、使用者の操作により複合機10に指示や情報を入力するためのタッチパネル、キーボード、マウスなどで構成される入力部151と、ディスプレイなどの表示装置で構成される表示部152とを有している。
解析部16は、送受信部14で受信したデータや原稿読み取り部18で読み取られた画像データを解析するデータ解析部(画像データ処理部)161を有する。解析部16は、また、原稿読み取り部18で読み取られた原稿の総ページ数を計数して、上記の総ページ数記憶部122に記憶する。解析部16は、さらに、総ページ数記憶部122に記憶されている複数回分の総ページ数を比較する総ページ数管理部(総ページ数比較部)162を有している。
原稿読み取り部18は、原稿の画像を画像データとして読み取る。図2は、原稿読み取り部18における原稿の読み取る動作を説明するための図である。原稿読み取り部18は、原稿404を載置する読み取り面403(例えば透明板)と、この読み取り面403上に原稿404を搬送するローラ402(搬送手段)と、読み取り面403上に載置された原稿404を、読み取り面403の下側から光学的に読み取る読み取りセンサ401とを備えている。読み取りセンサ401は、例えば、図中上下方向に複数の素子が配列されたラインセンサであり、配列方向に直交する方向(図中左右方向)に移動することで、原稿404を読み取る。
図2(A)および(B)に示した例は、A4サイズの原稿404を、その短片が読み取りセンサ401の長手方向と平行になるように、原稿読み取り面403上に載置した例である。読み取りセンサ401は、原稿404の短辺と平行なラインを読み取りながら(短辺引き)、原稿404の長辺方向に移動する。なお、図2(A)では、原稿404が図中上向きに載置され、図2(B)では、原稿404が図中下向きに載置されている。
一方、図2(C)および(D)に示した例は、A4サイズの原稿404を、その長片が読み取りセンサ401の長手方向と平行になるように、原稿読み取り面403上に載置した例である。読み取りセンサ401は、原稿404の長辺と平行なラインを読み取りながら(長辺引き)、原稿404の短辺方向に移動する。なお、図2(C)では、原稿404が図中右向きに載置され、図2(D)では、原稿404が図中左向きに載置されている。
このように構成された複合機10の基本動作は、以下のとおりである。
制御部11は、使用者による操作パネル部15の入力部151の操作(例えばコピーボタンなどの操作)により、原稿の読み取りを開始する。原稿読み取り部18(図2)では、制御部11の指示により、ローラ403が回転して原稿404を読み取り面403上に搬送する。次いで、読み取りセンサ401が、読み取り面403上の原稿404を読み取る。原稿読み取り部18は、読み取った画像データを、データ解析部161に送り、データ解析部161は、画像データを解析し、解析した画像データを印刷部17(または送受信部14)に送る。
印刷部17は、データ解析部161から送られた画像データを、給紙部13から給紙された図示しない記録媒体に印刷する。また、データ解析部161が画像データを送受信部14に送った場合には、この送受信部14から画像データが外部に送信される。
第1の実施の形態では、原稿読み取り部18による原稿の読み取り動作を複数回(例えば2回)行い、読み取り動作毎に、読み取った原稿の総ページ数を総ページ数記憶部122に記憶する。そして、総ページ数管理部16が、総ページ数記憶部122に記憶されている各回(例えば1回目と2回目)の総ページ数を比較し、総ページ数が一致するか否かにより、ページ抜け(主として重送エラーによる)が発生したか否かを判断する。
図3及び図4は、本実施の形態における総ページ数記憶部122が記憶するデータの例を示す図である。総ページ数記憶部122が記憶するデータは、読み取り回数21と総ページ数22とで構成される。読み取り回数21は、原稿読み取り部18が原稿の読み取り動作を行った回数を示す。総ページ数22は、読み取り動作毎に読み取った原稿の総ページ数を示す。
ここでは、原稿読み取り部18による原稿の読み取り動作を2回行うものとし、総ページ数記憶部122には、1回目と2回目の計2回分の総ページ数を記憶する。図3に示した例では、1回目および2回目の総ページ数22に、共に「80ページ」が記憶されている。上述した総ページ数管理部162は、総ページ数記憶部122に記憶されている総ページ数を比較する。図3に示した例のように、1回目と2回目の総ページ数が一致する場合には、総ページ数管理部162は、ページ抜けは発生しなかったものと判断する。
一方、図4に示したように、1回目の総ページ数22に「80ページ」が記憶され、2回目の総ページ数22に「78ページ」が記憶されている場合には、1回目と2回目の総ページ数が異なるため、総ページ数管理部162は、ページ抜けが発生したものと判断する。この場合には、制御部11は、表示部152にエラー画面31を表示し、使用者に異常を知らせる。なお、制御部11および総ページ数管理部162は、ページ抜けの発生を判断する処理を司る制御部(制御手段)を構成している。
図5は、総ページ数管理部162が、ページ抜けが発生したと判断した場合に、制御部11が表示部152に表示するエラー画面31の例を示す。エラー画面31には、エラーの内容を示すメッセージ部32と、読み取り結果33(すなわち総ページ数の計数結果)とが表示される。
メッセージ部32の表示は、例えば、「ページ抜けエラーが発生しました」というエラー表示、「重送などによるページ抜けの可能性があります」という警告表示、「画像データの送信を中止します」というステータス表示、あるいは、「再度、原稿を読み込ませてください」というオペレーション表示などに代表される、複合機10の状態に関する表示である。
また、読み取り結果33は、読み取り回数21(例えば、1回目、2回目)と、各回の読み取り動作で計数された総ページ数22とで構成される。この読み取り結果33の表示から、使用者は、読み取り回数21と総ページ数22を確認することができる。
なお、原稿の読み取り動作を複数回行うためには、読み取り終わった原稿404を、次の読み取り動作に備えて一時的に収容する必要がある。そこで、ここでは、図6に一例を示す一時スタッカ19を用いる。図6(A)に示すように、読み取りセンサ401による読み取りが完了した原稿404は、図示しない搬送機構により一時スタッカ19の保持部19aに搬送され、原稿面が下を向くようにして、下から順に積載される。次の読み取り動作(例えば2回目の読み取り動作)では、図6(B)に示すように、一時スタッカ19に積載した原稿が反転され、上から順に、搬送機構19bにより読み取り面403に搬送される。これにより、例えば1回目の読み取りと2回目の読み取りを、同じページ順で行う。
図7は、第1の実施の形態における複合機10において、ページ抜けを判断して使用者に報知する流れを表すフローチャートである。
まず、制御部11は、原稿読み取り部18に読み取り動作を指示する。原稿読み取り部18は、制御部11の指示に基づき、原稿の読み取り動作を行い、原稿の画像データをデータ記憶部121に記憶する(ステップS10)。
次に、制御部11は、解析部16に、原稿の総ページ数の計数を指示する。解析部16は、制御部11の指示に基づき、原稿読み取り部18にアクセスし、原稿読み取り部18により読み取られた原稿の総ページ数を計数する(ステップS11)。次いで、制御部11は、原稿の最後の読み取り動作(ここでは2回目の読み取り動作)が完了したか否か判断する(ステップS12)。
このステップS12において、最後の読み取り動作が完了していないと判断した場合には(ステップS12でNO)、制御部11は、解析部16に、総ページ数の最新の計数結果を記憶するよう指示し、解析部16は、総ページ数の最新の計数結果を、総ページ数記憶部122の該当する回(例えば1回目)の総ページ数22に記憶する(ステップS14)。その後、ステップS10〜S12の処理を繰り返す。
一方、ステップS12において、最後の読み取り動作が完了したと判断した場合には(ステップS12でYES)、制御部11は、解析部16に、総ページ数の最新の計数結果を記憶するよう指示し、解析部16は、総ページ数の最新の計数結果を、総ページ数記憶部122の最後の回(例えば2回目)の総ページ数22に記憶する(ステップS13)。
次に、制御部11は、総ページ数管理部162に、各回(ここでは1回目と2回目)の総ページ数の比較指示を与える。総ページ数管理部162は、制御部11の指示に基づき、総ページ数記憶部122に記憶された1回目と2回目の総ページ数22(図3、図4参照)を比較し、これらが一致するかどうか判断する(ステップS15)。
総ページ数管理部162による比較(ステップS15)の結果、1回目と2回目の総ページ数22が一致した場合には(ステップS15でYES)、制御部11は、データ解析部161に画像データの処理を指示する(ステップS16)。なお、図示は省略するが、データ解析部161に処理された画像データは、印刷部17により記録媒体に印刷され、あるいは、送受信部14から外部に送信される。一方、総ページ数管理部162による比較(ステップS15)の結果、1回目と2回目の総ページ数22が一致しない場合には(ステップS15でNO)、制御部11は、表示部152にエラー画面31(図5参照)を表示し、使用者にページ抜けの発生を報知し、画像データを消去する(ステップ17)。
使用者は、表示部152のエラー画面31から、重送エラーによるページ抜けがあったことを認識することができる。これにより、複合機10に原稿を改めてセットし、操作パネル15を操作して原稿の読み取りを再開することができる。
このように、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置は、原稿の読み取り動作を複数回行い、読み取り動作毎に原稿の総ページ数を記憶し、各回の総ページ数が一致しない場合には、ページ抜けが発生したと判断するように構成されている。そのため、重送によるページ抜けを容易に検出することができる。さらに、原稿の厚みを測定するためのセンサなどを設置する必要がないため、画像処理装置の小型化に資することができる。
なお、原稿の読み取り動作の回数は、2回に限定されるものではなく、3回以上であってもよいことは言うまでもない。また、操作パネル部15の入力部151において、使用者が原稿の読み取り回数を設定できるようにしてもよい。
また、表示部152のエラー画面31は、図5に示したものに限らず、使用者に異常の発生を報知し、あるいは、原稿の読み込みのやり直しを促す内容であれば良い。また、表示部152の代わりに、またはこれと併用して、音声などの報知手段を用いてもよい。
第2の実施の形態.
次に、本発明の第2の実施の形態の画像処理装置について、図8から図11を使用して説明する。図8は、第2の実施の形態における画像処理装置としての複合機10の構成を示すブロック図である。図8において、第1の実施の形態で説明した構成要素には、それぞれ同一の符号を付す。
第2の実施の形態では、原稿の読み取り動作を行わず、通紙を行って総ページ数を計数することで、より高速で総ページ数を把握できるようにしている。すなわち、上述した第1の実施の形態では、原稿の読み取り動作を複数回行い、その毎に原稿の総ページ数を記憶していたのに対し、第2の実施の形態では、原稿の読み取り動作を行って総ページ数を記憶する通常読み取り(第1の動作モード)に加えて、原稿の読み取り動作を行わずに、通紙動作を行って総ページ数を記憶する簡易読み取り(第2の動作モード)を設けている。
そのため、図8に示した解析部16は、第1の実施の形態で説明したデータ解析部161および総ページ数管理部162を備え、さらに、原稿の読み取り動作を行わずに、通紙動作を行う場合の簡易読み取りプログラム50を有している。
ここでは、図2に示した読み取りセンサ401による原稿の読み取り動作を行わずに、搬送手段(ローラ402)により原稿を搬送して読み取り面403を通過させることを、「通紙動作」と称する。但し、ここでは、通紙動作における原稿の通過センサとして、読み取りセンサ401を用いている。
すなわち、読み取りセンサ401の解像度は、通常の読み取り動作においては、600dpi(高解像度読み取り時)または300dpi(低解像度読み取り時)に設定されている。これに対し、通紙動作においては、読み取りセンサ401の解像度を、例えば72dpiの「極低解像度」に設定し、原稿の通過を検知するようにしている。
また、本実施の形態では、操作パネル部15(指定部)において、簡易読み取りを行うか否か、および、通常読み取りの回数を、使用者が指定できるよう構成されている。図9(A)に、操作パネル部15の設定画面の例を示す。
図9(A)に示した例では、操作パネル部15の表示部152に、簡易読み取りを行うか否かを選択するための選択部と、通常読み取りを行う回数を1回、2回、3回の中から選択する選択部とが表示される。使用者は、操作パネル部15の入力部151(例えばマウス)を用いて、簡易読み取りと通常読み取りのそれぞれについて、選択を行うことができる。なお、図9(A)の例では、使用者は、簡易読み取りを「行う」ことを選択し、通常読み取りの回数として「1回」を選択している。
また、使用者が、通常読み取りの回数として「指定回数」を選択した場合には、図9(B)の数値入力画面(例えばテンキー表示)が表示され、操作パネル部15の入力部151(例えばマウス)を用いて、通常読み取りの回数を自由に指定することができる。
制御部11は、操作パネル部15での使用者の指定に基づき、簡易読み取りを行うか否か、および、通常読み取りを行う回数を決定する。このように使用者の指定を可能にすることで、使用状況に応じた、より柔軟な対応が可能になる。本実施の形態における複合機10の他の構成は、第1の実施の形態で説明したとおりである。
図10は、総ページ数記憶部122に記憶したデータの例を示す。総ページ数記憶部122は、読み取り回数21と総ページ数22とで構成される。ここで、読み取り回数21は、簡易読み取りにおける原稿の通紙動作の回数と、通常読み取りにおける原稿の読み取り動作の回数とを含む。総ページ数22は、読み取った原稿(簡易読み取りの場合には、通紙した原稿)の総ページ数を示す。
総ページ数記憶部122には、簡易読み取りで計数された総ページ数と、通常読み取りで計数された総ページ数を記憶する。例えば、図10に示すように、簡易読み取りでの総ページ数22に「80ページ」が記憶され、通常読み取りでの総ページ数22(1回目)に「78ページ」が記憶されている場合には、総ページ数が一致しないため、総ページ数管理部162は、ページ抜けが発生したと判断する。
なお、通常読み取りを2回以上行う場合には、例えば、簡易読み取りでの総ページ数と、1回目の通常読み取りでの総ページ数と、2回目の通常読み取りでの総ページ数とを比較してもよい。
図11は、第2の実施の形態における複合機10において、ページ抜けを判断して使用者に報知する流れを表すフローチャートである。図11において、図7のフローチャートに示した処理と同一の処理には、同一の符号を付す。
図11において、制御部11は、操作パネル部15での使用者の設定に基づいて決定した動作手順に基づき、簡易読み取りか、通常読み取りかを判断する(ステップS8)。ここでは、簡易読み取りでの原稿の通紙を1回行い、その後、通常読み取りでの原稿の読み取りを1回以上(例えば2回)行うものとする。
簡易読み取りの場合(ステップS8でYES)、制御部11は、原稿読み取り部18に、簡易読み取り動作を指示する。原稿読み取り部18は、制御部11の指示に基づき、図2に示したローラ402を駆動して原稿404の通紙動作を行う。読み取りセンサ401は、上述した極低解像度で原稿の通過を検知するセンサとして動作し、通紙したページ数をカウントする。
次に、制御部11は、解析部16に、通紙した原稿の総ページ数の計数指示を与える。解析部16は、制御部11の指示に基づき、原稿読み取り部18の読み取りセンサ401にアクセスし、通紙した原稿の総ページ数を計数する(ステップS9)。なお、ステップS8およびS9の処理は、図7に示したプログラム50に対応している。
次いで、制御部11は、原稿の最後の読み取り動作(ここでは2回目の読み取り)が完了したか否か判断する(ステップS12)。ステップS8,S9(通紙動作)からステップS12に進んだ場合には、ステップS12の判断結果はNOとする。
このステップS12において、最後の読み取り動作が完了していないと判断した場合には(ステップS12でNO)、制御部11は、解析部16に、総ページ数の最新の計数結果を記憶するよう指示し、解析部16は、総ページ数の最新の計数結果を、総ページ数記憶部122の該当する読み取り回数(例えば1回目)の総ページ数22に記憶する(ステップS14)。ステップS8,S9からステップS12に進んでいた場合には、簡易読み取りの総ページ数22に、最新の計数結果を記憶する。その後、ステップS8〜S12の処理を繰り返す。
一方、ステップS12において、最後の読み取り動作が完了したと判断した場合には(ステップS12でYES)、制御部11は、解析部16に、総ページ数の最新の計数結果の記憶するよう指示し、解析部16は、総ページ数の最新の計数結果を、総ページ数記憶部122の最後の回(例えば2回目)の総ページ数22に記憶する(ステップS13)。
ステップS15(総ページ数管理部162による比較)以降の処理は、第1の実施の形態と同様に行われる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、原稿を通紙して総ページ数を計数する簡易読み取りを行うようにしたため、原稿の通常読み取り回数が1回であっても、ページ抜けを判断することができる。通紙動作は、極低解像度の読み取りセンサ401による原稿の通過検知ができればよいため、原稿の読み取り動作に比較して、高速で行うことができる。従って、原稿の通常読み取りを2回以上行う必要がある第1の実施の形態と比較して、ページ抜けの発生の判断をより高速に行うことができる。
なお、ここでは、使用者が操作パネル部15において簡易読み取りおよび通常読み取りの回数を設定できる例について説明したが、本実施の形態は、そのような構成に限定されるものではなく、簡易読み取りおよび通常読み取りの回数が予め決められている態様も可能である。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態における画像形成装置(複合機)10では、読み取りセンサ401が移動することにより、停止している原稿404を読み取るように構成されていたが、このような構成に限定されるものではなく、読み取りセンサを所定の位置に固定し、一定速度で搬送される原稿を読み取るようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザにより一時スタッカ19aに積載した複数枚の原稿を、搬送機構19bが一枚ずつ分離して搬送し、搬送された原稿をローラ402が所定速度でさらに搬送して、所定位置に固定された読み取りセンサを通過させることで、読取センサが原稿を逐次読み取るように構成することができる。
上述した各実施の形態では、画像形成装置の一例として、複合機について説明した。しかしながら、本発明は、複合機に限定されるものではなく、読み取り部を有する装置であれば、適用可能である。
10 複合機(画像形成装置)、 11 制御部、 12 記憶部、 121 データ記憶部、 122 総ページ数記憶部、 13 給紙部、 14 送受信部、 15 操作パネル部、 16 解析部、 161 データ解析部(画像データ処理部)、 162 総ページ数管理部(総ページ数比較部)、 17 印刷部、 18 読み取り部、 19 一時スタッカ、 50 プログラム、 401 読み取りセンサ、 402 ローラ、 403 読み取り面、 404 原稿。

Claims (6)

  1. 原稿を読み取る原稿読み取り部と、
    前記原稿読み取り部で読み取った画像データを処理する画像データ処理部と、
    前記原稿読み取り部を制御し、原稿の読み取り動作を行わせる制御部と、
    前記原稿読み取り部で読み取った原稿の総ページ数を記憶する総ページ数記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、前記原稿読み取り部に原稿の読み取り動作を複数回行わせ、読み取り動作毎に、読み取った原稿の総ページ数を前記総ページ数記憶部に記憶させ、
    前記総ページ数記憶部に記憶された、複数回の読み取り動作における原稿の総ページ数を比較する総ページ数比較部をさらに備え、
    前記制御部は、前記総ページ数比較部の比較結果に基づいて、使用者に情報を報知することを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿を読み取る原稿読み取り部と、
    前記原稿読み取り部で読み取った画像データを処理する画像データ処理部と、
    前記原稿読み取り部を制御し、原稿の読み取り動作、または当該読み取り動作を伴わない通紙動作を行わせる制御部と、
    前記原稿読み取り部で読み取り、または通紙した原稿の総ページ数を記憶する総ページ数記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、前記原稿読み取り部に原稿の読み取り動作を複数回行わせるか、読み取り動作と通紙動作とをそれぞれ少なくとも1回行わせ、その動作毎に、読み取った、または通紙した原稿の総ページ数を前記総ページ数記憶部に記憶させ、
    前記総ページ数記憶部に記憶された、複数回の読み取り動作、またはそれぞれ少なくとも1回の読み取り動作および通紙動作における原稿の総ページ数を比較する総ページ数比較部をさらに備え、
    前記制御部は、前記総ページ数比較部の比較結果に基づいて、使用者に情報を報知することを特徴とする画像処理装置。
  3. 使用者が、前記原稿読み取り部における原稿の通紙動作を行うか否か、および、原稿の読み取り動作を行う回数を指定することが可能な指定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記選択部における使用者の選択に応じて、前記原稿読み取り部の動作を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 原稿の通紙時には、前記原稿読み取り部の読み取りセンサの解像度を、読み取り動作時よりも低く設定し、当該読み取りセンサを用いて原稿の通過を検知することにより、通紙した原稿の総ページ数を取得することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記使用者に報知する前記情報としては、画像処理装置の状態に関する表示を行うことを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置の状態に関する表示は、エラー表示、警告表示、ステータス表示、オペレーション表示の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
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