JP2012049955A - 電流電圧変換回路および電流検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電流を正確に検出する。
【解決手段】一対の外部入力端子2a,2bのうちの一方に第1電路11を介して一端が接続されると共に他端がグランド電位Gに接続された第1抵抗回路3と、他方の外部入力端子2bに第2電路12を介して一端が接続された第2抵抗回路4と、非反転入力端子が第1抵抗回路3の一端に直接接続され、かつ反転入力端子が第2抵抗回路4の一端に直接接続され、かつ出力端子が第2抵抗回路4の他端に接続された演算増幅器9とを備え、第1抵抗回路3および第2抵抗回路4の各抵抗値が共に値Rに規定され、演算増幅器9は、一対の外部入力端子2a,2b間に流れる電流値Iの入力電流Idを、グランド電位Gを基準として電圧値の絶対値が(2×R×I)となる出力電圧Voに変換して出力端子10a,10bから出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カレントトランスを使用した電流電圧変換回路に関するものである。
この種の電流電圧変換回路として、下記非特許文献1に開示された電流電圧変換回路が知られている。この電流電圧変換回路は、カレントトランス、演算増幅器および電流電圧変換用の帰還抵抗を備え、演算増幅器の反転入力端子と基準電位(グランド電位)との間にカレントトランスが接続されている。また、演算増幅器は、その非反転入力端子が基準電位に接続され、反転入力端子と出力端子との間に帰還抵抗が接続されている。
この電流電圧変換回路では、測定対象体に測定対象電流が流れたときに、測定対象体と磁気的に結合するカレントトランスに測定対象電流に比例した検出電流が流れるため、この検出電流を入力電流として入力して、演算増幅器がこの入力電流を帰還抵抗で電圧(測定対象電流の電流値に比例した電圧値の電圧)に変換して出力電圧として出力する。この場合、入力電流(つまり、検出電流)Idの電流値Iを、帰還抵抗の抵抗値をRとしたときに、出力電圧Voは、式(−R×I)で表される。
下間憲行、「交流電流を絶縁して安全に測れるセンサ」、トランジスタ技術、CQ出版株式会社、2007年7月号、p.176
ところが、この従来の電流電圧変換回路には、以下の解決すべき課題が存在している。すなわち、この電流電圧変換回路では、カレントトランスの一端を基準電位(グランド電位)に直接接続する構成のため、電流電圧変換回路においてコモンモードノイズ成分を除去することができない。これにより、この電流電圧変換回路では、カレントトランスに流れる検出電流にコモンモードノイズ成分が重畳しているときには、入力電流にもこのノイズ成分が重畳する結果、出力電圧Voにもコモンモードノイズ成分に起因した電圧成分が含まれることになる。このため、この電流電圧変換回路には、入力電流にコモンモードノイズ成分が重畳しているときには、この入力電流を正確に検出できないという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を改善すべくなされたものであり、入力電流を正確に検出し得る電流電圧変換回路を提供することを主目的とする。また、この電流電圧変換回路を用いた電流検出装置を提供することを他の主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電流電圧変換回路は、一対の外部入力端子のうちの一方に第1電路を介して一端が接続されると共に他端が基準電位に接続された第1抵抗回路と、前記一対の外部入力端子のうちの他方に第2電路を介して一端が接続された第2抵抗回路と、非反転入力端子が前記第1抵抗回路の一端に直接接続され、かつ反転入力端子が前記第2抵抗回路の一端に直接接続され、かつ出力端子が当該第2抵抗回路の他端に接続された演算増幅器とを備え、前記第1抵抗回路および前記第2抵抗回路の各抵抗値が共に値Rに規定され、前記演算増幅器は、前記一対の外部入力端子間に流れる電流値Iの入力電流を、前記基準電位を基準として電圧値の絶対値が(2×R×I)となる出力電圧に変換して前記出力端子から出力する。
また、請求項2記載の電流電圧変換回路は、一対の外部入力端子のうちの一方に第1電路を介して一端が接続されると共に他端が基準電位に接続された第1抵抗回路と、前記一対の外部入力端子のうちの他方に第2電路を介して一端が接続された第2抵抗回路と、非反転入力端子が前記第1抵抗回路の一端に接続されると共に反転入力端子が前記第2抵抗回路の一端に接続され、かつ出力端子が当該第2抵抗回路の他端に接続された演算増幅器とを備え、前記第1抵抗回路および前記第2抵抗回路の各抵抗値が共に値Rに規定され、前記非反転入力端子と前記第1抵抗回路の前記一端との間、および前記反転入力端子と前記第2抵抗回路の前記一端との間のうちの少なくとも一方に抵抗回路が接続され、前記演算増幅器は、前記一対の外部入力端子間に流れる電流値Iの入力電流を、前記基準電位を基準として電圧値の絶対値が(2×R×I)となる出力電圧に変換して前記出力端子から出力する。
また、請求項3記載の電流電圧変換回路は、前記第1電路内に介装された抵抗回路と、前記第2電路内に介装された抵抗回路とを備えている。
上記目的を達成すべく請求項4記載の電流検出装置は、上記のいずれかの電流電圧変換回路、および当該電流電圧変換回路の前記一対の外部入力端子間に接続されたカレントトランスを備えている。
請求項1記載の電流電圧変換回路および請求項4記載の電流検出装置では、電流電圧変換回路が差動型の電流電圧変換回路として構成されている。したがって、この電流電圧変換回路によれば、一対の外部入力端子に入力される入力電流にコモンモードノイズが含まれている場合であっても、このコモンモードノイズをキャンセルすることができるため、入力電流を正確に電圧に変換して出力電圧として出力することができる。また、この電流検出装置によれば、カレントトランスを介して一対の外部入力端子間に流れる電流値Iの入力電流を、基準電位を基準として電圧値の絶対値が(2×R×I)となる出力電圧に変換し、この出力電圧に基づいてカレントトランスが装着された電線に流れる電流を検出することができる。したがって、この電流検出装置によれば、電流電圧変換回路を構成する演算増幅器の第2抵抗回路(帰還抵抗回路)の抵抗値を同じ抵抗値とする条件下において、従来よりも高い電圧値(2倍の電圧値)の出力電圧に基づいて電線に流れる電流を検出できるため、検出感度を2倍に高めることができる。
請求項2記載の電流電圧変換回路および請求項4記載の電流検出装置によれば、上記した効果を奏すると共に、電流電圧変換回路を構成する演算増幅器の非反転入力端子および反転入力端子のうちの少なくとも一方に抵抗回路が接続されているため、例えば、一対の外部入力端子間にインパルス状の高電圧が印加された場合であっても、抵抗回路が保護回路として機能して、演算増幅器を保護することができる。
請求項3記載の電流電圧変換回路および請求項4記載の電流検出装置によれば、第1電路内に抵抗回路が介装されると共に、第2電路内に抵抗回路が介装されているため、例えば、一対の外部入力端子間にインパルス状の高電圧が印加された場合であっても、各抵抗回路が保護回路として機能して、演算増幅器を一層確実に保護することができる。
電流電圧変換回路1およびこの電流電圧変換回路1を備えた電流検出装置50の回路図である。 電流電圧変換回路1およびこの電流電圧変換回路1を備えた他の電流検出装置50Aの回路図である。
以下、添付図面を参照して、電流電圧変換回路1および電流検出装置50の実施の形態について説明する。
最初に、電流電圧変換回路1の構成について、図1を参照して説明する。
電流電圧変換回路1は、図1に示すように、一対の外部入力端子2a,2b、第1抵抗回路3、第2抵抗回路4、第3抵抗回路5、第4抵抗回路6、第5抵抗回路7、第6抵抗回路8、演算増幅器9および一対の外部出力端子10a,10bを備えている。
第1抵抗回路3は、一対の外部入力端子2a,2bのうちの一方の外部入力端子2aに第1電路11を介して一端が接続されると共に、他端が基準電位(本例ではグランド電位)Gに接続されている。第2抵抗回路4は、第1抵抗回路3と同じ抵抗値Rに規定されて(第1抵抗回路3および第2抵抗回路4共に抵抗値Rに規定されて)、一対の外部入力端子2a,2bのうちの他方の外部入力端子2bに第2電路12を介して一端が接続されている。
第3抵抗回路(第1保護回路)5は、第1抵抗回路3の一端と演算増幅器9の非反転入力端子との間に接続されている。第4抵抗回路6(第2保護回路)は、一例として第3抵抗回路5と同じ抵抗値に規定されて、第2抵抗回路4の一端と演算増幅器9の反転入力端子との間に接続されている。第3抵抗回路5および第4抵抗回路6は、保護用抵抗回路であって、一対の外部入力端子2a,2b間にインパルス状の高電圧が印加されたときに、演算増幅器9の非反転入力端子および反転入力端子に接続されている演算増幅器9の内部回路をこの高電圧から保護するために配設されている。なお、第3抵抗回路5および第4抵抗回路6の各抵抗値を異なる値に規定することもできる。また、第3抵抗回路5を省略して、第1抵抗回路3の一端と演算増幅器9の非反転入力端子とを直接接続する構成、および第4抵抗回路6を省略して、第2抵抗回路4の一端と演算増幅器9の反転入力端子とを直接接続する構成のいずれかを採用することもできる。
第5抵抗回路(第3保護回路)7は、第1電路11内に介装されている。つまり、第5抵抗回路7は、外部入力端子2aと第1抵抗回路3の一端との間に接続されている。第6抵抗回路(第4保護回路)8は、第5抵抗回路7と同じ抵抗値に規定されて、第2電路12内に介装されている。つまり、第6抵抗回路8は、外部入力端子2bと第2抵抗回路4の一端との間に接続されている。この第5抵抗回路7および第6抵抗回路8は、保護用抵抗回路であって、一対の外部入力端子2a,2b間に上記の高電圧が印加されたときに、演算増幅器9の非反転入力端子および反転入力端子に接続されている演算増幅器9の内部回路をこの高電圧から保護するために配設されている。このように、第5抵抗回路7および第6抵抗回路8は、上記した第3抵抗回路5および第4抵抗回路6と同様の目的(演算増幅器9を高電圧から保護する目的)で配設されるものであるため、第3抵抗回路5および第4抵抗回路6の組、並びに第5抵抗回路7および第6抵抗回路8の組のうちの少なくとも1つの組を配設すればよい。
また、上記の各第1抵抗回路3〜第6抵抗回路8は、いずれも、1つの抵抗で構成することもできるし、複数の抵抗で構成することもできる。
演算増幅器9は、上記したように、非反転入力端子が第3抵抗回路5を介して第1抵抗回路3の一端に接続され、かつ反転入力端子が第4抵抗回路6を介して第2抵抗回路4の一端に接続されている。また、演算増幅器9は、出力端子が第2抵抗回路4の他端に接続されると共に、一対の外部出力端子10a,10bのうちの一方の外部出力端子10bに接続されている。また、他方の外部出力端子10aは、基準電位Gに接続されている。また、演算増幅器9は、発明の理解を容易にするため、正負の両電源(例えば、±15ボルトの電源)で作動する理想の演算増幅器(理想オペアンプ)として機能するものとする。
以上の構成により、電流電圧変換回路1は、差動型の電流電圧変換回路として構成されている。この電流電圧変換回路1では、図1において一点鎖線で示すように、一対の外部入力端子2a,2b間に入力電流Id(電流値I)が外部入力端子2aから外部入力端子2bの向きで流れたときには、第1抵抗回路3の抵抗値がRであることから、第1抵抗回路3の一端(つまり、第1抵抗回路3の一端と第1電路11との接続点)Aには、電圧(−R×I)が発生する。
この場合、上記したように演算増幅器9は理想的な演算増幅器であって、各入力端子の入力インピーダンスは無限大である。このため、非反転入力端子に接続されている第3抵抗回路5には電流が流れないことから、演算増幅器9の非反転入力端子の電圧は、接続点Aに発生する電圧(−R×I)と一致する。また、演算増幅器9の両入力端子がバーチャルショート状態にあるため、演算増幅器9の反転入力端子の電圧は非反転入力端子の電圧と一致する。さらに、反転入力端子に接続されている第4抵抗回路6にも電流が流れないことから、演算増幅器9の反転入力端子の電圧と第2抵抗回路4の一端(つまり、第2抵抗回路4の一端と第2電路12との接続点)Bに発生する電圧とが一致する。以上のことから、接続点Bの電圧は、接続点Aに発生する電圧(−R×I)と一致した状態となる。
したがって、演算増幅器9は、接続点Bの電圧(−R×I)を基準として、抵抗値がRの第2抵抗回路4に入力電流Idが流れることによる電圧降下分(R×I)だけ低い電圧(−2×R×I)を出力電圧Voとして、出力端子から外部出力端子10bに出力する。一方、一対の外部入力端子2a,2b間に上記の向きとは逆の向きで入力電流Id(電流値I)が流れたときには、接続点Aに発生する電圧は(R×I)となり、これに伴い、接続点Bに発生する電圧もまた(R×I)となる。したがって、演算増幅器9は、接続点Bの電圧(R×I)を基準として、第4抵抗回路7での電圧降下分(R×I)だけ高い電圧(2×R×I)を出力電圧Voとして、出力端子から外部出力端子10bに出力する。つまり、電流電圧変換回路1は、一対の外部入力端子2a,2b間に流れる入力電流Id(電流値I)を、従来の構成の電流電圧変換回路と比較して、絶対値が2倍の電圧に変換して出力する。
次いで、電流検出装置50の構成について、図1を参照して説明する。
電流検出装置50は、電流電圧変換回路1、およびこの電流電圧変換回路1の一対の外部入力端子2a,2bに接続されたカレントトランス21を備えて構成されている。カレントトランス21の一対の出力端子22a,22bのうちの出力端子22aは、電流電圧変換回路1の外部入力端子2aに接続され、他の出力端子22bは、電流電圧変換回路1の他の外部入力端子2bに接続されている。この構成により、一例として電線31に流れる交流電流I1を検出するためにカレントトランス21が電線31に装着されたときには、カレントトランス21は、電流源として機能して、交流電流I1の電流値に比例した電流値の検出電流I2を一対の出力端子22a,22bから出力する。したがって、電流電圧変換回路1の一対の外部入力端子2a,2bには、このカレントトランス21を介して、検出電流I2が上記の入力電流Idとして流れる。
次に、電流電圧変換回路1および電流検出装置50の動作について、図1を参照して説明する。なお、カレントトランス21の巻線数はnターン(nは正の数)であり、電線31は、このカレントトランス21に同図に示すように貫通されて、1ターンのコイルとして機能するものとする。
電流検出装置50では、カレントトランス21が、電線31に流れている交流電流I1を検出すると共に、検出電流I2を一対の出力端子22a,22bから出力する。この場合、検出電流I2の電流値は、交流電流I1の電流値をI1aとしたときに、(I1a/n)で表される。このため、一対の出力端子22a,22bと接続された電流電圧変換回路1の一対の外部入力端子2a,2bには、電流値が(I1a/n)の検出電流I2が、入力電流Idとして入力される。
電流電圧変換回路1は、上記したように動作して、電流値I(=I1a/n)の入力電流Idを電圧に変換することにより、従来の電流電圧変換回路と比較して電圧値が2倍の出力電圧Vo(絶対値:2×R×I=2×R×I1a/n)として出力する。この場合、電流電圧変換回路1は上記したように差動型の電流電圧変換回路として構成されているため、検出電流I2(つまり、入力電流Id)にコモンモードノイズが含まれている場合であっても、このコモンモードノイズは電流電圧変換回路1においてキャンセルされる。
このように、この電流電圧変換回路1および電流検出装置50では、電流電圧変換回路1が差動型の電流電圧変換回路として構成されている。したがって、この電流電圧変換回路1によれば、一対の外部入力端子2a,2bに入力される入力電流Idにコモンモードノイズが含まれている場合であっても、このコモンモードノイズをキャンセルすることができるため、入力電流Idを正確に電圧に変換して出力電圧Voとして出力することができる。また、電流検出装置50によれば、カレントトランス21を介して一対の外部入力端子間に流れる電流値Iの入力電流Idを、基準電位を基準として電圧値の絶対値が(2×R×I)となる出力電圧Voに変換し、この出力電圧Voに基づいてカレントトランス21が装着された電線31に流れる交流電流I1の電流値I1aを検出することができる。したがって、この電流検出装置50によれば、電流電圧変換回路1を構成する演算増幅器9の第2抵抗回路4(帰還抵抗回路)の抵抗値を同じ抵抗値Rとする条件下において、従来よりも高い電圧値(2倍の電圧値)の出力電圧Voに基づいて電線31に流れる電流I1の電流値I1aを検出できるため、検出感度を2倍に高めることができる。
また、この電流電圧変換回路1および電流検出装置50によれば、電流電圧変換回路1を構成する演算増幅器9の非反転入力端子に第3抵抗回路5が接続されると共に、反転入力端子に第4抵抗回路6が接続されているため、例えば、一対の外部入力端子2a,2b間にインパルス状の高電圧が印加された場合であっても、第3抵抗回路5および第4抵抗回路6が保護回路として機能して、演算増幅器9(具体的には、演算増幅器9の非反転入力端子および反転入力端子に接続されている入力段の回路)を保護することができる。また、演算増幅器9の非反転入力端子および反転入力端子のうちの高電圧の印加に対する保護が必要ないずれか一方(一方の端子)にのみ抵抗回路を接続したときには、演算増幅器9におけるこの一方の端子に接続されている入力段の回路を保護することができる。
また、この電流電圧変換回路1および電流検出装置50によれば、第1電路11内に第5抵抗回路7が介装されると共に、第2電路12内に第6抵抗回路8が介装されているため、例えば、一対の外部入力端子2a,2b間にインパルス状の高電圧が印加された場合であっても、第5抵抗回路7および第6抵抗回路8が第3抵抗回路5および第4抵抗回路6と共に保護回路として機能して、演算増幅器9を一層確実に保護することができる。また、第3抵抗回路5および第4抵抗回路6に代えて、第5抵抗回路7および第6抵抗回路8が配設される構成においては、第5抵抗回路7および第6抵抗回路8が第3抵抗回路5および第4抵抗回路6に代わって保護回路として機能して、演算増幅器9を保護することができる。
なお、上記の電流電圧変換回路1では、演算増幅器9を高電圧から保護するため、演算増幅器9の非反転入力端子および反転入力端子に、第3抵抗回路5および第4抵抗回路6の組、並びに第5抵抗回路7および第6抵抗回路8の組のうちの少なくとも1つの組を接続する構成を採用しているが、一対の外部入力端子2a,2bにインパルス状の高電圧が印加される虞の極めて少ないときには、第3抵抗回路5および第4抵抗回路6の組、並びに第5抵抗回路7および第6抵抗回路8の組を省略することもできる。つまり、外部入力端子2aを第1電路11を介して第1抵抗回路3の一端および演算増幅器9の非反転入力端子に直接接続すると共に、外部入力端子2bを第2電路12を介して第2抵抗回路4の一端および演算増幅器9の反転入力端子に直接接続する構成を採用することもできる。
また、電流電圧変換回路1の応用例として、電流源としてのカレントトランス21を電流電圧変換回路1の外部入力端子2a,2bに接続して構成された電流検出装置50について上記したが、電流電圧変換回路1に接続し得る電流源はカレントトランス21に限定されるものではなく、種々の電流源を接続することができる。例えば、図2に示すように、フォトカプラ41を構成するフォトトランジスタ42を電流源として電流電圧変換回路1に接続して、電流電圧変換回路1が、このフォトトランジスタ42に流れる電流I3を入力電流Idとして入力することにより、電流I3の電流値を検出する電流検出装置50Aとして構成することもできる。
1 電流電圧変換回路
2a,2b 外部入力端子
3 第1抵抗回路
4 第2抵抗回路
5 第3抵抗回路
6 第4抵抗回路
7 第5抵抗回路
8 第6抵抗回路
9 演算増幅器
11 第1電路
12 第2電路
21 カレントトランス
50 電流検出装置
G 基準電位
Id 入力電流
Vo 出力電圧

Claims (4)

  1. 一対の外部入力端子のうちの一方に第1電路を介して一端が接続されると共に他端が基準電位に接続された第1抵抗回路と、
    前記一対の外部入力端子のうちの他方に第2電路を介して一端が接続された第2抵抗回路と、
    非反転入力端子が前記第1抵抗回路の一端に直接接続され、かつ反転入力端子が前記第2抵抗回路の一端に直接接続され、かつ出力端子が当該第2抵抗回路の他端に接続された演算増幅器とを備え、
    前記第1抵抗回路および前記第2抵抗回路の各抵抗値が共に値Rに規定され、
    前記演算増幅器は、前記一対の外部入力端子間に流れる電流値Iの入力電流を、前記基準電位を基準として電圧値の絶対値が(2×R×I)となる出力電圧に変換して前記出力端子から出力する電流電圧変換回路。
  2. 一対の外部入力端子のうちの一方に第1電路を介して一端が接続されると共に他端が基準電位に接続された第1抵抗回路と、
    前記一対の外部入力端子のうちの他方に第2電路を介して一端が接続された第2抵抗回路と、
    非反転入力端子が前記第1抵抗回路の一端に接続されると共に反転入力端子が前記第2抵抗回路の一端に接続され、かつ出力端子が当該第2抵抗回路の他端に接続された演算増幅器とを備え、
    前記第1抵抗回路および前記第2抵抗回路の各抵抗値が共に値Rに規定され、
    前記非反転入力端子と前記第1抵抗回路の前記一端との間、および前記反転入力端子と前記第2抵抗回路の前記一端との間のうちの少なくとも一方に抵抗回路が接続され、
    前記演算増幅器は、前記一対の外部入力端子間に流れる電流値Iの入力電流を、前記基準電位を基準として電圧値の絶対値が(2×R×I)となる出力電圧に変換して前記出力端子から出力する電流電圧変換回路。
  3. 前記第1電路内に介装された抵抗回路と、
    前記第2電路内に介装された抵抗回路とを備えている請求項1または2記載の電流電圧変換回路。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の電流電圧変換回路、および当該電流電圧変換回路の前記一対の外部入力端子間に接続されたカレントトランスを備えている電流検出装置。
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