JP2012049898A - 撮影機器 - Google Patents

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崇人 青木
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Abstract

【課題】電源投入直後に撮影を可能にすると共に撮像画像を確実に記録する。
【解決手段】 撮影機器は、撮像部と、不揮発性の内蔵メモリと、起動時に読込んだプログラムに基づいて起動処理を行って、上記撮像部による撮像及び撮像した画像の処理を可能にすると共に、第1の記録媒体に対するマウント処理を開始し、上記マウント処理の完了前に上記撮像部による撮影が指示された場合には、上記撮像部からの撮像画像を必要に応じて、コントラスト、色などの調整の他、圧縮などの処理をした後上記内蔵メモリに記録する制御部とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、起動を高速にした撮影機器に関する。
近年、デジタルカメラなどの撮影機能付き携帯機器(撮影機器)が普及している。この種の撮影機器においては、撮像画像を圧縮して半導体メモリ等の外付け記録媒体に記憶させるものが多い。撮影機器に内蔵されたCPUは、プログラムを読み込んで起動時の各種処理(以下、起動処理という)を実行する。この起動処理に際して、CPUは、外付け記録媒体に対するマウント処理を実行し、外付け記録媒体についての管理情報を生成する。この管理情報は撮影機器に内蔵されているDRAMに転送されて記録される。
しかしながら、マウント処理には比較的長時間を要し、撮影機器は、電源投入から撮影可能となるまでに長時間を要する。
そこで、特許文献1においては、CPUが、起動時には撮影に必要な最低限のプログラムのみを実行すると共に、CPUがプログラムの実行及び画像処理に用いるバッファメモリ(DRAM)に、撮像データを記録し、通常時と同じ起動処理が完了すると、バッファメモリに記録された画像データに対する圧縮等の信号処理を順次行って、外付け記録媒体に転送記録する技術が開示されている。これにより、特許文献1の装置は、起動後の比較的短時間に撮影を行うことを可能にしている。
特開2009−296656号公報
しかしながら、特許文献1の装置においては、被圧縮のデータがバッファメモリに格納されるようになっており、この画像データによってバッファメモリの多くの領域が占有されてしまう。また、撮影直後に電源をオフにした場合等においては、バッファメモリに記憶された画像データが外付け記録媒体に転送記録されることなく消去されてしまうという問題があった。
本発明は、電源投入直後に撮影を可能にすると共に撮像画像を確実に記録することができる撮影機器を提供することを目的とする。
本発明に係る撮影機器は、撮像部と、不揮発性の内蔵メモリと、起動時に読込んだプログラムに基づいて起動処理を行って、上記撮像部による撮像及び撮像した画像の処理を可能にすると共に、第1の記録媒体に対するマウント処理を開始し、上記マウント処理の完了前に上記撮像部による撮影が指示された場合には、上記撮像部からの撮像画像を必要に応じて、コントラスト、色などの調整の他、圧縮などの処理をした後上記内蔵メモリに記録する制御部とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、電源投入直後に撮影を可能にすると共に撮像画像を確実に記録することができるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態に係る撮影機器の回路構成を示すブロック図。 本実施の形態における動作を説明するためのタイミングチャート。 本実施の形態における動作を説明するためのタイミングチャート。 本実施の形態における動作を説明するためのタイミングチャート。 本実施の形態における動作を説明するためのタイミングチャート。 本実施の形態における動作を説明するためのタイミングチャート。 本発明の第2の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャート。 本発明の第3の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る撮影機器の回路構成を示すブロック図である。
撮影機器10は、制御部11によって全体が制御されるようになっている。撮影機器10は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子によって構成された撮像部12を有している。図示しない撮影レンズからの被写体の光学像は、撮像部12を構成する撮像素子の撮像面に結像するようになっている。撮像部12は、制御部11によって駆動制御される。制御部11は、撮像部12に撮像素子の駆動信号を出力すると共に、撮像素子が光学像を光電変換して得た画像信号を取り込む。
制御部11は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成されており、内蔵メモリ14に格納されたプログラムを読み出して実行することで、カメラ機能を実現する。制御部11はカメラ機能を実現するために、DRAM13を用いて処理を行う。
例えば、制御部11は、撮像素子の光電変換によって得られた画像信号に対して、DRAM13を利用しながら、所定の信号処理、例えば、色信号生成処理、マトリックス変換処理、その他各種のデジタル処理を行う。更に、制御部11は、画像信号及び音声信号等の記録に際して、DRAM13に記憶されている撮像データに対して符号化処理を施して圧縮した画像データ及び音声データ等を得るようになっている。
また、撮影機器10には、操作部17も配設されている。操作部17は、撮影機器1に設けられた図示しないレリーズボタンや撮影モード設定等の各種スイッチに対するユーザ操作に基づく操作信号を発生して、制御部11に出力するようになっている。制御部11は、操作信号に基づいて、各部を制御する。
撮影機器10には電池19が内蔵されており、電源部18は電池19からの電力供給によって、撮影機器10の各部において使用する電力を発生して各部に供給するようになっている。なお、電池19は、例えば充電等のために撮影機器10から取り外すことができるようになっている。
撮影機器10には、外付け記録媒体を装着するためのインターフェースが設けられている。例えば、図1の例では、撮影機器10にはSDカード用のカードインターフェースが設けられており、外付け記録媒体であるSDカードが装着されるようになっている。制御部11は、DRAM13に記録されている画像データ及び音声データを外付け記録媒体であるSDカード15に転送して記録させることができるようになっている。、
撮影機器10には表示部16も設けられている。表示部16は、制御部11から画像信号が与えられて、画像信号に基づく表示を行う。例えば、表示部16には、撮像部12によって撮像されて信号処理された画像信号が与えられる。これにより、表示部16の表示画面上において、撮影時の画像を表示することができる。また、表示部16には、SDカード15からの再生画像に基づく画像信号が制御部11によって与えられる。この場合には、表示部16は、SDカード15に記録されている再生画像を表示することができる。
おな、表示部16は、制御部11に制御されて、撮影機器1の操作を行うためのメニュー表示やメッセージ表示等を表示することもできるようになっている。
本実施の形態においては、撮影機器10には内蔵メモリ14が設けられている。内蔵メモリ14は、起動時撮影記録領域を有している。この起動時撮影記録領域は、起動時直後における撮像画像を記録する専用領域であり、制御部11はDRAM13を用いて必要に応じて圧縮などの処理を施した画像データを内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域に与えて記録させることができるようになっている。
本実施の形態においては、起動時撮影記録領域を有する内蔵メモリ14として、制御部11のカメラ機能を達成するためのプログラムを格納するプログラムメモリと兼用した例を示したが、プログラムを格納したメモリと異なるメモリを内蔵メモリとしてもよい。本実施の形態においては、内蔵メモリ14は、不揮発性である。
SDカード15に画像を記録する前には、SDカード15の記録状態等を検出して管理情報を生成するマウント処理が必要である。なお、外付け記録媒体だけでなく、内蔵メモリに画像を記録可能に構成された撮影機器もあるが、このような内蔵メモリについても、メモリの状態を検出して管理情報を生成するマウント処理が必要である。
これに対し、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域は、1枚の画像を記録するための専用領域であり、制御部11において起動時撮影記録領域にアクセスするプログラムを実行することで起動時撮影記録領域への記録及び再生が可能である。即ち、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域への書き込みに際してマウント処理は不要である。
制御部11は、電源投入によってプログラムを読み出して起動処理を実行する。この場合において、本実施の形態においては、制御部11はSDカード15のマウント処理の優先度を低くし、撮影処理に必要な他の起動処理をマウント処理に先立って実行するようになっている。そして、制御部11は、起動処理によって撮影可能となった以降の空き時間を利用して、SDカード15のマウント処理を実行するようになっている。
本実施の形態においては、起動処理によって撮影可能な状態となった以降マウント処理の完了前に撮影操作が行われた場合には、制御部11は、撮像部12を制御して撮像を行わせると共に、撮像画像をDRAM13を用いて信号処理した後、圧縮された撮像画像を、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域に与えて記録するようになっている。なお、撮像画像を圧縮することなく内蔵メモリ14に与えて記録するようにしてもよい。
また、制御部11は、SDカード15のマウント処理が完了すると、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域に画像データが保存されている場合には、起動時撮影記録領域の画像データを読み出してSDカード15に転送して記録するようになっている。
次に、このように構成された実施の形態の作用について図2乃至図6を参照して説明する。図2乃至図6は本実施の形態における動作を説明するためのタイミングチャートであり、丸英数字は図2乃至図6のフローチャート同士の連結を示し、対応する英数字に連結されることを示している。また、図2乃至図6の2重縦線の枠は、表示に関する処理を示している。
電源が投入されると、制御部11は、ステップS2において、先ず起動時処理を実行する。この場合には、制御部11は、マウント処理については最も低い優先度で処理を行う。即ち、本実施の形態における起動時処理においては、空き時間までマウント処理が実行されない。
従来SDカード15のマウント処理が完了しなければ、撮影が行われない。これに対し、本実施の形態においては、マウント処理が完了していなくても、起動時処理の所定の段階において撮影が可能である。
制御部11はステップS3において未保存画像の有無をチェックする。内蔵メモリ14に画像データが残っている場合には処理を分岐Aに移行し、残っていない場合には処理をステップS4に移行する。ユーザによる撮影指示が発生していない場合には、ステップS4から処理を通常起動へ移行し、マウント処理を含む起動時処理を完了させる。
制御部11は、ステップS4において、撮影指示が発生していると判定した場合には、表示部16に画像を記録中であることを示す表示、例えば「画像記録中」という表示を表示させる(ステップS5)。そして、制御部11は、撮像部12を制御して撮像部12からの撮像信号を取り込み、DRAM13を用いて所定の信号処理及び符号化処理を行う。
本実施の形態においては、制御部11は、ステップS6において、SDカード15のマウント処理が完了しているか否かを判定する。この時点までにSDカードのマウント処理が完了している場合には、制御部11はステップS7において撮像画像を記録するのに必要な残容量がSDカード15に残っているか否かを判定する。必要な残容量が残っている場合には、制御部11はDRAM13に保持されている圧縮された画像データを読み出してSDカード15に与えて記録する(ステップS8)。
なお、制御部11は、SDカード15に対して書き込みや画像データの消去を行った場合には、この書き込みや消去等に対応させてDRAM13に記憶した管理情報も更新する。
しかし、起動から極めて短い時間後に撮影指示が行われた場合には、ステップS6の判定の段階でSDカード15のマウント処理が完了していないことが考えられる。この場合には、制御部11は、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域にDRAM13に保存されている圧縮された画像データを与えて記録する(ステップS9)。なお、圧縮していない画像データを記録するようにしてもよい。SDカード15への記録が終了すると、通常の起動処理に移行する。
上述したように、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域は、撮影された画像を記録するための専用領域であり、マウント処理を必要とすることなく、画像の記録が可能である。従って、起動直後のSDカード15のマウント処理が完了する前の起動後の短時間に撮影操作が行われた場合でも、起動時撮影記録領域を利用することで撮影画像の記録が可能である。
なお、ステップS7においてSDカード15に十分な残容量がないと判定された場合においても、ステップS9で起動時撮影記録領域に撮影画像を記録する。
ステップS9の処理によって、撮像画像は内蔵メモリ14に記録される。制御部11は、内蔵メモリ14に画像データが記録された理由を判定する。即ち、制御部11は先ずステップS10においてSDカード15が装着されているか否かを判定する。
装着されていない場合には、制御部11は処理を分岐Bに移行する。図3は分岐Bの処理を示している。制御部11は、図3のステップS43において、表示部16に「カードが入っていません」というメッセージを表示させる。通常、ユーザはこのようなメッセージに対して電源オフ操作を行うか又はSDカードの装着作業を行う。制御部11は、これらの操作をステップS44,S46において監視する。ステップS46において、制御部11はSDカード15の装着を検出すると、ステップS47において、SDカード15のマウント処理を開始する。また、制御部11は、ステップS44において電源オフ操作(パワーオフ?)を検出すると、ステップS45の電源オフ処理(パワーオフ)を実行する。
ステップS10においてSDカード15が装着されていると判定された場合には、制御部11は次のステップS11においてSDカード15のマウント処理が完了したか否かを判定する。
マウント処理が完了していない場合には、制御部11は処理を分岐Cに移行する。図4は分岐Cの処理を示している。制御部11は、図4のステップS25において、SDカード15が正常か否かを判定する。正常と判定した場合には、制御部11は処理を図2のステップS10に戻す。制御部11は、装着されているSDカード15が異常であると判定した場合には、次のステップS26において、表示部16に「このカードは使えません」というメッセージを表示させる。更に、制御部11は、装着されているSDカード15の交換又はフォーマットを促す「カードを交換」、「カードフォーマット」というメッセージを表示部16に表示させる。
ユーザは表示部16のメッセージに対して操作部17を操作してカード交換とフォーマットのいずれかの操作を指示する。制御部11は、ステップS28においてユーザ操作の選択結果を判定する。ユーザがカード交換を選択した場合には、制御部11は、ステップS29において表示部16に「カードを交換してください」というメッセージを表示させ、ステップS30においてSDカードが交換されたか否かを検出する。SDカードが交換されたことを検出すると、制御部11はステップS33においてSDカードのマウント処理を開始した後、処理を図2のステップS10に戻す。
一方、ユーザがフォーマットを選択した場合には、制御部11は、ステップS31において表示部16に「フォーマット中」というメッセージを表示させると共に、装着されているSDカード15のフォーマットを開始する。次いで、制御部11は、ステップS32においてフォーマットが完了したか否かを検出する。フォーマットが完了したことを検出すると、制御部11はステップS33においてSDカードのマウント処理を開始した後、処理を図2のステップS10に戻す。
ステップS11においてSDカードのマウントが完了していると判定された場合には、制御部11は次のステップS12においてSDカード15に画像の記録に必要な残容量が残っているか否かを判定する。
SDカード15に必要な残容量が残っていないと判定した場合には、制御部11は処理を分岐Dに移行する。図5は分岐Dの処理を示している。制御部11は、図5のステップS15において、表示部16に「カード残量Full」というメッセージを表示させる。更に、制御部11は、ユーザによる選択操作を促す「カードを交換」、「カード容量を空ける」、「画像保存しない」というメッセージを表示部16に表示させる。
表示部16のメッセージに対して、ユーザが操作部17を操作して画像保存しないという操作を指示するものとする。制御部11は、ステップS20においてユーザ操作の選択結果を判定する。ユーザが画像を保存しないことを選択した場合には、制御部11は、ステップS17において表示部16に撮像画像を表示させる。即ち、制御部11は、内蔵メモリ14に保持されている画像を読み出して伸張処理等の所定の信号処理を施した後、表示部16に与えて表示させる。
更に、制御部11は、表示部16に表示された撮像画像上に「保存する」、「保存しない」という選択画面をスーパーインポーズする。ユーザが操作部17を操作して画像保存しないという操作を指示した場合には、制御部11は処理を図2の通常起動処理に移行する。ユーザが画像を保存するという操作を指示した場合には、制御部11は、ステップS15に処理を戻して、「カード残量Full」のメッセージを再度表示させる。
ステップS16のメッセージに対して、ユーザがカード交換を指示した場合には、制御部11は、ステップS21において表示部16に「カードを交換してください」というメッセージを表示させ、ステップS22においてSDカードが交換されたか否かを検出する。SDカードが交換されたことを検出すると、制御部11はステップS34においてSDカードのマウント処理を開始した後、処理を図2のステップS10に戻す。
また、ユーザがカード容量を空けることを選択した場合には、制御部11は、ステップS23において表示部16に消去画像選択画面を表示させる。即ち、制御部11は、DRAM13に格納されているSDカード15の管理情報を読み出して、SDカード15に記録されている画像を選択して消去するための消去画像選択画面を表示させる。この画面表示に対してユーザが消去画像の選択操作を行うと、制御部11は選択された画像をSDカード15から消去する。制御部11は、画像の消去が完了したことを判定すると、処理を図2のステップS10に戻す。
制御部11は、ステップS12において、SDカード15に画像を記録するのに必要な残容量が残っていると判定すると、次のステップS13において、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域に保存されている画像を読み出して、SDカード15に与えて記録する。次に、制御部11は、起動時撮影記録領域に保存されている画像データを消去する(ステップS14)。
ところで、SDカードが装着されずに撮影が行われた場合、装着されているSDカードに異常がある場合、装着されているSDカードの残容量が十分でない場合等においては、電源投入直後に撮影して内蔵メモリ14に保持された画像がSDカード15にコピーされる前に電源がオフにされることがある。
本実施の形態においては、内蔵メモリ14は不揮発性であり、電源がオフされた場合でも、記憶した画像データは保持される。起動時において、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域に記録された画像データが残っていることを検出した場合には、制御部11はステップS3から処理を分岐Aに移行する。図6は分岐Aの処理を示している。制御部11は、図6のステップS51において、表示部16に「未保存画像があります」というメッセージを表示させる。更に、制御部11は、未保存画像を表示部16に表示する(ステップS52)。即ち、制御部11は、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域に保存されている画像データを読み出して伸張処理等の所定の信号処理を施した後、表示部16に与えて表示させる。
更に、制御部11は、表示部16に表示された撮像画像上に「保存する」、「保存しない」という選択画面をスーパーインポーズする(ステップS53)。ユーザが操作部17を操作して画像保存しないという操作を指示した場合には、制御部11はステップS55において起動時撮影記録領域の画像データを消去した後、処理を図2の通常起動処理に移行する。ユーザが画像を保存するという操作を指示した場合には、制御部11は、図2のステップS10に処理を戻す。
このように本実施の形態においては、起動時においては、外付け記録媒体のマウント処理が完了しているか否かに拘わらず、撮影した画像を内蔵メモリの起動時撮影記録領域に記録することができる。例えば、外付け記録媒体であるSDカードが装着されていない場合、装着されているSDカードに異常がある場合、装着されているSDカードの残容量が十分でない場合等であっても、電源投入直後に撮影及び記録が可能である。しかも、SDカードのこのような状態を検出するマウント処理が不要であり、装着されているSDカードの状態に拘わらず、起動時撮影記録領域への記録が可能である。これにより、起動直後の極めて短い時間で、撮影及び記録が可能となる。内蔵メモリは不揮発性であり、起動時撮影記録領域に記録された画像は、ユーザの明示的な指示がなければ消去されることはなく、撮影した画像を、外付け記録媒体に確実に転送して記録保存することができる。また、内蔵メモリに圧縮した画像データを記録する場合には、内蔵メモリの起動時撮影記録領域の容量は比較的小さくて済む。
(第2の実施の形態)
図7は本発明の第2の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャートである。本実施の形態のハードウェア構成は図1の第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態は電池挿入時における制御部11の動作に関する。内蔵メモリ14は不揮発性であり、撮影機器10から電池19が抜き出された場合でも、起動時撮影記録領域に記録された画像は消去されない。本実施の形態は電池挿入時において起動時撮影記録領域に残っている画像を外付け記録媒体に転送して記録するものである。
電池の充電等のために撮影機器10から抜き出された電池19が撮影機器10に挿入されるものとする。そうすると、制御部11は電源部18からの電力供給によって動作を開始し、起動時処理S61を実行する。ステップS61における起動時処理は、内蔵メモリ14に残っている撮像画像をSDカード15に転送して記録するために必要な処理を行うものであり、SDカード15のマウント処理も開始する。
制御部11は、ステップS62において、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域に画像データが残っているか否かを検出する。起動時撮影記録領域に画像データが残っていない場合には、制御部11はパワーオフ処理を行う。起動時撮影記録領域に画像データが残っている場合には、制御部11はステップS62から処理をステップS63に移行し、表示部16に「未保存画像があります」というメッセージを表示させる。更に、制御部11は、未保存画像を表示部16に表示する(ステップS64)。即ち、制御部11は、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域に保存されている画像データを読み出して伸張処理等の所定の信号処理を施した後、表示部16に与えて表示させる。
更に、制御部11は、表示部16に表示された撮像画像上に「保存する」、「保存しない」という選択画面をスーパーインポーズする(ステップS65)。ユーザが操作部17を操作して画像保存しないという操作を指示した場合には、制御部11はステップS67において起動時撮影記録領域の画像データを消去した後、パワーオフする。ユーザが画像を保存するという操作を指示した場合には、制御部11は、図2のステップS10移行の処理を実行する。即ち、図2のステップS10〜S14及び図3乃至図5の処理が行われる。なお、この場合には、図2とは異なり、処理終了後に通常起動するのではなくパワーオフする。
このように本実施の形態においては、撮影機器10から電池19を取り出した場合でも、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域には撮像した画像データが残っており、電池を挿入することによって、自動的に起動時撮影記録領域に残っている画像データをSDカード等の外付け記録媒体に転送して記録することができる。
(第3の実施の形態)
図8は本発明の第3の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャートである。本実施の形態のハードウェア構成は図1の第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態は動画記録に適用した例である。電源が投入されると、制御部11は、図8のステップS71において起動時処理を実行する。この起動時処理は図2のステップS2の起動時処理と同様の処理であり、動画撮影を可能にするためのものである。
制御部11は、ステップS72において、動画記録開始指示が発生していると判定した場合には、表示部16に画像を記録中であることを示す表示、例えば「画像記録中」という表示を表示させる(ステップS73)。そして、制御部11は、撮像部12を制御して撮像部12からの撮像信号を取り込み、DRAM13を用いて所定の信号処理及び符号化処理を行う。
本実施の形態においては、制御部11は、ステップS74において、SDカード15のマウント処理が完了しているか否かを判定する。この時点までにSDカードのマウント処理が完了している場合には、制御部11はステップS75においてSDカードに動画の記録を行う。即ち、制御部11は、DRAM13に保持されている圧縮された動画像データを読み出してSDカード15に与えて記録する。動画記録が終了すると、制御部11はステップS76から処理を通常起動に移行する。
しかし、起動から極めて短い時間後に撮影指示が行われた場合には、ステップS74の判定の段階でSDカード15のマウント処理が完了していないことが考えられる。この場合には、制御部11は、内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域にDRAM13に保存されている圧縮された画像データ(動画A)を与えて記録する(ステップS77)。なお、圧縮していない画像データを記録するようにしてもよい。内蔵メモリ14への記録は、SDカード15のマウント処理が完了するまで継続される。
内蔵メモリ14の起動時撮影記録領域は、撮影された画像を記録するための専用領域であり、マウント処理を必要とすることなく、動画像の記録が可能である。従って、起動直後のSDカード15のマウント処理が完了する前の起動後の短時間に動画の撮影操作が行われた場合でも、起動時撮影記録領域を利用することで撮影動画像の記録が可能である。
SDカード15のマウント処理が完了すると、制御部11は、以後、DRAM13から読み出した画像データ(動画像B)をSDカード15に与えて記録する(ステップS79)。動画像の記録処理が終了するまで、SDカード15への記録が継続される。
制御部11は、動画像の記録が終了したことを判定すると(ステップS80)、表示部16に「動画合成中」というメッセージを表示させる。次に、制御部11は、内蔵メモリ14に記録されている動画AとSDカード15に記録されている動画Bとを合成して、合成画像をSDカード15に記録する。
次に、制御部11は、起動時撮影記録領域に保存されている動画像データを消去する(ステップS83)。そして、制御部11は、表示部16の表示画面から「動画合成中」のメッセージを消去して、通常起動に移行する。
このように本実施の形態においては、起動時において、外付け記録媒体のマウント処理が完了しているか否かに拘わらず、撮影した動画像を内蔵メモリの起動時撮影記録領域に記録することができる。そして、外付け記録媒体のマウント完了後に、内蔵メモリに記録された動画と外付け記録媒体に記録された動画とを合成することで、起動直後から撮像した動画像の全てを1ファイルとして記録することができる。こうして、電源投入直後の極めて短時間の後に動画像の撮影及び記録が可能である。
なお、本実施の形態においても、図2のステップS10〜S14及び図3乃至図5の処理と同様の処理を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態においても、内蔵メモリの起動時撮影記録領域の画像データは、ユーザの明示的な指示がなければ消去されることはない。従って、内蔵メモリに記録されている動画像データを外付け記録媒体に転送して記録する前にパワーオフ等が生じた場合でも、再度電源を投入することによって、内蔵メモリに残っている動画像データを外付け記録媒体の動画像データと合成して外付け記録媒体に記録することができることは明らかである。
10…撮影機器、11…制御部、12…撮像部、13…DRAM、14…内蔵メモリ、15…SDカード、16…表示部、17…操作部、18…電源部、19…電池。

Claims (5)

  1. 撮像部と、
    不揮発性の内蔵メモリと、
    起動時に読込んだプログラムに基づいて起動処理を行って、上記撮像部による撮像及び撮像した画像の処理を可能にすると共に、第1の記録媒体に対するマウント処理を開始し、上記マウント処理の完了前に上記撮像部による撮影が指示された場合には、上記撮像部からの撮像画像を処理して圧縮した後上記内蔵メモリに記録する制御部と
    を具備したことを特徴とする撮影機器。
  2. 上記制御部は、上記内蔵メモリに撮像画像が記録されている場合には、上記内蔵メモリに記録されている画像を上記マウント処理の完了後に上記第1の記録媒体に転送して記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影機器。
  3. 上記制御部は、電池の挿入によって電力供給が開始された場合には、上記内蔵メモリに撮像画像が残っているか否かを判定し、残っている場合には上記内蔵メモリに記録されている画像をマウント処理の完了後に上記第1の記録媒体に転送して記録する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影機器。
  4. 上記撮像部からの撮像画像は、動画像であり、
    上記制御部は、上記第1の記録媒体のマウント処理の完了前は上記動画像を上記内蔵メモリに記録し、上記第1の記録媒体のマウント処理の完了後は上記動画像を上記第1の記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の撮影機器。
  5. 上記制御部は、上記内蔵メモリに動画像が記録された場合には、上記内蔵メモリに記録された動画像と上記第1の記録媒体に記録された動画像とを合成して上記第1の記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮影機器。
JP2010191135A 2010-08-27 2010-08-27 撮影機器 Pending JP2012049898A (ja)

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