JP2012049407A - 紙シートの放熱器 - Google Patents
紙シートの放熱器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012049407A JP2012049407A JP2010191599A JP2010191599A JP2012049407A JP 2012049407 A JP2012049407 A JP 2012049407A JP 2010191599 A JP2010191599 A JP 2010191599A JP 2010191599 A JP2010191599 A JP 2010191599A JP 2012049407 A JP2012049407 A JP 2012049407A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper sheet
- heat
- fiber
- fixed
- radiator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】紙シートの放熱器は、放熱フィン1を熱伝導部2に固定している。放熱フィン1は、繊維に熱伝導粉末を添加してなる湿式抄紙の紙シート3で構成している。紙シート3は、折曲ライン4で折曲して、折曲ライン4を境界として放熱フィン1と固定紙シート部6とに区画している。放熱器は、紙シート3の固定紙シート部6を熱伝導部2に熱結合状態に固定して、熱伝導部2の熱を固定紙シート部6から放熱フィン1に熱伝導して放熱している。
【選択図】図1
Description
また、本発明の他の大切な目的は、安価に多量生産できる紙シートの放熱器を提供することにある。
以上の放熱器は、固定紙シート部を広い面積で熱伝導部に熱結合して、熱伝導部の発熱を効率よく固定紙シート部に伝導し、表面方向に優れた熱伝導特性によって固定紙シート部から放熱フィンに速やかに熱伝導して外部に効率よく放熱する。
以上の放熱器は、一枚の紙シートで複数の放熱フィンを固定紙シート部に連結する構造が実現できると共に、固定紙シート部を広い面積にできる。このため、熱伝導部の発熱を、広い面積で熱結合状態にある固定紙シート部に効率よく熱伝導し、さらに表面方向に優れた熱伝導率によって、固定紙シート部から複数の放熱フィンにも効率よく熱伝導して、熱伝導部の発熱を効率よく放熱できる。
以上の放熱器も、一枚の紙シートで複数の放熱フィンを固定紙シート部に連結する構造が実現できると共に、固定紙シート部を広い面積にできる。このため、熱伝導部の発熱を、広い面積で熱結合状態にある固定紙シート部に効率よく熱伝導し、さらに表面方向に優れた熱伝導率によって、固定紙シート部から複数の放熱フィンにも効率よく熱伝導して、熱伝導部の発熱を効率よく放熱できる。
以上の放熱器は、簡単かつ容易に、しかも好ましい状態で固定紙シート部を熱伝導部に熱結合状態に固定でき、熱伝導部の発熱を速やかに固定紙シート部に伝導して、固定紙シート部から放熱フィンに熱伝導して効率よく放熱できる。この構造は接着剤を使用することなく紙シートを熱伝導部に固定できるので、接着剤を使用しない状態にあっては、全体を軽くできる。
以上の放熱器は、固定紙シート部を好ましい状態で熱伝導部に固定できると共に、放熱フィンの両側に固定紙シート部を設けて、各々の放熱フィンを理想的な状態で固定紙シート部を介して熱伝導部に熱結合状態に連結できる。このため、熱伝導部の発熱を速やかに固定紙シート部に伝導し、固定紙シート部から放熱フィンに熱伝導して効率よく放熱できる。
以上の放熱器は、放熱フィンを安定して自立できる状態としながら、熱伝導部の発熱を効率よく固定紙シート部から放熱フィンに伝導して、放熱効率をよくできる。また、固定プレート7の貫通孔7Cは、三角形やスリット形状とすることができる。三角形の貫通孔は、垂直断面形状と水平断面形状を三角形とする放熱フィンを突出させる。スリットの貫通孔は、2つ折りした放熱フィンを突出させる。
固定プレートを金属プレートとする構造にあっては、固定紙シート部を確実に熱伝導部に密着させて、好ましい熱結合状態を実現し、さらに、金属プレートの固定プレートからも放熱して、放熱特性を改善できる。固定プレートをプラスチック板とする構造にあっては、軽くしながら固定紙シート部を熱伝導部に確実に熱結合状態に固定できる。
以上の放熱器は、折り畳み状態で梱包し、また、運搬することで、この行程で極めてコンパクトにしながら、優れた放熱特性を実現する。さらに、この構造は輸送コストを低減できる。
以上の放熱器は、放熱フィンを簡単に熱伝導部に固定しながら、紙シートの切断縁を熱伝導部に熱結合状態に固定して、表面方向に優れた熱伝導特性を示す紙シートでもって、熱伝導部の熱を効率よく放熱フィンに伝導して放熱できる。
以上の放熱器は、放熱フィンの表面積を大きくして、優れた放熱特性を実現する。また、放熱フィンを優れた強度で所定の形状に保持して、長期間にわたって優れた放熱特性を実現する。
以上の放熱器は、固定紙シート部と放熱フィンとの熱結合面積を広くし、さらに放熱面積も広くして、固定紙シート部から放熱フィンに速やかに熱伝導して、放熱フィンでもって熱伝導部の発熱を効率よく放熱できる。
以上の放熱器は、放熱フィンを熱伝導部に挿通して熱結合状態とするので、極めて簡単に放熱フィンを熱伝導部に熱結合状態で連結できる。
この放熱器は、放熱フィンを十分な強度としながら、軽くて優れた放熱特性を実現できる。
以上の紙シートの放熱器は、放熱フィンに使用する紙シートの耐折曲強度を向上し、折曲加工を簡単にしながら熱伝導率を高くできる、紙シートとして理想的な特性を実現する。また、放熱フィンに使用する紙シートの振動に対する強度を向上できる特徴も実現する。以上の紙シートは、耐折強度を約3000回と極めて強くでき、また、熱伝導率も54.2W/m・Kとして、放熱フィンのすぐれた放熱特性を実現できる。
黒鉛100重量部(平均粒子径100μmのものを50重量部と平均粒径を40μmのものを50重量部を添加)、
叩解パルプとしてのアクリルパルプ(カナディアンスタンダードフリーネス(CSF)50ml、平均繊維長1.45mm)21重量部、
非叩解繊維としてのポリエステル繊維(0.1dtex×3mm)4重量部、
バインダー繊維としてのポリエステル繊維からなるバインダー繊維(1.2dtex×5mm)14重量部、
炭素繊維(直径7μm)2.9重量部からなる組成物を水中に混合分散し、固形分1%〜5%からなるスラリーを調製する。このスラリーを、すでに湿式の紙製造機として使用されている短網抄紙機で湿式抄紙して抄紙シート3とし、この抄紙シート3をプレスして乾燥させた後、2本の熱ロール間に通過させる熱圧処理によって高密度化された紙シート3とする。熱圧処理は、表面温度を180℃、外径を250mm、ロール間の圧力を150kg/cmとする金属ロールの間に、5m/minの速度で通過させる。
7cm×9cmに裁断した測定試料をグリセリンに浸漬し、真空状態にして試料を脱気処理したものを、25℃で一定にしてある恒温室で温度が一定になるまで静置する。温度が一定になったら、恒温室内で温度を一定にした測定装置に試料の短片を上にして縦方向に挿入する。
熱流φ(ヒーターから派生した)を測定することにより、サンプル温度の時間変化に対する微分値をΔT、サンプルの厚さをHとすると、相対熱伝導率λは、下記の計算式となる。
λ=φ/H・ΔT
さらにまた、以上の紙シートは、シートマシンを用いてスラリーをシート化して抄紙シートとして製作したが、シートマシンに代わって、モールド抄紙によって抄紙シートとして製作することもできる。
なお、以下の実施例に示す放熱器は、熱伝導部として、寸法を210mm×50mm、厚さを3mmとするアルミニウム板を使用する。この熱伝導部の一方の面に、本発明の実施例と比較例にかかる放熱フィンを熱結合状態に固定した。さらに、放熱器は、熱伝導部の他方の面であって、放熱フィンを固定した面と反対側の面に、発熱体として18個のLEDを固定してなる回路基板を固定した。回路基板は、寸法を170mm×50mmとして、熱伝導部であるアルミニウム板の両端部を除く中央部に固定した。この回路基板は、チップタイプ、1W型のLED18個を表面に固定している。18個のLEDは直列に接続されて、供給電圧68.3V、供給電流を0.3Aとして約20Wの電力が供給される。この回路基板に固定されたLEDの温度を測定した。
図4に示すように、一枚の細長い紙シート3を、水平部分3Aと垂直部分3Bとができるように直角に折曲加工して、垂直部分3Bを放熱フィン1、水平部分3Aを固定紙シート部6として、固定紙シート部6を熱伝導部2に熱結合状態に接着する。垂直部分3Bは内面を両面接着テープで接着して一枚の放熱フィンとしている。放熱フィン1は、高さと横幅を5cm、固定紙シート部6は長手方向の寸法を放熱フィン1の横幅と同じ5cm、幅を1cm、固定紙シート部6を隙間なく接着して、21枚の放熱フィン1を1cm間隔で固定する。
図8と図9に示すように、互いに平行に配設している複数列の固定紙シート部6の間に、山形に突出する放熱フィン1を設ける形状に紙シート3を折曲加工し、軟鋼の固定プレート7で固定紙シート部6を熱伝導部2に挟着して固定する。固定プレート7の軟鋼は、山形の放熱フィン1を突出させる四角形の貫通孔7Cを設けている。紙シート3の横幅は50mm、山形に突出している放熱フィン1の横幅は50mm、上方に突出している傾斜方向の長さを30mmとしている。固定プレート7の外形は熱伝導部2の外形に等しく、貫通孔7Cの内形は11mm×50mmとして、貫通孔7Cの間に設けている固定紙シート部6を熱伝導部2に挟着する挟着部7Bの幅は2mm、周囲にある四角形の枠型部分の横幅を3mmとしている。固定紙シート部6は、接着剤を使用することなく、固定プレート7に挟着されて熱伝導部2に固定している。
図23に示すように、紙シート3をコルゲートハニカム状として、切断縁5を熱伝導部2に固定する。コルゲートハニカム状の紙シート3は、互いに平行に配設している平行紙シート3Xの間に、コルゲート状に折曲加工しているコルゲート紙シート3Yを挟着するように接着している。コルゲート紙シート3は、高さを3mm、横幅を6mmとするコルゲート状に折曲加工して、平行紙シート3の間に挟着するように接着している。平行紙シート3の間隔は、コルゲート紙シート3の高さとなるので、3mmとしている。このコルゲートハニカム状の放熱器は、高さが5cmとなるように切断されて、切断縁5を熱伝導部2に接着して、平行紙シート3とコルゲート紙シート3を熱伝導部2に対して垂直姿勢に固定している。接着剤にはエポキシ系に酸化鉄系のフィラーを充填したものを使用している。コルゲートハニカム状の放熱器は、その外形を熱伝導部2の外形に等しくしている。
図24に示すように、縦紙シート3Tと横紙シート3Sとを碁盤格子状に連結して放熱器としている。縦紙シート3Tと横紙シート3Sは上下幅の半分にスリットを設け、スリットに他の紙シート3を挿入して碁盤格子状に連結している。縦紙シート3は上下に円形の貫通孔を設けている。貫通孔は内径を6mm、上部の貫通孔は上端から貫通孔の中心までの間隔を13mm、下部の貫通孔は下端から中心までの間隔を13mm離した位置に設けている。縦紙シート3の間隔は5mm、横紙シート3の間隔は1cm、縦紙シート3と横紙シート3の上下幅を5cmとしている。縦紙シート3と横紙シート3の下端縁は接着剤を介して熱伝導部2に接着されて、熱伝導部2に対して垂直姿勢に固定される。接着剤は実施例1のものと同じものを使用している。
図25に示すように、紙シート3を1cm幅の帯状に裁断し、これを高さ方向となる長径が40mm、幅方向となる短径を15mmとする楕円形のループ状の放熱フィン1とする。放熱フィン1は、ループを同一平面に位置させる姿勢で、5列に並べて、互いに接触する状態で熱伝導部2に接着する。隣接する5列の放熱フィン1は、互いに接着位置が長手方向にずれるように、すなわち、長手方向に7.5mmずれる位置に接着して、1列に14個と15個のループ状の放熱フィン1を接着している。接着剤は実施例1と同じものを使用する。
比較例1として、アルミニウム製の放熱器を製作する。この放熱器は、厚さを6mm、寸法を210mm×50mmとするプレート状の熱伝導部2の一方の面に、複数の放熱フィン1を一体成形して設ける。複数の放熱フィン1は、縦幅を50mm、横幅を15mm、厚さを2.5mmとして、8mmのピッチで互いに平行な姿勢で一体成形して設けた。さらに、放熱器は、熱伝導部2の他方の面であって、放熱フィン1を設けた面と反対側の面に、発熱体として複数のLEDを固定してなる回路基板であって、実施例で使用した回路基板と同じ回路基板を固定した。回路基板は、寸法を170mm×50mmとして、プレート状の熱伝導部2の両端部を除く中央部に固定した。この回路基板に固定されたLEDの温度を測定した。
2…熱伝導部 2A…スリット
3…紙シート 3A…水平部分
3B…垂直部分
3C…上下部分
3D…水平部
3T…縦紙シート
3S…横紙シート
3X…平行紙シート
3Y…コルゲート紙シート
3Z…区画紙シート
3a…切り込み
3b…切り起こし部
3c…切り抜き部
3d…折曲部
3e…湾曲面
4…折曲ライン 4a…折り畳みライン
5…折曲縁
6…固定紙シート部
7…固定プレート 7A…枠部
7B…挟着部
7C…貫通孔
8…止ネジ
9…挟着具
10…LED電球
11…中間折曲ライン
12…スリット
13…中間折曲部
61…試料
62…ヒートシンク
63…空洞
64…ヒーター
65…差込口
Claims (27)
- 放熱フィンを熱伝導部に固定してなる放熱器であって、
前記放熱フィンが、繊維に熱伝導粉末を添加してなる湿式抄紙の紙シートで構成されると共に、
前記紙シートが折曲ラインで折曲されて、折曲ラインを境界として放熱フィンと固定紙シート部とに区画され、固定紙シート部が熱伝導部に熱結合状態に固定されて、熱伝導部の熱を固定紙シート部から放熱フィンに熱伝導して放熱するようにしてなることを特徴とする紙シートの放熱器。 - 前記紙シートがL字状に折曲加工されて放熱フィンと固定紙シート部とに区画され、固定紙シート部を熱伝導部に熱結合状態に固定してなる請求項1に記載される紙シートの放熱器。
- 前記紙シートが、折曲ラインを残して特定の形状に切り抜かれて、複数の切り抜き部と固定紙シート部とに区画され、切り抜き部が固定紙シート部に対して所定の角度となるように折曲ラインで折曲されて、切り抜き部を放熱フィンとしており、前記固定紙シート部を熱伝導部に熱結合状態に固定してなる請求項1に記載される紙シートの放熱器。
- 前記紙シートが、外周縁から離れた位置を折曲ラインとして、この折曲ラインの両端に連結して折曲ラインから外周縁まで裁断されて、切り起こし部と固定紙シート部とに区画され、前記切り起こし部が固定紙シート部に対して所定の角度となる状態に折曲ラインで折曲されて、切り起こし部を放熱フィンとしており、前記固定紙シート部を熱伝導部に熱結合状態に固定してなる請求項1に記載される紙シートの放熱器。
- 前記固定紙シート部を挟着して熱伝導部に固定する固定プレートを有し、この固定プレートと熱伝導部とで固定紙シート部を挟着して、固定紙シート部を熱伝導部に熱結合状態に固定してなる請求項1ないし4のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
- 前記紙シートが、互いに平行に配設してなる複数列の固定紙シート部の間に、山形に突出する放熱フィンを有する形状に折曲加工されており、
前記固定プレートは、固定紙シート部を熱伝導部に挟着する挟着部と、山形に突出する放熱フィンを突出させる貫通孔を有し、
前記固定プレートが、前記貫通孔に放熱フィンを挿入して、挟着部を熱伝導部に固定してなる請求項5に記載される紙シートの放熱器。 - 前記固定プレートの貫通孔が四角形、三角形、スリットのいずれかで、前記紙シートの放熱フィンが貫通孔から突出している請求項6に記載される紙シートの放熱器。
- 前記固定プレートが金属プレート、硬質のプラスチック板、フィラーを充填してなる硬質のプラスチック板、繊維強化のプラスチック板のいずれかである請求項5ないし7のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
- 前記放熱フィンが、固定紙シート部の表面に平行な折り畳みラインを有し、この折り畳みラインを折曲して放熱フィンを折り畳み自在に固定紙シート部に連結してなる請求項1ないし6のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
- 前記折り畳みラインが折曲ラインである請求項9に記載される紙シートの放熱器。
- 放熱フィンを熱伝導部に固定してなる放熱器であって、
前記放熱フィンが、繊維に熱伝導粉末を添加してなる湿式抄紙の紙シートで構成され、かつ、
前記放熱フィンの紙シートの切断縁が熱伝導部に熱結合状態に固定されると共に、紙シートの放熱フィンが切断縁を熱伝導部に載せて自立できる形状としてなることを特徴とする紙シートの放熱器。 - 前記切断縁を熱伝導部に載せて自立できる形状が、筒状、板状、ハニカム状、コルゲートハニカム状、碁盤格子状、錐状のいずれかである請求項11に記載される紙シートの放熱器。
- 放熱フィンを熱伝導部に固定してなる放熱器であって、
前記放熱フィンが、繊維に熱伝導粉末を添加してなる湿式抄紙の紙シートで構成され、かつ、
前記放熱フィンの紙シートがループ状又はスパイラル状で、ループ又はスパイラルの外周面を熱伝導部に熱結合状態で固定してなることを特徴とする紙シートの放熱器。 - 放熱フィンを熱伝導部に固定してなる放熱器であって、
前記放熱フィンが、繊維に熱伝導粉末を添加してなる湿式抄紙の紙シートで構成され、かつ、
前記放熱フィンの紙シートが熱伝導部に挿通されて熱結合状態で固定してなることを特徴とする紙シートの放熱器。 - 前記放熱フィンの紙シートの厚さが1mm以下であって、0.05mm以上である請求項1ないし14のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
- 前記紙シートの繊維が、叩解して表面に無数の微細繊維を設けてなる叩解パルプと、叩解されない非叩解繊維とからなり、叩解パルプと非叩解繊維とに熱伝導粉末が添加されてなる湿式抄紙された紙である請求項1ないし15のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
- 前記叩解パルプが、合成繊維からなる叩解パルプと天然パルプのいずれかを単独であるいは複数種混合して含む請求項16に記載される紙シートの放熱器。
- 前記合成繊維からなる叩解パルプが、アクリル繊維、ポリアリレート繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、PBO(ポリパラフェニレンベンズオキサゾール)繊維、レーヨン繊維、ポリスルホン系繊維のいずれかである請求項17に記載される紙シートの放熱器。
- 前記天然パルプが、木材パルプ、非木材パルプのいずれかである請求項17に記載される紙シートの放熱器。
- 前記紙シートの非叩解繊維が、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリプロピレン繊維、ポリイミド繊維、ポリエチレン繊維、アクリル繊維、炭素繊維、PBO繊維、ポリ酢酸ビニル繊維、レーヨン繊維、ポリビニルアルコール繊維、エチレンビニルアルコール繊維、ポリアリレート繊維、金属繊維、ガラス繊維、セラミック繊維、フッ素繊維、ポリスルホン系繊維、ポリフェニレンサルファイド系繊維のいずれかである請求項16に記載される紙シートの放熱器。
- 前記紙シートが、熱で溶融されるバインダー繊維の非叩解繊維を含み、湿式抄紙されたシートが加熱プレスしてバインダー繊維を溶融してシート状に加工されてなる紙である請求項16に記載される紙シートの放熱器。
- 前記バインダー繊維が、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリ酢酸ビニル繊維、ポリビニルアルコール繊維、エチレンビニルアルコール繊維、ポリスルホン系繊維、ポリフェニレンサルファイド系繊維のいずれかである請求項21に記載される紙シートの放熱器。
- 前記熱伝導粉末が、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、マグネシア、アルミナシリケート、シリコン、鉄、炭化珪素、炭素、窒化硼素、アルミナ、シリカ、アルミニウム、銅、銀、金、酸化亜鉛、亜鉛の粉末のいずれかである請求項1ないし22のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
- 前記熱伝導粉末の平均粒径が0.1μmないし500μmである請求項1ないし23のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
- 前記紙シートが、バインダーの合成樹脂を含む請求項1ないし24のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
- 前記バインダーの合成樹脂が、ポリアクリル酸エステル共重合体樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)樹脂、SBR(スチレンブタジエンゴム)樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素系樹脂のいずれかを含む熱可塑性樹脂、または、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコン系樹脂のいずれかを含む熱硬化性樹脂のいずれかである請求項25に記載される紙シートの放熱器。
- 前記放熱フィンが、繊維に熱伝導粉末を添加してなるモールド抄紙で湿式抄紙されてなる紙シートである請求項1ないし26のいずれかに記載される紙シートの放熱器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010191599A JP5165738B2 (ja) | 2010-08-28 | 2010-08-28 | 紙シートの放熱器 |
KR1020127007866A KR101437242B1 (ko) | 2009-08-31 | 2010-08-31 | 페이퍼 시트 방열기 |
CN201080038512.7A CN102484103B (zh) | 2009-08-31 | 2010-08-31 | 薄纸板散热器 |
TW099129329A TWI523167B (zh) | 2009-08-31 | 2010-08-31 | Paper sheet radiator |
PCT/JP2010/064758 WO2011025020A1 (ja) | 2009-08-31 | 2010-08-31 | 紙シートの放熱器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010191599A JP5165738B2 (ja) | 2010-08-28 | 2010-08-28 | 紙シートの放熱器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012049407A true JP2012049407A (ja) | 2012-03-08 |
JP2012049407A5 JP2012049407A5 (ja) | 2012-07-12 |
JP5165738B2 JP5165738B2 (ja) | 2013-03-21 |
Family
ID=45903925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010191599A Expired - Fee Related JP5165738B2 (ja) | 2009-08-31 | 2010-08-28 | 紙シートの放熱器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5165738B2 (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014022314A (ja) * | 2012-07-23 | 2014-02-03 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートシンク装置及び照明装置 |
JP2014099578A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-29 | Mitsubishi Electric Corp | 放熱装置 |
JP2015056235A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社Tosys | 照明装置及び照明装置用の放熱器 |
JP2015518148A (ja) * | 2012-04-12 | 2015-06-25 | ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー | 原子力発電所用受動的格納容器空気冷却 |
JP2016018617A (ja) * | 2014-07-04 | 2016-02-01 | 阿波製紙株式会社 | 放熱器及び放熱器用の放熱ユニット並びに放熱器を備える照明装置 |
JP2016219305A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | スタンレー電気株式会社 | 照明装置 |
JP2017059548A (ja) * | 2016-12-27 | 2017-03-23 | 三菱電機株式会社 | 照明装置 |
WO2017061307A1 (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 住友ベークライト株式会社 | 放熱フィン、放熱フィンの製造方法、および放熱フィンを備える半導体パッケージ |
KR20170086070A (ko) * | 2014-11-18 | 2017-07-25 | 세브 에스.아. | 개선된 케이싱을 구비하는 증기 헤어스타일링 장치 |
JP2018508110A (ja) * | 2015-03-20 | 2018-03-22 | サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ | 照明器具のためのプラスチック・ヒートシンク |
WO2018174153A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放熱装置及び発電装置 |
JP2018174157A (ja) * | 2018-07-19 | 2018-11-08 | 三菱電機株式会社 | 放熱フィン、ヒートシンク及び照明器具 |
JP2019067936A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | 信越ポリマー株式会社 | 放熱フィン複合体 |
WO2020261641A1 (ja) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 | 阿波製紙株式会社 | 熱伝導シート及びその製造方法 |
WO2021157091A1 (ja) * | 2020-02-07 | 2021-08-12 | 阿波製紙株式会社 | 熱放射シート及びこれを用いた放熱装置 |
JP7463994B2 (ja) | 2021-03-26 | 2024-04-09 | 住友ベークライト株式会社 | ヒートシンク |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001057405A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 放熱フィンを備えたヒートシンクおよび放熱フィンの固定方法 |
JP2002033425A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 放熱構造 |
JP2002219566A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-08-06 | Matsushita Refrig Co Ltd | 熱交換部材 |
JP2003068791A (ja) * | 2001-06-15 | 2003-03-07 | Ricoh Co Ltd | 半導体装置、画像読取ユニット及び画像形成装置 |
JP2005203385A (ja) * | 2003-10-06 | 2005-07-28 | Koji Sakaguchi | ヒートシンク |
JP2009099878A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Hitachi Ltd | ヒートシンク及びその製造方法 |
JP2010034422A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Awa Paper Mfg Co Ltd | 放熱シートの製造方法 |
-
2010
- 2010-08-28 JP JP2010191599A patent/JP5165738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001057405A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 放熱フィンを備えたヒートシンクおよび放熱フィンの固定方法 |
JP2002033425A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 放熱構造 |
JP2002219566A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-08-06 | Matsushita Refrig Co Ltd | 熱交換部材 |
JP2003068791A (ja) * | 2001-06-15 | 2003-03-07 | Ricoh Co Ltd | 半導体装置、画像読取ユニット及び画像形成装置 |
JP2005203385A (ja) * | 2003-10-06 | 2005-07-28 | Koji Sakaguchi | ヒートシンク |
JP2009099878A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Hitachi Ltd | ヒートシンク及びその製造方法 |
JP2010034422A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Awa Paper Mfg Co Ltd | 放熱シートの製造方法 |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015518148A (ja) * | 2012-04-12 | 2015-06-25 | ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー | 原子力発電所用受動的格納容器空気冷却 |
JP2014022314A (ja) * | 2012-07-23 | 2014-02-03 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートシンク装置及び照明装置 |
JP2014099578A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-29 | Mitsubishi Electric Corp | 放熱装置 |
JP2015056235A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社Tosys | 照明装置及び照明装置用の放熱器 |
JP2016018617A (ja) * | 2014-07-04 | 2016-02-01 | 阿波製紙株式会社 | 放熱器及び放熱器用の放熱ユニット並びに放熱器を備える照明装置 |
KR20170086070A (ko) * | 2014-11-18 | 2017-07-25 | 세브 에스.아. | 개선된 케이싱을 구비하는 증기 헤어스타일링 장치 |
KR102360484B1 (ko) | 2014-11-18 | 2022-02-10 | 세브 에스.아. | 개선된 케이싱을 구비하는 증기 헤어스타일링 장치 |
US10480768B2 (en) | 2015-03-20 | 2019-11-19 | Sabic Global Technologies B.V. | Plastic heat sink for luminaires |
JP2018508110A (ja) * | 2015-03-20 | 2018-03-22 | サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ | 照明器具のためのプラスチック・ヒートシンク |
JP2016219305A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | スタンレー電気株式会社 | 照明装置 |
WO2017061307A1 (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 住友ベークライト株式会社 | 放熱フィン、放熱フィンの製造方法、および放熱フィンを備える半導体パッケージ |
JP2017059548A (ja) * | 2016-12-27 | 2017-03-23 | 三菱電機株式会社 | 照明装置 |
WO2018174153A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放熱装置及び発電装置 |
CN110476246A (zh) * | 2017-03-24 | 2019-11-19 | 松下知识产权经营株式会社 | 散热装置和发电装置 |
JP2019067936A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | 信越ポリマー株式会社 | 放熱フィン複合体 |
JP2018174157A (ja) * | 2018-07-19 | 2018-11-08 | 三菱電機株式会社 | 放熱フィン、ヒートシンク及び照明器具 |
WO2020261641A1 (ja) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 | 阿波製紙株式会社 | 熱伝導シート及びその製造方法 |
JP7502290B2 (ja) | 2019-06-25 | 2024-06-18 | 阿波製紙株式会社 | 熱伝導シート及びその製造方法 |
WO2021157091A1 (ja) * | 2020-02-07 | 2021-08-12 | 阿波製紙株式会社 | 熱放射シート及びこれを用いた放熱装置 |
JP7463994B2 (ja) | 2021-03-26 | 2024-04-09 | 住友ベークライト株式会社 | ヒートシンク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5165738B2 (ja) | 2013-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5165738B2 (ja) | 紙シートの放熱器 | |
WO2011025020A1 (ja) | 紙シートの放熱器 | |
JP2012049407A5 (ja) | ||
KR100995164B1 (ko) | 발열소자용 냉각 장치 | |
JP5165655B2 (ja) | 紙シートの放熱器 | |
TWM337227U (en) | Circuit board having heat dissipating function | |
KR101824986B1 (ko) | 조명기기 | |
JP2013064224A (ja) | 放熱シートの製造方法 | |
CN208095028U (zh) | 空调电器盒及空调 | |
JP2016018617A (ja) | 放熱器及び放熱器用の放熱ユニット並びに放熱器を備える照明装置 | |
AU2017245461A1 (en) | LED lighting apparatus | |
JP2015056235A (ja) | 照明装置及び照明装置用の放熱器 | |
KR101018163B1 (ko) | 발열소자용 냉각 장치 | |
CN114001572A (zh) | 一种散热器 | |
CN219809876U (zh) | 一种应用于led灯具的石墨烯相变导热组件 | |
EP2587534A2 (en) | Cooling device for a heat-emitting element | |
CA2897344C (en) | Led lighting apparatus | |
JP2012169529A (ja) | 放熱器 | |
CN109668128A (zh) | 一种采用铁磁流体散热的大功率led冷却系统 | |
KR20110010537U (ko) | 히트싱크 및 이를 구비한 led 조명장치 | |
CN208387189U (zh) | 散热装置 | |
CN220105468U (zh) | 显示装置 | |
JP2012256779A (ja) | ヒートシンク | |
CN209540546U (zh) | Led灯具 | |
CN216668393U (zh) | 一种散热器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120612 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121219 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5165738 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |