JP2002033425A - 放熱構造 - Google Patents

放熱構造

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JP2002033425A
JP2002033425A JP2000216929A JP2000216929A JP2002033425A JP 2002033425 A JP2002033425 A JP 2002033425A JP 2000216929 A JP2000216929 A JP 2000216929A JP 2000216929 A JP2000216929 A JP 2000216929A JP 2002033425 A JP2002033425 A JP 2002033425A
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heat
fin
radiating
heat dissipation
heat radiation
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Application number
JP2000216929A
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English (en)
Inventor
Takamasa Ikeda
隆政 池田
Satoyuki Ogata
智行 緒方
Akihisa Katou
晋央 加藤
Fumihiro Komatsubara
史裕 小松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱面や発熱面との密着性および強制空冷が
不要でありながら、高い放熱効果を得ることができる放
熱構造を提供することにある。 【解決手段】 放熱面(1)から放熱させるための放熱
フィン(2)を突設させてなる放熱構造において、上記
放熱面(1)と上記放熱フィン(2)の先端(4)との
間に故意に温度差を生じさせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱構造に関し、
具体的には、各種の放熱用部品や放熱機構として使用さ
れるのに有用な放熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放熱構造としては、発熱体の過熱
を防止することを目的として、発生する熱を効率良く放
熱させるための様々な構造が開発されているものであ
る。その中でも、一般的な放熱構造としては、例えば、
図14および図15に示すような放熱面(1)から放熱
させるための放熱フィン(2)を突設させているもの、
具体的には、製品に直接成形された突出部で形成された
構造、もしくは、放熱フィン(2)を熱伝導率の高い物
質で形成することにより、同放熱フィン(2)の温度を
できるだけ放熱面(1)と同一にし、かつ、突出部の高
さを高くしたり、突出部を多数設けることで、伝熱面積
を大きくし、それによって、放熱量を増大させること、
また、熱伝達能力を増大させるために、図15の(a)
から(b)に示すごときヒートシンク(8)と発熱体放
熱面(9)とを密着させることを特徴としていたもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな放熱構造においては、図15の(a)および(b)
に示す場合であると、その放熱メカニズムから、伝熱面
積の拡大により、発熱体からの放熱量の増大を図ってい
たものであり、同図15の(b)に示すような発熱体放
熱面(9)と放熱フィン(2)の先端との温度差T'0
2をなるべく小さくするためには、ヒートシンク
(8)と発熱体放熱面(9)とを密着させなければなら
ないものであった。そのために、ヒートシンク(8)と
発熱体の接触面には、伝熱グリスを介在させるなど、強
い密着力を得るための手間が必要であるという問題があ
った。
【0004】また、図14の(a)および(b)に示す
場合であっても、温度差T'0−T2を小さくするため
に、熱伝導率の高い物質を使用しないと、高い放熱効果
が得られないために、放熱機構を形成する物質が制限さ
れるという問題があったり、さらには、伝熱面積を大き
くしようと突出部の高さを高くすることが、結果的に、
熱抵抗を増大させることとなり、ファンなどにより、強
制空冷を行わないと充分な放熱効果を得られないという
問題があった。
【0005】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、放熱面や発熱面
との密着性および強制空冷が不要でありながら、高い放
熱効果を得ることができる放熱構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
放熱構造は、放熱面(1)から放熱させるための放熱フ
ィン(2)を突設させてなる放熱構造において、上記放
熱面(1)と上記放熱フィン(2)の先端(4)との間
に故意に温度差を生じさせたことを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に係る放熱構造は、上記
放熱フィン(2)の基端(3)と先端(4)との間に温
度差を生じさせたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る放熱構造は、上記
放熱フィン(2)が、熱伝導率の低い材料から形成され
ているものであることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係る放熱構造は、上記
熱伝導率の低い材料が、樹脂製あるいは紙製などの非金
属材料製のものであることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に係る放熱構造は、上記
放熱面(1)と上記放熱フィン(2)との接触面積を小
さくしたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項6に係る放熱構造は、上記
放熱フィン(2)の全体の断面積を小さくしたことを特
徴とする。
【0012】本発明の請求項7に係る放熱構造は、上記
放熱フィン(2)の基端(3)の断面積を小さくすると
ともに、同放熱フィン(2)の表面積を大きくしたこと
を特徴とする。
【0013】本発明の請求項8に係る放熱構造は、上記
放熱フィン(2)の長さを長くしたことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項9に係る放熱構造は、上記
放熱フィン(2)の基端(3)の断面積に比べて、同放
熱フィン(2)の先端(4)の断面積を小さくしたこと
を特徴とする。
【0015】本発明の請求項10に係る放熱構造は、上
記放熱面(1)と上記放熱フィン(2)の基端(3)と
の間に温度差を生じさせたことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項11に係る放熱構造は、上
記放熱面(1)と上記放熱フィン(2)との間の熱抵抗
を大きくしたことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項12に係る放熱構造は、上
記放熱面(1)と上記放熱フィン(2)との間に熱伝導
率の低い物質(5)を介在させたことを特徴とする。
【0018】本発明の請求項13に係る放熱構造は、上
記熱伝導率の低い物質(5)が、空気層(6)であるこ
とを特徴とする。
【0019】本発明の請求項14に係る放熱構造は、上
記放熱フィン(2)の基端(3)面が、鏡面(7)であ
ることを特徴とする。
【0020】本発明の請求項15に係る放熱構造は、上
記放熱フィン(2)が、弾性体であることを特徴とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0022】図1の(a)は、本発明の第1の実施形態
である放熱構造を示した斜視図であり、図1の(b)
は、同図1の(a)の放熱構造の要部側面図である。図
2は、本発明の第2の実施形態である放熱構造を示した
斜視図である。図3は、本発明の第3の実施形態である
放熱構造を示した斜視図である。図4の(a)は、本発
明の第4の実施形態である放熱構造を示した斜視図であ
り、図4の(b)は、同図4の(a)の放熱構造の要部
側面図である。図5の(a)は、本発明の第5の実施形
態である放熱構造を示した斜視図であり、図5の(b)
は、同図5の(a)の放熱構造の要部側面図である。図
6の(a)は、本発明の第6の実施形態である放熱構造
を示した斜視図であり、図6の(b)は、同図6の
(a)の放熱構造の要部側面図である。図7の(a)
は、本発明の第7の実施形態である放熱構造を示した斜
視図であり、図7の(b)は、同図7の(a)の放熱構
造の要部側面図である。図8は、本発明の第8の実施形
態である放熱構造を示した斜視図である。図9の(a)
は、本発明の第9の実施形態である放熱構造を示した斜
視図であり、図9の(b)は、同図9の(a)の放熱構
造の要部側面図である。図10の(a)は、本発明の第
10の実施形態である放熱構造を示した斜視図であり、
図10の(b)は、同図10の(a)の放熱構造の要部
側面図である。図11は、本発明の第11の実施形態で
ある放熱構造を示した斜視図である。図12の(a)
は、本発明の第12の実施形態である放熱構造を示した
斜視図であり、図12の(b)は、同図12の(a)の
放熱構造の要部側面図である。図13は、本発明の第1
3の実施形態である放熱構造を示した斜視図である。
【0023】本発明に係る放熱構造は、図1ないし図1
3に示すごとく、放熱面(1)から放熱させるための放
熱フィン(2)を突設させてなる放熱構造において、上
記放熱面(1)と上記放熱フィン(2)の先端(4)と
の間に故意に温度差を生じさせているものである。
【0024】上記放熱フィン(2)は、図1ないし図1
3に示すごとく、放熱面(1)から放熱させるためのも
のであり、突設されているものである。この放熱フィン
(2)としては、放熱面(1)から放熱させることがで
きて、突設されているものであれば、特に制限されるも
のではなく、どのような形状をなしているものであって
もかまわないものである。例えば、図1、図4ないし図
7、図9および図10、図12のそれぞれ(a)に示す
ごとく、プレート形状のものであってもかまわないし、
図2に示すごとく、丸棒形状のものであってもかまわな
いし、さらには、図3、図8、図11および図13に示
すごとく、ピンフィン形状のものであってもかまわない
ものである。
【0025】本発明では、図1ないし図13に示すごと
く、上記放熱面(1)と上記放熱フィン(2)の先端
(4)との間に故意に温度差を生じさせているものであ
る。具体的には、図1、図4ないし図7、図9および図
10、図12のそれぞれ(b)に示すごとく、上記放熱
面(1)と上記放熱フィン(2)の先端(4)との間に
温度差T'0−T2を生じさせているものである。
【0026】本発明は、このような構成をとることによ
って、放熱面(1)から放熱させるための放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間に故意に生じ
させている温度差にて強制空冷が不要でありながら、良
好で高い放熱効果を得ることができるものである。仮
に、熱伝導率の低い材料から形成されている放熱フィン
(2)を採用したとしても、高い放熱効果を得ることが
できるために、様々な材料で安価に放熱機構を形成する
ことができるものである。そして、放熱面(1)や発熱
面との密着性を必要としていないので、放熱フィン
(2)を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を形成することができるものである。
【0027】すなわち、本発明は、放熱面(1)や発熱
面との密着性および強制空冷が不要でありながら、高い
放熱効果を得ることができるものである。
【0028】また、図1ないし図8に示すごとく、上記
放熱フィン(2)の基端(3)と先端(4)との間に温
度差を生じさせているものであると、放熱フィン(2)
の基端(3)と先端(4)との間に生じさせている温度
差T1−T2にて放熱フィン(2)の先端(4)と放熱面
(1)との間に温度差T'0−T2だけ自ずと生じて、こ
の温度差により、強制空冷が確実に不要でありながら、
良好でより一層高い放熱効果を得ることができるもので
ある。そして、放熱面(1)や発熱面との密着性が不要
で、放熱フィン(2)を樹脂製のものなどの安価な材料
で別部品として確実に作成することができるものであ
り、この放熱フィン(2)を機器に設置することによ
り、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実に形成する
ことができるものである。よって、放熱面(1)や発熱
面との密着性および強制空冷が確実に不要でありなが
ら、より一層高い放熱効果を得ることができるものであ
る。
【0029】さらに、図1ないし図3に示すごとく、上
記放熱フィン(2)が、熱伝導率の低い材料から形成さ
れているものであると、熱伝導率の低い材料から形成さ
れている放熱フィン(2)にて放熱フィン(2)の先端
(4)と放熱面(1)との間に温度差T'0−T2だけ自
ずと生じて、この温度差により、強制空冷が確実に不要
でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得ること
ができるものである。そして、放熱面(1)や発熱面と
の密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものな
どの安価な材料で別部品として確実に作成することがで
きるものであり、この放熱フィン(2)を機器に設置す
ることにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実
に形成することができるものである。よって、放熱面
(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不要
でありながら、より一層高い放熱効果を得ることができ
るものである。
【0030】そして、図1ないし図3に示すごとく、上
記熱伝導率の低い材料が、樹脂製あるいは紙製などの非
金属材料製のものであると、この樹脂製あるいは紙製な
どの非金属材料製の熱伝導率の低い材料にて放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間に温度差T'0
−T2だけ自ずと生じて、この温度差により、強制空冷
が確実に不要でありながら、良好でより一層高い放熱効
果を得ることができるものである。そして、放熱面
(1)や発熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)
を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として確実に
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を確実に形成することができるものであ
る。よって、放熱面(1)や発熱面との密着性および強
制空冷が確実に不要でありながら、より一層高い放熱効
果を得ることができるものである。
【0031】具体的には、放熱面(1)に貼りつけた熱
電対にて図1の(a)および(b)に示すごとき放熱構
造において、下記の表1の実験条件により、放熱フィン
(2)の有無の効果を計測してみると、下記の表2のよ
うになり、放熱面(1)に対して樹脂製あるいは紙製な
どの非金属材料製のものからなる放熱フィン(2)を接
触させることにより、放熱フィン(2)の先端(4)と
放熱面(1)との間に温度差を生じさせて、より一層高
い放熱効果を得ることができるものであることがわかる
ものである。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】また、図5および図6のそれぞれ(a)、
(b)に示すごとく、上記放熱面(1)と上記放熱フィ
ン(2)との接触面積を小さくしたものであると、この
ような小さな接触面積にて放熱フィン(2)において、
基端(3)から先端(4)へ伝わる熱量としては小さく
なり、その結果、放熱フィン(2)の基端(3)と先端
(4)との間に温度差を生じて、放熱フィン(2)の先
端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が自ずと生じ
るので、この温度差により、強制空冷が確実に不要であ
りながら、良好でより一層高い放熱効果を得ることがで
きるものである。そして、放熱面(1)や発熱面との密
着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものなどの
安価な材料で別部品として確実に作成することができる
ものであり、この放熱フィン(2)を機器に設置するこ
とにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実に形
成することができるものである。よって、放熱面(1)
や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不要であり
ながら、より一層高い放熱効果を得ることができるもの
である。
【0035】具体的には、下記の熱伝導の式を示した
(数1)により、放熱面(1)と放熱フィン(2)との
接触面積を小さくすると、断面積Aが小さなものとな
り、その結果、熱量Qは、小さくなるものである。
【0036】
【数1】
【0037】特に、図6のそれぞれ(a)、(b)に示
すごとく、上記放熱フィン(2)の全体の断面積を小さ
くしたものであると、全体の断面積を小さくした放熱フ
ィン(2)にて基端(3)から先端(4)へ伝わる熱量
としては小さくなり、その結果、放熱フィン(2)の基
端(3)と先端(4)との間に温度差を生じて、放熱フ
ィン(2)の先端(4)と放熱面(1)との間にも温度
差が自ずと生じるので、この温度差により、強制空冷が
確実に不要でありながら、良好でより一層高い放熱効果
を得ることができるものである。そして、放熱面(1)
や発熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂
製のものなどの安価な材料で別部品として確実に作成す
ることができるものであり、この放熱フィン(2)を機
器に設置することにより、様々な発熱体に対して、放熱
機構を確実に形成することができるものである。よっ
て、放熱面(1)や発熱面との密着性および強制空冷が
確実に不要でありながら、より一層高い放熱効果を得る
ことができるものである。
【0038】なお、図5のそれぞれ(a)、(b)に示
すごとく、上記放熱フィン(2)の基端(3)の断面積
を小さくするとともに、同放熱フィン(2)の表面積を
大きくしたものであると、このような放熱フィン(2)
にて基端(3)から先端(4)へ伝わる熱量としては小
さくなり、加えて、放熱フィン(2)の表面積が大きい
ために、伝熱面積としては大きくなり、その結果、放熱
フィン(2)の基端(3)と先端(4)との間に温度差
を確実に生じて、放熱フィン(2)の先端(4)と放熱
面(1)との間にも温度差が自ずと確実に生じるので、
この温度差により、強制空冷が確実に不要でありなが
ら、良好でより一層高い放熱効果を得ることができるも
のである。そして、放熱面(1)や発熱面との密着性が
不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものなどの安価な
材料で別部品として確実に作成することができるもので
あり、この放熱フィン(2)を機器に設置することによ
り、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実に形成する
ことができるものである。よって、放熱面(1)や発熱
面との密着性および強制空冷が確実に不要でありなが
ら、より一層高い放熱効果を得ることができるものであ
る。
【0039】また、図7の(a)、(b)および図8に
示すごとく、上記放熱フィン(2)の長さを長くしたも
のであると、この長さを長くした放熱フィン(2)にて
放熱フィン(2)の基端(3)と先端(4)との間に温
度差を確実に生じて、放熱フィン(2)の先端(4)と
放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実に生じるの
で、この温度差により、強制空冷が確実に不要でありな
がら、良好でより一層高い放熱効果を得ることができる
ものである。そして、放熱面(1)や発熱面との密着性
が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものなどの安価
な材料で別部品として確実に作成することができるもの
であり、この放熱フィン(2)を機器に設置することに
より、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実に形成す
ることができるものである。よって、放熱面(1)や発
熱面との密着性および強制空冷が確実に不要でありなが
ら、より一層高い放熱効果を得ることができるものであ
る。
【0040】具体的には、上記の熱伝導の式を示した
(数1)により、熱量Qが一定である場合、温度差ΔT
は、放熱フィン(2)の長さと比例関係にあるから、同
放熱フィン(2)の長さを長くするほど、放熱フィン
(2)の基端(3)と先端(4)との間に温度差を確実
に生じるから、放熱フィン(2)の先端(4)と放熱面
(1)との間にも温度差が自ずと確実に生じるものとな
る。
【0041】さらに、図4の(a)、(b)に示すごと
く、上記放熱フィン(2)の基端(3)の断面積に比べ
て、同放熱フィン(2)の先端(4)の断面積を小さく
したものであると、このような放熱フィン(2)にて同
放熱フィン(2)の基端(3)と先端(4)との間に温
度差を確実に生じて、放熱フィン(2)の先端(4)と
放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実に生じるの
で、この温度差により、強制空冷が確実に不要でありな
がら、良好でより一層高い放熱効果を得ることができる
ものである。そして、放熱面(1)や発熱面との密着性
が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものなどの安価
な材料で別部品として確実に作成することができるもの
であり、この放熱フィン(2)を機器に設置することに
より、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実に形成す
ることができるものである。よって、放熱面(1)や発
熱面との密着性および強制空冷が確実に不要でありなが
ら、より一層高い放熱効果を得ることができるものであ
る。
【0042】具体的には、上記の熱伝導の式を示した
(数1)により、熱量Qが一定である場合、温度勾配Δ
T/Lは、放熱フィン(2)の断面積と反比例するか
ら、放熱面(1)と接触している同放熱フィン(2)の
基端(3)から同放熱フィン(2)の先端(4)にかけ
て、放熱フィン(2)の断面積の減少とともに、温度勾
配ΔT/Lが大きくなり、放熱フィン(2)の基端
(3)と先端(4)との間に温度差を確実に生じるか
ら、放熱フィン(2)の先端(4)と放熱面(1)との
間にも温度差が自ずと確実に生じるものとなる。
【0043】特に、図9ないし図13に示すごとく、上
記放熱面(1)と上記放熱フィン(2)の基端(3)と
の間に温度差を生じさせたものであると、放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が
自ずと確実に生じるので、この温度差により、強制空冷
が確実に不要でありながら、良好でより一層高い放熱効
果を得ることができるものである。そして、放熱面
(1)や発熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)
を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として確実に
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を確実に形成することができるものであ
る。よって、放熱面(1)や発熱面との密着性および強
制空冷が確実に不要でありながら、より一層高い放熱効
果を得ることができるものである。
【0044】また、上記放熱面(1)と上記放熱フィン
(2)との間の熱抵抗を大きくしたものであると、この
放熱面(1)と放熱フィン(2)との間の熱抵抗にて放
熱面(1)と放熱フィン(2)の基端(3)との間に確
実に温度差を生じるものとなり、その結果、放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が
自ずと確実に生じるので、この温度差により、強制空冷
が確実に不要でありながら、良好でより一層高い放熱効
果を得ることができるものである。そして、放熱面
(1)や発熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)
を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として確実に
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を確実に形成することができるものであ
る。よって、放熱面(1)や発熱面との密着性および強
制空冷が確実に不要でありながら、より一層高い放熱効
果を得ることができるものである。
【0045】さらに、図9ないし図11に示すごとく、
上記放熱面(1)と上記放熱フィン(2)との間に熱伝
導率の低い物質(5)を介在させたものであると、この
熱伝導率の低い物質(5)にて放熱面(1)と放熱フィ
ン(2)の基端(3)との間に確実に温度差を生じるも
のとなり、その結果、放熱フィン(2)の先端(4)と
放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実に生じるの
で、この温度差により、強制空冷が確実に不要でありな
がら、良好でより一層高い放熱効果を得ることができる
ものである。そして、放熱面(1)や発熱面との密着性
が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものなどの安価
な材料で別部品として確実に作成することができるもの
であり、この放熱フィン(2)を機器に設置することに
より、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実に形成す
ることができるものである。よって、放熱面(1)や発
熱面との密着性および強制空冷が確実に不要でありなが
ら、より一層高い放熱効果を得ることができるものであ
る。
【0046】具体的には、上記の熱伝導の式を示した
(数1)により、熱量Qが一定である場合、温度勾配Δ
T/Lは、熱伝導率Kと反比例するから、熱伝導率の低
い物質(5)を通過する際に、温度勾配ΔT/Lとして
は大きくなり、放熱面(1)と放熱フィン(2)の基端
(3)との間に温度差T'0−T1が生じ、これにより、
放熱フィン(2)の先端(4)と放熱面(1)との間に
も温度差T'0−T2が自ずと確実に生じるものとなる。
【0047】なお、上記熱伝導率の低い物質(5)とし
ては、様々なものを採用することができるものであり、
特に制限されるものではないが、例えば、樹脂や紙など
を採用することができるものである。
【0048】そして、図10の(a)、(b)および図
11に示すごとく、上記熱伝導率の低い物質(5)が、
空気層(6)であると、この空気層(6)である熱伝導
率の低い物質(5)にて放熱面(1)と放熱フィン
(2)の基端(3)との間に確実に温度差を生じるもの
となり、その結果、放熱フィン(2)の先端(4)と放
熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実に生じるの
で、この温度差により、強制空冷が確実に不要でありな
がら、良好でより一層高い放熱効果を得ることができる
ものである。そして、放熱面(1)や発熱面との密着性
が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものなどの安価
な材料で別部品として確実に作成することができるもの
であり、この放熱フィン(2)を機器に設置することに
より、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実に形成す
ることができるものである。よって、放熱面(1)や発
熱面との密着性および強制空冷が確実に不要でありなが
ら、より一層高い放熱効果を得ることができるものであ
る。
【0049】具体的には、上記の熱伝導の式を示した
(数1)により、熱量Qが一定である場合、温度勾配Δ
T/Lは、熱伝導率Kと反比例するから、熱伝導率の低
い空気層(6)を通過する際に、温度勾配ΔT/Lとし
ては大きくなり、放熱面(1)と放熱フィン(2)の基
端(3)との間に温度差T'0−T1が生じ、これによ
り、放熱フィン(2)の先端(4)と放熱面(1)との
間にも温度差T'0−T2が自ずと確実に生じるものとな
る。
【0050】なお、図12の(a)、(b)および図1
3に示すごとく、上記放熱フィン(2)の基端(3)面
が、鏡面(7)であると、鏡面(7)である放熱フィン
(2)の基端(3)面にて輻射率を小さくすることがで
きるものであり、この鏡面(7)部分で輻射の影響が小
さくなり、放熱フィン(2)の基端(3)と先端(4)
との間に温度差を確実に生じて、放熱フィン(2)の先
端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実
に生じるので、この温度差により、強制空冷が確実に不
要でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得るこ
とができるものである。そして、放熱面(1)や発熱面
との密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のもの
などの安価な材料で別部品として確実に作成することが
できるものであり、この放熱フィン(2)を機器に設置
することにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を確
実に形成することができるものである。よって、放熱面
(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不要
でありながら、より一層高い放熱効果を得ることができ
るものである。
【0051】具体的には、下記の輻射による伝熱流の式
を示した(数2)により、輻射による熱量Qは、輻射率
εに比例し、鏡面(7)である放熱フィン(2)の基端
(3)面にて輻射率を小さくすることで、この鏡面
(7)部分で輻射の影響が小さくなり、放熱フィン
(2)の基端(3)と先端(4)との間に温度差を確実
に生じるものとなり、その結果、放熱フィン(2)の先
端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実
に生じるものである。
【0052】
【数2】
【0053】なお、図1ないし図13に示すごとく、上
記放熱フィン(2)が、弾性体であると、弾性体である
放熱フィン(2)にて耐衝撃性が強くなり、耐衝撃性の
強い放熱構造を得ることができるものとなる。
【0054】本発明の放熱構造によると、図1ないし図
13に示すごとく、放熱面(1)から放熱させるための
放熱フィン(2)を突設させてなる放熱構造において、
上記放熱面(1)と上記放熱フィン(2)の先端(4)
との間に故意に温度差を生じさせたので、放熱面(1)
から放熱させるための放熱フィン(2)の先端(4)と
放熱面(1)との間に故意に生じさせている温度差にて
強制空冷が不要でありながら、良好で高い放熱効果を得
ることができるものである。仮に、熱伝導率の低い材料
から形成されている放熱フィン(2)を採用したとして
も、高い放熱効果を得ることができるために、様々な材
料で安価に放熱機構を形成することができるものであ
る。そして、放熱面(1)や発熱面との密着性を必要と
していないので、放熱フィン(2)を樹脂製のものなど
の安価な材料で別部品として作成することができるもの
であり、この放熱フィン(2)を機器に設置することに
より、様々な発熱体に対して、放熱機構を形成すること
ができるものである。
【0055】すなわち、本発明は、放熱面(1)や発熱
面との密着性および強制空冷が不要でありながら、高い
放熱効果を得ることができるものである。
【0056】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る放熱構造による
と、放熱面(1)から放熱させるための放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間に故意に生じ
させている温度差にて強制空冷が不要でありながら、良
好で高い放熱効果を得ることができるものである。仮
に、熱伝導率の低い材料から形成されている放熱フィン
(2)を採用したとしても、高い放熱効果を得ることが
できるために、様々な材料で安価に放熱機構を形成する
ことができるものである。そして、放熱面(1)や発熱
面との密着性を必要としていないので、放熱フィン
(2)を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を形成することができるものである。
【0057】すなわち、本発明は、放熱面(1)や発熱
面との密着性および強制空冷が不要でありながら、高い
放熱効果を得ることができるものである。
【0058】本発明の請求項2に係る放熱構造による
と、請求項1記載の場合に加えて、放熱フィン(2)の
基端(3)と先端(4)との間に生じさせている温度差
にて放熱フィン(2)の先端(4)と放熱面(1)との
間に温度差が自ずと生じて、この温度差により、強制空
冷が確実に不要でありながら、良好でより一層高い放熱
効果を得ることができるものである。そして、放熱面
(1)や発熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)
を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として確実に
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を確実に形成することができるものであ
る。よって、放熱面(1)や発熱面との密着性および強
制空冷が確実に不要でありながら、より一層高い放熱効
果を得ることができるものである。
【0059】本発明の請求項3に係る放熱構造による
と、請求項2記載の場合に加えて、熱伝導率の低い材料
から形成されている放熱フィン(2)にて放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間に温度差が自
ずと生じて、この温度差により、強制空冷が確実に不要
でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得ること
ができるものである。そして、放熱面(1)や発熱面と
の密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものな
どの安価な材料で別部品として確実に作成することがで
きるものであり、この放熱フィン(2)を機器に設置す
ることにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実
に形成することができるものである。よって、放熱面
(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不要
でありながら、より一層高い放熱効果を得ることができ
るものである。
【0060】本発明の請求項4に係る放熱構造による
と、請求項3記載の場合に加えて、この樹脂製あるいは
紙製などの非金属材料製の熱伝導率の低い材料にて放熱
フィン(2)の先端(4)と放熱面(1)との間に温度
差が自ずと生じて、この温度差により、強制空冷が確実
に不要でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得
ることができるものである。そして、放熱面(1)や発
熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製の
ものなどの安価な材料で別部品として確実に作成するこ
とができるものであり、この放熱フィン(2)を機器に
設置することにより、様々な発熱体に対して、放熱機構
を確実に形成することができるものである。よって、放
熱面(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に
不要でありながら、より一層高い放熱効果を得ることが
できるものである。
【0061】本発明の請求項5に係る放熱構造による
と、請求項2記載の場合に加えて、このような小さな接
触面積にて放熱フィン(2)において、基端(3)から
先端(4)へ伝わる熱量としては小さくなり、その結
果、放熱フィン(2)の基端(3)と先端(4)との間
に温度差を生じて、放熱フィン(2)の先端(4)と放
熱面(1)との間にも温度差が自ずと生じるので、この
温度差により、強制空冷が確実に不要でありながら、良
好でより一層高い放熱効果を得ることができるものであ
る。そして、放熱面(1)や発熱面との密着性が不要
で、放熱フィン(2)を樹脂製のものなどの安価な材料
で別部品として確実に作成することができるものであ
り、この放熱フィン(2)を機器に設置することによ
り、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実に形成する
ことができるものである。よって、放熱面(1)や発熱
面との密着性および強制空冷が確実に不要でありなが
ら、より一層高い放熱効果を得ることができるものであ
る。
【0062】本発明の請求項6に係る放熱構造による
と、請求項5記載の場合に加えて、全体の断面積を小さ
くした放熱フィン(2)にて基端(3)から先端(4)
へ伝わる熱量としては小さくなり、その結果、放熱フィ
ン(2)の基端(3)と先端(4)との間に温度差を生
じて、放熱フィン(2)の先端(4)と放熱面(1)と
の間にも温度差が自ずと生じるので、この温度差によ
り、強制空冷が確実に不要でありながら、良好でより一
層高い放熱効果を得ることができるものである。そし
て、放熱面(1)や発熱面との密着性が不要で、放熱フ
ィン(2)を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品と
して確実に作成することができるものであり、この放熱
フィン(2)を機器に設置することにより、様々な発熱
体に対して、放熱機構を確実に形成することができるも
のである。よって、放熱面(1)や発熱面との密着性お
よび強制空冷が確実に不要でありながら、より一層高い
放熱効果を得ることができるものである。
【0063】本発明の請求項7に係る放熱構造による
と、請求項5記載の場合に加えて、このような放熱フィ
ン(2)にて基端(3)から先端(4)へ伝わる熱量と
しては小さくなり、加えて、放熱フィン(2)の表面積
が大きいために、伝熱面積としては大きくなり、その結
果、放熱フィン(2)の基端(3)と先端(4)との間
に温度差を確実に生じて、放熱フィン(2)の先端
(4)と放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実に
生じるので、この温度差により、強制空冷が確実に不要
でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得ること
ができるものである。そして、放熱面(1)や発熱面と
の密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものな
どの安価な材料で別部品として確実に作成することがで
きるものであり、この放熱フィン(2)を機器に設置す
ることにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実
に形成することができるものである。よって、放熱面
(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不要
でありながら、より一層高い放熱効果を得ることができ
るものである。
【0064】本発明の請求項8に係る放熱構造による
と、請求項2記載の場合に加えて、この長さを長くした
放熱フィン(2)にて放熱フィン(2)の基端(3)と
先端(4)との間に温度差を確実に生じて、放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が
自ずと確実に生じるので、この温度差により、強制空冷
が確実に不要でありながら、良好でより一層高い放熱効
果を得ることができるものである。そして、放熱面
(1)や発熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)
を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として確実に
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を確実に形成することができるものであ
る。よって、放熱面(1)や発熱面との密着性および強
制空冷が確実に不要でありながら、より一層高い放熱効
果を得ることができるものである。
【0065】本発明の請求項9に係る放熱構造による
と、請求項2記載の場合に加えて、このような放熱フィ
ン(2)にて同放熱フィン(2)の基端(3)と先端
(4)との間に温度差を確実に生じて、放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が
自ずと確実に生じるので、この温度差により、強制空冷
が確実に不要でありながら、良好でより一層高い放熱効
果を得ることができるものである。そして、放熱面
(1)や発熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)
を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として確実に
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を確実に形成することができるものであ
る。よって、放熱面(1)や発熱面との密着性および強
制空冷が確実に不要でありながら、より一層高い放熱効
果を得ることができるものである。
【0066】本発明の請求項10に係る放熱構造による
と、請求項1記載の場合に加えて、放熱フィン(2)の
先端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確
実に生じるので、この温度差により、強制空冷が確実に
不要でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得る
ことができるものである。そして、放熱面(1)や発熱
面との密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のも
のなどの安価な材料で別部品として確実に作成すること
ができるものであり、この放熱フィン(2)を機器に設
置することにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を
確実に形成することができるものである。よって、放熱
面(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不
要でありながら、より一層高い放熱効果を得ることがで
きるものである。
【0067】本発明の請求項11に係る放熱構造による
と、請求項10記載の場合に加えて、この放熱面(1)
と放熱フィン(2)との間の熱抵抗にて放熱面(1)と
放熱フィン(2)の基端(3)との間に確実に温度差を
生じるものとなり、その結果、放熱フィン(2)の先端
(4)と放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実に
生じるので、この温度差により、強制空冷が確実に不要
でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得ること
ができるものである。そして、放熱面(1)や発熱面と
の密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものな
どの安価な材料で別部品として確実に作成することがで
きるものであり、この放熱フィン(2)を機器に設置す
ることにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実
に形成することができるものである。よって、放熱面
(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不要
でありながら、より一層高い放熱効果を得ることができ
るものである。
【0068】本発明の請求項12に係る放熱構造による
と、請求項10または請求項11記載の場合に加えて、
この熱伝導率の低い物質(5)にて放熱面(1)と放熱
フィン(2)の基端(3)との間に確実に温度差を生じ
るものとなり、その結果、放熱フィン(2)の先端
(4)と放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実に
生じるので、この温度差により、強制空冷が確実に不要
でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得ること
ができるものである。そして、放熱面(1)や発熱面と
の密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものな
どの安価な材料で別部品として確実に作成することがで
きるものであり、この放熱フィン(2)を機器に設置す
ることにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実
に形成することができるものである。よって、放熱面
(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不要
でありながら、より一層高い放熱効果を得ることができ
るものである。
【0069】本発明の請求項13に係る放熱構造による
と、請求項12記載の場合に加えて、この空気層(6)
である熱伝導率の低い物質(5)にて放熱面(1)と放
熱フィン(2)の基端(3)との間に確実に温度差を生
じるものとなり、その結果、放熱フィン(2)の先端
(4)と放熱面(1)との間にも温度差が自ずと確実に
生じるので、この温度差により、強制空冷が確実に不要
でありながら、良好でより一層高い放熱効果を得ること
ができるものである。そして、放熱面(1)や発熱面と
の密着性が不要で、放熱フィン(2)を樹脂製のものな
どの安価な材料で別部品として確実に作成することがで
きるものであり、この放熱フィン(2)を機器に設置す
ることにより、様々な発熱体に対して、放熱機構を確実
に形成することができるものである。よって、放熱面
(1)や発熱面との密着性および強制空冷が確実に不要
でありながら、より一層高い放熱効果を得ることができ
るものである。
【0070】本発明の請求項14に係る放熱構造による
と、請求項10記載の場合に加えて、鏡面(7)である
放熱フィン(2)の基端(3)面にて輻射率を小さくす
ることができるものであり、この鏡面(7)部分で輻射
の影響が小さくなり、放熱フィン(2)の基端(3)と
先端(4)との間に温度差を確実に生じて、放熱フィン
(2)の先端(4)と放熱面(1)との間にも温度差が
自ずと確実に生じるので、この温度差により、強制空冷
が確実に不要でありながら、良好でより一層高い放熱効
果を得ることができるものである。そして、放熱面
(1)や発熱面との密着性が不要で、放熱フィン(2)
を樹脂製のものなどの安価な材料で別部品として確実に
作成することができるものであり、この放熱フィン
(2)を機器に設置することにより、様々な発熱体に対
して、放熱機構を確実に形成することができるものであ
る。よって、放熱面(1)や発熱面との密着性および強
制空冷が確実に不要でありながら、より一層高い放熱効
果を得ることができるものである。
【0071】本発明の請求項15に係る放熱構造による
と、請求項1ないし請求項14いずれか記載の場合に加
えて、弾性体である放熱フィン(2)にて耐衝撃性が強
くなり、耐衝撃性の強い放熱構造を得ることができるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施形態である放熱
構造を示した斜視図であり、(b)は、(a)の放熱構
造の要部側面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態である放熱構造を示し
た斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施形態である放熱構造を示し
た斜視図である。
【図4】(a)は、本発明の第4の実施形態である放熱
構造を示した斜視図であり、(b)は、(a)の放熱構
造の要部側面図である。
【図5】(a)は、本発明の第5の実施形態である放熱
構造を示した斜視図であり、(b)は、(a)の放熱構
造の要部側面図である。
【図6】(a)は、本発明の第6の実施形態である放熱
構造を示した斜視図であり、(b)は、(a)の放熱構
造の要部側面図である。
【図7】(a)は、本発明の第7の実施形態である放熱
構造を示した斜視図であり、(b)は、(a)の放熱構
造の要部側面図である。
【図8】本発明の第8の実施形態である放熱構造を示し
た斜視図である。
【図9】(a)は、本発明の第9の実施形態である放熱
構造を示した斜視図であり、(b)は、(a)の放熱構
造の要部側面図である。
【図10】(a)は、本発明の第10の実施形態である
放熱構造を示した斜視図であり、(b)は、(a)の放
熱構造の要部側面図である。
【図11】本発明の第11の実施形態である放熱構造を
示した斜視図である。
【図12】(a)は、本発明の第12の実施形態である
放熱構造を示した斜視図であり、(b)は、(a)の放
熱構造の要部側面図である。
【図13】本発明の第13の実施形態である放熱構造を
示した斜視図である。
【図14】(a)は、一従来例である放熱構造を示した
斜視図であり、(b)は、(a)の放熱構造の要部側面
図である。
【図15】(a)は、他の一従来例である放熱構造を示
した斜視図であり、(b)は、(a)の放熱構造の要部
側面図である。
【符号の説明】
1 放熱面 2 放熱フィン 3 基端 4 先端 5 熱伝導率の低い物質 6 空気層 7 鏡面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 晋央 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小松原 史裕 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F078 GB02 GB16 5E322 AA01 FA04 5F036 AA01 BA04 BA23 BB05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱面から放熱させるための放熱フィン
    を突設させてなる放熱構造において、上記放熱面と上記
    放熱フィンの先端との間に故意に温度差を生じさせたこ
    とを特徴とする放熱構造。
  2. 【請求項2】 上記放熱フィンの基端と先端との間に温
    度差を生じさせたことを特徴とする請求項1記載の放熱
    構造。
  3. 【請求項3】 上記放熱フィンが、熱伝導率の低い材料
    から形成されているものであることを特徴とする請求項
    2記載の放熱構造。
  4. 【請求項4】 上記熱伝導率の低い材料が、樹脂製ある
    いは紙製などの非金属材料製のものであることを特徴と
    する請求項3記載の放熱構造。
  5. 【請求項5】 上記放熱面と上記放熱フィンとの接触面
    積を小さくしたことを特徴とする請求項2記載の放熱構
    造。
  6. 【請求項6】 上記放熱フィンの全体の断面積を小さく
    したことを特徴とする請求項5記載の放熱構造。
  7. 【請求項7】 上記放熱フィンの基端の断面積を小さく
    するとともに、同放熱フィンの表面積を大きくしたこと
    を特徴とする請求項5記載の放熱構造。
  8. 【請求項8】 上記放熱フィンの長さを長くしたことを
    特徴とする請求項2記載の放熱構造。
  9. 【請求項9】 上記放熱フィンの基端の断面積に比べ
    て、同放熱フィンの先端の断面積を小さくしたことを特
    徴とする請求項2記載の放熱構造。
  10. 【請求項10】 上記放熱面と上記放熱フィンの基端と
    の間に温度差を生じさせたことを特徴とする請求項1記
    載の放熱構造。
  11. 【請求項11】 上記放熱面と上記放熱フィンとの間の
    熱抵抗を大きくしたことを特徴とする請求項10記載の
    放熱構造。
  12. 【請求項12】 上記放熱面と上記放熱フィンとの間に
    熱伝導率の低い物質を介在させたことを特徴とする請求
    項10または請求項11記載の放熱構造。
  13. 【請求項13】 上記熱伝導率の低い物質が、空気層で
    あることを特徴とする請求項12記載の放熱構造。
  14. 【請求項14】 上記放熱フィンの基端面が、鏡面であ
    ることを特徴とする請求項10記載の放熱構造。
  15. 【請求項15】 上記放熱フィンが、弾性体であること
    を特徴とする請求項1ないし請求項14いずれか記載の
    放熱構造。
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