JP2012045893A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】インク供給路内の気泡の吸引排出動作のために必要なインクの排出量を必要最小限に抑えることができるインクジェット記録装置、およびインクジェット記録装置の制御方法を提供すること。
【解決手段】吸引排出動作によって、供給チューブ7内の気泡B11をサブタンク9内に移動させ、かつサブタンク9内の気泡B10を記録ヘッドの吐出口から外部に吸引排出する。前回の吸引排出動作後に供給チューブ7内に進入した気泡の量と、サブタンク9内に残存する気泡の量と、の合計が、サブタンク9内において残留が許容される気泡の許容量を越えない時期に、吸引排出動作を行なう。
【選択図】図8
【解決手段】吸引排出動作によって、供給チューブ7内の気泡B11をサブタンク9内に移動させ、かつサブタンク9内の気泡B10を記録ヘッドの吐出口から外部に吸引排出する。前回の吸引排出動作後に供給チューブ7内に進入した気泡の量と、サブタンク9内に残存する気泡の量と、の合計が、サブタンク9内において残留が許容される気泡の許容量を越えない時期に、吸引排出動作を行なう。
【選択図】図8
Description
本発明は、メインタンクからインク供給路を通してサブタンクに供給されたインクを用いて画像を記録するインクジェット記録装置、および、そのインクジェット記録装置の制御方法に関するものである。
インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置としては、記録ヘッドから離れた位置のインクタンクから、チューブ等のインク供給管を介して、記録ヘッドにインクを供給するものもある。このようなインク供給管を介したインクジェット記録装置は、インクタンクの設置の自由度が増す、あるいはインクタンクの大容量化が容易となる等の利点がある。一方、インク供給管に用いられる弾性材料の多くは気体を透過させる性質をもっているため、長期に亘る使用期間中に、インク供給管内に気泡が進入するおそれがある。その気泡がインクの流れに伴って記録ヘッドの内部へ流入した場合には、記録ヘッドにおけるインクの吐出不良などの弊害をもたらすおそれがある。そのため、このようにインク供給管内に進入した気泡は排除する必要がある。
特許文献1には、メインタンクと、サブタンクを備えた記録ヘッドと、が離れている記録装置において、それらを連通するインク供給管内に進入した気泡を排出する方法が記載されている。その方法においては、まず、記録ヘッドのノズルに外部から負圧を作用させることにより、記録ヘッドおよびサブタンクを通してインク供給管内を減圧し、メインタンクから、サブタンクを備えた記録ヘッドに向かってインクを供給する。これにより、記録ヘッドのノズルからのインクの吸引排出を伴って、インク供給管内の気泡をサブタンク内へ流入させる。その後、インク供給管の上流部に備えられた開閉弁を閉じてから、記録ヘッドのノズルに外部から負圧を作用させることにより、記録ヘッドおよびサブタンクを通してインク供給管内を減圧する。その減圧後に、開閉弁を開放することにより、十分なインクの流速によって、インクと共にサブタンク内の気泡を記録ヘッドのノズルから外部に吸引排出する。このように、インク供給管内に進入した気泡を排出するために、2段階的なインクの吸引排出動作が必要であった。
しかしながら、特許文献1においては、インク供給管内の気泡を排出するために、その気泡をサブタンク内に移動させるための吸引排出動作と、サブタンク内の気泡を記録ヘッドのノズルから排出するための吸引排出動作と、が必要であった。これらの吸引排出動作の都度、記録ヘッドのノズルからインクが排出されることになる。したがって、メインタンクに必要量のインクが残っていない場合には、このような吸引排出動作を実行することができず、気泡によってインクの吐出不良などの弊害が生じるおそれがある。また、このような弊害を回避するためには、メインタンクを交換しなければならなかった。
本発明の目的は、インク供給路内の気泡の吸引排出動作のために必要なインクの排出量を必要最小限に抑えることができるインクジェット記録装置、およびインクジェット記録装置の制御方法を提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドに備わるサブタンクに、インク供給路を通してメインタンクからインクを供給し、前記サブタンクに供給されたインクを前記記録ヘッドの吐出口から吐出することによって画像を記録するインクジェット記録装置であって、前記吐出口に外部から負圧を作用させて、前記記録ヘッドおよび前記サブタンクを通して前記インク供給路内を減圧可能な減圧手段と、前記インク供給内に外部から進入する気泡の進入量を推定する推定手段と、前記インク供給路内の気泡を前記サブタンクの方向に移動させ、かつ前記サブタンク内の気泡を前記記録ヘッドの吐出口から外部に吸引排出する吸引排出動作を行なうように、前記減圧手段によって前記インク供給路内を減圧する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前回の吸引排出動作後に前記推定手段によって推定された気泡の量と、前記サブタンク内に残存する気泡の量と、の合計が、前記サブタンク内において残留が許容される気泡の許容量を越える前に、前記吸引排出動作を行なわせることを特徴とする。
本発明によれば、サブタンク内に所定量以内の残留することを前提として吸引排出動作を行なうことにより、1回当りの吸引排出動作に必要なインクの排出量を削減することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のインクジェット記録装置における要部の概略構成図である。
図1は、本発明のインクジェット記録装置における要部の概略構成図である。
図1において、1,2,3,4はメインタンクであり、それぞれ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクが貯蔵されている。これらのメインタンクに貯蔵されているインクは、後述するように、加圧ポンプ5により加圧されて圧送され、ジョイント部6を介して、各インク色に対応した供給チューブ7内に送られる。供給チューブ7の上流側に備わる開閉弁8によって、各インク色に対応する供給チューブ7を個別に連通、遮断することが可能である。供給チューブ7の下流側は、各インク色に対応するサブタンク9,10,11,12に接合されている。これらのサブタンクは、対応するインクを一時的に貯蔵し、記録動作時およびメンテナンス時に、それらのインクを記録ヘッド13に供給する。サブタンク9から12と、記録ヘッド13は、図示しない駆動モータの駆動力により矢印Xの主走査方向に往復移動されるキャリッジ14に装着されている。記録媒体Pは、不図示の搬送機構によって、主走査方向と交差(本例の場合は、直交)する矢印Yの副走査方向に搬送される。
記録ヘッド13には、インクを吐出可能な複数のノズルが形成されており、それらのノズルは、各インク色に対応するノズル列が主走査方向と交差(本例の場合は、直交)する方向に延在するように形成されている。それぞれのノズルは、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などを用いて、インクを吐出することができる。電気熱変換体を用いた場合には、その発熱によってインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して、ノズル先端の吐出口からインクを吐出することができる。
記録ヘッド13がキャリッジ14と共に主走査方向に移動しつつノズルからインクを吐出する記録走査(スキャン)と、記録媒体Pを副走査方向に搬送する動作と、を交互に繰り返すことにより、記録媒体P上に順次画像を記録することができる。このように本例の記録装置は、いわゆるシリアルスキャン方式の記録装置として機能する。記録ヘッド13のメンテナンスが必要な場合には、キャリッジ14が吸引キャップ15の上方位置まで移動する。吸引キャップ15は、図示しない駆動源により昇降可能であり、メンテナンス時に上昇することにより、ノズルが形成された記録ヘッド13のノズル形成面に密着してキャッピングする。吸引キャップ15は吸引ポンプ16に接合されており、吸引回復動作時に、吸引キャップ15内を減圧可能である。吸引ポンプ16によって吸引キャップ15内を減圧することにより、記録ヘッド13のノズルから、記録ヘッド13内のインクを吸引キャップ15内に吸引排出することができる。すなわち、ノズル先端の吐出口に外部から負圧を作用させることにより、記録ヘッド内およびインク供給路内の気泡をインクと共に吸引排出することができる。吸引排出されたインクは、排出管17を通して、インクジェット記録装置内の不図示の廃インク吸収体に排出されて、貯蔵される。
このような吸引排出動作により、メインタンクから記録ヘッド13までのインク供給路内、および記録ヘッド13内の増粘インクや気泡を排出することができる。さらに、開閉弁8を閉じた状態で吸引ポンプ16を作動させることにより、後述するように、メインタンクから記録ヘッド13までのインク供給路内、および記録ヘッド13内の減圧度を高めることができる。
図2は、本例の記録装置の制御系のブロック構成図である。
CPU100は、メインバスライン105を介して装置各部の制御およびデータ処理を実行する。すなわち、CPU100は、ROM101に格納されるプログラムにしたがって、データ処理、記録ヘッドの駆動、およびキャリッジの駆動を制御して、記録動作を実行する。CPU100は、インターフェース104を介して外部のホスト装置との通信処理が可能である。CPU100の制御下において、後述するように、気泡の進入要因毎に気泡の進入量を推定する処理と、それらの推定された気泡の進入量に基づいて吸引排出動作を制御する処理を実行することができる。また、これらの処理の少なくとも一部は、インターフェース104を介して接続される外部のホスト装置によって実行してもよい。RAM102は、CPU100によるデータ処理等のワークエリアとして用いられる。またRAM102は、一時的に、複数スキャン分の記録データ、記録ヘッドのインクの吐出状態を良好に維持するための回復動作(吸引排出動作を含む)に関するパラメータ、およびインクの供給動作に関するパラメータ等を保存することができる。画像入力部103は、ホスト装置からインターフェース104を介して入力した画像を一時的に保持する。不揮発性メモリ116は回復処理動作が行われた時刻や回数等を含む記録装置の動作履歴を記憶する。
117は温度センサ、118は湿度センサであり、記録装置が設置されている環境の温度および湿度を検出し、その検出結果は、記録ヘッドからのインクの吐出動作、および記録ヘッドの回復動作の制御因子として処理される。供給系制御回路106は、RAM102に格納されている供給処理プログラムにしたがって供給系モータ107を駆動制御し、加圧ポンプ5を動作させる。この加圧ポンプ5の動作によって、前述したようにメインタンク内のインクが加圧される。回復系制御回路108は、RAM102に格納されている回復処理プログラムにしたがって回復系モータを駆動制御し、前述した吸引キャップ15の昇降、および吸引ポンプ16による回復処理動作を実行する。ヘッド駆動制御回路112は、画像を記録するために記録ヘッド13からインクを吐出(インクの吐出動作)させる。キャリッジ駆動制御回路114は、画像入力部103から入力された記録データにしたがって、キャリッジ14の主走査方向の移動を制御する。
図3は、メインタンク1から4と、記録装置側のジョイント部6と、の関係を説明するための断面図である。図3においては、メインタンク1から4の内の1つのメインタンク1と、それに対応するジョイント部6と、の関係を代表的に示す。他のメインタンクと、それらに対応するジョイント部と、の関係も同様である。
メインタンク1は、メインタンク外装21内にインクパック22を収納した構成とされており、インク連通管23を通して、インクパック22内のインクを記録装置内に供給することができる。インク連通管23は、メインタンク外装21に支持されており、インクジョイント部26とジョイントすることによって、記録装置のインク供給路を形成する供給チューブ7(図1参照)と連通する。インク連通管23がインクジョイント部26とジョイントしていないとき(非ジョイント時)に、インクパック内のブラックインクがメインタンク外に漏れないように、弾性材料で形成された封止部材28によって、インク連通管23内が封止されている。メインタンク外装21とインクパック22との間に形成された加圧空間24は連通口25に連通されており、その連通口25は、エアージョイント部27とジョイントすることにより記録装置内の加圧ポンプ5(図2参照)に連通する。加圧ポンプ5を動作させると、加圧空間24内にエアーが導入されてインクパック22が加圧される。この加圧力により、インクパック22内のインクがインク連通管23およびインクジョイント部26を通して押し出されて記録ヘッドへ供給される。加圧ポンプ5は、加圧が不要なときは大気と連通し、加圧空間24内を大気圧にすることが可能である。メインタンク外装21内に、他のメインタンク2から4を構成するインクパックも収容することにより、加圧空間24内にエアーを導入することにより、それらのインクパック内のシアン、マゼンタ、およびイエローのインクも同様に供給することができる。
図4(a)および(b)は、各インク色に対応する4つの供給チューブ7を個別に連通、遮断可能な開閉弁8(図1参照)において、1つの供給チューブ7を連通、遮断可能な開閉弁部を代表的に説明するための断面図である。図4(a)は、その開閉弁部が閉じた状態を表し、図4(b)は、その開閉弁が開いた状態を表す。メインタンクより供給されたインクは、供給チューブ7を通って開閉弁部に流入する。開閉弁部は、供給チューブ7に接続される流路を形成する本体31と、弾性部材で形成されたダイアフラム弁32と、を含み、ダイアフラム弁32の縁部が本体31に固定されている。本体31には、供給チューブ7におけるインク供給方向の上流側部分に連通する上流側流路7Aと、供給チューブ7におけるインク供給方向の下流側部分に連通する下流側流路7Bと、が形成されている。それらの流路7A,7Bは、ダイアフラム弁32と対向する位置に開口している。ダイアフラム弁32は、ばね部材33によって図4(a)中の下方に付勢されている。上流側流路7A内のインクが加圧ポンプ5によって加圧されていないときは、図4(a)のように、ばね部材33の付勢力によってダイアフラム弁32が流路7A,7Bの開口部を塞いでいる。このとき、開閉弁部は閉状態にある。一方、上流側流路7A内のインクが加圧ポンプ5によって加圧されたときは、図4(b)のように、ばね部材33の付勢力に抗して、ダイアフラム弁32が流路7A,7Bの開口部を開くように変形する。これにより、開閉弁部は開状態となり、上流側流路7Aと下流側流路7Bとの間のインク流路を形成する。
図5(a)および(b)は、4つのサブタンク9から12の内の1つのサブタンク9の構成を代表的に説明するための断面図である。他のサブタンクも同様に構成されている。供給チューブ7を通して供給されるインクは、流入口41からサブタンク9内に流入してから、フィルター44を通して記録ヘッド13に供給される。サブタンク9には、供給制限弁42を隔てて対向する2つの部屋が形成されている。一方の部屋は、流入口41側のインク室43であり、他方の部屋は、常時負圧に保持されているフィルター44側の負圧室45である。供給制限弁42は支持棒47の一端に接合され、支持棒47の他端は、可撓性部材で形成されたシート48に接合されている。シート48は、サブタンク9における流入口41およびフィルター44以外の開口部を塞ぐように、サブタンク9に溶着されている。インク室43内に備えられたばね部材46は、インク室43の体積を膨張させる方向、つまり図5(a)中の右方にシート48を付勢している。そのため、供給制限弁42は、通常、図5(a)のようにインク室43と負圧室45との間を遮断する閉状態となっている。
記録動作時およびメンテナンス動作(吸引排出動作を含む)時などにおいて、フィルター44を通してインクが消費されて負圧室45内の負圧が高まった場合には、図5(b)のように、供給制限弁42が開いてインク室43と負圧室45とを連通する。この結果、インク室43と負圧室45との間の差圧により、インク室43内のインクが負圧室45内に流入する。インクが負圧室45へ流入して、インク室43と負圧室45との間の差圧が小さくなると、再び、図5(a)のようにばね部材46の付勢力によって供給制限弁42が閉状態となる。負圧室45内が正圧になる前に、ばね部材46の付勢力によって供給制限弁42が閉状態となるため、負圧室45内の圧力は常時負圧に保持される。
サブタンク9内に所定量以上の気泡が進入すると、サブタンク9内のインク供給路の閉塞、および、その気泡がサブタンク9から記録ヘッド内に進入することによるインクの吐出不良などが生じるおそれがある。このような気泡は、良好な画像が記録できなくなる弊害(記録弊害)の発生要因となる。本例におけるサブタンク9の場合、そのサブタンク9内に進入しても記録弊害が起こらない気泡の最大量、サブタンク9内おいて残留が許容される気泡の許容量は0.35ccであった。さらに、サブタンク9内のインクが後述する吸引排出動作後に残留する気泡量は0.05ccであった。したがって、0.05ccの気泡が残存するサブタンク9に対して、記録弊害が生じない範囲において進入が許容される最大の気泡量(最大進入気泡量)は、0.3(=0.35−0.05)ccである。また、本例の記録装置は、タイマーを用いて、100日間経過する毎に後述する吸引排出動作(「チョーク吸引動作」ともいう)を行う。この場合、100日の間に大気からインク供給路内に進入する気泡量は0.15ccであった。サブタンク9に最大進入気泡量の0.3ccと、次回のチョーク吸引動作までに進入する気泡量の0.15ccと、の差分は0.15ccである。したがって本例の場合は、供給チューブ(インク供給路)7内に、0.15ccの気泡が進入した場合に、その気泡を後述するチョーク吸引動作によって排出する。
図6は、吸引排出動作(「チョーク吸引動作」ともいう)を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1において加圧ポンプ5を停止させて、インク供給路内の加圧を解除する。これにより、開閉弁8は図4(a)のような閉状態となる。次のステップS2において、吸引ポンプ16による吸引動作を開始し、前述したように、記録ヘッド13内のインクをノズルから吸引キャップ15内に吸引排出する。開閉弁8が閉状態のまま、このような吸引動作を行うことにより、サブタンク内の負圧が高まる。その結果、図5(b)のように供給制限弁42が開いて、開閉弁8から記録ヘッド13内に至るインク供給路が負圧状態となる。ステップS3において、吸引ポンプ16を所定量駆動したか否かを判定する。その所定量は、インク供給路が所望の負圧になるまでに必要な吸引ポンプ16の駆動量であり、予め設定された駆動量であってもよく、あるいは、インク供給路内の不図示の負圧センサを用いて、それが所望の負圧を検出するまでの駆動量であってもよい。吸引ポンプ16の駆動は、それが所定量駆動されるまで継続される。
吸引ポンプ16が所定量駆動された後、ステップS4において加圧ポンプ5の動作を開始する。加圧ポンプ5が動作することにより、開閉弁8は図4(b)のような開状態となり、メインタンクからインク供給路内にインクが流入する。そのインクが供給チューブ7を通してサブタンク内に流入し、サブタンク内の負圧が緩和されることにより、再び、供給制限弁42は図5(a)のような閉状態となる。このように供給制限弁42が閉状態となることにより、記録ヘッド13のノズルからのインクの排出動作が止って、チョーク吸引動作が終了する。
図7(a),(b),(c)は、このようなチョーク吸引動作におけるサブタンク内の気泡の状態遷移についての説明図である。
図7(a)は、チョーク吸引動作の開始前におけるサブタンク内の気泡の状態を表す。サブタンク内の上部に、メインタンクからサブタンクに到る間のインク供給路内に混入した気泡B1が滞在している。図7(b)は、チョーク吸引動作中のサブタンク内の状態を表す。チョーク吸引動作により、加圧ポンプ5によるインク供給路内の加圧が解除(ステップS1)されてから、吸引ポンプ16が動作を開始(ステップS2)すると、負圧室45内の負圧が高まり、図7(b)のように供給制限弁42が開く。供給制限弁42の開動に同期して、負圧室45内の負圧により、シート48がインク室43の体積を減少させる方向(図7(b)中の左方)に撓む。さらに吸引ポンプ16が動作(ステップS2,S3)することにより、インク室43内を含むインク供給路内の負圧が高まり、その負圧によって気泡B1が膨張する。このとき、サブタンク内は約0.5atm程度に減圧されるため、気泡B1は倍の体積に膨張する。インク室43内の体積減少と、気泡B1の体積の膨張により、サブタンク内は、図7(b)のように膨張した気泡でほぼ充填された状態となっている。サブタンク内に収容しきれない膨張した気泡は、フィルター44を通過し、記録ヘッド13のノズルから吸引排出される。
図7(c)は、吸引ポンプ16が所定のポンプ駆動量に達してから、加圧ポンプ5を動作(ステップS4)させた後のサブタンク内の状態を表す。加圧ポンプ5の動作により、メインタンクからサブタンクのインク室43内にインクが供給され、このときに生じるインク流により、サブタンク内の気泡はフィルター44を通過し、記録ヘッド13のノズルから吸引排出される。このときに一部残留する気泡B2は、前述したように約0.05cc程であり、記録ヘッドによるインクの吐出に弊害を生じさせる程の量ではなくなっている。インク室43内に供給されたインクにより、そのインク室43内の負圧が減少し、図7(c)のように、ばね部材46の付勢力によって供給制限弁42が再び閉状態となり、チョーク吸引動作が終了する。
本例の場合においては、前述したように、大気からインク供給路内へ進入する気泡の量が、サブタンクの最大進入気泡量0.3ccの1/2の0.15ccに達するまでの期間は、100日であった。そのため、前回のチョーク吸引動作を実行してから100日が経過する毎に、チョーク吸引動作を実行して気泡を排出する。インク供給路内へ進入する気泡の量の推定は、前回のチョーク吸引動作を行なってからの経過時間に基づいて、供給チューブ7の壁などを通して進入する気泡の量の推定のみに限定されない。例えば、メインタンクの装着時に、メインタンク側のインク連通管23と、インク供給路のインクジョイント部26と、の間に形成される閉空間内の空気がインク供給路内に押し込まれる気泡を推定することもできる。また、メインタンクの未装着状態において、外部に露出するインクジョイント部26の開口部からのインク蒸発に伴って、メインタンクの装着時にインク供給路内に、さらに多く押し込まれる気泡の量を推定することもできる。さらに、インク流路内のインクの温度を直接的あるいは間接的に検出する温度センサの検出結果の履歴を参照し、前回のチョーク吸引動作時からのインクの上昇温度に基づいて、インク内から析出する気泡の体積を推定することもできる。これら種々の気泡の進入要因毎に気泡の進入量を推定し、それらの推定量の合計が規定量以上となったときに、チョーク吸引動作を行ってもよい。
以上のようなチョーク吸引動作によって、サブタンク内に滞在する気泡、若しくは、サブタンク近傍のインク供給路内に滞在する気泡を記録ヘッドのノズルから吸引排出することができる。しかし、チョーク吸引動作を行っても、気泡がサブタンクから離れたインク供給路内の位置にある場合には、その気泡が排出できないことがある。
図8(a),(b),(c)は、サブタンクから離れたインク供給路内の位置に気泡が進入した状態において、チョーク吸引動作を行なった場合の説明図である。図8(a)は、チョーク吸引動作前の気泡の状態、図8(b)は、チョーク吸引動作中の気泡の状態、図8(c)は、チョーク吸引動作後の気泡の状態を表す。これらの図においては、メインタンク1とサブタンク9との間のインク供給路における気泡を代表的に表す。他のメインタンク2,3,4とサブタンク10,11,12との間のインク供給路における気泡についても同様である。
図8(a)において、サブタンク9内には、最後にチョーク吸引動作が行われたときに残留した気泡B10が0.05cc滞在している。また、最後にチョーク吸引動作を行なってから100日経過したことにより、前述したように、供給チューブ7の中には、その壁を透過して進入した気泡B11が0.15cc滞在している。
図8(b)において、前述したように、チョーク吸引動作を開始して、開閉弁8を閉じたまま記録ヘッド内を減圧する。これにより、図7(b)の場合と同様に、サブタンク9内に残留している気泡B10が減圧膨張し、同時に、供給チューブ7内の気泡B11も膨張する。その状態において開閉弁8を開放することにより、図8(c)のように、減圧されている供給チューブ7内に向かってメインタンク1からインクが流入し、供給チューブ7内の気泡B11は、このインク流に乗ってサブタンク9内へ移動する。このとき、サブタンク9内に残存する気泡の量は、0.2(=0.15+0.05)ccとなる。
このようなチョーク吸引動作後、次回のチョーク吸引動作を行なう前において、供給チューブ7の壁を通して進入した新たな気泡B11は、チョーク吸引動作を伴わなくてもサブタンク9内に移動するおそれがある。例えば、記録動作時における供給チューブ7内のインクの流れ等によって、気泡B11がサブタンク9内に移動するおそれがある。この場合、サブタンク9内には、最大0.35(=0.2+0.15)ccの気泡が滞在することになる。その気泡量の0.35ccは、サブタンク9内に進入しても記録弊害が起こらない気泡の量であるため、記録弊害は起こらない。次回のチョーク吸引動作を行なうことにより、サブタンク9内に滞在していた0.35ccの気泡の量は0.05ccとなり、供給チューブ7内の気泡量は0ccとなる。
このように、本例の場合は、サブタンクの最大進入気泡量0.3ccの1/2の0.15ccの気泡が進入したときにチョーク吸引動作を行なうことにより、必要最小限のチョーク吸引動作によって気泡を排出することができる。このことは、前回のチョーク吸引動作後にインク供給路内に進入する気泡の量(0.15cc)と、サブタンク内に残存する気泡の量0.2ccと、の合計に基づいて、吸引排出動作の行なう時期を判断することを意味する。すなわち、それらの合計の量(0.35cc)が、サブタンク内おいて残留が許容される気泡の許容量(0.35cc)となったときに、吸引排出動作を行なう。吸引動作を行なう時期は、前者の合計の量が後者の許容量を越えない範囲の時期であればよく、望ましくは、両者の量の差ができるだけ小さくなったときに吸引動作を行なう。この結果、気泡の排出に伴って排出されるインクの量を削減することができる。チョーク吸引動作を行なうタイミングは、気泡の進入量がサブタンクの最大進入気泡量の1/2以下であって、かつ、その最大進入気泡量の1/2に近い量となるタイミングであればよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、チョーク吸引動作によって、サブタンク内の気泡を排出するとともに、供給チューブ内の気泡をサブタンク内へ進入させた。ところで、A2サイズ等、幅の広い記録媒体に記録を行う場合、キャリッジの移動距離が長くなり、供給チューブが長くなり、その供給チューブの流路容積は大きくなる。また、記録媒体の幅に拘わらず、供給チューブの内径が大きい場合は、その流路容積が大きくなる。このような流路容積の大きい供給チューブを用いた場合には、チョーク吸引動作だけでは、供給チューブ内の気泡をサブタンク内へ進入させることが難しく、その気泡が供給チューブ内に留まるおそれがある。
第1の実施形態においては、チョーク吸引動作によって、サブタンク内の気泡を排出するとともに、供給チューブ内の気泡をサブタンク内へ進入させた。ところで、A2サイズ等、幅の広い記録媒体に記録を行う場合、キャリッジの移動距離が長くなり、供給チューブが長くなり、その供給チューブの流路容積は大きくなる。また、記録媒体の幅に拘わらず、供給チューブの内径が大きい場合は、その流路容積が大きくなる。このような流路容積の大きい供給チューブを用いた場合には、チョーク吸引動作だけでは、供給チューブ内の気泡をサブタンク内へ進入させることが難しく、その気泡が供給チューブ内に留まるおそれがある。
本実施形態では、チョーク吸引動作の前、若しくは後に、チョーク吸引動作とは異なる吸引動作を行い、その吸引動作とチョーク吸引動作とによるインクの排出量を供給チューブ内の容積と同等の量とする。これにより、吸引排出されるインク量を最小限に抑つつ、供給チューブ内の気泡をサブタンク内へ確実に進入させる。
図9(a)から(d)は、供給チューブ内の容積が大きく、かつサブタンクから離れたインク供給路内の位置に気泡が進入した状態において、チョーク吸引動作を行なった場合の説明図である。これらの図においては、メインタンク1とサブタンク9との間のインク供給路における気泡を代表的に表す。他のメインタンク2,3,4とサブタンク10,11,12との間のインク供給路における気泡についても同様である。
図9(a)は、前述した図8(a)と同様であり、サブタンク9内には、最後にチョーク吸引動作が行われたときの残留気泡B10が0.05cc滞在している。また、供給チューブ7の中に最後にチョーク吸引動作を行なってから100日経過したことにより、前述したように、供給チューブ7の中には、その壁を透過して進入した気泡B11が0.15cc滞在している。図9(b)は、前述した図8(b)と同様であり、チョーク吸引動作を開始して、開閉弁8を閉じたまま記録ヘッド内を減圧することにより、気泡10,11が膨張する。
その後、開閉弁8を開放することにより、図9(c)のように、減圧されている供給チューブ7内に向かってメインタンク1からインクが流入し、供給チューブ7内の気泡B11は、このインク流に乗ってサブタンク9内へ移動する。本例の場合、供給チューブ7の流路容積は6ccであり、チョーク吸引動作によって供給チューブ7内を移動するインク容積は4ccであった。このような容積4ccのインクの移動に伴って、気泡B11は、サブタンク9の方向へ移動する。しかし、サブタンク9に近くに位置する容積2(=6−2)ccのインクは、供給チューブ内に残る。そのため、図9(c)のように、チョーク吸引動作の開始時にメインタンク1に近い位置に滞在していた気泡B11は、サブタンク9内へ進入することができない。その結果、供給チューブ7内には、0.15ccの気泡B11がサブタンク9内に移動することなく停滞する。このような供給チューブ内における気泡の停滞が繰り返されて、その気泡の停滞量が積算された場合、その積算された多量の気泡がサブタンク9内に移動して記録弊害をもたらすおそれがある。
そこで本実施形態においては、チョーク吸引動作によってはサブタンク内に移動できなかった気泡をサブタンク内に確実に移動させるために、チョーク吸引動作後に、それとは別の吸引動作を行なう。
すなわち、図9(d)のように、開閉弁8を開いたまま、ノズルを通して記録ヘッド内に負圧を作用させることにより、記録ヘッド内およびインク供給路内を減圧する吸引動作を行う。具体的には、チョーク吸引動作の場合と同様に、吸引ポンプ16によって吸引キャップ15内を減圧することにより、記録ヘッド13のノズルから、記録ヘッド13内のインクを吸引キャップ15内に吸引排出する。この吸引動作に伴う供給チューブ7内のインクの流れにより、その供給チューブ内の気泡がサブタンク9内へ移動する。このときのインクの吸引排出量は、供給チューブ7内の気泡をサブタンク9内へ移動させるために必要な最小量である。本例の場合は、供給チューブ内の容積が4cc、チョーク吸引動作によって吸引排出されるインク量が3ccであるため、吸引動作によって、それらの差分の1(=4−3)ccのインクを排出させる。これにより、最小のインク排出量で供給チューブ内の気泡をサブタンク内へ移動させることができる。
本実施形態においては、供給チューブ内に残留する気泡をサブタンク内に移動させるために、チョーク吸引動作後に吸引動作を行なった。しかし、その吸引動作をチョーク吸引動作前に行なっても同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上述したシリアルスキャン方式の記録装置に対してのみならず、記録媒体における幅方向全域の記録領域に渡って延在する長尺な記録ヘッドを用いるフルラインタイプの記録装置等、種々のタイプの記録装置に対して広く適用することができる。インク供給路の構成は任意であり、必ずしも弾性の供給チューブを含む構成に特定されずない。
本発明は、上述したシリアルスキャン方式の記録装置に対してのみならず、記録媒体における幅方向全域の記録領域に渡って延在する長尺な記録ヘッドを用いるフルラインタイプの記録装置等、種々のタイプの記録装置に対して広く適用することができる。インク供給路の構成は任意であり、必ずしも弾性の供給チューブを含む構成に特定されずない。
また、上述した実施形態においては、開閉弁8を閉じてインク供給路内の減圧を高めてから、開閉弁8を開くことにより、気泡を膨張させると共にインクの流速を高める構成となっている。しかし、インクの流速を確保することができれば、必ずしも開閉弁8を用いる必要はない。
1,2,3,4 メインタンク
8 開閉弁
9.10,11,12 サブタンク
15 加圧ポンプ
17 供給チューブ
13 記録ヘッド
16 吸引ポンプ
8 開閉弁
9.10,11,12 サブタンク
15 加圧ポンプ
17 供給チューブ
13 記録ヘッド
16 吸引ポンプ
Claims (8)
- 記録ヘッドに備わるサブタンクに、インク供給路を通してメインタンクからインクを供給し、前記サブタンクに供給されたインクを前記記録ヘッドの吐出口から吐出することによって画像を記録するインクジェット記録装置であって、
前記吐出口に外部から負圧を作用させて、前記記録ヘッドおよび前記サブタンクを通して前記インク供給路内を減圧可能な減圧手段と、
前記インク供給内に外部から進入する気泡の進入量を推定する推定手段と、
前記インク供給路内の気泡を前記サブタンクの方向に移動させ、かつ前記サブタンク内の気泡を前記記録ヘッドの吐出口から外部に吸引排出する吸引排出動作を行なうように、前記減圧手段によって前記インク供給路内を減圧する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前回の吸引排出動作後に前記推定手段によって推定された気泡の量と、前記サブタンク内に残存する気泡の量と、の合計が、前記サブタンク内において残留が許容される気泡の許容量を越える前に、前記吸引排出動作を行なわせることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記インク供給路は開閉弁を備え、
前記制御手段は、前記開閉弁を閉じた状態で前記減圧手段によって前記インク供給路内を減圧してから、前記開閉弁を開くことによって前記吸引排出動作を行なう
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記制御手段は、前記吸引排出動作によって、前記インク供給路内の気泡を前記サブタンク内に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、前記吸引排出動作によって前記インク供給路内の気泡を前記サブタンク内に入る前の位置まで移動させた後、前記サブタンク内に入る前の位置まで移動した前記気泡を前記サブタンク内に移動させるように、前記減圧手段によって前記インク供給路内を減圧することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記推定手段は、前回の前記吸引排出動作からの経過時間に応じて前記インク供給路内に進入する気泡の量を推定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記サブタンク内に残存する気泡の量は、前記吸引排出動作によって前記サブタンク内から排出されない気泡の量を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記サブタンク内に残存する気泡の量は、前回の吸引排出動作によって前記インク供給路から前記サブタンク内に移動した気泡の量を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 記録ヘッドに備わるサブタンクに、インク供給路を通してメインタンクからインクを供給し、前記サブタンクに供給されたインクを前記記録ヘッドの吐出口から吐出することによって画像を記録するインクジェット記録装置の制御方法であって、
前記吐出口に外部から負圧を作用させて、前記記録ヘッドおよび前記サブタンクを通して前記インク供給路内を減圧可能な減圧工程と、
前記インク流路内に外部から進入する気泡の進入量を推定する推定工程と、
前記インク供給路内の気泡を前記サブタンクの方向に移動させ、かつ前記サブタンク内の気泡を前記記録ヘッドの吐出口から外部に吸引排出する吸引排出動作を行なうように、前記減圧手段によって前記インク供給路内を減圧する制御工程と、
を含む、
前記制御工程は、前回の吸引排出動作後に前記推定工程によって推定された気泡の量と、前記サブタンク内に残存する気泡の量と、の合計が、前記サブタンク内おいて残留が許容される気泡の許容量を越える前に、前記吸引排出動作を行なわせることを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010192350A JP2012045893A (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012045893A true JP2012045893A (ja) | 2012-03-08 |
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ID=45901324
Family Applications (1)
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JP2010192350A Pending JP2012045893A (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012045893A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014184715A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-10-02 | Seiko Epson Corp | 液体収容体、および液体噴射装置 |
JP2015134434A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 株式会社キーエンス | インクジェット記録装置 |
JP2020192792A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2020192793A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インクジェット記録装置 |
-
2010
- 2010-08-30 JP JP2010192350A patent/JP2012045893A/ja active Pending
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