JP2012045235A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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JP2012045235A JP2010191405A JP2010191405A JP2012045235A JP 2012045235 A JP2012045235 A JP 2012045235A JP 2010191405 A JP2010191405 A JP 2010191405A JP 2010191405 A JP2010191405 A JP 2010191405A JP 2012045235 A JP2012045235 A JP 2012045235A
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Abstract

【課題】打点がばらついても飛距離の均一化を実現することが可能なゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】中空のゴルフクラブヘッド1Aは、上面のクラウン部20Aに、打球面のフェース部10側から当該フェース部10側と対向するバック部60側へ向けて延設された複数の厚肉部21a〜21fが形成されており、複数の厚肉部21a〜21fの剛性は、シャフトが取り付けられるヒール部40側から当該ヒール部40側と対向するトゥ部50側にいくに従って低くなるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフクラブにおいて、ドライバー等のウッドは、中空のヘッドを有している。特許文献1には、クラウン部の後部のうちトゥ−ヒール方向の中央部付近に厚肉部を設けることによって、打点がばらつき易いアマチュアゴルファーが使用しても、平均して飛距離を増大させることが可能なゴルフクラブヘッドが開示されている。
特開2008−93268号公報
近年、ゴルフクラブには、飛距離を増大させることに加えて、飛距離の均一化を実現することが望まれている。
本発明は、前記事情に鑑みて創案されたものであり、打点がばらついても飛距離の均一化を実現することが可能なゴルフクラブヘッドを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、中空のゴルフクラブヘッドであって、上面のクラウン部に、打球面のフェース側から当該フェース側と対向するバック側へ向けて延設された複数の厚肉部が形成されており、前記複数の厚肉部の剛性は、シャフトが取り付けられるヒール側から当該ヒール側と対向するトゥ側にいくに従って低くなるように構成されていることを特徴とする。
ユーザがヘッドを備えたゴルフクラブをスイングしてヘッドのヒール側打球領域で打球した場合には、ヘッドの重心よりも内側で打球することになりやすく、ヘッドがシャフト軸を中心に打球方向に回動してしまい、センター打球領域で打球した場合と比べてヘッドのロフト角が小さくなってスピン量が減少する傾向が出るが、本発明のヘッドのヒール側打球領域のクラウン部は比較的高剛性であるため、ヘッドは、クラウン部の撓みにくさによりギア効果を低減させることによってロフト角が小さくなったことに伴うスピン量の減少を抑制し、センター打球領域で打球した場合に近いスピン量を実現することができる。
一方、ユーザがヘッドを備えたゴルフクラブをスイングしてヘッドのトゥ側打球領域で打球した場合には、ダウンスイング開始〜打球時点におけるヘッドの打球方向への回動量が少なくなるためヘッドが開き、センター打球領域で打球した場合と比べてヘッドのロフト角が大きくなってスピン量が増大する傾向が出るが、本発明のヘッドのトゥ側打球領域のクラウン部は比較的低剛性であるため、ヘッドは、クラウン部の撓みやすさによりギア効果を増大させることによってスピン量の増大を抑制し、センター打球領域で打球した場合に近いスピン量を実現することができる。
前記複数の厚肉部の幅は、前記ヒール側から前記トゥ側にいくに従って小さくなるように構成されている構成であってもよい。
前記複数の厚肉部の厚みは、前記ヒール側から前記トゥ側にいくに従って小さくなるように構成されている構成であってもよい。
前記クラウン部のバック側端部には、ヒール側からトゥ側まで延設されたバック側厚肉部が形成されており、前記バック側厚肉部のフェース側端部は、ヒール側からトゥ側にいくに従ってフェースから離れるように構成されており、前記バック側厚肉部は、前記複数の厚肉部と連結されている構成であってもよい。
隣接する前記厚肉部の間にそれぞれ形成された複数の薄肉部の幅は、前記ヒール側から前記トゥ側にいくに従って大きくなるように構成されていてもよい。
隣接する前記厚肉部の間にそれぞれ形成された複数の薄肉部の厚みは、前記ヒール側から前記トゥ側にいくに従って小さくなるように構成されていてもよい。
また、本発明は、中空のゴルフクラブヘッドであって、上面のクラウン部の剛性は、シャフトが取り付けられるヒール側から当該ヒール側と対向するトゥ側にいくに従って低くなるように構成されていることを特徴とする。
ユーザがヘッドを備えたゴルフクラブをスイングしてヘッドのヒール側打球領域で打球した場合には、ヘッドの重心よりも内側で打球することになりやすく、ヘッドがシャフト軸を中心に打球方向に回動してしまい、センター打球領域で打球した場合と比べてヘッドのロフト角が小さくなってスピン量が減少する傾向が出るが、本発明のヘッドのヒール側打球領域のクラウン部は比較的高剛性であるため、ヘッドは、クラウン部の撓みにくさによりギア効果を低減させることによってスピン量の減少を抑制し、センター打球領域で打球した場合に近いスピン量を実現することができる。
一方、ユーザがヘッドを備えたゴルフクラブをスイングしてヘッドのトゥ側打球領域で打球した場合には、ダウンスイング開始〜打球時点におけるヘッドの打球方向への回動量が少なくなるためヘッドが開き、センター打球領域で打球した場合と比べてヘッドのロフト角が大きくなってスピン量が増大する傾向が出るが、本発明のヘッドのトゥ側打球領域のクラウン部は比較的低剛性であるため、ヘッドは、クラウン部の撓みやすさによりギア効果を増大させることによってスピン量の増大を抑制し、センター打球領域で打球した場合に近いスピン量を実現することができる。
前記クラウン部のフェース側端部には、ヒール側からトゥ側まで延設されたフェース側厚肉部が形成されている構成であってもよい。
かかる構成によると、打球時におけるクラウン部の撓みが局所的になることを抑制し、安定した打球方向性を実現することができる。
本発明によれば、打球位置のばらつきによってボールのスピン量がばらつくことを抑制することができるので、飛距離の均一化を実現することができる。
また、本発明によれば、複数の薄肉部を備えることによって、クラウン部の軽量化を図り、当該ヘッドの設計自由度を高めることができる。さらに、本発明によれば、クラウン部の軽量化を図ることができるので、重心を低くし、打球時におけるボールの打ち出し角度を全体的に高くし、飛距離の向上を実現することができる。
また、本発明によれば、バック側厚肉部を備えることによって、打球位置のばらつきによってボールのスピン量がばらつくことを抑制することができるので、飛距離の均一化を実現することができる。
また、本発明によれば、打球時におけるクラウン部の撓みが局所的になることを抑制し、安定した打球方向性を実現することができる。
本発明の第一の実施形態に係るゴルフクラブを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX1矢視断面図である。 本発明の第二の実施形態に係るゴルフクラブを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX2矢視断面図である。 本発明の第三の実施形態に係るゴルフクラブを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX3矢視断面図である。 本発明の第四の実施形態に係るゴルフクラブを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX4矢視断面図である。 本発明の第五の実施形態に係るゴルフクラブを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX5矢視断面図である。 本発明の第六の実施形態に係るゴルフクラブを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX6矢視断面図である。 本発明の第七の実施形態に係るゴルフクラブを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX7矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態について、本発明のゴルフクラブヘッドを右利き用のウッドに適用した場合を例にとり、添付図面を参照して説明する。
<第一の実施形態>
図1に示すように、本発明の第一の実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」と記載する)1Aは、金属製で中空形状を呈しており、ショット時にボールと衝突する前部のフェース部10と、上に凸の形状を呈する上部のクラウン部20Aと、クラウン部20Aと対向する下部のソール部30と、基端側(シャフト側)の側部のヒール部40と、ヒール部40と対向する先端側の側部のトゥ部50と、フェース部10と対向する後部のバック部60と、フェース部10、クラウン部20A及びヒール部40によって形成されるスペースに設けられる上部のネック部70と、を備える。
かかるヘッド1Aは、フェース部10と、クラウン部20Aと、一体成形されたソール部30、ヒール部40、トゥ部50及びバック部60と、ネック部70と、を溶接することによって形成される。また、ネック部70には、孔部71が形成されている。かかる孔部71には、シャフト(図示せず)が取り付けられる。
ここで、フェース部10の打球面のフェース部センター11を含む図1における例えば左右10mmずつの合計20mmの範囲が、センター打球領域12であり、センター打球領域12の右側(ヒール部40側)の例えば20mmの範囲が、ヒール側打球領域12であり、センター打球領域12の左側(トゥ部50側)の例えば20mmの範囲が、トゥ側打球領域12である。これらセンター打球領域12、ヒール側打球領域12及びトゥ側打球領域12が、有効打球領域12を構成している。
また、フェース部10の打球面の有効打球領域12を含んで左右にさらに広い領域が、スコアラインが形成されたスコアライン形成領域13である。
クラウン部20Aは、同一の金属材料によって一体的に構成された板状部材であり、複数の厚肉部21(本実施形態では、互いに平行な、前後方向に延びる6条の厚肉部21a〜21f)と、複数の薄肉部22(本実施形態では、互いに平行な、前後方向に延びる薄肉部22a〜22f)と、フェース側厚肉部23と、溶接代24と、を備える。
複数の厚肉部21a〜21fは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、フェース部10側からバック部60へと延設されたリブ状厚肉部である。複数の厚肉部21a〜21fは、クラウン部20Aの下面側(ヘッド1Aの中空側)に突出するように形成されている。これら複数の厚肉部21a〜21fは、同一の厚みに形成されている。
複数の厚肉部21b〜21fは、少なくとも、クラウン部20Aの最高点14を中心にフェース部10側およびバック部60側へ同じ長さだけ延設されていればよく、ヘッド1Aのヘッド幅が90〜110mmの場合には、複数の厚肉部21b〜21fは、少なくとも50〜80mmの長さを呈するように構成されていればよい。かかる構成によると、フェース部10−バック部60方向の端部への応力集中を低減し、クラウン部20Aを効率的に撓ませることができる。また、クラウン部20Aの強度が向上するので、クラウン部20Aの薄型化及び軽量化を図ることができる。
複数の薄肉部22a〜22fは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、複数の厚肉部21及び溶接代24の間に延設されている。これら複数の薄肉部22a〜22gは、同一の厚みに形成されており、複数の厚肉部21a〜21fよりも薄い。また、薄肉部22cは、ヘッド1Aのヘッド幅(フェース部10とバック部60との距離)が最大となる位置に設けられている。
フェース側厚肉部23は、クラウン部20Aのフェース部10側端部に、フェース部10及びネック部70に沿うように延設されている。フェース側厚肉部23は、クラウン部20Aの下面側(ヘッド1Aの中空側)に突出するように形成されている。フェース側厚肉部23のフェース部10側先端は、フェース部10及びネック部70に対する溶接代を兼ねている。このフェース側厚肉部23は、複数の厚肉部21a〜21fよりも厚く形成されている。
溶接代24は、クラウン部20Aのヒール部40、バック部60及びトゥ部50側端部に、ヒール部40、バック部60及びトゥ部50に沿うように延設されている。この溶接代24は、1〜5mmの幅を呈し、複数の厚肉部21a〜21fと同一の厚みに形成されている。
複数の厚肉部21及び複数の薄肉部22は、ヒール部40側からトゥ部50側へ、厚肉部21a、薄肉部22a、厚肉部21b、薄肉部22b、厚肉部21c、薄肉部22c、厚肉部21d、薄肉部22d、厚肉部21e、薄肉部22e、厚肉部21f、薄肉部22fの順に設けられている。薄肉部22aの幅T(ヒール部40−トゥ部50方向の長さ)、厚肉部21bの幅t、薄肉部22bの幅T、厚肉部21cの幅t、薄肉部22cの幅T、厚肉部21dの幅t、薄肉部22dの幅T、厚肉部21eの幅t、薄肉部22eの幅T、厚肉部21fの幅tは、4:7:5:6:6:5:7:4:8:3となるように設定されている。
ここで、各厚肉部21(21b〜21f)の幅t及び各薄肉部22(22a〜22e)の幅Tは、以下の関係を満たすように設定されている。
n+1<t(ただし、互いに隣接する一組の幅が等しい場合も含む)
n+1>T(ただし、互いに隣接する一組の幅が等しい場合も含む)
フェース部センター11よりもヒール部40側において
≧T かつ t≧Tn+1
フェース部センター11よりもトゥ部50側において
<T かつ t<Tn+1
複数の厚肉部21の剛性は、幅が大きい(広い)ほど強くなる。すなわち、複数の厚肉部21b〜21fの幅は、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従って小さく(狭く)なるので、複数の厚肉部21b〜21fの剛性は、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従って小さくなる。かかる構成により、ヘッド1Aの剛性は、ヒール部40側で比較的大きく、トゥ部50側で比較的小さくなる。
また、複数の薄肉部22の幅は、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従って大きくなるので、ヘッド1Aの剛性は、ヒール部40側で比較的大きく、トゥ部50側で比較的小さくなる。
ユーザがヘッド1Aを備えたゴルフクラブをスイングしてヘッド1Aのヒール側打球領域12で打球した場合には、ヘッド1Aの重心よりも内側で打球することになりやすく、ヘッドがシャフト軸を中心に打球方向に回動してしまい、センター打球領域12で打球した場合と比べてヘッド1Aのロフト角が小さくなってスピン量(バックスピン量)が減少する傾向が出るが、本実施形態に係るヘッド1Aのヒール側打球領域12のクラウン部20Aは比較的高剛性であるため、ヘッド1Aは、クラウン部20Aの撓みにくさによりギア効果を低減させることによってスピン量の減少を抑制し、センター打球領域12で打球した場合に近いスピン量を実現することができる。
一方、ユーザがヘッド1Aを備えたゴルフクラブをスイングしてヘッド1Aのトゥ側打球領域12で打球した場合には、ダウンスイング開始〜打球時点におけるヘッド1Aの打球方向への回動量が少なくなるためヘッド1Aが開き、センター打球領域12で打球した場合と比べてヘッド1Aのロフト角が大きくなってスピン量が増大する傾向が出るが、本実施形態に係るヘッド1Aのトゥ側打球領域12のクラウン部20Aは比較的低剛性であるため、ヘッド1Aは、クラウン部20Aの撓みやすさによりギア効果を増大させることによってスピン量の増大を抑制し、センター打球領域12で打球した場合に近いスピン量を実現することができる。
本発明の第一の実施形態に係るヘッド1Aは、打球位置のばらつきによってボールのスピン量がばらつくことを抑制することができるので、飛距離の均一化を実現することができる。
また、本発明の第一の実施形態に係るヘッド1Aは、フェース部10に沿って形成されたフェース側厚肉部23を備えているので、打球時におけるクラウン部20Aの撓みが局所的になることを抑制し、安定した打球方向性を実現することができる。
また、本発明の第一の実施形態に係るヘッド1Aは、複数の薄肉部22a〜22fを備えているので、クラウン部22Aの軽量化を図り、当該ヘッド1Aの設計自由度を高めることができる。さらに、本発明の第一の実施形態に係るヘッド1Aは、クラウン部22Aの軽量化を図ることができるので、重心を低くし、打球時におけるボールの打ち出し角度を全体的に高くし、飛距離の向上を実現することができる。
<第二の実施形態>
続いて、本発明の第二の実施形態に係るヘッドについて、図2を参照し、第一の実施形態に係るヘッド1Aとの相違点を中心に説明する。
図2に示すように、本発明の第二の実施形態に係るヘッド1Bは、クラウン部20Aに代えてクラウン部20Bを備えており、クラウン部20Bは、バック側厚肉部25Bをさらに備える。バック側厚肉部25Bは、クラウン部20Bのバック部60側端部に、バック部60に沿うように延設されている。バック側厚肉部25Bは、クラウン部20Bの下面側(ヘッド1Bの中空側)に突出するように形成されている。このバック側厚肉部25Bは、複数の厚肉部21a〜21fと同一の厚みに形成されている。バック側厚肉部25Bのフェース部10側端部は、フェース部10と略平行に形成されており、複数の厚肉部21b〜21fの長さは、略同一であり、ヘッド幅の50〜70%となっている。
本発明の第二の実施形態に係るヘッド1Bは、バック側厚肉部25Bを備えていることにより、クラウン部20Bが撓む長さを短くすることができるので、打球時のクラウン部20Bの撓みのエネルギー伝達ロスを低減し、クラウン部20Bを効率的に撓ませることができる。
<第三の実施形態>
続いて、本発明の第三の実施形態に係るヘッドについて、図3を参照し、第一の実施形態に係るヘッド1Aとの相違点を中心に説明する。
図3に示すように、本発明の第三の実施形態に係るヘッド1Cは、クラウン部20Aに代えてクラウン部20Cを備えており、クラウン部20Cは、複数の厚肉部21a〜21dと、複数の薄肉部22a〜22eと、を備える。
複数の厚肉部21a〜21dは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、同一の厚みに形成されているとともに同一の幅に形成されている。厚肉部21aは、ヒール側打球領域12の中心を含むように配置されており、厚肉部21bは、センター打球領域12の中心を含むように配置されており、厚肉部21cは、トゥ側打球領域12の中心を含むように配置されている。
複数の薄肉部22a〜22eは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、同一の厚みに形成されているとともに、複数の薄肉部22b〜22dは、同一の幅に形成されている。
複数の厚肉部21及び複数の薄肉部22は、ヒール部40側からトゥ部50側へ、薄肉部22a、厚肉部21a、薄肉部22b、厚肉部21b、薄肉部22c、厚肉部21c、薄肉部22d、厚肉部21d、薄肉部22eの順に設けられている。
クラウン部20Cは、バック側厚肉部25Cをさらに備える。バック側厚肉部25Cは、クラウン部20Cのバック部60側端部に、バック部60に沿うように延設されている。バック側厚肉部25Cは、クラウン部20Cの下面側(ヘッド1Cの中空側)に突出するように形成されている。このバック側厚肉部25Cは、複数の厚肉部21a〜21dと同一の厚みに形成されている。バック側厚肉部25Cのフェース部10側端部は、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従いフェース部10から離れるように形成されており、複数の厚肉部21a〜21dの長さは、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従い長くなるように形成されている。かかる構成により、ヘッド1Cのクラウン部20Cの剛性は、ヒール部40側で比較的大きく、トゥ部50側で比較的小さくなる。
ユーザがヘッド1Cを備えたゴルフクラブをスイングしてヘッド1Cのヒール側打球領域12で打球した場合には、ヘッド1Cの重心よりも内側で打球することになりやすく、ヘッドがシャフト軸を中心に打球方向に回動してしまい、センター打球領域12で打球した場合と比べてヘッド1Cのロフト角が小さくなってスピン量が減少する傾向が出るが、本実施形態に係るヘッド1Cのヒール側打球領域12のクラウン部20Cは比較的高剛性であるため、ヘッド1Cは、クラウン部20Cの撓みにくさによりギア効果を低減させることによってスピン量の減少を抑制し、センター打球領域12で打球した場合に近いスピン量を実現することができる。
一方、ユーザがヘッド1Cを備えたゴルフクラブをスイングしてヘッド1Cのトゥ側打球領域12で打球した場合には、ダウンスイング開始〜打球時点におけるヘッド1Cの打球方向への回動量が少なくなるためヘッド1Cが開き、センター打球領域12で打球した場合と比べてヘッド1Cのロフト角が大きくなってスピン量が増大する傾向が出るが、本実施形態に係るヘッド1Cのトゥ側打球領域12のクラウン部20Cは比較的低剛性であるため、ヘッド1Cは、クラウン部20Cの撓みやすさによりギア効果を増大させることによってスピン量の増大を抑制し、センター打球領域12で打球した場合に近いスピン量を実現することができる。
本発明の第三の実施形態に係るヘッド1Cは、バック側厚肉部25Cを備えていることにより、打球位置のばらつきによってボールの打ち出し角度が低くなったり高くなったりすることを抑制することができるので、飛距離の均一化を実現することができる。
<第四の実施形態>
続いて、本発明の第四の実施形態に係るヘッドについて、図4を参照し、第一の実施形態に係るヘッド1Aとの相違点を中心に説明する。
図4に示すように、本発明の第四の実施形態に係るヘッド1Dは、クラウン部20Aに代えてクラウン部20Dを備えており、クラウン部20Dは、複数の厚肉部21a〜21eと、複数の薄肉部22a〜22fと、を備える。
複数の厚肉部21a〜21eは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、同一の幅に形成されている。厚肉部21bは、ヒール側打球領域12の中心を含むように配置されており、厚肉部21cは、センター打球領域12の中心を含むように配置されており、厚肉部21dは、トゥ側打球領域12の中心を含むように配置されている。複数の厚肉部21a〜21eの厚みは、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従い小さくなるように形成されている。かかる構成により、ヘッド1Dのクラウン部20Dの剛性は、ヒール部40側で比較的大きく、トゥ部50側で比較的小さくなる。
複数の薄肉部22a〜22fは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、同一の厚みに形成されているとともに、複数の薄肉部22b〜22eは、同一の幅に形成されている。
本発明の第四の実施形態に係るヘッド1Dは、複数の厚肉部21a〜21eを備えていることにより、第一の実施形態に係るヘッド1Aと同様、打球位置のばらつきによってボールのスピン量がばらつくことを抑制することができるので、飛距離の均一化を実現することができる。
<第五の実施形態>
続いて、本発明の第五の実施形態に係るヘッドについて、図5を参照し、第一の実施形態に係るヘッド1Aとの相違点を中心に説明する。
図5に示すように、本発明の第五の実施形態に係るヘッド1Eは、クラウン部20Aに代えてクラウン部20Eを備えており、クラウン部20Eは、複数の厚肉部21a〜21eと、複数の薄肉部22a〜22fと、を備える。
複数の厚肉部21a〜21eは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、同一の幅に形成されている。厚肉部21bは、ヒール側打球領域12の中心を含むように配置されており、厚肉部21cは、センター打球領域12の中心を含むように配置されており、厚肉部21dは、トゥ側打球領域12の中心を含むように配置されている。複数の厚肉部21a〜21eは、クラウン部20Eの薄肉部22a〜22fを構成する平板状部材に、互いに異なる材料から形成されて剛性の異なる複数の細板状部材を溶接等によって固定することによって実現されており、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従い剛性が小さくなるように形成されている。かかる構成により、ヘッド1Eのクラウン部20Eの剛性は、ヒール部40側で比較的大きく、トゥ部50側で比較的小さくなる。
複数の薄肉部22a〜22fは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、同一の厚みに形成されているとともに、複数の薄肉部22b〜22eは、同一の幅に形成されている。
本発明の第五の実施形態に係るヘッド1Eは、複数の厚肉部21a〜21eを備えていることにより、第一の実施形態に係るヘッド1Aと同様、打球位置のばらつきによってボールのスピン量がばらつくことを抑制することができるので、飛距離の均一化を実現することができる。
<第六の実施形態>
続いて、本発明の第六の実施形態に係るヘッドについて、図6を参照し、第一の実施形態に係るヘッド1Aとの相違点を中心に説明する。
図6に示すように、本発明の第六の実施形態に係るヘッド1Fは、クラウン部20Aに代えてクラウン部20Fを備えており、クラウン部20Fは、複数の厚肉部21a〜21f及び複数の薄肉部22a〜22fに代えて、複数の領域26a〜26eを備える。
複数の領域26a〜26eは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、複数の領域26a〜26eの厚みは、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従い小さくなるように形成されている。領域26bは、ヒール側打球領域12の中心を含むように配置されており、領域26cは、センター打球領域12の中心を含むように配置されており、領域26dは、トゥ側打球領域12の中心を含むように配置されている。かかる構成により、ヘッド1Fのクラウン部20Fの剛性は、ヒール部40側で比較的大きく、トゥ部50側で比較的小さくなる。
なお、フェース側厚肉部23は、複数の領域26a〜26eのうち最も厚い領域26aよりも厚く、溶接代24は、領域26aと同一の厚みに形成されている。なお、溶接代24は、複数の領域26a〜26eよりも若干(例えば、0.2[mm])厚い段状に形成されていてもよい。
本発明の第六の実施形態に係るヘッド1Fは、複数の領域26a〜26eを備えていることにより、第一の実施形態に係るヘッド1Aと同様、打球位置のばらつきによってボールのスピン量がばらつくことを抑制することができるので、飛距離の均一化を実現することができる。
<第七の実施形態>
続いて、本発明の第七の実施形態に係るヘッドについて、図7を参照し、第一の実施形態に係るヘッド1Aとの相違点を中心に説明する。
図7に示すように、本発明の第七の実施形態に係るヘッド1Gは、クラウン部20Aに代えてクラウン部20Gを備えており、クラウン部20Gは、複数の厚肉部21a〜21f及び複数の薄肉部22a〜22gに代えて、複数の領域27a〜27cを備える。
複数の領域27a〜27cは、ヒール部40側からトゥ部50側へと順に配置されており、複数の領域27a〜27cの剛性は、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従い小さくなるように形成されている。領域27aは、ヒール側打球領域12の中心を含むように配置されており、領域27bは、センター打球領域12の中心を含むように配置されており、領域27cは、トゥ側打球領域12の中心を含むように配置されている。かかる構成により、ヘッド1Gのクラウン部20Gの剛性は、ヒール部40側で比較的大きく、トゥ部50側で比較的小さくなる。
本実施形態において、フェース側厚肉部23、領域27b及び溶接代24の領域27bに隣接する部分は、例えばTi−15V−3Cr−3Sn−3Alによって一体に形成されて96〜105[GPa]の弾性率を呈し、領域27a及び溶接代24の領域27aに隣接する部分は、例えばTi−6Al−4Vによって一体に形成されて105〜115[GPa]の弾性率を呈し、領域27c及び溶接代24の領域27cに隣接する部分は、例えばTi−15Mo−5Zr−4V−4Alによって一体に形成されて88〜93[GPa]の弾性率を呈し、これら3個のパーツを溶接等によって固定することによってクラウン部20Gが製造されている。
なお、本実施形態では、複数の領域27a〜27cは、同一の厚みに形成されているが、複数の領域27a〜27cの厚みを異ならせることによって複数の領域27a〜27cの剛性を好適な値に設定する構成であってもよい。また、複数の領域27a〜27cを同一の金属材料によって形成し、それぞれに異なる条件の熱処理を施すことによって、複数の領域27a〜27cの剛性を前記したように設定する構成であってもよい。
本発明の第七の実施形態に係るヘッド1Gは、複数の領域27a〜27cを備えていることにより、第一の実施形態に係るヘッド1Aと同様、打球位置のばらつきによってボールのスピン量がばらつくことを抑制することができるので、飛距離の均一化を実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、第一乃至第五の実施形態に係るヘッド1A〜1Eにおいて、複数の薄肉部22a〜22gの厚みが、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従い小さくなるように形成されている構成であってもよい。また、第六の実施形態に係るヘッド1Fにおいて、クラウン部20Fの厚みは、ヒール部40側からトゥ部50側にいくに従い連続的に小さくなるように形成されている構成であってもよい。また、本発明は、容積250[cc]以上のドライバーのヘッドだけでなく、容積250[cc]未満のフェアウェイウッド、ユーティリティのヘッドにも適用可能である。
1A〜1G ゴルフクラブヘッド
20A〜20G クラウン部
21a〜21f 厚肉部
22a〜22f 薄肉部
23 フェース側厚肉部
25B,25C バック側厚肉部

Claims (8)

  1. 中空のゴルフクラブヘッドであって、
    上面のクラウン部に、打球面のフェース側から当該フェース側と対向するバック側へ向けて延設された複数の厚肉部が形成されており、
    前記複数の厚肉部の剛性は、シャフトが取り付けられるヒール側から当該ヒール側と対向するトゥ側にいくに従って低くなるように構成されている
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記複数の厚肉部の幅は、前記ヒール側から前記トゥ側にいくに従って小さくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記複数の厚肉部の厚みは、前記ヒール側から前記トゥ側にいくに従って小さくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記クラウン部のバック側端部には、ヒール側からトゥ側まで延設されたバック側厚肉部が形成されており、
    前記バック側厚肉部のフェース側端部は、ヒール側からトゥ側にいくに従ってフェースから離れるように構成されており、
    前記バック側厚肉部は、前記複数の厚肉部と連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 隣接する前記厚肉部の間にそれぞれ形成された複数の薄肉部の幅は、前記ヒール側から前記トゥ側にいくに従って大きくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 隣接する前記厚肉部の間にそれぞれ形成された複数の薄肉部の厚みは、前記ヒール側から前記トゥ側にいくに従って小さくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項の記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 中空のゴルフクラブヘッドであって、
    上面のクラウン部の剛性は、シャフトが取り付けられるヒール側から当該ヒール側と対向するトゥ側にいくに従って低くなるように構成されている
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  8. 前記クラウン部のフェース側端部には、ヒール側からトゥ側まで延設されたフェース側厚肉部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のゴルフクラブヘッド。
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JP6024852B1 (ja) * 2016-07-08 2016-11-16 株式会社プロギア ゴルフクラブヘッド
US9694254B2 (en) 2012-10-17 2017-07-04 Dunlop Sports Co. Ltd. Golf club head

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