JP2012045015A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮留めされた吸収性物品の止着テープを容易に展開可能とする技術を提供する。
【解決手段】吸収性物品100は、Y軸方向に沿って、腹部にあてがわれる腹側部2、股間にあてがわれる股部1、および背中にあてがわれる背側部3を連結して構成される本体部と、股部1に設けられ、体外に排泄された体液を吸収する吸収体53と、背側部3と腹側部2とを連結する止着テープ4を備える。止着テープ4は、一方に前記背側部に接着するための接着面が設けられた基材シート41と、基材シート41の他方の側端部から前記Y軸方向に直交するX軸方向に延出し、付着材(先端付着材421,基端付着材422)が設けられた帯状のタブ42とを有する。タブ42は、タブ42上に設けられた折り目42Lを境にして、吸収性物品100の本体部の内側であってX軸方向よりも腹側部2側に折り畳まれた状態で、付着材を介して着脱可能に本体部に対して固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、止着テープを備える吸収性物品に関するものであって、特に仮留めされた止着テープを容易に展開できるようにするための技術に関する。
以前より、吸収性物品として、着用者の後背部にあてがわれる背側部の左右に付着材(例えばフック材で構成される面ファスナー)を有する止着テープが設けられたいわゆる開放型の使い捨ておむつが知られている。このような使い捨ておむつでは、止着テープを介して背側部と着用者の腹部にあてがわれる腹側部とを、着用者の体型に合わせて調整可能に連結するよう構成されている。このような使い捨ておむつは、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の使い捨ておむつでは、製造時において、雄部材からなる面ファスナー部分が、トップシート側(おむつ内側面)に折り畳まれ、この雄部材が押しつけられることにより、特定の場所に一時的に仮留めされている。
使い捨ておむつの製造時に、雄部材(例えばフック材)がおむつ本体の他の不織布部分へ係合した場合、フック材、不織布が破壊等され、その結果、歩留まりが低下するおそれがある。そこで、特許文献1では、止着テープを特定の場所に一時的に仮留めしておくことによって、歩留まり低下の抑制を図っている。
特開2009−240679号公報
ところで、従来の仮留めされた止着テープでは、使い捨ておむつを使用する際に、本体部から剥離され外側に展開させる作業を要する。そこで、使い捨ておむつの利便性を向上するためには、止着テープは、素早く剥がせるように構成されていることが望ましい。
ここで例えば、止着テープの付着力を弱めることによって、仮留めされた止着テープを剥がし易くなる。しかしながら、これでは止着テープの止着機能が弱化するため、使い捨ておむつが脱げ易くなるという問題が生じ得る。そこで、止着テープの本来の機能を損なうことなく、仮留めされた止着テープを容易に展開することが求められている。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、仮留めされた吸収性物品の止着テープを展開することを容易とする技術を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、長手方向に沿って、腹部にあてがわれる腹側部、股間にあてがわれる股部および背中にあてがわれる背側部を連結して構成される本体部と、前記股部に設けられ、体外に排泄された体液を吸収する吸収体とを備える吸収性物品において、前記背側部と前記腹側部とを連結する止着テープ、をさらに備え、前記止着テープは、一方に前記背側部に接着するための接着面が設けられたシート状部材と、前記シート状部材の他方の側端部から、前記長手方向に直交する幅方向に延出し、付着材が設けられた帯状のタブとを有しており、前記タブは、該タブ上に設けられた折り目を境にして、前記本体部の内側であって前記幅方向よりも前記腹側部側に折り畳まれた状態で、前記付着材を介して着脱可能に前記本体部に対して固定されている。
また、第2の態様は、第1の態様に係る吸収性物品において、前記タブは、その基端から先端にかけて細くなる形状を有しており、前記折り目より先の先端部分が、残りの基端部分の幅内に収まるように折り畳まれている。
また、第3の態様は、第1または第2の態様に係る吸収性物品において、前記付着材は、少なくとも、前記タブの先端側に設けられる先端付着材と、前記先端付着材よりも前記タブの基端側に設けられる基端付着材とを含み、前記先端付着材と前記基端付着材との間に前記折り目が設けられている。
また、第4の態様は、第3の態様に係る吸収性物品において、前記折り目が前記基端付着材の近傍に設けられている。
また、第5の態様は、第1から第4までのいずれか1態様に係る吸収性物品において、前記止着テープは、前記腹側部側に折り畳まれた前記タブを複数有している。
第1から第5までの態様に係る吸収性物品によれば、止着テープのタブの先端が腹側部に向けて折り畳まれているため、着用対象者の下半身の正面側にいる介助者が、タブの先端をつまみやすくなる。これにより、介助者がタブを広げやすくなるため、吸収性物品の利便性が向上するという効果を奏し得る。また、タブを幅方向よりも腹側部側に折り畳むことによって、幅方向に折り畳むよりも、シート状部材により広い接着面を確保することができるという効果を奏し得る。
特に第2の態様に係る吸収性物品によれば、折り返し部分がタブからはみ出ないように折り返されているため、シート状部材から突出するタブの面積を小さくすることができる。これにより、吸収性物品が製造装置等でタブが引っ掛かったりすることを低減できるという効果を奏し得る。
特に第3の態様に係る吸収性物品によれば、先端付着材と基端付着材との間の位置に折り目を設けることによって、折り目を形成しやすくなり、タブを容易に折り畳めるという効果を奏し得る。また、基端付着材よりもタブの先端側に折り目を形成することで、タブの基端(付け根)を越えて折り目が設定されることを抑制でき、止着テープ周辺が予期しない形状に変形してしまうことを抑制できるという効果を奏し得る。
特に第4の態様に係る吸収性物品よれば、タブをより小さく折り畳むことができるため、タブの突出面積を小さくできるという効果を奏し得る。
特に第5の態様に係る吸収性物品によれば、複数のタブを使って、股部、腹側部、腰部を着用者の身体の各部に対して適切に押し当てることができるため、吸収性物品を良好に装着させることができる。
第1実施形態に係る吸収性物品の全体を示す斜視図である。 吸収性物品を展開して示す平面図である。 図2に示すIII−III位置において吸収性物品の長手方向に垂直な面で切断したときの概略断面図である。 止着テープを示す平面図である。 介助者61が吸収性物品100を着用対象者62に装着させる様子を概念的に示す平面図である。 第2実施形態に係る止着テープを示す平面図である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<1. 第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る吸収性物品100の全体を示す斜視図である。また図2は、吸収性物品100を展開して示す平面図である。さらに図3は、図2に示すIII−III位置において吸収性物品100の長手方向に垂直な面で切断したときの断面を示す概略断面図である。
吸収性物品100は、着用された状態を基準にして着用者の腹側を前側、背中側を後側としたとき、この前後方向が吸収性物品100の長手方向に対応する。本願では、この吸収性物品100の長手方向をY軸方向と定義し、またこの長手方向に直交する吸収性物品100の幅方向をX軸方向と定義して説明する。
図1,2に示すように、吸収性物品100は、着用者の股間にあてがわれる股部1と、股部1の前側に延在し、着用者の腹部にあてがわれる腹側部2と、股部1の後側に延在し、着用者の後背部にあてがわれる背側部3とで構成されている。これら股部1、腹側部2および背側部3は、吸収性物品100の本体部を構成している。また、背側部3のX軸方向両側端部には、腹側部2に設けられた被止着部21に止着可能な止着テープ4が設けられている。
吸収性物品100は、展開された状態で着用対象者の下半身に装着され、図1に示すように、腹側部2の外装部分(具体的には、後述するバックシート51)に設けられた被止着部21に止着テープ4を取り付け固定することによって、腹側部2と背側部3とが環状に連結されてパンツ型を形成する。このように吸収性物品100は、いわゆる開放型使い捨て紙おむつとして構成されている。
図2に示すように、股部1は、好ましくは中央付近に向かうにつれて次第に細くなるように両側部が湾曲状に切り欠かれている。この切り欠きは、背側部3と腹側部2とが止着テープ4によって連結された際に、着用者の脚が挿入される脚周り開口部を形成する。
吸収性物品100は、図3に示すように、液不透過性のバックシート51と、液透過性のトップシート52と、これらのシートの間に挟み込まれた吸収体53とで形成される階層構造を有している。トップシート52は、着用者の肌に面するように配置され、少なくとも常温常圧下において、体液(尿等の排泄物)を透過する。このトップシート52を透過した体液は、吸収体53によって吸収保持される。バックシート51は、排泄物が外部へ漏れるのを防ぎ、衣服等が汚れるのを防ぐ。
バックシート51は、例えば、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)を用いた撥水性の不織布により構成される。なお、バックシート51は、プラスチックフィルムにより構成されていてもよく、また、プラスチックフィルムとその外側に貼着された柔軟性の高い不織布とにより構成されていてもよい。
トップシート52は、例えば、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布により構成される。なお、トップシート52は、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理して液透過性とした不織布により構成されていてもよい。
吸収体53は、例えば顆粒状の高分子吸収体(SAP)により構成される。吸収体53は、バックシート51の内側面に、接着剤を介して高分子吸収体が固定され、さらにその内側に、高分子吸収体を被覆する液透過性の補助シート(図示せず。)が設けられている。高分子吸収体は、バックシート51と補助シートとの間において、略シート状に分布した状態で保持されている。
なお、吸収体53は、補助シートを介することなく保持されていてもよい。また、吸収体53は、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維の集合層に、顆粒状の高分子吸収体を混合した塊を、ティッシュペーパー等の紙シートまたは透液性の不織布シートで被覆したものであってもよい。ただし、吸収体53の嵩張りを抑制するために、吸収体53は、パルプ非存在の高分子吸収体により構成されていてもよい。また、吸収体53は、高分子吸収体のみで構成されていてもよい。
トップシート52のX軸方向両側端部には、腹側部2から背側部3にかけてY軸方向に延在するサイドシート54,54が設けられている。トップシート52とサイドシート54,54とは、それぞれホットメルト接着剤、熱溶着、超音波溶着等の貼着手段を介して取り付けられている。サイドシート54は、バックシート51と同様の部材で構成され、好ましくは、プラスチックフィルムや撥水性不織布等の撥水性に優れた部材により構成される。サイドシート54,54のX軸方向内側端部には、伸長状態で固定されたY軸方向に延びる糸状の弾性部材541がそれぞれ取り付けられている。
サイドシート54,54のX軸方向内側端部が外側に広げられると、弾性部材541の収縮力によってこの部分が肌面側に向かって立ち上がり、立体ギャザー7が形成される(図1参照)。吸収性物品100の着用時に、この立体ギャザー7が着用対象者の鼠蹊部にあてがわれることによって、排泄された体液がこの立体ギャザー7を越えて外部へ漏れることを抑制できる。
図2に示すように、腹側部2及び背側部3のうち、着用者の腰回りに対応する部分には、X軸方向に沿って、ウエストギャザーを形成するための糸状の弾性部材542が自然長よりも伸長された状態で取り付けられている。この弾性部材542の伸縮作用により、この部分が着用者の腰回りに柔軟に密着することとなる。
また、脚周りに対応する股部1の両側湾曲部分のそれぞれには、レッグギャザーを形成するための糸状の弾性部材543が、自然長よりも伸長された状態でバックシート51とトップシート52との間に取り付けられている。この弾性部材543の伸縮作用により、吸収性物品100の脚周り開口部が脚周りに柔軟に密着することとなる。
止着テープ4は、背側部3のX軸方向両側(左右)の側端部に設けられている。止着テープ4は、シート状部材である基材シート41と、基材シート41のX軸方向(幅方向)外側の側端部から、外側に延出する複数の帯状のタブ42,42とを有している。複数のタブ42,42は、Y軸方向に並列して設けられている。吸収性物品100は、未使用状態では、図2に示すように、タブ42,42が吸収性物品100の内側に折り畳まれた状態で提供される。
吸収性物品100が着用される際、左右の止着テープ4,4のそれぞれに設けられた複数(ここでは2個)のタブ42,42のうち、背側部3側にあるタブ42を下半身側に、腹側部2側にあるタブ42を上半身側に引くことによって相互に交差させる(あるいは、単に接近させる)ようにして、これらのタブ42,42が被止着部21に固定される。これにより、吸収性物品100の股部1、腹側部2および背側部3を、着用者の体型に合わせて、股間や脚周り、腰回り等にフィットさせることができる。
図3に示すように、止着テープ4は、背側部3のバックシート51およびサイドシート54に挟まれた状態で、ホットメルト等の接着手段により接合されている。より詳細には、止着テープ4のうちの基材シート41の一方側(X軸方向内側)に、少なくともバックシート51またはサイドシート54のいずれかに接着する接着面が設けられており、この接着面を介して背側部3に接合されている。
図4は、止着テープ4を示す平面図である。なお図4では、タブ42,42のうちの背側部3側のタブ42を吸収性物品100の外側に展開した状態を図示している。
タブ42には、その先端側に設けられた先端付着材421と基端側(ここでは、付け根付近)に設けられた基端付着材422とを備えている。先端付着材421と基端付着材422との間には、タブ42を内側に折り曲げるための折り目42L(折り曲げ線)が設けられている。この折り目42Lは、吸収性物品100のY軸方向に対して斜めに延びており、タブ42を折り目42Lに折り曲げた際に、その先端が吸収性物品100の幅方向(X軸方向)よりも腹側部2側に向かって折り畳まれる。なお、タブ42に、先端付着材421、基端付着材422以外にも、基材シート41や被止着部21に接合する付着材がさらに設けられていてもよい。
先端付着材421と基端付着材422とは、タブ42のY軸方向に沿う幅全体に、フック材が敷設されることによって構成されている。基材シート41やタブ42は不織布で構成されており、先端付着材421と基端付着材422に接合可能に構成されている。もちろん、基材シート41やタブ42にエンボス加工を施すことによって、接合可能に構成してもよい。タブ42は、折り目42Lに沿って折り曲げられた状態で、先端付着材421が基材シート41に、基端付着材422がタブ42自身に押し当てられることによって、それぞれ接合される。これにより、タブ42が仮留めされ、吸収性物品100の本体に対して着脱自在に固定されることとなる。
タブ42は、好ましくは基端から先端にかけて細くなる形状を有しており、折り目42Lより先の先端部分が、タブ42の残りの基端部分の幅W(Y軸方向の長さ)内に収まるように折り畳まれている。なお幅Wは、タブ42の基端側に向かうにつれて次第に大きくなる。X軸方向に延在するタブ42の両側辺のうち、背側部3側のものを側辺43a、腹側部2側のものを側辺43bとしたとき、本実施形態では、折り目42Lより先の側辺43bが、折り返したときに残りの基端側の側辺43bに沿うようにタブ42が折り畳まれている。これにより、タブ42の先端を、タブ42自身からはみ出さずに、できるだけ腹側部2に近づけて折り畳むことができる。
このように、タブ42の折り返し部分が、タブ42の残りの部分からはみ出ないように折り畳まれることによって、基材シート41から突出するタブ42の面積を小さくすることができる。また折り目42Lは、好ましくは基端付着材422側に偏在しており、基端付着材422の近傍に設けられている。これにより、さらにタブ42の基材シート41からの突出部分を小さくすることができる。タブ42の突出部分を小さくすることにより、製造装置や搬送装置等でタブ42が引っ掛かることを低減でき、吸収性物品100の製造効率を向上することが可能となる。
また、タブ42を折り畳む方向が、腹側部2に向かえば向かうほど、折り畳まれた先端部分は、X軸方向に対して傾斜するため、そのX軸方向の長さは短くなる。ここで、基材シート41上のうち、Y軸方向にわたってタブ42が重ねられない領域を余白領域41Sとして想定すると、タブ42を斜めに折り畳むことによって、この余白領域41Sがより広く確保されることとなる。この余白領域41Sは、サイドシート54に接着させるための接着面として利用し得る。このため、余白領域41Sを拡大させることは、タブ42をサイドシート54に接合する際に有利である。
図5は、介助者61が吸収性物品100を着用対象者62に装着させる様子を概念的に示す平面図である。なお、図5では、仰臥姿勢の着用対象者62の背中側に吸収性物品100が配置されており、介助者61が着用対象者62の下半身側から吸収性物品100を装着させるときの様子を図示している。
図5に示すように、介助者61が着用対象者62の下半身の正面(腹)側に居る場合、腹側部2に向けて内側に折り畳まれたタブ42の先端部は、それぞれ介助者61側に向いて固定されていることとなる。これにより、介助者61がタブ42の先端部にアクセスしやすくなるため、仮留めされたタブ42の先端を掴みやすくなり、素早く展開することができる。したがって、吸収性物品100を着用対象者62に着用させやすくなる。なお、吸収性物品100は、着用対象者62の姿勢が仰臥姿勢のときだけでなく、例えば起立姿勢であるときにも、着用対象者62の下半身の正面側に居る介助者61はタブ42を素早く展開し得る。
<2. 第2実施形態>
上記実施形態では、タブ42に、複数の付着材(先端付着材421、基端付着材422)を設けているが、タブ42の構成は、このようなものに限られるものではない。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の機能を有する要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図6は、第2実施形態に係る止着テープ4Aを示す平面図である。止着テープ4Aには、第1実施形態に係る止着テープ4と同様に、基端から先端に向けて次第に細くなっているタブ42Aが基材シート41の側端部に設けられている。そしてタブ42Aには、フック材などで構成される単一の付着材423のみが設けられている。
本実施形態では、折り目42LAは、例えば、タブ42A上であって、付着材423の基端側近傍に設けられている。折り目42LAは、第1実施形態の折り目42Lと同様に、Y軸方向に対して背側部3側が内側に傾くように斜め方向に延びるようにして設けられている。
このような構成のタブ42Aについても、その先端部分を、X軸方向よりも腹側部2側に向けて折り畳むことによって、介助者がタブ42Aにアクセスしやすくなるという効果を奏し得る。
なお、止着テープ4Aにおいて、図6中、タブ42Aの付け根(基材シート41との境界部分)42Jを跨ぐような、1点鎖線で示す折り目42LBが設定された場合、タブ42Aを折り目42LBで折り畳むと基材シート41まで折れ曲がってしまい、止着テープ4Aが予期しない形状に変形するおそれがある。
これに対して、第1実施形態に係るタブ42では、タブ42の付け根付近に基端付着材422が設けられている。このような付着材の設けられたタブ42の部分は、厚みが増すため、比較的折り目が設定され難くなっている。したがって、第2実施形態のタブ42Aよりも、第1実施形態のタブ42を採用する方が、タブの付け根を越えて折り目が設定されることを低減できるという点で有利である。
<3. 変形例>
以上実施形態について説明してきたが、本発明は以上のような構成のものに限定されるものではなく、適宜変形することができる。
例えば上記実施形態では、タブ42,42Aに設けられる付着材は、フック材等からなる面ファスナーで構成される。これによれば、何度も繰り返して着脱できるため、装着する際に何度も付け直しできるという点で有利である。しかしながら、接着力を有する粘着物をタブ42,42Aに取り付け、基材シート41や被止着部21に接着できるように構成してもよい。
また上記実施形態では、弾性部材541,542,543の形状を糸状としているが、これに限られるものではない。また、各々の箇所に取り付けられる弾性部材の本数は、適宜に変更可能である。
さらに上記実施形態および変形例にて説明した各構成は、互いに矛盾の生じない限り、適宜組み合わせたり、または省略したりすることができる。
100 吸収性物品
1 股部
2 腹側部
21 被止着部
3 背側部
4,4A 止着テープ
41 基材シート
41S 余白領域
42,42A タブ
421 先端付着材
422 基端付着材
423 付着材
42L,42LA,42LB 折り目
43a 側辺
43b 側辺
51 バックシート
52 トップシート
53 吸収体
54 サイドシート
541,542,543 弾性部材
61 介助者
62 着用対象者

Claims (5)

  1. 長手方向に沿って、腹部にあてがわれる腹側部、股間にあてがわれる股部および背中にあてがわれる背側部を連結して構成される本体部と、前記股部に設けられ、体外に排泄された体液を吸収する吸収体とを備える吸収性物品において、
    前記背側部と前記腹側部とを連結する止着テープ、をさらに備え、
    前記止着テープは、
    一方に前記背側部に接着するための接着面が設けられたシート状部材と、
    前記シート状部材の他方の側端部から、前記長手方向に直交する幅方向に延出し、付着材が設けられた帯状のタブと、
    を有しており、
    前記タブは、
    該タブ上に設けられた折り目を境にして、前記本体部の内側であって前記幅方向よりも前記腹側部側に折り畳まれた状態で、前記付着材を介して着脱可能に前記本体部に対して固定されている吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品において、
    前記タブは、その基端から先端にかけて細くなる形状を有しており、前記折り目より先の先端部分が、残りの基端部分の幅内に収まるように折り畳まれている吸収性物品。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品において、
    前記付着材は、少なくとも、
    前記タブの先端側に設けられる先端付着材と、
    前記先端付着材よりも前記タブの基端側に設けられる基端付着材と、
    を含み、
    前記先端付着材と前記基端付着材との間に前記折り目が設けられている吸収性物品。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品において、
    前記折り目が前記基端付着材の近傍に設けられている吸収性物品。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の吸収性物品において、
    前記止着テープは、前記腹側部側に折り畳まれた前記タブを複数有している吸収性物品。
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