JP2012044540A - 撮影システム、撮像装置及び撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数台の撮像装置により同一の被写体を撮影する際に、各撮像装置のピント合わせを簡易に行えるようにする。
【解決手段】相互に通信可能な複数台のカメラ10〜12により同一の被写体20を撮影する撮影システムであって、カメラ10〜12各々での合焦点までの距離情報をカメラ10〜12間で相互に送受信する。そして、各カメラ10〜12が、全てのカメラ10〜12での合焦点までの距離情報を用いて、各々の被写界深度を決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、相互に通信可能な複数台の撮像装置により同一の被写体を撮影する撮影システム、それに用いられる撮像装置、撮影方法及びプログラムに関する。
近年、映画を始めとするデジタルコンテンツにおいて、立体画像撮影システムが注目を浴びている。従来の立体画像撮影システムとしては、例えば特許文献1で開示されている立体テレビ装置等、複数の撮像装置により撮像した画像から立体画像を取得する技術が提案されている。
特開昭62−21396号公報
特許文献1のように複数の撮像装置により同一の被写体を撮影し立体画像を得る場合、各々の撮影レンズのピントが合っている領域が異なると、立体画像を生成する際に違和感が生じてしまう。これに対して、従来は各撮像装置の撮影レンズのピントが被写体に合うように、各撮影レンズの焦点距離及び絞り値を手動で適切に調整してから撮影を行う必要があり、手間がかかっていた。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、複数台の撮像装置により同一の被写体を撮影する際に、各撮像装置のピント合わせを簡易に行えるようにすることを目的とする。
本発明の撮影システムは、相互に通信可能な複数台の撮像装置により同一の被写体を撮影する撮影システムであって、前記複数台の撮像装置のうちの少なくとも一つの撮像装置が合焦点までの距離情報、又は、合焦点を含む撮影画像を、前記複数台の撮像装置のうちの他の撮像装置に送信し、前記各撮像装置が、前記合焦点までの距離情報、又は、前記合焦点を含む撮影画像を用いて、各々の被写界深度を決定することを特徴とする。
本発明によれば、複数台の撮像装置により同一の被写体を撮影する際に、各撮像装置のピント合わせを簡易に行うことができる。
撮影システムの構成を示す図である。 撮像装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る撮影システムの動作シーケンスを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る撮影システムの動作シーケンスを示すフローチャートである。 第2の実施形態において、撮影画像から合焦点近傍の画像が切り出され、カメラ間で送受信される様子を示す図である。 第3の実施形態に係る撮影システムの動作シーケンスを示すフローチャートである。 第3の実施形態において、被写体に対して合焦させたい複数の点を選択する方法の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る撮影システムの構成を示す図であり、10はマスターカメラ、11、12は各々スレーブカメラである。20は撮影対象である被写体である。なお、図1は一例であり、カメラの台数は限定されるものではなく、相互に通信可能な複数台の撮像装置により同一の被写体を撮影するものであればよい。
図2はマスターカメラ10或いはスレーブカメラ11、12として機能する撮像装置であるデジタルカメラの構成例を示す図である。100はカメラ本体である。121は被写体像を撮像する撮像素子であり、不図示の被写体の光学像が、焦点距離を変更可能な撮像光学系を構成する撮影レンズ210から、絞り211、レンズマウント102及び202、シャッター144を介して結像され、その光学像を電気信号に変換する。
122はA/D変換部であり、撮像素子121のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。A/D変換されたデジタル信号は、メモリ制御部124及びシステム制御部120により制御され、メモリ127に格納される。123は画像処理部であり、デジタル信号のデータ或いはメモリ制御部124からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理部123は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路も備える。また、画像処理部123は、メモリ127に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ127に書き込むことも可能である。さらに、画像処理部123は、異なる画像データ間の相関演算等の演算を行うことにより、異なる画像データ間に存在する類似画像の検出を行うことができる。
124はメモリ制御部であり、A/D変換部122、画像処理部123、液晶パネル表示部125、外部着脱メモリ部130とメモリ127との間のデータの送受を制御する。A/D変換部122のデータが画像処理部123、メモリ制御部124を介して、或いはA/D変換部122のデータが直接メモリ制御部124を介して、メモリ127に書き込まれる。
110は液晶ディスプレイ型の表示装置であり、液晶パネル表示部125とバックライト照明部126から構成される。125は液晶パネル表示部であり、システム制御部120の指示により、メモリ127の画像表示データ用領域に格納されたメニュー画面又は外部着脱メモリ部130に格納された画像ファイルを表示することが可能である。126はバックライト照明であり、液晶パネル表示部125に対して背面照射する。バックライト照明の光源素子としてはLED、有機EL、蛍光管等がある。
120はカメラ全体を制御するシステム制御部である。127は撮影した静止画像及び動画像、再生用表示のための画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や動画像を格納するのに十分な記憶量を備える。128は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばフラッシュメモリやEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ128には、撮影状態の保存や、カメラを制御するプログラムが格納されている。129はカメラ本体100の姿勢を検知する姿勢検出部である。
130は外部着脱メモリ部であり、コンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードといった記録媒体に画像ファイル記録や読出を行う。131は電源部であり、電池、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源部131は、検出結果及びシステム制御部120の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各ブロック部に供給する。
141はシャッター制御部であり、測光部142からの測光情報に基づいて、絞り211を制御するレンズ制御部204と連携しながら、シャッター144を制御する。142はAE(自動露出)処理を行うための測光部である。撮影レンズ210に入射した光線を、絞り211、レンズマウント202及び102、不図示の測光用レンズを介して、測光部142に入射させることにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定することができる。また、測光部142は、ストロボユニット300と連携することによりEF(フラッシュ調光)処理機能も有する。ストロボユニット300は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。143はAF(オートフォーカス)処理を行うための測距部であり、例えばCMOSやCCDといったエリア又はラインの蓄積型光電変換素子からなる。撮影レンズ210に入射した光線を、絞り211、レンズマウント202及び102、不図示の測距用ミラーを介して、測距部143に入射させることにより、周知の像ずれ方式の焦点検出が可能であり、光学像として結像された画像の合焦状態を測定することができる。144はシャッターである。
140はカメラ制御部であり、シャッター制御部141、測光部142、測距部143との送受通信によりカメラとしての一連の動作を制御する。また、カメラ制御部140は、レンズユニット200、ストロボユニット300を制御することも可能である。
132、133、134、135、136、137及び138はシステム制御部120の各種の動作指示を入力するための操作手段である。操作手段は、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。132は再生表示スイッチであり、液晶パネル表示部125に所定の画像データを表示する再生表示モード操作を行うことができる。外部着脱メモリ部130に格納された画像ファイルを再生表示する場合は、必ずこの再生スイッチ132により操作する必要がある。また、既に再生表示モードで、この操作が行われた場合には、再生表示モードから撮影モードに切り替えられる。
133はメニュースイッチであり、液晶パネル表示部125に各種項目一覧を表示する。この表示内容としては撮影に関する状態設定、記録媒体のフォーマット、時計の設定、現像パラメータ設定、及びユーザ機能設定(カスタム機能の設定)がある。また、本発明を実施するモードである『複数台撮影モード』は本メニューより選択可能である。
134はモードダイアルであり、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、動画モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することができる。
135はレリーズスイッチであり、レリーズボタンの半押し(SW1)及び全押し(SW2)で各々ONとなる。半押し状態では,AF処理、AE処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF処理等の動作開始を指示する。全押し状態では、撮像素子121から読み出した信号をA/D変換部122、メモリ制御部124を介してメモリ127に画像データを書き込む撮像処理、画像処理部123やメモリ制御部124での演算を用いた現像処理を行う。さらに、メモリ127から画像データを読み出し、画像処理部123で圧縮を行い、外部着脱メモリ部130に装着された不図示の記録媒体に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
136は各種ボタンスイッチからなる操作部であり、撮影モード、連写モード、セット、マクロ、ページ送り、フラッシュ設定、メニュー移動、ホワイトバランス選択、撮影画質選択、露出補正、ISO感度選択、日付/時間設定を行うことができる。さらに、動画撮影開始及び停止を行う動画撮影スイッチや、上下左右方向スイッチや、再生画像のズーム倍率変更スイッチ、液晶パネル表示部125の画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影画像データを自動再生するクイックレビューON/OFFスイッチ、再生画像を消去する画像消去スイッチがある。また、JPEG及びMPEG圧縮の各圧縮率と、撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録するCCDRAWモードとを選択する圧縮モードスイッチがある。その他、レリーズスイッチ半押し状態でオートフォーカスの合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードと連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとを設定するAFモード設定スイッチ等がある。
137は電子ダイアルであり、シャッタースピード、絞り値、露出等を設定することができる。また、液晶パネル表示部125に表示する撮影画像を、電子ダイアルの回転角度に応じて回転させることができる。さらに、液晶パネル表示部125に表示する加速度センサのロール角を示す直線を、電子ダイアルの回転角度に応じて回転させることもできる。
138は電源スイッチであり、カメラ本体100の電源ON、電源OFFの各モードを切り替え設定することができる。また、カメラ本体100に接続されたレンズユニット200、ストロボユニット300、記録媒体等の各種付属装置の電源ON、電源OFFの設定も合わせて切り替え設定することができる。
139はタイマーであり、時計機能、カレンダー機能、タイマーカウンター機能、アラーム機能があり、スリープモードへの移行時間や、アラーム通知等のシステム管理に用いられる。
160は他の撮像装置と通信を行うためのアンテナである。161は送受信回路であり、システム制御部120に接続されて送受信の制御を行う。162は変復調回路であり、送受信回路161に対して送信用情報に必要な変調処理をして出力したり、送受信回路161が受信した情報を復調処理したりする。
102及び202はレンズマウントであり、カメラ本体100をレンズユニット200と接続するためのインターフェースである。101及び201はカメラ本体100をレンズユニット200と電気的に接続するコネクタであり、カメラ制御部140により制御される。111及び301はアクセサリシューであり、カメラ本体100をストロボユニット300と電気的に接続するためのインターフェースである。
200は交換レンズタイプのレンズユニット、210は焦点調節用レンズを含む撮影レンズ、211は絞りである。レンズユニット200では、不図示の被写体の光学像を撮影レンズ210から、絞り211、レンズマウント202及び102、シャッター144を介して導き、撮像素子121上に結像することができる。203は被写体までの距離情報を得るための距離検出部であり、焦点調節レンズの繰り出し量をエンコーダーにより計測することにより、合焦点までの距離を算出することができる。
204はレンズユニット200全体を制御するレンズ制御部である。レンズ制御部204は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリやレンズユニット200固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値等を保持する不揮発メモリの機能も備える。また、レンズ制御部204は、絞り211を制御したり、撮影レンズ210のフォーカシングを制御したり、撮影レンズ210のズーミングを制御したりする機能も兼ね備える。
300はアクセサリシュー111に接続するストロボユニットである。302はストロボユニット300全体を制御するストロボ発光制御部であり、不図示のキセノン管等の発光部に対し、測光部142からの情報に基づいて、発光量や発光タイミングを制御する。
次に、図1及び図3を参照して、第1の実施形態に係る撮影システムの動作シーケンスについて説明する。本シーケンスは、カメラの電源スイッチ138が電源ONの状態となると実行される。以下に述べる処理動作は、カメラのシステム制御部120やカメラ制御部140がそれぞれ制御プログラムを実行することにより実現される。
まずステップS100で、ユーザによるメニュースイッチ133及びその他操作部136の操作により『複数台撮影モード』が選択、設定されると、ステップS101に移行する。なお、『複数台撮影モード』に設定されない場合は、通常の単独撮影モードとなる。撮影に使用するカメラのうち、最初に『複数台撮影モード』に設定されたカメラをマスターカメラ10とする。そして、無線による接続を確認した順に、「ID1」、「ID2」、「ID3」、・・・と、各スレーブカメラ11、12、・・・(以下、スレーブカメラ11、12と省略する)にID識別番号が割り振られる。ID識別番号は送受信回路161の制御下でアンテナ160を介して全スレーブカメラ11、12に通知され、各カメラの不揮発性メモリ128に保存される。各カメラ10〜12間で配信される情報の発信元はID識別番号により識別される。
次にステップS101で、ユーザによりマスターカメラ10の初期設定が行われる。初期設定には露出条件設定、測光方式、ISO感度設定、連写モード設定、フラッシュ設定、ホワイトバランス選択、撮影画質選択、AF設定等が含まれる。
次にステップS102で、ユーザによりマスターカメラ10のレリーズスイッチ135が半押し(SW1)されると、これをトリガとして、ステップS103に進む。ステップS103で、マスターカメラ10の初期設定が、送受信回路161の制御下でアンテナ160を介して全スレーブカメラ11、12に通知される。これにより、全てのカメラ10〜12が同一の条件に設定される。
次にステップS104で、各カメラ10〜12において、撮像情報より画面内の輝度情報が入力され、撮影画像が適正な明るさであるか否かの判別が行われる。適正でない場合には撮像素子121の蓄積時間を変更するか、読み出しゲインを変更するかして撮影画像の明るさを適正なものとする。また、撮影画像が適正な明るさとなった蓄積時間の情報や読み出しゲインの情報及びステップS101にて設定された露出設定値に従って、露出時間や絞り値が演算される。
次にステップS105で、各カメラ10〜12において、測距部143により被写体に対する合焦状態が演算される。次にステップS106で、各カメラ10〜12において、演算された合焦状態に従って合焦となるためのレンズ移動量が算出され、算出されたレンズ移動量がレンズ制御部204に出力される。これに従って、レンズ制御部204は焦点調節用レンズを駆動し、これにより撮影レンズ210は被写体に対して合焦状態となる。
次にステップS107で、各カメラ10〜12において、距離検出部203により焦点調節レンズの繰り出し量が計測され、合焦点までの距離が算出される。次にステップS108で、各カメラ10〜12間で合焦点までの距離情報が無線通信により配信される。
次にステップS109で、各カメラ10〜12において、配信されてきた各カメラ10〜12における合焦点までの距離情報を用いて被写界深度が決定される。ここで、図1を参照して、被写界深度の決定方法を説明する。図1において、マスターカメラ10における被写体20に対する合焦点が13、スレーブカメラ11における被写体20に対する合焦点が14、スレーブカメラ12における被写体20に対する合焦点が15であるとする。
マスターカメラ10の撮像面中心を中心とし、撮像面の水平方向をXM軸、撮像面の垂直方向をYM軸、レンズの光軸方向をZM軸とする座標系ΣMを定義する。同様に、スレーブカメラ11の撮像面中心を中心とし、撮像面の水平方向をXS1軸、撮像面の垂直方向をYS1軸、レンズの光軸方向をZS1軸とする座標系ΣS1を定義する。このとき、座標系ΣS1における合焦点14の位置座標を下式(1)とすると、座標系ΣMにおける合焦点14の位置座標(下式(2))は下式(3)より求められる。
Figure 2012044540
なお、[MxMyMz]は座標系ΣMから見た座標系ΣS1の中心座標、MθS1は座標系ΣMから見た座標軸ZS1の示す方向である。本実施形態では、[MxMyMz]及びMθS1は既知であるものとする。
ここで、座標系ΣS1における合焦点14の位置座標(上式(1))のS1S1はスレーブカメラ11の合焦点までの距離情報を演算することにより求まる。さらに、撮像装置をピンホールカメラモデルで近似したときの焦点距離をf、合焦点14のスレーブカメラ11の撮像面への射影を[S1u、S1v]とすると、S1S1S1S1は下式(4)、(5)より求まる。
Figure 2012044540
以上より、マスターカメラ10から見た(マスターカメラ10を基準とする)スレーブカメラ11の合焦点14の座標が算出される。同様に、マスターカメラ10から見たスレーブカメラ12の合焦点15の座標が算出される。なお、上記に示した算出式は一例を示したものであり、各カメラ10〜12の合焦点の座標を算出することができれば、どのような手法を用いても構わない。
次に、マスターカメラ10から見た各カメラ10〜12の合焦点座標のうち、最至近の合焦点13と最遠の合焦点14が選択され、少なくとも最至近の合焦点13から最遠の合焦点14までの範囲16に撮影レンズ210のピントが合う被写界深度が算出される。
以上、マスターカメラ10を例に被写界深度を算出する方法を説明したが、スレーブカメラ11、12の被写界深度についても同様であり、上記の過程で全てのカメラ10〜12の被写界深度が算出される。
図3に説明を戻して、次にステップS110で、各カメラ10〜12において、ステップS109にて算出した被写界深度から絞り値が決定される。この場合に、設定する絞り値には上限・下限の閾値を設け、閾値を超える設定値が算出された場合には、液晶パネル表示部125や音声・LED等を利用して警告を行う構成としても構わない。次にステップS111で、各カメラ10〜12において、ステップS110にて決定された絞り値と、ステップS101にて設定された露出設定値から露出時間が算出される。
次にステップS112で、ユーザによりマスターカメラ10のレリーズスイッチ135が全押し(SW2)されると、これをトリガとして、ステップS113に進む。ステップS113で、各カメラ10〜12において、ステップS110にて演算された絞り値情報がレンズ制御部204に出力される。この情報に従って、レンズ制御部204は絞り211を駆動し、これにより撮像レンズは絞込み状態となる。
次にステップS114で、各カメラ10〜12において、ステップS111にて演算された露出時間に従って撮像素子121の蓄積時間を設定して本撮像を撮像素子121によって行うように、システム制御部120から指示が出力され、本撮像が行われる。このシステム制御部120からの撮像指示は全てのカメラ10〜12において同期して行われる。
次にステップS115で、各カメラ10〜12において、レンズ制御部204に対して絞り211を遮光状態とするように信号が出力される。これにより、撮影レンズは遮光状態となる。
次にステップS116で、各カメラ10〜12において、本撮像による撮影画像情報が撮像素子121からA/D変換部122でA/D変換しながら読み出される。そして、画像処理部123で必要な補正処理や信号処理が行われ、メモリ制御部124を介してメモリ127に書き込まれる。
次にステップS117で、ステップS116にて取得された各スレーブカメラ11、12の撮影画像は、送受信回路161の制御下でアンテナ160を介してマスターカメラ10に送信される。マスターカメラ10では、受信したスレーブカメラ11、12の撮影画像が、メモリ制御部124を介してメモリ127に書き込まれる。また、マスターカメラ10自身の撮影画像もメモリ127に書き込まれる。その後、メモリ127から画像データが読み出され、画像処理部123でさらに圧縮が行われ、外部着脱メモリ部130に装着された不図示の記録媒体に画像データが書き込まれる。
次にステップS118で、各カメラ10〜12において、レンズ制御部204に対して絞り211を開放状態とするように信号が出力される。これにより、撮影レンズは開放状態となる。
以上、第1の実施形態について説明した。第1の実施形態では、複数台のカメラ10〜12各々での合焦点までの距離情報を複数台のカメラ10〜12間で相互に送受信する。そして、各カメラ10〜12が、全てのカメラ10〜12での合焦点までの距離情報を用いて、各々の被写界深度を決定する。上述したような構成とすることで、全てのカメラ10〜12の合焦点にピントが合うように各カメラ10〜12の被写界深度を調整することができる。加えて第1の実施形態では、各カメラ10〜12の露出条件設定、測光方式、ISO感度設定、連写モード設定、フラッシュ設定、ホワイトバランス選択、撮影画質選択を同一に設定することができる。これにより、立体画像取得等の画像合成を行う際に、違和感のない撮影画像を取得することができる。
なお、第1の実施形態では、各カメラ10〜12が無線により相互に通信する構成としたが、有線による通信であっても勿論問題ない。また、マスターカメラ10とスレーブカメラ11、12を便宜上区別しているが、構成上必ずしも区別する必要はない。また、第1の実施形態では、各カメラ10〜12の撮影レンズ210のピントが合う範囲を、絞り値を変更することにより調整しているが、同時に焦点距離を調整する構成としても構わない。また、第1の実施形態では、各カメラ10〜12から合焦点までの距離を、焦点調節レンズの繰り出し量を計測することで算出しているが、測距手段はどんなものでも構わない。また、第1の実施形態では、スレーブカメラ11、12の撮影画像をマスターカメラ10に送信する構成としているが、必ずしも送信する必要はなく、各々のカメラ10〜12に装着されている外部着脱メモリ部130に保存しても勿論構わない。また、マスターカメラ10以外のサーバー等の機器に送信しても勿論構わない。
また、第1の実施形態では、[MxMyMz]及びMθS1は既知であるものとしたが、GPS機能等の位置計測手段及び姿勢検出部129を利用して、各カメラ10〜12の配置を計測する構成としても勿論構わない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。撮影システム及びカメラの構成は第1の実施形態と同様であり、ここではその説明を省略する。図4及び図5を参照して、第2の実施形態に係る撮影システムの動作シーケンスについて説明する。以下に述べる処理動作は、カメラのシステム制御部120やカメラ制御部140がそれぞれ制御プログラムを実行することにより実現される。なお、ステップS200〜ステップS207までは第1の実施形態におけるステップS100〜ステップS107と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS208で、各カメラ10〜12において、ステップS201にて設定したカメラ初期設定値に従い、システム制御部120から撮像素子121に指示が出力され、撮像が行われる。このシステム制御部120からの撮像指示は全てのカメラ10〜12において同期して行われる。
次にステップS209で、各カメラ10〜12において、撮像による撮影画像情報が撮像素子121からA/D変換部122でA/D変換しながら読み出されて、メモリ制御部124を介してメモリ127に書き込まれる。
次にステップS210で、各カメラ10〜12において、撮影画像から合焦点近傍の画像が切り出され(合焦点を含む撮影画像)、各カメラ10〜12間で無線通信により配信される。次にステップS211で、各カメラ10〜12において、配信されてきた各カメラ10〜12における合焦点近傍の画像を用いて被写界深度が決定される。
ステップS210及びステップS211について図5を参照して説明する。図5の30はステップS209にて取得したスレーブカメラの撮影画像、31は同じくステップS209にて取得したマスターカメラ10の撮影画像である。32はスレーブカメラの合焦点を表す。まずステップS210で、スレーブカメラにおいて、スレーブカメラの撮影画像30から、合焦点近傍32の画像33が切り出され、送受信回路161の制御下でアンテナ160を介してマスターカメラ10に配信される。
次にステップS211で、マスターカメラ10において、画像処理部123で、スレーブカメラから送信されてきたスレーブカメラの合焦点近傍画像33と、マスターカメラ10の撮影画像31との相関演算が行われる。そして、マスターカメラ10の撮影画像31内において、スレーブカメラの合焦点近傍画像33と最も相関の高い領域34が算出される。この領域34が、マスターカメラ10の撮影画像内におけるスレーブカメラの合焦点位置を表す。同様に、全スレーブカメラの合焦点近傍画像33との相関演算が行われ、マスターカメラ10の撮影画像内における各スレーブカメラの合焦点位置が算出される。次に、各スレーブカメラの合焦点近傍に対して、測距部143で合焦状態が演算される。そして、マスターカメラ10から見て全ての合焦点に撮影レンズ210のピントが合う被写界深度が算出される。
以上、マスターカメラ10を例に被写界深度を算出する方法を説明したが、スレーブカメラ11、12の被写界深度についても同様であり、上記の過程で全てのカメラ10〜12の被写界深度が算出される。
図4に説明を戻して、以降のステップS212〜ステップS220までは第1の実施形態におけるステップS110〜ステップS118と同じであるため、ここでは説明は省略する。
以上、第2の実施形態について説明した。第2の実施形態では、複数台のカメラ10〜12各々での合焦点を含む撮影画像を複数台のカメラ10〜12間で相互に送受信する。そして、各カメラ10〜12が、全てのカメラ10〜12で撮影された合焦点を含む撮影画像を用いて、各々の被写界深度を決定する。第1の実施形態では何らかの方法で各カメラ10〜12間の配置情報を得る必要があった。それに対して、第2の実施形態では、各カメラ10〜12間の配置情報が未知であっても、全てのカメラ10〜12の合焦点にピントが合うように各カメラ10〜12の被写界深度を調整することができる。これにより、立体画像取得等の画像合成を行う際に、違和感のない撮影画像を取得することができる。また、第1の実施形態では、各カメラ10〜12から合焦点までの距離を、焦点調節レンズの繰り出し量を計測することで算出する必要がある。それに対して、第2の実施形態では、測距部143により合焦状態を確認できれば、各カメラ10〜12から合焦点までの計測を行う必要がない。
なお、第2の実施形態では、各カメラ1つの合焦点近傍画像を送信する構成としたが、各カメラ複数の合焦点近傍画像を送信する構成としても勿論構わない。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。撮影システム及びカメラの構成は第1の実施形態と同様であり、ここではその説明を省略する。図6及び図7を参照して、第3の実施形態に係る撮影システムの動作シーケンスについて説明する。以下に述べる処理動作は、カメラのシステム制御部120やカメラ制御部140がそれぞれ制御プログラムを実行することにより実現される。なお、ステップS300〜ステップS301までは第1の実施形態におけるステップS100〜ステップS101と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS302で、マスターカメラ10において、ユーザにより被写体に対してピントを合わせたいエリアが複数個所選択される。選択の方法は、不図示の液晶式電子ビューファインダー内に表示される複数個の測距エリアのうち、ピントを合わせたいエリアを選択する方式とする。図7を参照して説明すると、40は電子ビューファインダーに表示される撮影画像を示し、41は選択された第1の測距エリア、42は第2の測距エリアを示す。
次にステップS303で、ユーザによりマスターカメラ10のレリーズスイッチ135が半押し(SW1)されると、これをトリガとして、ステップS304に進む。ステップS304で、マスターカメラ10の初期設定が、送受信回路161の制御下でアンテナ160を介してスレーブカメラ11、12に通知される。これにより、全てのカメラ10〜12が同一の条件に設定される。
次にステップS305で、各カメラ10〜12において、撮像情報より画面内の輝度情報が入力され、撮影画像が適正な明るさであるか否かの判別が行われる。適正でない場合には撮像素子121の蓄積時間を変更するか、読み出しゲインを変更するかして撮影画像の明るさを適正なものとする。また、撮影画像が適正な明るさとなった蓄積時間の情報や読み出しゲインの情報及びステップS301にて設定された露出設定値に従って、露出時間や絞り値が演算される。
次にステップS306で、マスターカメラ10において、ステップS302にて指定した各測距エリアの合焦状態が演算される。そして、演算された合焦状態に従って合焦となるためのレンズ移動量が各測距エリアに対して算出され、算出された各レンズ移動量が、レンズ移動量が小さい順にレンズ制御部204に出力される。これに従って、レンズ制御部204は焦点調節用レンズを駆動するとともに、焦点調節レンズの繰り出し量が計測され、各測距エリアに対する合焦点までの距離が算出される。
次にステップS307で、マスターカメラ10において、ステップS306にて算出した複数の合焦点までの測距情報が、送受信回路161の制御下でアンテナ160を介して全スレーブカメラ11、12に配信される。
次にステップS308で、各スレーブカメラ11、12において、第1の実施形態のステップS109で述べた方法と同じ方法により、各スレーブカメラ11、12から見たマスターカメラ10の合焦点座標のうち、最至近の合焦点と最遠の合焦点が選択される。そして、少なくとも最至近の合焦点から最遠の合焦点までの範囲にレンズのピントが合う被写界深度が算出される。マスターカメラ10においては、ステップS306にて算出された合焦点までの距離情報から、少なくとも最至近の合焦点から最遠の合焦点までの範囲にレンズのピントが合う被写界深度が算出される。
次にステップS309で、各カメラ10〜12において、ステップS308にて算出された各カメラの被写界深度から各レンズの焦点距離及び絞り値が算出される。次にステップS310で、各カメラ10〜12において、ステップS309にて演算された焦点距離から各レンズの移動量が算出され、算出されたレンズ移動量がレンズ制御部204に出力される。これに従って、レンズ制御部204は焦点調節用レンズを駆動する。
以降のステップS311〜ステップS318までは第1の実施形態におけるステップS111〜ステップS118と同じであるため、ここでは説明は省略する。
以上、第3の実施形態について説明した。第3の実施形態では、複数台のカメラ10〜12のうちの少なくとも一つのカメラ10が、複数選択された被写体に対して合焦させたい点までの距離情報を他のカメラ11、12に送信する。そして、各カメラ10〜12が、カメラ10における被写体に対して合焦させたい点までの距離情報を用いて、各々の被写界深度を決定する。第3の実施形態では、被写体に対してピントを合わせたい範囲を、ユーザの意図で決定することができる。
なお、ステップS303の測距エリアの選択方法は、液晶パネル表示部125に被写体の撮影画像を表示し、操作部136の上下方向スイッチにより、液晶パネル表示部125に表示されるカーソルを、ピントを合わせたいエリアに設定する構成としてもよい。また、液晶パネル表示部125上にタッチパネル入力部を設け、タッチパネル入力によりピントを合わせたいエリアに設定する構成としてもよい。また、ステップS308の被写界深度算出方法は、第1の実施形態のステップS109と同様の方法としたが、第2の実施形態のステップS211の方法を用いても勿論構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
10:マスターカメラ、11、12:スレーブカメラ、100:撮像装置、121:撮像素子、123:画像処理部、143:測距部、120:システム制御部、140:カメラ制御部、160:アンテナ、161:送受信回路、200:レンズユニット、203:距離検出部、210:撮影レンズ

Claims (12)

  1. 相互に通信可能な複数台の撮像装置により同一の被写体を撮影する撮影システムであって、
    前記複数台の撮像装置のうちの少なくとも一つの撮像装置が合焦点までの距離情報、又は、合焦点を含む撮影画像を、前記複数台の撮像装置のうちの他の撮像装置に送信し、
    前記各撮像装置が、前記合焦点までの距離情報、又は、前記合焦点を含む撮影画像を用いて、各々の被写界深度を決定することを特徴とする撮影システム。
  2. 前記複数台の撮像装置各々での合焦点までの距離情報、又は、各々で撮影された合焦点を含む撮影画像を前記複数台の撮像装置間で相互に送受信し、
    前記各撮像装置が、前記全ての撮像装置での合焦点までの距離情報、又は、前記全ての撮像装置で撮影された合焦点を含む撮影画像を用いて、各々の被写界深度を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  3. 前記少なくとも一つの撮像装置が送信する前記合焦点までの距離情報は、前記少なくとも一つの撮像装置において複数選択された前記被写体に対して合焦させたい点までの距離情報であることを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  4. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    焦点距離を変更可能な撮像光学系と、
    前記被写体に対する前記撮像光学系の合焦状態を演算する測距手段と、
    前記被写体に対する前記撮像光学系の合焦点までの距離を検出する距離検出手段と、
    他の撮像装置との間で情報の送受信を行うための送受信手段と、
    前記送受信手段により受信した、前記他の撮像装置での合焦点までの距離情報を用いて、自撮像装置の被写界深度を決定する決定手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  5. 前記決定手段は、自撮像装置での合焦点までの距離情報及び前記他の撮像装置での合焦点までの距離情報を用いて、最至近の合焦点の距離及び最遠の合焦点の距離に基づいて、自撮像装置の被写界深度を決定することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記送受信手段により受信した前記他の撮像装置での合焦点の位置座標を、自撮像装置を基準とする位置座標に変換する変換手段を備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の撮像装置。
  7. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    焦点距離を変更可能な撮像光学系と、
    前記被写体に対する前記撮像光学系の合焦状態を演算する測距手段と、
    他の撮像装置との間で情報の送受信を行うための送受信手段と、
    前記送受信手段により受信した、前記他の撮像装置で撮影された合焦点を含む撮影画像を用いて、自撮像装置の被写界深度を決定する決定手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  8. 前記決定手段は、自撮像装置で撮影された合焦点を含む撮影画像及び前記他の撮像装置で撮影された合焦点を含む撮影画像を用いて、前記自撮像装置で撮影された合焦点を含む撮影画像内における前記他の撮像装置での合焦点を求め、自撮像装置の被写界深度を決定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記被写体に対して合焦させたい複数の点を選択する選択手段を備えたことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 相互に通信可能な複数台の撮像装置により同一の被写体を撮影する撮影方法であって、
    前記複数台の撮像装置のうちの少なくとも一つの撮像装置が合焦点までの距離情報、又は、合焦点を含む撮影画像を、前記複数台の撮像装置のうちの他の撮像装置に送信するステップと、
    前記合焦点までの距離情報、又は、前記合焦点を含む撮影画像を用いて、前記各撮像装置の被写界深度を決定するステップとを有することを特徴とする撮影方法。
  11. 被写体像を撮像する撮像手段と、焦点距離を変更可能な撮像光学系と、前記被写体に対する前記撮像光学系の合焦状態を演算する測距手段と、前記被写体に対する前記撮像光学系の合焦点までの距離を検出する距離検出手段と、他の撮像装置との間で情報の送受信を行うための送受信手段とを備えた撮像装置を制御するためのプログラムであって、
    前記送受信手段により受信した、前記他の撮像装置での合焦点までの距離情報を用いて、自撮像装置の被写界深度を決定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 被写体像を撮像する撮像手段と、焦点距離を変更可能な撮像光学系と、前記被写体に対する前記撮像光学系の合焦状態を演算する測距手段と、他の撮像装置との間で情報の送受信を行うための送受信手段とを備えた撮像装置を制御するためのプログラムであって、
    前記送受信手段により受信した、前記他の撮像装置で撮影された合焦点を含む撮影画像を用いて、自撮像装置の被写界深度を決定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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