JP2012043325A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの渡り配線部の横揺れを抑制して引っ掛かりを防止することが可能な自動販売機を提供する。
【解決手段】本体キャビネット1の前面開口を通じて外部に引き出し可能に配設され、商品収納コラムに収納された商品を搬出する商品払出機構などの電装部品を搭載した商品収納ラック4と、商品収納ラック4に搭載された電装部品と本体キャビネット1側との電気接続を行うとともに商品収納ラック4の後端上部と本体キャビネット1の背壁上部との間にU字状に垂れ下がる渡り配線部10aを有するケーブル10とを備え、渡り配線部10aを保持するとともにヒンジ機構を支点として本体キャビネット1に揺動自在に取付けられたケーブルガイド部材20を、その重心が正面視して支点位置よりも左右方向に外れた位置に存するように配設してヒンジ機構のガタを吸収することによりケーブルガイド部材20の振れを制限して渡り配線部10aの横揺れを抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、断熱筐体として形成されるとともに前面が開口した直方体状の本体キャビネットと、本体キャビネットの内部に画成された商品収容庫に収容されるとともに本体キャビネットの前面開口を通じて外部(前面)に引き出し可能に配設された商品収納ラックとを備えた自動販売機に関する。
従来、例えば紙パック入り飲料,缶入り飲料等の商品を販売する自動販売機としては、前面が開口した直方体状の本体キャビネットの内部に断熱構造の商品収容庫が画成され、かかる商品収容庫に直積み式の商品収納ラックが収容され、前記本体キャビネットの前面に開閉自在な片開き式の外扉が取り付けられ、外扉の背面側に商品収容庫の前面開口を閉塞する断熱構造の内扉が取り付けられている。この種の従来の自動販売機を図4に示し、図4は従来の自動販売機の概略構成を示す側面図である。
図において、1は断熱筐体として形成されるとともに前面(図では左端)が開口した直方体状の本体キャビネットである。この本体キャビネット1の前面にはヒンジ機構により開閉自在な片開き式の外扉2が取り付けられ、当該外扉2により本体キャビネット1の前面開口が閉塞される。前記本体キャビネット1の内部は断熱構造の商品収容庫1aとして画成され、商品収容庫1aの前面には断熱構造としてなる内扉3が開閉自在に取り付けられ、当該内扉3により商品収容庫1aの前面開口が閉塞される。前記商品収容庫1aの天井面には前後方向に伸縮自在なレール支持機構5が敷設され、このレール支持機構5により直積み式の商品収納ラック4が商品収容庫1a内に引き出し可能に収容されている。商品収納ラック4は商品収容庫1aの左右方向に複数並設されている。
前記直積み式の商品収納ラック4は、良く知られているように、一方の側面(例えば、図では紙面手前側の正面視右側面)および底面が開放した箱形ラックケースを前後方向に複数並設してなり、箱形ラックケースの内部に仕切壁を挟んで前後に画成された商品収納コラムを備えている。この商品収納コラムの下端部には当該商品収納コラム内の商品通路を開閉するストッパ部材を有する商品払出機構が組み込まれ、商品通路を閉じた状態のストッパ部材の上に商品が順次積み上げ収納され、前記商品払出機構の動作によりストッパ部材を開閉して最下位の商品から順に落下搬出するように構成されている。また、箱形ラックケースの開放した右側面には商品収納コラムごとに補充扉が設けられ、商品収納コラムに上下方向に積み上げ収納された商品群が倒れて崩れ落ちるのを防止するようにしている。
前記直積み式の商品収納ラック4の下方には前後方向に敷設されたコンベヤ6が設けられ、当該コンベヤ6により商品収納ラック4から落下搬出された商品が内扉3の商品搬出口3aを介して外扉2の商品取出口2aに搬送される。商品収容庫1aの底部には風洞73の内部に蒸発器71と庫内ファン72とを設けた冷却ユニット7が配設され、風胴73の後端が循環ダクト9に連通している。商品収容庫1aと区画して形成された本体キャビネット1の下部の機械室1bには圧縮機や凝縮器などからなるコンデンシングユニット8が設置され、コンデンシングユニット8の圧縮機,凝縮器と冷却ユニット7を構成する蒸発器71との間は不図示の冷媒配管により接続されている。
ところで、商品収納ラック4には電装部品、すなわち、前述した商品払出機構におけるストッパ部材の駆動源としてのモータなどの駆動手段、並びに商品の売り切れを検出するマイクロスイッチなどの売り切れ検知手段が組み込まれている一方、前記商品払出機構における駆動手段の制御電源および売り切れ検知手段からの信号を受信する制御回路は外扉2に配設されており、これらを接続する制御電源線,信号線からなるケーブル10が敷設されている。外扉2に配設された制御電源,制御回路からのケーブル10は本体キャビネット1(商品収容庫1a)の側壁(例えば、外扉2のヒンジ側である左端側の側壁)に沿って背壁上部に引き回されて係止点P1にクランプされる。係止点P1にクランプされたうえで垂れ下がるケーブル10は渡り配線部10aとして形成され、渡り配線部10aの先端には配線接続用コネクタ11が接続されている。一方、商品収納ラック4の下部に組み込まれた商品払出機構の駆動手段,売り切れ検知手段に接続されたケーブル(不図示)の一端には配線接続用コネクタ12が接続され、この配線接続用コネクタ12は商品収納ラック4の後端上部に不図示のブラケットを介して設置されており、渡り配線部10aの配線接続用コネクタ11が商品収納ラック4の配線接続用コネクタ12に結合される。ここで、渡り配線部10aは商品収納ラック4を本体キャビネット1の外部(前方)に引き出した際(図4に2点鎖線で示す)、渡り配線部10aが引き張られて配線接続用コネクタ11,12の結合が外れることがないように余裕をもった長さに定めら、商品収納ラック4が商品収容庫1aに収容された際には商品収納ラック4の後端と本体キャビネット1の背壁との間の空間にU字状に垂れ下がっている(例えば特許文献1の図6参照)。
特開平6−215239号公報
ところで、前記ケーブル10の渡り配線部10aは図4に実線で示すU字状から2点鎖線で示す三日月形に変形することができるようにするためにフリーな状態で垂れ下がっている。このため、商品収納ラック4を本体キャビネット1から外部に引き出す際、若しくは外部に引き出した商品収納ラック4を商品収容庫1a内に収容する際に商品収納ラック4が横揺れすると、商品収納ラック4に結合された渡り配線部10aが左右に揺動して隣接する商品収納ラック4や構造物(庫内を左右方向に仕切る断熱仕切板など)に引っ掛かるおそれがある。商品収納ラック4の横揺れはレール支持機構5の公差や商品収納ラック4の引き出し若しくは収納の際に加えられる外力の方向が不定であることによって惹起される。商品収納ラック4の横揺れ防止対策を施すことにより渡り配線部10aの横揺れを抑制することが可能であるが、商品収納ラック4の横揺れを防止するにはレール支持機構5を精密に設計するなどの大幅な設計変更、並びに精密な組立が必要となることからコストの上昇は免れない。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、簡単な構造によりケーブルの渡り配線部の横揺れを抑制して引っ掛かりを防止することが可能な自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、前面が開口した直方体状の本体キャビネットと、本体キャビネットの内部に画成された商品収容庫に収容されるとともに本体キャビネットの前面開口を通じて外部(前面)に引き出し可能に配設され、かつ、商品収納コラムに収納された商品を搬出する商品払出機構などの電装部品を搭載した商品収納ラックと、前記商品収納ラックに搭載された電装部品と本体キャビネット側との電気接続を行うとともに前記商品収納ラックの後端上部と本体キャビネットの背壁上部との間にU字状に垂れ下がる渡り配線部を有するケーブルとを備えた自動販売機において、前記ケーブルの渡り配線部を保持するとともにヒンジ機構を支点として本体キャビネットに前後方向に揺動自在に取付けられたケーブルガイド部材を設け、前記ケーブルガイド部材はその重心が正面視して支点位置よりも左右方向に外れた位置に存するように配設したことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機において、前記ケーブルガイド部材は直線状に延在してなり、当該ケーブルガイド部材を正面視して支点位置に対して左右方向の一方に傾斜させたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の自動販売機において、前記ヒンジ機構は、本体キャビネットの背壁上端に固着され、かつ、横断面略コ字状に形成されたヒンジ金具の左右両脚片に設けた挿通穴にケーブルガイド部材の一端に設けたカール状のヒンジ軸を係合させてなり、前記ヒンジ金具を前記ヒンジ軸が水平線に対して傾斜する態様で本体キャビネットに固着してなることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る発明は、前面が開口した直方体状の本体キャビネットと、本体キャビネットの内部に画成された商品収容庫に収容されるとともに本体キャビネットの前面開口を通じて外部(前面)に引き出し可能に配設され、かつ、商品収納コラムに収納された商品を搬出する商品払出機構などの電装部品を搭載した商品収納ラックと、前記商品収納ラックに搭載された電装部品と本体キャビネット側との電気接続を行うとともに前記商品収納ラックの後端上部と本体キャビネットの背壁上部との間にU字状に垂れ下がる渡り配線部を有するケーブルとを備えた自動販売機において、前記ケーブルの渡り配線部を保持するとともにヒンジ機構を支点として本体キャビネットに前後方向に揺動自在に取付けられたケーブルガイド部材を設け、前記ケーブルガイド部材はその重心が正面視して支点位置よりも左右方向に外れた位置に存するように配設したことにより、次の効果を奏することができる。すなわち、渡り配線部の振れを拘束するために渡り配線部を保持するケーブルガイド部材を設けることは一般的に考えられる。しかしながら、ケーブルガイド部材の重心位置が正面視して支点位置に一致している場合、つまりケーブルガイド部材が正面視鉛直線に沿うように配設されている場合にはヒンジ機構の遊び(ガタ)によってケーブルガイド部材が左右に揺れることは免れない。そこで、本発明の請求項1に係る発明においてはケーブルガイド部材の重心が正面視して支点位置よりも左右方向に外れた位置に存するように配設してヒンジ機構のガタによるケーブルガイド部材の振れ方向を制限、例えば、ケーブルガイド部材の重心が正面視して支点位置よりも右側に偏っている場合、ケーブルガイド部材は正面視して左方向への振れがヒンジ機構により制限され、ヒンジ機構のガタ分だけ右方向へ振れることとなるので、ケーブルガイド部材の重心が正面視して支点位置よりも左右方向に外れた位置に存するように配設してヒンジ機構のガタによるケーブルガイド部材の振れ方向を制限した。これにより渡り配線部の振れを規制することができるので、渡り配線部が隣接する商品収納ラックや構造物に引っ掛かるのを防止することができるという効果を有する。
また、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機において、前記ケーブルガイド部材は直線状に延在してなり、当該ケーブルガイド部材を正面視して前記支点位置に対して左右方向の一方に傾斜させたことにより、直線状のケーブルガイド部材を用いることが可能となることからその構成を簡単することができるという効果を有する。
また、本発明の請求項3に係る発明は、請求項2に記載の自動販売機において、前記ヒンジ機構は、本体キャビネットの背壁上端に固着され、かつ、横断面略コ字状に形成されたヒンジ金具の左右両脚片に設けた挿通穴にケーブルガイド部材の一端に設けたカール状のヒンジ軸を係合させてなり、前記ヒンジ金具を前記ヒンジ軸が水平線に対して傾斜する態様で本体キャビネットに固着してなることにより、簡単な構成によりヒンジ機構を形成することができるとともにカール状のヒンジ軸によりケーブルガイド部材をスムーズに揺動させることができるという効果を有する。
本発明の実施の形態である自動販売機における本体キャビネットの内部構造を示す一部切欠斜視図である。 図1のケーブルガイド部材およびヒンジ金具の分解斜視図である。 図2のケーブルガイド部材をヒンジ金具に組み付けてなるヒンジ機構の主要部を示す正面図である。 従来の自動販売機の概略構成を示す側面図である。
以下、本発明における実施の形態である自動販売機を図面に基づいて説明する。なお、図4と同一のものには同一の符号を付している。
図1は本発明の実施の形態1である自動販売機における本体キャビネットの内部構造を示す一部切欠斜視図である。図において、1で再び本体キャビネットを示し、この本体キャビネット1は前面が開放した断熱筐体として形成されている。前記本体キャビネット1の庫内は断熱仕切壁(不図示)により左右方向に複数の商品収納室に区分され、各商品収納室における商品収容庫1aの天井面には前後方向に伸縮自在なレール支持機構5が敷設され、このレール支持機構5により直積み式の商品収納ラック4が商品収容庫1a内に引き出し可能に収容されている。
前記直積み式の商品収納ラック4は、一方の側面(例えば、図では紙面手前側の正面視右側面)および底面が開放した箱形ラックケースを前後方向に複数並設してなり、箱形ラックケースの内部に仕切壁を挟んで前後に画成された商品収納コラムを備えている。この箱形ラックケースの開放した右側面には商品収納コラムごとに補充扉4aが観音開き式に配設されている。前記補充扉4aは箱形ラックケースの開放した右側面を閉塞した状態で商品収納コラムに上下方向に積み上げ収納された商品群が倒れて崩れ落ちるのを防止している。前記補充扉4aにより隠れて見えないが、前記商品収納コラムの下端部には当該商品収納コラム内の商品通路を開閉するストッパ部材を有する商品払出機構が組み込まれており、商品通路を閉じた状態のストッパ部材の上に商品が順次積み上げ収納され、前記商品払出機構の動作によりストッパ部材を開閉して最下位の商品から順に落下搬出するように構成されている。なお、図1においては引き出された商品収納ラック4の左端側に商品収納ラック4が並設されているが、理解しやすくするため商品収容庫1a内における商品収納ラックについては図示を省略している。
前記直積み式の商品収納ラック4の下方には前後方向に敷設されたコンベヤ6が設けられている。このコンベヤ6は商品収納ラック4から落下搬出された商品を内扉3の商品搬出口3aを介して外扉2の商品取出口2aに搬送する。商品収容庫1aの底部には風洞73の内部に蒸発器と庫内ファン(不図示)とを設けた冷却ユニット7が配設され、風胴73の後端が循環ダクト9に連通している。商品収容庫1aと区画して形成された本体キャビネット1の下部の機械室1bには圧縮機や凝縮器などからなるコンデンシングユニット8が設置され、コンデンシングユニット8の圧縮機,凝縮器と冷却ユニット7を構成する蒸発器71との間は不図示の冷媒配管により接続されている。
前記商品収納ラック4には電装部品、すなわち、前述した商品払出機構におけるストッパ部材の駆動源としてのモータなどの駆動手段、並びに商品の売り切れを検出するマイクロスイッチなどの売り切れ検知手段が組み込まれている一方、前記ベンド機構の駆動手段の制御電源および売り切れ検知手段からの信号を受信する制御回路は外扉2に配設されており、これらを接続する制御電源線,信号線からなるケーブル10が敷設されている。このケーブル10の敷設と渡り配線部10aは図4に示した従来装置と同一であり、外扉2に配設された制御電源,制御回路からのケーブル10は本体キャビネット1(商品収容庫1a)の側壁(例えば、外扉2のヒンジ側である左端側の側壁)に沿って背壁上部に引き回されて係止点P1にクランプされる。係止点P1にクランプされた上で垂れ下がるケーブル10は渡り配線部10aとして形成され、渡り配線部10aの先端には配線接続用コネクタ11(図4参照)が接続されている。一方、商品収納ラック4の下部に組み込まれたベンド機構の駆動手段,売り切れ検知手段に接続されたケーブル(不図示)の一端には配線接続用コネクタ12(図4参照)が接続され、この配線接続用コネクタ12は商品収納ラック4の後端上部に不図示のブラケットを介して設置されており、渡り配線部10aの配線接続用コネクタ11が商品収納ラック4の配線接続用コネクタ12に結合されている。
さて、この実施の形態の自動販売機が従来装置と相違する点は渡り配線部10aを保持するケーブルガイド部材20を設けるとともにこのケーブルガイド部材20をヒンジ金具30を介して本体キャビネット1に揺動自在に取付けた点である。
ここで、前記ケーブルガイド部材20は薄い板金製になり、図2に示すように細長い短冊状の基台21の左右両端がそれぞれ反対側に折り曲げられている。この基台21の一端、図では上端にはカール状のヒンジ軸22が形成され、このヒンジ軸22は基台21から左右方向に突出するように形成されている。前記ケーブルガイド部材20は渡り配線部10aの長さの約半分の長さを有し、U字状に垂れ下がる渡り配線部10aの本体キャビネット1側のケーブルを、基台21に穿孔した複数のクランプ用開口211に係止される留め金により保持するように構成されている。前記ケーブルガイド部材20のヒンジ軸22とともにヒンジ機構を形成するヒンジ金具30は薄い板金製になり、ケーブルガイド部材20の基台21よりも一回り大きな縦断面コ字状に形成されてなる。このヒンジ金具30のコ字状の両脚片31,31にはケーブルガイド部材20のヒンジ軸22が挿通される挿通穴32,32が形成されている。この挿通穴32,32は次に説明するケーブルガイド部材20の組付けのためにコ字状底面に形成された開口部33に連通している。すなわち、ヒンジ金具30の背面側から、ケーブルガイド部材20のヒンジ軸22とは反対側の端部から前記開口部33を通して貫通させたうえでヒンジ金具20のヒンジ軸22を開口部33に連通した挿通穴32,32に係合させる。この場合、ケーブルガイド部材20における基台21の右端側の折り曲げ部により基台21がヒンジ金具30の底面から浮き上がる、すなわち、ヒンジ軸22が挿通穴32,32に係合した状態が維持され、ケーブルガイド部材20がヒンジ金具30の挿通穴32,32に係合したヒンジ軸22を支点として揺動可能となる。なお、ヒンジ金具30の上縁にはコ字状脚片31,31とは反対方向に折り曲げられたフック片34が形成されている。
前記ケーブルガイド部材20が組付けられたヒンジ金具30は本体キャビネット1の背壁1cにねじS1によりねじ止めして固着される。この場合、本体キャビネット1が金属性の外箱と内箱との間にウレタン樹脂を注入して発泡させることにより断熱筐体として形成されている場合には金属製の内箱にヒンジ金具30をねじ止めする。一方、本体キャビネットの外箱の内部にウレタンフォームからなる断熱ボードを配設することにより断熱筐体として形成されている場合には、背壁1cの前面に幅の狭い金属板を配設(横架)し、この金属板にヒンジ金具30をねじ止めする。ここで、ヒンジ金具30をねじ止めする際、ヒンジ金具30は正面視鉛直線に対して左右の何れか一方、この実施の形態では、図3に示すように、鉛直線P−Pに対して右方向に角度θだけ傾けて配設される。すなわち、ヒンジ金具30の対向するコ字状両脚片31,31における正面視平行な線が鉛直線に対して右方向に傾くように配設したうえでねじS1によりねじ止めされる。なお、ヒンジ金具30をねじ止めする内箱(の背壁)若しくは背壁1cに横架される金属板にはヒンジ金具30のフック片34が係合する係合穴(不図示)が予め形成されており、フック片34を係合穴に係合させたうえでヒンジ金具30をねじ止めする。なお、前記フック片34はねじ1本でヒンジ金具30をねじ止めした場合におけるヒンジ金具30の回り止めの機能を果たすものである、つまり、フック片34はねじの本数を削減するために設けたものであり、ねじを2個以上用いる場合には必ずしも必要なものではない。
前述したように本体キャビネット1の背壁1cにねじ止めされるヒンジ金具30が正面視右方向に傾斜していることからこのヒンジ金具30にヒンジ軸22を介してヒンジ結合されたケーブルガイド部材20も正面視右方向に傾斜している。すなわち、ケーブルガイド部材20の重心位置は正面視ヒンジ軸22よりも右方向に外れて偏った位置に存することとなる。このため、ケーブルガイド部材20の揺動支点となるヒンジ機構の遊び、すなわち、ヒンジ軸22とヒンジ金具30の挿通穴32,32との間の遊びがある場合にもケーブルガイド部材20の重心位置が偏っていることからヒンジ軸22と挿通穴32,32とは、正面視左側のヒンジ軸22が挿通穴32の上縁に当接し、正面視右側のヒンジ軸22が挿通穴32の下縁に当接する。このため、前記ヒンジ機構のガタはヒンジ金具30の左端側の脚片31の挿通穴32の上縁に当接したケーブルガイド部材20の正面視左側のヒンジ軸22と当該左端側の脚片31の挿通穴32の下縁との間、また、ヒンジ金具30の右端側の脚片31の挿通穴32の下縁に当接したケーブルガイド部材20の正面視右側のヒンジ軸22と当該右端側の脚片31の挿通穴32の上縁との間に生じることとなる。したがって、ケーブルガイド部材20の左方向への振れはヒンジ機構により制限される一方、ヒンジ機構のガタ(正面視左側のヒンジ軸22が左端側の挿通穴32の上縁から離れて下縁に当接する一方、正面視右側のヒンジ軸22が右端側の挿通穴32の下縁から離れて上縁に当接する)によるケーブルガイド部材20の振れ方向は正面視して右方向のみである。この場合、ケーブルガイド部材20の正面視右方向への移動(振れ)はヒンジ機構のガタ分に対応した幅(例えば、寸法W0)となり、ケーブルガイド部材20の自由端と正面視右側に隣接する商品収納ラック4若しくは断熱仕切板(構造物)との間の寸法(例えば、寸法W1)とが(W0<W1)となるように位置決めすることによりヒンジ機構のガタによってもケーブルガイド部材20が隣接する商品収納ラック4若しくは断熱仕切板と接触するのを防止することができる。
そこで、ヒンジ機構のガタを考慮してヒンジ金具30を商品収納ラック4の背後(背壁1c)における正面視左側に隣接する商品収納ラック4若しくは断熱仕切板(構造物)に近接して配設する場合にはケーブルガイド部材20の自由端を正面視右側に隣接する商品収納ラック4若しくは断熱仕切板(構造物)からヒンジ機構のガタ分に応じた幅よりも離隔させたうえで右方向に傾く態様で固着し、商品収納ラック4の背後(背壁1c)における正面視右上部に配置する場合にはケーブルガイド部材20の自由端を正面視左側に隣接する商品収納ラック4若しくは断熱仕切板(構造物)からヒンジ機構のガタ分に応じた幅よりも離隔させたうえで左方向に傾く態様で固着する。そして、ケーブルガイド部材20の基台21に渡り配線部10aを敷設、すなわち、渡り配線部10aの本体キャビネット側のケーブルをケーブルガイド部材20の基台21に這わせたうえで当該ケーブルをケーブルガイド部材20にクランプする。
さて、図1に示すように、商品収納ラック4を本体キャビネット1の前面開口を通して外部(前方)に引き出すとケーブルガイド部材20はヒンジ軸22を支点として前方に進出するように揺動して商品収納ラック4の引き出しを許容し、商品収納ラック4を商品収容庫内に収容する場合には背壁1cに沿うように垂下する。この場合、ケーブルガイド部材20のヒンジ軸22がカール状に形成されていることからケーブルガイド部材20はスムーズに揺動することができる。ここで、商品収納ラック4を引き出す際若しくは商品収納ラック4を商品収容庫内に収容する際における商品収納ラック4の横揺れに伴って渡り配線部10aが横揺れするとケーブルガイド部材20に横揺れの外力が加わる。この場合、ケーブルガイド部材20に左方向への移動(横揺れ)を誘発する外力(渡り配線部10aの正面視左方向への横揺れが生じた場合の外力)が加えられ際にはその移動は前記ヒンジ機構により阻止される。したがって、ケーブルガイド部材20に保持された渡り配線部10aの正面視左方向への横揺れは規制されるので、渡り配線部10aの正面視左側に隣接する商品収納ラック4若しくは断熱仕切板(構造物)への接触が防止される。一方、渡り配線部10aが正面視右方向の横揺れしてケーブルガイド部材20に正面視右方向への移動(横揺れ)を誘発する外力が加えられた際、ケーブルガイド部材20がヒンジ機構のガタ分に応じた幅だけ右方向に横揺れするものの、ケーブルガイド部材20が正面視右側に隣接する商品収納ラック4若しくは断熱仕切板(構造物)からは離隔しているので、渡り配線部10aの右方向への横揺れもケーブルガイド部材20によって抑制されて隣接する商品収納ラック4若しくは断熱仕切板(構造物)に触れることはない。
前述したとおり、本発明の実施の形態の自動販売機によれば、前面が開口した直方体状の本体キャビネット1と、本体キャビネット1の内部に画成された商品収容庫1aに収容されるとともに本体キャビネット1の前面開口を通じて外部(前面)に引き出し可能に配設され、かつ、商品収納コラムに収納された商品を搬出する商品払出機構などの電装部品を搭載した商品収納ラック4と、前記商品収納ラック4に搭載された電装部品と本体キャビネット1側との電気接続を行うとともに前記商品収納ラック4の後端上部と本体キャビネット1の背壁上部との間にU字状に垂れ下がる渡り配線部10aを有するケーブル10とを備えた自動販売機において、前記ケーブル10の渡り配線部10aを保持するとともにヒンジ機構を支点として本体キャビネット1に揺動自在に取付けられたケーブルガイド部材20を設け、前記ケーブルガイド部材20はその重心が正面視して支点位置よりも左右方向に外れた位置に存するように配設したことにより、ヒンジ機構のガタによるケーブルガイド部材20の振れ方向を制限することができ、これにより渡り配線部10a振れを規制することが可能となり、渡り配線部10aが隣接する商品収納ラック4や構造物に引っ掛かるのを防止することができるという効果を有する。
なお、前述した実施の形態の自動販売機においてはケーブルガイド部材20が直線状の形態をなしているものについて説明したが、ケーブルガイド部材20を正面視左右方向に屈曲させて重心位置を偏らせることもできる。
1…本体キャビネット、4…商品収納ラック、5…レール支持機構、6…コンベヤ機構、10…ケーブル、10a…渡り配線部、20…ケーブルガイド部材、22…ヒンジ軸、30…ヒンジ金具、32…挿通穴。

Claims (3)

  1. 前面が開口した直方体状の本体キャビネットと、本体キャビネットの内部に画成された商品収容庫に収容されるとともに本体キャビネットの前面開口を通じて外部(前面)に引き出し可能に配設され、かつ、商品収納コラムに収納された商品を搬出する商品払出機構などの電装部品を搭載した商品収納ラックと、前記商品収納ラックに搭載された電装部品と本体キャビネット側との電気接続を行うとともに前記商品収納ラックの後端上部と本体キャビネットの背壁上部との間にU字状に垂れ下がる渡り配線部を有するケーブルとを備えた自動販売機において、前記ケーブルの渡り配線部を保持するとともにヒンジ機構を支点として本体キャビネットに揺動自在に取付けられたケーブルガイド部材を設け、前記ケーブルガイド部材はその重心が正面視して支点位置よりも左右方向に外れた位置に存するように配設したことを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1に記載の自動販売機において、前記ケーブルガイド部材は直線状に延在してなり、当該ケーブルガイド部材を正面視して前記支点位置に対してその重心が正面視して支点位置よりも左右方向に外れた位置に存するように左右方向の一方に傾斜させてなることを特徴とする自動販売機。
  3. 請求項2に記載の自動販売機において、前記ヒンジ機構は、本体キャビネットの背壁上端に固着され、かつ、横断面略コ字状に形成されたヒンジ金具の左右両脚片に設けた挿通穴にケーブルガイド部材の一端に設けたヒンジ軸を係合させてなり、前記ヒンジ金具を前記ヒンジ軸が水平線に対して傾斜する態様で本体キャビネットに固着してなることを特徴とする自動販売機。
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