JP2012039720A - 回転電機のステータの製造方法 - Google Patents

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繁則 米田
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Abstract

【課題】塗布した含浸材をスロットの径方向外方の奥へ浸透させるようにして、ステータコイルをステータコアにより確実に固定し得るようにした回転電機のステータの製造方法を提供する。
【解決手段】ステータ20は、周方向に配列された複数のスロット31を有する円環状のステータコア30と、ステータコア30のスロット31に巻装されたステータコイル40とを備え、スロット31内に配置されたステータコイル40が含浸材64により固定されている。本発明の製造方法は、ステータコイル40が巻装されたステータコア30をその軸線Lが水平方向を向くように配置する準備工程と、ステータコア30を軸線L回りに回転させながら、ステータコア30の内周側から含浸材64を塗布する含浸材塗布工程と、を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば車両において電動機や発電機として使用される回転電機のステータの製造方法に関する。
従来より、回転電機のステータとして、周方向に配列された複数のスロットを有する円環状のステータコアと、前記ステータコアの前記スロットに巻装されたステータコイルと、を備えたものが一般に知られている。このようなステータにおいては、ステータコイルの耐振動性を確保するために、例えばワニス等の含浸材でステータコイルをステータコアに固定するようにしている。
例えば特許文献1には、ステータコアの軸方向端面から突出するステータコイルのコイルエンド部側から含浸材を滴下し、コイル線に沿わせてスロット内に浸透させる方法が開示されている。また、特許文献2には、ステータコアの一部を変更してスロットを拡張した上で、ワークを丸ごと含浸材槽に浸漬して含浸材を含浸する方法が開示されている。
特開2008−109733号公報 特開2006−262541号公報
ところで、ステータコアのスロット内でのコイルの占積率を向上させるために、ステータコイルに平角線を使用し、ステータコアのティース先端に周方向に突出する鍔部を設けないようにしたステータがある。このような構造のステータでは、ステータコイルのコイル線がスロット内及びコイルエンド部で整列して配置されているため、コイル線同士が互いに拘束し合わないようにする必要があり、また、ステータコアの内径側に対しても振動等でステータコイルがはみ出す可能性があるため、含浸材によって確実にステータコイルを固定する必要がある。
ところが、上記特許文献1に開示された方法の場合には、占積率向上のために、ティース先端に周方向に突出する鍔部を持たないステータコアにおいては、図12に示すように、スロット31A内のステータコイル40Aをステータコア30Aに対して確実に固定することができない。なぜなら、最内径側のコイル線45Aの径方向内方側に鍔部が無いため含浸材64Aの滞留する場所が無いからである。さらに、スロット31A内に配置された複数のコイル線45Aとステータコア30Aとの間に絶縁紙50Aが挿入配置されている場合には、含浸材64Aをコイルエンド部からコイル線45Aに沿わせてスロット31A内に浸透させるため、絶縁紙50Aとステータコア30Aとの隙間に含浸材64Aが流れ難いからである。
また、特許文献2に開示された方法の場合には、含浸材をスロット内に浸透させることは可能であるが、スロット拡張部の磁気抵抗が増加することにより性能が低下するという問題や、ワークを丸ごと浸漬する際に含浸材が付着してはいけない部分(例えばロータと干渉する恐れのあるステータコアの内周面や、ステータコアとケース部材との嵌合部あるいは締結面など)へ付着するという問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、塗布した含浸材をスロットの径方向外方の奥へ浸透させるようにして、ステータコイルをステータコアにより確実に固定し得るようにした回転電機のステータの製造方法を提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、周方向に配列された複数のスロットを有する円環状のステータコアと、該ステータコアの前記スロットに巻装されたステータコイルとを備え、前記スロット内に配置された前記ステータコイルが含浸材により固定されている回転電機のステータの製造方法において、前記ステータコイルが巻装された前記ステータコアをその軸線が水平方向を向くように配置する準備工程と、前記ステータコアを前記軸線回りに回転させながら前記ステータコアの内周側から含浸材を塗布する含浸材塗布工程と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、含浸材塗布工程は、ステータコアを軸線回りに回転させながらステータコアの内周側から含浸材を塗布するようにしているため、ステータコアの回転により作用する遠心力及び毛細管現象によって、塗布した含浸材をスロットの径方向外方の奥へと浸透させることができる。そのため、固化した含浸材によりステータコイルをステータコアに確実に固定することができる。
請求項2に記載の発明は、前記ステータコイルは、延伸方向と直角な方向の断面形状が矩形の平角コイル線により形成され、前記スロットの内壁と対向する平面を有していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、スロット内に配置されたコイル線の占積率を向上させるとともに、スロット内壁とこれに対向するステータコイルの平面との間に含浸材を浸透させやすくして、ステータコイルをより確実に固定することこができる。
請求項3に記載の発明は、前記スロット内には、前記ステータコイルを構成する複数のコイル線がコア径方向に整列して配置され、複数の該コイル線と前記ステータコアとの間にコア径方向内方側が開口するようにして絶縁紙が配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、絶縁紙は、複数のコイル線とステータコアとの間にコア径方向内方側が開口するようにして配置されているので、ステータコアの内周側から塗布される含浸材を、複数のコイル線と絶縁紙との間だけでなく、複数のコイル線とステータコアとの間にも確実に浸透させることができる。そのため、絶縁紙を介してステータコイルをステータコアに確実に固定することができる。
請求項4に記載の発明は、前記ステータコアは、周方向に分割された複数の分割コアにより構成され、該分割コアは、コア軸方向に積層された複数の鋼板により形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、ステータコアを構成する分割コアがコア軸方向に積層された複数の鋼板により形成されていることから、ステータコアの内周側から塗布される含浸材を鋼板の間にも浸透させることができる。そのため、分割コアの隣り合う鋼板同士の間に浸透した含浸材が固化することによって、隣り合う鋼板同士を強固に固着させることができるので、電磁力によるティース先端の軸方向への開き防止効果も得ることができる。
請求項5に記載の発明は、前記含浸材塗布工程は、前記ステータコアの内周側に配置したノズルの含浸材吐出口をコア軸方向に揺動させながら前記含浸材を塗布することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、ノズルの含浸材吐出口をコア軸方向に揺動させながら含浸材を塗布するようにしていることで、コア軸方向に対して満遍なく含浸材の塗布面積を稼ぐことができる。また、コア軸方向において含浸材の局所的な付着を抑制することができる。
実施形態に係る回転電機の構成を模式的に示す軸方向断面図である。 実施形態に係るステータの図であって、(a)はそのステータの平面図、(b)はそのステータを側方から見た正面図である。 実施形態に係るステータコアの平面図である。 実施形態に係る分割コアの平面図である。 実施形態に係るステータコイルの斜視図である。 実施形態に係るステータコイルを構成するコイル線の断面図である。 実施形態に係るステータの製造方法を模式的に示す図であって、(a)はステータを軸方向に切断した断面図、(b)は(a)の要部を拡大した部分断面図である。 実施形態に係るステータの製造方法を模式的に示す図であって、ステータの要部の部分斜視図である。 実施形態に係るステータの要部を示す部分平面図である。 実施形態に係るステータコアの要部を示す部分斜視図である。 他の実施形態に係るステータの製造方法を模式的に示す図であって、(a)はステータを軸方向に切断した断面図、(b)は(a)の要部を拡大した部分断面図である。 従来のステータの一部を示す部分平面図である。
以下、本発明の回転電機のステータの製造方法を具体化した実施形態について図面を参照しつつ具体的に説明する。最初に、本実施形態の方法により製造されるステータを搭載した回転電機について説明する。図1は、本実施形態に係る回転電機1の構成を模式的に示す軸方向断面図である。図2は、実施形態1に係るステータの図であって、(a)はそのステータの平面図、(b)はそのステータを側方から見た正面図である。
本実施形態の回転電機1は、略有底筒状の一対のハウジング部材10a,10bが開口部同士で接合されてなるハウジング10と、ハウジング10に軸受け11,12を介して回転自在に支承される回転軸13に固定されたロータ14と、ハウジング10の内部でロータ14を包囲する位置でハウジング10に固定されたステータ20と、を備えている。ロータ14は、ステータ20の内周側と向き合う外周側に、永久磁石により磁性の異なる複数の磁極を周方向に交互に形成している。ロータ14の磁極の数は、回転電機により異なるため限定されるものではない。本実施形態においては、8極(N極:4、S極:4)のロータが用いられている。ステータ20は、図2に示すように、複数の分割コア32によりなるステータコア30と、複数の導線から形成される三相のステータコイル40とを備えている。なお、ステータコア30とステータコイル40との間には、絶縁紙50が配置されている(図7及び図9参照)。
次に、ステータコア30について図3及び図4を参照して説明する。図3は、実施形態1に係るステータコアの平面図である。図4は、実施形態1に係る分割コアの平面図である。ステータコア30は、図3及び図4に示すように、周方向に分割された複数(本実施形態では24個)の分割コア32により円環状に形成され、その内周側に周方向に配列された複数のスロット31を有する。このステータコア30は、外周側に位置する円環状のバックコア部33と、バックコア部33から径方向内方へ突出し周方向に所定距離を隔てて配列された複数のティース34とからなる。これにより、隣り合うティース34の周方向に対向する側面34a同士の間には、ステータコア30の内周側に開口し径方向に延びるスロット31が形成されている。隣り合うティース34の周方向に対向する側面34a、即ち、1つのスロット31を区画する一対の側面34aは、互いに平行な平行面となっている。これにより、各スロット31は、一定の周方向幅寸法で径方向に延びている。なお、ティース34の突出先端部の側面34aには、周方向に突出する鍔部は設けられていない。
スロット31は、本実施形態ではステータコイル40が2倍スロットの分布巻きであるため、回転子の磁極数(8)に対し、ステータコイル40の一相あたり2個の割合で形成されている。つまり、8×3×2=48個のスロット31が形成されている。この場合、48個のスロット31は、スロット31と同数の48個のティース34により形成されている。
なお、ステータコア30を構成する分割コア32は、プレス打ち抜き加工により所定形状に形成された複数の鋼板32aをステータコア30の軸方向に積層して形成されている(図10参照)。また、ステータコア30は、円環状に配置された分割コア32の外周に外筒37が嵌合されることにより円環状に固定(保形)されている(図2(a)参照)。
ステータコイル40は、図5に示すように、所定の波形形状に成形した所定数(本実施形態では12本)の導線(コイル線)45を所定の状態に積み重ねて帯状の導線集積体を形成し、その導線集積体を渦巻き状に巻き付けることにより円筒状に形成されている。ステータコイル40を構成する導線45は、ステータコア30のスロット31に設置されるスロット収容部46と、周方向の異なるスロット31に収容されているスロット収容部46同士をスロット31の外部で接続しているターン部47とを有する波形形状に形成されている。この導線45は、図6に示すように、矩形断面の銅製の導体48と、内層49a及び外層49bを有し導体48の外周を被覆する絶縁皮膜49とからなる絶縁被覆平角線が採用されている。内層49a及び外層49bを合わせた絶縁被覆49の厚みは、100μm〜200μmの範囲に設定されている。
このステータコイル40は、次のようにしてステータコア30と組み付けられている。即ち、ステータコイル40に対して、外周側から各分割コア32のティース部34を挿入して、全ての分割コア32をステータコイル40に沿って円環状に配置した後、分割コア32の外周に円筒状の外筒37を嵌合する。これにより、ステータコイル40は、図2に示すように、各導線45の所定のスロット収容部46がステータコア30の所定のスロット31内に収容された状態に組付けられる。
この場合、各導線45のスロット収容部46は、所定のスロット数(本実施形態では3相×2個(倍スロット)=6個)ごとのスロット31に収容されている。そして、それぞれのスロット31には、所定数(本実施形態では10本)のコイル線(導線45のスロット収容部46)がコア径方向に1列に整列した状態で配置されている。また、導線45の隣り合うスロット収容部46同士を接続しているターン部47は、ステータコア30の軸方向の両端面30aからそれぞれ突出し、その突出している多数のターン部47により、ステータコイル40の軸方向両端部にコイルエンド部40a,40bが形成されている(図2(b)参照)。
その後、ステータコア30に組付けられたステータコイル40の耐振動性を確保するために、ステータコイル40に対して内周側から含浸材(図示せず)を塗布する含浸材塗布工程を行うことにより、ステータコイル40をステータコア30に固着して、図2に示すステータ20を完成させる。本発明のステータ20の製造方法は、含浸材塗布工程の改善を図ったものであり、以下、含浸材塗布工程の実施形態について具体的に説明する。
図7は、本実施形態に係るステータの製造方法を模式的に示す図であって、(a)はステータを軸方向に切断した断面図、(b)は(a)の要部を拡大した部分断面図である。図8は、そのステータの製造方法を模式的に示す図であって、ステータの要部の部分斜視図である。図9は、そのステータの要部を示す部分平面図である。図10は、本実施形態に係るステータコアの要部を示す部分斜視図である。なお、図9及び図10においては、スロット内に配置されたコイル線の一部が省略された状態で示されている。
本実施形態のステータ20の製造方法は、準備工程と、含浸材塗布工程とを行う。準備工程では、図7(a)に示すように、ステータコイル40が巻装されたステータコア30を、その軸線Lが水平方向を向くようにして回転装置の保持部62に保持させる。
そして、次の含浸材塗布工程では、回転装置を作動させてステータコア30を軸線L回りに回転させながら、ステータコア30の内周側に配置したノズル63の含浸材吐出口からステータコア30の内周面の軸方向略中央部に向けて含浸材64を滴下する。これにより、滴下された含浸材64は、図7(b)及び図8に示すように、ステータコア30の内周面のスロット開口部からスロット31内に進入する。このとき、スロット31内の複数のコイル線(導線45のスロット収容部46)とステータコア30との間には、スロット31の内壁面に沿いコア径方向内方側が開口するようにして絶縁紙50が配置されているので、スロット31内に進入する含浸材64は、複数のコイル線と絶縁紙50との間、及び複数のコイル線とステータコア30との間の両方の隙間に進入する。また、このとき、ステータコア30が回転装置により回転しているので、スロット31内に進入した含浸材64は、ステータコア30の回転に伴う遠心力の作用及び毛細管現象により、スロット31の径方向外方の奥へと浸透する。
なお、ステータコア30の内周面に含浸材64が滴下された際には、図10に示すように、ステータコア30を構成する分割コア32がコア軸方向に積層された複数の鋼板32aにより形成されていることから、含浸材64の一部が積層された鋼板32aの間にも浸透する。
その後、スロット31内に浸透した含浸材64が固化することによって、スロット31内の複数のコイル線が絶縁紙50と共にステータコア30に固着され、ステータコイル40の良好な耐振動性が確保される。
以上のように行われる本実施形態のステータ20の製造方法によれば、含浸材塗布工程は、ステータコア30を軸線回りに回転させながらステータコア30の内周側から含浸材64を塗布するようにしているため、ステータコア30の回転により作用する遠心力及び毛細管現象によって、塗布した含浸材64をスロット31の径方向外方の奥へと浸透させることができる。そのため、固化した含浸材64によりステータコイル40をステータコア30に確実に固定することができる。
また、本実施形態では、ステータコイル40は、延伸方向と直角な方向の断面形状が矩形の平角コイル線(導線45)により形成されているので、スロット31内に配置されたコイル線の占積率を向上させることこができる。
また、本実施形態では、スロット31内には、ステータコイル40を構成する複数のコイル線(スロット収容部46)がコア径方向に整列して配置され、複数のコイル線とステータコア30との間にコア径方向内方側が開口するようにして絶縁紙50が配置されている。これにより、ステータコア30の内周側から塗布された含浸材64を、複数のコイル線と絶縁紙50との間だけでなく、複数のコイル線とステータコア30との間にも確実に浸透させることができる。そのため、絶縁紙50を介してステータコイル40をステータコア30に確実に固定することができる。
また、本実施形態では、ステータコア30を構成する分割コア32が、コア軸方向に積層された複数の鋼板32aにより形成されていることから、ステータコア30の内周側から塗布される含浸材64を鋼板32aの間にも浸透させることができる。そのため、分割コア32の隣り合う鋼板32a同士の間に浸透した含浸材64が固化することによって、隣り合う鋼板32a同士を強固に固着させることができるので、電磁力によるティース34先端の軸方向への開き防止効果も得ることができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記実施形態の含浸材塗布工程では、ステータコア30の内周側に配置したノズル63の含浸材吐出口を、ステータコア30の内周面の軸方向略中央部に向けて静止した状態で含浸材64を滴下するようにしていたが、図11(a)(b)に示すように、ステータコア30の内周側に配置したノズル63の含浸材吐出口をコア軸方向に揺動させながら含浸材64を塗布するようにしてもよい。このようにすれば、コア軸方向に対して満遍なく含浸材64の塗布面積を稼ぐことができるので、スロット31内のコア軸方向略全域に亘って含浸材64を浸透させることが可能となる。また、コア軸方向において含浸材64の局所的な付着を抑制することができる。
1…回転電機、 10…ハウジング、 11,12…軸受け、 13…回転軸、 14…ロータ、 20…ステータ、 30…ステータコア、 31…スロット、 32…分割コア、 32a…鋼板、 33…バックコア部、 34…ティース、 37…外筒、 40…ステータコイル、 40a,40b…コイルエンド部、 45…導線、 50…絶縁紙、 62…保持部、 63…ノズル、 64…含浸材。

Claims (5)

  1. 周方向に配列された複数のスロットを有する円環状のステータコアと、該ステータコアの前記スロットに巻装されたステータコイルとを備え、前記スロット内に配置された前記ステータコイルが含浸材により固定されている回転電機のステータの製造方法において、
    前記ステータコイルが巻装された前記ステータコアをその軸線が水平方向を向くように配置する準備工程と、
    前記ステータコアを前記軸線回りに回転させながら前記ステータコアの内周側から含浸材を塗布する含浸材塗布工程と、
    を有することを特徴とする回転電機のステータの製造方法。
  2. 前記ステータコイルは、延伸方向と直角な方向の断面形状が矩形の平角コイル線により形成され、前記スロットの内壁と対向する平面を有していることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のステータの製造方法。
  3. 前記スロット内には、前記ステータコイルを構成する複数のコイル線が配置され、複数の該コイル線と前記ステータコアとの間にコア径方向内方側が開口するようにして絶縁紙が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機のステータの製造方法。
  4. 前記ステータコアは、周方向に分割された複数の分割コアにより構成され、該分割コアは、コア軸方向に積層された複数の鋼板により形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の回転電機のステータの製造方法。
  5. 前記含浸材塗布工程は、前記ステータコアの内周側に配置したノズルの含浸材吐出口をコア軸方向に揺動させながら前記含浸材を塗布することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の回転電機のステータの製造方法。
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