JP2012039451A - 基地局装置、基地局間同期方法、同期情報のデータ構造、及び同期要求のデータ構造 - Google Patents

基地局装置、基地局間同期方法、同期情報のデータ構造、及び同期要求のデータ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】他の基地局装置との間の同期の状態を把握し、同期の状態に応じて適切に干渉を回避するための処理を行うことができる基地局装置を提供する。
【解決手段】他の基地局装置に対して、自装置との間で基地局間同期をすることを要求する同期要求をX2インターフェース26を介して送信する送信部27と、X2インターフェース26を介して前記他の基地局装置から送信される基地局間同期の同期状態に関する同期情報を受信する受信部27とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動端末等との間で通信を行う基地局装置、及びこれに用いる基地局間同期方法、同期情報のデータ構造、同期要求のデータ構造に関するものである。
複数の基地局装置を備えた無線通信システムにおいて、当該複数の基地局装置それぞれにより設定される通信エリア(セル)が重複している場合、ある基地局装置から送信された信号が、近傍の他の基地局装置のセル内にある端末装置に届いてしまい、その端末装置にとって干渉信号となることがある。
このような干渉は、ビームフォーミングにより抑制できることは良く知られている。つまり、自セル内の端末装置(以下、自己の端末装置ともいう)にはビームを向けつつも、他の基地局装置のセル内にある端末装置(以下、他の端末装置ともいう)には、ヌルビームを向けるようにビームフォーミングを行うことで、自基地局装置からの信号(干渉信号)が他の端末装置に届きにくくなり、干渉が抑制される(なお、ビームフォーミングについては、非特許文献1参照)。
菊間信良著、「アレーアンテナによる適応信号処理」、科学技術出版、1998年11月25日
ところで、上記無線通信システムでは、基地局装置として、例えば、数キロメートルの大きさのセル(マクロセル)を形成するマクロ基地局装置と、前記マクロセル内に設置され数十メートル程度の比較的小さなセル(フェムトセル)を当該マクロセル内に形成するフェムト基地局装置とを備えたものがある。
上記無線通信システムでは、フェムト基地局装置が形成するフェムトセルは、マクロセル内に形成されることがあり、そのほぼ全域がマクロセルと重複することがある。さらに、フェムト基地局装置は、ユーザによってマクロセル内で任意の場所に設置されることがある。
このため、フェムト基地局装置の下り信号が、マクロ基地局装置に接続する端末装置に干渉を与えたり、フェムト基地局装置に接続する端末装置が送信する上り信号が、マクロ基地局装置に干渉を与えたりすることがある。
また、互いに隣接してフェムトセルを形成する複数のフェムト基地局装置及びそれに接続する端末装置が、相互に干渉を与える場合もある。
このように、干渉を生じさせるケースが多様となることが考えられることから、基地局装置が上記ビームフォーミングを利用したとしても、上記のような多様な状況に対して好適に干渉を抑制することが困難な場合があった。
上記のような干渉の内、マクロ基地局装置に接続する端末装置が、フェムト基地局装置の近傍に位置することで当該フェムト基地局装置の下り信号から干渉を受ける場合については、マクロ基地局装置に接続する端末装置に割り当てられるリソースと、フェムト基地局装置が使用するリソースとを互いに周波数方向、又は時間方向に異ならせることが考えられる。このように設定することで、互いの下り信号が重複するのを回避でき、干渉を回避できる。
ここで、周波数方向に使用するリソースをずらす場合、以下のような不都合が生じるおそれがある。すなわち、例えば、無線通信システムがLTEを採用している場合においては、制御信号等が格納される制御チャネルが、各下りサブフレームの先頭かつ当該サブフレームの周波数全域に亘って配置されているので、一方の基地局装置と、他方の基地局装置との間で、たとえ互いに異なる周波数帯域でリソース割り当てを行ったとしても、当該制御チャネルは、互いに全域で重複し干渉が生じるおそれがある。制御チャネルを用いて送信される制御信号が互いに干渉すれば、これを受信する端末装置は、データ信号を正常に認識できないおそれがある。
さらに、データ信号についても、互いに異なる周波数帯域としてリソースを使用したとしても、時間領域でみると、両データ信号は重複しているので、一方のデータ信号の受信電力が他方のデータ信号のそれよりも極端に小さければ、一方のデータ信号を正常に分離して受信することが困難となるおそれもある。
このように、使用するリソースを互いに周波数方向にずらす場合には、完全に両基地局装置間の干渉を抑制できないおそれがあるため、両基地局装置間で送信信号の電力を相対的に調整することも必要となる。
これに対して、互いに使用するリソースを時間方向にずらす場合には、時間領域での両データ信号の重複は生じえない。また、制御信号についても、リソースが割り当てられていない時間のサブフレームの制御チャネルには、実質的に制御信号が送信されることがないため、両基地局装置間で送信信号の電力調整を行うことなく、他方の制御信号に干渉を与えるのを抑制することができる。
ただし、リソース割り当てを互いに時間方向にずらすには、両基地局装置間で無線フレームの送信タイミングが同期している必要がある。
以上のように、マクロ基地局装置に接続する端末装置が、その近傍のフェムト基地局装置からの下り信号によって受ける干渉を抑制するには、両基地局装置の間における互いの同期の状態に応じて適切な処理を行うことが必要であると言える。
そこで、本発明は、他の基地局装置との間の同期の状態を把握し、同期の状態に応じて適切に干渉を回避するための処理を行うことができる基地局装置、及びこれに用いる基地局間同期方法、同期情報のデータ構造、同期要求のデータ構造を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る基地局装置は、基地局間通信を可能とする基地局間通信インターフェースを介して他の基地局装置から送信される基地局間同期の同期状態に関する同期情報を受信する受信部を備えていることを特徴としている。
上記構成の基地局装置によれば、他の基地局装置から送信される同期情報によって、他の基地局装置の同期状態を把握することができる。
なお、ここでいう同期状態とは、基地局間同期の基準となる同期対象や、同期対象に対する無線フレームの送信タイミングのオフセット量等、基地局間同期における条件設定やパラメータを示す。
(2)上記基地局装置において、前記他の基地局装置に対して、自装置との間で基地局間同期をすることを要求する同期要求を前記基地局間通信インターフェースを介して送信する送信部をさらに備えていることが好ましく、この場合、さらに、他の基地局装置に対して基地局間同期を要求することができる。
(3)より具体的に、前記同期要求は、前記他の基地局装置が調整すべき通信タイミングのタイミングオフセット量を含むものであることが好ましい。
(4)(5)また、より詳細に他の基地局装置の同期状態を把握するために、前記同期情報は、前記他の基地局装置が自装置の内部クロックを同期させているクロック同期対象を含んでいてもよく、さらに、前記同期情報は、自装置の通信タイミングと、前記他の基地局装置の通信タイミングとの間のタイミングオフセット量を含んでいてもよい。
(6)また、上記基地局装置において、自装置に接続する端末装置の内、前記他の基地局装置の下り信号によって干渉を受けるおそれがある程度に当該他の基地局装置の近傍に位置する端末装置を検出する検出部と、前記検出部が前記他の基地局装置の近傍に位置する端末装置を検出すると、前記同期情報に基づいて、前記他の基地局装置との間の干渉を回避する干渉回避処理の実行を要求するための処理要求を生成し、前記送信部に、前記処理要求を前記他の基地局装置に向けて送信させる制御部と、をさらに備えているのが好ましい。
この場合、他の基地局装置に対して、同期情報に基づいた、干渉回避処理を要求するための処理要求を送信することで、当該他の基地局装置における同期状態に応じた適切な干渉回避処理を実行することができる。
(7)(8)前記処理要求は、前記他の基地局装置に対して、前記他の基地局装置の近傍に位置する端末装置との間で干渉を回避するための空きリソースを設けることを要求するものであることが好ましい。
またこの場合、前記制御部は、前記同期情報に基づいて、前記他の基地局装置が自装置との間で通信タイミングが同期しているか否かを判断し、通信タイミングが同期していると判断した場合に、前記空きリソースを所定の時間単位で確保することを要求する処理要求を生成することが好ましい。
この場合、制御部は、他の基地局装置と自装置との間で通信タイミングが同期しているときには、他の基地局装置に空きリソースを所定の時間単位で確保させることができ、かつ、その空きリソースに対応する範囲を特定できるので、互いの干渉を回避することができる好適なリソースを、前記他の基地局装置の近傍に位置する端末装置に割り当てることができる。この結果、より適切に干渉を回避するための処理を行うことができる。
(9)また、本発明に係る基地局装置は、基地局間通信を可能とする基地局間通信インターフェースを介して他の基地局装置に対して基地局間同期の同期状態に関する同期情報を送信する送信部を備えていることを特徴としている。
上記構成の基地局装置によれば、他の基地局装置に同期情報を送信することによって、他の基地局装置に自装置の同期状態を把握させることができる。
(10)本発明は、基地局装置間の同期をとるための基地局間同期方法であって、一方の基地局装置から他方の基地局装置に対して、当該一方の基地局装置との間で基地局間同期をすることを要求する同期要求を、基地局間通信を可能とする基地局間通信インターフェースを介して送信するステップと、前記他方の基地局装置から前記一方の基地局装置に対して、基地局間同期の同期状態に関する同期情報を前記基地局間通信インターフェースを介して送信するステップと、を含むことを特徴としている。
上記のように構成された基地局間同期方法によれば、一方の基地局装置は、他方の基地局装置に対して基地局間同期を要求できるとともに、当該他方の基地局装置からの同期情報によって、他方の基地局装置の同期状態を把握することができる。
(11)また、本発明は、基地局装置のコンピュータから送信される同期情報のデータ構造であって、前記同期情報は、前記基地局装置における基地局間同期の同期状態に関する情報を示すとともに、基地局間同期における同期対象を示す同期対象情報を含むことを特徴としている。
上記構成のデータ構造によれば、同期情報を受け取った受け取り先は、基地局装置から送信される同期情報によって、当該基地局装置が基地局間同期を行った際の同期対象を把握することができる。
(12)本発明は、基地局装置のコンピュータから送信される同期要求のデータ構造であって、前記同期要求は、前記基地局装置が他の基地局装置に基地局間同期を要求することを示すとともに、基地局間同期における同期対象を示す同期対象情報を含むことを特徴としている。
上記構成のデータ構造によれば、基地局装置は、同期要求を受け取った受け取り先に対して同期対象を指定した上で基地局間同期を要求することができる。
本発明によれば、他の基地局装置との間の同期の状態を把握し、同期の状態に応じて適切に干渉を回避するための処理を行うことができる。
本発明の実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの全体構成である。 各BSの通信網の態様を示す図である。 LTEの下りリンクの無線フレーム(DLフレーム))の構造の概略図である。 マクロ基地局装置の構成を示すブロック図である。 マクロ基地局装置と、フェムト基地局装置との間で行われる基地局間同期の同期状態の管理に関する処理手順を示す図である。 同期要求に含まれる要求メッセージの内容を示す図である。 同期情報に含まれるレポートメッセージの内容を示す図である。 マクロ基地局装置がフェムト基地局装置との間で行う干渉回避処理に関する処理手順を示す図である。 マクロ基地局装置が、自装置に接続する端末装置の中から、フェムト基地局装置近傍に位置する端末装置を検出する処理を説明するための図である。 図1中、マクロ基地局装置が、自装置に接続する複数の端末装置に対してメジャメントを要求した場合における、当該マクロ基地局装置に送信される測定結果の一例を示す図である。 (a)は、図1におけるマクロ基地局装置と、フェムト基地局装置との間で無線フレームのタイミング同期がとれていない場合における、両基地局装置が行うリソース割当の一例を示す図、(b)は、図1における基地局装置と、フェムト基地局装置との間で無線フレームのタイミング同期がとれている場合における、両基地局装置が行うリソース割当の一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの全体構成である。本実施形態の無線通信システムは、例えば、LTE(Long Term Evolution)が適用される携帯電話用のシステムであり、各基地局装置と、端末装置との間において、LTEに準拠した通信が行われる。ただし、通信方式は、LTEに限られるものではない。
この無線通信システムは、複数の基地局装置1と、いずれかの基地局装置1に対して無線接続して、通信を行うことができる端末装置2(移動端末:Mobile Station)とを備えている。
上記無線通信システムが備える基地局装置1としては、例えば数キロメートルの大きさの通信エリア(マクロセル)MCを形成するマクロ基地局装置(Macro Base Station)1aのほか、マクロセルMC内などに設置され数十メートル程度の比較的小さなフェムトセルFCを形成する複数のフェムト基地局装置(Femto Base Station)1bが設けられている。なお、図例では、説明を容易とするため、フェムト基地局装置1bについては、マクロ基地局装置1a(MBS1)のマクロセルMC内に設置されているフェムト基地局装置1b(FBS1)のみを示している。
マクロ基地局装置(以下、「マクロBS」ともいう。)1aは、自己のマクロセルMC内にある端末装置2との間で無線通信を行うことができる。
また、フェムト基地局装置(以下、「フェムトBS」ともいう)1bは、例えば、屋内等、マクロBS1aの無線波を受信し難い場所等に配置され、上記フェムトセルFCを形成する。
フェムトBS1bは、自己が形成するフェムトセルFC内にある端末装置(以下、「MS」ともいう)2との間で無線通信が可能である。本システムでは、マクロBS1aの無線波が受信し難い場所等においても、その場所に比較的小さいフェムトセルFCを形成するフェムトBS1bを設置することで、MS2に対して十分なスループットでのサービスの提供を可能にする。
図1において、MS2a,MS2b,MS2cは、マクロBS1a(MBS1)に接続しており、MS2dは、フェムトBS1b(FBS1)に接続しているものとする。
ここで、MS2が、フェムトBS1bと接続するためには、予め当該フェムトBS1bに登録されていることが必要であり、登録されていなければ、図1中のMS2aのように、フェムトセルFC内に位置しているとしても、フェムトBS1bとは接続できず、マクロBS1aと接続する。
図2は、各BSの通信網の態様を示す図である。各マクロBS1aは、MME(Mobility Management Entity)3を介して、当該無線通信システムの通信網4に接続されている。MME3は、各MS2の位置等の管理を行い、各MS2の移動管理についての処理を行うノードである。
各フェムトBS1bは、ゲートウェイ5(GW)を介してMME3に接続されている。MME3と各マクロBS1aとの間、MME3とゲートウェイ5との間、ゲートウェイ5とフェムトBS1bとの間は、それぞれS1インターフェースと呼ばれる通信インターフェースによる回線6によって接続されている。
さらに、各マクロBS1aは、X2インターフェースと呼ばれる基地局間通信インターフェースによる回線7によって接続されており、基地局装置間で直接的に情報交換のための通信が可能とされている。また、ゲートウェイ5も、X2インターフェースによる回線7によってマクロBS1aに接続されている。
このX2インターフェースは、各基地局装置間で移動する各MS2におけるハンドオーバ等の移動管理についての情報等を交換する目的で設けられている。なお、このような機能はMME3の機能と重複するが、MME3が各マクロBS1aに接続するMS2についての移動管理を一元的に行うと処理が集中に膨大な処理量となる点、及び、移動管理について、基地局装置間で行った方がより効率的である点といった理由から、基地局装置間で通信を行うためのX2インターフェースが設けられている。
なお、図2において、MME3に直接接続されるマクロBS1aは、eNB(Evolved NodeB)と、ゲートウェイ5は、Home−eNBGatewayと、フェムトBS1bは、Home−eNBと称されることがある。
本無線通信システムにおいて適用されるLTEでは、周波数分割複信(FDD)方式が採用されており、上り信号(端末装置から基地局装置への送信信号)と、下り信号(基地局装置から端末装置への送信信号)との間で、互いに異なる使用周波数を割り当てることで、上り通信と下り通信とを同時に行うことができる。
図3は、LTEの下りリンクの無線フレーム(DLフレーム))の構造の概略を示している。1つのDLフレームは、10個のサブフレームを時間軸方向に並べて構成されている(なお、図3は、1つのDLフレームの一部を示している)。1個のサブフレームは、時間軸方向に14OFDMシンボル分の長さ(=1msec)を有し、周波数帯域幅が最大20MHzである。
各サブフレームは、その先頭に、制御情報(Control Information)が格納される制御領域が確保されており、その後に、ユーザデータが格納されるPDSCH(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)が確保されている。制御領域は、時間軸方向に最大で3シンボル、周波数軸方向に各サブフレームの周波数帯域幅全域に亘って確保されている。
前記制御領域には、下り及び上りリンクの割当情報等を送信するための下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)が確保される。上記PDCCHは、前記割当情報のほか、上り送信電力制限値の情報や、下りのCQI(Channel Quality Indicator)についての報告の指示等に関する情報を含んでいる。なお、PDCCHの大きさは、制御情報の大きさに応じて変化する。
なお、制御領域には、PDCCHのほか、PDCCHに関する情報を通知するための制御チャネル構成指示チャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)、PUSCHに対するハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)の受信成功通知(ACK:Acknowledgement)、受信失敗通知(NACK:Negative Acknowledgement)を送信するためのハイブリッドARQ指示チャネル(PHICH:Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)も割り当てられる。
ユーザデータ等が格納されるPDSCHは、複数の端末装置で共有して用いられるエリアであり、ユーザデータの他、各端末装置個別の制御情報等も格納される。
このPDSCHは、データ伝送の上での基本単位領域(無線リソース割り当ての最小単位)であるリソースブロック(RB:Resource Block)を複数有して構成されている。リソースブロックは、周波数軸方向に12サブキャリア、時間軸方向に7OFDMシンボル分の大きさを有している。
DLフレームの周波数帯域幅が10MHzに設定されている場合、600個のサブキャリアが配列される。したがって、1つのサブフレーム中に、リソースブロックは、周波数軸方向に50個配置されることになり、1つのサブフレーム中における時間軸方向のリソースブロックの数は2個配置される。
また、1つのDLフレームを構成する10個のサブフレームの内、先頭(一番目)のサブフレーム、及び六番目のサブフレームの所定の位置に既知信号からなる同期信号が割り当てられている。
基地局装置1は、無線リソースであるリソースブロックの端末装置への割り当て及びリソースブロック毎の送信電力値を決定する機能を有している。また、LTEの上りリンクの無線フレーム(ULフレーム)も、DLフレームと同様に、複数のリソースブロックを有しており、DLフレームのリソースブロックの端末装置への割り当ても、基地局装置1によって決定される。
基地局装置1が決定した下り及び上りのリソースブロック割り当ては、割当情報としてPDCCHに格納され、基地局装置1から端末装置2へ送信される。基地局装置1及び端末装置2は、決定された割り当て情報に従って、リソースブロックを使用して通信を行う。
図4は、マクロ基地局装置1の構成を示すブロック図である。ここでは、マクロBS1aの構成について説明するが、フェムトBS1bの構成もマクロBS1aと同様の構成を有している。
マクロ基地局装置1は、アンテナ11と、アンテナ11が接続された送受信部(RF部)10と、RF部10との間で授受が行われる、MS2間における送受信信号の信号処理のほか、他のセル(他セルの基地局装置又は端末装置)に与える干渉を抑制する処理等を行う信号処理部20とを備えている。
RF部10は、上り信号受信部12、下り信号受信部13、及び送信部14を備えている。上り信号受信部12は、MS2からの上り信号を受信するためのものである。下り信号受信部13は、他のマクロBS1a又は他のフェムトBS1bからの下り信号を受信するためのものである。送信部14は、MS2へ下り信号を送信するためのものである。
本実施形態において、下り信号受信部13は、他の基地局装置1の下り信号の傍受や、当該下り信号の観測(メジャメント)のために用いられる。下り信号受信部13から出力された下り受信信号は、信号処理部20に与えられ、メジャメント部21又は図示しない復調部によって処理される。
信号処理部20は、各種の情報を生成可能なプロセッサ(マイコン)により構成されており、メジャメントを行うメジャメント部21、リソース割当部22、及び同期処理部23を機能的に備えている。
メジャメント部21は、定期的にメジャメントを行い、下り信号受信部13が受信した他の基地局装置1の下り受信信号に基づいて、当該他の基地局装置1における送信電力や使用周波数、無線フレームのタイミングを示す同期信号等を取得する。また、他の基地局装置1に付されている固有のIDであるセルID等を取得し当該他の基地局装置1を特定する機能も有している。
リソース割当部22は、自装置の上り及び下りの各サブフレームに関し、自装置に無線接続する各MS2へのリソースブロックの割り当てを行う。また、リソース割当部22は、自装置の下り送信信号の送信電力及び自装置1に接続する端末装置2の上り送信信号の送信電力を、リソースブロックごとに設定する機能も有している。
リソース割当部22は、他の基地局装置1との間の同期状態に応じて自装置又は他の基地局装置1の制御部24(後に述べる)が決定する自装置が使用可能な範囲内のリソースを用いて、自装置に接続する各MS2に対するリソース割当を行う。
同期処理部23は、他の基地局装置の無線通信に対して基地局間同期をとる同期処理を行う機能を有している。具体的には、同期処理部23は、所定の基準クロックに対して自己の内部クロックを補正して、自己の無線フレームの時間方向の長さを調整する機能と、自己の無線フレームの通信タイミングを調整する機能を有している。
同期処理部23は、制御部24から与えられる基準クロックに応じて、その基準クロックで定まる無線フレームの長さとなるように、自己の無線フレームの長さを同期させる(クロック同期)。
また、同期処理部23は、制御部24から与えられる基準となる無線フレームのタイミングと一致するように、自己の無線フレームのタイミングを同期させる(タイミング同期)。
同期処理部23は、メジャメント部21が取得した他の基地局装置の下り信号に含まれる同期信号を利用して当該他の基地局装置の下り信号の無線フレームのタイミングを取得し、上記の同期処理(エア同期)を行うこともできるし、後述するX2インターフェース26を介した有線通信により得られる情報に基づいて上述の同期処理を行うこともできる。
信号処理部20は、さらに、他の基地局装置1との間の同期や干渉回避に関する処理の制御を行う制御部24と、各処理に必要な情報を記憶するための記憶部25と、X2インターフェース26を介して他の基地局装置1と基地局装置間通信を行うための送受信部27,28と、自装置に接続するMS2の内、他の基地局装置1の下り信号によって干渉を受けるおそれがある程度に他の基地局装置1の近傍に位置するMS2を検出する検出部29とを備えている。
なお、X2インターフェースによる基地局装置間通信は、基地局装置の間を直接接続して行う方法や、ゲートウェイを経由して基地局装置の間を接続して行う方法等、複数通りの方法が考えられる。
本実施形態のフェムトBS1bでは、図2に示すように、他の基地局装置1との間で、直接的にX2インターフェースによる通信回線が設置されておらず、フェムトBS1bは、ゲートウェイ5までを接続するS1インターフェースによる通信回線6及びゲートウェイ5を経由し、他の基地局装置1との間でX2インターフェースによる基地局装置間通信を行う方法を採る。以下、特に説明しないが、フェムトBS1bの場合、基地局装置間通信を行うための送受信部27,28は、ゲートウェイ5を経由して他の基地局装置1との間でX2インターフェースによる基地局装置間通信を行うことを前提として説明する。
制御部24は、自装置のクロック同期及びタイミング同期をとるための基準となる同期対象を決定し、その基準クロックや基準タイミングを同期処理部23に出力する機能を有している。
また、制御部24は、自装置を同期対象として基地局間同期をすることを他の基地局装置1に対して要求する同期要求を生成し、送信部27に当該他の基地局装置1に向けて送信させる機能を有している。
さらに、同期対象とする他の基地局装置1を決定し、その他の基地局装置1との間で基地局間同期を行った場合、または、他の基地局装置1やそれ以外の基地局装置1からの要求に応じて、制御部24は、当該他の基地局装置1に対して、自装置の同期状態に関する同期情報を送信部27に送信させる機能を有している。
制御部24は、他の基地局装置1が送信する同期状態に関する同期情報をX2インターフェース26を介して受信部28により受信することで前記同期情報を取得する。
また、制御部24は、他の基地局装置との間で干渉を回避するための干渉回避処理を行う機能を有している。
制御部24は、他の基地局装置1に対して、干渉を回避するための空きリソースを設けることを要求し、自装置においては前記空きリソースに対応するリソースを、他の基地局装置1との間で干渉を生じさせる可能性のあるMS2に対して割り当てることで、互いの干渉を回避しうる干渉回避処理を行う。
制御部24は、他の基地局装置1に空きリソースを設けさせるために、前記空きリソースを設けることを要求する処理要求を生成し、送信部27を介して他の基地局装置1に送信する。
制御部24は、上記処理要求を生成するに当たって、他の基地局装置1が送信する同期情報に基づいて、他の基地局装置1が自装置との間でタイミング同期がとれているか否かを判断する。制御部24は、その判断結果に応じて、要求する空きリソースの態様を決定する。
より具体的には、制御部24は、他の基地局装置1が自装置との間でタイミング同期がとれていないと判断するときは、他の基地局装置1による、周波数方向における一部の帯域幅に属するリソースの使用を禁止し、空きリソースが時間方向に連続的に存在する態様となるように決定する。
一方、他の基地局装置1が自装置との間でタイミング同期がとれていると判断するときは、制御部24は、他の基地局装置1による、時間方向における所定の範囲に属するリソースの使用を禁止し、空きリソースを所定の時間単位で確保して、空きリソースが時間方向に点在する態様となるように決定する。
このように、制御部24は、干渉回避処理の実行を要求するための処理要求を、取得した同期情報に基づいて生成し、他の基地局装置1に向けて送信部27に送信させる機能を有している。
記憶部25には、自装置の近隣に位置する基地局装置を特定するためのセルID等の情報が登録されたネイバーリスト25aが記憶されている。このネイバーリスト25aには、自装置の近隣に位置すると特定されている基地局装置について予め入力して登録することもできるし、自装置1aのメジャメント部21により特定された他の基地局装置1や、自装置に接続する端末装置に周辺セルのメジャメント(後に述べる)によって特定された基地局装置を登録することもできる。
制御部24は、記憶部25に記憶されたネイバーリスト25aを参照して、他の基地局装置1を特定し、上述の処理を行う。
検出部29は、自装置に接続する各MS2に対して、周辺セルのメジャメント(下り信号の観測)を要求し、各MS2から送信されるメジャメントの結果としての受信電力の測定結果に基づいて、各MS2とその周辺の他の基地局装置1との位置関係を把握し、他の基地局装置1の下り信号によって干渉を受けるおそれがある程度に他の基地局装置1の近傍に位置するMS2を検出する。
マクロBS1aは、他の基地局装置との間で干渉回避処理を行うために、当該他の基地局装置における基地局間同期の同期状態を把握し管理する処理を行う。
図5は、マクロ基地局装置と、フェムト基地局装置との間で行われる基地局間同期の同期状態の管理に関する処理手順を示す図である。図5では、図1中のマクロBS1a(MBS1)のマクロセルMC内に、フェムトBS1b(FBS1)を設置した場合について説明する。
まず、フェムトBS1bが設置、起動されると(ステップS101)、当該フェムトBS1bは、自装置の周囲にフェムトセルFCを形成する。
マクロBS1aは、メジャメント部21により、他の基地局装置1の下り信号を定期的にメジャメントしているので、フェムトBS1bが起動することにより下り信号の送信を開始すると、その下り信号を受信し、フェムトBS1bにおける送信電力や、使用周波数、無線フレームのタイミング、フェムトBS1bのセルID等を取得する(ステップS102)。
マクロBS1aは、記憶部25に記憶されているネイバーリスト25aを参照し、そのセルIDが自装置1aの近隣に位置する基地局装置(特に自装置のマクロセルMC内に設置されるフェムト基地局装置)であるか否かを確認する。
上記フェムトBS1bがマクロBS1aのネイバーリスト25aに登録されている場合には、マクロBS1aは、当該フェムトBS1bが近隣に位置する基地局装置であることを認識する。
次いで、マクロBS1aは、フェムトBS1bが検知されたことに応じて、フェムトBS1bに対して自装置1aを同期対象として基地局間同期をすることを要求する同期要求を生成し、X2インターフェースを介した基地局装置間通信によって当該同期要求を送信する(ステップS103)。
図6は、上記同期要求に含まれる要求メッセージの内容を示す図である。同期要求は、図6に示す各要求メッセージにより構成されている。
各要求メッセージの内、「Synchronization Target」は、クロック同期における同期対象を指定するためのメッセージであり、メッセージの態様としては、「lte」(自装置1aを同期対象に指定する場合)、「gps」(GPSを同期対象に指定する場合)、「ieee1588」(IEEE1588を用いて同期する場合)、「ntp」(NTPサーバを同期対象に指定する場合)、「tv」(テレビ信号を同期対象に指定する場合)が設けられており、これらの内いずれか一つが指定される。
「Timing Offset」は、同期対象としての自装置であるマクロBS1aと、他の基地局装置であるフェムトBS1bとの間の無線フレームのタイミング同期におけるオフセット量を示すメッセージである。メッセージの態様は整数であり、その単位は、時間(μs)、シンボル、サブフレーム、無線フレームのいずれかで表される。
このメッセージを受けたフェムトBS1bは、マクロBS1aとの間でタイミング同期をとることを決定した場合には、当該メッセージで示されるオフセット量に基づいて、同期処理を行うことができる。
なお、マクロBS1aは、自己の下り信号受信部13を用いて受信したフェムトBS1bの下り信号に含まれる同期信号からフェムトBS1bのフレームタイミングを認識し、上記オフセット量を求めることができる。
「Timing Accuracy」は、タイミング同期についての要求精度を示すメッセージであり、その態様は整数(単位は時間(μs))である。
フェムトBS1bが、自己の下り信号受信部13を用いて受信した他の基地局装置の下り信号から得られる、当該他の基地局装置の無線フレームのタイミングを用いて同期を行う(エア同期)場合には、「Air Synchronization Information」として区分される「Target Cell ID」、及び「Received Power Threshold」が要求メッセージとして含められる。
「Target Cell ID」は、フレームタイミング同期の同期対象を指定するメッセージであり、基本的には、自装置1aのセルIDとされる。また、「Received Power Threshold」は、「Target Cell ID」により指定される基地局装置からの受信電力に対する、エア同期を行うか否かの判断をするための閾値である。この閾値よりも前記受信電力が大きければ、エア同期を許容することを示している。
マクロBS1aは、フェムトBS1bに対して、上記のような同期要求を送信することで、同期対象を指定した上で基地局間同期を要求することができる。
なお、図6では、同期対象(特に「Target Cell ID」)をセルIDで示しているが、同期対象を示す方法として、明示的にセルIDで指定するものには限られない。例えば、同期対象のアドレスでもよいし、予め設定された複数の同期対象それぞれに割り当てられた数値番号や記号等によって同期対象を示すこともできる。
図5に戻って、上記同期要求を受信したフェムトBS1bは、これに含まれる要求メッセージに基づきマクロBS1aを同期対象として基地局間同期するか否かを決定する。
フェムトBS1bは、マクロBS1aを同期対象とした基地局間同期を行うことを決定し、上記「Timing Offset」を用いて自己のフレームタイミングを調整するか又はエア同期によって同期処理を行うと(ステップS104)、自己の同期状態に関する同期情報をマクロBS1aに対して送信する(ステップS105)。
フェムトBS1bは、マクロBS1aに対し、ゲートウェイ5(図2)を介することでX2インターフェースによる基地局装置間通信を行い、上記同期情報を送信する。
図7は、上記同期情報に含まれるレポートメッセージの内容を示す図である。同期情報は、図7に示す各レポートメッセージにより構成されている。各レポートメッセージ及びその態様は、図6に示した同期要求と同様であり、同期処理を行った同期対象や、現状のタイミングオフセット量等、フェムトBS1bが同期処理を行った後の状態を示している。
マクロBS1aは、フェムトBS1bから送信される上記同期情報によって、フェムトBS1bが基地局間同期を行った際の同期対象を把握することができる。
なお、図7においても、同期対象(特に「Target Cell ID」)をセルIDで示しているが、同期対象のアドレスでもよいし、予め設定された複数の同期対象それぞれに割り当てられた数値番号や記号等によって同期対象を示すこともできる。
図5に戻って、同期情報を受信したマクロBS1aは、受信した同期情報をフェムトBS1bのセルIDと関連付けて、自己の記憶部25に記憶する。これにより、マクロBS1aは、フェムトBS1bの同期状態について管理することができる(ステップS106)。
なお、フェムトBS1bがステップS104において、マクロBS1aを同期対象とせず、例えばマクロBS1a以外の他の基地局装置を同期対象として基地局間同期を行った場合も、フェムトBS1bは、その現状の同期状態を示す同期情報をマクロBS1aに送信する。つまり、フェムトBS1bは、同期要求を受けた基地局装置に対しては、その同期要求に応じて基地局間同期を行った否かに関わらず、同期情報を送信する。
このように本実施形態の基地局装置1によれば、同期要求を送信することでフェムトBS1bといった他の基地局装置に対して基地局間同期を要求できるとともに、当該他の基地局装置から送信される同期情報によって、他の基地局装置の同期状態を把握し、管理することができる。
次に、フェムトBS1bの同期状態を管理するマクロBS1aが、フェムトBS1bとの間で行う干渉回避処理について説明する。
図8は、マクロBS1aがフェムトBS1bとの間で行う干渉回避処理に関する処理手順を示す図である。なお、図8においても図5と同様、図1中のマクロBS1a(MBS1)のマクロセルMC内に、フェムトBS1b(FBS1)を設置した場合について説明する。
マクロBS1aは、まず、自装置1aに接続するMS2の中から、フェムトBS1bの近傍に位置しているMS2が存在しているか否かを検出する(ステップS201)。
図9は、マクロBS1aが、自装置1aに接続するMS2の中から、フェムトBS1b近傍に位置するMS2を検出する処理を説明するための図である。
マクロBS1aは、まず、自装置1aに接続する各MS2に対して、周辺セルのメジャメント(下り信号の観測)を要求する(ステップS301)。
この要求には、マクロBS1aが有する上述のネイバーリスト25aが含められている。このメジャメントの要求を受けた各MS2は、ネイバーリスト25aにある各基地局装置からの下り信号の受信を試み、その受信電力を測定する。
各MS2は、各基地局装置の受信電力の測定結果をマクロBS1aに送信する(ステップS303)。
図10は、図1中、マクロBS1a(MBS1)が、自装置1aに接続するMS2a、MS2b、及びMS2cに対してメジャメントを要求した場合における、当該マクロBS1a(MBS1)に送信される測定結果の一例を示す図である。測定結果は、ネイバーリスト25aにある基地局装置のセルIDと、測定した受信電力とが関連付けて示される。
なお、各基地局装置1のセルIDは、図1中、各基地局装置1に付されている「MBS2」、「FBS1」であるものとして示している。また、図1中、MS2aからマクロBS1a(MBS2)までの距離と、MS2bからマクロBS1a(MBS2)までの距離とがほぼ同じであるものとし、MS2cからフェムトBS1b(FBS1)までの距離は、MS2bからフェムトBS1b(FBS1)までの距離よりも大きいものとする。
図10(a)は、図1中、MS2aの測定結果例を示している。このMS2aは、フェムトBS1b(FBS1)のセル内に位置しているため、フェムトBS1b(FBS1)の受信電力が大きく現れ、また、MS2aは、マクロBS1a(MBS2)のマクロセルにも近いため、マクロBS1a(MBS2)の受信電力も検出される。
図10(b)は、図1中、MS2bの測定結果例を示している。このMS2bは、フェムトBS1b(FBS1)のセル外に位置しているが、当該セルの近傍であるため、フェムトBS1b(FBS1)の受信電力は、僅かに検出される。また、MS2bは、マクロBS1a(MBS2)までの距離が、MS2aとほぼ同じであるため、マクロBS1a(MBS2)の受信電力は、MS2aにおけるそれと同様の値(10dB)が検出されている。
図10(c)は、図1中、MS2cの測定結果例を示している。このMS2cは、他のMS2a、MS2bと比較して、フェムトBS1b(FBS1)のセル、及びマクロBS1a(MBS2)のマクロセルから離れた位置に位置しているため、フェムトBS1b(FBS1)の受信電力、及びマクロBS1a(MBS2)の受信電力は、共に検出されない。
このように、各MS2が測定する各基地局装置1の受信電力は、各基地局装置1の送信電力にもよるが、大きければ大きいほどその対象の基地局装置1に近いことを意味しており、概ねそのMS2と各基地局装置1との位置関係を示している。
よって、マクロBS1aは、各MS2が測定する各基地局装置1の受信電力を把握することで、各MS2それぞれが、当該各基地局装置1の下り信号による干渉を受ける可能性の有無を判断することができる。
図9に戻って、ステップS303にて各MS2が送信する各基地局装置1の受信電力の測定結果をマクロBS1aが受信すると、マクロBS1aは、この測定結果に基づいて、各MS2の中から、フェムトBS1b近傍に位置するMS2を検出する(ステップS304)。
マクロBS1aは、例えば、MS2における周辺基地局装置の受信電力が、所定の閾値以上の場合に、その基地局装置の下り信号による干渉を受ける可能性がある程度にその周辺基地局装置の近傍に位置するMS2であるものとして検出する。なお、このステップS304で行う検出処理では、他のマクロBS1aの受信電力については考慮しない。マクロ基地局装置同士の間では、干渉が生じるおそれは少ないからである。
例えば、上記所定の閾値が10dB以上であるとすると、図10に示した測定結果では、MS2aが、フェムトBS1b(FBS1)の近傍に位置するMS2として検出される。
以上のようにして、マクロBS1aは、自装置1aに接続するMS2の中から、干渉を受けるおそれがある程度にフェムトBS1bの近傍に位置するMS2を検出する。
図8に戻って、ステップS201で自装置1aに接続するMS2の中から、フェムトBS1bの近傍に位置しているMS2としてMS2aが検出されると、マクロBS1aは、記憶部25を参照することで、検出されたMS2aの近傍にあるフェムトBS1bの同期状態を参照し、そのフェムトBS1bが自装置1aとの間で無線フレームのタイミング同期がとれているか否かを判断する。
マクロBS1aは、上述の干渉回避処理を行うために、フェムトBS1bに対して要求する、干渉を回避するための前記空きリソースの態様を上記判断結果に応じて決定する(ステップS202)。
なお、ステップS201において、フェムトBS1bの近傍に位置しているMS2が検出されない場合には、マクロBS1aは、以下の干渉回避処理については行わず、所定の期間を置いて、再度フェムトBS1bの近傍に位置しているMS2の検出を行う。
次いで、マクロBS1aは、上記判断結果に応じて決定した空きリソースの態様を実現するための処理要求を生成し、フェムトBS1bに送信する(ステップS203)。
上記処理要求を受信したフェムトBS1bは、当該処理要求に応じて、自装置1bの使用が禁止される範囲(空きリソース)以外のリソースの範囲で、自装置1bに接続するMS2dに対するリソース割当を行う。これにより、フェムトBS1b側における干渉回避処理が行われる(ステップS204)。
フェムトBS1bは、上記のようにリソース割当を行うことで上記処理を行うと、マクロBS1aに対して、処理を実行した旨の通知を送信する(ステップS205)。
マクロBS1aは、フェムトBS1bからの前記通知を受信すると、フェムトBS1bの使用が禁止される範囲のリソース(空きリソース)を、フェムトBS1bの近傍に位置するMS2として検出されたMS2aに割り当てる。これにより、マクロBS1a側における干渉回避処理が行われる(ステップS206)。
この結果、フェムトBS1bとの間で干渉のおそれがあるMS2aに割り当てられるリソースは、フェムトBS1bによっては使用されないので、フェムトBS1bとの間で干渉が生じるのを回避することができる。
なお、他のMS2b、MS2cについては、フェムトBS1bとの間で干渉を生じる可能性が少ないので、他のリソースを割り当てることができる。
ここで、ステップS202において、フェムトBS1bが自装置1aとの間で無線フレームのタイミング同期がとれていないと判断する場合、マクロBS1aは、フェムトBS1bによる、周波数方向における一部の帯域幅に属するリソースの使用を禁止し、空きリソースが時間方向に連続的に存在する態様となるように決定する。マクロBS1aは、これに応じた処理要求をフェムトBS1bに送信する。
この場合、両基地局装置が行うリソース割当は、以下のようになる。
図11(a)は、図1におけるマクロBS1a(MBS1)と、フェムトBS1b(FBS1)との間で無線フレームのタイミング同期がとれていない場合における、両基地局装置が行うリソース割当の一例を示す図である。
図に示すように、フェムトBS1bは、使用が禁止される一部の帯域幅以外のリソースを、自装置1bに接続するMS2dに割り当てている。これにより、空きリソースが時間方向に連続して存在している。
マクロBS1aは、上記空きリソースに対応する範囲のリソースを、フェムトBS1bとの間で干渉のおそれがあるMS2aに割り当て、フェムトBS1bとの間で干渉を生じる可能性が少ないMS2b、MS2cには、その他のリソースを割り当てている。
この場合、空きリソースは、時間方向に連続して存在しているので、マクロBS1aと、フェムトBS1bとの間で無線フレームのタイミング同期がとれていなくとも、フェムトBS1bに所定の帯域幅においてリソースの使用を禁止して空きリソースを設けさせることができ、互いの干渉を回避することができる。
一方、ステップS202において、フェムトBS1bが自装置1aとの間で無線フレームのタイミング同期がとれていると判断する場合、マクロBS1aは、フェムトBS1bによる、時間方向における所定の範囲に属するリソースの使用を禁止し、空きリソースを所定の時間単位で確保して、空きリソースが時間方向に点在する態様となるように決定する。マクロBS1aは、これに応じた処理要求をフェムトBS1bに送信する。
なお、この場合の処理要求は、例えば、空きリソースの確保をサブフレーム単位で行う場合、マクロBS1aの下り信号におけるサブフレーム番号等の時間方向の区間を特定可能なパラメータで指定することもできるし、フェムトBS1bの下り信号におけるサブフレーム番号等の時間方向の区間を特定可能なパラメータで指定することもできる。マクロBS1a及びフェムトBS1bは、互いの無線フレーム間のオフセット量を認識しているので、処理要求のパラメータの基準は、予め定めておくことで、マクロBS1a側及びフェムトBS1b側のどちらに設定してもよい。
この場合、両基地局装置が行うリソース割当は、以下のようになる。
図11(b)は、図1におけるマクロBS1a(MBS1)と、フェムトBS1b(FBS1)との間で無線フレームのタイミング同期がとれている場合における、両基地局装置が行うリソース割当の一例を示す図である。
図に示すように、フェムトBS1bは、一つのサブフレームおきにその使用が禁止されており、使用が禁止されているサブフレーム以外のサブフレームを使用して自装置1bに接続するMS2dにリソース割り当てを行っている。これにより、空きリソースがサブフレーム単位で時間方向に点在している。
マクロBS1aは、上記空きリソースに対応する範囲のリソースを、フェムトBS1bとの間で干渉のおそれがあるMS2aに割り当て、フェムトBS1bとの間で干渉を生じる可能性が少ないMS2b、MS2cには、その他のリソースを割り当てている。
この場合、マクロBS1aと、フェムトBS1bとの間で無線フレームのタイミング同期がとれているので、空きリソースを所定の時間単位で確保させて時間方向に点在するように設けさせることをフェムトBS1bに要求でき、かつ、その時間方向に点在する空きリソースの範囲を特定できる。このため、マクロBS1aは、空きリソースに対応するリソースを、フェムトBS1bとの間で干渉のおそれがあるMS2aに割り当てることができ、互いの干渉を回避することができる。
また、図11(b)のように、空きリソースを所定の時間単位で確保することで、互いに使用するリソースを時間方向で重ならないようにする場合、時間領域での両データ信号の重複は生じえない。また、制御信号についても、リソースが割り当てられていない時間のサブフレームの制御領域には、実質的な制御信号は割り当てられないため、他方の制御信号に干渉を与えるのを抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、同期情報による同期がとれているか否かの判断に応じた処理要求を送信することで、他の基地局装置であるフェムトBS1bにおける同期状態に応じた適切な干渉回避処理を実行することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態において、マクロBS1aは、図5に示す基地局間同期の同期状態の管理に関する処理中のステップS102において、メジャメントによって、フェムトBS1bの存在を認識する場合を例示したが、例えば、マクロBS1aは、ネイバーリスト25aに登録されているフェムト基地局装置全てに対して定期的に同期要求をX2インターフェースを介して送信することもできる。この場合、マクロBS1aは、同期要求に対する同期情報を送信してきたフェムト基地局装置についてのみ同期情報を管理すればよい。
また、上記実施形態において、フェムトBS1bは、図5中ステップS101において起動した後、自発的にマクロBS1aとの間でエア同期によって同期処理を行い、同期情報の送信を行うこともできる。つまり、マクロBS1aは、図5中、ステップS102,S103を省略した上で、フェムトBS1bの同期状態の管理を行うこともできる。
また、図11(b)において、フェムトBS1bが、サブフレーム単位で空きリソースを設ける場合を示したが、空きリソースは、無線フレーム単位や、サブフレームを構成するスロット単位、リソースブロック単位で設けてもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
上記実施形態では、LTEが適用された携帯電話用のシステムに本発明を適用した場合を例示したが、通信方式は、LTEに限られるものではない。
本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 基地局装置
2 端末装置
24 制御部
26 X2インターフェース
27 送信部
28 受信部
29 検出部

Claims (12)

  1. 基地局間通信を可能とする基地局間通信インターフェースを介して他の基地局装置から送信される基地局間同期の同期状態に関する同期情報を受信する受信部を備えていることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記他の基地局装置に対して、自装置との間で基地局間同期をすることを要求する同期要求を前記基地局間通信インターフェースを介して送信する送信部をさらに備えている請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記同期要求は、前記他の基地局装置が調整すべき通信タイミングのタイミングオフセット量を含む請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記同期情報は、前記他の基地局装置が自装置の内部クロックを同期させているクロック同期対象を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の基地局装置。
  5. 前記同期情報は、自装置の通信タイミングと、前記他の基地局装置の通信タイミングとの間のタイミングオフセット量を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の基地局装置。
  6. 自装置に接続する端末装置の内、前記他の基地局装置の下り信号によって干渉を受けるおそれがある程度に当該他の基地局装置の近傍に位置する端末装置を検出する検出部と、
    前記検出部が前記他の基地局装置の近傍に位置する端末装置を検出すると、前記同期情報に基づいて、前記他の基地局装置との間の干渉を回避する干渉回避処理の実行を要求するための処理要求を生成し、前記送信部に、前記処理要求を前記他の基地局装置に向けて送信させる制御部と、をさらに備えている請求項1〜5のいずれか一項に記載の基地局装置。
  7. 前記処理要求は、前記他の基地局装置に対して、前記他の基地局装置の近傍に位置する端末装置との間で干渉を回避するための空きリソースを設けることを要求するものである請求項6に記載の基地局装置。
  8. 前記制御部は、前記同期情報に基づいて、前記他の基地局装置が自装置との間で通信タイミングが同期しているか否かを判断し、通信タイミングが同期していると判断した場合に、前記空きリソースを所定の時間単位で確保することを要求する処理要求を生成する請求項7に記載の基地局装置。
  9. 基地局間通信を可能とする基地局間通信インターフェースを介して他の基地局装置に対して基地局間同期の同期状態に関する同期情報を送信する送信部を備えていることを特徴とする基地局装置。
  10. 基地局装置間の同期をとるための基地局間同期方法であって、
    一方の基地局装置から他方の基地局装置に対して、当該一方の基地局装置との間で基地局間同期をすることを要求する同期要求を、基地局間通信を可能とする基地局間通信インターフェースを介して送信するステップと、
    前記他方の基地局装置から前記一方の基地局装置に対して、基地局間同期の同期状態に関する同期情報を前記基地局間通信インターフェースを介して送信するステップと、を含むことを特徴とする基地局間同期方法。
  11. 基地局装置のコンピュータから送信される同期情報のデータ構造であって、
    前記同期情報は、前記基地局装置における基地局間同期の同期状態に関する情報を示すとともに、基地局間同期における同期対象を示す同期対象情報を含むことを特徴とする同期情報のデータ構造。
  12. 基地局装置のコンピュータから送信される同期要求のデータ構造であって、
    前記同期要求は、前記基地局装置が他の基地局装置に基地局間同期を要求することを示すとともに、基地局間同期における同期対象を示す同期対象情報を含むことを特徴とする同期要求のデータ構造。
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