JP2012147208A - 基地局装置 - Google Patents

基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012147208A
JP2012147208A JP2011003453A JP2011003453A JP2012147208A JP 2012147208 A JP2012147208 A JP 2012147208A JP 2011003453 A JP2011003453 A JP 2011003453A JP 2011003453 A JP2011003453 A JP 2011003453A JP 2012147208 A JP2012147208 A JP 2012147208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interference
base station
resource
station apparatus
resource information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011003453A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshizo Tanaka
義三 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2011003453A priority Critical patent/JP2012147208A/ja
Publication of JP2012147208A publication Critical patent/JP2012147208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】効果的に干渉を回避することができる基地局装置を提供する。
【解決手段】本発明の基地局装置は、他セルとの間で干渉が生じているリソース、又は、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースを特定する特定部23と、特定部23が特定したリソースを示す干渉リソース情報を、下り信号に含めて送信する送信制御部22と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、端末装置との間で無線通信を行う基地局装置に関する。
従来から、無線通信システムにおいては、基地局装置とこれに無線接続する移動可能な端末装置とを備えたものがある。基地局装置は、端末装置との間で通信可能な通信エリア(セル)を形成する。セル内に位置する端末装置は、当該セルを形成する基地局装置との間で無線通信を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−177532号公報
上記無線通信システムにおいて、複数の基地局装置それぞれが設定する通信エリア(セル)が重複している場合、ある基地局装置から送信された信号が、近傍の他の基地局装置のセル内にある端末装置に届いてしまい、その端末装置にとって干渉信号となることがある。
さらに、上記無線通信システムでは、基地局装置として、例えば、数キロメートルの大きさのセル(マクロセル)を形成するマクロ基地局装置と、前記マクロセル内に設置され数十メートル程度の比較的小さなセル(フェムトセル)を当該マクロセル内に形成するフェムト基地局装置とを備えたものもある。このような無線通信システムでは、フェムト基地局装置が形成するフェムトセルは、そのほぼ全域がマクロセルと重複するため、相互に干渉を生じさせ易い環境といえる。
このような干渉を回避する方法としては、干渉を与えないように送信電力やリソース割り当てを調整するといった対策が考えられる。
上記のような対策によって干渉を効果的に回避するためには、当該対策を行おうとしている基地局装置が、他セルとの間で干渉が生じている、又は、生じる可能性があるリソースを把握していることが好ましい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、効果的に干渉を回避できる基地局装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、端末装置と通信を行う基地局装置であって、他セルとの間で干渉が生じているリソース、又は、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースを特定する特定部と、前記特定部が特定したリソースを示す干渉リソース情報を、自基地局装置の下り信号に含めて送信する送信制御部と、を備えていることを特徴としている。
上記構成の基地局装置によれば、他セルとの間で干渉が生じているリソース、又は、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースを示す干渉リソース情報を、自基地局装置の下り信号に含めて送信するので、他セルに属する他の基地局装置に当該干渉リソース情報を受信させ取得させることができる。この結果、他の基地局装置に干渉リソース情報を利用させ、互いのセル間で生じる干渉を効果的に回避させることができる。
さらに、上記基地局装置は、干渉リソース情報を、下り信号に含めて送信するため、自基地局装置の下り信号が到達することで干渉が生じる可能性のある範囲内に位置する他の基地局装置に対して干渉リソース情報を取得させることができる。
すなわち、例えば、この干渉リソース情報を各基地局間を直接繋ぐ基地局間通信や、バックボーン回線等を利用した有線通信によって送信する場合では、干渉が生じる可能性のあるセルを特定した上で、干渉リソース情報の送信範囲や経路等を決定するためのエンジニアリング作業が必要となる。
一方、本発明の基地局装置によれば、干渉が生じる可能性のある範囲内に位置する他の基地局装置に対して干渉リソース情報を取得させることができるので、干渉が生じる可能性のあるセルの特定や、上述のエンジニアリング作業を行う必要がなく、必要な範囲内のセルに対して、干渉リソース情報を取得させることが容易となる。
(2)(3)前記特定部は、自基地局装置と、前記端末装置との間の通信における通信品質に基づいて、他セルとの間で干渉が生じているリソースを特定するものであってもよい。
また、自基地局装置が、当該自基地局装置に接続する端末装置に割り当てているリソースは、他セルとの間でセル間干渉を生じる可能性があるため、前記特定部は、自基地局装置が、前記端末装置に割り当てているリソースを、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースとして特定してもよい。
(4)前記送信制御部は、前記干渉リソース情報を、前記特定部が特定したリソースの周波数を示す情報として送信してもよく、この場合、特定部が特定したリソースを周波数として、他の基地局装置に認識させることができ、より確実に干渉を回避させることができる。
(5)より具体的に、前記被干渉リソース情報は、ICIC(Inter−Cell Interference Coordination)に関する情報であってもよい。
(6)前記送信制御部は、前記干渉リソース情報をブロードキャスト送信するものであってもよく、これにより、干渉リソース情報を自基地局装置の下り信号が到達する他セルに属する他の基地局装置に当該干渉リソース情報をより確実に取得させることができる。
(7)また、本発明である基地局装置は、他セルの下り信号を受信するための受信部と、前記他セルの下り信号に含まれている、前記他セルとの間で干渉が生じているリソース、又は、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースを示す干渉リソース情報を取得する取得部と、前記干渉リソース情報に基づいて、他セルとの間で生じる干渉を回避するための干渉回避処理を行う干渉制御部と、を備えていることを特徴としている。
上記構成の基地局装置によれば、他セルの下り信号に含まれる干渉リソース情報を取得し、この干渉リソース情報に基づいた干渉回避処理を行うので、効果的に干渉回避処理を行うことができる。
また、この基地局装置によれば、上述のように、各基地局間を直接繋ぐ基地局間通信やバックボーン回線等を利用した有線通信によって、干渉リソース情報を送信する場合において必要となる当該情報の送信範囲や経路等を決定するためのエンジニアリング作業を行う必要がなく、干渉リソース情報の取得を容易にすることができる。
(8)より具体的に、前記干渉回避処理は、前記干渉リソース情報により示されるリソースに重複しないように、自基地局装置に通信接続する端末装置に対して割り当てるリソースを調整する処理であることが好ましい。
この場合、他セルとの間でリソースが重複するのを回避でき、確実に干渉を回避することができる。
(9)また、自基地局装置に通信接続する端末装置に対して割り当てられる自セルのリソースを調整しても、他セルのリソースとの重複が回避できない場合には、自基地局装置が送信する下り信号の送信電力、及び/又は、自基地局装置に通信接続する端末装置が送信する上り信号の送信電力を抑制させることもできる。
この場合、自セルのリソースが他セルのリソースに重複したとしても、他セルに干渉を与えない程度に、自セルの送信電力を抑制することで、両セル間の干渉を回避することができる。
本発明の基地局装置によれば、効果的に干渉を回避することができる。
本発明の一実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの構成を示す概略図である。 LTEにおける上り及び下りそれぞれの無線フレームの概略を示す図である。 LTEの下りリンクの無線フレーム(DLフレーム)の構造を示す図である。 図1中、フェムト基地局装置の要部構成を示すブロック図である。 干渉リソース情報の内容を示す図である。 隣接する二つのマクロ基地局装置の配置例を示す図である。 干渉制御部により行われる、下り信号のリソース割り当ての調整による干渉回避処理の一例を示す図であり、(a)は干渉回避処理前、(b)は干渉回避処理後のマクロ基地局装置、フェムト基地局装置それぞれのリソース割り当てを示している。 干渉制御部により行われる、下り信号の送信電力の調整による干渉回避処理の一例を示す図であり、(a)は、干渉回避処理前のマクロ基地局装置、フェムト基地局装置それぞれのリソース割り当てを示しており、(b)は、干渉回避処理前後の下り信号の送信電力を示している。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
〔第一の実施形態〕
〔1.通信システムの構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの構成を示す概略図である。
この無線通信システムは、例えば、LTE(Long Term Evolution)が適用される携帯電話用のシステムであり、各基地局装置と、端末装置との間において、LTEに準拠した通信が行われる。ただし、通信方式は、LTEに限られるものではない。
本システムは、複数の基地局装置1と、複数の基地局装置1のいずれかに対して無線接続して通信を行うことができる複数の端末装置2(移動端末;Mobile Station)とを備えている。
本システムは、複数の基地局装置1として、例えば数キロメートルの大きさの通信エリア(マクロセル)MCを形成する複数のマクロ基地局装置(Macro Base Station)1aの他、マクロセルMC内に設置され数十メートル程度の比較的小さなフェムトセルFCを形成する複数のフェムト基地局装置(Femto Base Station)1bを備えている。なお、図例では、説明を容易とするため、一つのマクロ基地局装置1aと、この基地局装置1aが形成するマクロセルMC内に設置されている一つのフェムト基地局装置1bとを示している。
マクロ基地局装置1a(以下、マクロBS1aともいう。)は、自己のマクロセルMC内にある端末装置2との間で無線通信を行うことができる。以下、マクロBS1aに通信接続する端末装置2をMS2aともいう。
また、フェムト基地局装置1b(以下、フェムトBS1bともいう)は、例えば、屋内等、マクロBS1aの無線波を受信し難い場所等に配置され、上記フェムトセルFCを形成する。
フェムトBS1bは、自己が形成するフェムトセルFC内にある端末装置2との間で無線通信が可能である。本システムでは、マクロBS1aの無線波が受信し難い場所等においても、その場所に比較的小さいフェムトセルFCを形成するフェムトBS1bを設置することで、MS2に対して十分なスループットでのサービスの提供を可能にする。以下、フェムトBS1bに通信接続する端末装置2をMS2bともいう。
〔2.LTEのフレーム構造〕
本実施形態の通信システムが準拠するLTEにおいて採用可能なFDD方式においては、上り信号(端末装置から基地局装置への送信信号)と、下り信号(基地局装置から端末装置への送信信号)との間で、互いに異なる使用周波数を割り当てることで、上り通信と下り通信とを同時に行う。
また、本実施形態においては、下り側の無線通信にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、上り側の無線通信にSC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)を採用している。
図2は、LTEにおける上り及び下りそれぞれの無線フレームの概略を示す図である。LTEにおける下り側の基本フレームである無線フレーム(DLフレーム)及び上り側の無線フレーム(ULフレーム)は、その1無線フレーム分の時間長さがそれぞれ10ミリ秒であり、#0〜#9まで10個のサブフレームによって構成されている。これらDLフレームとULフレームは、そのタイミングが揃えられた状態で、時間軸方向に配列される。
無線フレームを構成するサブフレームは、それぞれ2つのスロットにより構成されている。また、1つのスロットは、7個のOFDMシンボルにより構成されている。
図3は、LTEの下りリンクの無線フレーム(DLフレーム)の構造を示す図である。
1つのDLフレームは、上述のように、10個のサブフレームを時間軸方向に並べて構成されている(なお、図3では、1つのDLフレームの一部を示している)。1個のサブフレームは、時間軸方向に14個のOFDMシンボル分の長さ(=1msec)を有し、周波数帯域幅が最大20MHzに設定される。
各サブフレームの先頭には、制御情報を格納するための領域(制御領域)が確保されており、その後に、ユーザデータを格納するためのPDSCH(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)が確保されている。
上記制御領域は、各サブフレームの先頭から時間軸方向に最大で3シンボル、周波数軸方向に各サブフレームの周波数帯域幅全域に亘って確保されている。
前記制御領域には、下り及び上りリンクの割当情報等を送信するための下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)が割り当てられる。上記PDCCHは、前記割当情報のほか、後述する上り信号の送信電力に関する制御情報や、下りのCQI(Channel Quality Indicator)についての報告の指示等に関する情報を含んでいる。なお、PDCCHの大きさは、制御情報の大きさに応じて変化する。
なお、制御領域には、PDCCHのほか、PDCCHに関する情報を通知するための制御チャネル構成指示チャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)、PUSCHに対するハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)の受信成功通知(ACK:Acknowledgement)、受信失敗通知(NACK:Negative Acknowledgement)を送信するためのハイブリッドARQ指示チャネル(PHICH:Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)も割り当てられる。
ユーザデータ等が格納されるPDSCHは、複数の端末装置で共有して用いられるエリアであり、ユーザデータの他、各端末装置個別の制御情報等も格納される。
このPDSCHは、データ伝送の上での基本単位領域(無線リソース割り当ての最小単位)であるリソースブロック(RB:Resource Block)を複数有して構成されている。リソースブロックは、周波数軸方向に12サブキャリア、時間軸方向に7OFDMシンボル分の大きさを有している。
DLフレームの周波数帯域幅が10MHzに設定されている場合、600個のサブキャリアが配列される。したがって、1つのサブフレーム中に、リソースブロックは、周波数軸方向に50個配置されることになり、1つのサブフレーム中における時間軸方向のリソースブロックの数は2個配置される。
また、1つのDLフレームを構成する10個のサブフレームの内、先頭(一番目)のサブフレーム、及び六番目のサブフレームの所定の位置に既知信号からなる同期信号が割り当てられている。
基地局装置1は、無線リソースであるリソースブロックの端末装置への割り当て及びリソースブロック毎の送信電力値を決定する機能を有している。また、LTEの上りリンクの無線フレーム(ULフレーム)も、DLフレームと同様に、複数のリソースブロックを有しており、DLフレームのリソースブロックの端末装置への割り当ても、基地局装置1によって決定される。
基地局装置1が決定した下り及び上りのリソースブロック割り当ては、割当情報としてPDCCHに格納され、基地局装置1から端末装置2へ送信される。基地局装置1及び端末装置2は、決定された割り当て情報に従って、リソースブロックを使用して通信を行う。
〔3.基地局装置の構成〕
図4は、図1中、フェムトBS1bの要部構成を示すブロック図である。ここでは、フェムトBS1bの構成について説明するが、マクロBS1aの構成も、フェムトBS1bとほぼ同様である。
フェムトBS1bは、アンテナ11と、アンテナ11が接続された送受信部(RF部)10と、RF部10との間で授受が行われる、端末装置2との間で送受信される送受信信号の信号処理のほか、他セル(他の基地局装置とこれに接続する他の端末装置)に与える干渉を回避する処理を行う機能を有する信号処理部20とを備えている。
RF部10は、上り信号受信部12、下り信号受信部13、及び送信部14を備えている。上り信号受信部12は、MS2からの上り信号を受信するためのものである。下り信号受信部13は、他のマクロBS1a又は他のフェムトBS1bといった、他セルの下り信号を受信するためのものである。送信部14は、MS2へ下り信号を送信するためのものである。
本実施形態において、下り信号受信部13は、他セルの下り信号の傍受や、当該下り信号の観測(メジャメント)のために用いられる。下り信号受信部13が受信した他セルの下り信号は、信号処理部20に与えられ、後述する取得部24等によって処理される。
信号処理部20は、各種の情報処理を行うことが可能なプロセッサ(マイコン)により構成されており、変復調部21、送信制御部22、特定部23、取得部24、及び、干渉制御部25を機能的に備えている。
変復調部21は、RF部10による送受信信号の信号処理を行う。変復調部21は、上り信号受信部12から与えられる上り信号を上りの受信データとして復調するとともに、下り信号として送信される各種送信データを変調する機能を有している。
また、変復調部21は、前記送信データについて、送信制御部22の制御に基づいて、所定のデータ単位ごとに所定の方式で変調を行うとともに、変調されたデータについてリソースブロック単位ごとでDLフレームに対する割り当てを行い、自基地局装置1bが送信する下り信号を生成する機能を有している。
特定部23は、他セルとの間で干渉が生じているリソース、又は、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースを特定する。
特定部23は、自基地局装置1bに接続する端末装置2から送信される、当該端末装置2が受信した下り信号におけるリソースブロックごとのCQIを取得する。また、特定部23は、自基地局装置1bが受信した上り信号におけるリソースブロックごとのCQIを取得する。
特定部23は、上り信号及び下り信号それぞれのCQIに基づいて、リソースブロックごとに他セルの干渉を受けているか否かを判定する。例えば、特定部23は、CQIの値が予め定められた閾値より小さい場合、そのリソースブロックを用いて送信された信号は、他セルから干渉を受けていると判定する。
特定部23は、上記のようにして、自基地局装置1bと、端末装置2との間の通信における通信品質を示すCQIに基づいて、他セルとの間で干渉が生じているリソースをリソースブロックごとに特定し、その特定結果を送信制御部22に与える。
送信制御部22は、変復調部21を制御することで、上り信号及び下り信号の信号送信に関する処理を行う機能を有している。より具体的には、送信制御部22は、自基地局装置1bに接続する端末装置2に対する無線リソースの割り当てに関する処理を行うとともに、自基地局装置1bが送信する下り信号の送信電力を制御する機能を有している。また、送信制御部22は、自基地局装置1bに接続する端末装置2に対して、上り送信信号の送信電力を調整させるための制御情報を、自基地局装置1bの下り信号のPDCCHを用いて送信することで、当該端末装置2の送信電力を制御する機能を有している。
さらに、送信制御部22は、特定部23から与えられた特定結果に基づいて干渉リソース情報を生成し、この干渉リソース情報を自基地局装置1bの下り信号に含めて送信する機能を有している。
取得部24は、下り信号受信部13が受信する他セルの下り信号に含まれる、上記干渉リソース情報を取得する。
干渉制御部25は、取得部24が取得した干渉リソース情報に基づいて、他セルとの間で生じる干渉を回避するための干渉回避処理を行う。
〔4.送信制御部による干渉リソース情報の送信について〕
上述のように、送信制御部22は、特定部23が特定した他セルとの間で干渉が生じているリソースを示す干渉リソース情報を生成し、自基地局装置1が送信する下り信号に含めて送信する。
この干渉リソース情報は、他セルとの間の干渉調整ICIC(Inter−Cell Interference Coordination)に関する情報に準じて生成される。3GPPには、ICICに関する情報として、X2インターフェースを介した基地局間通信において用いられるRNTP(Relative Narrowband Tx Power)情報が規定されている。
本実施形態では、干渉リソース情報は、上記RNTP情報に準じた内容の情報で構成されている。送信制御部22は、RNTP情報に準じた内容である干渉リソース情報を生成し、自基地局装置1bの下り信号を用いて送信する。
図5は、干渉リソース情報の内容を示す図である。なお、ICICに関する情報である上記RNTP情報も、図5に示す内容と同様の内容で構成されている。
図に示すように、干渉リソース情報は、「RNTP Per PRB(Physical Resource Block)」、及び「RNTP Threshold」の二つのメッセージを含んでいる。
「RNTP Per PRB」は、当該メッセージの送信元である基地局装置が、他セルに対して、各リソースブロックごとに送信電力の制限を要求するためのメッセージである。
「RNTP Per PRB」は、リソースブロック単位で関連付けられたビット列(ビットマップ情報)により構成されている。各ビットの位置は、各リソースブロックに対応しており、各ビット値は、各リソースブロックにおいて送信電力の制限を要求しているか否かを示している。
ビット値が「0」の場合、そのリソースブロックにおける送信電力の制限を要求していることを示している。より具体的には、送信電力の値が「RNTP Threshold」を超えないように制御することを他のセルに要求することを示している。
また、ビット値が「1」の場合、そのリソースブロックにおける送信電力の制限を要求していないことを示している。
「RNTP Per PRB」のビット値は、他セルとの間で干渉が生じているリソースブロックに対しては、「0」が設定される。他セルに当該リソースブロックにおける送信電力を制限させることで、セル間干渉を回避することができるからである。
また、他セルとの間で干渉が生じていないリソースブロックに対しては、ビット値「1」が設定される。他セルとの間で干渉が生じていないので、他セルに送信電力を制限させる必要がないからである。
このように、「RNTP Per PRB」は、各リソースブロックごとの送信電力の制限要求について示すと同時に、他セルとの間で干渉が生じているリソースをリソースブロック単位で示している。
「RNTP Threshold」は、「RNTP Per PRB」にて送信電力の制限を要求する際の閾値を示しており、EPER(Energy per Resource Element)の最大値と、出力すべき値との比(dB)を表している。その値は、図5に示すように、複数の設定値の中から適宜選択される。
送信制御部22は、上記干渉リソース情報を、下り信号のPDSCHに割り当てられるシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)に格納して送信する。
より具体的に、SIBには、複数のタイプがあり、送信制御部22は、干渉リソース情報を、近隣セルに関連する情報が格納されるSIBType5や、HNBID(home eNB identifier;フェムトBSの識別子に関連する情報)が格納されるSIBType9等に格納して送信することができる。また、新たなタイプのSIBを追加し、追加したSIB内に干渉リソース情報を格納することもできる。
上記SIBに格納されて自基地局装置1bの下り信号により送信される干渉リソース情報は、他セルに属する他の基地局装置の下り信号受信部13によって受信され、当該他の基地局装置の取得部24により取得される。
上記干渉リソース情報は、マクロBS1a、及び、フェムトBS1bの両方が送信してもよいが、「RNTP Per PRB」は、他セルに対して、各リソースブロックごとに干渉が生じているか否かを示すメッセージであるとともに、送信電力の制限を要求するためのメッセージであるため、より公共性の高いマクロBS1aが、自セルとの間で干渉が生じる可能性のあるフェムトBS1bに向けて送信し、当該フェムトBS1bに干渉を回避するための処理を行わせることが好ましい。
そこで、以下では、マクロBS1aが、上記干渉リソース情報を送信する場合について説明する。
図6は、隣接する二つのマクロBS1aの配置例を示す図である。図6において、マクロBS1a1が形成するマクロセルMC1内には、当該マクロセルMC内でフェムトセルFCを形成するフェムトBS1b1,1b2が存在している。
マクロBS1a1は、干渉リソース情報を含んだ下り信号を、自セル内で送信する。すると、マクロBS1a1のセルMC1内に位置するフェムトBS1b1,1b2は、マクロBS1a1からの下り信号を自基地局装置1b1,1b2の下り信号受信部13によって受信することができ、干渉リソース情報を取得することができる。
ここで、マクロBS1a1は、干渉リソース情報を下り信号に含めて送信するため、マクロBS1a1の下り信号が到達することで干渉が生じる可能性のある範囲内に位置する他の基地局装置に対して干渉リソース情報を取得させることができる。
図6では、マクロBS1a1のセルMC1内にセルを形成するフェムトBS1b1,1b2が、マクロBS1a1との間で互いにセル間干渉が生じる可能性があり、これらフェムトBS1b1,1b2に対しては、干渉リソース情報を取得させることができる。
一方、図6において、マクロBS1a1に隣接する他セルを形成するマクロBS1a2や、マクロBS1a2のセルMC2内に存在するフェムトBS1b3,1b4は、マクロBS1a1のセルMC1の外側に位置するので、マクロBS1a1からの下り信号を受信できず、干渉リソース情報を取得できない。しかし、これら基地局装置は、マクロBS1a1との間で干渉が生じる可能性は低いので、マクロBS1a1の干渉リソース情報の必要性は低い。
すなわち、例えば、この干渉リソース情報を各基地局間を直接繋ぐ基地局間通信や、バックボーン回線等を利用した有線通信によって送信する場合では、干渉が生じる可能性のあるセルを特定した上で、干渉リソース情報の送信先となる基地局装置や経路等を決定するためのエンジニアリング作業が必要となる。
一方、本実施形態のマクロBS1a1によれば、干渉が生じる可能性の低いマクロBS1a2や、フェムトBS1b3,1b4に対しては、干渉リソース情報を取得させることなく、干渉が生じる可能性のある範囲内に位置する他の基地局装置であるフェムトBS1b1,1b2に対しては、干渉リソース情報を取得させることができる。このため、上述のような、干渉が生じる可能性のあるセルの特定や、エンジニアリング作業を行う必要がなく、必要な範囲内のセルに対して、干渉リソース情報を取得させることが容易となる。
〔5.干渉制御部による干渉回避処理について〕
図6において、マクロBS1a1が送信した下り信号を受信したフェムトBS1b1の取得部24は、下り信号のDLフレームのサブフレーム♯0に確保されている報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を用いてブロードキャスト送信されるマスタ情報ブロック(MIB:Master Information Block)を取得する。
次に、取得部24は、PDSCHに格納されているSIBType1を取得し、SIBType1に含まれる各SIBの割当情報を取得する。この割当情報に基づいて、干渉リソース情報が格納されたSIBの割当位置を特定し、干渉リソース情報を取得する。
ここで、上記MIB及びSIBType1は一定周期でブロードキャスト送信されており、フェムトBS1b1は、MIB及びSIBType1を取得することで、SIBType1以外の各SIBを取得でき、受信した下り信号から干渉リソース情報を取得できる。よって、干渉リソース情報は、送信先を特定することなくブロードキャスト送信されているといえる。
このため、マクロBS1a1は、干渉リソース情報を自基地局装置1a1の下り信号が到達する他セルに属する他の基地局装置であるフェムトBS1b1,1b2に当該干渉リソース情報をより確実に取得させることができる。
干渉リソース情報を取得したフェムトBS1b1及びフェムトBS1b2は、この干渉リソース情報に基づいて、他セル(マクロBS1a1が形成するセル)との間で生じる干渉を回避するための干渉回避処理を行う。なお、以下の説明では、フェムトBS1b1の動作に着目して説明する。
フェムトBS1b1の取得部24は、下り信号受信部13が受信した他の基地局装置の下り信号に含まれる干渉リソース情報を取得すると、取得した干渉リソース情報を干渉制御部25に出力する。
干渉リソース情報が与えられると、干渉制御部25は、当該情報に含まれるメッセージである「RNTP Per PRB」により示される、セル間干渉が生じているリソースを認識する。さらに、干渉制御部25は、自基地局装置1b1の現状のリソース割り当てを参照し、干渉リソース情報により認識されるセル間干渉が生じているリソースと、自基地局装置1b1に割り当てられているリソースとが重複しているか否かを判断する。
干渉リソース情報により認識されるセル間干渉が生じているリソースと、自基地局装置1b1に割り当てられているリソースとが重複していると判断される場合、干渉制御部25は、干渉回避処理を行うことを決定する。自基地局装置1b1が、マクロBS1a1が形成する他セルとの間で干渉が生じている可能性が高いからである。
干渉回避処理を行うことを決定した干渉制御部25は、自基地局装置1b1の下り信号の送信電力、及びリソース割り当ての少なくとも一方を調整することで、他セルとの間で生じる干渉を回避する。
〔5.1 フェムト基地局装置による下り信号のリソース割り当ての調整〕
図7は、干渉制御部25により行われる、下り信号のリソース割り当ての調整による干渉回避処理の一例を示す図であり、(a)は干渉回避処理前、(b)は干渉回避処理後のマクロBS1a1、フェムトBS1b1それぞれのリソース割り当てを示している。なお、図中、紙面上下に並べて示しているマクロBS1a1のリソースを表すグラフと、フェムトBS1b1のリソースを表すグラフとは、同一の時間軸で示している。
干渉制御部25は、マクロBS1a1が形成する他セルとの間で生じている干渉を回避するための処理として、自セルに属する(自基地局装置1b1に接続する)端末装置に対する下り信号のリソース割り当てを調整する。
フェムトBS1b1の干渉制御部25は、セル間干渉が生じているリソースに対応する周波数帯域と重複しないように、自セルの端末装置のリソース割り当てを調整する。
より具体的に、図7(a)に示すように、マクロBS1a1及びフェムトBS1b1の双方が、それぞれの自セルの端末装置に対して、周波数帯域f1で下り信号のリソースを割り当てているとする。
さらに、マクロBS1a1が送信する干渉リソース情報において、周波数帯域f1の範囲のリソースで、セル間干渉が生じている旨が示されていたとする。
上記の場合、フェムトBS1b1の干渉制御部25は、図7(b)に示すように、マクロBS1a1が使用し干渉が生じている周波数帯域f1におけるリソースの使用を制限し、自セルの端末装置に対するリソース割り当てが、それ以外の他の周波数帯域となるように送信制御部22に調整させる。なお図例では、リソース割り当てを、周波数帯域f1から周波数帯域f3に変更するように調整している。
干渉制御部25は、上記のように送信制御部22を制御することで、自セルの端末装置に対する下り信号のリソース割り当てを調整し、マクロBS1a1が形成する他セルとの間でリソースが重複するのを回避することができる。この結果、自基地局装置1b1の下り信号と、マクロBS1a1の下り信号との重複が回避され、自基地局装置1bの下り信号に起因して、マクロBS1a1による他セルとの間で生じる干渉を回避することができる。
〔5.2 フェムト基地局装置による下り信号の送信電力の調整〕
一方、マクロBS1a1が、基地局装置として使用可能な使用周波数帯域の全域を使用し、かつ全周波数帯域でセル間干渉が生じていると判定する場合、フェムトBS1b1は、自セルの端末装置のリソース割り当てを調整することでマクロBS1a1との間におけるリソースの重複を回避しようとしても、回避できない場合がある。このような場合、干渉制御部25は、送信電力を調整することで干渉回避処理を行う。
フェムトBS1b1は、自基地局装置1b1の下り信号の送信電力を抑制すれば(下げれば)、自基地局装置1b1のセルを小さくすることができる。この結果、自基地局装置1b1の下り信号が他セルに到達するのを抑制することができ、自基地局装置1bの下り信号に起因して、マクロBS1a1が形成する他セルとの間で生じる干渉を抑制回避することができる。
図8は、干渉制御部25により行われる、下り信号の送信電力の調整による干渉回避処理の一例を示す図であり、(a)は、干渉回避処理前のマクロBS1a1、フェムトBS1b1それぞれのリソース割り当てを示しており、(b)は、干渉回避処理前後の下り信号の送信電力を示している。
例えば、図8(a)に示すように、マクロBS1a1が自セルの端末装置に対して、使用周波数帯域の全域に亘ってリソースを使用しており、かつ、マクロBS1a1が送信する干渉リソース情報において、使用周波数帯域の全域で干渉が生じている旨が示されているとする。
このような場合、周波数帯域f1を自セルの端末装置のリソースとして使用しているフェムトBS1b1の干渉制御部25は、リソース割り当ての調整では、周波数帯域を調整したとしても、干渉を回避することが困難と判断し、自基地局装置1bの下り信号の送信電力を下げるように調整する。
より具体的に、図8(b)に示すように、干渉回避処理を実行する前において、送信制御部22は、自基地局装置1b1の基本設定として予め定められた第一の下り送信電力Pd1で自基地局装置1b1の下り信号を送信する。
干渉制御部25は、上述のように、自基地局装置1bの下り信号の送信電力を下げることで干渉回避処理を行うことを決定すると、第一の下り送信電力Pd1よりも小さく設定された第二の下り送信電力Pd2で下り信号の送信を行わせるように、送信制御部22を制御する。
ここで、第二の下り送信電力Pd2は、干渉リソース情報にふくまれるメッセージである「RNTP Threshold」に従って設定することもできるし、自基地局装置1bに接続するMS2bとの間の通信において必要最低限のスループットを維持することができる範囲の中で、マクロBS1a1が形成する他セルとの間で生じる干渉が抑制可能な値を干渉制御部25が設定してもよい。
干渉制御部25は、上記のように送信制御部22を制御することで、下り信号の送信電力を抑制する。この結果、自基地局装置1bの下り信号に起因して、マクロBS1a1が形成する他セルとの間で生じる干渉を回避抑制することができる。
このように、干渉制御部25は、自セルのリソースが他セルのリソースに重複しかつ重複が回避できなかったとしても、他セルに干渉を与えない程度に、自セルの送信電力を抑制することで、セル間干渉を回避することができる。
〔5.3 フェムト基地局装置に接続する端末装置の上り信号の調整について〕
干渉制御部25は、自セルの端末装置の上り信号のリソース割り当て、及び送信電力の少なくとも一方についても、干渉リソース情報に基づいて調整し、端末装置の上り信号に起因して、マクロBS1a1が形成する他セルとの間で生じる干渉を回避するための干渉回避処理を行う。
なお、干渉制御部25が行う上り信号についての干渉回避処理は、上記で説明した下り信号についての干渉回避処理と同様なので、説明を省略する。
以上詳述したように、本実施形態のフェムトBS1b1によれば、他セルの下り信号に含まれる干渉リソース情報を取得し、この干渉リソース情報に基づいた干渉回避処理を行うので、効果的に干渉回避処理を行うことができる。
また、このフェムトBS1b1によれば、上述のように、各基地局間を直接繋ぐ基地局間通信やバックボーン回線等を利用した有線通信によって、干渉リソース情報を送信する場合において必要となる当該情報の送信範囲や経路等を決定するためのエンジニアリング作業を行う必要がなく、干渉リソース情報の取得を容易にすることができる。
また、本実施形態のマクロBS1a1によれば、他セルとの間で干渉が生じているリソース、又は、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースを示す干渉リソース情報を下り信号に含めて送信するので、他セルに属する他の基地局装置に当該干渉リソース情報を受信させ取得させることができる。この結果、他の基地局装置に干渉リソース情報を利用させ、互いのセル間で生じる干渉を効果的に回避させることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されることはない。上記実施形態では、マクロBS1a1が下り信号に含めて送信する干渉リソース情報を、RNTP情報に準じた内容とした場合を例示したが、干渉リソース情報としては、例えば、特定部23が特定した干渉が生じていると判定するリソースの周波数帯域のみを示す情報としてもよい。
干渉リソース情報は、セル間干渉が生じていると特定されたリソースを他セルの基地局装置に認識させることができればよく、この場合、特定部23が特定したリソースを周波数として、他セルの基地局装置に認識させることができ、より確実に干渉を回避させることができる。
また、特定部23は、自基地局装置1a1が、自セルの端末装置2に割り当てているリソースを、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースとして特定することもできる。
マクロBS1a1が自セルの端末装置に割り当てているリソースは、他セルとの間で、干渉が生じる可能性を有している。従って、特定部23が、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースとして、自セルの端末装置に割り当てているリソースを特定し、この特定したリソースを示す干渉リソース情報を他セルに送信することで、他セルの基地局装置に、より確実に干渉を回避させることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 基地局装置
1a(1) マクロ基地局装置
1b(1) フェムト基地局装置
2a,2b 端末装置
13 下り信号受信部
22 送信制御部
23 特定部
24 取得部
25 干渉制御部
MC マクロセル
FC フェムトセル

Claims (9)

  1. 端末装置と通信を行う基地局装置であって、
    他セルとの間で干渉が生じているリソース、又は、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースを特定する特定部と、
    前記特定部が特定したリソースを示す干渉リソース情報を、自基地局装置の下り信号に含めて送信する送信制御部と、を備えていることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記特定部は、自基地局装置と、前記端末装置との間の通信における通信品質に基づいて、他セルとの間で干渉が生じているリソースを特定する請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記特定部は、自基地局装置が、前記端末装置に割り当てているリソースを、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースとして特定する請求項1に記載の基地局装置。
  4. 前記送信制御部は、前記干渉リソース情報を、前記特定部が特定したリソースの周波数を示す情報として送信する請求項1〜3のいずれか一項に記載の基地局装置。
  5. 前記被干渉リソース情報は、ICIC(Inter−Cell Interference Coordination)に関する情報である請求項1〜4のいずれか一項に記載の基地局装置。
  6. 前記送信制御部は、前記干渉リソース情報をブロードキャスト送信する請求項1〜5のいずれか一項に記載の基地局装置。
  7. 他セルの下り信号を受信するための受信部と、
    前記他セルの下り信号に含まれている、前記他セルとの間で干渉が生じているリソース、又は、他セルとの間で干渉が生じる可能性のあるリソースを示す干渉リソース情報を取得する取得部と、
    前記干渉リソース情報に基づいて、他セルとの間で生じる干渉を回避するための干渉回避処理を行う干渉制御部と、を備えていることを特徴とする基地局装置。
  8. 前記干渉回避処理は、前記干渉リソース情報により示されるリソースに重複しないように、自基地局装置に通信接続する端末装置に対して割り当てるリソースを調整する処理である請求項7に記載の基地局装置。
  9. 前記干渉回避処理は、自基地局装置が送信する下り信号の送信電力、及び/又は、自基地局装置に通信接続する端末装置が送信する上り信号の送信電力を抑制させる処理である請求項7に記載の基地局装置。
JP2011003453A 2011-01-11 2011-01-11 基地局装置 Pending JP2012147208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003453A JP2012147208A (ja) 2011-01-11 2011-01-11 基地局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003453A JP2012147208A (ja) 2011-01-11 2011-01-11 基地局装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012147208A true JP2012147208A (ja) 2012-08-02

Family

ID=46790334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011003453A Pending JP2012147208A (ja) 2011-01-11 2011-01-11 基地局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012147208A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014107845A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Softbank Mobile Corp 通信システム
JP2016046770A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 日本電気株式会社 通信制御装置、無線基地局、通信制御方法、及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008278265A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Ntt Docomo Inc 移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および、スケジューリング方法
JP2008277973A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kyocera Corp 移動通信システム、基地局装置およびその制御方法
WO2010018696A1 (ja) * 2008-08-12 2010-02-18 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー 無線通信システム、無線通信装置及び無線リソース管理方法
WO2010093644A1 (en) * 2009-02-10 2010-08-19 Qualcomm Incorporated Access point resource negotiation and allocation over a wireless interface
JP2010183572A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Mitsubishi Electric R & D Centre Europe Bv 信号の送信電力を調整するための方法及び装置並びにその方法のコンピュータプログラム製品
JP2010200038A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Kyocera Corp 無線基地局および無線通信方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008277973A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kyocera Corp 移動通信システム、基地局装置およびその制御方法
JP2008278265A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Ntt Docomo Inc 移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および、スケジューリング方法
WO2010018696A1 (ja) * 2008-08-12 2010-02-18 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー 無線通信システム、無線通信装置及び無線リソース管理方法
JP2010183572A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Mitsubishi Electric R & D Centre Europe Bv 信号の送信電力を調整するための方法及び装置並びにその方法のコンピュータプログラム製品
WO2010093644A1 (en) * 2009-02-10 2010-08-19 Qualcomm Incorporated Access point resource negotiation and allocation over a wireless interface
JP2010200038A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Kyocera Corp 無線基地局および無線通信方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014107845A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Softbank Mobile Corp 通信システム
JP2016046770A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 日本電気株式会社 通信制御装置、無線基地局、通信制御方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2922358B1 (en) Interference processing at a serving base station
KR101411345B1 (ko) 셀-간 간섭 조정을 위한 방법 및 디바이스
KR101548266B1 (ko) 자원 점유 방식의 지시 및 처리 방법 및 장치
CN105027648B (zh) 用于网络辅助d2d的物理信道设计
JP6007790B2 (ja) 基地局装置
JP6698519B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法
WO2011126024A1 (ja) 無線通信システム、無線基地局、及び通信制御方法
WO2019138500A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2011136082A1 (ja) 無線通信システム、無線基地局、無線端末、及び無線通信方法
AU2010265387A1 (en) Method, system and device for implementing backhaul link control channel transmission in relay system
JP2016511957A (ja) マシンタイプコミュニケーションに対応したセル間干渉制御
US10477570B2 (en) Advance communication resource notification in wireless communication systems having overlapping service areas
WO2014181644A1 (ja) ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
US9503174B2 (en) Divide-and-conquer approach to mitigating relay-to-relay interference
JP5682173B2 (ja) 基地局装置、基地局間同期方法、同期情報のデータ構造、及び同期要求のデータ構造
EP3101927A1 (en) User terminal, wireless base station, wireless communication method, and wireless communication system
JP2011146804A (ja) 基地局装置
JP5573173B2 (ja) 基地局装置
JP2012147208A (ja) 基地局装置
JP2011166223A (ja) 基地局装置
JP5768374B2 (ja) 基地局装置
WO2013128576A1 (ja) 基地局装置
KR102083024B1 (ko) 셀간 간섭을 회피하기 위한 스몰 셀 자율 구성 방법 및 장치
JP5538486B2 (ja) 基地局装置
JPWO2016017357A1 (ja) 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150303