JP2012038410A - フラッシュメモリ装置及びフラッシュメモリ装置の読み取り方法 - Google Patents

フラッシュメモリ装置及びフラッシュメモリ装置の読み取り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フラッシュメモリ装置及びフラッシュメモリ装置の読み取り方法を提供する。
【解決手段】フラッシュメモリ装置及びフラッシュメモリ装置の読み取り方法であり、該フラッシュメモリ装置の読み取り方法は、第1ワードラインのフラグセル・データと、第1ワードラインに隣接した第2ワードラインのフラグセル・データとのうち少なくとも一つから、第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットを決定する段階と、決定された読み取り電圧セットによって、第1ワードラインに対応するメモリセルを読み取る段階と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、フラッシュメモリ装置及びフラッシュメモリ装置の読み取り方法に係り、特に、フラグセル(flag cell)・データによって、読み取り電圧を制御するフラッシュメモリ装置及びフラッシュメモリ装置の読み取り方法に関する。
フラッシュメモリ装置(flash memory device)は、電力が遮断されても、保存されたデータを維持することができる不揮発性メモリ装置(non-volatile memory device)の一つである。フラッシュメモリ装置は、いずれか1つのメモリセルをプログラム(program)すれば、メモリセル間のカップリング効果によって、隣接したメモリセルの散布が変わる。
ところで、フラッシュメモリセルのプログラム動作が、メモリブロック(block)の中間で止まる場合、最後にプログラムされたワードラインのメモリセルは、カップリング効果を受けないので、プログラムされた他のメモリセルに比べて、メモリセルの散布が下に下がるという問題点がある。
本発明は、前記のような問題点を解決するためのものであり、フラグセル・データによって、読み取り電圧を制御するフラッシュメモリ装置及びフラッシュメモリ装置の読み取り方法を提供することを目的とする。
前記のような目的を達成するために、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法は、第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第1ワードラインに隣接した第2ワードラインのフラグセル・データとのうち少なくとも一つから、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットを決定する段階と、前記決定された読み取り電圧セットによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルを読み取る段階と、を含むことを特徴とする。
望ましくは、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットを決定する段階は、前記第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第2ワードラインフラグセル・データとのうち少なくとも一つから、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階と、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではなければ、第1読み取り電圧セットを、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットとして決定し、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるならば、第2読み取り電圧セットを、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットとして決定する段階と、を含むことができる。
また望ましくは、前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧それぞれは、前記第1読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧のうち対応する読み取り電圧より補正量ほど小さい値でありうる。
また望ましくは、前記補正量は、前記第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧の相対的な位置とのうち少なくとも一つによって決定されうる。
一方、本発明の他の実施例によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法は、第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第1ワードラインに隣接した第2ワードラインのフラグセル・データとのうち少なくとも一つを読み取る段階と、前記少なくとも1つのフラグセル・データによって、第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではなければ、第1読み取り電圧セットによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルを読み取る段階と、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるならば、第2読み取り電圧セットによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルを読み取る段階と、を含むことを特徴とする。
望ましくは、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、前記第2ワードラインのMSB(most significant bit)フラグセル・データが第1論理状態である場合、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではないと判断することができる。
また望ましくは、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、前記第2ワードラインのMSBフラグセル・データが第2論理状態である場合、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであると判断することができる。
また望ましくは、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、前記第2ワードラインのMSBフラグセルのデータが第2論理状態である場合、前記第1ワードラインのMSBフラグセルのデータが第1論理状態であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであると判断することができる。
また望ましくは、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、前記第1ワードラインのMSBフラグセルのデータと、前記第2ワードラインのMSBフラグセルのデータとがいずれも第2論理状態である場合、前記第2ワードラインのLSB(least significant bit)フラグセルのデータが第1論理状態であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではないと判断し、前記第2ワードラインのLSBフラグセルのデータが第2論理状態であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであると判断することができる。
また望ましくは、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、前記第1ワードラインのMSBフラグセルのデータが第1論理状態である場合、前記第2ワードラインのMSBフラグセルのデータが第1論理状態であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではないと判断し、前記第2ワードラインのMSBフラグセルのデータが第2論理状態であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであると判断することができる。
また望ましくは、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、前記第1ワードラインのMSBフラグセルのデータが第2論理状態である場合、前記第2ワードラインのLSBフラグセルのデータが第1論理状態であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではないと判断し、前記第2ワードラインのLSBフラグセルのデータが第2論理状態であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであると判断することができる。
また望ましくは、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、前記第1ワードラインのフラグセルそれぞれのデータが、前記第2ワードラインのフラグセルのうち対応するフラグセルのデータといずれも同一であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではないと判断することができる。
また望ましくは、前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧それぞれは、前記第1読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧のうち対応する読み取り電圧より補正量ほど小さい値でありうる。
また望ましくは、前記補正量は、前記第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧の相対的な位置とのうち少なくとも一つによって決定されうる。
一方、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置は、複数個のメモリセルを含むメモリセル・アレイと、前記メモリセル・アレイのワードラインに印加されるワードライン電圧を制御するロウ・デコーダと、前記メモリセル・アレイと複数個のビットラインを介して連結され、前記メモリセル・アレイに含まれる複数個のメモリセルのデータを読み取るページ・バッファと、第1ワードラインのフラグセル・データと前記第1ワードラインに隣接した第2ワードラインのフラグセル・データとのうち少なくとも一つを、前記ページ・バッファから入力され、前記入力された少なくとも1つのフラグセル・データによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットを決定する読み取り電圧制御部と、を具備することを特徴とする。
望ましくは、前記読み取り電圧制御部は、前記入力された少なくとも1つのフラグセル・データによって、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断し、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではなければ、第1読み取り電圧セットを、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットとして決定し、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるならば、第2読み取り電圧セットを、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットとして決定することができる。
また望ましくは、前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧それぞれは、前記第1読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧のうち対応する読み取り電圧より補正量ほど小さい値でありうる。
また望ましくは、前記補正量は、前記第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧の相対的な位置とのうち少なくとも一つによって決定されうる。
また望ましくは、前記読み取り電圧制御部は、前記決定された読み取り電圧セットによって、読み取り電圧制御信号を前記ロウ・デコーダに出力し、前記ワードラインに印加される読み取り電圧を制御することができる。
一方、本発明の一実施形態によるメモリ・システムは、フラッシュメモリ装置と、前記フラッシュメモリ装置を制御するメモリ・コントローラと、を具備し、前記フラッシュメモリ装置は、複数個のメモリセルを含むメモリセル・アレイと、前記メモリセル・アレイのワードラインに印加されるワードライン電圧を制御するロウ・デコーダと、前記メモリセル・アレイと複数個のビットラインを介して連結され、前記メモリセル・アレイに含まれる複数個のメモリセルのデータを読み取るページ・バッファと、第1ワードラインのフラグセル・データと前記第1ワードラインに隣接した第2ワードラインのフラグセル・データとのうち少なくとも一つを、前記ページ・バッファから入力され、前記入力された少なくとも1つのフラグセル・データによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットを決定する読み取り電圧制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明によるフラッシュメモリ装置及びフラッシュメモリ装置の読み取り方法は、フラグセル・データによって読み取り電圧を制御することができる。
本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置に備わるフラッシュメモリ・セルアレイを示す図面である。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置に備わるメモリセルのスレショルド電圧散布を示すグラフである。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法を示すフローチャートである。 図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイで発生しうるフラグセル・データの組み合わせを示す図面である。 図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイで発生しうるフラグセル・データの組み合わせを示す図面である。 図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイで発生しうるフラグセル・データの組み合わせを示す図面である。 図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイで発生しうるフラグセル・データの組み合わせを示す図面である。 図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイで発生しうるフラグセル・データの組み合わせを示す図面である。 本発明の他の実施例によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施例によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法によって制御される読み取り電圧を示す図面である。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法によって制御される読み取り電圧を示す図面である。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置を示す図面である。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置を具備するメモリカードを示す図面である。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置を具備するコンピュータ・システムを示す図面である。
本文に開示されている本発明の実施形態において、特定の構造的説明あるいは機能的説明は、単に本発明の実施形態を説明するための目的で例示されているものであり、本発明の実施形態は、多様な形態に実施され、本文に説明された実施形態に限定されるものであると解釈されることがあってはならない。
本発明は、多様な変更を加えることができ、さまざまな形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示して本文に詳細に説明する。しかし、それらは、本発明を特定の開示形態について限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むものであると理解せねばならない。
第1、第2などの用語は、多様な構成要素を説明するのに使われるが、前記構成要素は、前記用語によって限定されるものではない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使われるものである。例えば、本発明の権利範囲から離脱せずに、第1構成要素は第2構成要素と命名され、同様に、第2構成要素も第1構成要素と命名されうる。
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いたり、「接続されて」いると述べるときには、その他の構成要素に直接的に連結されていたり、または接続されていてもよく、あるいは中間に他の構成要素が存在することもあると理解せねばならない。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結して」いたり、または「直接接続されて」いると述べるときには、中間に他の構成要素が存在しないものであると理解せねばならない。構成要素間の関係を説明する他の表現、すなわち、「〜の間」及び「すぐに〜の間に」、または」〜に隣接する」及び「〜に直接隣接する」も同様に解釈されねばならない。
本出願で使用した用語は、単に特定の実施形態について説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に取り立てて意味しない限り、複数の表現を含む。本出願で、「含む」または「有する」などの用語は、説示された特徴、数字、段階、動作、構成要素、グループまたはそれらを組み合わせたものが存在するということを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、グループまたはそれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性をあらかじめ排除するものではないということを理解せねばならない。
取り立てて定義されない限り、技術的及び科学的な用語を含めて、ここで使われるあらゆる用語は、本発明が属する技術分野で当業者によって一般的に理解されているところと同一の意味である。一般的に使われる事前に定義されているような用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味であると解釈されねばならず、本出願で明白に定義しない限り、理想的、または過度に形式的な意味に解釈されるものではない。
本発明、本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施形態を例示する添付図面及び図面に記載された内容を参照せねばならない。
以下、添付した図面を参照しつつ、本発明の望ましい実施形態について説明することによって、本発明について詳細に説明する。各図面に提示された同じ参照符号は、同じ部材を示す。
図1は、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置に備わるフラッシュメモリ・セルアレイを示す図面である。図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイ100は、NANDフラッシュメモリ・セルアレイでありうる。図1を参照すれば、フラッシュメモリ・セルアレイ100は、ストリング選択トランジスタSST(string selection transistor)、複数個のメモリセルMC0〜MCn及び接地選択トランジスタGST(ground selection transistor)を具備することができる。
複数個のメモリセルMC0〜MCnは、ストリング選択トランジスタSSTと、接地選択トランジスタGSTとの間に連結され、複数個のメモリセルMC0〜MCnそれぞれのコントロール・ゲート(control gate)は、対応するワードラインWL0〜WLnに連結されうる。
ストリング選択トランジスタSSTのドレインは、対応するビットラインBL0〜BLmと連結され、ストリング選択トランジスタSSTのゲートは、ストリング選択ラインSSL(string selection line)に連結されうる。また、接地選択トランジスタGSTのソースは、共通ソースラインCSL(common source line)と連結され、接地選択トランジスタGSTのゲートは、接地選択ラインGSL(ground selection line)に連結されうる。1つのストリング選択トランジスタSST、1つの接地選択トランジスタGST、及びその間に連結された複数個のメモリセルMC0〜MCnを、1つのストリングと呼ぶことができる。図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイ100の構成及び動作は、当業者に周知であるので、ここでは、詳細な説明を省略する。
一方、図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイ100は、複数個のフラグ(flag)セルLF0〜LFn,MF0〜MFnをさらに具備することができる。複数個のフラグセルLF0〜LFn,MF0〜MFnは、LSB(least significant bit)フラグセルLF0〜LFn及びMSB(most significant bit)フラグセルMF0〜MFnを含むことができる。LSBフラグセルLF0〜LFnは、対応するワードラインWL0〜WLnに連結されたメモリセルMC0〜MCnが、LSBページまでプログラムされているか否かを指示するセルである。そして、MSBフラグセルMF0〜MFnは、対応するワードラインWL0〜WLnに連結されたメモリセルMC0〜MCnが、MSBページまでプログラムされているか否かを指示するセルである。
一例として、LSBフラグセルLF0が論理状態「0」にプログラムされてオフセル(OFF CELL)状態であり、MSBフラグセルMF0は、論理状態「1」であってオンセル(ON CELL)状態である場合は、対応するワードラインWL0のメモリセルMC0は、LSBページまでプログラムされていると判断することができる。他の例として、LSBフラグセルLF0及びMSBフラグセルMF0がいずれも論理状態「0」にプログラムされてオフセル(OFF CELL)状態である場合は、対応するワードラインWL0のメモリセルMC0は、MSBページまでプログラムされていると判断することができる。
すなわち、マルチレベルセル(MLC:multi level cell)を有するフラッシュメモリ・セルアレイは、それぞれのメモリセルが、LSBページまたはMSBページまでプログラムされうるので、フラグセルのデータを利用し、該当するメモリセルがどのページまでプログラムされているかを判断することができる。
前述の例で、LSBフラグセルLF0及びMSBフラグセルMF0がオフセル状態である場合、対応するワードラインWL0が、それぞれLSBページ及びMSBページまでプログラムされていると判断したのは、例示的なものであり、フラグセルのいかなる状態によって、対応するワードラインがLSBページまたはMSBページまでプログラムされていると判断するかは、上の例から多様な変形が可能なものである。
一方、図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイ100に備わるメモリセルMC0〜MCnそれぞれは、1つのメモリセルに2ビットのデータを保存することができるマルチレベルセル(MLC)であり、これによって、それぞれのワードラインWL0〜WLnには、2個のフラグセルLF0〜LFn,MF0〜MFnが連結されうる。しかし、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置に備わるフラッシュメモリ・セルアレイは、これに限定されものではない。すなわち、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置に備わるフラッシュメモリ・セルアレイは、1つのメモリセルに少なくとも1ビットを保存することができ、それぞれのワードラインWL0〜WLnには、1つのメモリセルに保存されうるビット数と同じ個数のフラグセルが連結されうる。
図2は、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置に備わるメモリセルのスレショルド電圧散布を示すグラフである。
前述の通り、フラッシュメモリセルのプログラム動作が、メモリセル・アレイのブロックの中間で止まる場合、最後にプログラムされたワードラインに連結されたメモリセルは、カップリング効果を受けないので、すでにプログラムされた他のメモリセルに比べて、メモリセルのスレショルド電圧散布が下がる。
図2を参照すれば、第1散布P1は、最後に書き込まれたワードラインを除外した残りのワードラインに連結されたメモリセルのスレショルド電圧散布であり、第2散布P1_Lは、最後に書き込まれたワードラインに連結されたメモリセルのスレショルド電圧散布を示す。ここで、図2に図示された第1散布P1及び第2散布P1_Lは、同じデータをメモリセルにプログラムした場合のスレショルド電圧散布を意味することができ、「書き込み」は、フラッシュメモリ装置のプログラム動作を意味することができる。
従って、図2に図示されたように、最後に書き込まれたワードラインに連結されたメモリセルのスレショルド電圧散布を示す第2散布P1_Lが、残りのワードラインに連結されたメモリセルのスレショルド電圧散布を示す第1散布P1に比べて、スレショルド電圧レベルが低く示される。
一例として、図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイ100で、ワードラインWL0からワードラインWLn−1まで同じデータがプログラムされた場合、最後にプログラムされたワードラインWLn−1に連結されたメモリセルMCn−1のスレショルド電圧散布は、図2の第2散布P1_Lに該当し、残りのワードラインWL0〜WLn−2に連結されたメモリセルMC0〜MCn−2のスレショルド電圧散布は、図2の第1散布P1に該当する。
一方、厳密な意味でプログラムされるのは、メモリセルMC0〜MCnであって、ワードラインWL0〜WLnではないので、本明細書で、「最後にプログラムされたワードライン」は、「最後にプログラムされたメモリセルに連結されるワードライン」を意味する。
図3は、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法を示すフローチャートである。図3に図示されたフラッシュメモリ装置の読み取り方法300は、第1ワードラインWLのメモリセルのデータを読み取る方法に係わるものである。ここで、kは、0以上であって、n以下である整数でありうる。
図3を参照すれば、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法300は、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のフラグセルのデータを読み取る段階(S31)、読み取られたフラグセルのデータによって、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階(S32)、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインではなければ、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルを読み取る段階(S33)、及び第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるならば、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルを読み取る段階(S34)を含むことができる。
ここで、第1ワードラインWLは、図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイでk番目のワードラインを示し、第2ワードラインWLk+1は、第1ワードラインの上位ワードラインであるk+1番目のワードラインを示す。そして、メモリセルのプログラム順序は、第1ワードラインWLに連結されたメモリセルMCkの次に、第2ワードラインWLk+1に連結されたメモリセルMCk+1がプログラムされると仮定する。
本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法300は、第1ワードラインWLのメモリセルのデータを読み取る前に、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のフラグセルLF,MF,LFk+1,MFk+1のデータを読み取る(S31)。ただし、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法は、これに限定されるものではなく、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のフラグセルLF,MFk+1,LFk+1,MFk+1のうち少なくとも1つのデータを読み取りもする。
次に、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法300は、読み取られたフラグセルLF,MFk+1,LFk+1,MFk+1のデータによって、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する(S32)。
一例として、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFk+1のデータによって、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する。すなわち、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFk+1のデータが「0」であってオフセル状態である場合には、第2ワードラインWLk+1がMSBページまでプログラムされているということを意味するので、第1ワードラインWLは、最後に書き込まれたワードラインではないと判断する。そして、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFk+1のデータが「1」であってオンセル状態である場合には、第1ワードラインWLを、最後に書き込まれたワードラインであると判断する。ただし、この場合には、メモリセルMC0〜MCnのMSBページだけを考慮したものである。
本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法300は、かような例に限定されるものではなく、多様な方法を介して読み取られたフラグセルLF,MFk+1,LFk+1,MFk+1のデータによって、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する。これについては、図4Aないし図6を参照しつつ、追って詳細に説明する。
図3を参照すれば、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインではないと判断されれば、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルを読み取る(S33)。ここで、第1読み取り電圧セットは、メモリセルのデータを読み取るために使用する正常な(normal)読み取り電圧セットを意味する。そして、読み取ろうとするメモリセルが、マルチレベルセル(MLC)である場合には、複数個の互いに異なる読み取り電圧が必要なので、第1読み取り電圧セットは、複数個の読み取り電圧を含むことができる。
第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインではないならば、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1がプログラムされたとき、第1ワードラインWLのメモリセルMCがカップリング効果を受けたという点が分かる。従って、第1ワードラインWLのメモリセルのスレショルド電圧散布は、図2の第1散布P1のようになるので、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルの読み取り動作を行う。
一方、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであると判断されれば、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルを読み取る(S34)。
第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるならば、第1ワードラインWLのメモリセルMCkは、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1からカップリング効果を受けていないということが分かる。従って、第1ワードラインWLのメモリセルのスレショルド電圧散布は、図2の第2散布P1_Lと同じようになるので、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルの読み取り動作を行うことができる。第1読み取り電圧セットと類似して、読み取ろうとするメモリセルが、マルチレベルセル(MLC)である場合には、第2読み取り電圧セットは、複数個の読み取り電圧を含むことができる。
第2読み取り電圧セットは、最後に書き込まれてカップリング効果を受けていないワードラインのメモリセルを読み取るための読み取り電圧を意味するので、第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧それぞれは、第1読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧のうち対応する読み取り電圧より補正量ほど小さい値を有する。一例として、2ビットのデータを保存するできるマルチレベルセル(MLC)を含むフラッシュメモリ装置の読み取り動作時には、3個の互いに異なるレベルの読み取り電圧が必要であるが、第1読み取り電圧セットがV1、V2、V3である場合、第2読み取り電圧セットは、V1−a、V2−b、V2−cである。ここで、補正量a,b,cは、第1読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧と、第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧との差であり、読み取り電圧セットのうち何番目の読み取り電圧であるかということによって、互いに異なる値に設定されうる。
また、前記補正量は、第1ワードラインWLがLSBページまでプログラムされているか、またはMSBページまでプログラムされているかによって、互いに異なる値を有する。これは、LSBページまでプログラムされたメモリセルによるカップリング効果と、MSBページまでプログラムされたメモリセルによるカップリング効果とが異なるためである。これについては、追って図7A及び図7Bを参照しつつ詳細に説明する。
前述の通り、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法300は、ワードラインのフラグセル・データによって、当該ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断し、前記判断結果によって、当該ワードラインに連結されたメモリセルの読み取り電圧レベルを制御することによって、メモリセルのデータを誤って読み取ることを防止することができる。また、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法300は、ワードラインのフラグセル・データだけで、読み取り電圧レベルを制御することができるので、短時間で読み取り電圧を制御し、メモリセルのデータを読み取ることが可能である。
図4Aないし図4Eは、図1に図示されたフラッシュメモリ・セルアレイで発生しうるフラグセル・データの組み合わせを示す図面である。図4Aないし図4Eを参照すれば、LFは、LSBフラグセルを意味し、MFは、MSBフラグセルを意味する。また、WLは、読み取ろうとする第1ワードラインを意味し、WLk+1は、第1ワードラインの上位ワードラインである第2ワードラインを意味する。また、「0」は、当該フラグセルのデータがオフセルであることを意味し、「1」は、当該フラグセルのデータがオンセルであることを意味する。
図4Aは、第1ワードラインWLのフラグセルLF,MFと、第2ワードラインWLk+1のフラグセルLF,MFとがいずれもオフセルである場合を示している。従って、図4Aは、第1ワードラインWLのメモリセルMCと、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1とがいずれもMSBページまでプログラムされた場合を示す。従って、図4Aは、第1ワードラインWLのメモリセルMCkが、MSBページまでプログラムされた後、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1も、MSBページまでプログラムされた場合を示すので、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインではない場合に該当する。
図4Bは、第1ワードラインWLのフラグセルLF,MFと、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFは、いずれもオフセルであるが、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFは、オンセルである場合を示す。従って、図4Bは、第1ワードラインWLのメモリセルMCは、MSBページまでプログラムされ、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1は、LSBページまでプログラムされた場合を示す。ところで、一般的に、フラッシュメモリ装置は、フラッシュメモリ・セルアレイで、まずLSBページをいずれもプログラムした後、MSBページをプログラムする。従って、図4Bは、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、MSBページまでプログラムされた後、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1のMSBページは、プログラムされていないということを意味する。従って、図4Bで、第1ワードラインWLのメモリセルMCは、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1からカップリング効果を受けないために、第1ワードラインWLは、最後に書き込まれたワードラインであると判断する。従って、図4Bは、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインである場合を示す。
図4Cは、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFは、いずれもオフセルであるが、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFは、いずれもオンセルである場合を示す。従って、図4Cは、第1ワードラインWLのメモリセルMCk及び第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1がいずれもLSBページまでプログラムされた場合を示す。従って、図4Cは、第1ワードラインWLのメモリセルMCkが、LSBページまでプログラムされた後、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1も、LSBページまでプログラムされた場合を示すので、第1ワードラインWLが、最後に書き込まれたワードラインではない場合を示す。
図4Dは、第1ワードラインWLのLSBフラグセルLFは、オフセルであるが、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMF及び第2ワードラインWLk+1のフラグセルLF,MFは、いずれもオンセルである場合を示す。従って、図4Dは、第1ワードラインWLのメモリセルMCは、LSBページまでプログラムされているが、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1は、プログラムされていない場合を示す。従って、図4Dは、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインである場合を示す。
図4Eは、第1ワードラインWLのフラグセルLF,MFは、いずれもオフセルであるが、第2ワードラインWLk+1のフラグセルLF,MFは、いずれもオンセルである場合を示す。従って、図4Eは、第1ワードラインWLのメモリセルMCは、MSBページまでプログラムされているが、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1は、プログラムされていない場合を示す。従って、図4Eは、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインである場合を示す。
図4Aないし図4Eを参照すれば、図4A及び図4Cは、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインではない場合に該当し、図4B、図4D及び図4Eは、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインである場合に該当する。従って、かような点から、多様な方法を介して、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のフラグセルLF,MFのデータによって、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する。
一例として、図4Aと図4Cは、第1ワードラインWLのLSBフラグセルLFと、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFとが同じ値を有し、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFと、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFとが同じ値を有する。従って、第1ワードラインWLのLSBフラグセルLFと、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFとを排他的論理和(XOR:exclusive OR)した結果が「0」であり、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFと、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFとを排他的論理和した結果も「0」である場合、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインではないと判断する。第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインである場合を示す図4B、図4D及び図4Eは、かような条件を満足しない。
従って、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のフラグセルLF,MFのデータから、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する方法は、当業者であるならば、前記例から多様に変形することが可能であろう。
一方、図4Aないし図4Eは、フラッシュメモリ・セルアレイに含まれるメモリセルが、2ビットのデータを保存することができ、それぞれのワードラインWL0〜WLnに、2個のフラグセルLF,MFが連結された場合を仮定したものである。しかし、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法は、これに限定されるものではなく、少なくとも1ビット以上のデータを保存することができるメモリセルを具備するフラッシュメモリ装置に適用されうる。
図5は、本発明の他の実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法を示すフローチャートである。図5に図示されたフラッシュメモリ装置の読み取り方法500は、第1ワードラインWLのメモリセルのデータを読み取る方法に係わるものである。
図5を参照すれば、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法500は、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータを読み取る段階(S51)、及び第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオフセル状態である場合、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCkのデータを読み取る段階(S52)を含むことができる。
また、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法500は、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオンセル状態である場合、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータを読み取る段階(S53)、及び第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータがオフセル状態である場合、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCkのデータを読み取る段階(S54)をさらに含むことができる。
また、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法500は、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータがオンセル状態である場合、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータを読み取る段階(S55)、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータがオフセル状態である場合、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る段階(S56)、及び第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータがオンセル状態である場合、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る段階(S57)をさらに含むことができる。
図5を参照すれば、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法500は、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオフセル状態である場合、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る(S52)。すなわち、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオフセル状態である場合は、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータも、オフセル状態である場合であるから、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、MSBページまでプログラムされた後、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1も、MSBページまでプログラムされた場合を示す。
従って、図5のS52段階は、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインではない場合に該当するので、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。このとき、第1ワードラインWLのメモリセルMCkが、MSBページまでプログラムされているので、第1読み取り電圧セットは、3個の読み取り電圧を含むことができる。一方、図5のS52段階は、図4Aに対応するといえる。
また、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法500は、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオンセル状態であり、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータがオフセル状態である場合、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCkのデータを読み取る(S54)。すなわち、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオンセル状態であり、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータがオフセル状態である場合は、第1ワードラインWLのメモリセルMCは、MSBページまでプログラムされ、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1は、LSBページまでプログラムされた場合を示す。
従って、第1ワードラインWLのメモリセルMCは、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1からカップリング効果を受けないために、図5のS54段階は、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインである場合に該当する。従って、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。このとき、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、MSBページまでプログラムされているので、第2読み取り電圧セットは、3個の読み取り電圧を含むことができる。一方、図5のS54段階は、図4B及び図4Eに対応するといえる。
また、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法500は、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオンセル状態であり、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータがオフセル状態である場合、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る(S56)。すなわち、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオンセル状態であり、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータがオフセル状態である場合は、第1ワードラインWLのLSBフラグセルLFのデータもオフセル状態である場合であるから、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、LSBページまでプログラムされた後、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1も、LSBページまでプログラムされた場合を示す。
従って、図5のS56段階は、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインではない場合に該当するので、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。このとき、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、LSBページまでプログラムされているので、第1読み取り電圧セットは、1個の読み取り電圧を含むことができる。一方、図5のS56段階は、図4Cに対応するといえる。
また、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法500は、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータ、及び第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータがオンセル状態である場合、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る(S57)。すなわち、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータ、及び第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータがオンセル状態である場合は、第1ワードラインWLのメモリセルMCは、LSBページまでプログラムされているが、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1は、プログラムされていない場合を示す。
従って、第1ワードラインWLのメモリセルMCは、第2ワードラインWLk+1のメモリセルMCk+1からカップリング効果を受けないために、図5のS57段階は、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインである場合に該当する。従って、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。このとき、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、LSBページまでプログラムされているので、第2読み取り電圧セットは1個の読み取り電圧を含むことができる。一方、図5のS57段階は、図4Dに対応するといえる。
従って、図5に図示された本発明の他の実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法は、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のフラグセル・データを利用し、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断し、判断結果によって、読み取り電圧を制御し、第1ワードラインWLのメモリセルMCを読み取る。また、読み取り電圧を制御するとき、第1ワードラインWLのメモリセルMCがどのページまでプログラムされているかを考慮することもできる。
図6は、本発明のさらに他の実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法を示すフローチャートである。図6に図示されたフラッシュメモリ装置の読み取り方法600は、第1ワードラインWLのメモリセルのデータを読み取る方法に係わるものである。
図6を参照すれば、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法600は、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータを読み取る段階(S61)、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータがオフセル状態である場合、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータを読み取る段階(S62)、第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオフセル状態である場合、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCkのデータを読み取る段階(S63)、及び第2ワードラインWLk+1のMSBフラグセルMFのデータがオンセル状態である場合、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCkのデータを読み取る段階(S64)を含むことができる。
また、前記フラッシュメモリ装置の読み取り方法600は、第1ワードラインWLのMSBフラグセルMFのデータがオンセル状態である場合、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータを読み取る段階(S65)、第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルLFのデータがオフセル状態である場合、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る段階(S66)、及び第2ワードラインWLk+1のLSBフラグセルMFのデータがオンセル状態である場合、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る段階(S67)を含むことができる。
図6に図示された本発明のさらに他の実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法600は、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する方法の差があるのみ、第1読み取り電圧セットまたは第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCがデータを読み取る方法は、図5に図示された本発明の他の実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法500と類似している。従って、当業者であるならば、図5に係わる説明から、図6に図示されたフラッシュメモリ装置の読み取り方法600を、フラッシュメモリ装置で具現することが可能であろうから、ここでは、図6についての詳細な説明を省略する。
一方、図3ないし図6を参照しつつ、本発明の多様な実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法について説明した。しかし、本発明によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法は、それらに限定されるものではなく、それらから多様な変形が可能であるということは、当業者に自明である。
また、本発明の多様な実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法は、2ビットのデータを保存することができるマルチレベルセル(MLC)の場合を仮定して説明したが、3ビット以上のデータを保存することができるマルチレベルセル(MLC)の場合にも、本発明によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法が拡張適用されるであろう。
図7A及び図7Bは、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置の読み取り方法によって制御される読み取り電圧を示す図面である。図2を参照して説明した通り、図7A及び図7Bに図示された第1散布ないし第3散布P1,P2,P3は、最後に書き込まれたワードラインを除外した残りのワードラインに連結されたメモリセルのスレショルド電圧散布であり、第1散布ないし第3散布P1_L,P2_L,P3_Lは、最後に書き込まれたワードラインに連結されたメモリセルのスレショルド電圧散布を示す。
図7Aは、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、LSBページまでプログラムされた場合の読み取り電圧制御を示す図面である。
第1ワードラインWLのメモリセルMCkが、LSBページまでプログラムされ、第1ワードラインWLが最後にプログラムされたワードラインではない場合(図4C)、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。図7Aを参照すれば、第1読み取り電圧セットは、第1読み取り電圧Vread0を含むことができる。
第1ワードラインWLのメモリセルMCが、LSBページまでプログラムされ、第1ワードラインWLが最後にプログラムされたワードラインである場合(図4D)、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。図7Aを参照すれば、第2読み取り電圧セットは、第1読み取り電圧Vread0_Lを含むことができる。第2読み取り電圧セットに含まれた第1読み取り電圧Vread0_Lは、第1読み取り電圧セットに含まれた第1読み取り電圧Vread0に比べて、第1補正量ほど小さい値に設定されうる。ここで、第1補正量は、第1散布P1と第1散布P1_Lとのスレショルド電圧差に対応する値に設定されうる。
図7Bは、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、MSBページまでプログラムされた場合の読み取り電圧制御を示す図面である。
第1ワードラインWLのメモリセルMCが、MSBページまでプログラムされ、第1ワードラインWLが最後にプログラムされたワードラインではない場合(図4A)、第1読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。図7Bを参照すれば、第1読み取り電圧セットは、第1読み取り電圧Vread0、第2読み取り電圧Vread1及び第3読み取り電圧Vread2を含むことができる。前述の通り、第1ワードラインWLのメモリセルMCが、MSBページまでプログラムされた場合、2ビットのデータがメモリセルMCに保存されるので、データ読み取りのために、3個の読み取り電圧が必要になる。
第1ワードラインWLのメモリセルMCが、MSBページまでプログラムされ、第1ワードラインWLが最後にプログラムされたワードラインである場合(図4B及び図4E)、第2読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。図7Bを参照すれば、第2読み取り電圧セットは、第1読み取り電圧Vread0_L、第2読み取り電圧Vread1_L及び第3読み取り電圧Vread2_Lを含むことができる。第2読み取り電圧セットに含まれる第1読み取り電圧Vread0_L、第2読み取り電圧Vread1_L及び第3読み取り電圧Vread2_Lは、第1散布P1_L、第2散布P2_L及び第3散布P3_Lの相対的な位置を考慮し、各散布間の中間値に設定されうる。
従って、第2読み取り電圧セットに含まれた第1読み取り電圧Vread0_Lは、第1読み取り電圧セットに含まれた第1読み取り電圧Vread0に比べ、第1補正量ほど小さい値に設定されうる。ここで、前記第1補正量は、第1散布P1と第1散布P1_Lとのスレショルド電圧差に対応する値に設定されうる。第2読み取り電圧セットに含まれた第2読み取り電圧Vread1_L及び第3読み取り電圧Vread2_Lも、これと類似して、第1読み取り電圧セットに含まれた第2読み取り電圧Vread1及び第3読み取り電圧Vread2に比べ、それぞれ第2補正量及び第3補正量ほど小さい値に設定されうる。
ここで、第1補正量、第2補正量及び第3補正量は、読み取り電圧の相対的な位置によって、互いに異なる値に設定されうる。一般的なフラッシュメモリ・セルアレイは、スレショルド電圧が高い状態であるほど、カップリング効果をより受けないために、第3散布P3,P3_L間のスレショルド電圧差が、第2散布P2,P2_L間のスレショルド電圧差より小さい。また、同じ原理で、第2散布P2,P2_L間のスレショルド電圧差が、第1散布P1,P1_L間のスレショルド電圧差より小さい。従って、かような点を考慮し、第1補正量、第2補正量及び第3補正量は、互いに異なる値に設定されうる。ただし、かような内容は例示的なものであり、フラッシュメモリ・セルアレイの状態によって、補正量の大きさを多様に設定することが可能なものである。
また、前記補正量は、第1ワードラインWLが、LSBページまでプログラムされているか否か、またはMSBページまでプログラムされているか否かによって、互いに異なる値を有することもできる。すなわち、図7Aに図示された第1読み取り電圧Vread0,Vread0_L間の差を示す第1補正量と、図7Bに図示された第1読み取り電圧Vread0,Vread0_L間の差を示す第1補正量は、互いに異なる値に設定されうる。ただし、かような内容は例示的なものであり、フラッシュメモリ・セルアレイの状態によって、補正量の大きさを多様に設定することが可能なものである。
図8は、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置を示す図面である。図8を参照すれば、前記フラッシュメモリ装置800は、メモリセル・アレイ810、ロウ・デコーダ820、ページ・バッファ830及び読み取り電圧制御部840を具備することができる。メモリセル・アレイ810、ロウ・デコーダ820及びページ・バッファ830の構造及び動作は、当業者に周知されているので、ここでは詳細な説明を省略する。
読み取り電圧制御部840は、ページ・バッファ830からフラグセル・データF_DATAを入力される。フラグセル・データF_DATAは、図3を参照して説明した通り、第1ワードラインWL及び第2ワードラインWLk+1のフラグセルLF,MFのデータのうち少なくとも一つを含むことができる。読み取り電圧制御部840は、入力されたフラグセル・データF_DATAによって、第1ワードラインWLが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断し、これによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCkの読み取り電圧セットを決定することができる。読み取り電圧制御部840は、決定された読み取り電圧セットによって、読み取り電圧制御信号VREAD_CONを生成し、ロウ・デコーダ820に出力することができる。これによって、図8に図示された本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置800は、読み取り電圧制御部840で決定された読み取り電圧セットによって、第1ワードラインWLのメモリセルMCのデータを読み取る。
かような読み取り電圧制御部840の動作は、すでに図3ないし図7Bを参照して説明した内容と類似しているので、当業者であるならば、前記読み取り電圧制御部840を具現することが困難ではないであろう。従って、こでは、図8に図示された読み取り電圧制御部840についての詳細な説明は省略する。
図9は、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置を具備するメモリカードを示す図面である。図9に図示されているように、本発明によるフラッシュメモリ装置910は、メモリ・コントローラ920と共に、メモリカード900を構成することができる。このような場合、メモリ・コントローラ920は、USB(universal serial bus)、MMC(multimedia card)、PCI−E、SATA、PATA、SCSI(small computer system interface)、ESDI(enhanced small device interface)そしてIDEのような多様なインターフェース・プロトコルのうちいずれか一つを介して、外部(例えば、ホスト)と通信するように構成されるのである。図9のメモリ・コントローラ920に備わっているSRAM(static random access memory)921、CPU(central processor unit)922、ホスト・インターフェース923、ECC(Error Check and Correct memory)924、メモリ・インターフェース925及びバス926の構造及び動作は、この分野の当業者に自明な事項であり、詳細な説明は省略する。
望ましくは、メモリ・コントローラ920とフラッシュメモリ装置910は、例えば、データを保存するのに、不揮発性メモリを使用するSSD(solid state drive/disk)を構成することができる。ここで、メモリカード及びSSDは、メモリ・システムと呼ぶことができる。
図10は、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置を具備するコンピュータ・システムを示す図面である。図10を参照すれば、前記コンピュータ・システム1000は、バス1060に電気的に連結されたCPU 1030、ユーザ・インターフェース1050、及びメモリ・コントローラ1012及びフラッシュメモリ装置1011を具備するフラッシュメモリ・システム1010を具備することができる。本発明によるコンピュータ・システム1000は、さらにRAM(random-access memory)1040及びパワー供給装置1020をさらに具備することができる。
図10に図示されたフラッシュメモリ・システム1010は、図9に図示されたメモリカード900に対応しうる。フラッシュメモリ装置1011には、マイクロプロセッサ1030によって処理された/処理されるNビットデータ(Nは、1またはそれより大きい整数)、がメモリ・コントローラ1012を介して保存されうる。
本発明によるコンピュータ・システム1000が、モバイル装置である場合、コンピュータ・システムの動作電圧を供給するためのバッテリ及びベースバンド・チップセット(baseband chipset)のようなモデムがさらに提供されうる。また、本発明によるコンピュータ・システム1000には、応用チップセット(application chip set)、カメライメージ・プロセッサ(camera image processor)、モバイルDRAM(dynamic random-access memory)などがさらに提供されうることは、この分野の当業者に自明な事項であり、さらに詳細な説明は省略する。
一方、前記で説明した本発明によるフラッシュメモリ装置は、多様な形態のパッケージを利用して実装することができる。例えば、本発明によるフラッシュメモリ装置は、PoP(package on package)、BGA(ball grid array)、CSP(chip scale package)、PLCC(plastic leaded chip carrier)、PDIP(plastic dual in-line package)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、COB(chip on board)、CERDIP(ceramic dual in-line package)、MQFP(plastic metric quad flat pack)、TQFP(thin quad flat pack)、SOIC(small out line)、SSOP(shrink small outline package)、TSOP(thin small outline)、TQFP(thin quad flatpack)、SIP(system in package)、MCP(multi chip package)、WFP(wafer-level fabricated package)、WSP(wafer-level processed stack package)のようなパッケージを利用して実装されうる。
本発明は、図面に図示された実施形態を参考にして説明したが、それらは例示的なものに過ぎず、本技術分野の当業者であるならば、それらから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解するであろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決まるものである。
100 フラッシュメモリ・セルアレイ
800,910,1011 フラッシュメモリ装置
810 メモリセル・アレイ
820 ロウ・デコーダ
830 ページ・バッファ
840 読み取り電圧制御部
900 メモリカード
920,1012 メモリ・コントローラ
921 SRAM
922,1030 CPU
923 ホスト・インターフェース
924 ECC
925 メモリ・インターフェース
926,1060 バス
1000 コンピュータ・システム
1010 フラッシュメモリ・システム
1020 パワー供給装置
1040 RAM
1050 ユーザ・インターフェース

Claims (10)

  1. フラッシュメモリ装置の読み取り方法において、
    第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第1ワードラインに隣接した第2ワードラインのフラグセル・データとのうち少なくとも一つから、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットを決定する段階と、
    前記決定された読み取り電圧セットによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルを読み取る段階と、を含むことを特徴とするフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  2. 前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットを決定する段階は、
    前記第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第2ワードラインフラグセル・データとのうち少なくとも一つから、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階と、
    前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではなければ、第1読み取り電圧セットを、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットとして決定し、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるならば、第2読み取り電圧セットを、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットとして決定する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  3. 前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧それぞれは、
    前記第1読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧のうち対応する読み取り電圧より補正量ほど小さい値であることを特徴とする請求項2に記載のフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  4. 前記補正量は、
    前記第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧の相対的な位置とのうち少なくとも一つによって決定されることを特徴とする請求項3に記載のフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  5. フラッシュメモリ装置の読み取り方法において、
    第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第1ワードラインに隣接した第2ワードラインのフラグセル・データとのうち少なくとも一つを読み取る段階と、
    前記少なくとも1つのフラグセル・データによって、第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階と、
    前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではなければ、第1読み取り電圧セットによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルを読み取る段階と、
    前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるならば、第2読み取り電圧セットによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルを読み取る段階と、を含むことを特徴とするフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  6. 前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、
    前記第2ワードラインのMSB(most significant bit)フラグセル・データが第1論理状態である場合、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではないと判断することを特徴とする請求項5に記載のフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  7. 前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、
    前記第2ワードラインのMSBフラグセル・データが第2論理状態である場合、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであると判断することを特徴とする請求項6に記載のフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  8. 前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインであるか否かを判断する段階は、
    前記第1ワードラインのフラグセルそれぞれのデータが、前記第2ワードラインのフラグセルのうち対応するフラグセルのデータといずれも同一であるならば、前記第1ワードラインが最後に書き込まれたワードラインではないと判断することを特徴とする請求項5に記載のフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  9. 前記第2読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧それぞれは、
    前記第1読み取り電圧セットに含まれる読み取り電圧のうち対応する読み取り電圧より補正量ほど小さい値であることを特徴とする請求項5に記載のフラッシュメモリ装置の読み取り方法。
  10. 複数個のメモリセルを含むメモリセル・アレイと、
    前記メモリセル・アレイのワードラインに印加されるワードライン電圧を制御するロウ・デコーダと、
    前記メモリセル・アレイと複数個のビットラインを介して連結され、前記メモリセル・アレイに含まれる複数個のメモリセルのデータを読み取るページ・バッファと、
    第1ワードラインのフラグセル・データと、前記第1ワードラインに隣接した第2ワードラインのフラグセル・データとのうち少なくとも一つを、前記ページ・バッファから入力され、前記入力された少なくとも1つのフラグセル・データによって、前記第1ワードラインに対応するメモリセルの読み取り電圧セットを決定する読み取り電圧制御部と、を具備することを特徴とするフラッシュメモリ装置。
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