JP2012038365A - ディスク装置の防塵構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライブユニットが内蔵されたユニットシャーシの防塵ケースを兼ねているブラケットに対する防塵処理を省略できる「ディスク装置」を提供すること。
【解決手段】筐体5内にユニットシャーシ2を収納する板金製のブラケット3と回路基板4とを設置し、ブラケット3の貫通孔3bから外部へ引き出されたFPC8を介してドライブユニット1と回路基板4とが電気的に接続されるディスク装置において、ディスク挿入部7bを有する合成樹脂製のディスクガイド部材7をブラケット3の前面に取り付け、このディスクガイド部材7に、貫通孔3bを下方から覆う遮蔽部7cと、遮蔽部7cを横切るスリット状に形成されて貫通孔3bに臨出するケーブル挿通孔7dとを設ける。ケーブル挿通孔7dはFPC8の断面形状と略同等な大きさのスリットとして形成されており、FPC8を挿通させても隙間がさほど生じないようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、CDやDVD等のディスクに対して情報の再生および/または記録を行うディスク装置に係り、特に、ドライブユニットを内蔵するユニットシャーシ内への塵埃類の侵入を防止するための防塵構造に関するものである。
CDやDVD等のディスクを装填して使用されるディスク装置にあっては、ディスク回転駆動機構や光ピックアップ等を搭載したドライブユニットが箱状のユニットシャーシに内蔵されており、ドライブユニットから導出されたフレキシブルケーブル(以下、FPCと略称)がユニットシャーシの外部へ引き出されている。また、この種のディスク装置をカーナビゲーション装置等に組み込んで車載用として使用する場合、ユニットシャーシはFPCがコネクタ接続される回路基板等と一緒に筐体内に収納され、この筐体の前面には表示画面等を有する操作パネルが装着されている。そして、操作パネルに設けられたディスク挿入口がユニットシャーシに設けられたディスク挿入口と対向させてあり、これらディスク挿入口を介してドライブユニットへのディスクの挿入や、ドライブユニットからのディスクの排出が行われるようになっている。
ところで、この種のディスク装置が塵埃の多い環境下で長期間使用されると、光ピックアップの対物レンズやディスクの記録面等に塵埃が付着して信号の読み取りエラーを生じたり、ディスク搬送用のローラに塵埃が付着して空転してしまう等の動作不良が起こりやすくなる。そこで従来より、ユニットシャーシを防塵ケースを兼ねたブラケットに収納し、このブラケットを筐体内に組み込むことによって、ユニットシャーシ内へ塵埃が侵入しないように配慮したディスク装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来例において、ユニットシャーシはブラケット等の防塵ケースに覆われているが、発熱源となるIC等が実装された回路基板は筐体内で防塵ケースの外部に設置されているため、筐体に形成された多数の開口を介して放熱は支障なく行えるようになっている。また、ドライブユニットと回路基板とを電気的に接続しているFPCがブラケットの貫通孔に遊挿されているため、この貫通孔にはFPCの周囲に空隙が生じてしまうが、かかる従来例では、この空隙にゴムを嵌合させたり該空隙を遮蔽材で覆う等の防塵処理がブラケットに施されている。なお、こうした防塵処理は、ブラケットの貫通孔をFPCがほぼ隙間なく挿通されるように該FPCの断面形状と略同等な大きさのスリットとして形成しておけば省略できるが、その場合、板金プレス加工によって穿設される貫通孔の周縁のバリがFPCを損傷させる危険性が高まるため、FPCの導通信頼性は著しく低下してしまう。
また、ディスク挿入口の防塵対策としては、操作パネルに一体化されたディスクガイド部材のディスク挿入部を覆う位置にフェルト等からなる軟質な払拭シートを取り付け、このディスク挿入部をユニットシャーシのディスク挿入口と対向させるという手法が広く採用されている。このディスクガイド部材は、ディスク挿入部を包囲するガイド壁によって挿入排出時のディスクの傾きを是正するという部材である。そして、2枚重ねの払拭シートをディスク挿入部を蓋閉するように取り付け、両シートを押し開きながらディスクの挿入や排出が行われるようにしておくことにより、ディスク挿入口から装置内へ塵埃が侵入する可能性が低くなり、かつ、ディスクに付着している塵埃を払拭シートで取り除くことができる。
特開平10−208461号公報
特許文献1に開示された従来例のように、防塵ケースを兼ねたブラケットを介してユニットシャーシが筐体内に組み込まれていると、ユニットシャーシ内のドライブユニットに塵埃の悪影響が及びにくくなるため、ディスク装置の信頼性向上や長寿命化を図りやすくなる。しかしながら、かかる従来例では、ブラケットの貫通孔をFPC挿通後にゴムや遮蔽材等の補助部材を用いて塞ぐ必要があり、この防塵処理によって部品点数および組立工数が増加してしまうため、コスト面で不利になるという問題があった。また、補助部材を用いた防塵処理を省略するために、この貫通孔をFPCの断面形状と略同等な大きさのスリットとして形成した場合には、前述したように貫通孔のバリによってFPCが損傷しやすくなるため、導通信頼性は著しく低下してしまう。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ドライブユニットが内蔵されたユニットシャーシの防塵ケースを兼ねているブラケットに対する防塵処理を省略できるディスク装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ドライブユニットが内蔵されたユニットシャーシと、このユニットシャーシを収納すると共に前記ドライブユニットから導出されたフレキシブルケーブルを遊挿させる貫通孔が設けられたブラケットと、前記フレキシブルケーブルを介して前記ドライブユニットと電気的に接続された回路基板と、これらユニットシャーシとブラケットおよび回路基板を収納している筐体と、この筐体の前面に装着された操作パネルと、前記ユニットシャーシのディスク挿入口と対向する位置にディスク挿入部が設けられた合成樹脂製のディスクガイド部材とを備えたディスク装置において、前記ディスクガイド部材を前記ブラケットに取り付けると共に、このディスクガイド部材が、前記貫通孔を覆う位置に設けられた遮蔽部と、この遮蔽部に設けられて前記貫通孔に臨出するケーブル挿通孔とを有しており、前記ケーブル挿通孔が前記フレキシブルケーブルの断面形状と略同等な大きさのスリットとして形成されていると共に、前記フレキシブルケーブルが前記貫通孔と前記ケーブル挿通孔を通過して前記回路基板に接続されているように構成した。
このようにディスク挿入部を有する合成樹脂製のディスクガイド部材に予め遮蔽部とケーブル挿通孔とを設けておき、このディスクガイド部材を防塵ケースを兼ねたブラケットに取り付けることにより、ブラケットの貫通孔が遮蔽部に覆われると共に、ケーブル挿通孔が該貫通孔に臨出するようにしてあると、ドライブユニットから導出されたFPCを貫通孔に遊挿してバリとの干渉を回避しつつ、このFPCをケーブル挿通孔にほとんど隙間なく挿通させてブラケットの外部へ引き出すことができる。また、ブラケットの貫通孔はディスクガイド部材の遮蔽部に覆われるので、防塵用の補助部材を別途用いて貫通孔の空隙を塞ぐ必要はなくなる。
上記の構成において、ディスクガイド部材の遮蔽部にブラケットの貫通孔を貫通して内部へ突出する突起部が設けてあると、ドライブユニットから導出されたFPCがこの突起部を跨ぐようにしてブラケットの貫通孔に遊挿されるため、貫通孔の周縁のバリにFPCが接触することをより確実に防止することができて好ましい。
また、上記の構成において、ディスクガイド部材の遮蔽部の外壁面にフレキシブルケーブルの幅寸法と略同等な間隔を存して略平行に延在するケーブル規制壁が設けてあり、ケーブル挿通孔を介してブラケットの外部へ引き出されたフレキシブルケーブルがこのケーブル規制壁によって幅方向に位置規制されるようにすると、組立時に懸念されるFPCのふらつきを抑制することができて好ましい。すなわち、組立時にブラケットの外部へ引き出されたFPCは、通常、不安定にふらついてしまうが、このFPCをディスクガイド部材のケーブル規制壁によって幅方向に位置規制しておけば姿勢が安定するため、以後の組立作業を円滑に行うことができる。
本発明のディスク装置によれば、ユニットシャーシを収納するブラケットに取り付けた合成樹脂製のディスクガイド部材に遮蔽部とケーブル挿通孔とが設けてあり、ブラケットの貫通孔が遮蔽部に覆われると共に、ケーブル挿通孔が該貫通孔に臨出するようにしてあるため、ドライブユニットから導出されたFPCを貫通孔に遊挿してバリとの干渉を回避しつつ、このFPCをケーブル挿通孔にほとんど隙間なく挿通させてブラケットの外部へ引き出すことができる。したがって、防塵用の補助部材を別途用いてブラケットの貫通孔の空隙を塞ぐ必要がなくなり、このブラケットに対する防塵処理を省略できることからコストダウンが図れる。また、ディスクガイド部材は合成樹脂製なので、ケーブル挿通孔をFPCの断面形状と略同等な大きさのスリット状に形成することは容易であり、それゆえケーブル挿通孔とFPCとの間の隙間から塵埃が侵入する可能性もほぼ排除できる。
本発明の実施形態例に係るディスク装置の外観を示す斜視図である。 該ディスク装置の防塵構造を説明するための断面図である。 該ディスク装置の要部の分解斜視図である。 該ディスク装置に備えられるディスクガイド部材の要部上面図である。 該ディスクガイド部材の要部下面図である。
以下、本発明の実施形態例について図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施形態例に係るディスク装置は、例えばカーナビゲーション装置に組み込まれて使用される車載用のディスク装置であり、図1に示すような外観形状を呈している。このディスク装置は、ドライブユニット1(図3参照)が内蔵されたユニットシャーシ2と、ユニットシャーシ2を収納しているブラケット3と、ドライブユニット1から直接または図示せぬユニット基板を介して導出されたFPC(フレキシブルケーブル)8がコネクタ接続される回路基板4と、これらのユニットシャーシ2やブラケット3および回路基板4等を収納している筐体5(図1参照)と、筐体5の前面に装着された操作パネル6と、ブラケット3の前部に取り付けられたディスクガイド部材7とによって主に構成されている。なお、このディスク装置は車室内のダッシュボード等の所定位置に設置されて使用されるが、その際、車室内には操作パネル6のみが露出し、筐体5はダッシュボード等の所定位置に埋設されるようになっている。
筐体5は、下部シャーシ10と上部シャーシ11とカバー12と前面シャーシ13と背面シャーシ(図示せず)とを組み合わせて箱状に形成されている。また、ユニットシャーシ2はブラケット3とカバー12とで覆われており、これらブラケット3とカバー12によって外部からの塵埃の侵入を防止する防塵ケースが構成されている。一方、発熱源となるIC等が実装された回路基板4は筐体5内で防塵ケースの外部(ブラケット3の下方)に設置されており、筐体5には多数の開口が形成されているため、これら開口を介して回路基板4からの発熱を外部に支障なく放熱できるようになっている。なお、図3に示すように、本実施形態例ではドライブユニット1から2枚のFPC8が導出されているため、筐体5内に設置された複数枚の回路基板4の1つに一方のFPC8がコネクタ接続され、別の回路基板4に他方のFPC8がコネクタ接続されている。
ドライブユニット1には、ディスク回転駆動機構や光ピックアップやディスク搬送機構等が搭載されている。このドライブユニット1にディスクが装填されると、ディスク回転駆動機構のターンテーブルとクランプ部材とにクランプされたディスクが回転駆動され、このディスクに記録されている情報が光ピックアップによって読み取られるようになっている。また、ドライブユニット1を内蔵しているユニットシャーシ2の前部には横長形状のディスク挿入口2aが開設されている。
ブラケット3は金属板をプレス加工して製造されたものである。このブラケット3の底板3aの前部には貫通孔3b(図2参照)が穿設されており、ドライブユニット1から導出されたFPC8はこの貫通孔3bを遊挿してブラケット3の外部へ引き出される。図2では1つの貫通孔3bが示されているが、前述したように本実施形態例では2枚のFPC8を使用しているため、ブラケット3には図示せぬもう1つの貫通孔が穿設されている。また、ブラケット3の前板3cの上部には切欠き部3dが設けられており、この切欠き部3dはユニットシャーシ2のディスク挿入口2aと対向している。
ディスクガイド部材7は合成樹脂からなる成形品であり、ガイド壁7aに包囲された横長形状のディスク挿入部7bを有している。このディスクガイド部材7は防塵ケースであるブラケット3とカバー12の前部に嵌着されており、ディスク挿入部7bがユニットシャーシ2のディスク挿入口2aと対向している。ディスクガイド部材7の底板には、ブラケット3の貫通孔3bを下方から覆う遮蔽部7cと、この遮蔽部7cを横切るスリット状に形成されて貫通孔3bに臨出するケーブル挿通孔7dと、遮蔽部7cの上面に突堤状に形成されて貫通孔3bを貫通する突起部7eと、遮蔽部7cの下面の左右両端に突堤状に形成されたケーブル規制壁7f(図5参照)とが設けられている。なお、本実施形態例では2枚のFPC8を使用しているため、図示していないが、遮蔽部7cやケーブル挿通孔7d、突起部7e、ケーブル規制壁7f等は対応するFPC8ごとに設けられている。
遮蔽部7cは、ケーブル挿通孔7dと突起部7e間の領域を若干下げた段丘状に形成されており、その段落ち部に沿ってケーブル挿通孔7dが延びている(図2参照)。ケーブル挿通孔7dは対応するFPC8の断面形状と略同等な大きさのスリットとして形成されており、ドライブユニット1から導出されて貫通孔3bに遊挿されたFPC8がケーブル挿通孔7dを通過してブラケット3の外部へ引き出されている。このケーブル挿通孔7dは遮蔽部7cの段落ち部に臨出しているため、ブラケット3の貫通孔3b側からFPC8をケーブル挿通孔7dへ挿通させることは容易である。また、図2と図4に示すように、突起部7eはケーブル挿通孔7dと略平行に延在し、貫通孔3bの後端縁とほぼ密着した状態でブラケット3の内部へ突出しているため、ドライブユニット1から導出されたFPC8はこの突起部7eを跨ぐようにして貫通孔3b内へ遊挿されている。ケーブル規制壁7fはケーブル挿通孔7dに対して略直角に延在しており、対をなすケーブル規制壁7fどうしの間隔を対応するFPC8の幅寸法と略同等に設定しているため、組立時にケーブル挿通孔7dに挿通してブラケット3の外部へ引き出したFPC8がこれら一対のケーブル規制壁7fによって幅方向に位置規制されるようになっている。
操作パネル6には、液晶ディスプレイ等の表示画面6aや各種の操作ノブ6bが配設されている。また、操作パネル6の上部には、フェルト等からなる軟質な払拭シート9(図2参照)が取り付けられたディスク挿入口6cが形成されており、このディスク挿入口6cがディスクガイド部材7のディスク挿入部7bを介してユニットシャーシ2のディスク挿入口2aと対向している。CDやDVD等のディスクは、これらのディスク挿入口6c,2aおよびディスク挿入部7bを介してドライブユニット1に挿入され、かつドライブユニット1から排出される。また、2枚重ねの払拭シート9がディスク挿入口6cを蓋閉するように取り付けてあり、これら両シート9を押し開きながらディスクの挿入や排出が行われるようにしてあるため、このディスク装置はディスク挿入口6cから装置内へ塵埃が侵入する可能性が低く、かつ、ディスクに付着している塵埃を払拭シート9で取り除くことができる。
このように本実施形態例に係るディスク装置では、ディスク挿入部7bを有するディスクガイド部材7に遮蔽部7cとケーブル挿通孔7dとが設けてあり、このディスクガイド部材7を防塵ケースであるブラケット3とカバー12の前部に取り付けることによって、ブラケット3の貫通孔3bが遮蔽部7cに覆われると共に、ケーブル挿通孔7dが貫通孔3bに臨出するようにしてある。そのため、ドライブユニット1から導出されたFPC8を貫通孔3bに遊挿してバリとの干渉を回避しつつ、このFPC8をケーブル挿通孔7dにほとんど隙間なく挿通させてブラケット3の外部へ引き出すことができる。したがって、筐体5内で防塵ケースの外部に設置されている回路基板4までFPC8を無理なく引き出すことができる。また、防塵ケースであるブラケット3とカバー12の内部空間は切欠き部3dと貫通孔3bを除いてすべて金属板で覆われており、かつ、切欠き部3dが臨出するディスク挿入部7bの前方に払拭シート9が配置されていると共に、貫通孔3bが遮蔽部7cで覆われているため、ユニットシャーシ2内のドライブユニット1が塵埃の悪影響を受けにくい防塵構造となっている。しかも、遮蔽部7c等で構成される防塵手段はディスクガイド部材7に設けられており、わざわざ防塵用の補助部材を別途用いて貫通孔3bの空隙を塞ぐ必要がないため、ブラケット3に対する防塵処理を省略できてコスト面で有利である。また、ディスクガイド部材7は合成樹脂製なので、ケーブル挿通孔7dをFPC8の断面形状と略同等な大きさのスリット状に形成することは容易であり、それゆえケーブル挿通孔7dとFPC8との間の隙間から塵埃が侵入する可能性もほぼ排除できる。
また、本実施形態例に係るディスク装置では、ディスクガイド部材7の遮蔽部7cの上面に貫通孔3bを貫通してブラケット3の内部へ突出する突起部7eが設けてあり、ドライブユニット1から導出されたFPC8がこの突起部7eを跨ぐようにして貫通孔3b内へ遊挿されている。そのため、FPC8が貫通孔3bの周縁のバリに接触する可能性はなくなり、バリに起因するFPC8の損傷を確実に回避することができる。
また、本実施形態例に係るディスク装置では、ディスクガイド部材7の遮蔽部7cの下面(外壁面)にFPC8の幅寸法と略同等な間隔を存して略平行に延在するケーブル規制壁7fが設けてあり、ケーブル挿通孔7dを介してブラケット3の外部へ引き出されたFPC8がこれらケーブル規制壁7fによって幅方向に位置規制されるようにしているため、組立時に懸念されるFPC8のふらつきを抑制することができる。すなわち、ディスク装置の組立時にブラケット3の外部へ引き出されたFPC8は、通常、不安定にふらついてしまうが、このFPC8をディスクガイド部材7のケーブル規制壁7fによって幅方向に位置規制しておけば、ブラケット3の外部へ引き出されたFPC8の姿勢が安定するため、コネクタ接続等を含む以後の組立作業が円滑に行いやすくなり、作業性の向上が期待できる。
なお、上記実施形態例では、FPC8を遊挿して外部へ引き出すための貫通孔3bがブラケット3の底板3aに穿設されているため、防塵用の遮蔽部7cやケーブル挿通孔7d等をディスクガイド部材7の底板に設けているが、貫通孔3bがブラケット3の側板に穿設されていてもよく、その場合は、遮蔽部7cやケーブル挿通孔7d等もディスクガイド部材7の側板に設ければよい。
また、上記実施形態例では、FPC8を2枚使用したディスク装置について説明したが、ドライブユニットから導出されるFPCが1数だけの場合や3枚以上の場合も、本発明を適用できることは言うまでもない。また、FPC8はフレキシブルプリント基板に限らず、FPCと称せられるフレキシブルフラットケーブルであってもよい。さらに、車載用でなくても塵埃の多い環境下で使用されるディスク装置であれば、本発明を適用することによって上記実施形態例とほぼ同様の効果が得られる。
1 ドライブユニット
2 ユニットシャーシ
2a,6c ディスク挿入口
3 ブラケット(防塵ケース)
3b 貫通孔
4 回路基板
5 筐体
6 操作パネル
7 ディスクガイド部材
7b ディスク挿入部
7c 遮蔽部
7d ケーブル挿通孔
7e 突起部
7f ケーブル規制壁
8 FPC(フレキシブルケーブル)
9 払拭シート
12 カバー(防塵ケース)

Claims (3)

  1. ドライブユニットが内蔵されたユニットシャーシと、このユニットシャーシを収納すると共に前記ドライブユニットから導出されたフレキシブルケーブルを遊挿させる貫通孔が設けられたブラケットと、前記フレキシブルケーブルを介して前記ドライブユニットと電気的に接続された回路基板と、これらユニットシャーシとブラケットおよび回路基板を収納している筐体と、この筐体の前面に装着された操作パネルと、前記ユニットシャーシのディスク挿入口と対向する位置にディスク挿入部が設けられた合成樹脂製のディスクガイド部材とを備えたディスク装置において、
    前記ディスクガイド部材を前記ブラケットに取り付けると共に、このディスクガイド部材が、前記貫通孔を覆う位置に設けられた遮蔽部と、この遮蔽部に設けられて前記貫通孔に臨出するケーブル挿通孔とを有しており、前記ケーブル挿通孔が前記フレキシブルケーブルの断面形状と略同等な大きさのスリットとして形成されていると共に、前記フレキシブルケーブルが前記貫通孔と前記ケーブル挿通孔を通過して前記回路基板に接続されていることを特徴とするディスク装置。
  2. 請求項1の記載において、前記遮蔽部に前記貫通孔を貫通して前記ブラケットの内部へ突出する突起部が設けてあることを特徴とするディスク装置。
  3. 請求項1または2の記載において、前記遮蔽部の外壁面に前記フレキシブルケーブルの幅寸法と略同等な間隔を存して略平行に延在するケーブル規制壁が設けてあり、前記ケーブル挿通孔を介して前記ブラケットの外部へ引き出された前記フレキシブルケーブルが前記ケーブル規制壁によって幅方向に位置規制されていることを特徴とするディスク装置。
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