JP2012037977A - 情報処理装置、電源制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、電源制御方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2012037977A
JP2012037977A JP2010175635A JP2010175635A JP2012037977A JP 2012037977 A JP2012037977 A JP 2012037977A JP 2010175635 A JP2010175635 A JP 2010175635A JP 2010175635 A JP2010175635 A JP 2010175635A JP 2012037977 A JP2012037977 A JP 2012037977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
arrangement
data
unit
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010175635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5598144B2 (ja
Inventor
Takeshi Masuda
健 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2010175635A priority Critical patent/JP5598144B2/ja
Priority to US13/187,622 priority patent/US9075604B2/en
Priority to EP11175440.4A priority patent/EP2416229B1/en
Priority to CN201110221683.XA priority patent/CN102375529B/zh
Publication of JP2012037977A publication Critical patent/JP2012037977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5598144B2 publication Critical patent/JP5598144B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/325Power saving in peripheral device
    • G06F1/3275Power saving in memory, e.g. RAM, cache
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/50Reducing energy consumption in communication networks in wire-line communication networks, e.g. low power modes or reduced link rate

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

【課題】情報処理装置、電源制御方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】メモリと、前記メモリに保持されているデータの配置情報を取得するOSと、前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記メモリを電源節約状態に遷移させるための電源制御を行うBIOSと、を備える、また、前記メモリは複数のメモリ区域からなり、前記BIOSは、前記メモリの電源制御を前記複数のメモリ区域ごとに行うメモリ状態制御部を有してもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、電源制御方法、およびプログラムに関する。
近日、PC(Personal Computer)、携帯電話およびゲーム機器など、多様な情報処理装置が広く普及している。これらの情報処理装置は、CPU(central processing unit)およびメモリを備え、CPUがメモリを作業領域として利用することによりOS(Operating System)やアプリケーションプログラムなどが実行される。
また、携帯型の情報処理装置の普及に伴い、情報処理装置の低消費電力化に関する技術が注目されている。例えば、情報処理装置の不使用時の消費電力を削減するための電源節約状態として、サスペンド状態やハイバネーション状態などが知られている。
サスペンド状態は、メモリにデータを保持しつつ、CPU、HDD(Hard Disk Drive)、およびLCD(Liquid Crystal Display)などのデバイスをオフまたは停止することで、装置全体の消費電力を削減する状態である。このサスペンド状態では、上記のようにメモリにデータが保持されているので、情報処理装置はサスペンド状態から通常動作状態に高速に復帰することが可能である。ただし、サスペンド状態では、メモリがセルフリフレッシュを行うための電力が消費される。なお、リフレッシュ動作については例えば特許文献1に記載されている。
一方、ハイバネーション状態は、メモリのデータをHDDなどの不揮発性メモリに退避させることで、CPU、HDD、およびLCDなどのデバイスに加え、メモリもオフまたは停止された状態である。このハイバネーション状態では、情報処理装置の電源を完全にオフすることも可能であるので、サスペンド状態よりもさらに消費電力を削減できる利点がある。ただし、メモリのデータがHDDなどの不揮発性メモリに退避されているので、ハイバネーション状態から通常動作状態への復帰には、サスペンド状態から通常動作状態への復帰よりも時間を要する。
特開2004−171660号公報
ここで、通常状態から電源節約状態への遷移の判断はOSが行い、CPUおよびメモリなどの電源制御はBIOS(Basic Input Output System)がOSによる判断に基づいて行うことが一般的である。
しかし、BIOSは、メモリ構成、メモリコントローラおよび周辺回路などを制御することはできるが、OSがメモリ上で管理しているプログラムやデータなどの配置を把握していない。このため、BIOSは、サスペンド状態への遷移に際してメモリ全体がセルフリフレッシュを行うように制御するので、メモリにおいて不要に電力が消費されてしまう場合があった。また、BIOSがハイバネーション状態への遷移を制御する場合、一般に、メモリ全体のデータが不揮発性メモリに退避されるよう制御するので、ハイバネーション状態への遷移およびハイバネーション状態からの復帰に要する時間が長期化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、メモリに保持されているデータの配置情報を参照してBIOSが電源制御を行うことが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、電源制御方法、およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、メモリと、前記メモリに保持されているデータの配置情報を取得するOSと、前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記メモリを電源節約状態に遷移させるための電源制御を行うBIOSと、
を備える情報処理装置が提供される。
前記メモリは複数のメモリ区域からなり、前記BIOSは、前記メモリの電源制御を前記複数のメモリ区域ごとに行うメモリ状態制御部を有してもよい
前記メモリ状態制御部は、前記複数のメモリ区域のうちで、前記電源節約状態時に保持する保持用データが存在するメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行うように制御し、他のメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行わないように制御してもよい。
前記BIOSは、前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記保持用データを保持するメモリ区域の数が減少するように前記保持用データの配置を変更する配置変更部を有し、前記メモリ状態制御部は、前記配置変更部による配置変更後の前記保持用データの配置に基づいて前記メモリの電源制御を行なってもよい。
前記BIOSは、前記保持用データを圧縮する圧縮部を有し、前記メモリ状態制御部は、前記配置変更部による配置変更、および前記圧縮部によるデータ圧縮の双方の後の前記保持用データの配置に基づいて前記メモリの電源制御を行なってもよい。
前記メモリ状態制御部は、前記メモリを前記電源節約状態から復帰させるための電源制御を行い、前記配置変更部は、前記電源節約状態からの復帰時に、前記保持用データの配置を前記電源節約状態への遷移前の配置に変更してもよい。
前記OSは、前記保持用データを保持するメモリ区域の数が減少するように前記保持用データの配置を変更する配置変更部と、前記配置変更部による配置変更後のデータの配置情報を取得するデータ配置調査部と、を有してもよい。
前記OSは、前記保持用データを圧縮する圧縮部を有し、前記データ配置調査部は、前記配置変更部による配置変更、および前記圧縮部によるデータ圧縮の双方の後のデータの配置情報を取得してもよい。
前記メモリ状態制御部は、前記メモリを前記電源節約状態から復帰させるための電源制御を行い、前記配置変更部は、前記電源節約状態からの復帰時に、前記保持用データの配置を前記電源節約状態への遷移前の配置に変更してもよい。
前記情報処理装置は、不揮発性記憶媒体をさらに備え、前記BIOSは、前記OSにより取得された前記配置情報を用いて、前記電源節約状態時に保持する保持用データを前記不揮発性記憶媒体に記録するための記録制御部と、前記メモリへの電源供給を停止させて前記メモリを電源節約状態に遷移させるメモリ状態制御部と、を有してもよい
前記BIOSは、前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記保持用データを前記メモリの一部分に集中させる配置変更部を有し、前記記録制御部は、前記配置変更部により前記メモリの一部分に集中された前記保持用データを前記不揮発性記憶媒体に記録するための制御を行なってもよい。
前記BIOSは、前記保持用データを圧縮する圧縮部を有し、前記記録制御部は、前記配置変更部および前記圧縮部による処理後の前記保持用データを前記不揮発性記憶媒体に記録するための制御を行なってもよい。
前記メモリ状態制御部は、前記メモリを前記電源節約状態から復帰させるための電源制御を行い、前記配置変更部は、前記電源節約状態からの復帰時に、前記保持用データの配置を前記電源節約状態への遷移前の配置に変更してもよい。
前記OSは、前記保持用データを前記メモリの一部分に集中させる配置変更部と、前記配置変更部による処理後のデータの配置情報を取得するデータ配置調査部と、を有してもよい。
前記OSは、前記保持用データを圧縮する圧縮部を有し、前記データ配置調査部は、前記配置変更部および前記圧縮部による処理後のデータの配置情報を取得してもよい。
前記配置情報は、前記メモリ内の各データの配置位置を示す情報、および前記各データが前記保持用データであるか否かを示す情報を含んでもよい。
前記BIOSは、前記配置情報に基づいて電源制御を行う機能を有する旨を示すフラグを設定するフラグ設定部をさらに備え、前記OSは、前記BIOSにより前記フラグが設定されている場合に前記配置情報を取得してもよい。
前記OSは、前記電源節約状態への遷移時に前記配置情報を取得したか否かを示すフラグを設定するフラグ設定部をさらに備え、前記BIOSは、前記OSにより前記フラグが設定されている場合に前記配置情報に基づく電源制御を行なってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置に設けられたメモリに保持されているデータの配置情報をOSが取得するステップと、前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記メモリを電源節約状態に遷移させるための電源制御をBIOSが行うステップと、を含む電源制御方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、メモリに保持されているデータの配置情報をOSが取得するステップと、前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記メモリを電源節約状態に遷移させるための電源制御をBIOSが行うステップと、を実行させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、メモリに保持されているデータの配置情報を参照してBIOSが電源制御を行うことが可能となる。
本発明の実施形態による情報処理装置の外観を示した説明図である。 情報処理装置の内部構成を示した説明図である。 情報処理装置の各動作状態を示した説明図である。 第1の実施形態によるOSおよびBIOSに実装される機能を示した説明図である。 本実施形態によるFACSの構成例を示した説明図である。 Preservation Map Addressの内容を示した説明図である。 Preservation Map作成部により作成されるPreservation Mapの具体例を示した説明図である Preservation Map作成部により作成されるPreservation Mapの変形例を示した説明図である。 サスペンド状態への遷移時に行われる処理の具体例を示した説明図である。 情報処理装置1の起動時におけるBIOSの動作を示したフローチャートである。 サスペンド状態への遷移時のOSによる動作を示したフローチャートである。 サスペンド状態への遷移時のBIOSによる動作を示したフローチャートである。 サスペンド状態から通常動作状態への復帰時のBIOSによる動作を示したフローチャートである。 OSおよびBIOSによる一連の動作を示したシーケンス図である。 第2の実施形態によるOSおよびBIOSに実装される機能を示した説明図である。 サスペンド状態への遷移時のOSによる動作を示したフローチャートである。 サスペンド状態への遷移時のBIOSによる動作を示したフローチャートである。 第3の実施形態によるOSおよびBIOSに実装される機能を示した説明図である。 ハイバネーション状態への遷移時に行われる処理の具体例を示した説明図である。 ハイバネーション状態への遷移時のBIOSによる動作を示したフローチャートである。 第4の実施形態によるOSおよびBIOSに実装される機能を示した説明図である。 ハイバネーション状態への遷移時のBIOSによる動作を示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.情報処理装置の基本構成
2.第1の実施形態
2−1.第1の実施形態によるOSおよびBIOSの機能
2−2.第1の実施形態によるOSおよびBIOSの動作
3.第2の実施形態
3−1.第2の実施形態によるOSおよびBIOSの機能
3−2.第2の実施形態によるOSおよびBIOSの動作
4.第3の実施形態
4−1.第3の実施形態によるOSおよびBIOSの機能
4−2.第3の実施形態によるBIOSの動作
5.第4の実施形態
5−1.第4の実施形態によるOSおよびBIOSの機能
5−2.第4の実施形態によるBIOSの動作
6.まとめ
<1.情報処理装置の基本構成>
本発明は、一例として「2.第1の実施形態」〜「5.第4の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施される。また、各実施形態による情報処理装置は、メモリと、メモリに保持されているデータの配置情報であるPreservation Mapを取得するOSと、Preservation Mapを参照して、メモリをサスペンド状態またはハイバネーション状態などの電源節約状態に遷移させるための電源制御を行うBIOSと、を含む。以下では、まず、このような各実施形態による情報処理装置おいて共通する基本構成について図1〜図3を参照して説明する。
(情報処理装置の外観)
図1は、本発明の実施形態による情報処理装置1の外観を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による情報処理装置1は、本体部10、キーボード12、電源スイッチ14、遷移用スイッチ16、およびLCD18を備える。なお、図1においては情報処理装置1の一例としてPC(Personal Computer)を示しているが、情報処理装置1はPCに限定されない。例えば、情報処理装置1は、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器、携帯電話、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などであってもよい。
本体部10は、図2を参照して後述するCPU20、メモリ26、およびHDD28などのハードウェアを格納する筐体である。キーボード12、電源スイッチ14および遷移用スイッチ16はこの本体部10上に設けられる。
キーボード12は、ユーザによる情報や指示の入力操作を検出する。電源スイッチ14および遷移用スイッチ16はユーザにより押圧されるボタンである。情報処理装置1は、電源スイッチ14をユーザにより押圧されると動作を開始し、遷移用スイッチ16をユーザにより押圧されると動作状態を遷移させる。なお、動作状態は、図3を参照して後述するように、通常動作状態、サスペンド状態、ハイバネーション状態、およびシャットダウン状態などを含む。また、情報処理装置1が動作状態を遷移させるトリガは、遷移用スイッチ16をユーザにより押圧された場合に限定されない。例えば、情報処理装置1は、通常動作状態中に長時間にわたってユーザ操作が検出されなかった場合、動作状態をサスペンド状態に遷移させてもよい。
LCD18は、情報処理装置1において生成された表示画面を表示する表示部として機能する。なお、LCD18は表示部の一例として例示したに過ぎず、表示部は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、またはOLED(Organic Light Emitting Diode)装置であってもよい。
以上、図1を参照して情報処理装置1の外観構成を説明した。続いて、図2を参照し、情報処理装置1の内部構成を説明する。
(情報処理装置の内部構成)
図2は、情報処理装置1の内部構成を示した説明図である。図2に示したように、情報処理装置1は、CPU20と、BIOS−ROM22と、メモリコントローラ24と、複数のメモリバス25と、メモリ26と、HDD28と、二次電池30と、電源コントローラ32と、を備える。
CPU20は、情報処理装置1を制御するメインプロセッサであり、HDD28からメモリ26に読み出されたOSやアプリケーションプログラムを実行する。また、CPU20は、BIOS−ROM22からメモリ26に読み出されたBIOSを実行する。
BIOS−ROM22は、CPU20が実行するためのBIOSを記憶している不揮発性メモリである。BIOSは、情報処理装置1内のキーボード12、メモリコントローラ24、およびHDD28などのハードウェアを制御する機能(プログラム群)を有する。また、BIOSは、情報処理装置1の動作状態の遷移時に、各ハードウェアに対する電源供給を制御する機能を有する。BIOSによる電源制御については、「2.第1の実施形態」〜「5.第4の実施形態」において詳細に説明する。
メモリコントローラ24は、CPU20からの指示に従い、メモリ26へのデータの書き込み、および、メモリ26からのデータの読み出しなどを制御する。ここで、メモリ26には、例えば、コンデンサの電荷の有無によって1ビットの情報を記憶することを動作原理とするDRAMが使用される。また、コンデンサ内の電荷は時間の経過と共に失われる。このため、通常動作中に関しては、メモリコントローラ24が、メモリ26内の各コンデンサの電荷を定期的に充電し直すリフレッシュ動作を制御する。
メモリ26は、CPU20による作業領域として用いられる揮発性メモリである。このメモリ26は、図2に示したようにメモリコントローラ24と複数のメモリバス25により接続されているので、複数系列のデータを並列的に入出力することができる。
また、メモリ26は、電源状態を独立して制御可能な複数のメモリ区域から構成される。メモリ区域の単位としては、1のメモリバスに対応する領域であるチャンネルや、チャンネルより細かな区域であるランクまたはバンクなどが挙げられる。例えば、メモリ26がチャンネルAおよびチャンネルBから構成される場合、チャンネルAには電源が供給され、チャンネルBには電源が供給されないように制御することが可能である。
HDD28は、磁気記憶装置であり、CPU20が実行するためのOSや各種アプリケーションプログラムなどを記憶する。なお、HDD28は不揮発性メモリの一例として記載したに過ぎず、情報処理装置1に設けられる不揮発性メモリはHDD28に限定されない。
二次電池30は、情報処理装置1の各ハードウェアを動作させるために必要な電源を供給するバッテリである。なお、情報処理装置1は、ACアダプタと接続されている場合、ACアダプタから供給される電源に基づいて動作することも可能である。
電源コントローラ32は、CPU20からの指示があった場合には当該指示を加味し、CPU20、メモリ26およびLCD18などのハードウェアへの電源供給を制御する。以下、情報処理装置1の各動作状態において電源コントローラ32が行う電源制御について図3を参照して説明する。
(情報処理装置の状態遷移)
図3は、情報処理装置1の各動作状態を示した説明図である。図3に示したように、情報処理装置1の動作状態としては、シャットダウン状態ST1、通常動作状態ST2、サスペンド状態ST3、およびハイバネーション状態ST4が一例として挙げられる。
シャットダウン状態ST1においては、図3に示したように、電源コントローラ32はメモリ26やCPU20などに電源を供給しない(電源オフ)。このシャットダウン状態ST1において例えば電源スイッチ14の押圧により情報処理装置1が通常動作状態ST2に遷移すると、電源コントローラ32は図3に示したようにメモリ26やCPU20などへの電源供給を開始する(電源オン)。
その後、情報処理装置1がサスペンド状態ST3に遷移すると、電源コントローラ32はCPU20への電源供給を停止する。一方、電源コントローラ32は、メモリ26がメモリコントローラ24からの制御に従ってセルフリフレッシュを行えるように、メモリ26への電源供給は継続する。ここで、電源コントローラ32は、メモリ26への電源供給をメモリ区域ごとに制御することが可能である。例えば、電源コントローラ32は、CPU20(BIOS)からの指示に従い、メモリ26の一部のメモリ区域には電源を供給し、他のメモリ区域への電源供給を停止することが可能である。なお、メモリ26は、メモリコントローラ24からの制御に従い、電源が供給されるメモリ区域においてセルフリフレッシュを行うことができる。
このサスペンド状態ST3では、通常動作状態ST2よりも消費電力が抑制される点、ハイバネーション状態ST4よりも通常動作状態ST2への復帰時間が短い点で有用である。
また、情報処理装置1がハイバネーション状態ST4に遷移すると、電源コントローラ32はCPU20およびメモリ26への電源供給を停止する。ここで、メモリ26に保持されていたデータはCPU20によりHDD28に退避させられる。このため、ハイバネーション状態ST4では、サスペンド状態ST3よりも通常動作状態ST2への復帰時間が長くなるが、メモリ26への電源供給が停止されるので、サスペンド状態ST3よりもさらに消費電力が抑制される点で有用である。
(本発明の実施形態に至る経緯)
ここで、通常状態ST2からサスペンド状態ST3やハイバネーション状態ST4などの電源節約状態への遷移の判断はOSが行い、CPU20およびメモリ26などの電源制御はBIOSがOSによる判断に基づいて行うことが一般的である。
しかし、一般的なBIOSは、メモリ26の構成、メモリコントローラ24および周辺回路などを制御することはできるが、OSがメモリ上で管理しているプログラムやデータなどの配置を把握していない。
このため、一般的なBIOSは、メモリ区域ごとに電源制御を行う機能を有するものの、サスペンド状態ST3への遷移に際してメモリ26全体がセルフリフレッシュを行うように制御するので、メモリ26において不要に電力が消費されてしまう場合があった。
また、BIOSがハイバネーション状態への遷移を制御する場合、一般に、ハイバネーション状態ST4への遷移に際してメモリ26全体のデータがHDD28に退避されるよう制御するので、ハイバネーション状態ST4への遷移およびハイバネーション状態ST4からの復帰に要する時間が長期化してしまうという問題があった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の第1および第2の実施形態によれば、サスペンド状態において一部のメモリ区域にセルフリフレッシュを行わせ、他のメモリ区域への電源供給を停止することにより、消費電力を一層削減することが可能である。また、本発明の第3および第4の実施形態によれば、ハイバネーション状態においてメモリ26に保持されているデータを選択的にHDD28に退避させることにより、ハイバネーション状態への遷移およびハイバネーション状態からの復帰に要する時間を短縮することが可能である。以下、このような各実施形態について詳細に説明する。
<2.第1の実施形態>
[2−1.第1の実施形態によるOSおよびBIOSの機能]
図4は、第1の実施形態によるOS100およびBIOS200に実装される機能を示した説明図である。図4に示したように、OS100は、FACS(Firmware ACPI Control Structure)管理部110、状態遷移制御部120、データ配置調査部130、およびPreservation Map作成部140を有する。
FACS管理部110(フラグ設定部)は、BIOS200との相互作用のために利用されるFACSを管理する。本実施形態におけるFACSは、パーソナルコンピュータの電量制御と構成要素に関する公開された規格であるACPI(Advanced Configuration and Power management Interface)で定義されるFACSを拡張したものである。ここで、図5を参照し、このような本実施形態によるFACSの構成例を説明する。
図5は、本実施形態によるFACSの構成例を示した説明図である。図5に示したように、FACSは、Signature、Length、Hardware Signature、Firmware Waking Vector、Global Lock、Flags、X Firmware Waking Vector、Version、Reserved、OSPM Flags、およびPreservation Map Addressなどのフィールドを含む。
上記構成例における、FlagsおよびOSPM Flagsの中身、およびPreservation Map Addressが新規な構成である。具体的には、Flagsには、図5に示したように、PRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fというフラグを含む。このPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fは、BIOS200が後述するPreservation Mapに基づいて電源制御を行う機能を有するか否かを示すフラグである。PRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fは、情報処理装置1の起動時にBIOS200により設定される。
また、OSPM Flagsは、図5に示したように、PRESERVATION_MAP_Fというフラグを含む。このPRESERVATION_MAP_Fは、OS100がPreservation Mapを作成し、Preservation Map AddressにPreservation Mapのアドレスを格納したか否かを示すフラグである。FACS管理部110は、通常状態からサスペンド状態やハイバネーション状態などの電源節約状態への遷移時に、Preservation Mapの作成などをトリガにしてPRESERVATION_MAP_Fを設定する。
なお、ACPIにおいてFlagsおよびOSPM FlagsのReserved領域は「0」と定義されている。このため、OSがPreservation Mapの作成機能を有さない場合、またはBIOS200がPreservation Mapに基づいて電源制御を行う機能を有さない場合には、FlagsまたはOSPM Flagsにおいて当該機能が無いこと、または無効であることが保障される。例えば、BIOSが上記電源制御のための機能を有さず、OSがPreservation Mapの作成機能などを有する場合、PRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fが「0」となるので、OSはBIOSに当該機能が無いと判断できる。一方、BIOSが上記電源制御のための機能を有し、OSがPreservation Mapの作成機能などを有さない場合、PRESERVATION_MAP_Fが「0」となるので、BIOSはPreservation Mapを参照しない。このように、本実施形態によるFACSを用いることにより、BIOSまたはOSの一方が上記機能を有さない場合にも情報処理装置1の正常な動作が保障される。さらに、OSがPreservation Mapの作成機能などを有さないことや、BIOSが上記電源制御のための機能を有さないことを示すための追加実装が不要である。
また、Preservation Map Addressに関し、図6を参照して説明する。
図6は、Preservation Map Addressの内容を示した説明図である。図6に示したように、FACSに含まれるPreservation Map Addressは、メモリ26内にPreservation Map作成部140により作成されたPreservation Mapの位置を示すアドレス情報が記載される。したがって、Preservation Map Addressに基づいてPreservation Mapを参照することが可能である。
ここで、図4を参照してOS100の構成の説明に戻ると、状態遷移制御部120は、情報処理装置1の状態遷移の判断、および状態遷移のための準備処理などを行う。例えば、状態遷移制御部120は、動作状態を遷移するか否かを、ユーザによる遷移用スイッチ16の押圧の有無に基づいて判断してもよいし、ユーザによる情報処理装置1の使用状況に基づいて決定してもよい。より具体的には、状態遷移制御部120は、情報処理装置1がユーザにより所定時間にわたって使用されなかった場合、通常動作状態からサスペンド状態またはハイバネーション状態への遷移を決定してもよい。
また、状態遷移制御部120によるサスペンド遷移時(サスペンド状態への遷移時)の準備処理としては、ドライバー/アプリケーションへのサスペンド遷移の通知、デバイスのレジスタ保存、デバイスの電源制御、Wake設定、割り込み禁止、バスマスタ転送禁止などが挙げられる。
データ配置調査部130は、状態遷移制御部120により通常動作状態からサスペンド状態への遷移が決定された場合、メモリ26に保持されているデータの配置を調査する。また、データ配置調査部130は、各データがサスペンド状態時にメモリ26に保持されるべき要保持データ(保持用データ)であるか否かを調査する。
ここで、上記調査はPreservation Mapの作成のために行われるので、BIOS200がPreservation Mapに基づいて電源制御を行う機能を有さない場合、当該調査は不要な処理となる。そこで、データ配置調査部130は、FACSを参照し、BIOSによりPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fが設定されている場合に上記調査を行ってもよい。
Preservation Map作成部140は、データ配置調査部130による調査結果に基づき、Preservation Map(配置情報)を作成する。このPreservation Mapは、メモリ26に保持されている各データの配置位置および属性(要保持データであるか否か)を示す情報である。以下、このようなPreservation Mapの具体例を説明する。
図7は、Preservation Map作成部140により作成されるPreservation Mapの具体例を示した説明図である。図7に示したように、Preservation Mapの各エントリは、アドレス、サイズ、および属性に関する情報を含む。例えば、アドレスA1を起点とするサイズL1のデータは、OS管理下の要保持データであるので、Preservation Map作成部140は、当該データの属性として「要」と記載する。
ここで、OS管理下の要保持データは、例えば、OS100のプログラム、アプリケーションプログラム、およびアプリケーションデータなどを含む。一方、ディスクキャッシュ要のデータは要保持データに含まれなくてもよい。
また、アドレスA5を起点とするサイズL5のデータは、BIOS200による管理領域であり、OS100側で保持の要否を判断できないので、Preservation Map作成部140は、当該データの属性として「reserved」と記載する。
なお、図7においては、Preservation Mapがメモリ26上の全てのデータの配置情報を含む例を説明したが、Preservation Mapはかかる例に限定されない。例えば、図8に示したように、Preservation Mapは、OS管理領域の情報を含み、BIOS管理領域の情報を含まなくてもよい。
OS100は、サスペンド遷移時、Preservation Map作成部140によるPreservation Mapの作成など、OS100側での準備処理が完了すると、BIOS200にサスペンド遷移を通知する。
ここで、図4を参照してBIOS200の機能の説明に戻る。BIOS200は、図4に示したように、FACS管理部210、データ再配置部220、データ圧縮部230、メモリ状態制御部240、およびデータ展開部250を有する。
FACS管理部210(フラグ設定部)は、OS100との相互作用のために利用されるFACSを管理する。例えば、FACS管理部210は、BIOS200がPreservation Mapに基づく電源制御に対応しているので、情報処理装置1の起動時に、FACS中のPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fにフラグを設定する。
データ再配置部220(配置変更部)は、通常動作状態からサスペンド状態への遷移時、または、サスペンド状態から通常動作状態への復帰時に、メモリ26内のデータ配置を変更する。
具体的には、データ再配置部220は、通常動作状態からサスペンド状態への遷移時、FACSのPRESERVATION_MAP_Fを確認する。そして、データ再配置部220は、PRESERVATION_MAP_Fにフラグが設定されている場合、すなわち、OS100によりPreservation Mapが作成され、Preservation Map AddressにPreservation Mapのアドレスが格納された場合、Preservation Map Addressを確認する。
続いて、データ再配置部220は、Preservation Map Addressに基づいてPreservation Mapを参照し、メモリ26において要保持データを保持するメモリ区域の数が減少するように要保持データの配置を変更する(要保持データのデフラグメンテ―ション)。
また、データ再配置部220は、サスペンド状態から通常動作状態への復帰時に、メモリ26内の要保持データの配置を、サスペンド状態への遷移前と同じ配置になるように変更する。このために、データ再配置部220は、通常動作状態からサスペンド状態への遷移時に行った配置変更の内容を保持していてもよい。
データ圧縮部230は、通常動作状態からサスペンド状態への遷移時に、要保持データを圧縮する。なお、本明細書においては、要保持データの圧縮をデータ再配置部220による配置変更後に行う例を説明するが、要保持データの圧縮をデータ再配置部220による配置変更前に行ってもよい。
メモリ状態制御部240は、データ再配置部220およびデータ圧縮部230による処理後に、メモリコントローラ24や電源コントローラ32に指示を出すことにより、メモリ26の電力制御をメモリ区域ごとに行う。
具体的には、メモリ状態制御部240は、メモリ26を構成する複数のメモリ区域のうちで、要保持データが存在するメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行うように制御し、他のメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行わないように制御する。すなわち、メモリ状態制御部240は、要保持データが存在しないメモリ区域への電源供給を停止するようにメモリコントローラ24または電源コントローラ32に指示を出す。
データ展開部250は、サスペンド状態から通常動作状態への復帰時に、データ圧縮部230により圧縮されたデータを展開する。
以上の構成により、サスペンド状態において、メモリ26の全体でなく、メモリ26において要保持データを保持するメモリ区域のみにセルフリフレッシュを行わせることが可能となるので、消費電力を削減することが可能である。以下、データ再配置部220、データ圧縮部230、およびメモリ状態制御部240による処理について図9を参照してより具体的に説明する。
図9は、サスペンド状態への遷移時に行われる処理の具体例を示した説明図である。図9の左部に示したように要保持データがメモリ26上のチャンネルAおよびBに分散して配置されている場合、データ再配置部220は、図9の中部に示したように、要保持データがメモリ26の一部に集中するように各要保持データの配置を変更する。
さらに、データ圧縮部230は、図9の右部に示したように要保持データを圧縮する。その結果、図9の右部に示したように要保持データがチャンネルAのみに存在する場合、メモリ状態制御部240は、チャンネルAに対してはセルフリフレッシュを行うように制御する。一方、メモリ状態制御部240は、チャンネルBに対する電源供給を電源コントローラ32に停止させ、チャンネルBをオフさせる。かかる構成により、サスペンド状態時のメモリ26における消費電力を大幅に削減することが可能となる。
また、サスペンド状態から通常動作状態への復帰時には、図9の中部に示したように、データ展開部250がメモリ26に保持されている圧縮された要保持データを展開する。さらに、データ再配置部220が、メモリ26内の要保持データの配置を、サスペンド状態への遷移前と同じ配置になるように変更する。かかる構成により、メモリ26内の要保持データの配置を、OS100が把握している通りのデータ配置に戻すことができるので、情報処理装置1は正常に通常動作状態に復帰することが可能である。
[2−2.第1の実施形態によるOSおよびBIOSの動作]
以上、第1の実施形態によるOSおよびBIOSの機能を説明した。続いて、図10〜図14を参照し、第1の実施形態によるOSおよびBIOSの動作を説明する。
(起動時のBIOS200の動作)
図10は、情報処理装置1の起動時におけるBIOS200の動作を示したフローチャートである。図10に示したように、BIOS200のFACS管理部210は、まず、FACSを作成する(S304)。
さらに、FACS管理部210は、FACS中のPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fにフラグを設定する(S308)。その後、BIOS200は、サスペンド状態への遷移のためのトラップを設定する(S312)。なお、BIOS200による起動時のこのような動作は第2〜第4の実施形態にも適用される。
(サスペンド遷移時のOS100の動作)
図11は、サスペンド状態への遷移時のOS100による動作を示したフローチャートである。図11に示したように、OS100がPreservation Map機能を利用する場合(S404)、データ配置調査部130は、FACS中のPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fを確認する(S408)。
そして、データ配置調査部130は、FACS中のPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fにフラグが設定されている場合(S412)、メモリ26上のデータ配置を調査する(S416)。
その後、Preservation Map作成部140が、データ配置調査部130による調査結果に基づき、図8を参照して説明したPreservation Mapを作成する(S420)。
さらに、FACS管理部110が、FACS中のPreservation Map AddressにPreservation Mapのアドレス情報を記載する(S424)。また、FACS管理部110は、FACS中のPRESERVATION_MAP_Fにフラグを設定する(S428)。その後、OS100からBIOS200にサスペンド状態への遷移が通知される。
一方、OS100がPreservation Map機能を利用しない場合(S404)、または、PRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fにフラグが設定されていない場合(S412)も考えられる。この場合、FACS管理部110は、FACS中のPRESERVATION_MAP_Fをクリアする(S432)。
(サスペンド遷移時のBIOS200の動作)
図12は、サスペンド状態への遷移時のBIOS200による動作を示したフローチャートである。図12に示したように、まず、BIOS200のデータ再配置部220は、FACS中のPRESERVATION_MAP_Fを確認する(S444)。
そして、データ再配置部220は、PRESERVATION_MAP_Fにフラグが設定されている場合(S448)、FACS中のPreservation Map Addressに基づき、Preservation Mapを取得する(S452)。
その後、データ再配置部220が要保持データの配置変更を行い、データ圧縮部230が要保持データを圧縮する(S456)。
続いて、メモリ状態制御部240は、メモリ26を構成する複数のメモリ区域のうちで、要保持データが存在するメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行うように制御し、他のメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行わないように制御する(S460)。すなわち、メモリ状態制御部240は、要保持データが存在しないメモリ区域への電源供給を停止するように電源コントローラ32に指示を出す。
かかる構成により、サスペンド状態において、メモリ26の全体でなく、メモリ26において要保持データを保持するメモリ区域のみにセルフリフレッシュを行わせることが可能となるので、消費電力を削減することが可能である。
(通常動作状態への復帰時のBIOS200の動作)
図13は、サスペンド状態から通常動作状態への復帰時のBIOS200による動作を示したフローチャートである。図13に示したように、BIOS200のメモリ状態制御部240は、メモリ26の全体への電源供給を再開するように電源コントローラ32に指示を出すことにより、メモリの電源を復帰させる(S464)。
その後、データ展開部250がメモリ26内の圧縮された要保持データを展開し、データ再配置部220がメモリ26内の要保持データの配置を、サスペンド状態への遷移前と同じ配置になるように変更する(S468)。かかる構成により、メモリ26内の要保持データの配置を、OS100が把握している通りのデータ配置に戻すことができるので、情報処理装置1は正常に通常動作状態に復帰することが可能である。
(OS100およびBIOS200による一連の動作)
図14は、OS100およびBIOS200による一連の動作を示したシーケンス図である。まず、OS100の状態遷移制御部120が通常動作状態からサスペンド状態への遷移を決定すると(S504)、OS100はサスペンド状態への遷移のための準備処理を行う(S508)。そして、OS100は、準備処理が終了するとBIOS200にサスペンド状態への遷移を通知する(S512)。
ここで、OS100による準備処理は、Preservation Map作成部140によるPreservation Mapの作成を含む。また、OS100による準備処理は、ドライバー/アプリケーションへのサスペンド遷移の通知、デバイスのレジスタ保存、デバイスの電源制御、Wake設定、割り込み禁止、バスマスタ転送禁止などを含んでもよい。
その後、BIOS200が、サスペンド状態への遷移のための準備処理を行う(S516)。そして、メモリ状態制御部240は、準備処理が完了するとメモリ26の電源制御をメモリ区域ごとに行い、情報処理装置1をサスペンド状態へ移行させる(S520)。
ここで、BIOS200による準備処理は、Preservation Mapを利用したデータ再配置部220による要保持データの配置変更を含む。また、BIOS200による準備処理は、デバイスのレジスタ保存、デバイスの電源制御、Wake設定、割り込み禁止、バスマスタ転送禁止などを含んでもよい。
その後、レジュ―ムイベントが発生すると(S524)、BIOS200は通常動作状態への復帰のための準備処理を行う(S528)。ここで、BIOS200による準備処理は、データ再配置部220による要保持データの再配置を含む。また、BIOS200による準備処理は、デバイスの電源制御、デバイスの初期化、デバイスのレジスタの復元、およびWake要因の確認などを含んでもよい。
そして、BIOS200による準備処理が終了すると、Waking Vectorへのjumpが行われ(S532)、OS100が通常動作状態への復帰のための準備処理を行い(S536)、通常動作状態への復帰が完了する(S540)。
ここで、OS100による準備処理は、デバイスの初期化、デバイスのレジスタの復元、Wake要因の確認、およびドライバー/アプリケーションへの復帰通知などを含んでもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、サスペンド状態において、メモリ26の全体でなく、メモリ26において要保持データを保持するメモリ区域のみにセルフリフレッシュを行わせることが可能となるので、消費電力を削減することが可能である。
<3.第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。本発明の第2の実施形態では、以下に説明するように、OS100とBIOS200の機能分担が第1の実施形態と異なるが、第1の実施形態と同様に、サスペンド状態における消費電力を抑制することが可能である。
[3−1.第2の実施形態によるOSおよびBIOSの機能]
図15は、第2の実施形態によるOS100およびBIOS200に実装される機能を示した説明図である。図15に示したように、OS100は、FACS管理部110、状態遷移制御部120、データ配置調査部130、Preservation Map作成部140、データ再配置部150、データ圧縮部160、およびデータ展開部170を有する。FACS管理部110、状態遷移制御部120、およびPreservation Map作成部140の構成は第1の実施形態で説明したので、以下では第1の実施形態と相違する構成に重きをおいて説明する。
データ再配置部150は、状態遷移制御部120により通常動作状態からサスペンド状態への遷移が決定された場合、メモリ26に保持されているデータのデフラグメンテ―ションを行う。なお、データ再配置部150は、メモリ26に保持されている各データが要保持データであるか否かを把握できる場合、要保持データを保持するメモリ区域の数が減少するように要保持データの配置を変更してもよい(要保持データのデフラグメンテ―ション)。
データ圧縮部160は、状態遷移制御部120により通常動作状態からサスペンド状態への遷移が決定された場合、メモリ26に保持されているデータを圧縮する。なお、データ圧縮部160は、メモリ26に保持されている各データが要保持データであるか否かを把握できる場合、要保持データを圧縮してもよい。また、データ再配置部150による処理とデータ圧縮部160による処理との前後関係は特に限定されない。また、データ圧縮部160により圧縮されたデータは、通常動作状態への復帰時に、データ展開部170により展開される。
データ配置調査部130は、データ再配置部150およびデータ圧縮部160による処理後のメモリ26に保持されているデータの配置を調査する。また、データ配置調査部130は、各データがサスペンド状態時にメモリ26に保持されるべき要保持データであるか否かを調査する。
Preservation Map作成部140は、第1の実施形態と同様に、データ配置調査部130による調査結果に基づき、Preservation Mapを作成する。
また、図15に示したように、第2の実施形態によるBIOS200は、FACS管理部210およびメモリ状態制御部240を有する。
FACS管理部210は、第1の実施形態と同様に、OS100との相互作用のために利用されるFACSを管理する。例えば、FACS管理部210は、BIOS200がPreservation Mapに基づく電源制御に対応しているので、情報処理装置1の起動時に、FACS中のPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fにフラグを設定する。
メモリ状態制御部240は、通常動作状態からサスペンド状態への遷移時、FACSのPRESERVATION_MAP_Fを確認する。そして、メモリ状態制御部240は、PRESERVATION_MAP_Fにフラグが設定されている場合、すなわち、OS100によりPreservation Mapが作成され、Preservation Map AddressにPreservation Mapのアドレスが格納された場合、Preservation Map Addressを確認する。
続いて、メモリ状態制御部240は、Preservation Map Addressに基づいてPreservation Mapを参照し、要保持データが存在するメモリ区域と、要保持データが存在しないメモリ区域とを判断する。
そして、メモリ26を構成する複数のメモリ区域のうちで、要保持データが存在するメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行うように制御し、他のメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行わないように制御する。すなわち、メモリ状態制御部240は、要保持データが存在しないメモリ区域への電源供給を停止するように電源コントローラ32に指示を出す。
以上説明した第2の実施形態のように、データ配置の変更およびデータ圧縮をOS100側で行うことも可能である。この場合でも、メモリ26の全体でなく、メモリ26において要保持データを保持するメモリ区域のみにセルフリフレッシュを行わせることが可能となるので、第1の実施形態と同様に消費電力を削減することが可能である。
[3−2.第2の実施形態によるOSおよびBIOSの動作]
図16は、サスペンド状態への遷移時のOS100による動作を示したフローチャートである。図16に示したように、OS100がPreservation Map機能を利用する場合(S604)、データ再配置部150またはデータ圧縮部160は、FACS中のPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fを確認する(S608)。
そして、データ再配置部150およびデータ圧縮部160は、FACS中のPRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fにフラグが設定されている場合(S612)、メモリ26に保持されているデータの配置変更および圧縮などの処理を実施する(S616)。
その後、データ配置調査部130がメモリ26上のデータ配置を調査し(S620)、Preservation Map作成部140が、データ配置調査部130による調査結果に基づき、図8を参照して説明したPreservation Mapを作成する(S624)。
さらに、FACS管理部110が、FACS中のPreservation Map AddressにPreservation Mapのアドレス情報を記載する(S628)。また、FACS管理部110は、FACS中のPRESERVATION_MAP_Fにフラグを設定する(S632)。その後、OS100からBIOS200にサスペンド状態への遷移が通知される。
一方、OS100がPreservation Map機能を利用しない場合(S604)、または、PRESERVATION_MAP_SUPPORTED_Fにフラグが設定されていない場合(S612)も考えられる。この場合、FACS管理部110は、FACS中のPRESERVATION_MAP_Fをクリアする(S636)。
(サスペンド遷移時のBIOS200の動作)
図17は、サスペンド状態への遷移時のBIOS200による動作を示したフローチャートである。図17に示したように、まず、BIOS200のメモリ状態制御部240は、FACS中のPRESERVATION_MAP_Fを確認する(S644)。
そして、メモリ状態制御部240は、PRESERVATION_MAP_Fにフラグが設定されている場合(S648)、FACS中のPreservation Map Addressに基づき、Preservation Mapを取得する(S652)。
続いて、メモリ状態制御部240は、メモリ26を構成する複数のメモリ区域のうちで、要保持データが存在するメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行うように制御し、他のメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行わないように制御する(S656)。すなわち、メモリ状態制御部240は、要保持データが存在しないメモリ区域への電源供給を停止するようにメモリコントローラ24または電源コントローラ32に指示を出す。
かかる構成により、サスペンド状態において、メモリ26の全体でなく、メモリ26において要保持データを保持するメモリ区域のみにセルフリフレッシュを行わせることが可能となるので、消費電力を削減することが可能である。
<4.第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。本発明の第3の実施形態は、ハイバネーション状態への遷移時の処理に関する点で、サスペンド状態への遷移時に関する第1の実施形態および第2の実施形態と相違する。
[4−1.第3の実施形態によるOSおよびBIOSの機能]
図18は、第3の実施形態によるOS100およびBIOS200に実装される機能を示した説明図である。図18に示したように、OS100は、FACS管理部110、状態遷移制御部120、データ配置調査部130、およびPreservation Map作成部140を有する。
このようなOS100は、ハイバネーション状態への遷移時にも、第1の実施形態と同様にPreservation Mapを作成する。すなわち、状態遷移制御部120によりハイバネーション状態への遷移が決定されると、データ配置調査部130がメモリ26のデータ配置を調査し、Preservation Map作成部140がPreservation Mapを作成する。なお、状態遷移制御部120がサスペンド状態への遷移が決定しても、BIOS200がハイバネーション状態への遷移を実行する場合もある。本実施形態においては、このように状態遷移制御部120によりサスペンド状態への遷移が決定された場合でも、Preservation Map作成部140がPreservation Mapを作成するので、BIOS200はPreservation Mapを参照してハイバネーション状態への遷移を実行することが可能である。
また、BIOS200は、図18に示したように、FACS管理部210、データ再配置部220、データ圧縮部230、メモリ状態制御部240、データ展開部250、およびHDDドライバ260を有する。
データ再配置部220およびデータ圧縮部230は、第1の実施形態と同様に、Preservation Mapを参照してメモリ26上の要保持データの配置変更および圧縮などを行う。また、データ再配置部220およびデータ展開部250は、第1の実施形態と同様に、通常動作状態への復帰時に要保持データの展開や再配置などを行う。
HDDドライバ260は、データ再配置部220およびデータ圧縮部230による処理後のメモリ26上の要保持データを、HDD28に退避させる。また、HDDドライバ260は、通常動作状態への復帰時に、HDD28に退避させた要保持データをメモリ26に戻す。ここで、HDD28に退避させる要保持データは、データ圧縮部230による圧縮によりデータ量が軽減されているので、退避のための時間、およびメモリ26に要保持データを戻すための時間を削減することができる。
また、HDD28へのデータの書き込みは所定量のデータ単位(例えば512Kbyte)で行われる。このため、要保持データが分散しており、各要保持データのデータ量が所定量に満たない場合、HDD28に空白部分が生じてしまう。例えば、ある要保持データが100Kbyteであった場合、HDD28に412Kbyte分の空白部分が生じてしまう。
この点に関し、本実施形態においては、データ再配置部220が要保持データのデフラグメンテ―ションを行うので、要保持データはメモリ26の一部分に集中的に配置される。その結果、上記のような問題を防止し、効率的に要保持データをHDD28に退避させることが可能となる。
メモリ状態制御部240は、HDD28への要保持データの退避後、電源コントローラ32に指示を出すことにより、メモリ26の電力制御を行う。具体的には、メモリ状態制御部240は、メモリ26全体への電源供給を停止するように電源コントローラ32に指示を出す。これにより、情報処理装置1がハイバネーション状態へ遷移する。
なお、要保持データを退避させるための十分な領域をHDD28で確保できないなどの理由により、全ての要保持データをHDD28に退避させることが困難である場合、HDDドライバ260は要保持データの一部分をHDD28に退避させ、一部分をメモリ26に残してもよい。この場合、メモリ状態制御部240は、要保持データが残っているメモリ区域にはセルフリフレッシュを行わせ、要保持データが存在しないメモリ区域はオフさせてもよい。
以上の構成により、ハイバネーション状態への遷移を効率的に行うことが可能となる。以下、データ再配置部220、メモリ状態制御部240、およびHDDドライバ260などによる処理について図19を参照してより具体的に説明する。
図19は、ハイバネーション状態への遷移時に行われる処理の具体例を示した説明図である。図19の左部に示したように要保持データがメモリ26上に分散して配置されている場合、データ再配置部220は、図19の中部に示したように、要保持データがメモリ26の一部に集中するように各要保持データの配置を変更する。また、図19おいては記載を省略しているが、データ圧縮部230が要保持データを圧縮する。
その後、HDDドライバ260が、図19の右部に示したように、要保持データをHDD28に退避させる。そして、メモリ状態制御部240は、メモリ26全体への電源供給を停止するように電源コントローラ32に指示を出す。これにより、情報処理装置1がハイバネーション状態へ遷移する。
また、ハイバネーション状態から通常動作状態への復帰時には、図19の中部に示したように、HDD28に退避された要保持データをHDDドライバ260がメモリ26に戻す。そして、データ再配置部220が、メモリ26内の要保持データの配置を、ハイバネーション状態への遷移前と同じ配置になるように変更する。かかる構成により、メモリ26内の要保持データの配置を、OS100が把握している通りのデータ配置に戻すことができるので、情報処理装置1は正常に通常動作状態に復帰することが可能である。
[4−2.第3の実施形態によるBIOSの動作]
続いて、図20を参照し、第3の実施形態によるBIOS200の動作を説明する。なお、第3の実施形態によるOS100の動作には、第1の実施形態において図8を参照して説明した動作を適用してもよい。
(ハイバネーション遷移時のBIOS200の動作)
図20は、ハイバネーション状態への遷移時のBIOS200による動作を示したフローチャートである。図20に示したように、まず、BIOS200のデータ再配置部220は、FACS中のPRESERVATION_MAP_Fを確認する(S704)。
そして、データ再配置部220は、PRESERVATION_MAP_Fにフラグが設定されている場合(S708)、FACS中のPreservation Map Addressに基づき、Preservation Mapを取得する(S712)。
その後、データ再配置部220が要保持データの配置変更を行い、データ圧縮部230が要保持データを圧縮する(S716)。
続いて、HDDドライバ260が、データ再配置部220およびデータ圧縮部230による処理後の要保持データをHDD28に退避させる(S720)。そして、メモリ状態制御部240は、メモリ26全体への電源供給を停止するように電源コントローラ32に指示を出す(S724)。これにより、メモリ26がオフされ、情報処理装置1がハイバネーション状態へ遷移する。
以上説説明したように、第3の実施形態によれば、要保持データを効率的にHDD28に退避させてハイバネーション状態に遷移することが可能である。例えば、HDD28への要保持データの退避のための時間、およびHDD28からメモリ26へ要保持データを戻すための時間などを削減することができる。
<5.第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。本発明の第4の実施形態では、以下に説明するように、OS100とBIOS200の機能分担が第3の実施形態と異なるが、第3の実施形態と同様に、ハイバネーション状態への遷移を効率的に行うことが可能である。
[5−1.第4の実施形態によるOSおよびBIOSの機能]
図21は、第4の実施形態によるOS100およびBIOS200に実装される機能を示した説明図である。図21に示したように、OS100は、FACS管理部110、状態遷移制御部120、データ配置調査部130、Preservation Map作成部140、データ再配置部150、データ圧縮部160、およびデータ展開部170を有する。
このようなOS100は、ハイバネーション状態への遷移時にも、第2の実施形態と同様にデータの配置変更および圧縮を行った後にPreservation Mapを作成する。すなわち、状態遷移制御部120によりハイバネーション状態への遷移が決定されると、データ再配置部150はメモリ26のデータ配置を変更し、データ圧縮部160がメモリ26のデータを圧縮する。そして、データ配置調査部130がメモリ26のデータ配置を調査し、Preservation Map作成部140がPreservation Mapを作成する。なお、状態遷移制御部120がサスペンド状態への遷移が決定しても、BIOS200がハイバネーション状態への遷移を実行する場合もある。本実施形態においては、このように状態遷移制御部120によりサスペンド状態への遷移が決定された場合でも、Preservation Map作成部140がPreservation Mapを作成するので、BIOS200はPreservation Mapを参照してハイバネーション状態への遷移を実行することが可能である。
また、図21に示したように、第4の実施形態によるBIOS200は、FACS管理部210、メモリ状態制御部240およびHDDドライバ260を有する。
HDDドライバ260は、通常動作状態からハイバネーション状態への遷移時、FACSのPRESERVATION_MAP_Fを確認する。そして、HDDドライバ260は、PRESERVATION_MAP_Fにフラグが設定されている場合、すなわち、OS100がPreservation Mapの作成機能を有する場合、Preservation Map Addressを確認する。
続いて、HDDドライバ260は、Preservation Map Addressに基づいてPreservation Mapを参照し、メモリ26における要保持データの配置を確認する。そして、HDDドライバ260は、要保持データをHDD28に退避させる。
メモリ状態制御部240は、HDD28への要保持データの退避後、電源コントローラ32に指示を出すことにより、メモリ26の電力制御を行う。具体的には、メモリ状態制御部240は、メモリ26全体への電源供給を停止するように電源コントローラ32に指示を出す。これにより、情報処理装置1がハイバネーション状態へ遷移する。
[5−2.第4の実施形態によるBIOSの動作]
続いて、図22を参照し、第4の実施形態によるBIOS200の動作を説明する。なお、第4の実施形態によるOS100の動作には、第2の実施形態において図16を参照して説明した動作を適用してもよい。
(ハイバネーション遷移時のBIOS200の動作)
図22は、ハイバネーション状態への遷移時のBIOS200による動作を示したフローチャートである。図22に示したように、まず、BIOS200のHDDドライバ260は、FACS中のPRESERVATION_MAP_Fを確認する(S804)。
そして、HDDドライバ260は、PRESERVATION_MAP_Fにフラグが設定されている場合(S808)、FACS中のPreservation Map Addressに基づき、Preservation Mapを取得する(S812)。その後、HDDドライバ260は、要保持データをHDD28に退避させる(S816)。
そして、メモリ状態制御部240は、メモリ26全体への電源供給を停止するように電源コントローラ32に指示を出す(S820)。これにより、メモリ26がオフされ、情報処理装置1がハイバネーション状態へ遷移する。
以上説明した第4の実施形態のように、データ配置の変更およびデータ圧縮をOS100側で行うことも可能である。この場合でも、第3の実施形態と同様に、HDD28への要保持データの退避のための時間、およびHDD28からメモリ26へ要保持データを戻すための時間などを削減することができる。
<6.まとめ>
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、メモリ26中の要保持データの配置を示すPreservation Mapに基づいてBIOS200がメモリ26の電源制御を行うことが可能である。
より詳細に説明すると、本発明の第1および第2の実施形態によれば、サスペンド状態において一部のメモリ区域にセルフリフレッシュを行わせ、他のメモリ区域への電源供給を停止することにより、消費電力を一層削減することが可能である。
また、本発明の第3および第4の実施形態によれば、ハイバネーション状態においてメモリ26に保持されているデータを選択的にHDD28に退避させることにより、ハイバネーション状態への遷移およびハイバネーション状態からの復帰に要する時間を短縮することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書のOS100およびBIOS200の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、OS100およびBIOS200の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、情報処理装置1に内蔵されるCPU20、およびメモリ26などのハードウェアに、上述したOS100およびBIOS200の機能を実行させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 情報処理装置
10 本体部
12 キーボード
14 電源スイッチ
16 遷移用スイッチ
18 LCD
20 CPU
22 BIOS−ROM
24 メモリコントローラ
26 メモリ
28 HDD
30 二次電池
32 電源コントローラ
100 OS
110、210 FACS管理部
120 状態遷移制御部
130 データ配置調査部
140 Preservation Map作成部
150、220 データ再配置部
160、230 データ圧縮部
170、250 データ展開部
240 メモリ状態制御部
260 HDDドライバ

Claims (20)

  1. メモリと;
    前記メモリに保持されているデータの配置情報を取得するOSと;
    前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記メモリを電源節約状態に遷移させるための電源制御を行うBIOSと;
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記メモリは複数のメモリ区域からなり、
    前記BIOSは、
    前記メモリの電源制御を前記複数のメモリ区域ごとに行うメモリ状態制御部を有する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記メモリ状態制御部は、前記複数のメモリ区域のうちで、前記電源節約状態時に保持する保持用データが存在するメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行うように制御し、他のメモリ区域に対してはセルフリフレッシュを行わないように制御する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記BIOSは、
    前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記保持用データを保持するメモリ区域の数が減少するように前記保持用データの配置を変更する配置変更部を有し、
    前記メモリ状態制御部は、前記配置変更部による配置変更後の前記保持用データの配置に基づいて前記メモリの電源制御を行う、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記BIOSは、
    前記保持用データを圧縮する圧縮部を有し、
    前記メモリ状態制御部は、前記配置変更部による配置変更、および前記圧縮部によるデータ圧縮の双方の後の前記保持用データの配置に基づいて前記メモリの電源制御を行う、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記メモリ状態制御部は、前記メモリを前記電源節約状態から復帰させるための電源制御を行い、
    前記配置変更部は、前記電源節約状態からの復帰時に、前記保持用データの配置を前記電源節約状態への遷移前の配置に変更する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記OSは、
    前記保持用データを保持するメモリ区域の数が減少するように前記保持用データの配置を変更する配置変更部と、
    前記配置変更部による配置変更後のデータの配置情報を取得するデータ配置調査部と、
    を有する、請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記OSは、
    前記保持用データを圧縮する圧縮部を有し、
    前記データ配置調査部は、前記配置変更部による配置変更、および前記圧縮部によるデータ圧縮の双方の後のデータの配置情報を取得する、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記メモリ状態制御部は、前記メモリを前記電源節約状態から復帰させるための電源制御を行い、
    前記配置変更部は、前記電源節約状態からの復帰時に、前記保持用データの配置を前記電源節約状態への遷移前の配置に変更する、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置は、
    不揮発性記憶媒体をさらに備え、
    前記BIOSは、
    前記OSにより取得された前記配置情報を用いて、前記電源節約状態時に保持する保持用データを前記不揮発性記憶媒体に記録するための記録制御部と、
    前記メモリへの電源供給を停止させて前記メモリを電源節約状態に遷移させるメモリ状態制御部と、
    を有する、請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記BIOSは、
    前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記保持用データを前記メモリの一部分に集中させる配置変更部を有し、
    前記記録制御部は、前記配置変更部により前記メモリの一部分に集中された前記保持用データを前記不揮発性記憶媒体に記録するための制御を行う、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記BIOSは、
    前記保持用データを圧縮する圧縮部を有し、
    前記記録制御部は、前記配置変更部および前記圧縮部による処理後の前記保持用データを前記不揮発性記憶媒体に記録するための制御を行う、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記メモリ状態制御部は、前記メモリを前記電源節約状態から復帰させるための電源制御を行い、
    前記配置変更部は、前記電源節約状態からの復帰時に、前記保持用データの配置を前記電源節約状態への遷移前の配置に変更する、請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記OSは、
    前記保持用データを前記メモリの一部分に集中させる配置変更部と、
    前記配置変更部による処理後のデータの配置情報を取得するデータ配置調査部と、
    を有する、請求項10に記載の情報処理装置。
  15. 前記OSは、
    前記保持用データを圧縮する圧縮部を有し、
    前記データ配置調査部は、前記配置変更部および前記圧縮部による処理後のデータの配置情報を取得する、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記配置情報は、前記メモリ内の各データの配置位置を示す情報、および前記各データが前記保持用データであるか否かを示す情報を含む、請求項3に記載の情報処理装置。
  17. 前記BIOSは、前記配置情報に基づいて電源制御を行う機能を有する旨を示すフラグを設定するフラグ設定部をさらに備え、
    前記OSは、前記BIOSにより前記フラグが設定されている場合に前記配置情報を取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
  18. 前記OSは、前記電源節約状態への遷移時に前記配置情報を取得したか否かを示すフラグを設定するフラグ設定部をさらに備え、
    前記BIOSは、前記OSにより前記フラグが設定されている場合に前記配置情報に基づく電源制御を行う、請求項1に記載の情報処理装置。
  19. 情報処理装置に設けられたメモリに保持されているデータの配置情報をOSが取得するステップと;
    前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記メモリを電源節約状態に遷移させるための電源制御をBIOSが行うステップと;
    を含む、電源制御方法。
  20. コンピュータに、
    メモリに保持されているデータの配置情報をOSが取得するステップと;
    前記OSにより取得された前記配置情報を参照して、前記メモリを電源節約状態に遷移させるための電源制御をBIOSが行うステップと;
    を実行させるための、プログラム。

JP2010175635A 2010-08-04 2010-08-04 情報処理装置、電源制御方法、およびプログラム Expired - Fee Related JP5598144B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010175635A JP5598144B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 情報処理装置、電源制御方法、およびプログラム
US13/187,622 US9075604B2 (en) 2010-08-04 2011-07-21 Device and method for determining whether to hold data in a memory area before transitioning to a power saving state
EP11175440.4A EP2416229B1 (en) 2010-08-04 2011-07-26 Information processing device, power control method, and program
CN201110221683.XA CN102375529B (zh) 2010-08-04 2011-08-04 信息处理设备、功率控制方法和程序

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010175635A JP5598144B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 情報処理装置、電源制御方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012037977A true JP2012037977A (ja) 2012-02-23
JP5598144B2 JP5598144B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=44508852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010175635A Expired - Fee Related JP5598144B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 情報処理装置、電源制御方法、およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9075604B2 (ja)
EP (1) EP2416229B1 (ja)
JP (1) JP5598144B2 (ja)
CN (1) CN102375529B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014067184A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Fujitsu Ltd 半導体集積回路及び電力消費抑制方法
JP2015505388A (ja) * 2011-11-22 2015-02-19 インテル・コーポレーション メモリ管理を有するコンピューティングプラットフォームインターフェース
US9904350B2 (en) 2013-02-28 2018-02-27 Toshiba Memory Corporation Control device and computer program product
CN111444116A (zh) * 2020-03-23 2020-07-24 海信电子科技(深圳)有限公司 存储空间碎片处理方法及装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8914594B2 (en) 2011-12-22 2014-12-16 Sandisk Technologies Inc. Systems and methods of loading data from a non-volatile memory to a volatile memory
US9092150B2 (en) 2011-12-22 2015-07-28 Sandisk Technologies Inc. Systems and methods of performing a data save operation
US9069551B2 (en) 2011-12-22 2015-06-30 Sandisk Technologies Inc. Systems and methods of exiting hibernation in response to a triggering event
US9389673B2 (en) * 2011-12-22 2016-07-12 Sandisk Technologies Inc. Systems and methods of performing a data save operation
US10303235B2 (en) * 2015-03-04 2019-05-28 Qualcomm Incorporated Systems and methods for implementing power collapse in a memory
US10496443B2 (en) * 2017-05-03 2019-12-03 Vmware, Inc. OS/hypervisor-based persistent memory
US10474550B2 (en) 2017-05-03 2019-11-12 Vmware, Inc. High availability for persistent memory
KR102659487B1 (ko) * 2019-07-30 2024-04-22 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그 동작방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08335193A (ja) * 1995-06-08 1996-12-17 Canon Inc 情報処理装置
JPH09212416A (ja) * 1995-11-30 1997-08-15 Toshiba Corp 計算機システムおよび計算機システムの電力管理方法
JPH10333997A (ja) * 1997-05-30 1998-12-18 Toshiba Corp コンピュータシステムおよびそのシステムにおけるデータセーブ制御方法
JP2009258925A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Toshiba Corp 計算機システムおよび計算機システムのメモリ管理方法

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2880863B2 (ja) 1992-10-29 1999-04-12 株式会社東芝 サスペンド制御方法およびシステム
US5524248A (en) * 1993-07-06 1996-06-04 Dell Usa, L.P. Random access memory power management system
US5928365A (en) 1995-11-30 1999-07-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Computer system using software controlled power management method with respect to the main memory according to a program's main memory utilization states
JPH1097353A (ja) 1996-09-19 1998-04-14 Toshiba Corp コンピュータシステム及び同システムに適用するレジューム処理方法
JP3943665B2 (ja) 1997-09-01 2007-07-11 株式会社東芝 スリープ制御方法、およびイベント通知方法
JP3177207B2 (ja) 1998-01-27 2001-06-18 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ−ション リフレッシュ間隔制御装置及び方法、並びにコンピュータ
JP2000172386A (ja) 1998-12-04 2000-06-23 Toshiba Corp コンピュータシステムおよびメモリ電源管理方法
US6327664B1 (en) 1999-04-30 2001-12-04 International Business Machines Corporation Power management on a memory card having a signal processing element
JP3427010B2 (ja) 1999-07-12 2003-07-14 株式会社東芝 コンピュータシステム
US6523089B2 (en) * 2000-07-19 2003-02-18 Rambus Inc. Memory controller with power management logic
JP4155545B2 (ja) 2000-09-25 2008-09-24 株式会社東芝 コンピュータシステムおよびデータ転送制御方法
US6546472B2 (en) * 2000-12-29 2003-04-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fast suspend to disk
US6883037B2 (en) * 2001-03-21 2005-04-19 Microsoft Corporation Fast data decoder that operates with reduced output buffer bounds checking
US6742097B2 (en) * 2001-07-30 2004-05-25 Rambus Inc. Consolidation of allocated memory to reduce power consumption
US6820169B2 (en) * 2001-09-25 2004-11-16 Intel Corporation Memory control with lookahead power management
US7100013B1 (en) * 2002-08-30 2006-08-29 Nvidia Corporation Method and apparatus for partial memory power shutoff
JP2004171660A (ja) 2002-11-19 2004-06-17 Sony Corp 情報記憶装置、情報記憶方法、情報記憶プログラム
US8245055B2 (en) * 2002-12-31 2012-08-14 Intel Corporation Method for firmware control invocation from power management
JP4436219B2 (ja) 2004-09-10 2010-03-24 富士通株式会社 情報処理装置及び電源制御方法
US20060181949A1 (en) 2004-12-31 2006-08-17 Kini M V Operating system-independent memory power management
US7454639B2 (en) * 2005-06-30 2008-11-18 Intel Corporation Various apparatuses and methods for reduced power states in system memory
TW200746161A (en) 2005-12-21 2007-12-16 Nxp Bv Power partitioning memory banks
US20070150760A1 (en) * 2005-12-22 2007-06-28 Nowlin Dan H Reducing the amount of memory contents saved to non-volatile storage
JP4209906B2 (ja) 2006-08-02 2009-01-14 株式会社日立製作所 低消費電力メモリ管理方法及びその方法を用いた計算機
JP4232121B2 (ja) 2006-12-28 2009-03-04 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2008262451A (ja) 2007-04-13 2008-10-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd メモリ電源管理装置及びメモリ電源管理方法
US8200999B2 (en) * 2008-08-11 2012-06-12 International Business Machines Corporation Selective power reduction of memory hardware
JP4782184B2 (ja) 2008-11-04 2011-09-28 富士通株式会社 情報処理装置及び電源制御方法
JP5565778B2 (ja) * 2009-01-05 2014-08-06 マーベル ワールド トレード リミテッド 不揮発性メモリデバイスを利用するハイバネートまたはサスペンド方法およびシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08335193A (ja) * 1995-06-08 1996-12-17 Canon Inc 情報処理装置
JPH09212416A (ja) * 1995-11-30 1997-08-15 Toshiba Corp 計算機システムおよび計算機システムの電力管理方法
JPH10333997A (ja) * 1997-05-30 1998-12-18 Toshiba Corp コンピュータシステムおよびそのシステムにおけるデータセーブ制御方法
JP2009258925A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Toshiba Corp 計算機システムおよび計算機システムのメモリ管理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015505388A (ja) * 2011-11-22 2015-02-19 インテル・コーポレーション メモリ管理を有するコンピューティングプラットフォームインターフェース
US10078522B2 (en) 2011-11-22 2018-09-18 Intel Corporation Computing platform interface with memory management
JP2014067184A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Fujitsu Ltd 半導体集積回路及び電力消費抑制方法
US9904350B2 (en) 2013-02-28 2018-02-27 Toshiba Memory Corporation Control device and computer program product
CN111444116A (zh) * 2020-03-23 2020-07-24 海信电子科技(深圳)有限公司 存储空间碎片处理方法及装置
CN111444116B (zh) * 2020-03-23 2022-11-25 海信电子科技(深圳)有限公司 存储空间碎片处理方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102375529A (zh) 2012-03-14
EP2416229B1 (en) 2015-03-18
US20120036381A1 (en) 2012-02-09
EP2416229A3 (en) 2012-05-02
CN102375529B (zh) 2016-05-11
JP5598144B2 (ja) 2014-10-01
EP2416229A2 (en) 2012-02-08
US9075604B2 (en) 2015-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5598144B2 (ja) 情報処理装置、電源制御方法、およびプログラム
US11564171B2 (en) Method and apparatus for reducing power consumption in mobile device
JP4436219B2 (ja) 情報処理装置及び電源制御方法
KR101668312B1 (ko) 모바일 디바이스에서 하이버네이션 기능 지원 방법 및 장치
US20080244289A1 (en) Hybrid Operating System for Battery Powered Computing Systems
US20100138838A1 (en) Method for executing scheduled task
CN101916201A (zh) 一种基于Android移动终端冷启动的方法和装置
JP5885881B2 (ja) コンピューティングデバイスにおける電源オフ状態の実施
US20130268781A1 (en) State control device, information processing device, computer program product, and semiconductor device
CN113703799B (zh) 计算设备及其bios更新方法和介质
CN106775609A (zh) 用于减少休眠及恢复时间的系统及方法
JP5915733B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
TWI437419B (zh) 電腦系統及其睡眠控制方法
JP4782184B2 (ja) 情報処理装置及び電源制御方法
KR101811215B1 (ko) 전력 소모 감소를 위한 방법 및 모바일 디바이스
JP2013232083A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP5764114B2 (ja) 携帯式コンピュータを省電力状態からレジュームさせる方法、パワー・ステートの制御方法および携帯式コンピュータ
CN117812405A (zh) 一种低功耗待机方法及显示设备
WO2013161438A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2012150717A (ja) 情報処理端末、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2015092382A (ja) 情報処理装置
TW201142832A (en) Power management method of an external storage apparatus
WO2013034994A1 (en) A method to hibernate computer into external storage and making its operating system (os) portable
TW201101018A (en) A computer system for accessing multimedia data and the accessing method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140715

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140728

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5598144

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees