JP2009258925A - 計算機システムおよび計算機システムのメモリ管理方法 - Google Patents
計算機システムおよび計算機システムのメモリ管理方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 ハードディスクやフラッシュメモリが存在しないシステムにおいても適用可能なメモリ管理技術を提供する。
【解決手段】 複数のメモリバンクから構成される主記憶装置を有し、前記主記憶装置上のメモリ領域の割り当ておよび解放を管理する計算機システムにおいて、サスペンド時に、メモリ領域の割り当ておよび解放の状況に基づいて特定のメモリバンクにデータをコピーして集め、特定のメモリに該データが入りきらない場合は、使用頻度の低いページを圧縮して格納し、そのメモリバンク以外のメモリバンクに対してその節電のための制御を行うメモリ節電手段を具備することを特徴とする計算機システム。
【選択図】 図3
【解決手段】 複数のメモリバンクから構成される主記憶装置を有し、前記主記憶装置上のメモリ領域の割り当ておよび解放を管理する計算機システムにおいて、サスペンド時に、メモリ領域の割り当ておよび解放の状況に基づいて特定のメモリバンクにデータをコピーして集め、特定のメモリに該データが入りきらない場合は、使用頻度の低いページを圧縮して格納し、そのメモリバンク以外のメモリバンクに対してその節電のための制御を行うメモリ節電手段を具備することを特徴とする計算機システム。
【選択図】 図3
Description
本発明は、計算機システムに係わり特に計算機システムのメモリ管理方法に関する。
一般に、計算機システムでは、実行中のプログラムおよびそのプログラムが直接読み書きするデータを格納する手段として主記憶と呼ばれる記憶装置が利用されている。この記憶装置は、通常、電源を切ると記憶内容が消えてしまう揮発性の半導体メモリ素子を利用して構成されている。
従来の計算機システムにおいては、主記憶を構成する全ての半導体メモリが同一の電源線に接続されており、計算機システムを一旦パワーオンすると、その後は計算機システムがパワーオフされるまで全ての半導体メモリに電源が供給され続ける。
このような主記憶に対する電源管理の手法は、主記憶装置の消費電力が計算機システム全体の消費電力と比較して充分小さければ問題とならない。ところが、近年、PDAやノート型PC等のバッテリ駆動が必要とされる携帯情報端末においては、二次記憶装置を磁気ディスクからフラッシュメモリに置き換えたり、表示装置をCRTから液晶ディスプレイに換えるなどの方法によって計算機システムの構成要素の低消費電力化が進められ、主記憶装置の消費電力が無視できなくなっている。
主記憶装置の低消費電力化のためには、メモリ素子を一般的に使われているDRAMからSRAMなどに置き換えて記憶内容保持のための消費電力を低減させる方法もあるが、SRAMなどの素子はDRAMと比べて高価であるとともに容量が小さく、代替手段として不適切な場合も多い。したがって、DRAMなどの一般的なメモリ素子を使ったままで低消費電力化を行う手法が望まれている。
これを実現するための1つの方式として、メモリカードを構成する複数のDRAM素子の中で実際にデータが書き込まれるDRAM素子をハードウェア的に検出し、そのDRAM素子にのみ電源を供給し、他のDRAM素子への電源供給を遮断するという技術が開示されている。
従来、システムが省電力の為にスリープ(サスペンド)する場合は、メモリを構成する全てのDIMM(DualIn−Line Memory Module)を一括してセルフ・リフレッシュ・モードにすることにより、ワーキング状態においてI/Oデバイス及びCPU単位での省電力の制御を行うようにしていた。
更に、特許文献1に記載のセルフ・リフレッシュ制御装置においては、複数のバンクからなるメモリを複数のページに分割し、各ページ毎に有効か未使用かを管理する管理手段と、有効なページを持たないバンクを抽出し、抽出されたバンクを使用不可に設定する制御手段と、設定されたバンクをセルフ・リフレッシュするリフレッシュ手段とを設けているとある。
一方、特許文献2に記載の技術では、サスペンド時にコピーできない領域をハードディスクやフラッシュメモリに書き出している。オーソドックスな方法ではあるが、しかしながらハードディスクやフラッシュメモリが存在しないシステムにおいては適用可能でなかった。
特開2001−101067号公報
特開2006−346254号公報
本発明は、ハードディスクやフラッシュメモリが存在しないシステムにおいても適用可能なメモリ管理技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の計算機システムは、複数のメモリバンクから構成される主記憶装置を有し、前記主記憶装置上のメモリ領域の割り当ておよび解放を管理する計算機システムにおいて、サスペンド時に、メモリ領域の割り当ておよび解放の状況に基づいて特定のメモリバンクにデータをコピーして集め、特定のメモリに該データが入りきらない場合は、使用頻度の低いページを圧縮して格納し、そのメモリバンク以外のメモリバンクに対してその節電のための制御を行うメモリ節電手段を具備することを特徴とする。
本発明によれば、ハードディスクやフラッシュメモリが存在しないシステムにおいても適用可能なメモリ管理技術が得られる。
以下、本発明による実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る計算機システムの主記憶装置周辺のハードウェア構成が示されている。この計算機システムは、例えばPDAやノート型PCのようにバッテリ駆動が可能な携帯情報端末を実現するためのものであり、またデジタル家電に組み込まれたシステムでもよく、図示のように、CPU11、システムコントローラ12、メモリバンク13〜16、電源回路17、メモリ電源切り替えスイッチ回路18、ディスク装置19、および各種I/O装置20,21を備えている。CPU11は、この計算機システム全体の制御およびオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを実行するマイクロプロセッサであり、CPUローカルバス31を介してシステムコントローラ12に接続されている。CPUローカルバス31は、CPU11を構成するマイクロプロセッサの入出力ピンに直接繋がる信号群である。ここには、データバス、アドレスバス、および各種ステータス信号線などが含まれている。
図1には、本発明の実施形態に係る計算機システムの主記憶装置周辺のハードウェア構成が示されている。この計算機システムは、例えばPDAやノート型PCのようにバッテリ駆動が可能な携帯情報端末を実現するためのものであり、またデジタル家電に組み込まれたシステムでもよく、図示のように、CPU11、システムコントローラ12、メモリバンク13〜16、電源回路17、メモリ電源切り替えスイッチ回路18、ディスク装置19、および各種I/O装置20,21を備えている。CPU11は、この計算機システム全体の制御およびオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを実行するマイクロプロセッサであり、CPUローカルバス31を介してシステムコントローラ12に接続されている。CPUローカルバス31は、CPU11を構成するマイクロプロセッサの入出力ピンに直接繋がる信号群である。ここには、データバス、アドレスバス、および各種ステータス信号線などが含まれている。
システムコントローラ12は、CPUローカルバス31とシステムバス32との間に接続されており、CPU11からの要求に応じてシステム内の全てのメモリおよびI/Oデバイスを制御する。このシステムコントローラ12は、ゲートアレイによって構成された1個のLSIによって実現されており、その中にはシステムメモリ13および増設メモリ41,42のDRAMを制御するためのメモリ制御ロジックが組み込まれている。さらに、システムコントローラ12には、CPU11によってリード/ライト可能な電源供給対象バンク指定レジスタ121が設けられている。この電源供給対象バンク指定レジスタ121には、4つのメモリバンク13〜16それぞれに対して電源を供給するか否かを指定する電源制御情報がCPU11によって書き込まれる。
4つのメモリバンク13〜16はこの計算機システムの主記憶を構成するものであり、これらメモリバンク13〜16から構成される主記憶上には、オペレーティングシステム、実行対象のアプリケーションプログラム、およびそれらプログラムによって直接読み書きされる各種処理データなどが格納される。
4つのメモリバンク13〜16は互いに独立してアクセス可能な例えば32ビットのメモリデバイスであり、それぞれ1チップ以上のDRAMから構成されている。メモリバンク13〜16の各々のデータ入出力端子はCPUローカルバス31の32ビットデータバスに接続され、またアドレス入力端子はメモリアドレスバス33に、制御信号端子はメモリ制御信号線34に接続されているメモリアドレスバス33はDRAM専用のアドレスバスであり、このメモリアドレスバス33上にはDRAMの物理アドレス(ロウアドレス/カラムアドレス)がシステムコントローラ12から出力される。メモリ制御信号線34には、DRAMアクセス制御のためのRAS(ロウアドレスストローブ信号)、CAS(カラムアドレスストローブ信号)、出力イネーブル、書き込みイネーブル信号などが含まれている。また、メモリバンク13〜16は、互いに異なる電源線13a〜16aに接続されている。
メモリ電源切り替えスイッチ18は、電源回路17からメモリ電源を受け取り、電源供給対象バンク指定レジスタ121に設定されている電源制御情報の内容に従って、受け取ったメモリ電源を選択的に電源線13a〜16aに供給する。これにより、電源供給対象バンク指定レジスタ121に設定される情報に従って、各メモリバンク毎に電源のオン・オフが制御される。電源供給対象バンク指定レジスタ121に対する電源制御情報の書き込みは、ソフトウェア制御の下でCPU11によって行われる。
すなわち、この計算機システムでは、各種アプリケーションプログラムなどに対する主記憶上のメモリ領域の割り当ておよび解放はそれらアプリケーションプログラムからの要求やオペレーティングシステムからのアプリケーションプログラムの終了通知等に応じて動的に行われている点に着眼し、オペレーティングシステムと連携可能なメモリ電源管理プログラムを使用し、そのプログラムによって、アプリケーションプログラムやシステムプログラムによる主記憶の使用状態を調べ、全てのメモリ領域が有効利用されてないメモリバンクに対する電源供給を停止させるという電力管理をソフトウェア制御によって行う構成である。このメモリ電源管理のためのソフトウェア構成を図2に示す。
メモリ電源管理プログラムはオペレーティングシステムの一部またはそのオペレーティングシステム上で動作するユーザプログラムとして実現することができるが、ここでは、オペレーティングシステム自体にメモリ電源管理プログラムが含まれている場合を例にとって説明する。
図2に示されているように、オペレーティングシステム102は、プロセスの生成および消滅を管理するプロセス管理部103、各種プログラムに対する主記憶の割り当ておよび解放を管理するメモリ管理部104、および前述のメモリ電源管理を行うメモリ電源管理部107などのプログラムを含んでいる。これらプロセス管理部103、メモリ管理部104、およびメモリ電源管理部107などは、それぞれオペレーティングシステム102を構成するシステムプログラムとして実現されている。
メモリ管理部104は、アプリケーションプログラム101からの明示的なメモリ割り当て/解放要求や、プロセス管理部103からのプログラム実行/終了通知などに応じてアプリケーションプログラム101などに対する主記憶上のメモリ割り当ておよび解放を行ったり、アプリケーションプログラム101が利用する仮想メモリを自動的に割り当てる仮想記憶管理などを行う。また、メモリ管理部104は、主記憶上のメモリ領域の一部を磁気ディスクやフラッシュメモリなどの二次記憶装置に退避する機能も持つ。
メモリ管理部104による主記憶の割り当ておよび解放の制御は、割り当て済みメモリ領域管理テーブル105と未割り当てメモリ領域管理テーブル106を使用して行われる。割り当て済みメモリ領域管理テーブル105には、主記憶上のメモリ領域の中でこのシステムで実行されるアプリケーションプログラムやシステムプログラムに現在割り当てられているメモリ領域それぞれの先頭アドレスとそのメモリサイズが登録される。また、未割り当てメモリ領域管理テーブル106には、主記憶上のメモリ領域の中で現在使用されないメモリ領域(割り当て後に解放されたものを含む)それぞれの先頭アドレスとそのメモリサイズが登録される。
アプリケーションプログラム101などからメモリ割り当てが要求されると、メモリ管理部104は、未割り当てメモリ領域管理テーブル106の中から要求されたメモリサイズ分の未使用メモリ領域を探し出し、そのメモリ領域の先頭アドレスとメモリサイズをアプリケーションプログラム101に渡す。
図3は、本発明の一実施形態を示すバンク構成図を示している。複数のメモリバンクを持ち、バンクごとに電源供給を選択でき、またHDDのような書き換え可能な不揮発メモリを持つことを前提としないシステムである。サスペンド時にはメモリをセルフ・リフレッシュ・モードに変更し通電したままにしておき、メモリの内容を保持したまま消費電力を下げる構成となっている。例えば1つのバンクのサイズは256MB、1つのページのサイズは4KBである。ページのデータ内容は、プログラム、その関連データ、テキスト、映像等、種類を問わない。
本実施形態では、サスペンド時に未使用領域の少ないメモリバンクを選択する(以下では保存バンクとする)。保存バンクの未使用部分に、他のバンクから使用メモリをページ単位でコピーする。全てのページが保存バンクにコピーできた場合は、ページテーブルを書き換えて、サスペンド処理を終了する。保存バンクの容量不足により全てのページがコピーできなかった場合は、例えばLRU(Least Recently Used)によりページを選択し、圧縮して保存バンクに格納する。全てのページが格納できた場合はページテーブルを書き換えて、サスペンド処理を終了する。圧縮したページについては圧縮フラグをページテーブルに格納しておく。圧縮しても全てのページが格納できない場合は圧縮・コピーを元の状態に戻し、全てのメモリバンクに給電する。
またレジューム時に、ページテーブルの圧縮フラグが格納されているページにアクセスがあった場合は、展開処理を実行する。また、CPUがIDLE状態になり、かつ圧縮フラグが格納されているページがあった場合も、展開処理を実行しておく。
再び図3は、上記を表現した模式図である。
例えば図3(a)は通常時の使用状態を表す。仮想アドレスに対してメモリバンク(ブロック)1は実線で示すページ対応があり、メモリバンク2は破線で示すページ対応がある。図3(b)はこれに対してサスペンド時の動作を表している。未使用領域の少ないメモリバンクとしてメモリバンク1が選択され、メモリバンク2のページがメモリバンク1へ実線矢印のようにコピーされる。また使用頻度低のページについては、破線矢印のように圧縮を伴ってコピーされる。図3(c)はこれに対してレジューム時の動作を表している。圧縮を伴ってコピーされたページが一点鎖線矢印で示すように展開されてメモリバンク2へ復元されている。
例えば図3(a)は通常時の使用状態を表す。仮想アドレスに対してメモリバンク(ブロック)1は実線で示すページ対応があり、メモリバンク2は破線で示すページ対応がある。図3(b)はこれに対してサスペンド時の動作を表している。未使用領域の少ないメモリバンクとしてメモリバンク1が選択され、メモリバンク2のページがメモリバンク1へ実線矢印のようにコピーされる。また使用頻度低のページについては、破線矢印のように圧縮を伴ってコピーされる。図3(c)はこれに対してレジューム時の動作を表している。圧縮を伴ってコピーされたページが一点鎖線矢印で示すように展開されてメモリバンク2へ復元されている。
図4は、図3(b)に相当するサスペンド時の動作をフローに表している。
まず未使用領域が最少であるメモリバンクを選択する(ステップS41)。次に使用ページをコピーする(ステップS42)。全ページがコピー完了かを判定し(ステップS43)、YESならばページテーブルを書き換える(ステップS44)。他方、ステップS43でNOならば圧縮可能ページが有るかを判定し(ステップS45)、YESならばLRUで使用頻度が低いページを選択して圧縮し(ステップS46)、ステップS43へ戻る。他方、ステップS45でNOならば圧縮可能ページを展開、コピー復元する(ステップS47)。
まず未使用領域が最少であるメモリバンクを選択する(ステップS41)。次に使用ページをコピーする(ステップS42)。全ページがコピー完了かを判定し(ステップS43)、YESならばページテーブルを書き換える(ステップS44)。他方、ステップS43でNOならば圧縮可能ページが有るかを判定し(ステップS45)、YESならばLRUで使用頻度が低いページを選択して圧縮し(ステップS46)、ステップS43へ戻る。他方、ステップS45でNOならば圧縮可能ページを展開、コピー復元する(ステップS47)。
また図5は、図3(c)に相当するレジューム時の動作をフローに表している。まず圧縮ページへのアクセスが発生したか判定し(ステップS51)、YESならばそのページの展開処理を実行する(ステップS53)。他方、ステップS51でNOと判定されたならばCPUがIDLEでありかつ圧縮ページがあるか判定し(ステップS52)、YESならば同様にそのページの展開処理を実行する(ステップS53)。
一般にHDDのような書き換え可能な不揮発メモリをシステムが所持している場合は、保存バンクに入らないページを不揮発メモリに書き出すことも可能だが、レジューム時に不揮発メモリの初期化や読み出しを待つ必要があるなど時間がかかってしまう。
対して、本実施形態では圧縮することによりメモリに格納する。効果としてメモリにのみ格納するため、ハードディスクやフラッシュメモリへのアクセスが必要ない。そのため、ハードディスクやフラッシュメモリが存在しないシステムにおいても適用可能である。
本実施形態では、全てのメモリの内容を保持したままにしておく必要はなく、使用しているメモリの内容のみ保持しておけばいいため、特定のメモリバンクに必要なデータを集め、そのメモリバンクにのみ通電し、その他のメモリバンク分の消費電力を下げることができる。
まとめると、先行技術ではサスペンド時にコピーできない領域をハードディスクやフラッシュメモリに書き出しているが、本発明では圧縮することでメモリに格納する。メモリにのみ格納するため、ハードディスクやフラッシュメモリへのアクセスが必要ない。そのため、ハードディスクやフラッシュメモリが存在しないシステムにおいてもサスペンド時の消費電力を下げることができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば実施形態の図ではメモリバンクは2つであるが3つ以上選択することも同様に可能である。3つ以上あった場合は圧縮するページの数と通電するメモリバンクの数を選択することによって、レジューム時間と消費電力の関係を変化させ調整することができる。なお、ハードディスクやフラッシュメモリへのアクセスを禁止するものではない。
また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…CPU、12…システムコントローラ、13〜16…メモリバンク、18…メモリ電源切り替えスイッチ回路、28…リフレッシュ信号発生装置、101…アプリケーションプログラム、102…オペレーティングシステム、103…プロセス管理部、104…メモリ管理部、105…割り当て済みメモリ領域管理テーブル、106…未割り当てメモリ領域管理テーブル、107…メモリ電源管理部、121…電源供給対象バンク指定レジスタ。
Claims (6)
- 複数のメモリバンクから構成される主記憶装置を有し、前記主記憶装置上のメモリ領域の割り当ておよび解放を管理する計算機システムにおいて、
サスペンド時に、メモリ領域の割り当ておよび解放の状況に基づいて特定のメモリバンクにデータをコピーして集め、特定のメモリに該データが入りきらない場合は、使用頻度の低いページを圧縮して格納し、そのメモリバンク以外のメモリバンクに対してその節電のための制御を行うメモリ節電手段を具備することを特徴とする計算機システム。 - 前記コピー後にページテーブルをコピー先に書き換え、前記圧縮した場合は圧縮フラグを格納することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
- 前記レジューム時に圧縮したページにアクセスがあった場合は展開することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
- 前記圧縮されたページが存在しCPUがIDLE状態になった場合もデータを展開することを特徴とする請求項3に記載の計算機システム。
- 前記圧縮しても格納できなかった場合はコピーデータを戻し、すべてのメモリバンクに給電することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
- 複数のメモリバンクから構成される主記憶装置を有し、データに対する前記主記憶装置上のメモリ領域の割り当ておよび解放を管理する計算機システムにおけるメモリ管理方法において、
サスペンド時に、前記データに対する前記主記憶上のメモリ領域の割り当ておよび解放の状況に基づいて特定のメモリバンクにデータをコピーして集め、特定のメモリに該データが入りきらない場合は、使用頻度の低いページを圧縮して格納し、そのメモリバンク以外のメモリバンクに対してその節電のための制御を行うことを特徴とするメモリ管理方法。
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US11107539B2 (en) | 2018-12-26 | 2021-08-31 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device and its power supply control method |
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