JP2012037125A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多様な食文化のニーズに対応して、冷蔵室内の食品収納ケースの配置及び温度を変更可能な冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 上方が開放した1つの収納ケース280を、冷蔵室200の最上段と下段の両側の内壁面に形成したレール300を介して入れ替え可能に設け、前記収納ケースを冷蔵室の最上段に配設したときに収納ケース内の温度がチルド温度帯に切り替わり、下段に配設したときに収納ケース内の温度が野菜収納に適した温度帯に切り替わる冷蔵庫とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、収納ケースに収納する食品に対応した温度に切り替え可能な冷蔵庫に関するものである。
世界各国において一般的に普及している冷蔵庫の一つに、断熱材を介して、庫内を2分割し、一方を冷蔵室、他方を冷凍室とする2ドアの冷蔵庫が挙げられる。その典型的なものは、庫内を上下に分割し、上部に冷凍室、下部に冷蔵室を配置したトップフリーザと呼ばれる冷蔵庫である。この従来例は、冷蔵室の背面下部にコンプレッサを備えた機械室を形成し、冷凍室の後方には熱交換器と送風フアンを設け、この熱交換器で生成した冷気を、送風フアンを介して、庫内に循環させて冷却をおこなう。その他、庫内を上下に分割し、下部に冷凍室、上部に冷蔵室を配置したボトムフリーザと呼ばれる冷蔵庫や、冷蔵室と冷凍室を左右に配置したサイドバイサイドと呼ばれる冷蔵庫が知られている。
これらの冷蔵庫は、冷蔵室内に収納ケースを設けて、庫内を更に複数の温度帯に分割することで、使い勝手を向上させている。例えば、トップフリーザにおいては、冷蔵室の最下部に野菜を主体に収納する野菜ケース(第1収納ケース)を引き出し可能に設け、冷凍室に近接する冷蔵室の最上段にチーズや肉などのチルド食品を収納するチラーケース(第2収納ケース)を引き出し可能に設けたものがある。
WO98/41804号国際公開公報
従来の冷蔵庫では、チラーケースや野菜ケースは固定位置での使用となっており、利用者によっては、使い勝手が悪かったり、ケースが有効に活用されていない場合があった。例えば、中東地区では「チーズや肉」を食するアラブ人と「野菜しか食べない」インド人等、食文化の異なる民族がひとつの国に混在して住んでいる。前者はチーズや肉を入れるチルド室(チラーケース)のニーズが高く、後者は細々した野菜や果物を入れる野菜ケースのニーズが高い。この他、実際にはそれ以外にもアジア系、トルコ系等の複数の民族がそれぞれの食文化を継承している。
そうした多様なニーズに応えるには、それぞれ別仕様の冷蔵庫が必要である。このようなニーズに応える技術として、温度帯を切り替えることが可能な切替室を備えた冷蔵庫が提案されている。 しかし、ケース(食品収納部)の温度帯を変更する場合、ヒータや電動ダンパを制御する必要があるため、コストが非常に高価になる、あるいは冷気の風路構造の複雑化で食品収納容積が減少してしまうなどの問題がある。
そこで、この発明の課題は、多様な食文化のニーズに対応して、食品を収納する収納ケースの冷蔵室内の配置を変更可能とし且つ、収納食品に対応する温度に変更可能な冷蔵庫を提供することにある。
本発明に係る冷蔵庫は、上方が開放した1つの収納ケースを、冷蔵室の最上段と下段の両側の内壁面に形成したレールを介して入れ替え可能に設け、
前記収納ケースを冷蔵室の最上段に配設したときに収納ケース内の温度がチルド温度帯に切り替わり、下段に配設したときに収納ケース内の温度が野菜収納に適した温度帯に切り替わるようにする。
上方が開放した収納ケースを、冷蔵室の上下にいれ入れ替え可能に構成し、収納ケースの配設位置の変更に応じて収納食品に対応する温度帯に切り替わることにより、食品の出し入れに支障をきたすことなく、多様な食文化のニーズに対応した冷蔵室内のレイアウトが可能な冷蔵庫を提供できる。
第1実施例に係る冷蔵庫の概略構造図である。 第1実施例に係る冷蔵庫1の縦断面図である。 第1実施例に係る冷蔵庫1の開閉ドアを取り外した状態の縦断面の斜視図である。 第2収納ケースの外観図である。 第2収納ケースのレール機構の外観図である。 第2収納ケースを上段レールに取り付けた構造図である。 第2収納ケースを下段レールに取り付けた構造図である。 第1実施例と従来構造との比較概略断面図である。 第2実施例に係る冷蔵庫の縦断面図である。 第3実施例に係る冷蔵庫の縦断面図である。
以下、図1から図10を参照して、この発明に係る冷蔵庫を具体的に説明する。ここで、図1から図8が第1実施例に係る冷蔵庫、図9が第2実施例に係る冷蔵庫、図10が第3実施例に係る冷蔵庫である。なお、同様な部位や矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
先ず、図1を参照して、第1実施例に係る冷蔵庫の概略構造を説明する。ここで、図1は、第1実施例に係る冷蔵庫の概略構造図である。
図1において、符号1で総括的に示すのは、断熱仕切板11を介して、庫内を上下に2分割し、上段を冷凍室100とし、下段を冷蔵室200とするトップフリーザと呼ばれる冷蔵庫である。冷凍室100と冷蔵室200は、その前部が開放しており、この開放部分にそれぞれ開閉ドア101、開閉ドア201が開閉可能に取り付けられている。
冷凍室100は、摂氏マイナス18度C前後の温度帯で設定された貯蔵室であり、仕切棚110を介して、上下に分割されている。そして、この冷凍室100では、冷凍食品の保存や、製氷皿111を利用して製氷し、その保存を行うことができる。一方、冷蔵室200は、摂氏マイナス2度Cから摂氏プラス6度Cの温度帯で設定される貯蔵室であり、2つの収納ケース(第1収納ケース270と第2収納ケース280)や仕切棚290を介して庫内を複数に分割し、木目細かな仕分け収納を可能としている。
そして、この実施例に係る冷蔵庫1の大きな特徴の1つは、1つの収納ケース(第2収納ケース280)を上段と下段に入れ替え可能とした点にある。
即ち、この種の2ドア冷蔵庫は構造が簡単で安価に製造できることから、世界の多くの地域で普及している。そして、その冷蔵室は、主に野菜類を収納する第1収納ケース(野菜収納ケース)と、主にチルド食品や肉類を収納する第2収納ケース(チラーケース)が設けられているのが一般的である。トップフリーザの場合、冷凍室が上部に設けられているため、貯蔵温度帯がマイナス2度Cからプラス3度Cの第2収納ケースは冷蔵室の上部に出し入れ可能に設けられている。一方、貯蔵温度がプラス4度Cからプラス6度Cの第1収納ケースは、冷凍室から離れた冷蔵室の最下部に設けられている。そして、従来の冷蔵室は、この2つの間を複数の仕切棚で上下に分割して、多様な食品を収納することができる。
しかし、この冷蔵庫の仕様は、チルド食品や野菜類を含めた冷蔵食品が多様な食文化を持つ利用者にとっては使い勝手は良好であるが、チルド食品をあまり食べない、あるいは野菜類をあまり食べない地域、あるいは、これらの食文化を持つ利用者が混在する地域の利用者には、使い勝手の良いものではないという課題がある。特に、凍結しては困る野菜や冷蔵食品などは、温度帯が低い第2収納ケースには収納できないため、肉類やチーズなどのチルド食品をあまり食べない利用者にとっては、この第2収納ケースの収納空間は特に使い勝手の悪い空間となる。
そこで、これらのニーズに対応して多様の別仕様の冷蔵庫を提供できれば、利用者に有効であれる。しかし、このようなニーズに対応した冷蔵庫は、構造が簡単で安価な点が大きなメリットであるこの種の冷蔵庫においては、構造が複雑になり、また、コスト高にも繋がるため、そのニーズに答えられていないのが現状である。
そこで、この発明者らは、貯蔵温度帯を低くするために、冷凍室100に近接配置している第2収納ケース280に着目し、この第2収納ケース280を冷蔵室200内で移動可能とすることを着想した。
つまり、この発明者らは、冷蔵室200の上段に取り付けた際には、主にチルド食品の収納に最適なマイナス2度Cからプラス3度Cの貯蔵温度帯とすることができ、また、冷蔵室200の下段の第1の収納ケース270の上部に隣接して取り付けた際には、2段の野菜室として利用することができる冷蔵庫を着想した。しかも、この着想では、第2収納ケース280を引き出し可能とするレール機構300を冷蔵室200の上下の壁面に設けるという簡単な構造で実現することができる。
また、この実施例に係る冷蔵庫1の大きな特徴の他の1つは、上段と下段とで第2収納ケース280の引き出し軌道を変更した点にある。つまり、この冷蔵庫1では、冷蔵室200の最上段に設けられる上段レール310には、第2収納ケース280の前部を下方に傾けて引き出せるチルト機構を設け、冷蔵室200の下段に設けられる下段レール350には、第2収納ケース280を水平に引き出せる水平機構を設けるようにしている。
一般に、上方が開放した収納ケースを高い位置に設けると、収納ケースの前方の壁が邪魔になって、内部が見え難く、かつ出し入れし難い課題がある。また、庫内の両側の内壁面に設けたレール機構により支持される引き出しケースの場合、引き出した際の脱落を防ぐため、前方へ大きく引き出せないという課題がある。特に、この実施例に係るトップフリーザの冷蔵庫1では、第2収納ケースの上端が断熱仕切壁11で覆われており、また、ドアポケット220の存在より、第2収納ケース200が冷蔵室200に奥まって配置されている。
このため、従来の第2収納ケースは、前方と上方が開放した第2収納ケースの前方に、第2収納ケースの引き出しに連動して開閉する開閉蓋を設けて、前記課題を解決している。
しかし、この実施例の大きな特徴である「第2収納ケース280を冷蔵室200内で移動可能とする構造」に前記開閉蓋の従来構造を採用すると、構造が複雑となり、また大きなコストアップの要因ともなる。
そこで、本発明者らは、第2収納ケース280を高い位置に配置した場合は、前部を下方に傾けて引き出せるチルト機構とし、第2収納ケース280を低い位置に配置した場合は、水平に引き出せる水平機構を設けるようにしている。
また、この実施例に係る冷蔵庫1の大きな特徴の他の1つは、冷蔵室200内の裏面パネル230をほぼフラットに形成し、この裏面パネル230の裏面側に形成される冷蔵室用冷気通路20を形成し、この冷蔵室用冷気通路20内に冷気切替えダンパ30を配置した点にある。
即ち、従来のトップフリーザ冷蔵庫は、冷気切替えダンパ30を第2収容ケースの後方に配置しているのが一般的である。この冷気切替えダンパ30は、冷凍室後方に配置される熱交換器51で生成される冷気を冷蔵室200内に分配する機能を備えている。この冷気切替えダンパ30で分配される冷気は、第2収納ケース280内に供給されたり、冷蔵室200の裏面に配管される冷蔵室用冷気通路20を介して冷蔵室200内に供給される。
これら従来例では、断熱材で覆われる冷気切替えダンパ30を冷蔵室の裏面に取り付け、この冷気切替えダンパ30と熱交換器31と冷蔵室用冷気通路20と連通させている。このため、冷気切替えダンパ30が冷蔵室用冷気通路20の前方に張り出して設けられるために、冷気切替えダンパ30と冷蔵室用冷気通路20を覆う裏面パネルは冷気切替えダンパ30が前方に張り出した形状となっている。このため、第2収容ケースの奥行き寸法が小さく形成されているのが一般的となっている。
このような従来の構造に対して、この実施例の大きな特徴である「第2収納ケース280を冷蔵室200内で入れ替え可能とする構造」を採用すると、第2収納ケース280を冷蔵室200の下部に設置した際には、その後方にデッドスペースが形成される課題がある。
そこで、本発明者らは、冷蔵室用冷気通路20内に冷気切替えダンパ30を配置することで、その前面を覆う裏面パネル230をフラットに形成することを実現した。即ち、冷気切替えダンパ30を冷蔵室用冷気通路20の上部延長線上に配置し、その前面に冷蔵室200と冷気切替えダンパ30とを仕切る断熱部材32を設ける構造とした。これにより、断熱材で覆われる冷気切替えダンパ30の奥行き方向の厚さを小さくすることができるから、冷蔵室200の上段と下段の奥行き寸法をほぼ一致させることができる。したがって、第2収納ケース280を冷蔵室200の上段と下段に入れ替え可能としても、冷蔵室200内を有効に活用することができる。
また、この実施例に係る冷蔵庫1の大きな特徴の他の1つは、第2収納ケース280を上段に設置した際には冷気切替えダンパ30から冷気の供給を受ける構造とし、第2収納ケース280を下段に設置した際には、第2収納ケース280内に冷気が入り難い構造とした点にある。これにより、第2収納ケース280を上段に設置した際には、主にチルド食品や肉類を収納するチラーケースとすることができる一方、第2収納ケース280を下段に設置した際には、冷気を嫌う野菜などの収納空間として利用することができる。
以下、図1から図9を参照して、この実施例に係る冷蔵庫を更に詳細に説明する。
先ず図1と図2を参照して、この実施例に係る冷蔵庫1の内部構造を更に説明する。ここで、図2は、この実施例に係る冷蔵庫1の縦断面図である。
図2において、冷蔵庫1は、金属材料で形成される外箱12と、樹脂材料で形成される内箱13との間に断熱材を発泡充填して形成される筐体10と、この筐体10の前面に筐体10と同様な構造で断熱材を発泡充填して形成され、その側部が回転ヒンジ15(図1参照)で開閉可能に支持され開閉ドア101及び102とから構成される。なお、図1に示すように、開閉ドア101と102の前面には開閉用ハンドル102、202が設けられ、この開閉ドア101と102の内側の周囲には閉じた際に筐体10との密着を図るための磁石16が設けられている。
本実施例に係る冷蔵庫1は、断熱仕切板11を介して、前方が開放した筐体10を上下に分割し、上部貯蔵室を冷凍室100とし、下部貯蔵室を冷蔵室200としている。筺体10の背面下部には凹状に切り欠かれて形成される機械室40が形成され、この機械室40に圧縮機41とドレン皿42が設けられている。
冷凍室200内の奥側には背面パネル150が設けられ、その後方に冷却室50が設けられている。この冷却室50には、送風ファン52と熱交換器51とが上下に配置されている。熱交換器51の下部には霜取りヒータ54が設けられ、その下方に露受け皿56が設けられている。熱交換器51に付着した霜は霜取りヒータ54により溶かされて、筺体10の裏面の断熱材内に配管されるドレンパイプ53により機械室40の上部に導かれて、ドレン皿42に排水される。
冷凍室100の両側の内壁面には、仕切棚110を両側で支持する取付リブ112が上下に複数の設けられており、仕切棚110の上下の仕切りの高さを自由に設定することができる。また、開閉ドア101の内壁面には、ドアポケット130が上下に設けられている。
冷蔵室200は、筺体10の裏面側の下部に機械室40が設けられることにより、その下部の後方には張出部250が形成されている。この実施例では、この張出部250の高さに合わせて、その前面に、前後に引出可能な第1収納ケース270を設けている。
そして、張出部250の上方となる冷蔵室200内の奥側の内壁面は、両側より中央側が凹状に形成され、その前面を裏面パネル230で覆う構造としている。この実施例では、この冷蔵室200の奥側の内壁面と裏面パネル230とで形成される空間を、冷蔵室用冷気通路20としている。この冷蔵室用冷気通路20は、その上部に冷却室50と連通する冷気切替えダンパ30が設けられ、その下方に庫内照明部240が設けられている。この実施例では庫内照明部240を冷蔵室200の中央に配置しているため、冷蔵室用冷気通路20は冷気切替えダンパ30の下方が庫内照明部240により左右に分岐される構造となっている。
また、冷気切替えダンパ30の前面、即ち、冷気切替えダンパ30と裏面パネル230との間には断熱部材32が設けられ、冷気切替えダンパ30と冷蔵室200とを熱的に遮断している。図3に図示の状態の冷気切替えダンパ30は、閉じた状態であるが、これが下方冷蔵室側に開くと、図示のように冷気が流れる。
冷蔵室200の両側の内壁面には、第1収納ケース270と第2収納ケース280を支持するレール機構300と、仕切棚290を両側で支持する複数の取付リブ291が設けられている。この実施例では、レール機構300として、冷蔵室200の最下部に配置される第1収納ケース270を前後に引き出し可能に支持する最下段レール390と、冷蔵室200の最上部に第2収納ケース280を取り付けた際に、前後に引き出し可能に支持する上段レール310と、第1収納ケース270の上段に隣接して第2収納ケース280を取り付けた際に、前後に引き出し可能に支持する下段レール350を備えている。
なお、第1収納ケース270を支持する最下段レール290と、この最下段レール290に支持される第1収納ケース270の両側の構造は、下段レール350と同様な構造を備えているため、ここでは詳細な説明を省略する。また、第1収納ケース270の上部は、仕切棚292によって覆われており、この仕切棚292によって、上部が開放した第1収納ケース270を独立した空間とすることができる。
一方、上段レール310と下段レール350の間の両側の内壁面には、仕切棚290を上下の任意の位置で支持する複数の取付リブ291が形成されている。この実施例では、2枚の仕切棚290を任意の高さに取り付けることができる。例えば、第2収納ケース280を上段に取り付けた際には、その下方を3分割するように設置することができる。また、第2収納ケース280を第1収納ケース270の上部に取り付けた際には、仕切棚290の1枚が第2収納ケース280の上部を覆って、第2収納ケース280を独立した空間となるように、仕切棚290を支持する位置に取付リブ291が設けられている。そして、その上部を2分割することができる。なお、仕切棚290は2枚に限定されるものではなく、更に多くの仕切棚290を取り付けることができる。
開閉ドア201の内壁面には、複数のドアポケット220が上下に配置されている。この実施例では、これら複数のドアポケット220の高さを公知の構造により自由に高さ調節することができる。
次に、図3を参照して、この冷蔵庫1の冷気の流れを説明する。ここで、図3は、この実施例に係る冷蔵庫1の開閉ドアを取り外した状態の縦断面の斜視図である。
図3において、この実施例では、冷凍室100後方の冷却室50に配置される熱交換器51に、送風ファン52を介して庫内空気を通過させることで冷気を生成することができる。即ち、この実施例では、送風フアン52を回転させると、熱交換器51から取り込まれてこないくうき冷気は、背面パネル150に設けた冷気口151から冷凍室100内に供給されるとともに、筺体10内に形成される冷気通路(破線矢印55で図示)を介して冷気切替えダンパ30に供給される。したがって、冷気切替えダンパ30を閉じれば、全ての冷気が冷凍室100に供給されることとなる。
冷凍室100に供給される冷気は、冷凍室100内を冷やした後、冷気戻り口152から熱交換器51の下部に取り込まれ、再び、熱交換器51内に取り込まれる。
一方、冷気切替えダンパ30に取り込まれた冷気は、冷蔵室用冷気通路20を介して冷蔵室200内に供給される。この実施例では、冷気切替えダンパ30の開閉を図示しない制御装置で自動調整することができる。したがって、冷気切替えダンパ30の開閉範囲を自動調整することにより、冷蔵室100内の温度制御を細かに行うことができる。
ここで、冷気切替えダンパ30は、その上部が冷却室50に接しているので、この冷気切替えダンパ30と接する冷蔵室200の近傍は冷えすぎる課題がある。従来技術では、この冷蔵室200の冷えすぎ軽減を図るために、冷気切替えダンパ30全体を断熱材で覆う構造を採用している。しかし、この構造により、冷気切替えダンパ30が冷蔵室200内に大きく張り出してしまう課題があった。
本発明者らは、冷気切替えダンパ30が冷蔵室200の裏面側に接して取り付けられることに着目し、この冷気切替えダンパ30の裏面側を筺体10の断熱部材と兼用することで、冷気切替えダンパ30の薄型化を実現した。即ち、冷気切替えダンパ30の前部にのみ断熱部材32を設ける構造とした。具体的には、冷蔵室200内の背面側を構成する内壁面に両側壁面231より奥まった位置に凹部232を形成し、この凹部232を裏面パネル230で覆う構造とし、この裏面パネル230と凹部232とで形成される空間を冷蔵室用冷気通路20としている。そして、この冷蔵室用冷気通路20の上部に、断熱部材32と冷気切替えダンパ30とを前後の位置関係で設けている。これにより、冷気切替えダンパ30の近傍の冷蔵室200は、断熱部材32により冷えすぎ軽減を図ることができる。加えて、冷気切替えダンパ30の冷蔵室200への張出量を少なくすることができるから、図3に示すように、冷蔵室200の上部に第2収納ケース280を取り付けた際の奥行き寸法の最大化を図ることができる。
さて、この実施例では、冷気切替えダンパ30から供給される冷気は冷蔵室用冷気通路20を介して冷蔵室200に供給される。冷蔵室用冷気通路20の下側は、中央に配置される庫内照明部240により左右にわかれて分岐して形成されている。そして、この冷蔵室用冷気通路20の前面を覆う裏面パネル230には、上下方向に冷気口233が設けられている。
例えば、最上部に配置される冷気口233aは、断熱部材32を貫通して形成され、第2収納ケース280を最上段に取り付けた際に、その裏面から第2収納ケース280内に冷気を供給する位置に設けられている。この冷気口233aから吹き出される冷気は、冷気切替えダンパ30から最短距離で供給される冷気であるため、断熱仕切板11で密閉された第2収納ケース280に供給されることによって、第2収納ケース280内をマイナス2度Cからプラス3度Cにすることができる。
この他、中段、下段に形成される冷気口233bは、仕切棚290で仕切られる空間に対して後方から前方に向かって冷気を供給する。また、冷気口233bから吹き出された冷気の一部は、第1収納ケース270の上部を覆う仕切棚292の後方から第1収納ケース270の下方に入り込んで、第1収納ケース270と仕切棚292とで密閉された収納空間を周囲から間接的に冷却することができる。これにより、第1収納ケース270の収納空間を野菜類の収納に最適な貯蔵空間とすることができる。
さて、冷気口233から冷蔵室200内に供給された冷気は、後方から前方に吹き出され、更に上昇してドアポケット220を冷却した後、断熱仕切板11内に形成される戻り通路17を介して、冷却室50の下部に取り込まれる。ここで、戻り通路17は、断熱仕切板11の底面前部から冷却室50下部を繋ぐ通路である。
次に、図4から図7を参照して、第2収納ケース280の構造を更に詳細に説明する。ここで、図4は第2収納ケースの外観図であり、(a)図が斜視図、(b)図が側面図である。図5は第2収納ケースのレール機構の外観図であり、(a)図が上段レールの外観図、(b)図が下段レールの外観図である。図6は、第2収納ケースを上段レールに取り付けた構造図であり、(a)図が収納した状態図、(b)図が引き出した状態図である。図7は、第2収納ケースを下段レールに取り付けた構造図であり、(a)図が収納した状態図、(b)図が引き出した状態図である。
先ず、図4を参照した第2収納ケース280の外観構造を説明する。この実施例の第2収納ケース280は、冷蔵室200の上段と下段に入れ替え可能なケースとしているので、上段設置時の取扱性を考慮して、前面が前面壁281により塞がれ、上方が開放した形状を採用している。第2収納ケース280の前面壁281は、開閉時に使用する凹状の手掛けハンドル部282が設けられ、その周囲は後方の筺体より外周に張り出して形成される。
第2収納ケース280の凹状の両側面壁283には、レール機構300と連結する凸状のスライドレール284と凸状のストッパ部285が設けられている。スライドレール284は、その長手方向を奥行き方向とする姿勢で両側面壁283の下方に設けられ、レール機構300とスライド可能に連結するスライド溝286が設けられている。このスライド溝286は、後方が開放しており、この開放部分からレール機構300と連結することができる。
また、(b)図に示すように、このスライド溝286の開放する端部は、上辺縁部289aが下辺縁部289bより後方に長く設定されている。更に、上辺縁部289aの後端部は、上方に跳ね上がった形状を備えている。加えて、ストッパ部285は、上辺縁部289aの後端部に合わせて、両側面壁283の後方の上部に設けられている。
第2収納ケース280の背面壁287は、中央部に切欠部288が形成されている。この切欠部288は、上段設置時に冷気口233aを露出するように設定されている。なお、切欠部288は中央に設けられているため、下段設置時には、切欠部288の両側に残された背面壁287が、左右に分かれて設けられている冷気口233bを塞いで、第2収納ケース280への冷気の浸入を少なくすることができる。これにより、下段設置時の第2収納ケース280を野菜類の収納に適した密閉度の高い収納空間とすることができる。
次に、図5を参照して、冷蔵室200の両壁面に設けられるレール機構300を具体的に説明する。この実施例では、上段レール310と下段レール350は、第2収納ケース280のスライドレール284をスライド可能に保持するガイドレールと、ストッパ部285をスライド可能に案内することで落下防止を図るストッパ保持レールとから構成している。
即ち、(a)図に示すように、上段レール310は、第2収納ケース280のスライド溝286とスライド可能に嵌合する凸状の上段ガイドレール311と、上段ガイドレール311の上方に形成される凸状の上段ストッパ保持レール312とから構成される。上段ストッパ保持レール312は、凸状のストッパ部285を案内する上段ガイド溝313を備えている。上段ガイド溝313は、後方が上段ガイドレール311と平行な溝形状であるが、その溝形状の前部は上辺が上方に開いた形状であり、その溝形状の前端部は縁形状で塞がれ、その溝形状の前端部の下方の縁は切り欠かれた形状としている。
一方、(b)図に示すように、下段レール350は、第2収納ケース280のスライド溝286とスライド可能に嵌合する凸状の下段ガイドレール351と、この下段ガイドレール351の上方に形成される凸状の下段ストッパ保持レール352とから構成される。下段ストッパ保持レール352は、凸状のストッパ部285を案内する凹状の下段ガイド切欠部353を備えている。下段ガイド切欠部353は、下方が開放され、上辺は下段ガイドレール351と平行に形成されている。
なお、この実施例の第2収納ケース280は、上段レール310と下段レール350とに入れ替え可能に取り付けられるので、上段ガイドレール311と下段ガイドレール351は同じ形状で形成している。
また、第1収納ケース270をスライド支持する最下段レール390は、基本的な構造は、第1収納ケース270を保持する下段レール350と同様な構造を備えているため説明を省略する。
次に、図6と図7を参照して、上段設置時の第2収納ケース280と、下段設置時の第2収納ケース280の開閉動作の違いを説明する。
図6(a)図において、第2収納ケース280は、冷蔵室200の上段に設置された状態では、第2収納ケース280のスライド溝286内に上段ガイドレール311が入り込み、第2収納ケース280のストッパ部285が上段ガイド溝313の奥(後端部)まで入り込んだ状態で保持される。この設置状態では、第2収納ケース280の開放された上部と断熱仕切板11とがほぼ密着された状態で保持される。そして、このほぼ密閉された収納空間は、切欠部288を介して露出する冷気口233aから供給される冷気により、他の冷蔵室200の収納空間より温度の低い状態とすることができる。
さて、この第2収納ケース280は、手掛けハンドル部282を介して、前方に引き出すことができる。ここで、上段ストッパ保持レール312がなければ、水平な上段ガイドレール311と、この上段ガイドレール311に噛み合うスライドレール284のスライド移動により、そのまま前方に引き出すことができる。しかし、上段ガイドレール311とスライドレール284との連結が外れると、第2収納ケース280が落下してしまう課題がある。
そこで、この実施例では、第2収納ケース280の両側後方に設けたストッパ部285が上段ガイド溝313にスライド可能に支持されることにより、前記課題を解決している。
即ち、ストッパ部285は、(a)図の収納状態では、上段ガイド溝313の奥(後端部)で保持されている。この状態から、第2収納ケース280が前方に引き出されると、ストッパ部285は、最初は、水平な上段ガイド溝313に沿って、水平に移動する。しかし、更に、第2収納ケース280が前方に引き出されると、ストッパ部285は、上辺が上方に開いた上段ガイド溝313に沿って、上方へも移動可能に、前方に移動することとなる。
そして、(b)図に示すように、第2収納ケース280が更に前方に移動すると、上段ガイドレール311を上下で挟んで支持していたスライド溝286の下辺縁部289bの規制(後端部が短い)が外れるので、第2収納ケース280は、上辺縁部289aと上段ガイド溝313で支持されるストッパ部285によって支持される。ここで、ストッパ部285は、上辺が上方に開いた上段ガイド溝313に沿って、徐々に上方に移動することが可能な構造なので、第2収納ケース280は、更に前方に引き出されることによって、その前部を下方に傾けた姿勢となる。
そして、(b)図の第2収納ケース280を最も引き出された状態では、ストッパ部285が上段ガイド溝313の最前部の縁で保持されるので、前方への移動が阻止されるから第2収納ケース280の落下を防止することができる。
この(b)図に示すような、前部を下方に傾けた第2収納ケース280の姿勢によれば、断熱仕切板11の先端や、開閉ドア101の下端部との間に食品を出し入れする十分な空間Lを確保することができる。
また、第2収納ケース280を取り外す場合は、第2収納ケース280を最も引き出した(b)図の状態から、その前部を上方に引き上げることにより、ストッパ部285を上段ガイド溝313の先端部の下方から取り外すことができる。ここで、上辺縁部289aの後端部は上方に跳ね上がって形成されているから、前記の取り外し姿勢で支障をきたすことがない。
次に、図7(a)図において、第2収納ケース280は、冷蔵室200の下段に設置された状態では、第2収納ケース280のスライド溝286内に下段ガイドレール351が入り込み、第2収納ケース280のストッパ部285が下段ガイド切欠部353(後端部)まで入り込んだ状態で保持される。この設置状態では、第2収納ケース280の開放された上部と仕切棚290とがほぼ密着された状態で保持される。しかも、切欠部288は裏面パネル230に塞がれ、図示しない冷気口233bからの冷気も入らないので、野菜類の収納に適した収納空間とすることができる。
さて、この第2収納ケース280は、上段設置時と同様に、手掛けハンドル部282を介して、前方に引き出すことができる。この下段設置時の第2収納ケース280は、設置位置が低く、また、上部を薄い仕切棚292で覆っていることから、そのまま水平に引き出せ、かつ、(b)図に示すように、最前部まで引き出しても落下しなければよい。
そこで、この実施例では、下段ストッパ保持レール352に設けた下段ガイド切欠部353の上辺を下段ガイドレール351と平行に形成している。即ち、ストッパ部285は、(a)図の収納状態では、切欠部353の奥(後端部)で保持されている。この状態から、第2収納ケース280が前方に引き出されると、ストッパ部285は、水平な切欠部353に沿って、水平に移動する。
そして、(b)図の第2収納ケース280を最も引き出された状態では、ストッパ部285が切欠部353の最前部の縁で保持されるので、前方への移動が阻止されるから第2収納ケース280の落下を防止することができる。
この(b)図に示すような、水平な第2収納ケース280の姿勢によれば、仕切棚292の先端との間に食品を出し入れする十分な空間Lを確保することができる。
また、第2収納ケース280を取り外す場合は、第2収納ケース280を最も引き出した(b)図の状態から、その前部を上方に引き上げることにより、ストッパ部285を下方に下げて下段ガイド切欠部353から取り外すことができる。ここでも、上辺縁部289aの後端部は上方に跳ね上がって形成されているから、前記の取り外し姿勢で支障をきたすことがない。
次に、図8を参照して、この実施例に係る冷蔵庫1の特徴的な構成を従来構造との比較で説明する。図8はこの実施例と従来構造との比較概略断面図であり、(a)図が第2収納ケースの形状の比較図、(b)図が冷蔵室の裏面パネル形状の比較図である。なお、図8では左側が従来構造、右側がこの実施例に係る構造である。
(a)図において、前記したように、この実施例に係る冷蔵庫1の大きな特徴の1つは、第2収納ケース280を冷蔵室200の上段と下段に入れ替え可能に設けた点である。従来の冷蔵庫においては、冷蔵室のような大きな貯蔵室に小さな収納ケースを配置する場合、収納ケースの取付位置により、その収納ケースの形状や構造は大きく相違している。
例えば、左側の従来構造においては、低い位置に配置される第1収納ケースは、前面に壁がある上方が開放したケースを採用し、高い位置に配置される第2収納ケースは、前面に壁がなく、前面と上方が開放したケースを採用するのが一般的である。特に高い位置に配置される第2収納ケースでは、壁がない前面を塞ぐために第2収納ケースの引き出し構造に連動して開放する蓋を設けることが一般的となっている。
つまり、従来技術においては、食品の出し入れや、収納食品の視認性を考慮して、取付位置の高さが異なれば収納ケースの形状を違えるのが一般的である。したがって、本実施例の特徴のように、同じ収納ケースを高さの異なる位置に入れ替え可能とする技術思想はなかったと言える。仮に、左側の従来例の構造で、蓋付きの収納ケースを低い位置に入れ替えようとした場合、この収納ケースは前部が開放されているために、この収納ケースを野菜室として使う場合には、その前部に、引き出し構造に連動して開閉する蓋を設けなければならない。このため、この収納ケースを入れ替えるにはコストが高くなり、また、複雑な構造となる。
これに対し、右図に示す、本実施例の構造では、上方が開放された第2収納ケース280を上段と下段に入れ替え可能とし、しかも、上段設置時には、第2収納ケース280の前部が下方に傾斜した姿勢で引き出される構造を採用している。この実施例では、この構造を採用することにより、同じ第2収納ケース280を単純に入れ替えるだけの操作で、その取付位置を簡単に変更することができる。しかも、大きなコスト高を生じることなく簡単な構造で、しかも、食品の出し入れに支障をきたすことなく入れ替えることができる。
また、(b)図において、左側の従来構造に示すように、従来構造では、前後を断熱部材32で覆った冷気切替えダンパ30を冷蔵室の上部に配置する構造を採用している。このため、冷気切替えダンパ30が大きく前方に張り出して設けられているために、その前部を覆う裏面パネル230も大きく前方に張り出して形成される。そして、この冷気切替えダンパ30の前方に取り付けられる第2収納ケース280は奥行き寸法が制限されたケース形状となる。
したがって、仮に、この奥行き寸法が制限された第2収納ケース280を下方に入れ替えようとした場合、下方設置時の第2収納ケース280の後方には、斜線部で示す大きなデッドスペースが生じる。
しかし、この実施例では、断熱部材32で前方のみを覆った冷気切替えダンパ30を採用しているため、冷気切替えダンパ30の冷蔵室200への張り出し量を小さくすることができる。これにより、裏面パネル230をほぼフラットな形状とすることができるから、上段の奥行き寸法と、下段の奥行き寸法をほぼ一致させることができるから、第2収納ケース280を上段と下段に入れ替えても、その後方にデッドスペースを生じることを軽減することができる。
次に、図9を参照して、第2実施例に係る冷蔵庫1aを詳細に説明する。ここで、図9は第2実施例に係る冷蔵庫の縦断面図である。なお、同様な部位や矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
図9において、この第2実施例に係る冷蔵庫1aは、断熱仕切板11を介して、庫内を上下に2分割し、上段を冷蔵室200とし、下段を冷凍室100とするボトムフリーザと呼ばれる冷蔵庫1aである。冷凍室100と冷蔵室200は、その前部が開放しており、この開放部分にそれぞれ開閉ドア101、開閉ドア201が開閉可能に取り付けられている。
そして、この冷蔵庫1aの大きな特徴の1つは、冷蔵室200の上段と下段に第2収納ケース280を入れ替え可能な構造を採用した点にある。以下、この第2収納ケース280を冷蔵室200の上段と下段に入れ替え可能とするボトムフリーザについて、更に説明を加える。
冷蔵庫1aは、断熱仕切板11を介して、前方が開放した筐体10を上下に分割し、上部貯蔵室を冷蔵室200とし、下部貯蔵室を冷凍室100としている。筺体10の背面下部には凹状に切り欠かれて形成される機械室40が形成され、この機械室40に圧縮機41とドレン皿42が設けられている。
冷凍室200内の奥側には背面パネル150が設けられ、その後方に冷却室50が設けられている。この冷却室50には、送風ファン52と熱交換器51とが上下に配置されている。熱交換器51の下部には霜取りヒータ54が設けられ、その下方に露受け皿56が設けられている。熱交換器51に付着した霜は霜取りヒータ54により溶かされて、ドレンパイプ53により機械室40の上部に導かれて、ドレン皿42に排水される。また、機械室40の上部には冷気切替えダンパ30が設けられている。
冷凍室100には、上下2段の収納ケースが設けられており、下段収納ケース160は、開閉ドア101とともに前方に出し入れ可能に設けられ、上段収納ケース161は図示しない独自の引き出し機構により出し入れすることができる。この冷凍室100の構造は既存の構造につき、説明を省略する。
一方、冷蔵室200は、下段に第1収納ケース270が引き出し可能に設けられ、最上段には第2収納ケース280が引き出し可能に設けられ、この第1収納ケース270と第2収納ケース280との間の空間を上下に仕切る複数の仕切棚290が設けられている。第1収納ケース270は、その上部を仕切棚292で覆った野菜類の収納に適した密閉構造としている。また、第2収納ケース280は、その上部を冷蔵室200の天井面と接するようにした密閉構造としている。
そして、この実施例では、最上段の第2収納ケース280を第1収納ケース270の上部に積層配置可能に入れ替え可能な構造としている。第2収納ケース280は、上段設置時には、第1実施例と同様な構造を採用することにより、その前部を前方に傾けて引き出すことができるし、下段設置時には、第1実施例と同様な構造を採用することにより、水平に引き出すことができる。
なお、下段設置時の第2収納ケース280の位置が高くなる大型のボトムフリーザの場合は、下段設置時でもその前部を前方に傾けて引き出す構造としてもよい。
冷蔵室200内の背面壁は、第1実施例と同様な構造を採用しており、その裏面側を構成する裏面パネル230の後方に冷蔵室用冷気通路20が設けられている。裏面パネル230には冷蔵室用冷気通路20の冷気を冷蔵室200に吹き出す冷気口233を上下に設けている。上段または下段の第2収納ケースのどちらか一方には第2収納ケース280に冷気を吹き出す冷気口233aが設けられ、チルド食品の収納に適した収納空間とすることができる。一方、他方の位置の第2収納ケース280は、その上部を仕切棚290で覆うことで、野菜類の収納に適したほぼ密閉された収納空間とすることができる。
開閉ドア201の内側には、第1実施例と同様なドアポケット220が上下に配置されている。
この実施例に係る冷蔵庫1aは、送風フアン52の上部に隣接配置した冷気切替えダンパ30を開閉することにより、熱交換器51で生成された冷気を、送風フアン52を介して、冷凍室100と冷蔵室200に供給することができる。冷凍室100に吹き出された冷気は、背面上方から冷凍室100内に入り、冷凍室100内を冷却した後、背面中央から冷却室50の下方に戻される。一方、冷気切替えダンパ30から冷蔵室用冷気通路20に提供される冷気は、複数の冷気口233から冷蔵室200内に提供され、冷蔵室200の下方に形成される図示しない戻り通路を介して冷却室50の下方に戻される。
次に、図10を参照して、第3実施例に係る冷蔵庫1bを詳細に説明する。ここで、図10は第3実施例に係る冷蔵庫の縦断面図である。なお、同様な部位や矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
図10において、この第2実施例に係る冷蔵庫1bは、断熱仕切板11を介して、熱的に庫内を上下に2分割し、上段を冷凍室100とし、下段は仕切板11a(断熱機能がない)を介して更に上下に2分割して、中段を冷蔵室200とし、下段を野菜室400とするトップフリーザと呼ばれる冷蔵庫1bである。冷凍室100と冷蔵室200と野菜室400は、その前部が開放しており、冷凍室100と冷蔵室200の開放部分にはそれぞれ開閉ドア101、開閉ドア201が開閉可能に取り付けられ、野菜室400の開放部分には引出ドア401が設けられる3ドア冷蔵庫である。
そして、この冷蔵庫1bの大きな特徴の1つは、冷蔵室200の上段と下段に第2収納ケース280を入れ替え可能な構造を採用した点にある。以下、この第2収納ケース280を冷蔵室200の上段と下段に入れ替え可能とする3ドアのトップフリーザ冷蔵庫について、更に説明を加える。
冷蔵庫1bは、断熱仕切板11を介して、前方が開放した筐体10を上下に分割し、上部貯蔵室を冷凍室100とし、下部貯蔵室を更に仕切板11aを介して更に上下に分割して、中段を冷蔵室200、下段を野菜室400としている。筺体10の背面下部には凹状に切り欠かれて形成される機械室40が形成され、この機械室40に圧縮機41とドレン皿42が設けられている。
冷凍室200内の奥側には背面パネル150が設けられ、その後方に冷却室50が設けられている。この冷却室50には、送風ファン52と熱交換器51とが上下に配置されている。熱交換器51の下部には霜取りヒータ54が設けられ、その下方に露受け皿56が設けられている。熱交換器51に付着した霜は霜取りヒータ54により溶かされて、ドレンパイプ53により機械室40の上部に導かれて、ドレン皿42に排水される。
冷凍室100は、仕切棚110を介して、上下に分割されており、開閉ドア101の内壁面には、ドアポケット130が上下に設けられている。
一方、冷蔵室200は、その裏面側に裏面パネル230が設けられ、この裏面パネル230の後方に隣接して冷蔵室用冷気通路20が設けられている。冷蔵室用冷気通路20の上側には、断熱部材32で前部を覆われる冷気切替えダンパ30が配置されている。そして、冷蔵室用冷気通路20の前部を覆う裏面パネル230には図示しない複数の冷気口233が上下に配置されている。
冷蔵室200には、第2収納ケース280を上段と下段に入れ替え可能に設けることができる。そして、上段と下段の間の空間を仕切棚290で上下に仕切っている。また、開閉ドア201の内面壁には複数のドアポケット220が設けられている。
この実施例でも、第1実施例と同様な構造により、上段設置時には、第2収納ケース280の前部を下方に傾斜した姿勢で引き出すことができ、下段設置時には第2収納ケース280を水平に引き出すことができる。
野菜室400には、上下2段の収納ケースが設けられており、下段収納ケース410は、引出ドア401とともに前方に出し入れ可能に設けられ、上段収納ケース411は図示しない独自の引き出し機構により出し入れすることができる。この野菜室400の構造は既存の構造につき、説明を省略する。
この実施例に係る冷蔵庫1bは、冷気切替えダンパ30を開閉することにより、熱交換器51で生成された冷気を、送風フアン52を介して、冷凍室100と冷蔵室200に供給することができる。また、野菜室400には、冷蔵室200の冷気で間接的に冷却したり、あるいは、冷蔵室200に提供された冷気の一部を野菜室400に供給することができる。
冷凍室100に吹き出された冷気は、背面上方から冷凍室100内に入り、冷凍室100内を冷却した後、背面下部から冷却室50の下方に戻される。一方、冷気切替えダンパ30から冷蔵室用冷気通路20に提供される冷気は、複数の冷気口233から冷蔵室200内に提供され、断熱仕切板11に形成される戻り通路17を介して、冷却室50の下方に戻される。ここで、上段及び下段設置時の第2収納ケース280に対する冷気の流れは第1実施例と同様につき省略する。
このように、この発明に係る冷蔵庫によれば、冷蔵室に配置される収納ケース(第2収納ケース)の設置場所を変えることで、収納ケース内の温度を設定することができる。即ち、設置場所の一方に収納ケース内に冷気を供給する冷気口を設け、他方には冷気口を設けない構造とすることにより、一方の収納ケースをチーズや肉類の貯蔵に適したチラーケースとし、他方を、野菜類の収納に適した収納空間とすることができる。なお、この実施例では、上段設置時の第2収納ケースでは、ISO規格のマイナス2度Cからプラス3度Cの範囲である、マイナス1度Cからプラス1度Cに設定することができる。
更に、この発明に係る冷蔵庫では、上方が開放した1つの収納ケース(第2収納ケース280)を、冷蔵室の最上段と下段の両側の内壁面に形成したレール機構を介して入れ替え可能に設け、冷蔵室の最上段に設けられる上段レールは、前記収納ケースの前部を下方に傾けて引き出せるチルト機構を設け、前記冷蔵室の下段に設けられる下段レールは、前記収納ケースを水平に引き出せる水平機構を設けている。
この場合、前記収納ケースは、その両側の下方に形成されるスライドレールと、両側の後方の上部に形成されるストッパ部とを備え、前記上段レールは、前記スライドレールを前後方向に移動可能に支持する上段ガイドレールと、前記ストッパ部を前後方向に移動可能に支持する上段ストッパ保持レールとを備え、前記下段レールは、前記スライドレールを前後方向に移動可能に支持する下段ガイドレールと、前記ストッパ部を前後方向に移動可能に支持する下段ストッパ保持レールとを備え、前記上段ストッパ保持レールは、後方部が前記ストッパ部の前方への移動を可能にし、前方部が前記ストッパ部の上方の移動を可能にし、最前部が前記ストッパ部の前方への移動を阻止する上段ガイド溝を備え、下段ストッパ保持レールは、前記ストッパ部を後方部から前方部へ移動させ、最前部では前記ストッパ部の前方への移動を阻止する下段ガイド切欠部を備えるようにするとよい。
更に、断熱仕切板を介して、前方が開放した筐体を上下に分割し、上部貯蔵室を冷凍室とし、下部貯蔵室を冷蔵室とし、前記筺体の背面下部には凹状に切り欠かれて形成される機械室を形成し、この機械室に圧縮機を設け、前記冷凍室内の奥側には背面パネルが設けられ、その後方に送風ファンと熱交換器とを上下に配置した冷却室を形成し、前記冷蔵室内の奥側には、両側より中央側が凹状に形成され、その前面を裏面パネルで覆った冷蔵室用冷気通路が設けられ、前記冷蔵室用冷気通路の上部に、前記冷却室と連通し、かつ、その前面を断熱材で覆われる冷気切替えダンパを備え、前記冷気切替えダンパの前面を覆う前記断熱材には、冷気口が設けられ、前記上段設置時の前記収納ケースは、前記冷気切替えダンパの前方の位置であって、前記冷気口から冷気が供給される冷蔵庫に適用することができる。
加えて、この冷蔵庫では、前記機械室の前部となる前記冷蔵室の下部には、その上部を仕切板で覆われ、かつ前後方向に引き出し可能な野菜収納ケース(第1収納ケース270)が設けられ、下段設置時の前記収納ケースは、前記野菜収納ケースの上方に隣接した位置であって、かつ、その上部を仕切板で覆った独立した収納空間とすることができる。
1…冷蔵庫、10…筐体、11…断熱仕切板、12…外箱、13…内箱、15…回転ヒンジ、16…磁石、17…戻り通路、20…冷蔵室用冷気通路、30…冷気切替えダンパ、32…断熱部材、40…機械室、41…圧縮機、42…ドレン皿、50…冷却室、51…熱交換器、52…送風ファン、53…ドレンパイプ、54…霜取りヒータ、55…冷気通路、56…露受け皿、100…冷凍室、101…開閉ドア、102…開閉用ハンドル、110…仕切棚、111…製氷皿、112…取付リブ、130…ドアポケット、150…背面パネル、151…冷気口、152…冷気戻り口、160…下段収納ケース、161…上段収納ケース、200…冷蔵室、201…開閉ドア、202…開閉用ハンドル、220…ドアポケット、230…裏面パネル、231…両側壁面、232…凹部、233…冷気口、240…庫内照明部、250…張出部、270…第1収納ケース、280…第2収納ケース、281…前面壁、282…手掛けハンドル部、283…両側面壁、284…スライドレール、285…ストッパ部、286…スライド溝、287…背面壁、288…切欠部、289a…上辺縁部、289b…下辺縁部、290…仕切棚、291…取付リブ、292…仕切棚、300…レール機構、310…上段レール、311…上段ガイドレール、312…上段ストッパ保持レール、313…上段ガイド溝、350…下段レール、351…下段ガイドレール、352…下段ストッパ保持レール、353…下段ガイド切欠部、390…最下段レール、400…野菜室、410…下段収納ケース、411…上段収納ケース

Claims (5)

  1. 上方が開放した1つの収納ケースを、冷蔵室の最上段と下段の両側の内壁面に形成したレールを介して入れ替え可能に設け、
    前記収納ケースを冷蔵室の最上段に配設したときに収納ケース内の温度がチルド温度帯に切り替わり、下段に配設したときに収納ケース内の温度が野菜収納に適した温度帯に切り替わる
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記請求項1記載の冷蔵庫において、冷蔵室の最上段に設けられる上段レールは、前記収納ケースの前部を下方に傾けて引き出せるチルト機構を設け、
    前記冷蔵室の下段に設けられる下段レールは、前記収納ケースを水平に引き出せる水平機構を設けている
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 前記請求項1記載の冷蔵庫において、
    前記収納ケースは、その両側の下方に形成されるスライドレールと、両側の後方の上部に形成されるストッパ部とを備え、
    前記上段レールは、前記スライドレールを前後方向に移動可能に支持する上段ガイドレールと、前記ストッパ部を前後方向に移動可能に支持する上段ストッパ保持レールとを備え、
    前記下段レールは、前記スライドレールを前後方向に移動可能に支持する下段ガイドレールと、前記ストッパ部を前後方向に移動可能に支持する下段ストッパ保持レールとを備え、
    前記上段ストッパ保持レールは、後方部が前記ストッパ部の前方への移動を可能にし、前方部が前記ストッパ部の上方の移動を可能にし、最前部が前記ストッパ部の前方への移動を阻止する上段ガイド溝を備え、
    下段ストッパ保持レールは、前記ストッパ部を後方部から前方部へ移動させ、最前部では前記ストッパ部の前方への移動を阻止する下段ガイド切欠部を備えている
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫において、
    断熱仕切板を介して、前方が開放した筐体を上下に分割し、上部貯蔵室を冷凍室とし、下部貯蔵室を冷蔵室とし、前記筺体の背面下部には凹状に切り欠かれて形成される機械室を形成し、この機械室に圧縮機を設け、
    前記冷凍室内の奥側には背面パネルが設けられ、その後方に送風ファンと熱交換器とを上下に配置した冷却室を形成し、
    前記冷蔵室内の奥側には、両側より中央側が凹状に形成され、その前面を裏面パネルで覆った冷蔵室用冷気通路が設けられ、
    前記冷蔵室用冷気通路の上部に、前記冷却室と連通し、かつ、その前面を断熱材で覆われる冷気切替えダンパを備え、
    前記冷気切替えダンパの前面を覆う前記断熱材には、冷気口が設けられ、
    前記上段設置時の前記収納ケースは、前記冷気切替えダンパの前方の位置であって、前記冷気口から冷気が供給される
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項4記載の冷蔵庫において、
    前記機械室の前部となる前記冷蔵室の下部には、その上部を仕切板で覆われ、かつ前後方向に引き出し可能な野菜収納ケースが設けられ、
    下段設置時の前記収納ケースは、前記野菜収納ケースの上方に隣接した位置であって、かつ、その上部を仕切板で覆った独立した収納空間である
    ことを特徴とする冷蔵庫。
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