JP4997171B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫に係り、特に最上部の貯蔵室の最上部に引き出し可能に設置された食品収納ケースを備えた冷蔵庫に好適なものである。
近年、冷蔵庫の高さをできるだけ高くすると共に冷蔵庫の奥行きを増大して、冷蔵庫内の収納スペースを増大した大型の冷蔵庫を購入する家庭が増加している。しかし、大型の冷蔵庫では、最上部の貯蔵室内の最上部に収納した食品を取り出す作業やその最上部の奥の部分の清掃がしづらいものとなっている。
そこで、例えば特開2004−301356号公報(特許文献1)や特開平10−185420号公報(特許文献2)に示すように、棚容器または収納ケースが使用者の目線まで降りてくるようにして、最上部の貯蔵室内の最上部に収納した食品を取り出す作業や奥の部分の清掃を容易にした冷蔵庫が案出されている。
前記特許文献1の冷蔵庫では、室内上下方向に複数段の棚空間を設けた収納室と、前記棚空間の少なくとも一段部の収納部側壁に設けられ水平部およびその前部に前方への下方傾斜部を前後に平行して形成したガイドレールと、このガイドレールに係合してレール内を移動する滑車を両側の前後に取り付け滑車の回転により前後および上下傾斜移動可能に設けた棚容器と、この棚容器と収納室背面との間に設けた押し出し装置、および引き上げ装置とからなる。そして、動作指示により押し出し装置で棚容器を前方に水平に押し出すとともに前後の滑車をそれぞれガイドレール前後の傾斜部に係合させて下方移動させ、格納指示により引き上げ装置を駆動して棚容器を前記ガイドレールの後方所定位置に引き上げるようにしている。
また、前記特許文献2の冷蔵庫では、庫内に出し入れ自在に支持された収納棚と、同収納棚上方の庫内一側壁前方に取付けられ、内側に案内ローラを備えた支持具と、前記収納棚上に載置され、前記支持具を挿入する挿入孔と、同挿入孔に連設し前記案内ローラに対応するガイドレールを備え、外周に略逆L字状のフランジ部を有する収納ケースとからなっている。そして、前記収納ケースのガイドレールを前記フランジ部の前後に延伸する長孔で形成し、前記案内ローラに摺動自在に支持され、前記収納ケースを前記庫内の前後にスライド可能にしている。
特開2004−301356号公報 特開平10−185420号公報
しかし、前記特許文献1では、棚容器が目線の高さまで降りてくるので、汚れを掃除するには有効であるが、棚容器の動作機構部が複雑であると共に、その部分がデットスペースとなってしまい、食品の収納スペースの増大を招く結果となっていた。
また、前記特許文献2のように、冷蔵室最上段に備えた収納ケースが水平に引き出された後、下方に傾斜する構造では、動作機構部が簡単でその容積をとらず、収納スペースの減少をなくすことができるが、収納ケースを引き出した際に手が外れた場合、収納ケースの急激な下降により内容物の飛散や落下による収納ケースの破損のおそれがあった。また、収納ケースを片側のみで支持する構造であるため、強度的な信頼性に課題があった。
本発明の目的は、信頼性が高く簡単な構成で収納スペースの減少を招くことなく、食品を取り出す作業や奥の部分の清掃を容易に行うことができる冷蔵庫を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は、上下に配置された複数の貯蔵室を有し、これらの貯蔵室のうちの最上部の貯蔵室内の最上部に引き出し可能に設置された食品収納ケースを備えた冷蔵庫において、前記食品収納ケースを前方に引き出した状態で搖動ダンパーを介して当該食品収納ケースの前側が低くなるように回動可能に両側で支持したことにある。
係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
(1)前記最上部の貯蔵室内の最上段の棚の上に前記食品収納ケースを引き出し可能に載置し、前記食品収納ケースを最も前方に引き出した状態で前記搖動ダンパーが回動するようにしたこと。
(2)前記搖動ダンパーは、回動軸と、この回動軸を回転可能に嵌合する軸受体と、前記回動軸と前記軸受体との摺動部に充填されたシリコーンオイルとからなること。
(3)前記回動軸または前記軸受体が前記食品収納ケースに固定され、前記軸受体または前記回動軸が前記貯蔵室の両側面に設置されたレールに前後水平方向に移動可能に支持され、このレールに支持された前記軸受体または前記回動軸は前記食品収納ケースが最も前方に引き出された状態で回動される際に当該食品収納ケースと共に回動されないように平坦面を有して当該レールに支持されていること。
(4)前記食品収納ケースが最も前方に引き出された状態で回動される際に当該食品収納ケースの回動範囲を制限するストッパーを前記貯蔵室の両側面に設置したこと。
(5)前記食品収納ケースの内部に左右方向または前後方向に延びる仕切りを備え、前記仕切りの左右前後位置が任意に変更可能であること。
(6)前記食品収納ケースの内壁の一部若しくは全部に緩衝材を設けたこと。
(7)前記食品収納ケースの内壁の一部若しくは全部に滑り止めを設けたこと。
(8)前記食品収納ケースの底面に、傾斜したとき水平になるような傾斜部が1段以上設けられたこと。
(9)前記食品収納ケースの側壁面において、手前側を低くしたこと。
係る構成の本発明の冷蔵庫によれば、信頼性が高く簡単な構成で収納スペースの減少を招くことなく、食品を取り出す作業や奥の部分の清掃を容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態の冷蔵庫について、図面を参照しながら説明する。
まず、本実施形態の冷蔵庫の全体に関して図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態の冷蔵庫の正面図、図2は図1のA−A断面図である。
冷蔵庫は、冷蔵庫本体1及び扉21〜24を備えて構成されている。冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱と樹脂製の内箱との間にウレタン発泡断熱材11及び真空断熱材(図示せず)を有して構成され、上から冷蔵室3、うるおい保湿冷凍室12、冷凍室2、野菜室4の順に複数の貯蔵室を有している。換言すれば、最上部に冷蔵室3が、最下部に野菜室4が、それぞれ区画して配置されており、冷蔵室3と野菜室4との間には、これらの両室と断熱的に仕切られた、うるおい保湿冷凍室12、冷凍室2が配設されている。冷蔵室3の内部には、肉、魚などを保有するためのチルド室5が備えられている。
冷蔵庫本体1の前面には、冷蔵室3、うるおい保湿冷凍室12、冷凍室2、野菜室4の前面開口部を閉塞する扉21〜24が設けられている。冷蔵室扉21は冷蔵室3の前面開口部を閉塞する扉、うるおい保湿冷凍室扉22はうるおい保湿冷凍室12の前面開口部を閉鎖する扉、冷凍室扉23は冷凍室2の前面開口部を閉塞する扉、野菜室扉24は野菜室4の前面開口部を閉塞する扉である。冷蔵室扉21は観音開き式の両開きの扉で構成されている。うるおい保湿冷凍室扉22、冷凍室扉23、野菜室扉245は引き出し式の扉によって構成され、引き出し扉とともに貯蔵室内の容器が引き出される。
冷蔵庫本体1には、冷凍サイクルが設置されている。この冷凍サイクルは、圧縮機9、凝縮器(図示せず)、キャピラリチューブ(図示せず)及び冷却用熱交換器6、そして再び圧縮機9の順に接続して構成されている。圧縮機9及び凝縮器は冷蔵庫本体1の背面下部に設けられた機械室に設置されている。冷却用熱交換器6は冷凍室3、4の後方に設けられた冷却器室に設置され、この冷却器室における冷却用熱交換器6の上方にファン7が設置されている。冷却用熱交換器6の直下には、冷却用熱交換器6に付いた霜を定期的に溶かす除霜用管ヒータ10が設置されている。
冷却用熱交換器6によって冷却された冷気は、ファン7によって冷蔵室3、うるおい保湿冷凍室12、冷凍室2及び野菜室4の各貯蔵室へと送られる。具体的には、ファン7によって送られる冷気は、開閉可能な温度調節用ダンパー8を介して、その一部が冷蔵室3及び野菜室4の冷蔵温度帯の貯蔵室へと送られ、他の一部がうるおい保湿冷凍室12、冷凍室2の冷凍温度帯の貯蔵室へと送られる。ファン7によって冷蔵室3、うるおい保湿冷凍室12、冷凍室2及び野菜室4の各貯蔵室へと送られる冷気は、各貯蔵室を冷却した後、冷気戻り通路を通って冷却用熱交換器6へと戻される。
このように、本実施形態の冷蔵庫は冷気の循環構造を有しており、各貯蔵室を適切な温度に保持する。例えば、冷凍室2は−18℃に、冷蔵室3は3〜5℃に、野菜室4は3〜5℃に、チルド室は0〜1℃に保持される。なお、チルド室5、うるおい保湿冷凍室12、野菜室4は、それぞれ引き出し容器13にて形成され、上面開口部が蓋14により覆われている。従って、チルド室5、うるおい保湿冷凍室12、野菜室4に貯蔵された食品は、冷却用熱交換器により冷却された冷気で直接冷却されることがなく、引き出し容器13及び蓋14を介して間接的に冷却される。
次に、図3から図6を参照しながら、冷蔵室2に備えられた食品収納ケース15に関して説明する。図3は図2における食品収納ケース15の動作を説明する図、図4は図2の揺動ダンパー部の断面図、図5は図4のB−B断面図、図6は図3の食品収納ケース15の回動範囲を説明する図である。なお、図3では各扉を省略してある。
食品収納ケース15は、容器もしくは棚もしくは網状の入れ物などで構成され、冷蔵室2の内部の最上段の棚18の上に引き出し可能に載置されている。この食品収納ケース15は引き出していないときは水平で配置させるように設置されている。これは、食品収納ケース15が冷蔵室3の上部に配置されている為、食品収納ケース15の下には食品等が貯蔵されている。このため、食品収納ケース15が引き出していないとき傾いて配置すると、水平よりはみ出した食品収納ケース15により食品収納ケース15の下方の部分の収納量が減少してしまうためである。そして、食品収納ケース15は、最も前方に引き出した状態で、搖動ダンパー16を介して前側が低くなるように回動可能に両側で支持されている。
搖動ダンパー16は食品収納ケース15の両側面の後部に設けられている。搖動ダンパー16は食品収納ケース15の両側面から突出され、その突出された部分がレール17に水平方向に摺動可能に支持されている。具体的には、搖動ダンパー16は、一側が食品収納ケース15に固定された回動軸16aと、この回動軸16aの他側を回転可能に嵌合する軸受体16bと、回動軸16aと軸受体16bとの摺動部に充填されたシリコーンオイル(図示せず)とからなっている。搖動ダンパー16の可動トルクはシリコーンオイルの摩擦力により決定される。なお、設置するダンパー16の加重(摩擦力)は、食品収納ケース15の底面積と食品収納ケース15の底面から天井までの高さの積で表される見かけ体積を水に換算したときの重量に対応できる加重が好ましい。
回動軸16aは、一側が食品収納ケース15に埋設されて固定され、他側が円周面を有して食品収納ケース15から突出されている。なお、回動軸16aは食品収納ケース15と同一部材で形成されていてもよい。
軸受体16bは、回動軸16aを嵌合する軸受部16bと、この軸受部16bの周囲に設けられてレール17に係合される係合部16bとからなっている。係合部16bは、上下に平坦面を有してレール17に挟持されている。回動軸16aと軸受部16bとが逆であってもダンパー機能を奏することができる。なお、軸受部16bと係合部16bとは同一部材で形成されていてもよい。
レール17は、食品収納ケース15を水平に前後方向へ案内するものである。レール17を前後方向に傾斜して引き出すようにすると、食品収納ケース15の下方に収納された食品が、食品収納ケース15を前後方向に移動する際に食品収納ケース15にぶつかって倒れることを防ぐためである。レール17は、図4に示すように断面コ字状に形成され、冷蔵室2の両側面に水平に設置されている。レール17は、図5に示すように、食品収納ケース15が最も前方に引き出された状態を特定する係止部17aを有している。食品収納ケース15を手前に引き出すと、これと共に搖動ダンパー16も手前に移動され、この搖動ダンパー16が係止部17aに当接することにより、搖動ダンパー16及び食品収納ケース15の移動が制限され、図3の点線に示すように食品収納ケース15が最も前方に引き出された状態となる。
食品収納ケース15が最も前方に引き出されると、食品収納ケース15の自重より食品収納ケース15の前側が搖動ダンパー16を回動支点として下方に低く傾斜する。即ち、搖動ダンパー16の軸受体16bが平坦面を有してレール17に挟持されているので、搖動ダンパー16の回動軸16aが食品収納ケース15と共に回動しても、軸受体16bがレール17により回動が制限され、シリコーンオイルの摩擦力によって搖動ダンパー16が機能して食品収納ケース15が傾斜される。搖動ダンパー16が機能することにより、食品収納ケース15がゆっくりと安全に傾斜することとなる。なお、このときの傾斜動作において、食品収納ケース15に食品が無い空の状態の場合は、ダンパー16により、食品収納ケース15の自重では非常に低速で傾くため、容器に手をかけて下方へ傾斜させてもよい。
そして、最上段の棚18の前方下方に位置する冷蔵室2の両側面には、食品収納ケース15の回動範囲を制限するストッパー19が設置されているので、食品収納ケース15はストッパー19に当接するまで回動して所定の傾斜角度で停止される。この停止状態で、食品収納ケース15はストッパー19によりその加重を支えられるので、安全に食品収納ケース15を支持することができる。
食品収納ケース15を引き出して傾斜させた際の食品収納ケースの前面上端の高さは日本の女性の平均身長157cmより若干低い155cm以下に設定してある。これは冷蔵庫を使用する人が主婦が多いことから算出した値である。これによって、使い易く、最上段の底面が良く見えるようにして清掃性を向上することができる。
食品収納ケース15は、図6に示すように、水平を示すC−C線の角度と、45度以内の角度を示すD−D線の角度との範囲内で傾斜されるようになっている。このように傾斜角度を45度以内に制限することにより、食品収納ケース15に収納した食品が飛び出さないようにすることができる。
なお、揺動ダンパー16の可動範囲を水平と下方45度との範囲に制限するようにして、ストッパー19を省略してもよい。揺動ダンパー16が水平方向から下方方向にしか可動しないように制限することにより、食品を収納する際に食品収納ケース15を水平方向よりも上に間違って持ち上げて冷蔵庫本体にぶつかり、食品や食品収納ケース15が破損することを防止できる。
上述したように、本実施形態によれば、食品収納ケース15は、前方に引き出した状態で、搖動ダンパー16を介して前側が低くなるように回動可能に両側で支持されているので、信頼性が高く簡単な構成で収納スペースの減少を招くことなく、食品を取り出す作業や奥の部分の清掃を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7を用いて説明する。図7は本発明の第2実施形態の冷蔵庫の一部を示す断面図である。この第2実施形態は、以下に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一である。
この第2実施形態では、レール17を数段に設け、食品収納ケース15を各段のレール17に載置することができるようにしたものである。そして、揺動ダンパー16の可動範囲を水平と下方45度との範囲に制限するようにして、ストッパー19を省略している。この第2実施形態によれば、身長の高い人でも低い人でも使い易い高さに自在に設定できる。これにより貯蔵したものの使い忘れを防止し、腐らせることなく衛生に冷蔵庫を使用できる。また、手前の食品をどけることなく簡単に置くの物を取ることができる。また、汚れ易い底面が見やすくなり、届き易くなったことにより最上段の清掃性を向上することが出来る。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8を用いて説明する。図8は本発明の第3実施形態の冷蔵庫の一部を示す斜視図である。この第3実施形態は、以下に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一である。
この第3実施形態では、レール17の先端にガイド22を有している。ガイド22は、搖動ダンパー16がレール17の先端に達するまで食品収納ケース15を水平に保つ役目を持つ。そして、搖動ダンパー16がレール先端に達すると水平方向から下方方向に稼動するようになる。そして、レール17は、第1のレール17aと第2のレール17bからなり、伸縮可能な構造である。これにより引き出す量を使用者の任意に変えられ、引き出しの途中からでも傾斜が可能となる。即ち、例えば冷蔵庫の扉が壁や柱、家具等により100%開放できない場合、引き出し量により食品収納ケース15が扉にぶつかる場合が考えられるが、引き出しの途中からでも傾斜が可能となることにより、食品収納ケース15が引き出しが扉にぶつかることなく使用できる。
(第4から第8実施形態)
次に、本発明の第4〜第8実施形態の冷蔵庫の食品収納ケースについて図9から図14を用いて説明する。第4〜第8実施形態は、以下に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一である。
(第4実施形態)
図9は本発明の第4実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。この第4実施形態では、食品収納ケース15に前後方向に可動可能な仕切り18を設けたものである。なお、仕切り18は、前後方向のほか左右方向や前後と左右を交差させた仕切りでも良く、複数個でも良い。仕切り18の位置が自由に変えられることにより、貯蔵物の整理整頓がし易く、傾斜した際に貯蔵物が倒れ液ダレ等による汚れの防止が出来ると共に、手前の食品をどけることなく奥の貯蔵物を簡単に取り出すことが出来る。
(第5実施形態)
図10は本発明の第5実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。この第5実施形態では、食品収納ケース15の内壁の全周に緩衝材21を設けたものである。これにより、食品収納ケース15の傾斜時に貯蔵物が滑り、食品収納ケース15の内壁を形成する緩衝材21にぶつかっても飲料等が割れたりして汚れことを防止できる。緩衝材21の素材は食品安全性が高く、且つ柔らかい素材が好ましく、例えば、抗菌除菌性能に優れたアクリル系不織布や、ウレタン、発泡スチロール、また、潜熱がプラス温度域の蓄冷の役目もする潜熱蓄冷材が好ましい。
(第6実施形態)
図11は本発明の第6実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。この第6実施形態では、食品収納ケース15の底面に滑り止め23を設けたものである。これにより、食品収納ケース15を引き出すときに、貯蔵物が前後にずれ動いたり、食品収納ケース15を傾斜する際に急激なずれ落ちたりすることにより、貯蔵物同士がぶつかって異音が発生したり破損したりすること、液垂れや飲料等割れにより汚れることを防止できる。滑り止め23の素材は貯蔵物との摩擦抵抗力の大きいものが好ましく、例えばゴム等が良い。また、食品収納ケース15の内側底面に凹凸やエンボスを成形で設けることでも同様の効果を得られる。
(第7実施形態)
図12は本発明の第7実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図、図13は図12の食品収納ケースの傾斜させた状態の冷蔵庫の一部を示す断面図である。この第7実施形態では、図12に示すように、食品収納ケース15の底面を、傾斜したとき水平になるような傾斜部24を設けたものである。これにより、図13に示すように、食品収納ケース15を傾斜させたとき、食品収納ケース15の底面が水平になり、ビンや缶などの食品を垂直に立てた状態とすることができる。なお、傾斜部24は取り外し可能であり、貯蔵物に応じて付け替えが出来、外して洗うことが出来、清潔に使用できる。
(第8実施形態)
図14は本発明の第8実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。この第8実施形態では、冷蔵庫の内壁に接しない部分の食品収納ケース15の側壁面の手前側を低くしたものである。これにより、食品収納ケース15を引き出し、傾斜した状態で、冷蔵庫の内壁よりも前に出るため、横からでも貯蔵物の出し入れが可能となる。
本発明の一実施形態の冷蔵庫の正面図である。 図1のA−A断面図である。 図2における食品収納ケースの動作を説明する図である。 図2の揺動ダンパー部の断面図である。 図4のB−B断面図である。 図3の食品収納ケースの回動範囲を説明する図である。 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の一部を示す断面図である。 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の一部を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。 本発明の第5実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。 本発明の第6実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。 本発明の第7実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。 図12の食品収納ケースの傾斜させた状態の冷蔵庫の一部を示す断面図である。 本発明の第8実施形態の冷蔵庫における食品収納ケースの斜視図である。
符号の説明
1…冷凍冷蔵庫本体、2…冷凍室、3…冷蔵室、4…野菜室、5…チルド室、6…冷却用熱交換器、7…ファン、8…温度調節用ダンパー、9…圧縮機、10…除霜用管ヒータ、11…ウレタン発泡断熱材、12…うるおい保湿冷凍室、13…引き出し容器、14…蓋、15…食品収納ケース、16…揺動ダンパー、16a…回動軸、16b…軸受体、16b…軸受部、16b…係合部、17…レール、18…最上段の棚、19…ストッパー、21…緩衝材、22…ガイド、23…滑り止め、24…傾斜部。

Claims (10)

  1. 上下に配置された複数の貯蔵室を有し、これらの貯蔵室のうちの最上部の貯蔵室内の最上部に引き出し可能に設置された食品収納ケースを備えた冷蔵庫において、
    前記食品収納ケースを前方に引き出した状態で搖動ダンパーを介して当該食品収納ケースの前側が低くなるように回動可能に両側で支持した
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1において、前記最上部の貯蔵室内の最上段の棚の上に前記食品収納ケースを引き出し可能に載置し、前記食品収納ケースを最も前方に引き出した状態で前記搖動ダンパーが回動するようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項2において、前記搖動ダンパーは、回動軸と、この回動軸を回転可能に嵌合する軸受体と、前記回動軸と前記軸受体との摺動部に充填されたシリコーンオイルとからなることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項3において、前記回動軸または前記軸受体が前記食品収納ケースに固定され、前記軸受体または前記回動軸が前記貯蔵室の両側面に設置されたレールに前後水平方向に移動可能に支持され、このレールに支持された前記軸受体または前記回動軸は前記食品収納ケースが最も前方に引き出された状態で回動される際に当該食品収納ケースと共に回動されないように平坦面を有して当該レールに支持されていることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項4において、前記食品収納ケースが最も前方に引き出された状態で回動される際に当該食品収納ケースの回動範囲を制限するストッパーを前記貯蔵室の両側面に設置したことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項1から5の何れかにおいて、前記食品収納ケースの内部に左右方向または前後方向に延びる仕切りを備え、前記仕切りの左右前後位置が任意に変更可能であることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項1から5の何れかにおいて、前記食品収納ケースの内壁の一部若しくは全部に緩衝材を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  8. 請求項1から5の何れかにおいて、前記食品収納ケースの内壁の一部若しくは全部に滑り止めを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 請求項1から5の何れかにおいて、前記食品収納ケースの底面に、傾斜したとき水平になるような傾斜部が1段以上設けられたことを特徴とする冷蔵庫。
  10. 請求項1から5の何れかにおいて、前記食品収納ケースの側壁面において、手前側を低くしたことを特徴とする冷蔵庫。
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