JP2012037010A - ボルト・ナットの緩止具 - Google Patents
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Abstract
スパナ、ボックスレンチ、きく、のような緩締工具を用いてボルトとナットを容易に螺合・螺脱し得る緩み止め機能付きナットを安価に提供すること。
【解決手段】
弾性のある金属線材を螺巻した、螺合したナットから突き出したボルトの突出部分の螺条に嵌合可能である緩止コイル部と、前記緩止コイル部の上端から下方に屈曲し、前記ナットと係合可能なナット係合部と、前記緩止コイル部の下端から外方に向かって、前記ナットの外縁を越えて延伸した金属線によって構成された締付自動調整部を具備した緩止具を、
前記緩締工具を装着することによって、前記締付自動調整部が押圧されて前記緩止コイル部が拡径するように、前記ナット上面に形成された緩止具係合部と、前記ナット係合部を介して、前記緩止具を前記ナットに係合させた。
【選択図】 図4
Description
スパナ、ボックスレンチ、きく、のようなナットの緩み締め操作を行う緩締工具を用いて、ボルトに容易に螺合・螺脱し得る緩み止め機能付きナットであって、
弾性のある金属線材によって構成された緩止具が、
前記ボルトと螺合した前記ナットから突き出した該ボルトの突出部分の螺条に嵌合可能であり、前記金属線を螺巻した緩止コイル部と、
前記緩止コイル部の上端から下方に屈曲し、前記ナットと係合可能なナット係合部と、
前記緩止コイル部の下端から接線方向に外方に向かって、前記ナットの外縁を越えて延伸した金属線によって構成された締付自動調整部を具備し、
前記緩締工具を装着することによって、前記締付自動調整部が押圧されて前記緩止コイル部が拡径するように、前記ナット側面に形成された緩止具係合部と、前記ナット係合部を介して、前記緩止具を前記ナットに係合させたことを特徴とするものである。
緩止具係合部は、ナット係合部と嵌合可能であって、緩止具を構成する金属線と略同じか若干細い縦溝をナット側面に刻んだものであることを特徴とするものである。
ナット係合部は、その断面が略楕円、あるいは、その一部を切り落した形状の細長形状であり、その最短径部分は緩止具係合部と略同じか若干太く緩止具係合部と嵌合可能であり、その最長径部分は該ナット係合部が該緩止具係合部と嵌合した状態で回転することを防ぐために緩止係合部の細溝の幅より長くしたことを特徴とするものである。
ナット係合部はナットと係合する際に該ナットと接触する接合部を有し、前記接合部は緩止具を構成する金属線の側面をプレスして形成されたものであることを特徴とするものである。
ナット係合部はナットと係合する際に該ナットと接触する接合部を有し、前記接合部は緩止具を構成する金属線の側面をプレスして形成されたものであることを特徴とするものである。
緩止具係合部が、ナットの角部に該角部を削ることによって形成されたことを特徴とするものである。
また、ナットを加工する際、ナットの角部は最も肉厚であるため、強度的にも加工に適している。
ナットは、締付自動調整部を動きやすくなるために、前記ナットの一部を削ることにより形成した締付自動調整部軌道面を有し、ナットの緩み締め操作に適合した緩締工具を装着した場合に、該締付自動調整部が該ナットに引っ掛からずに緩止コイル部を押圧・拡径し得ることを特徴とするものである。
例えば、側面作用部を有する締付自動調整部を押圧して緩止コイルの締め付けを緩まる場合、上記側面作用部は若干回転するように移動する。この時、例えばナットの角部に引っ掛かってしまうと、工具を装着しても自動的にコイルを拡径することができない。このような場合、予め、ナットの一部を削ることで、当該締付自動調整部が動く領域を確保することができる。この領域を確保するために削ったナットの部分(の削った表面)を本発明では「締付自動調整部軌道面」と呼んでいる。
締付自動調整部軌道面は、六角ナットの一角を該六角ナットの中心軸に平行な平面に沿って切断したものであることを特徴とするものである。
緩止具係合部が形成された六角ナットの角部(の正六角形の頂点)と、締付自動調整部軌道面が形成された角部(の正六角形の頂点)とが、ナットの中心から180°の角度をなすことを特徴とする。
緩止具係合部が形成された六角ナットの角部(の正六角形の頂点)と、締付自動調整部軌道面が形成された角部(の正六角形の頂点)とが、後者を基準に前者をナットの中心から反時計回りに120°の位置に設けたことを特徴とするものである。
ナットは、六角ナットの角部を削り落した締付自動調整部軌道面を有し、緩止具係合部がナットの角部以外の側面部に形成され、前者を基準に後者をナットの中心から反時計回りに120°から180°の範囲に設けたことを特徴とする請求項6に記載された緩み止め機能付きナット。
締付自動調整部は、ナット外縁近傍からナット側面に沿って下方向に延伸した側面機能部を有することを特徴とするものである。
締付自動調整部は、ナット外縁近傍に屈曲機能部を有することを特徴とするものである。
締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍までナット上面と平行に延伸したものであることを特徴とするものである。
締付自動調整部の屈曲機能部は、金属線を一旦上方向に屈曲させ、直ちに下方向に屈曲させることにより、突起状の形状であることを特徴とするものである。
締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸したものであることを特徴とするものである。
締付自動調整部の側面機能部は、緩締コイル下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸した金属線の端部から金属線を略垂直かつ若干外向きに下方向に延伸したものであり、緩締工具は装着によって前記機能部と当接するが、前記側面機能部が弾性変形して、前記工具に装着可能であることを特徴とするものである。
ナットと係合している緩止具の最大外径が、前記ナットと適合する「スパナ」の装着前は該「スパナ」の内寸法よりも大きく、該「スパナ」を装着することにより「スパナ」の内壁に締付自動調整部が当接し、押圧されることで、締付自動調整部が弾性変形して、前記の緩止具の最大外径が該「スパナ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とすることで、該「スパナ」が装着可能であり、かつ同工具の装着によって自動的にボルトの締め付けを解除するものである。
ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「スパナ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とするものである。
ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「きく」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とするものである。
ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「ボックスレンチ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とするものである。
ナット係合部と緩止具係合部が溶接によって接合されたことを特徴とするものである。
ナット係合部と緩止具係合部の係合が、「かしめ」により接合されていることを特徴とするものである。
角部を削ることによって形成された緩止具係合部の先端部分を「かしめ」ることによってナット係合部と緩止具係合部の係合されていることを特徴とするものである。
この実施例は、本願発明の原理を示すための例である。
緩止具103には、ナット係合部120が形成されている。また、施加工六角ナット102は、前記ナット係合部120と係合する緩止具係合部130が形成されている。
例えば、図8(a)の状態で、側面から高温のバーナー等で加熱すると、ナット係合部120の接合部122、施加工六角ナット102の緩止係合部130、双方の表面が溶融して固着する。この場合、上述の例のように、接着に必要な「接着剤」あるいは「(はんだのような)低温で溶融する金属」を別途使用する必要なく、単に側面を加熱するだけで強固な係合が得られる。
施加工六角ナット102の緩止係合部130を(六角ナットの)角部に設けた場合、図のように、細溝の側面が尖った形状になる。この尖った部分(図9(b)で点線により表示されているS1)に側面から強い力を加えて、先を潰すように塑性変形させる(かしめる)。この場合、かしめた部分(潰した先の部分:図9(b)のS2)が「蓋」のようになって、非常に強固な接合が実現できる。
例えば上述の図9(b)の「かしめ」た場合では、接合部122は潰した先の部分(図9(b)のS2)が蓋となるが、ナット係合部120の接合部122の表面と、施加工六角ナット102の緩止係合部130の内面の接触面は(両者は「圧入」されているだけであるため)接合部122に“仮に”強い回転力が加わると回転してしまう恐れもある。
図10(a)は全体図、また、図10(b)は側面図である。ナット係合部120aの接合部122aは、ナット係合部120aの連結部121より(側面から見ると)細くしている。尚、ナット係合部120aの連結部121はナット係合部120の連結部121と同じである(従って、同じ参照番号を割り当てている)。
施加工六角ナット202は、施加工六角ナット102に加えて、緩止具係合部が形成されていない六角ナットの角部の一つを削り落したものである。実施例1と同様に(加工前の)六角ナットに適合した緩締工具は使用し得る構成である。六角ナットの削り落した部分は、該六角ナットの一角を該六角ナットの中心軸に平行な平面に沿って切断している。
尚、図13〜図17の例では、配置角は180°である。図19(b)では、配置角は60°である。
施加工六角ナット202aは、実施例2と同様である。緩止具303は、実施例2と同様に(従来技術の締付コイルに相当する)締付コイル部14と、ナット係合部120(実施例1と同じ)、及び、締付自動調整部210によって構成されている。本発明は、実施例2の締付自動調整部210の代わりに、締付自動調整部310を備えた発明の例である。
12 ;六角ナット
13 :緩止具(特許文献1のもの)
14 ;緩止コイル(コイルバネ)
15 ;ナット係合部
16 ;ナット係合部(ナットと係合していない部分)
17 ;ナット係合部(ナットと係合している部分)
21 ;ツマミ部(その1)
22 ;ツマミ部(その2)
31 ;キャップ(その1)
32 ;キャップ(その2)
101 ;緩止機能付きナット(実施例1)
102 ;施加工六角ナット
103 ;緩止具
110 ;締付自動調整部
120 ;ナット係合部
121 ;ナット係合部(ナットと係合していない部分)
122 ;ナット係合部(ナットと係合している部分)
122a ;ナット係合部(122の別の構成例)
130 ;緩止具係合部
190 ;スパナ
201 ;緩止機能付きナット(実施例2)
202 ;施加工六角(変形七角)ナット(実施例2)
203 ;緩止具(実施例2)
201a ;緩止機能付きナット(実施例2の他の構成1)
202a ;施加工六角(変形七角)ナット(202の他の構成1)
203a ;緩止具(実施例2の他の構成1)
201b ;緩止機能付きナット(実施例2の他の構成2)
202b ;施加工六角(変形七角)ナット(202の他の構成2)
203b ;緩止具(実施例2の他の構成2)
201c ;緩止機能付きナット(実施例2の他の構成3)
202c ;施加工六角(変形七角)ナット(202の他の構成3)
203c ;緩止具(実施例2の他の構成3)
201d ;緩止機能付きナット(実施例2の他の構成4)
202d ;施加工六角(変形七角)ナット(202の他の構成4)
203d ;緩止具(実施例2の他の構成4)
210 ;締付自動調整部
211 ;締付自動調整部(基本部)
212 ;屈曲機能部
213 ;側面機能部
301 :緩止機能付きナット(実施例3)
302 :施加工六角(変形七角)ナット(202aに同じ)
303 ;緩止具(実施例3)
301a :緩止機能付きナット(実施例3)
302a :施加工六角(変形七角)ナット(202の他の構成5)
303a ;緩止具(実施例3の他の構成1)
301b :緩止機能付きナット(実施例3)
302b :施加工六角(変形七角)ナット(202の他の構成6)
303b ;緩止具(実施例3の他の構成2)
310 ;締付自動調整部
311 ;締付自動調整部(基本部)
312 ;屈曲機能部
313 ;側面機能部
390 ;ボックスレンチ
401 :緩止機能付きナット(実施例4)
402 :施加工六角(変形七角)ナット(202aに同じ)
403 ;緩止具(実施例4)
410 ;締付自動調整部
411 ;締付自動調整部(基本部)
413 ;側面機能部
490 ;きく
Claims (24)
- スパナ、ボックスレンチ、きく、のようなナットの緩み締め操作を行う緩締工具を用いて、ボルトに容易に螺合・螺脱し得る緩み止め機能付きナットであって、
弾性のある金属線材によって構成された緩止具が、
前記ボルトと螺合した前記ナットから突き出した該ボルトの突出部分の螺条に嵌合可能であり、前記金属線を螺巻した緩止コイル部と、
前記緩止コイル部の上端から下方に屈曲し、前記ナットと係合可能なナット係合部と、
前記緩止コイル部の下端から接線方向に外方に向かって、前記ナットの外縁を越えて延伸した金属線によって構成された締付自動調整部を具備し、
前記緩締工具を装着することによって、前記締付自動調整部が押圧されて前記緩止コイル部が拡径するように、前記ナット側面に形成された緩止具係合部と、前記ナット係合部を介して、前記緩止具を前記ナットに係合させたことを特徴とする、緩み止め機能付きナット。 - 緩止具係合部は、ナット係合部と嵌合可能であって、緩止具を構成する金属線と略同じか若干細い縦溝をナット側面に刻んだものであることを特徴とする、請求項1に記載の緩み止め機能付きナット。
- ナット係合部は、その断面が略楕円、あるいは、その一部を切り落した形状の細長形状であり、その最短径部分は緩止具係合部と略同じか若干太く緩止具係合部と嵌合可能であり、その最長径部分は該ナット係合部が該緩止具係合部と嵌合した状態で回転することを防ぐために緩止係合部の細溝の幅より長くしたことを特徴とする、請求項2に記載の緩み止め機能付きナット。
- ナット係合部はナットと係合する際に該ナットと接触する接合部を有し、前記接合部は緩止具を構成する金属線の側面をプレスして形成されたものであることを特徴とする請求項3に記載の緩み止め機能付きナット。
- ナット係合部はナットと係合する際に該ナットと接触する接合部を有し、前記接合部は緩止具を構成する金属線の側面をプレスして形成されたものであることを特徴とする請求項3または4に記載の緩み止め機能付きナット。
- 緩止具係合部が、ナットの角部に該角部を削ることによって形成されたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットは、締付自動調整部を動きやすくなるために、前記ナットの一部を削ることにより形成した締付自動調整部軌道面を有し、ナットの緩み締め操作に適合した緩締工具を装着した場合に、該締付自動調整部が該ナットに引っ掛からずに緩止コイル部を押圧・拡径し得ることを特徴とする、請求項6に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部軌道面は、六角ナットの一角を該六角ナットの中心軸に平行な平面に沿って切断したものであることを特徴とする、請求項7に記載された緩み止め機能付きナット。
- 緩止具係合部が形成された六角ナットの角部(の正六角形の頂点)と、締付自動調整部軌道面が形成された角部(の正六角形の頂点)とが、ナットの中心から180°の角度をなすことを特徴とする請求項7または8に記載された緩み止め機能付きナット。
- 緩止具係合部が形成された六角ナットの角部(の正六角形の頂点)と、締付自動調整部軌道面が形成された角部(の正六角形の頂点)とが、後者を基準に前者をナットの中心から反時計回りに120°の位置に設けたことを特徴とする請求項7または8に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットは、六角ナットの角部を削り落した締付自動調整部軌道面を有し、緩止具係合部がナットの角部以外の側面部に形成され、前者を基準に後者をナットの中心から反時計回りに120°から180°の範囲に設けたことを特徴とする請求項2に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部は、ナット外縁近傍からナット側面に沿って下方向に延伸した側面機能部を有することを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部は、ナット外縁近傍に屈曲機能部を有することを特徴とする、請求項1〜12の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍までナット上面と平行に延伸したものであることを特徴とする、請求項13に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部の屈曲機能部は、金属線を一旦上方向に屈曲させ、直ちに下方向に屈曲させた、突起形状であることを特徴とする、請求項14に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸したものであることを特徴とする、請求項13に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部の側面機能部は、緩締コイル下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸した金属線の端部から金属線を略垂直かつ若干外向きに下方向に延伸したものであり、緩締工具は装着によって前記機能部と当接し、前記側面機能部が弾性変形して、前記工具に装着可能であることを特徴とする、請求項16に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットと係合している緩止具の最大外径が、締付自動調整部を弾性変形させることにより、前記ナットを使用し得る緩締工具の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とする、請求項1〜17の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットと係合している緩止具の最大外径が、前記ナットと適合する「スパナ」の装着前は該「スパナ」の内寸法よりも大きく、該「スパナ」を装着することにより「スパナ」の内壁に締付自動調整部が当接し、押圧されることで、締付自動調整部が弾性変形して、前記の緩止具の最大外径が該「スパナ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とすることで、該「スパナ」が装着可能であり、かつ同工具の装着によって自動的にボルトの締め付けを解除する、請求項18に記載の緩み止め機能付きナット。
- ナットと係合している緩止具の最大外径が、前記ナットと適合する「きく」の装着前は該「きく」の内寸法よりも大きく、該「きく」を装着することにより「きく」の内壁に締付自動調整部が当接し、押圧されることで、締付自動調整部が弾性変形して、前記の緩止具の最大外径が該「きく」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とすることで、該「きく」が装着可能であり、かつ同工具の装着によって自動的にボルトの締め付けを解除する、請求項18に記載の緩み止め機能付きナット。
- ナットと係合している緩止具の最大外径が、前記ナットと適合する「ボックスレンチ」の装着前は該「ボックスレンチ」の内寸法よりも大きく、該「ボックスレンチ」を装着することにより「ボックスレンチ」の内壁に締付自動調整部が当接し、押圧されることで、締付自動調整部が弾性変形して、前記の緩止具の最大外径が該「ボックスレンチ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とすることで、該「ボックスレンチ」が装着可能であり、かつ同工具の装着によって自動的にボルトの締め付けを解除する、請求項18に記載の緩み止め機能付きナット。
- ナット係合部と緩止具係合部の係合が、溶接により接合されたことを特徴とする、請求項1〜21の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナット係合部と緩止具係合部の係合が、「かしめ」により接合されていることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- 角部を削ることによって形成された緩止具係合部の先端部分を「かしめ」ることによってナット係合部と緩止具係合部の係合されていることを特徴とする、請求項6〜10の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
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